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論文審査の結果の要旨

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Academic year: 2022

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(1)別記様式第5号. 論文審査の結果の要旨 報告番号 博(医歯薬)甲第 1333 号 氏名. 学位審査委員. 佐々木. 主. 査. 神津. 玲. 副. 査. 尾﨑. 誠. 副. 査. 弦本. 敏行. 遼. 論文審査の結果の要旨 1 研究目的の評価 本研究の目的は、ラット関節炎モデルを用いて、①炎症に起因する痛み や腫脹に対する寒冷療法の効果の生物学的機序、②その適用温度の違いが 効果に及ぼす影響を明らかにすることであり、目的は十分に妥当である。 2 研究手法に関する評価 Wistar 系雄性ラットを用い、①起炎剤を右側膝関節腔内に投与する関節 炎群、②関節炎惹起後の 7 日間、5℃の条件で寒冷療法を適用する群(5℃ 群)、③同様に 10℃で適用する群(10℃群)、④対照群に振り分けた。実験 期間中は経時的に右側膝関節の横径と圧痛閾値、痛み関連行動の出現回数 を評価した。8 日目に右側膝関節と腰髄を採取し、CD68 に対する免疫組 織化学的染色にて滑膜のマクロファージ数を算出した。腰髄はカルシトニ ン遺伝子関連ペプチド(CGRP)に対する蛍光免疫染色行い、発光輝度を 算出して中枢感作の状況を評価した.これらの研究手法も妥当である。 3 解析・考察の評価 上記手法で解析した結果、5℃群、10℃群ともに起炎剤投与後 3 日目以 降に関節炎群と比較して右膝関節の横径の減少、圧痛閾値の上昇、痛み関 連行動の出現回数の低下、CD68 陽性細胞数の減少、CGRP の発光輝度の 低下を認めた。今後の寒冷療法の組織損傷に起因する慢性疼痛の予防的研 究への進展が大いに期待される。 以上のように本論文は、物理療法としての寒冷療法の効果とその機序に 関する研究に貢献するところが大であり、審査委員は全員一致で博士(医 学)の学位に値するものと判断した。.

(2)

参照