• 検索結果がありません。

柏崎刈羽原子力発電所における 放射性物質の拡散影響評価結果

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "柏崎刈羽原子力発電所における 放射性物質の拡散影響評価結果"

Copied!
37
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)資料No.1-3. 柏崎刈羽原子力発電所における 放射性物質の拡散影響評価結果. 平成27年12月16日.

(2) 当社による放射性物質の拡散影響評価の実施について 当社では、福島第一原子力発電所事故の当事者としての反省を踏まえ、柏崎刈羽 原子力発電所の安全性を向上するため、継続的に改善を進めております 格納容器ベント関連では、運用面の改善等に基づくベント時間の延伸、よう素 フィルタ設置、代替循環冷却設備設置による格納容器ベントの回避等の改善を進 めてまいりました 今後も安全性向上のため、たゆまぬ努力を続けるとともに、万一の事故時に住民 の皆さまの安全を確保するため、避難について最大限の支援を行ってまいります この一環として、当社は、下記の目的で放射性物質の拡散影響評価を実施するこ とといたしました 柏崎刈羽原子力発電所の安全対策の有効性確認 当社による住民避難の支援方策の検討 (ここまで2015年9月10日公表済み). 評価の流れ 事故想定 ケース. 放射性物質 放出量評価. 拡散影響評価. 評価結果の フィードバック 安全対策の有効性確認 住民避難 の支援方策検討. 本日は,避難等の効果は見込まない拡散影響評価(屋外の同じ場所に居続 けた状態での評価)の結果についてご説明いたします 避難等の効果を含めた評価,支援方策の検討を引き続き進めてまいります 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 1.

(3) 1.事故想定ケース 現在、原子力規制委員会で適合性審査を受けている38時間後ベントケースを 基本ケースとして選定 比較のための参考として、新潟県評価の4ケースについても選定 安全機能 評価ケース. 設計基準 対応設備. 【基本ケース】 38時間後ベントケース. FV. 圧力 容器 破損. 格納 容器 破損. 放出 開始 時間. 適合性 審査. ○. 無. 無. 38 時間. ◯. ○. 無. 無. 25 時間. - ※2. ○. ○. ○. 有. 無. 18 時間. -. ○. ○. 注水. ×. (適合性審査シナリオ:①評価条件見直し). 過酷事故 対応設備. ○ 恒設. 新潟県 評価. - ※3. 当社 評価. ○. <比較対象>新潟県選定のケース ①25時間後ベントケース (大LOCA※1+全非常用冷却系機能喪失 +全交流電源喪失). ②18時間後ベントケース (高圧・低圧機能喪失+全交流電源喪失 +消防車による原子炉注水不能). ③6時間後ベントケース (シナリオ無し) ④【参考ケース】(注水機能等を考慮しない 状態で格納容器が破損し、フィルタベントを通さず に放射性物質が放出するとしたケース). × ×. ○ 恒設. ○ 消防車. ×. ×. ○. 有. 無. 6 時間. -. ○. ○. ×. ×. ×. 有. 有. 8 時間. -. ○. ○. ※1 LOCA:冷却材喪失事故 ※2 設置許可申請時の旧シナリオ ※3 平成26年度第4回(2015年3月24日)技術委員会においてご説明済 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 2.

(4) 2.事故想定ケース毎の放射性物質の大気中への放出量評価結果 放出量(Bq)※1 【基本ケース】 38時間後 ベントケース. 38時間後. よう素 (よう素131等価量)※2. セシウム 134. セシウム 136. セシウム 137※4. 4.47×109 2.17×108 1.34×1010 1.81×1010 1.38×109. 3.44×108. 1.13×109. 7.00×108. 2.19×109. 希ガス (0.5MeV換算). 1.01×1018. 粒子. 無機. 有機. 合計※3. <比較対象>新潟県選定のケース ①25時間後 ベントケース. 25時間後. 1.63×1018. 2.49×1010 1.21×109 1.49×1011 1.76×1011 2.69×109. ②18時間後 ベントケース. 18時間後. 2.03×1018. 1.03×1012 5.02×1010 3.10×1010 1.12×1012 5.77×1010 1.53×1010 4.69×1010. ③6時間後 ベントケース (シナリオ無し). 6時間後. 4.50×1018. 1.21×1012 5.87×1010 3.63×1010 1.31×1012 5.77×1010 1.57×1010 4.69×1010. ④【参考ケース】 格納容器過温破損. 8時間後. 3.66×1018. 2.87×1016 5.23×1017 2.30×1016 5.75×1017 8.89×1015 1.92×1015 7.07×1015. ※1 ※2 ※3 ※4. 放出量は有効数字4桁目を四捨五入した値を記載(ベント実施後、72時間の総和) よう素131、132、133、134、135についてそれぞれよう素131換算した後、合計した値 粒子状よう素、無機よう素、有機よう素の総和 セシウム137の放出量は,参考ケース以外,実用発電用原子炉に係る炉心損傷防止対策及び格 納容器破損防止対策の有効性評価に関する審査ガイド記載の1×1014(100テラ)Bqを下回る ことを確認 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 3.

(5) 3-1.DIANAによる拡散影響評価の概要 DIANA(ダイアナ)により放射性物質の拡散影響評価を実施 DIANAとは DIANAは与えられた入力情報を基に、放射性物質の拡散計算を行うシステム その計算により各種演算を行い、時系列的な地点毎の線量(率)等を出力. DIANA 気象データ. 風場作成 モデル地形. 12パターン抽出 風向3パターン. 拡散計算. 放出条件 放出量 放出箇所 放出時間 等. 拡散影響評価. ・北西(降雨あり/なし) ・南西 ・北東. (希ガス、よう素、セシウム). 風速3パターン. ①外部被ばく(実効線量) ②よう素による甲状腺等価線量 ③空間線量率. ・強風(10m/s以上) ・中風(3~10m/s) ・弱風(3m/s未満). DIANA(Dose Information Analysis at Nuclear Accident):原子力発電所周辺線量予測評価システム. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 4.

(6) (参考)拡散影響評価で算出するデータについて 拡散影響評価では、入力した放出条件及び気象条件に基づき、事故時に放出 された放射性物質に由来する実効線量、甲状腺等価線量、直接線及び地表か らの放射線による空間線量率を算出. 降雨 (湿性沈着) 地表面との 相互作用 (乾性沈着). ①外部被ばく (実効線量) [mSv]. 直接線. 直接線 ②よう素による 甲状腺等価線量 [mSv]. ③空間線量率 [μGy/h] 吸入 地表からの 放射線. 地表からの 放射線. 地表蓄積量. 原子力発電所 ①外部被ばく(実効線量)[mSv] ②よう素による甲状腺等価線量[mSv] ③空間線量率[μGy/h]. :直接線、地表からの放射線による外部被ばく :吸入による内部被ばく :単位時間あたりの直接線、地表からの放射線量 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 5.

(7) 【基本ケース】FVあり 38時間後ベントケース. 3-2.空間線量率評価結果の例. 評価例(北西、中風、降雨あり) 500~ μGy/h 20~500μGy/h 0.5~20 μGy/h. ケース. 38時間後ベント(FVあり). 核種. 希ガス、よう素、セシウム. 放出1時間後. 放出2時間後. 放出4時間後. 放出6時間後. 放出12時間後. 放出24時間後. 放出48時間後. 放出72時間後. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 6.

(8) <比較対象>FVあり ①25時間後ベントケース. 3-2.空間線量率評価結果の例. 評価例(北西、中風、降雨あり) 500~ μGy/h 20~500μGy/h 0.5~20 μGy/h. ケース. 25時間後ベント(FVあり). 核種. 希ガス、よう素、セシウム. 放出1時間後. 放出2時間後. 放出4時間後. 放出6時間後. 放出12時間後. 放出24時間後. 放出48時間後. 放出72時間後. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 7.

(9) <比較対象>FVあり ②18時間後ベントケース. 3-2.空間線量率評価結果の例. 評価例(北西、中風、降雨あり) 500~ μGy/h 20~500μGy/h 0.5~20 μGy/h. ケース. 18時間後ベント(FVあり). 核種. 希ガス、よう素、セシウム. 放出1時間後. 放出2時間後. 放出4時間後. 放出12時間後. 放出24時間後. 放出48時間後. 放出6時間後. 放出72時間後. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 8.

(10) <比較対象>FVあり ③6時間後ベントケース. 3-2.空間線量率評価結果の例. 評価例(北西、中風、降雨あり) 500~ μGy/h 20~500μGy/h 0.5~20 μGy/h. ケース. 6時間後ベント(FVあり). 核種. 希ガス、よう素、セシウム. 放出1時間後. 放出2時間後. 放出4時間後. 放出12時間後. 放出24時間後. 放出48時間後. 放出6時間後. 放出72時間後. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 9.

(11) <比較対象>FVなし ④参考ケース. 3-2.空間線量率評価結果の例. 評価例(北西、中風、降雨あり) 500~ μGy/h 20~500μGy/h 0.5~20 μGy/h. ケース. 参考ケース(8時間で格納容 器が破損、FVなし). 核種. 希ガス、よう素、セシウム. 放出1時間後. 放出2時間後. 放出4時間後. 放出6時間後. 放出12時間後. 放出24時間後. 放出48時間後. 放出72時間後. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 10.

(12) 3-3.空間線量率評価結果(PAZ圏内の最大値のばらつき) 核種. 希ガス、よう素、セシウム. 対象. 放出72時間後. 空間線量率 (μGy/h). 500000 10000. ●. ●中央値. 100 ●. ●. ●. ●. 1 0.01. FVなし. FVあり. 0.0001 0.000001 38時間後. 25時間後. 18時間後. 6時間後. ベントケース. ベントケース. ベントケース. ベントケース. 参考ケース. ※各事故ケースについて,気象12パターン(P.4参照)における最大値を抽出し,グラフ化しています 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 11.

(13) 3-3.地表からの放射線による空間線量率評価結果(PAZ圏内の最大値のばらつき). 空間線量率. 核種. よう素、セシウム (地表蓄積). 対象. 放出72時間後. (μGy/h). 500000 10000. ●. 100. FVあり. ●中央値. FVなし. 1 0.01 0.0001 0.000001. ●. ●. 38時間後 ベントケース. ●. ●. 25時間後 ベントケース. 18時間後. 6時間後. ベントケース. ベントケース. 参考ケース. ※各事故ケースについて,気象12パターン(P.4参照)における最大値を抽出し,グラフ化しています 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 12.

(14) 3-3.空間線量率評価結果(PAZ圏内の最大値のばらつき). 空間線量率. 核種. 希ガス. 対象. 放出72時間後. (μGy/h). 300 FVあり 250 200. ●中央値. 150 100 50 0. ●. ●. ●. ●. 38時間後. 25時間後. 18時間後. 6時間後. ベントケース. ベントケース. ベントケース. ベントケース. ※各事故ケースについて,気象12パターン(P.4参照)における最大値を抽出し,グラフ化しています 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 13.

(15) 3-4.外部被ばく(実効線量)評価結果の例. 【基本ケース】FVあり 38時間後ベントケース. 評価例(北西、中風、降雨あり) ケース. 38時間後ベント (FVあり). 核種. 希ガス、よう素、 セシウム. 避難. なし. 100~ mSv 50~100 mSv 20~50 mSv 5~20 mSv mSv 1~5. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 14.

(16) 3-4.外部被ばく(実効線量)評価結果の例 評価例(北西、中風、降雨あり). <比較対象>FVあり ①25時間後ベントケース ケース. 25時間後ベント (FVあり). 核種. 希ガス、よう素、 セシウム. 避難. なし. 100~ mSv 50~100 mSv 20~50 mSv 5~20 mSv mSv 1~5. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 15.

(17) 3-4.外部被ばく(実効線量)評価結果の例 評価例(北西、中風、降雨あり). <比較対象>FVあり ②18時間後ベントケース ケース. 18時間後ベント (FVあり). 核種. 希ガス、よう素、 セシウム. 避難. なし. 100~ mSv 50~100 mSv 20~50 mSv 5~20 mSv mSv 1~5. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 16.

(18) 3-4.外部被ばく(実効線量)評価結果の例 評価例(北西、中風、降雨あり). <比較対象>FVあり ③6時間後ベントケース ケース. 6時間後ベント (FVあり). 核種. 希ガス、よう素、 セシウム. 避難. なし. 100~ mSv 50~100 mSv 20~50 mSv 5~20 mSv mSv 1~5. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 17.

(19) 3-4.外部被ばく(実効線量)評価結果の例 評価例(北西、中風、降雨あり). <比較対象>FVなし ④参考ケース 参考ケース ケース (8時間で格納容器 破損、FVなし) 核種. 希ガス、よう素、 セシウム. 避難. なし. 100~ mSv 50~100 mSv 20~50 mSv 5~20 mSv mSv 1~5. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 18.

(20) 3-5.外部被ばく(実効線量)評価結果(PAZ圏内の最大値のばらつき). 外部被ばく(実効線量) (mSv). 3000 2800 2600 2400 2200 2000 1800 1600 1400 1200 1000 800 600 400 200 0. 核種. 希ガス、よう素、セシウム. 対象. 放出後の72時間積算値. 避難. なし FVなし. FVあり. ●中央値. ●. ●. 38時間後 ベントケース. ●. 25時間後 ベントケース. ●. ●. 18時間後. 6時間後. ベントケース. ベントケース. 参考ケース. ※各事故ケースについて,気象12パターン(P.4参照)における最大値を抽出し,グラフ化しています 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 19.

(21) 3-6.よう素による甲状腺等価線量評価結果の例 評価例(北西、中風、降雨あり). 【基本ケース】FVあり 38時間後ベントケース ケース. 38時間後ベント (FVあり). 核種. よう素. 避難. なし. mSv 500~ 100~500 mSv. 50~100 20~50. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. mSv mSv. 20.

(22) 3-6.よう素による甲状腺等価線量評価結果の例 評価例(北西、中風、降雨あり). <比較対象>FVあり ①25時間後ベントケース ケース. 25時間後ベント (FVあり). 核種. よう素. 避難. なし. mSv 500~ 100~500 mSv. 50~100 20~50. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. mSv mSv. 21.

(23) 3-6.よう素による甲状腺等価線量評価結果の例 評価例(北西、中風、降雨あり). <比較対象>FVあり ②18時間後ベントケース ケース. 18時間後ベント (FVあり). 核種. よう素. 避難. なし. mSv 500~ 100~500 mSv. 50~100 20~50. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. mSv mSv. 22.

(24) 3-6.よう素による甲状腺等価線量評価結果の例. <比較対象>FVあり ③6時間後ベントケース. 評価例(北西、中風、降雨あり) ケース. 6時間後ベント (FVあり). 核種. よう素. 避難. なし. mSv 500~ 100~500 mSv. 50~100 20~50. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. mSv mSv. 23.

(25) 3-6.よう素による甲状腺等価線量評価結果の例 評価例(北西、中風、降雨あり). <比較対象>FVなし ④参考ケース 参考ケース ケース (8時間で格納容器 破損、FVなし) 核種. よう素. 避難. なし. mSv 500~ 100~500 mSv. 50~100 20~50. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. mSv mSv. 24.

(26) 3-7.よう素による甲状腺等価線量評価結果(PAZ圏内の最大値のばらつき). 甲状腺等価線量 (mSv). 核種. よう素. 対象. 放出後の72時間積算値. 避難. なし. 1000000 ●. ●中央値. 10000 FVあり. FVなし. 100 1. ●. ●. ●. 0.01. ●. 0.0001 38時間後. 25時間後. 18時間後. 6時間後. ベントケース. ベントケース. ベントケース. ベントケース. 参考ケース. ※各事故ケースについて,気象12パターン(P.4参照)における最大値を抽出し,グラフ化しています 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 25.

(27) 参考. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 26.

(28) 【基本ケース】38時間後、①25時間後ベントケース 非常用ディーゼル 発電機. 3台. 外部電源. 3ルート5回線. 原子炉格納容器 D/Wスプレイノズル 主蒸気逃がし安全弁. 空冷式ガスタービン発電機車. 3台中1台 使用. ※2 ※3 ※1. ※4. 破断. 復水貯蔵槽. 原子炉 圧力容器. 復水移送ポンプ フィルタベント. ※1. ※2 ※3. 残留熱除去系ポンプ. ※4. 高圧炉心 注水系ポンプ. ※2. 原子炉隔離時 冷却系ポンプ. 残留熱除去系ポンプ. 【基本ケース、①ケースの前提条件:無条件に下記の状態継続を仮定】 原子炉内の水が大量に喪失する事象が発生 事故時に原子炉へ水を注水する設備が全て使用不可 (ただし、建屋内の原子炉へ注水する設備が一部使用可) 訓練による力量向上や運用面の改善 ガスタービン発電機からの受電開始を120分後 ⇒ 70分後 貯水池から復水貯蔵槽への補給水量を90m3/h ⇒ 130m3/h など. ①25時間後 ベント (設置許可申請時の旧シナリオ). 基本ケース 38時間後 ベント (適合性審査シナリオ). 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 27.

(29) ②18時間後ベントケース 非常用ディーゼル 発電機 電源車. 23台. 原子炉格納容器. 3台. 外部電源. 3ルート5回線. D/Wスプレイ ノズル. 主蒸気逃がし安全弁. ※2 ※3 ※4. 空冷式ガスタービン発電機車. 3台 消防車. ※1. 復水貯蔵槽. 原子炉 圧力容器. 復水移送ポンプ. フィルタベント. 42台中2台 使用 無条件に 原子炉への 注水は不可 と仮定. ※2 ※1 ※3. 残留熱除去系ポンプ. 残留熱除去系ポンプ. ※4. 高圧炉心 注水系ポンプ. ※2. 原子炉隔離時 冷却系ポンプ. 【②ケースの前提条件:無条件に下記の状態継続を仮定】 建屋内の原子炉へ注水する設備が全て使用不可 消防車による原子炉への注水不可(格納容器内部のみ注水可) 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. ②18時間後 ベント 28.

(30) ③6時間後ベントケース:シナリオ無し 非常用ディーゼル 発電機 電源車. 23台. 3台. 外部電源. 3ルート5回線. 原子炉格納容器 D/Wスプレイノズル 主蒸気逃がし安全弁. 空冷式ガスタービン発電機車. 3台. ※2 ※3. ※1. ※4. 消防車. 42台 復水貯蔵槽. 原子炉 圧力容器. 復水移送ポンプ フィルタベント ※2 ※1. ※3 残留熱除去系ポンプ. 残留熱除去系ポンプ ※4 ※2. 高圧炉心 注水系ポンプ 原子炉隔離時 冷却系ポンプ. 【③ケースの前提条件:無条件に下記の状態継続を仮定】 原子炉格納容器の健全性が強制的に維持 FVのみ使用可能. ③6時間後 ベント 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 29.

(31) ④参考ケース 非常用ディーゼル 発電機 電源車. 23台 原子炉格納容器 D/Wスプレイノズル. 3ルート5回線. 空冷式ガスタービン発電機車. 3台. 主蒸気逃がし安全弁. ※2 ※3 ※4. 3台. 外部電源. 消防車. ※1. 42台 復水貯蔵槽. 破 断 原子炉 圧力容器. 復水移送ポンプ. フィルタベント ※2 ※1. ※3. 残留熱除去系ポンプ. 残留熱除去系ポンプ ※4 ※2. 高圧炉心 注水系ポンプ 原子炉隔離時 冷却系ポンプ. 【④ケースの前提条件:無条件に下記の状態継続を仮定】 発電所内の設備がすべて使用不可. ④8時間後 格納容器破損. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 30.

(32) 事故想定ケース毎の放射性物質放出量評価方法 事故想定5ケースについて、事故解析コード(MAAP※1)等を用いて放射性物質 の放出量を算出 ※1:Modular Accident Analysis Program 評価ケース. 希ガス. セシウム. よう素. ベントケース. ほぼ全量※2. <比較対象>新潟 県選定のケース. (MAAPに基 づき算出). 格納容器内、フィ ルタ装置での除去 を考慮した量 (MAAPに基づき 算出). フィルタ装置、格納 容器内pH制御、よ う素フィルタでの除 去を考慮した量 (MAAP及び文献値 を組み合わせ算出). 【基本ケース】 38時間後. ①25時間後 ベントケース. ②18時間後 ベントケース. ③6時間後 ベントケース. ④参考ケース. 放出高さ※3. フィルタベン ト排気口高さ. 全量(MAAP に基づき算出). (地上40.4m). 格納容器内pH制御、 フィルタ装置、よう 素フィルタでの除去 を考慮した量 (18時間後ベントに おける放出量を基に 時間差補正して算出). 全量. 格納容器内、フィ ルタ装置での除去 を考慮した量 (18時間後ベント における放出量を 基に時間差補正し て算出). 全量. 格納容器破損のためフィルタ装置、格納容器 内pH制御、よう素フィルタでの除去は考慮 せず (福島第一2号機事故における放出量を基に 出力比補正及び時間差補正して算出) ※2:希ガスの一部は炉心にとどまるため、ほぼ全量とした. 原子炉建屋 ブローアウト パネル高さ (地上31.8m) (開する想定). 放出継続時間. 格納容器内に 蓄積されていた ものについては、 MAAPに基づき ベント後ほぼ1 時間で全量放出 を仮定。その後 生成されるもの については、 1時間ごとに72 時間放出を仮定. 放出後1時間で 全量放出を仮定. ※3:大湊側敷地高さ12mを考慮して評価. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 31.

(33) 重大事故への備え(1/2) 様々な手段により、原子炉の冷却機能を強化しています 代替の高圧注水手段. 高圧代替注水系の設置. 減圧の信頼性向上. 代替の低圧注水手段. 予備ボンベの配備. 消防車配備 (通常時高台待機). 様々な電源供給手段の強化. ガスタービン発電機車 (高台配備). 蓄電池増強 充電 (建屋高所設置). 電源車配備 (通常時高台待機). 除熱手段の確保 重要機器室. 代替熱交換器車配備 (通常時高台待機). 緊急用 電源盤. 予備水源の増強. 非常用 電源盤 淡水貯水池設置. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 32.

(34) 重大事故への備え(2/2) 炉心が損傷した場合に備え、影響緩和の手段を強化しています フィルタベント設備はその中のひとつとして設置しており、粒子状放射性物質 (福島での土壌汚染の主原因はセシウム-137)を99.9%以上除去します 水素の処理 原子炉格納容器からの 漏えい防止. 放射性物質の放出抑制・ 水素の排出. 静的触媒式水素再結合装置. トップヘッドフランジ 冷却ライン. 地上式フィルタベント設備. 格納容器への 代替スプレイ. ベントガス 出口 金属フィルタ. 取水路. 防火水槽. 地下式 フィルタベント設備. 原子炉下部への注水. ベントガス入口 水スクラバ 水 気泡細分化装置 スクラバノズル. フィルタ装置 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 33.

(35) 格納容器ベント実施時期の延伸による希ガス放出低減 訓練による力量向上や運用面の改善で、格納容器ベントに至る時間を伸ばしました. ガスタービン発電機をより速やかに使える ようにして、原子炉へ早期に注水 貯水池からの水補給を強化し、格納容器を 冷やす水の枯渇を防止. ガスタービン発電機起動訓練の様子. 格納容器ベント実施時期の延伸:約25時間. →. (①ケース). 約38時間 (基本ケース). ⇒これによって希ガスの減衰がさらに進み、放出量が低減される. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 34.

(36) 格納容器ベント実施時の影響軽減対策 アルカリ制御及びよう素フィルタの設置により、格納容器ベント実施時の よう素を低減します 格納容器内のpH制御. よう素フィルタ フィルタ装置通過後の気体状よう素(有機よ う素)を98%以上除去. ガスの流れ. 格納容器内の水をアルカリ性にすることで、 気体状よう素の生成量を抑え、よう素の放出 量を低減. 約3m 原子炉格納容器. 放出口へ よう素フィルタ. 約3m. 格納容器 より. 薬液タンク 復水 貯蔵槽. 薬液. 復水移送ポンプ. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 35.

(37) 格納容器ベント回避による放射性物質の放出量低減(代替循環冷却) サプレッションプール水を循環させ除熱をできるライン(代替循環冷却系)を 設置し,格納容器圧力の上昇を抑制することで,格納容器ベントを回避できる ようにします. (略語) RHR :残留熱除去系 HPCF:高圧炉心注水系 SPCU:サプレッションプール水浄化系 S/C :サプレッション・チェンバ SPH :サプレッションプール水排水系 MO :電動弁 Hx :熱交換器. 原子炉格納容器 MO. RHR. MO MO. MO. RHR 洗浄水 ライン. 炉注水. 圧力容器. ①へ. 代替Hx. 格納容器圧力で S/P水を送水. S/P. MO. 外部 接続口. MO. Hx. RHR (B). MO. ①へ. (B) MO. S/C,SPHへ. MO. SPCU MO. 廃棄物処理建屋 復水貯蔵槽. MO. 代替循環冷却系(新規設置部). MO. 復水移送ポンプ. MO. HPCF (B). MO. 原子炉へ. 空冷式 ガスタービン 発電機車. 無断複製・転載禁止 東京電力株式会社. 36.

(38)

参照

関連したドキュメント

関西電力 大飯発電所 3,4号炉 柏崎刈羽原子力発電所 7号炉 対応方針 ディーゼル発電機の吸気ラインに改良.

原子炉本体 原子炉圧力容器周囲のコンクリート壁, 原子炉格納容器外周の壁 放射線遮蔽機能 放射線障害の防止に影響する有意な損

日本海東縁部(1領域モデル:土木学会手法水位上昇側最大ケース)..

2020 年度柏崎刈羽原子力発電所及び 2021

柏崎刈羽原子力発電所6号炉及び7号炉

柏崎刈羽原子力発電所6号炉及び7号炉

GM 確認する 承認する オ.成立性の確認訓練の結果を記録し,所長及び原子炉主任技術者に報告すること

3.3 敷地周辺海域の活断層による津波 3.4 日本海東縁部の地震による津波 3.5