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宮 崎 里 司

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Academic year: 2022

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(1)「イ ン タ ー ア ク シ ョ ン能 力 の 習 得 を 目 指 し た イ マ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム:98年. 度. 早 稲 田 ・オ レ ゴ ン プ ロ グ ラ ム で の 試 み 」. 宮 1.は. じ め. 1992年. 崎. 里. 司. に. 度 か ら 始 ま っ た 早 稲 田 ・ オ レ ゴ ン サ マ ー プ ロ グ ラ ム(以. 田 プ ・ グ ラ ム)は,早. 下. 早 稲. 稲 田 大 学 と米 国 オ レ ゴ ン 州 諸 大 学(Lewis&Clark. Co11ege,PortlandStateUn主versity,OregonStateUnまversity, Pac迅cUniversity,UniversityofOregon)の. 教 員 が,3分. nomics,Cult皿e&Society,Humanities)で. 野(Eco‑. チ ー ム を 組 み な が ら,現. 代 の グ ・ 一 バ ル 社 会 に お け る 大 き な テ ー マL歴. つ い て,そ. れ を解 決 す る能. 力 を 養 成 す る 異 文 化 問 交 流 プ ロ グ ラ ム と し て 位 置 づ け ら れ て い る ・96年 度 ま で は オ レ ゴ ン ポ ー シ ョ ン だ け で あ っ た が,97年. 度 か ら は,ア. 側 の 学 生 の た め に イ ン デ ペ ン デ ン ト ・ス タ デ ィ ー2)を. 1)メ. メ リ カ の 社 会 を 考 え る 〉 で,毎. ロ ー パ ル 化. 設 定 し,フ. 週 間 の 日本. イ ン テ ー マ は,CoUQquimonJap&neseandAmericanSocietie駅. ditionandInnovation(伝. 2)イ. 含 む,ヰ. メ リカ. 年 サ プ テ ー マ が 決 め ら れ て い る ・1997年. 統 と 革 新),1998年. と 自 我)と. と ア. 度 は,Tra‑. 度 はGlobalizationandIdent呈ty(グ. な っ て い る 。. ン デ ペ ン デ ン ト ・ ス タ デ ィ ー は,日 ィ ー ル. 日 本. ド ト リ ッ プ を 含 め た10時. 本 研 究 の た め の い 間 の 授 業. を 行. くつ か の. う 。98年. ト ピ ッ ク を. 度 は 以 下 の7科. 目 で あ っ た 。 1ArtandCulturalIdenτ. 三tyi巨ContemporaryJapan,21klgaiinorMeaning. of,Later【ifeinJapan;TheIndiv呈dual呈zedS可1eofLifeandHappinessof ElderlyPeopleinModemSociety,3WestemIn伽. 已nc已onJapanes已Society 一. 9 7 1 一.

(2) 語 教 育 プ ・グ ラム を 中心 と した 東 京 ポ ー シ ョ ンが新 た に加 え られ た 。本 稿 で は ・98年. 度 筆 者 が 担 当 し た 東 京 及 び オ レ ゴ ン ポ ー シ ョ ン の 中 ・上 級 レ. ベ ル で導 入 したイ マ ー シ ョン プ ロ グ ラム に つ い て報 告 す る。. 2,パ. ィ リン ガル 教 育 とイ マ ー シ ョンプ ログ ラム. 本 稿 で 紹 介 す る イ マ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム は,目 とい う点 で は,カ が,以. 本 語 に 浸 す(immerse). ナ ダ な ど で 行 わ れ て い る バ イ リ ン ガ ル 教 育 と似 て い る. 下 の点 で大 きな違 い が あ る 。. 1,成. 人 学 習 者 を対 象 と し た 短 期 集 中 プ ・ グ ラ ム で あ る 。. 2.イ. ン タ ー ア ク シ ョ ン能 力 の 習 得 と合 せ て,自. 律学 習 の た め の学 習 ス. トラ テ ジ ー の 習 得 も 目指 し て い る 。 3.接. 触 場 面 で 不 可 欠 と な る 社 会 文 化 情 報 の 処 理 の た め に,ネ. ーテ ィブ. ス ピ ー カ ー とイ ン タ ー ア ク シ ョ ン で き る ア ク テ ィ ビ テ ィ ー を導 入 し てい る。 3・ に っ い て は,社. 会 文 化 情 報 の 処 理 の た め に は,日. ク シ ョ ン が 不 可 欠 で あ る トヒ。ッ ク を 扱 い,そ な い と,接. 本 人 との イ ン タ ー ア. う し た 情 報 を持 ち合 わ せ て い. 触 場 面 で 問 題 が 起 き る 可 能 性 が あ る も の を選 ん で い る 。 こ う し. た 点 は ・ ネ ー テ ィ ブ ス ピ ー カ ー と の イ ン タ ー ア ク シ ョ ン を必 ず し も要 求 し て い な い,プ. ロ ジ ェ ク ト ワ ー ク と大 き く 異 な る と こ ろ で あ る 。2,の. ス トラ テ ジ ー に?い トプ ニ ー1995)と. て は,学. 習 者 の 習 得 過 程 を誰 が 監 督 す る の か(ネ. 学習 ウス. い う問 題 と深 く関 わ っ て い る3)。Ox£ord(1990)は,学. 習 者 が 自 ら の 言 語 習 得 を 監 督 す る ス ト ラ テ ジ ー と し て,直 か け る 直 接 ス ト ラ テ ジ ー(例. 接 こ とば に 働 き. 認 知 ス トラ テ ジ ー や 記 憶 ス ト ラ テ ジ ー)と,. andBusiness,4ReモnvisioningWomeninContemporaryJapaneseSociety. ,5. Syncrfet正s・mseen加Jap㎝eseTraditiona1Festiva1,[̀Omatsuri",6Current UsesQftheJapaneseLanguageinJapan7JapaneseLanguageEducation aro㎜dtheGlobe 3)Rubin(1992)も,executivecontro1と. い う 概 念 で,学. に つ い て 説 明 し て い るQ ‑198一. 習 者 の 言 語 習 得 の 監 督.

(3) 習 得 の た め の 条 件 や 環 境 を 整 え る,間. 接 ス ト ラ テ ジ ー(例. メ タ 認 知 ス トラ. テ ジ ー や 社 会 的 ス トラ テ ジ ー 午)1に 分 類 して い る 。 こ の プ ロ グ ラ ム で は,習 得 過 程 で 起 き た 問 題 を,ネ. ー テ ィ ブ ス ピー カ ー や 他 の 学 習 者 との イ ン タ ー. ア ク シ ョ ン に よ り調 整 し,習. 得 に 必 要 な イ ン プ ッ トに 大 き く影 響 す る 社 会. 的 ス トラ テ ジ ー に 注 目 し,そ. の習 得 を 目指 す コ ー ス を デ ザ イ ン し た 。 こ う. し た 特 徴 を持 っ た プ ロ グ ラ ム が,東. 京 ・オ レ ゴ ン両 ポ ー シ ョ ン で ど の よ う. に デ ザ イ ン さ れ た か に つ い て ・ 目本 人 とイ ン タ ー ア ク シ ョ ン す る ア ク テ ィ ビテ ィ を 中 心 に 説 明 す る 。. 3。 東 京 ポrシ 1998年. ョ ンで の イ マ ーシ ョン プ ログ ラ ム. 度 の 東 京 ポ ー シ ョ ン は,6月22日. ア メ リ カ 側 か ら の 参 加 者41名. が,日. 〜7月17目. の 尋週 間 行 わ れ,. 本 語 学 習 と イ ン デ ィ ペ ン デ ン ト ・ス. タ デ ィ ー を行 っ た 。 これ ら の 学 生 は 東 京 ポ ー シ ョ ン終 了 後,英 マ 科 目 を 学 ぶ 早 稲 田 大 学 の 学 生 と共 に,ポ ClarkCo11egeで. さ ら に5週. 語及び テー. ー ト ラ ン ドに あ るLewisand. 聞 の プ ロ.グラ ム が 続 け られ た 。 こ の 東 京 ポ. ー シ ョ ンの 日本 語 プ ロ グ ラ ム で は. ,プ. ログ ラ ム の一 部 をイ マー シ ≡ン タイ. プ の プ ログ ラム に変 え て行 われ た 。. 4)Oxfordが. 分 類 し た 社 会 的 ス ト ラ テ ジ ー は 以 下 の 通. 1質. 問 を す る(Askingque5tions). 1‑1明. 確 イヒあ る レ¥¥. )i‑2. ウ オ. ト. )2. シ. フ. l ニ. )2‑1. w. K. メ. )2‑2. O. 糟 黷 ノ. ッ. ヘ. m. F. ≠ ゚る(Askingforclari5cationorvehficatiQn. 烽 轤、(Askingforco ヲ. ヘ. } ェ ャ. り で あ る 。. u「ection. キる(Cooperatingwithothers ヲ. ヘ. ¥ ネ. キる(Cooper甜ngwithpeers. l ニ. ヲ ヘ. キる(Cooperatingwithpr姐cientusersofth. snowLanguage )3. 獅 フ. )3‑1. カ. サ. )3‑2. シ. フ. l. l. X ヨ. エ 訷 レ. 揄. キ 驛. J. l ヲ. 福 竓 エ. X. フ. キる(Emphasizingw正thothers b ゚る(DeveLopingcultura1㎜derstanding 薰. mる(Becomingawaτoofothers'thought. sandfee里ings )(. ウ. ヒ. ハ. f E. コ. I. q. w セ. 鼕 w ). K 99. X g 宴 e W. [. x. }. l社1994. フ. ノ. 謔.

(4) ま ず ト ピ ッ ク で あ る が,す 小 学 校 教 育 」 と,初. べ て の レ ベ ル の学 生5セ 対 象 に し た,「 日本 の. 級 後 半 か ら 中 級 レベ ル 以 上 の 学 生 を対 象 に したr大. 生 の 就 職 事 情Jの2つ. を 選 ん だ 。 イ マ ー シ ョ ン で は,ト. コ ー ス を デ ザ イ ン す る 揚 合 重 要 な 要 素 に な る(尾 1986)。. こ う し た 点 に お い て,二. ピ ッ ク の 選 定 は,. 崎 ・ネ ウ ス トプ ニ ー. れ ら の ト ピ ッ ク は,接. ィ ブ ス ヒ。一 カ ー と の イ ン タ ー ア ク シ ョ ン の 中 で,い. 学. 触場 面でのネーテ. ず れ も よ く話 題 に な る. も の で あ る と判 断 し たQ 「日本 の 小 学 校 教 育 」 に つ い て は を 送 っ て い る か に っ い て,実 し,小. ,日. 本 の 小 学 生 が ど の よ うな 学 校 生 活. 際 に 小 学 校(新 宿 区 立 早 稲 田 小 学 校)へ 訪 問. 学 生 や 担 任 の 先 生 と イ ン タ ー ア ク シ ョ ン す る とい う ア ク テ ィ ビテ ィ. を導 入 し た 。 訪 問 の 際 に は,学. 校 の 施 設 や 授 業(3学. ラ ス)の 見 学 を し6〕,給 食 を 共 に し な が ら,児. 年 か ら6学. 年 の8ク. 童 と の 交 流 学 習 を体 験 さ せ,. 異 文 化 理 解 を促 進 さ せ た 。 こ う し た ア ク テ ィ ビ テ ィ を 行 う前 の 段 階 と し て,英. 語 に よ る論 文 や 報 告 を 事 前 に 読 ま せ,関. ま か な 情 報 を 把 握 させ た 。 ま た,小 氏 と教 頭 の 酉 村 健 次 氏)に,こ. 学 校 の 関 係 者(と. 度 の 教 員 名 と担 当 ク ラ ス の 名 簿,給. 舎 案 内 図 な ど を参 考 に,学. 見 学 す る ク ラ ス で の 自 己 紹 介,交. 京,オ. vanced)に. 分 け,オ. た た め に,レ 6)各. ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン能 力 の 習 得 と し て,. 流 学 習 や 給食 の 際 の児 童 とのイ ンター ア. レ ゴ ン 両 ポ ー シ ョ ン と も,学. ne蔦,Levd2;Advancedbegi皿. 食 の献 立. 習 者 の レベ ル に合 わせ て準 備 学 習 用 とし. て 使 用 す る こ と が で き た 。 ま た,コ. 51東. く に校 長 の 伊 地 敦 子. うした プ ・グ ラ ム にっ い て ご理 解 い た だ き・. 当 日授 業 で 使 う教 材,98年 表,校. 連 ビ デ オ 等 も 見 せ な が ら大. 生 を4っ. の レ ベ ル(Leve11=Begin・. 旦e器,Leve13=Intermed孟a‑e,Levo14:Ad・ レ ゴ ン で は そ れ ぞ れ 一 つ 上 が っ・ た ク ラ ス で 目本 語 学 習 を 続 け. ベ ル の 名 称 をLeve12卍Level5と. し た・. 学年 で 見学 した内 容 ぱ次 の 通 りであ った. 3年 生(担. 任i組. り算 」,4年. 長 田 道 子 氏,2組. 生(担 任1組. 年 生(担. 任1組. 字J,習. 字,6年. 片 野 昭 秀 氏);図. 佐 藤 仁 氏,2組. 井 上 里 美 氏,2組 生(担 任1組. バ ー ス ・ コ ン チ ニ ル ト,合. 松 田 保 江 氏)=国. 田 口 洋 子 氏,2組 唱,国. 語. 「送 り仮 名 」. 一200一. 工 ・算 数. 星 衛 子 氏):算. 数 語. 「余9の. あ る割. 「折 れ 線 グ ラ フ 」,5. 「麦 畑 」 「同 じ 音 の 漢. 長 沼 昌 子 氏)=音. 楽r合. 奏. ラ.

(5) ク シ ョ ン,お. 礼 の 挨 拶,ま. デ ザ イ ン さ れ,そ. た 学 生 代 表 に よ る挨 拶 な ど の ア ク テ ィ ビ テ ィ も. れ ぞ れ の レベ ル の 担 当 教 師 に よ る 練 習 が 行 わ れ た 。 イ マ. ー シ ョン プ ロ グ ラム で は. ,社. 会 文 化 能 力 だ け で は な く,当. 然 の こ とな が. ら,文. 法 能 力 や コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン能 力 も習 得 の 対 象 に し な け れ ば な ら な. い.こ. う し た ア ク テ ィ ビ テ ィ を導 入 す る に あ た り,準 備 段 階 で,早. 学 生 と のbuddysystemは. 効 果 的 で あ っ た 。 これ は,オ. ン に 参 加 す る 学 生 と ペ ァ に な っ て,勉. し て も ら い,学. ュ ー タ ー,会. 稲 田 の 学 生 に は,日. 本. 話 練 習 の 相 手 と し て積 極 的 に参 加. 習 者 の 日本 人 と の ネ ッ トワ ー ク 作 り を手 伝 っ て も ら っ た 。. こ の シ ス テ ム は,学 稲 田 小 学 校 も,こ. 生 か ら の 評 判 も高 か っ た 。 加 え て,訪. 2回 の打 ち合 わ せ,当 迎 え や 見 送 り,そ. 問 を計 画 し た 早. の プ ロ グ ラ ム の た め に 積 極 的 に 協 力 し て くれ た 。 ア ク テ. ィ ビ テ ィ に 必 要 な 資 料 の 提 供 だ け で は な く,筆. 者 と,校 長 及 び 教 頭 に よ る. 目 の 児 童(早 稲 田 幼 稚 園 の 園 児 も含 ま れ る)に よ る 出. れ に 伴 う飾 り付 け,3年. に よ る交 流 学 習 の 準 備,訪. 生 か ら6年. 生 享 で の ク ラス担 任. 問 した 学 生 全 員 へ の 日本 茶 に よ る接 待,琴. ブ に よ る演 奏 の ア レ ン ジ な ど,予 し か し ・ そ れ に も ま し て,日 は,ア. レ ゴ ン ポ ー シ ョ目. 強 や生 活 な どでイ ン ター ア ク シ ョン. し な が ら・ お 互 い に 助 け 合 う シ ス テ ム で あ る が,早 語 ク ラ ス ヘ の ビ ジ タ ー,チ. 稲 田の. クラ. 想 以 上 の 周 到 な 準 備 に 感 心 さ せ ら れ た.. 本 人 児 童 に よ る積 極 的 な 交 流 学 習 へ の参 加. メ リ カ の 学 生 に と っ て,ま. た と な い イ ン タ ー ア ク シ ョ ン能 力 を習 得. す る機 会 と な っ た 。 効 果 的 な イ ン タ ー ア ク シ ョ ン能 力 の習 得 に は,こ. の よ. う に 多 く の ネ ー テ ィ ブ ス ピー カ ー の 理 解 と協 力 が 必 要 で あ る 。 こ う し た ア ク テ ィ ビ テ ィ を実 行 す る た め に は,コ. ー デ ィ ネ ー タ ー と他 の 日本 語 教 師 と. の チ ー ム ・テ ィ ー チ ン グ が 不 可 欠 で あ る が,そ に ワ ー ク シ ョ ッ プ を 開 き,参. 考 文 献 を読 み な が ら,イ. ム の 基 本 的 な 概 念 を 勉 強 し て も ら い,共 も う一 つ の プ ・ グ ラ ム は,初. か ら定 期 的. マ ー シ ョン プ ・ グ ラ. 通 理 解 に努 め た 。. 級 後 半 並 び に 中 級 用 ト ピ ッ ク と し て,「 大. 学 生 の 就 職 事 情 」 を 導 入 し た.こ に,役. の た め に,4月. れ は,将. 来 日本 で の 就 職 を 考 え る 場 合. に 立 っ 社 会 文 化(ま た は 経 済)情 報 を 処 理 す る た め に デ ザ イ ン され た 一201一.

(6) も の で あ っ た 。 ゲ ス ト ・ス ピー カ ー と し て,早 氏 に よ る,「 早 稲 田 の 学 生 の 就 職 事 情,留. 稲 田 大 学 の 就 職 課 の 堀 田洋. 学 生 の就 職 事 情 」 とい うゲ ス ト. レ ク チ ャ ー を主 な ア ク テ ィ ビ テ ィ に し た が,そ 学 生 に 実 際 に 就 職 課 を 訪 問 さ せ,企. の 事 前 の 準 備 学 習 と し て,. 業 の 資 料 を 閲 覧 し・ 興 味 の あ る 企 業 に. 関 す る情 報 を集 め る タ ス ク を さ せ,さ. らに就 職 課 で求 人 情 報 を調 べ て い る. 早 稲 田 の 学 生 に イ ン タ ビ ュ ー を し,就 職 の た め に ど の よ う な 活 動 を 行 い, ど の よ うな 意 識 を持 っ て い る か,ま. た,ア. メ リカ の大 学 生 の就 職 活 動 とは. ど の よ うに 違 う の か に つ い て 調 べ さ せ ・ 最 後 に ・ そ れ ぞ れ が 調 べ た 内 容 に っ い て ク ラ ス で 発 表 させ た 。 こ れ と あ わ せ,理 と して,関. 4.オ. 解 の た め の ア クテ ィ ビテ ィ. 係 の あ る 英 文 の 資 料 や ビ デ オ も事 前 に 見 せ 情 報 を 収 集 さ せ た 。. レゴ ンポ ー シ ョン と 目本 語 イ マ ー シ ョン プ ログ ラム. 早 稲 田 プ ・ グ ラ ム は,先 ゴ ン で の5週. に 日本 で の 斗 週 間 の プ ロ グ ラ ム の の ち,オ. 間 の プ ロ グ ラ ム が 行 わ れ る た め,オ. レ ゴ ン で の 学 生 の 日本. 語 学 習 に 対 す る 動 機 づ け は 当 然 な が ら低 下 す る 。 こ れ は,日 学 習 ほ ど,自. レ. 本 で の 日本 語. 国 で の 学 習 効 果 は 期 待 で き な い と い う判 断 が 働 く こ と に よ る. も の で あ る と推 測 で き る 。 しか し な が ら,ほ. と ん ど の 日本 語 学 習 者 は,日. 本 で の 目本 語 学 習 を半 永 久 的 に続 け る こ と は で き な い こ と を 考 え た 場 合, 日本 で の 習 得 と 同 様,海. 外 で どの よ うにイ ン タ ー ア ク シ ョン能 力 を習得 ・. 維 持 して い くべ き か も重 要 な 問 題 に な る5こ を よ く見 極 め,日. う し た 揚 合,周. りの学 習環 境. 本 人 とイ ン タ ー ア ク シ ョ ン で き る 機 会 を 作 り出 す ス トラ. テ ジ ー(社 会 的 ス トラ テ ジ ー)が 最 も重 要 で あ る と思 わ れ る 。 今 後 は こ う し た 自 律 学 習(autonomousleamin9)(Wenden1991)の. た めの ス トラテ. ジ ー の 養 成 が ・ 日本 語 教 育 の 中 で 大 き な 関 心 事 に な っ て い く だ ろ う。 そ う し た 意 味 で,・オ レ ゴ ン ポ ー シ ョ ン で は,海 を知 る上 で 最 も適 当 で あ り,そ 題1こ な る と思 わ れ る,rオ Oregon)」. 外 に 住 む 日本 人 の 生 活 や 考 え方. の 地 域 に 住 む 日本 人 と の 接 触 揚 面 で よ く話. レ ゴ ン の 目本 人 社 会(JapaneseSocietyin. を ト ピ ッ ク と し て 選 ん だ 。 幸 い に も ポ ー ト ラ ン ド市 は,ア ー202一. メ.

(7) リ カ の他 の 都 市 と比 べ て も,目 本 人 が 多 く在 住 し て お り,教 室 外 で も 目本 人 と の イ ン タ ー ア ク シ ョ ン が 可 能 な 環 境 が 整 っ て い た 。 統 計 に よ れ ば, 1996年10月. 現 在,オ. レ ゴ ン州1こ お け る在 留 邦 人 数 は5228名. ポ ー ト ラ ン ド 日本 人 商 工 会 に 加 盟 し て い る 日系 企 業 は,会 を 含 め 叫 社,ま た%こ. 員,賛. た 進 出 し て い る 目 系 企 業 は 全 体 で 約180社. う し た こ と か ら,具. に の ぼ り, 助会員社 に上 っ て い. 体 的 な デ ザ イ ン と し て 次 の よ うな ア ク テ ィ ビ. テ ィ を導 入 し た 。. 1rオ. レ ゴ ン の 日本 人 社 会 」(参 加 レベ ル こ の セ ッ シ ョ ン は,ト に,他. レ ベ ル4及. び5). ピックにつ いての基本 的な情報 をえるた め. の ア ク テ ィ ビ テ ィ に 先 駆 け て 行 わ れ,オ. に詳 し い 総 領 事 館 の 関 係 者(黒 岩 哲 夫 氏. レ ゴ ン の 日本 人 社 会. ポ ー トラ ン ド日 本 国 総 領 事. 館 副 領 事)に ゲ ス トス ヒ㌧ カ ー を 依 頼 し た 。 2「. ポ ー ト ラ ン ド の 小 学 校 に お け る 日本 語 イ マ ー シ ョ ン プ ・ グ ラ ム 」. (参加 レベ ル. レベ ル3,4及. ぴ5). 海 外 の 特 徴 あ る 日本 語 教 育 プ ・ グ ラ ム の 一 つ と し て,ポ に あ る,リ. ー トラ ン ド. ッ チ モ ン ド小 学 校 の 日本 語 イ マ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム 担 当. 教 師 で あ る 安 藤 敦 子 氏 に ゲ ス トス ピ ー カ ー を 依 頼 し た 。 ま た,こ セ ッ シ ョ ン で は,学. 生 に も,語. の. 学 教 育 に お け るイ マ ー シ ョンァ プ ・. 一 チ の 効 果 に つ い て 理 解 させ る の が 狙 い で あ っ た 。 3「. オ レ ゴ ン 日米 協 会 の活 動 」(参 加 レベ ル. レ ベ ル ヰ と レベ ル5). オ レ ゴ ン 州 を は じ め と し た ア メ リ カ 北 西 部 在 住 の 日 本 人 が,ど う な 地 域 活 動 に 参 加 し て い る か に つ い て,オ 船 木 静 江 氏 及 び 岩 下 洋 子 氏 を 招 き,小 ン テ ィ ァ 活 動(JapanontheRoad)や,目 icaSocietyofOregon)の 7)ポ. のよ. レ ゴ ン 目 米 協 会 か ら,. 学 校 で の 日本 紹 介 な ど の ボ ラ 米 協 会(Japan‑Amer‑. 活 動 に っ い て説 明 して い た だ いた 。 特. ー トテ ン ド日本 総 領 事 館 副領 事 の黒 岩 哲 夫 氏 が ゲ ス トス ピー カー と して 講. 義 を した 時 の 配布 資料 一203一.

(8) に,現. 地 の 小 学 校 で の ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 は,先. 校 の プ ・ グ ラ ム と 同 様 に,異. の リ ッ チ モ ン ド小 学. 文 化 教 育 プ ロ グ ラ ム の 一 環 と し て,こ. の 地 域 の 小 学 校 の 日本 理 解(ジ ャ パ ン リ テ ラ シ ー)に 役 立 っ て い る こ と が 分 か り非 常 に役 立 っ た 。 尋. 日本 人 へ の イ ン タ ビ ュ ー(参 加 レ ベ ノ レ レ ベ ル4,5) ク ラ ス で の ゲ ス トス ピ ー カ ー セ ッ シ 三 ン や 事 前 の 学 習 な ど で,ト ッ ク の 理 解 を深 め た 学 生 に,そ. の ま とめ と して ・ 一 人 な い しはペ ァ. で,ポ. ー ト ラ ン ド地 域 に 住 む 日本 人 宅 を訪 問 さ せ,オ. や,日. 米 の 生 活 の 違 い な ど に っ い て,イ. ま と め た レ ポ ー ト も提 出 させ た 。 な お,レ. あ っ た こ と と,こ. の 時 期 は,地. っ て い た た め,代. わ りに,プ. 任 教 員 で,家. 5フ. ベ ル4も. 同 じよ うな ア ク. レ ン ジ で き る 地 域 の 日本 人 に は 限 界 が 域 の 日本 人 の 多 く が,夏. 季 休 暇 を取. ログ ラム で教 え に き て い た早 稲 国 の専 当教 員 に調. に イ ン タ ビ ュ ー の タ ス ク で は,事. 前 に電 話. び イ ン タ ビ ュ ー 終 了 後 に 礼 状 を書 か せ る な ど した 。. イ ー ル ド ト リ ツ プ(参 加 レ ベ ル. 5.1日. た発 表 した結 果 を. 族 と と も に 来 て い る方 々 を ア レ ン ジ し,担. 整 を 依 頼 し た 。 ま た,特 に よ る確 認,及. レゴ ン の印 象. ン タ ビ ュー 形 式 で情 報 を収. 集 さ せ た 。 そ の 結 果 を ク ラ ス で 口頭 発 表 さ せ,ま. テ ィ ビ テ ィ を導 入 し た が,ア. ピ. レ ペ ル3,4及. び5). 本 食 料 品店 訪 問. ゲ ス トス ピ ー カ ー セ ッ シ ョ ン と は 別 に,授. 業 時 間 以 外 に,2種. フ ィ ー ル ド ト リ ッ プ を デ ザ イ ン し た 。 ま ず,現 う な 食 生 活 を し て い る か を,ア 屋)に 行 き,日. 類 の. 地 の 日本 人 が ど の よ. ジ ァ の 食 料 品 を 取 り扱 う店(宇 和 島. 本 食 料 品 や 日 本 人 の 買 い 物 の 特 徴 な ど に つ い て,実. 際 に 働 い て い る 日本 人 従 業 員 か ら 日本 語 で 説 明 を 受 け た 。 ま た,こ れ は,英 は,現 5、2ア. 語 ク ラ ス と の 合 同 の ア ク テ ィ ビ テ ィ に し,早. 稲 田 の学 生. 地 従 業 員 か ら英 語 で 説 明 を受 け た 。 メ リ ヵ の 日系 企 業 訪 問(参 加 レ ベ ル. レベ ル ヰ及 ぴ5). 東 京 ポ ー シ ョ ン で 行 わ れ た,「 大 学 生 の 就 職 事 情 」 と関 連 し て ・ 海 一20尋̲.

(9) 外 で の 就 職 事 情 を 学 ぶ た め,ア を訪 問 し,日. メ リ カ 日商 岩 井 の ポ ー トラ ン ド支 店. 本 語 に よ る 業 務 内 容 の 説 明 を,加. 瀬 豊 氏(米. 国 目商岩. 井 ポ ー ト ラ ン ド ジ ェ ネ ラル マ ネ ー ジ ャ ー)及 び 村 田 吉 章 氏(米 国 日 商 岩 井 ポ ー トラ ン ド シ ニ ア マ ネ ー ジ ャ ー)に 会 社 見 学 も 行 っ た 。 ま た,現. し て も ら い,あ. わせ て. 地 採 用 の ア メ リ カ 人 か ら も,ビ. ジネ ス. 場 面 で 使 う 日 本 語 に つ い て の 意 見 や 日 系 企 業 で 働 く上 で の ア ドバ イ ス な ど を し て も ら っ た 、 こ う し た ア ク テ ィ ビ テ ィ も事 前 に 十 分 な 練 習(質 間 事 項 の 準 備 や 敬 語 の 練 習,さ トな ど に よ る 情 報 収 集)を 行 い1オ. らに は・ ビデ オ や パ ン フ レ ッ レ ゴ ン の 日本 人 社 会 を 知 り,日. 本 人 と イ ン タ ー ア ク シ ョン す る 上 で 不 可 欠 な 活 動 と し て 理 解 さ せ た吊. こ の よ う に,コ 者 は,さ. ー ス の 中 で デ ザ イ ン・され た ア ク テ ィ ビ テ ィ 以 外 に も学 習. ま ざ ま な 揚 面 で イ ン ター ア ク シ ョ ン の 機 会 に 触 れ る こ と が で き. た 。 例 えば,レ. ベ ル3,4,5で. は,二. 人 の 学 生(UniversityofOregon. で 学 ぶ 日本 人 大 学 院 生 石 井 一 成 君 と,早. 稲 田 の学 部 生 沼 滝 佳 奈 さ ん)を テ. ィ ー チ ン グ ・ア シ ス タ ン ト と して ア レ ン ジ し,ク ァ ワ ー ク の 練 習 な ど を手 伝 っ て も ら っ た 、 ま た,同. ラ スで 文 法 チ ェ ッ クや ペ じプ ログ ラム に参 加 し. て い る早 稲 田 の 学 生 と の 教 室 外 で の イ ン タ ー ア ク シ ョ ン も 日 本 語 の 習 得 に 役 立 っ て い た 。 オ レ ゴ ン ポ ー シ ョ ン で は,早. 稲 田 の学 生 とア メ リカ の学 生. が 同 じ学 生 寮 の 部 屋 で 生 活 で き る よ うに ア レ ン ジ され て い た の で,さ. ま ざ. ま な 日本 語 の ア ク テ ィ ビ テ ィ の練 習 な ど を手 伝 っ て も ら う機 会 が 多 か っ た 。 こ う し た ネ ッ トワ ー ク は,東 temで. 京 ポ ー シ ョ ン で 導 入 し たbuddysys‑. 形 成 さ れ た も の も 多 か っ た 。 ま た,総. 領 事 館 の 計 ら い に よ り・ 領. 事 公 邸 で 行 わ れ た 地 元 の 目本 人 との 懇 親 会 に 招 待 され,地. 域 の 日本 人 社 会. に つ い て 理 解 を深 め る こ と が で き た 。 こ の よ うな ア ク テ ィ ビ テ ィ は ・ デ ザ イ ン 次 第 で は,接. 触 場 面 で の イ ン タ ー ア ク シ ョ ン が 少 な い 海 外 で も習 得 の. 機 会 が 十 分 に あ る こ と を 学 生 に理 解 さ せ る と と も に,教 一205一. 室 場 面 以 外 で 日本.

(10) 人 との ネ ッ ト ワ ー ク を作 る こ とが,イ. ンタ ー ア ク シ ョン能 力 の 習 得 にい か. に重 要 で あ る か を体 験 させ る よ い 機 会 で あ っ た 。 な お,こ. の よ う な コー ス を デ ザ イ ン す る に あ た 窮. ロ グ ラ ム の 初 年 度 に 当 た る92年. 早 稲 田 ・オ レ ゴ ン プ. 度 の プ ロ グ ラ ム(川 口1993),及. びモナシ. ュ 大学 で行 わ れ た イ マ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム(尾 崎 ・ネ ゥ ス トプ ニ ー1986, Miyazaki1991,宮. 崎1992)な. ど で デ ザイ ン され た コー ス が参 考 に な っ. て い る 。 そ こ で 試 み られ た い くつ か の ア ク テ ィ ピ テ ィ(家 庭 訪 問 に よ る イ ン タ ビ ュ ー や イ ン タ ビ ュ ー 結 果 の 発 表 な ど)は,今. 回 の デ ザ イ ンの参 考 と. なった 。 以上 の よ うな さ ま ざ ま な ア ク テ ィ ビ テ ィ は,今. 年 度 の プ ロ グ ラ ムで ア レ. ン ジ し た プ ロ グ ラ ム ア シ ス タ ン ト(岩 崎 葉 子 氏PortlandStateUniver‑ sityの. 大 学 院 生)の 協 力 に よ る と こ ろ が 大 き い 。97年. 度 の プ ログ ラム で. は,コ. ー デ ィ ネ ー タ ー で あ る 筆 者 が 参 加 し て 問 も な か っ た た め に,オ. レゴ. ン の 日本 人 社 会 に 関 す る情 報 収 集 や,目. 本 人 の 協 力 者 リ ス トな ど を 作 成 す. る 時 間 が十 分 に な か っ た 。 そ の た め,イ. ン タ ビ ュー に協 力 して も らえ る 日. 本 人 の ア レ ン ジ に か な りの 時 間 を費 や さ な け れ ば な ら な か っ た が,そ 省 か ら,今. 年 は オ レ ゴ ン 側 の コ ー デ ィ ネ ー タ ー(PortlandState. UniversityのPatWetzel教. 授)と,実. 際 に,地. 域 に 住 む 日本 人 社 会 の. 情 報 や プ ロ グ ラ ム に 参 加 し て も ら う 日本 人 リス ト,さ 入 手 で き る 日本 語 リ ソー ス呂 》 の 収 集 を,上 依 頼 し,プ. ら に ポ ー トラ ン ドで. 記 の プ ・ グ ラ ム ア シ ス タ ン トに. ロ グ ラ ム 開 始 直 前 ま で 連 絡 を 取 り合 い 調 整 し た 。 海 外 で,イ. ー シ ョ ン プ ・ グ ラ ム を デ ヂ イ ンす る た め に は ,学 を 理 解 し,学. マ. 習 者 の 周 りの 社 会 や 文 化. 習 環 境 や 地 域 の 特 性 を生 か した プ ロ グ ラ ム 作 りが 必 要 に な っ. て く る 。例 え ば,日. 本 語 の 出 版 物,コ. ミ ュ ニ テ ィ新 聞,目. 本 に 関す る文 化. 呂)ア シ ス タ ン トと共 に収 集 した 日本 語 の リ ソー ス は以 下 の もの で あ っ た。 TheYom至uriAmer星ca,北 1999,98シ. の反. 米 毎 日,羅 府 新 報,TheRafuMagazine,Oτegon1998‑. ァ トル ・ポ ー トラ ン ド版JENテ. レ フォ ン ガイ ド1SoySQurce,US. JapanBusinessNewsかFrontLine,Vog呂,GatewayUSA,Sピattl已Compass,PDrt‑ landGuide,Visitor'sChoice(バ ン クー バ ー ・ウィ ス ラー),You遊club ‑206一.

(11) イ ベ ン トな ど の 情 報 も詳 し く知 っ て お く必 要 が あ る 。 ま た,そ. う し た 「日. 本 事 情 」 を 収 集 し・ プ ・ グ ラ ム に 協 力 し て く れ る 日 本 人 の リ ス ト を 作 成 し,地. 域 の 日本 人 と の ネ ッ ト ワー ク 及 び ネ ッ ト ワ ー キ ン グ(春 原1992)を. ど の よ う に 築 き 上 げ て い く か を学 生 に 習 得 させ る こ と が,こ. れ か らの海 外. の 日本 語 教 師 の 大 き な 役 割 と な っ て い く だ ろ う 。. 5.学. 生 に よ る プ ログ ラム 評 価. 以 上,2っ. の ポ ー シ ョ ン の ア ク テ ィ ビ テ ィ を 紹 介 した が,東. 京 ポーシ ョ. ン と オ レ ゴ ン ポ ー シ ョ ン の 日本 語 プ ・ グ ラ ム が ど の よ う に 評 価 され て い た か を調 ぺ る た め に オ レ ゴ ン プ ロ グ ラ ム終 了 直 後,ア ア ン ケ ー ト調 査 を 行 っ た9》 。 表 は,97年. 度 と98年. メ リ カ の 学 生 を対 象 に 度 の プ ・ グ ラ ム 終 了 後,. な い し は 終 了 直 前 に 行 わ れ た 同 じ 内 容 の ア ン ケ ー ト調 査 で,4技 て ど れ ぐ ら い 上 達 した か を 自 己評 価 さ せ,非. 常 に上 達 し た,ま. 能 におい た は上 達 し. た と 自 己 評 価 し た割 合 を 示 し て い る 。 同 一 の 学 生 で は な い の で 単 純 な 比 較 は で き な い が,こ. の 表 で 見 る か ぎ り す べ て の 技 能 に お い て98年. の ほ う が 高 い 数 値 を 示 し て い る こ と が分 か る(平 均9.8%上 は イ マ ー シ ョ ン プ ・ グ ラ ム を 含 め た98年. 度 の評 価. 昇)。 こ の こ と. 度 の プ ロ グ ラ ム が,イ. ン ター ア. ク シ ョ ン能 力 の 習 得 に 効 果 が あ っ た と学 習 者 が 意 識 して い る こ と を示 し て い る。. 口頭表現. 聴 解1読. 1997年L. 92.1%. i94.7%181.6%. 76.3%. 86.2%. 1998年3. 100.0%. 97.5%Ig5.0%. 87.2%. 94.9%. 96.1%88.3%. 81.8%. 平 143人. 均 中39人. 96.1% が 回 答(回. 答 率90. ,7%),243人. g)"Ore唇onpartners歴pforI皿temationalEducadon"(OPIE)と. 解. 中41人. 文章表現. 平. 均. が 回 答(回 答 率93%). い う早 稲. 田 ・オ レ ゴ ン プ ロ グ ラ ム の プ ロ グ ラ ム 実 施 検 討 委 員 会 に よ る ア ン ケ ー ト調 査 。 一 207一.

(12) 6.今. 後の反省点. 以 上 の よ う に,98年 ン で,イ. 度 の プ ・ グ ラ ム で は,東. マ ー シ ョ プ ロ グ ラ ム を 導 入 し,あ. 今 後 の 開 発 の た め に,以 1イ. 下 の よ う な,い. 京,オ. レゴ ン両 ポ ー シ ョ. る程 度 高 い 評 価 を 得 られ た が,. くつ か の 反 省 す べ き 点 が あ っ た 。. マ ー シ ョ ン コ ー ス と通 常 の コ ー ス の 関 連. イ マ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム で ア ク テ ィ ビ テ ィ を導 入 す る 場 合,事. 前 準備 活. 動(理 解 の た め の ア ク テ ィ ビ テ ィ)に 対 す る理 解 度 が 異 な っ て く る 。 レ ベ ル ご と に ど の よ うな ア ク テ ィ ビ テ ィ を 用 意 す べ き か と い う問 題 と あ わ せ ・ イ マー シ ョンプ 買グ ラム を導 入 しな い通 常 の コー ス と どの よ うに リン ク させ て い く の か に つ い て も考 慮 す る必 要 が あ る ・ 特 に 初 級 レ ベ ル の 場 合 に は, 習 得 項 目 も 限 られ て い る の で,イ ィ を導 入 して も,結 は,日. ン タ ー ア クシ ョ ンの た め の ア クテ ィ ビテ. 局 未 消 化 の ま ま 終 わ っ て し ま う揚 合 が 多 い ・ 理 想 的 に. 本 語 能 力 に合 わ せ て レベ ル ご と に 異 な る プ ・ グ ラ ム を デ ザ イ ン す べ. き で あ る が,同. じ プ ・ グ ラ ム を 導 入 す る 場 合,一. ル の 学 生 に は,文. つ の 案 と し て,初. 法 及 び コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン能 力 の 習 得 よ り,社. 級 レベ. 会文化情. 報 の 処 理 に 重 点 を置 い た コ ー ス 〔 例 えば ネ ー テ ィ ブ ス ピー カ ー との イ ン タ ー ア ク シ ョ ン を少 な く し ,日 本 事 情 的 な コ ー ス に す る)を デ ザ イ ン し て も い い だ ろ う。 い ず れ に し て も 今 後 検 討 す べ き 問 題 で あ る 。 2担. 当教 師 間 の共 通 認 識. 今 年 度 の プ ロ グ ラ ム で は,早 を 通 じ て,共. 稲 田側 の担 当教 員 とは ワ ー ク シ ョ ップ な ど. 通 理 解 に 努 め た;ため に,部. (partialimmersionprogram)で. 分 的 な イ マ ー シ ョン プ ログ ラ ム. は あ っ た が,東. 京,オ. レ ゴ ンポ ー シ ョ. ン と も あ る 程 度 の 成 果 が 収 め られ た 。 残 念 な が ら,こ. れ ま で チー ムテ ィー. チ ン グ を行 っ て き た ア メ リ カ 側 の 日本 語 教 師 と は,こ. う した認 識 の上 で 開. き が あ り,イ. ン タ ー ア ク シ ョ ン の た め の 日本 語 教 育 に つ い て,基. 本的 なコ. ン セ プ トを 理 解 して も ら う十 分 な 時 間 や 機 会 が 得 ら 解 な か っ た た め に,結 局 全 体 の レベ ル で 行 っ た ア ク テ ィ ビ テ ィ は 限 ら れ て し ま っ た 。 今 後 は,イ ン タ ー ア ク シ ョ ン の た め の 日本 語 教 育 を 十 分 理 解 で き る ス タ ッ フ の 人 選 も 一208一.

(13) 必 要 と な っ て く る だ ろ う】%と. く に,こ. ク シ ョ ン の た め の 日本 語 教 育 は,そ 教 師 が,プ. れ か らの海 外 にお け るイ ンタ ー ア. の 地 域 の 「日本 事 情 」 に 明 る い 日本 語. ロ グ ラ ム を コ ー デ ィ ネ ー トす る べ き で あ り,そ. う した能 力 は教. 師 に 不 可 欠 な 資 質 の 一 つ で あ る と思 わ れ る 。 教 師 自 身 が コ ー デ ィ ネ ー トで き な い 場 合 に は,目今 回 の プ ・ グ ラ ム で 導 入 し た よ うな 地 域 の 日本 人 社 会 に 明 る い 日本 人 ア シ ス タ ン トの 協 力 を得 る こ と も 考 え ら れ る 。 イ ン タ ー ア ク シ ョ ン能 力 の 習 得 の た め に は,実. 際 使 用 場 面(ネ. ウ ス トプ ニ ー1995)で. の. イ ン タ ー ア ク シ ョ ン が 不 可 欠 で あ る と い う認 識 を も つ 日本 語 教 師 は 増 え て き て い る が ・ イ マ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム を デ ザ イ ン す る教 師 は,と. くに こ う. した意 識 を もつ 必 要 が あ る。 3日. 本 と海 外 の イ マ ー シ ョ ンプ ロ グ ラ ム. 早 稲 田 プ ・ グ ラ ム は,2種. 類 の 異 な っ た 環 壌 で の 日本 語 学 習 が デ ザ イ ン. さ れ た 。 つ ま り東 京 ポ ー シ ョ ンで は,日 SecondLanguage)と. し て,一. 本 語 を 第 二 言 語(Japaneseasa. 方 オ レ ゴ ン ポ ー シ ョ ン で は,日. 国 語<JapaneseasaForeignLanguage)と な が ら,扱. して 学 習 さ せ て い る 。 当 然. う ト ピ ッ ク も 異 な る し,ア. ク テ ィ ビ テ ィ の 種 類 も違 っ て く る だ. ろ う。 海 外 で の 社 会 的 ス トラ テ ジ ー の 習 得 は,さ あ る と指 摘 され て い る(宮 崎,ピ グ ラ ム も,目. 本 語 を外. ま ざ まな制 約 か ら困難 で. ロ ッ タ ・丸 山1996)、. 本 と海 外 の 異 な った 学 習 環 境 で,と. イ マ ー シ ョン プ ロ. くに 学 習 ス ト ラ テ ジ ー の. 面 か ら効 果 的 な プ ロ グ ラ ム を ど の よ う に デ ザ イ ン す べ き か を考 え て い か な ければ な らな い 。 斗. 評. 価. プ ロ グ ラ ム 終 了 後 単 位 を 認 定 す る場 合. 10)例. え ば,オ. 評 価 の 問 題 は無 視 で きな い 。 と. レ ゴ ンポ ー シ ョン で は ア メ リカ側 の 日本 語教 師 に よ って 茶 道 の. デ モ ンス トレー シ ョン を見 る ア クテ ィ ビ テ ィ が デ ザ イ ン され た が,理 解 の た め の ア クテ ィ ビテ ィ(事 前 の準 備 学 習)や 日本 語 の習 得 に直 接 関 わ る ア ク テ ィ ビテ ィ が欠 け て い た た め,総 合的 な イ ンター ア クシ ョΣ能 力 の習 得 の機 会 に は な らな か っ た 。 こ うした経 験 か ら,目 本 語 教 育 につ い て の担 当教 師 間 の共 通 認 識 が不 可 欠 で あ る と反 省 した 。 一209一.

(14) く に教 師 の 監 督 外 で の 日 本 人 と の イ ン タ ー ア ク シ ョ ン を デ ザ イ ン し た 揚 合,そ. の ア ク テ ィ ビ テ ィ ー を,ど. の よ うに評価 す べ きか は問 題 の残 る とこ. ろ で あ る 。 今 回 の イ マ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム の 評 価 対 象 は,ゲ ーの 講 義 内容 の ま とめや が,実. ,イ. ス トス ピ ー カ. ン タ ビ ュ ー を し た 結 果 の 口頭 発 表 で あ っ た. 際 の接触 揚 面 で の イ ンタ ー ア ク シ ョン を どの よ うに評 価 す る か は体. 系 的 に 組 み 込 ま れ て い な か っ たu〕。 ま た,習. 得 の 目標 と し た 学 習 ス ト テ テ. ジー の 習 得 は ど の よ うに 評 価 す べ き か 。 こ れ も学 習 ス トラ テ ジ ー の 実 証 研 究 の 方 法 論 と 関 連 し て 今 後 考 察 し て い く余 地 が あ る 。. 7。 終 わ. り に. 本 稿 は ・ 早 稲 田 プ ロ グ ラ ム で の,東 た,イ. 京及 び オ レゴ ンポ ー シ ョンで 導 入 し. ン タ ー ア ク シ ョ ン能 力 の 習 得 を 目 的 と し た イ マ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム. の授 業 分 析 で あ る 。 東 京,オ ィ ビ テ ィ を導 入 し,学. レ ゴ ン 両 ポ ー シ ョ ン と も,さ. 生 の 自 己 評 価 も 高 か っ た が,学. ま ざ まな ア クテ. 習 者 が 自律 学 習 し て. い く上 で 不 可 欠 な 学 習 者 ス トラ テ ジ ー を ど の よ う に 習 得 さ せ て い くか が 今 後 の 課 題 に な る 。 そ の た め に は,こ. れ ま で 以 上 に デ ザ イ ン を詳 細 に 検 討 し. てい く必 要 が あ る だ ろ う 。. 参 考 文 献 尾 崎 明 人,」.V.ネ 育;イ. ウ ス トプ ニ ー(1986)「. イ ン タ ー ア ク シ ョ ン の た め の 日本 語 教. マ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム の 試 み 」,ア 日 本 語 教 育 』,59,126‑143頁,目. 本語. 教 育学 会 川 口 義 一(1993)「. 海 外 キ ャ ンパ ス に お け る プ ・ ジ ェ ク トワ ー ク=そ. 題 点 」・F講 座 目本 語 数 育 第 』,28分. 冊1‑19頁,早. の可 能 性 と問. 稲 田 大 学 日本 語 研 究 教 育 セ ン. ター. 11)オ. レ ゴ ン ポ ー シ ョ ン の レベ ル 喋 の 担 当 教 員 は,イ. テ ィ の 際 に,日. ン タ ビュ ー の ア クテ ィ ビ. 本 人 に 学 生 の イ ン タ ー ア ク シ ョ ン に つ い て,コ. メ ン トを 書 か せ,全. 体 的 な評 価 の参 考 に して い た 。 こ ラした 内 容 は どれ ぐ らい評 価 の対象 項 目に入 れ る か は 議 論 の 余 地 が 残 る が,こ. れ も実 際 の 接 触 場 面 で の 有 効 な 評 価 方 法 の 一 つ で あ. るご 一210一.

(15) J.V・. ネ ウ ス. ト プ ニ ー(1995)『. 春 原 憲 一 郎(1992)rネ. 新 し い 目 本 語 教 育 の た め に 」,大. ッ トワ ー キ ン グ. ・ス. ト ラ テ ジ ー:交. 研 究 」,『 日 本 語 学 』,11巻,1D号,17‑26頁,明 宮 崎 里 司(1992)「 デ ザ イ ン 」,『 月 刊 宮 崎 里 司 ・. 修 館. 流 の 戦 略 に 関 す る基 礎. 治 書 院. 目 本 語 教 育 に お け る イ マ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム2;中 日 本 語 』,5月. ピ ロ ッ タ 丸 山 淳(1996)「. 号,89‑96頁,ア. 級. レ ベ ル の. ル ク. イ ン タ ー ア ク シ ョ ン 場 面 の 変 化 と 学 習 者 ス. ト ラ テ ジ ーJ,FJALTJoum田. 』,269‑276頁,全. 国 語 学 教 育 学 会. Miyazaki,S,199L町apa且eseimmersionprogra皿attertia!ylevel= Sign丑Hcanceini荘teractin琶. 匙each旦ng",1α. ρ σπ. 召π4∫. みθ. 四 〇7星4.. Proceedhlgshfd■eseven伍b…ennialcoロferenceJapaneseSmdiesAsso‑ cia"onofAus吐alia・3・pO・17548LISAA Oxfb皿,R・1990・ 訥o仙̀」4為. 加. π8襯8θ. 加 α禰. ㎎S彦7醜8謝'陥. ηo凱NewburyHouse=NewYork.(宍. α8∂ 戸 通 庸. θry蜘̀ぬ. ・伴 紀 子 訳. 習 ス ト ラ テ ジ ー ■ 凡 人 社1994) RuMn,1.1992."Helpi皿. 唇1angua弩eleamorsdevelopexe己utive. cqntro1"、PaperpresentedattheLENDConferonceo皿Lear皿er Au‑onomy,Mon重ecatin至,October31 We皿de皿,A.199LLθ. 僻"7S¢7伽. 塵85/b7L綴7%Fヨ. PrenticoHaH. 一211一. 麗o得o御y,NewYork=. θ7. 『言 語 学.

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参照

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