(単位:千円) 金 額 金 額 流動資産 1,791,801 流動負債 1,850,998 946,008 305,870 193,558 842,762 545,230 149,589 97,055 107,319 9,948 21,164 6,179,078 32,254 6,041,178 57,036 94,950 196,292 42,948 122,512 関 係 会 社 株 式 10,000 6,548 投 資 有 価 証 券 1,100 9,649 長 期 前 払 費 用 29,168 固定負債 2,772,516 そ の 他 の 投 資 等 2,680 2,394,574 164,526 137,843 7,408 63,604 4,559 4,623,515 株主資本 3,347,364 2,392,450 28,000 資 本 準 備 金 28,000 926,914 そ の 他 利 益剰 余金 926,914 繰 越 利 益剰 余金 926,914 3,347,364 7,970,879 7,970,879 (注)記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。 資産合計 投 資 そ の 他 の 資 産 未 払 費 用 前 受 金 負債及び純資産合計 負債合計 利 益 剰 余 金 純資産合計 リ ー ス 債 務 長 期 借 入 金 資 産 除 去 債 務 リ ー ス 債 務 (純 資 産 の 部) 資 本 剰 余 金 資 本 金 貯 蔵 品 固定資産 鉄 道 事 業 固 定 資 産 賞 与 引 当 金 そ の 他 の 流 動 資 産 建 設 仮 勘 定 未 払 法 人 税 等
貸 借 対 照 表
(平成28年3月31日現在) 科 目 (負 債 の 部) (資 産 の 部) 1年以内返済予定の長期借入金 未 払 金 未 払 消 費 税 等 科 目 現 金 及 び 預 金 未 収 運 賃 未 収 金 預 り 連 絡 運 賃 前 受 運 賃 そ の 他 の 固 定 負 債 そ の 他 の 流 動 負 債 固定資産撤去費用引当金 退 職 給 付 引 当 金(単位:千円)
4,402,718
4,068,431
334,287
受
取
利
息
324
業
務
受
託
料
40,452
そ
の
他
の
収
益
4,084
44,861
支
払
利
息
45,564
そ
の
他
の
費
用
182
45,746
333,402
補
助
金
受
入
額
326,741
工 事 負 担 金 受 入 額
73,436
そ
の
他
4,752
404,930
特 別 損 失
固
定
資
産
圧
縮
損
317,898
317,898
税 引 前 当 期 純 利 益
420,435
法 人 税 、 住 民 税 及 び 事 業 税
102,452
当 期 純 利 益
317,982
(注)記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。損 益 計 算 書
経 常 利 益
営 業 外 費 用
営 業 外 収 益
営 業 費
営 業 利 益
営 業 収 益
特 別 利 益
(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)科 目
金 額
(単位:千円) 資本剰余金 繰越利益剰余金 当期首残高 2,392,450 28,000 608,931 3,029,381 当期変動額 当期純利益 ― ― 317,982 317,982 当期変動額合計 ― ― 317,982 317,982 当期末残高 2,392,450 28,000 926,914 3,347,364 (注)記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)
株主資本等変動計算書
純資産合計 利益剰余金 株 主 資 本 資 本 金 資本準備金 その他利益剰余金1 重要な会計方針 (1)有価証券の評価基準及び評価方法 ①関係会社株式 移動平均法に基づく原価法によっております。 ②その他有価証券 時価のないもの 移動平均法に基づく原価法によっております。 (2)たな卸資産の評価基準及び評価方法 貯蔵品 移動平均法に基づく原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に準じ た簿価切下げの方法)によっております。 (3)固定資産の減価償却の方法 ①有形固定資産 (リース資産を除く) 定額法によっております。ただし、鉄道事業取替資産については、取替法に よっております。 また、平成19年3月31日以前に取得したものについては、償却可能限度額ま で償却が終了した翌年から5年間で均等償却する方法によっております。 ②無形固定資産 (リース資産を除く) 定額法によっております。なお、自社利用のソフトウェアについては、社内 における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっております。 ③リース資産 所有権移転外ファイナンスリース取引に係るリース資産 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。 (4)引当金の計上基準 ①賞与引当金 従業員の賞与支給に充てるため、支給見込額に基づき計上しております。 ②退職給付引当金 従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務(簡便法に よる見込額)に基づき計上しております。 ③固定資産撤去費用引当金 固定資産の撤去費用の支出に備えるため、その見込額を計上しております。 (5)消費税等の会計処理の方法 税抜方式によっております。 (6)工事負担金及び補助金に採用された会計方針 当社は鉄道事業において、国土交通省及び地方公共団体等より工事費の一部 として工事負担金及び補助金を受けております。これらの工事負担金及び補助 金は、工事完成時に当該工事負担金相当額及び補助金相当額を取得した固定資 産の取得原価から直接減額しております。 なお、損益計算書においては、工事負担金受入額及び補助金受入額を特別利 益に計上するとともに、固定資産の取得原価から直接減額した額を固定資産圧 縮損として特別損失に計上しております。
2 貸借対照表に関する注記 (1) 鉄道事業固定資産 有形固定資産 土地 710,872千円 建物 387,288千円 構築物 3,601,427千円 車両 556,621千円 リース資産 12,275千円 その他 647,558千円 無形固定資産 125,135千円 合計 6,041,178千円 (2)有形固定資産の減価償却累計額 4,782,221千円 (3)担保に供している資産及び担保付債務 ①担保に供している資産の内容及びその金額 鉄道事業固定資産(鉄道財団) 土地 697,945千円 建物 348,584千円 構築物 3,450,994千円 車両 500,469千円 その他 518,219千円 合計 5,516,213千円 ②担保に対応する債務の金額 長期借入金 1,338,132千円 (1年以内返済予定の長期借入金を含む) (4)固定資産の取得原価から直接減額された工事負担金等累計額 6,857,961千円 (5)関係会社に対する金銭債権債務 未収金 389千円 未払金 10,044千円 3 損益計算書に関する注記 関係会社との取引高 営業取引による取引高 営業費(車両検修業務委託他) 281,911千円 4 株主資本等変動計算書に関する注記 事業年度末日における発行済株式の種類及び総数 普通株式48,409株
5 税効果会計に関する注記 繰延税金資産の主な発生原因別内訳 賞与引当金否認 37,324千円 減損損失否認 1,717,016千円 土地交換差益 32,954千円 土地固定資産税等否認 6,082千円 固定資産除却損否認 35,214千円 退職給付引当金否認 49,750千円 資産除去債務否認 41,677千円 その他 28,286千円 小計 1,948,303千円 評価性引当額 △1,948,303千円 合計 ― 千円 6 リースにより使用する固定資産に関する注記 貸借対照表に計上した固定資産のほか、自動車等の一部については所有権移転外 ファイナンスリース契約により使用しております。 7 金融商品に関する注記 (1)金融商品の状況に関する事項 ①金融商品に対する取組方針 当社は、資金運用については短期的な預金等に限定しており、資金調達に ついては銀行等借入によっております。 ②金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制 営業債権である未収運賃及び未収金は、連絡運輸会社及び顧客等の信用リス クを含んでおります。当該リスクに関しては、当社の社内規程に従い、取引 先ごとに適切な期日管理及び残高管理を行っております。 営業債務である未払金及び預り連絡運賃は、1年以内の支払期日でありま す。 借入金のうち、長期借入金は主に設備投資に係る資金調達です。
(2)金融商品の時価等に関する事項 平成28年3月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額につい ては、次のとおりであります。 長期借入金には、1年以内返済予定の長期借入金が含まれています。 (注1)金融商品の時価の算定方法に関する事項 (1)現金及び預金、(2)未収運賃並びに(3)未収金 これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、 当該帳簿価額によっております。 (4)未払金、(5)未払法人税等並びに(6)預り連絡運賃 これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、 当該帳簿価額によっております。 (7)長期借入金 長期借入金の時価については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場 合に想定される利率で割り引いて算定する方法によっております。 (注2)非上場株式(貸借対照表計上額11,100千円)は、市場価格がなく、かつ、将 来キャッシュフローを見積もることなどができず、時価を把握することが極めて 困難と認められるため、含めておりません。 (注3)長期借入金の決算日後の返済予定額 (単位:千円) 1年以内 1年超5年以内 5年超 305,870 1,008,242 1,386,332 金融商品等一覧 (単位:千円) 貸借対照表計上額 時価 差額 (1)現金及び預金 946,008 946,008 − (2)未収運賃 193,558 193,558 − (3)未収金 545,230 545,230 − (4)未払金 842,762 842,762 − (5)未払法人税等 107,319 107,319 − (6)預り連絡運賃 57,036 57,036 − (7)長期借入金 2,700,444 2,788,093 87,649
8 賃貸等不動産に関する注記 当社では、鉄道事業に支障の無い土地については、主に駅に併設の駐車場等とし て賃貸をしております。また、遊休不動産については様々な角度から今後の活用方 法を検討しております。 これら駐車場等並びに遊休不動産である賃貸等不動産の貸借対照表計上額および 時価は、次のとおりであります。 (注1) 当期末の時価は、一定の評価額や適切に市場価格を反映していると考えられ る指標に基づいて自社で算定した金額であります。 9 関連当事者との取引 法人主要株主等 (注1)損失補償に対する対価として、長野県への保証料等の支払はありません。 10 1株当たり情報 (1)1株当たりの純資産額 69,147円55銭 (2)1株当たりの当期純利益 6,568円66銭 (単位:千円) 貸借対照表計上額 時価 44,709 737,949 (単位:千円) 新規補償額 補償借入金 返済額 主要株主 長野県 (被所有) 73.64% 当社の銀行借入に対 する損失補償(注1) 300,000 491,110 短期借入金・長期借入金 (1年以内返済予定の 長期借入金を含む) 2,590,444 取引の内容 期末残高 (注1) 科目 取引金額(注1) 属性 会社等の名 称又は氏名 議決権の所有 (被所有)割合
1
事
業
報
告
自 平成 27 年4月 1 日
至 平成 28 年3月 31 日
1.当社の現況に関する事項 (1)事業の経過及びその成果 当事業年度の我が国経済は、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起 する成長戦略を柱とする経済財政政策の推進により、雇用・所得環境が改善し、原油 価格の低下等により交易条件が改善する中で、緩やかな回復基調が続いているものの、 暖冬の影響もあり、個人消費等に弱さが見られました。 このような経済状況の中、当社では、「第2の開業」となる北しなの線が、本年3月 14 日に無事開業一周年を迎え、しなの鉄道線と北しなの線の2路線で通年運行した初 めての年度となりました。 特に、北しなの線については、心配された冬期間に暖冬の影響から降雪量が少なく、 大きなダイヤの乱れはありませんでした。 新たな営業戦略の柱である観光列車「ろくもん」については、全国的な観光列車ブ ームを受け、引き続きテレビ番組や旅行雑誌で全国的に発信されていることなどから、 食事付きプランの乗車率が 79.7%と好調に推移し、収益の向上に寄与した反面、指定 席プランは 45.5%にとどまり、利用促進策の検討が必要となっております。 また、車内で提供している野菜・伝統工芸品の生産者をPRするパンフレットの作 成配布、沿線の日本酒を飲み比べるイベントの開催など地域と連携した取り組みをよ り強化しました。 このほか、企画列車として日本鉄道3大車窓の一つであるJR姨捨駅への乗り入れ や、「ろくもん3号」でワインを楽しむ特別企画を実施、さらには、マイレールとして 列車を貸し切ってのご利用もしていただきました。 このような状況の中、輸送人員については、北陸新幹線の金沢延伸及び4月5日から 5月 31 日に開催された善光寺御開帳の影響で、県内外から多くのお客様に長野を訪れ ていただき、4月、5月の定期外運賃収入が大幅に増加したことなどから、しなの鉄 道線では、前事業年度に比べ 12 万3千人余り増加し、1千 18 万人余りとなり、経営 目標である1千万人を達成することができました。 また、北しなの線についても、452 万7千人余りとなり、経営目標である 400 万人を 達成することができました。 今後とも、目標達成に向けて全社員一丸となって取り組むとともに、健全で持続的 な発展を期して挑戦し続けてまいります。 当社の事業の概況は以下のとおりです。 安全面においては、7月に鉄道事業法に基づく「運輸安全マネジメント評価」が国 土交通省により実施され、安全管理体制の維持及び改善に向け助言を受けました。2 また、7月 25 日から8月 23 日の間を、「夏季の安全輸送推進期間」として設定し、 「安全安定輸送の確保とお客さまへの安心感の提供」をテーマとして取り組みました。 さらに、11 月 25 日に噴火警戒レベル3の浅間山が中噴火したことを想定し、初の 火山防災訓練を実施しました。この訓練では、大量の降灰時における運行、除去訓練 や駅到着時の避難誘導訓練を地域住民の参加協力のもと行いました。 このほか、例年実施している「年末年始の輸送等に関する安全総点検」では、役員 による現場巡回による点検及び各機関長による自主点検を実施し、安全確保・安全意 識の向上を図りました。 北しなの線の冬期に向けては、黒姫駅に常駐要員を 24 時間体制で2名配置する等の 北しなの線冬期体制を 12 月1日から実施しました。 ハード面では、小諸高架橋、田中駅の耐震化工事に向けた設計業務を進めるととも に、ワンマン運転に伴う安全確保のため、北長野駅上り線、三才駅下り線にITV設 備を設置しました。 また、老朽化したマクラギや電車線支持物等の設備更新、田中駅本屋の耐震設計を 進めるとともに、29 か所ある列車無線基地局の更新計画を策定しました。 輸送面においては、昨年に引き続き、しなの鉄道活性化協議会より軽井沢・小諸間 の列車増発の実証運行を受託し、上下線合わせて 14 本の列車を増発しました。 また、ゴールデンウィークやお盆など多客期における利用者の利便性向上のため、 「軽井沢ホリデー号」、「夏祭りびんずる号」等の臨時列車を運行しました。 このほか、JRのダイヤ改正に合わせ、接続の改善等お客様の利便性向上を目的と して、3月 26 日にダイヤ改正を行いました。 一方、輸送障害は 11 件発生しました。主なものとして、10 月 23 日に、黒姫・妙高 高原間で踏切から線路内に自動車が侵入し、全運休4本、部分運休2本、遅延4本(123 分~17 分)が発生しました。 また、1月 30 日に、軽井沢・小諸間で架線凍結により、全運休 13 本、部分運休 18 本が発生したほか、2月 29 日には、黒姫・妙高高原間で信号に不具合が生じたため、 全運休1本、部分運休 16 本が発生しました。 サービス面においては、お客様満足度の向上に向け、昨年度策定した「お客さまサ ービスガイド」を全社員に周知し取り組みの徹底を図りました。 また、障害特性の理解と対応スキルの習得を目的として社員対象にバリアフリー研 修を行いました。 10 月1日~31 日の秋のグッドマナーキャンペーンでは、列車内の騒音防止及び座席 占有の防止に向け、ポスターや車内放送で注意喚起を行いました。 また、お客様感謝イベントとして、10 月から 11 月にかけての行楽シーズンに、沿 線自治体、商工・観光団体等と連携し「千曲市マルシェ号」、「信州上田謎解きミステ リーウォーク」等のイベントを開催し多くのお客様にお楽しみいただきました。 営業面においては、NHK大河ドラマ「真田丸」放映に合わせ、「真田幸村の郷 駅
3 づくりプロジェクト」として上田駅の装飾や関連物品販売を行いました。 観光列車「ろくもん」については、定期列車を 179 日(1日3本)、団体列車を9本 運行しました。7月 11 日には、運行1周年を記念して、駅でのおもてなしイベント、 旗を振ろうプロジェクト等を実施しました。 この他、香港の旅行代理店へインバウンドに係る営業、ろくもんの食材をPRする パンフレットの作成・配布など魅力発信に取り組むとともに、客室乗務員を対象にサ ービス研修や食品衛生研修を行いました。 恒例のビール列車は、9本運行しました。このうち9月 18 日は、初めて北しなの線 を運行し、折り返しの黒姫駅では、信濃町振興局との共催で「黒姫駅夜市」を開催し、 そばの振る舞いや農産物の販売を行うなど秋の北信濃を堪能していただきました。 また、えちごトキめき鉄道と連携し、海水浴客をターゲットに発売した「長野ひす いラインフリーきっぷ」は、7月 18 日から8月 31 日の 45 日間で 1,039 枚が購入され 多くのお客さまに利用されました。 職場環境の改善や人材育成の面では、平成 26 年度から導入した「5S(整理・整頓・ 清掃・清潔・しつけ)活動」において、役員や機関の長による5S点検や年2回のク リーン運動を実施し、活動の定着化を図りました。 また、職場環境や問題意識の醸成に向けた「企業風土改革研修」を実施するととも に、新たに、障害者の方へ接するためのバリアフリー研修や管理者を対象に営業力強 化研修を行いました。 輸送人員及び旅客収入等につきましては、次のとおりです。 区 分 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 輸 送 人 員 定 期 外 2,950,196 人 2,990,744 人 2,981,230 人 87,034 人 3,068,264 人 3,074,982 人 1,196,915 人 4,271,897 人 定 期 通勤定期 2,948,340 人 3,000,360 人 2,993,628 人 123,502 人 3,117,130 人 2,904,022 人 1,594,172 人 4,498,194 人 通学定期 4,175,940 人 4,382,580 人 4,082,400 人 61,500 人 4,143,900 人 4.201,602 人 1,736,318 人 5,937,920 人 計 7,124,280 人 7,382,940 人 7,076,028 人 185,002 人 7,261,030 人 7,105,624 人 3,330,490 人 10,436,114 人 合 計 10,074,476 人 10,373,684 人 10,057,258 人 272,036 人 10,329,294 人 10,180,606 人 4,527,405 人 14,708,011 人 輸 送 密 度 6,831 人/日 km 7,007 人/日 km 6,757 人/日 km 3,362 人/日 km - 6,785 人/日 km 3,594 人/日 km -
4 旅 客 収 入 定期外運賃 1,147,839 千円 1,149,874 千円 1,158,564 千円 28,456 千円 1,187,020 千円 1,259,404 千円 409,897 千円 1,669,302 千円 定 期 運 賃 通勤定期 607,601 千円 612,733 千円 608,742 千円 15,094 千円 623,835 千円 635,895 千円 193,033 千円 828,928 千円 通学定期 496,344 千円 523,674 千円 466,826 千円 1,318 千円 468,144 千円 513,262 千円 142,647 千円 655,910 千円 計 1,103,945 千円 1,136,407 千円 1,075,568 千円 16,411 千円 1,091,979 千円 1,149,157 千円 335,681 千円 1,484,839 千円 合 計 2,251,785 千円 2,286,282 千円 2,234,132 千円 44,868 千円 2,278,999 千円 2,408,562 千円 745,578 千円 3,154,141 千円 (注)記載金額は千円未満を切り捨てて表示しています。 平成 26~27 年度は、上段:しなの鉄道線、中段:北しなの線、下段:合計であり ます。 当事業年度の営業成績は、北しなの線の通年の実績が加わったことから、大幅な増 収となりました。定期外運賃収入については、しなの鉄道線の輸送人員が前事業年度 に比べ 3.1%の増加となり、収入は1億円の増加(前事業年度比 8.7%増)となりまし た。また、北しなの線の定期外運賃収入は4億9百万円となり、定期外運賃収入全体 では 16 億6千9百万円となりました。 通勤定期運賃収入については、しなの鉄道線の輸送人員が前事業年度に比べ集計方 法の変更により 3.0%の減少となりましたが、収入は2千7百万円の増加(前事業年度 比 4.5%増)となりました。また、北しなの線の通勤定期運賃収入は1億4千2百万円 となり、通勤定期運賃収入全体では8億2千8百万円となりました。 通学定期運賃収入については、しなの鉄道線の輸送人員が前事業年度に比べ 2.9%増 加し、収入は、4千6百万円の増加(前事業年度比 9.9%増)となりました。また、北 しなの線の通学定期運賃収入は1億4千2百万円となり、通学定期運賃収入全体では 6億5千5百万円となりました。 この結果、北しなの線の旅客収入7億4千5百万円を加えた旅客収入全体では、8 億7千5百万円の増加(前事業年度比 38.4%増)となり、鉄道線路使用料及び車両使 用料収入やろくもん関係の売り上げといった運輸雑収も増加したことなどから、営業 収益全体では 44 億2百万円となり、前事業年度に比べ 15 億1千2百万円の増加(前 事業年度比 52.3%増)となりました。 営業費については、北しなの線開業に伴う人件費の増加、線路・電路の修繕費の増 加、車両の法定検査費用の増加、ろくもん運行に伴う旅行経費の計上などにより、し なの鉄道線が 27 億7千8百万円、北しなの線が 12 億8千9百万円となり、営業費総 額は 40 億6千8百万円(前事業年度比 35.1%増)となりました。
5 営業損益については、しなの鉄道線が2億4千3百万円の利益、北しなの線が9千 万円の利益となり、全体で3億3千4百万円の利益となりました。 営業外収益の主なものとしては、しなの鉄道活性化協議会からの業務受託料を、営 業外費用については、主に支払利息を計上しています。 これにより経常損益は、しなの鉄道線が2億5千7百万円の利益、北しなの線が7 千5百万円の利益となり、全体では、3億3千3百万円の利益となりました。 特別利益及び特別損失の主な内訳は次のとおりです。 ア.特別利益 〇補助金 ・遠方監視制御装置子局更新 28,900 千円 ・電車線路支持物建替 26,032 千円 ・屋代変電所き電盤等取替 21,350 千円 〇負担金 ・桝網用水函渠新設他 11,289 千円 イ.特別損失 上記の圧縮損 87,571 千円 以上の結果、税引き前当期利益は4億2千万円(前事業年度比 280.6%増)となり、 法人税等1億2百万円を差し引いた当期純利益は3億1千7百万円となりました。こ れにより、繰越利益剰余金は9億2千6百万円となりました。 なお、営業損益及び経常損益は2期ぶりの黒字、当期純利益は 11 期連続の黒字とな りました。 (2)設備投資等の状況 北しなの線開業に伴う設備分離をはじめ、安全輸送の確保及び利便性向上等のため の各種施設・設備の取得、改良を行いました。 当事業年度中に実施した設備投資額は、しなの鉄道線4億4千万円、北しなの線2 億6千3百万円、負担金関係2千5百万円であり、総額7億2千9百万円(補助金等 による資産取得価額を含み、継続中の工事等は除く)となりました。その主なものは 次のとおりです。 ア.当事業年度中に完成した主な工事等 ・電車線路支持物建替 78,358 千円 ・券売機入換(5台) 43,800 千円 ・遠方監視制御装置子局更新 43,363 千円 ・屋代駅施設バリアフリー化(設計) 42,820 千円 ・屋代変電所き電盤等取替 32,091 千円 ・橋梁耐震補強(小諸高架:測量・設計) 29,786 千円 ・PCマクラギバンドロール化 30,013 千円 イ.北しなの線開業準備関連 ・指令設備分離工事 163,230 千円 ・JR 委託設備改良工事 28,932 千円
6 (3)財産及び損益の状況の推移 営業成績及び財産の状況の推移は、次のとおりです。 区 分 第 17 期 (平成 24 年度) 第 18 期 (平成 25 年度) 第 19 期 (平成 26 年度) 第 20 期[当期] (平成 27 年度) 営業収益 (百万円) 2,816 2,832 2,889 4,402 経常利益 (百万円) 10 121 △120 333 当期純利益(百万円) 122 163 99 317 1株当たり 当期純利益 (円) 2,585.66 3,407.75 2,045.92 6,568.66 総 資 産 (百万円) 5,968 7,437 12,342 7,970 (4)対処すべき課題とその具体的な対応等 安全・安定輸送の確保に向けては、耐震化工事や老朽化した施設・構造物について、 計画的に改修・修繕工事等を進めるとともに、長期的な修繕計画の見直しを進めてま いります。 また、北しなの線の冬期の安全・安定輸送の確保に向けては、今冬が暖冬ではあっ たものの、「北しなの線冬期体制構築のためのプロジェクトチーム」において、今冬の 経験や課題を踏まえ、対応策を着実に講じてまいります。 サービス面では、お客さまサービスガイドの社員への更なる浸透やお客さまの声の 活用に向けた仕組みを構築してまいります。 また、お客様満足度の更なる向上に向け、エレベーター設置等のバリアフリー化を 進めてまいります。 5S活動については、推進活動計画により、5Sが日常的な活動として定着し、5 Sが「あたりまえ」になることを目指してまいります。さらに職場の問題点の解決、 解消に向けた活動を行い、職場環境改善、業務効率向上に取り組んでまいります。 営業面では、北しなの線の安定的経営の確立に向け、沿線地域や他の交通機関と連 携した企画きっぷの発売など、広域的な観光ゾーンを視野に入れた営業戦略を構築し ます。また、NHK大河ドラマ「真田丸」の放映、G7長野県・軽井沢町交通大臣会 合、信州デスティネーションキャンペーンプレキャンペーンに合わせ、沿線自治体、 関係団体及び他の交通機関と連携した企画商品の開発など、地域との共生・連携に軸 足を置いた新たな営業戦略を構築し、新たな需要を創出してまいります。 さらに、「ろくもん」については、平成 28 年7月に運行2周年を迎えることから、さ らに強固な信州ブランドの構築を目指して、新たに、宿泊と北信地域回遊が付随する 「クルーズトレイン企画」を実施するとともに、指定席プランの乗車率向上に向けた 企画等を実施してまいります。 このほか、しなの鉄道活性化協議会や北しなの線運営協議会など沿線地域の利用促進 団体と連携し、列車や駅を活用したイベントや特産品の販売など、利用促進に向けた 取り組みを進めてまいります。
7 (5)主要な事業内容 当期の当社の事業は、旅客鉄道事業及びこれに付帯する事業です。 旅客鉄道事業の営業キロは、102.4 km(しなの鉄道線 軽井沢・篠ノ井間 65.1km、 北しなの線 長野・妙高高原間 37.3 km)です。駅数は、しなの鉄道線 18 駅(篠ノ井 駅を除く)、北しなの線6駅(長野駅、妙高高原駅を除く)です。 また、車両は電車 59 両を保有しています。 (6)主要な事業所及び従業員の状況 本 店 上田市常田一丁目3番 39 号 駅 軽井沢駅、中軽井沢駅、信濃追分駅【軽井沢町】 御代田駅【御代田町】 平原駅、小諸駅【小諸市】 滋野駅、田中駅【東御市】 大屋駅、信濃国分寺駅、上田駅、西上田駅【上田市】 テクノさかき駅、坂城駅【坂城町】 戸倉駅、千曲駅、屋代駅、屋代高校前駅【千曲市】 北長野駅、三才駅、豊野駅【長野市】 牟礼駅【飯綱町】 古間駅、黒姫駅【信濃町】 運輸区 【千曲市】 技術センター 【上田市】 技術センター豊野派出所【長野市】 従業員の状況(平成 28 年 3 月 31 日現在) 従業員数 前期末比増減 平均年齢 平均勤続年数 256 名 15 名増 35.2 歳 9.7 年 (注)このうち、正規採用従業員は 245 名、他の法人等からの出向従業員は 11 名であり ます。また、このほか、特別契約・嘱託、準社員、臨時雇用員が合計 24 名おります。 (7)重要な親会社及び子会社の状況 当社には、親会社及び子会社の関係にある会社はありません。 なお、「長電テクニカルサービス株式会社(資本金5千万円、本店長野県須坂市)」 の株式1千万円(議決権比率 20%)を保有し、当社所有車両の全般検査、重要部検査 及び臨時検査等を委託しております。
8 (8)借入先(平成 28 年 3 月 31 日現在) 借 入 先 借 入 金 残 高 株 式 会 社 日 本 政 策 投 資 銀 行 百万円 1,338 株 式 会 社 八 十 二 銀 行 648 長 野 県 信 用 農 業 協 同 組 合 連 合 会 197 上 田 信 用 金 庫 140 長 野 信 用 金 庫 121 株 式 会 社 長 野 銀 行 121 長 野 県 信 用 組 合 121 長 野 県 労 働 金 庫 12 2.会社の株式に関する事項(平成 28 年 3 月 31 日現在) (1)株式数 会 社 が 発 行 す る 株 式 の 総 数 48,409株 発 行 済 株 式 の 総 数 ( 普 通 株 式 ) 48,409株 (2)株主数 29名 (3)株主(上位 10 名) 株 主 名 所有持株数 持株比率 長 野 県 長 野 市 株 式 会 社 八 十 二 銀 行 上 田 市 千 曲 市 小 諸 市 軽 井 沢 町 信 濃 町 東 御 市 長 野 電 鉄 株 式 会 社 35,639株 1,880株 1,300株 1,080株 970株 720株 720株 700株 600株 600株 73.64% 3.88% 2.69% 2.23% 1.98% 1.49% 1.49% 1.45% 1.24% 1.24% (注)当社の上記大株主への出資はありません。
9 3.会社役員に関する事項 (1)取締役及び監査役の氏名等(平成 28 年 3 月 31 日現在) 氏 名 地位及び担当 主な他の法人等の代表状況等 北 村 正 博 取締役会長 長野県商工会議所連合会 会長 長野商工会議所 会頭 藤 井 武 晴 代表取締役社長 春 日 良 太 専務取締役 伊 堀 貞 夫 取締役(運輸部長) 小 岩 正 貴 取締役 長野県 企画振興部長 加 藤 久 雄 取締役 長野市長 母 袋 創 一 取締役 上田市長 笠 原 甲 一 取締役 長野電鉄(株)代表取締役社長 青 木 裕 子 取締役 軽井沢町立図書館長 滝 沢 敏比古 常勤監査役 山 村 弘 監査役 坂城町長 竹 内 喜 宜 監査役 弁護士 (注)1. 取締役 北村正博氏、取締役 小岩正貴氏、取締役 加藤久雄氏、取締役母袋 創一氏、取締役 笠原甲一氏及び取締役 青木裕子氏は社外取締役であります。 2. 監査役 山村弘氏及び監査役 竹内喜宜氏は社外監査役であります。 (2)取締役及び監査役の報酬等の額 取締役4名 14,300 千円 (うち社外0名) 監査役2名 5,254 千円 (うち社外0名) (注)1. 上記の監査役の報酬等の額には平成 27 年 6 月 12 日開催の第 19 期定時株 主総会決議に基づき支給された役員退職慰労金 814 千円(退任監査役 1 名 分)が含まれています。 2. 上記のほか、使用人兼務取締役1名の使用人給与相当額は 849 千円であり ます。 3. 期末現在の取締役の人員は9名、監査役の人員は3名であり、期中の異動 等は次のとおりです。 (1) 取締役 就任 4名 退任 4名 無報酬の取締役 6名 (2) 監査役 就任 2名 退任 2名 無報酬の監査役 2名
10 (3) 社外役員に関する事項 ア.取締役 北村正博 当事業年度における主な活動状況 取締役会6回のうち合計5回に出席し、主に民間企業の経験豊富な経営者の観 点から、議案・審議等につき適宜発言を行っております。 イ.取締役 小岩正貴 当事業年度における主な活動状況 取締役会5回のうち合計3回に出席し、主に最大株主として、また県の交通政 策を所管する立場として、議案・審議等につき適宜発言を行っております。 ウ.取締役 加藤久雄 当事業年度における主な活動状況 取締役会6回のうち1回に出席し、主に北しなの線区間を代表する沿線市町の 代表者として、議案・審議等につき適宜発言を行っております。 エ.取締役 母袋創一 当事業年度における主な活動状況 取締役会6回のうち1回に出席し、主に当社最大の乗降者数を持つ上田駅の所 在する市の長としての観点から、議案・審議等につき適宜発言を行っております。 オ.取締役 笠原甲一 当事業年度における主な活動状況 取締役会6回のうち合計5回に出席し、主に同業種の経営者としての観点から、 議案・審議等につき適宜発言を行っております。 カ.取締役 青木裕子 当事業年度における主な活動状況 取締役会5回のうち合計4回に出席し、主に沿線の地域に密着した施設の運営 者としての観点から、議案・審議等につき適宜発言を行っております。 キ.監査役 山村弘 当事業年度における主な活動状況 取締役会6回のうち合計3回、及び監査役会6回すべてに出席し、主に沿線市 町の代表者としての観点から、議案・審議等につき必要な発言を適宜行っており ます。 ク.監査役 竹内喜宜 当事業年度における主な活動状況 取締役会5回すべて、及び監査役会5回すべてに出席し、主に弁護士としての 豊富な経験をもとに、議案・審議等につき必要な発言を適宜行っております。 4.会計監査人の状況 会計監査人の名称 有限責任監査法人トーマツ
11 5.業務の適正を確保する体制に係る基本方針 (1)取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体 制その他会社の業務の適正を確保するための体制 ア.当社は、社会規範・倫理および法令等の遵守により、公正かつ適切な経営を実現 し、企業市民としての社会的責任を果たす。 イ.取締役会は、取締役会規則に従い取締役会に付議された議案が十分審議される体 制をとり、会社の業務執行に関する意思決定が法令及び定款に適合することを確保 する。 ウ.取締役は、会社経営に関する重要事項及び業務執行状況を取締役会に報告して情 報の共有化を図り、それに関する意見を交換することにより、取締役会による取締 役の業務執行の監督を充実させる。 エ.代表取締役は、法令もしくは取締役会から委任された会社の業務執行を行うとと もに、取締役会の決定、決議及び社内規則に従い業務を執行する。 オ.当社は、各種研修の機会を通じ、経営理念及び社員行動基準の概念を浸透させ、 法令遵守意識の定着を図る。 (2)取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関し、定款及び取締役会規則、文 書規程その他の社内規則を整備し、それぞれ適切に保存し、かつ管理する。 (3)損失の危険の管理に関する規程その他の体制 安全運行、災害等に係るリスクについては、安全推進委員会において対策の検討等 を行い、それぞれの担当部署にて、規程・ガイドラインの制定、マニュアルの作成・ 配布等を行うものとし、コンプライアンスその他組織横断的なリスク状況の監視及び 全社的な対応は経営戦略部が行うものとする。 なお、新たに生じたリスクへの対応に必要な場合は、社長から全社に示達するとと もに、速やかに対応責任者となる取締役を定めることとし、リスクが現実化し重大な 損害の発生が予測される場合には、取締役は速やかに取締役会に報告するものとする。 (4)取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制 職務権限規程等に基づいた業務の執行を行うことにより、取締役の職務の執行が効 率的に行われることを確保する。また、合理的な経営方針の策定、全社的な重要事項 について決定する役員会や経営会議等を有効活用し、各部門間の有効な連携の確保の ための制度の整備・運用を行う。 (5)監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人 に関する事項、当該使用人の取締役からの独立性に関する事項及び指示の実効性に関 する事項 監査役が、監査役の職務の補助を必要とする場合は、監査役と協議のうえ合理的な 範囲で人員の派遣を行う。なお、監査役から監査役監査業務の補助の指示を受けた者 は、その指示に関して、取締役その他の役職員から指揮命令を受けないものとし、監
12 査役補助業務の任にある間の人事評価や人事異動については、監査役の意見を聴取の うえ決定する。 (6)取締役及び使用人またはこれらの者から報告を受けた者が監査役に報告をするため の体制及び報告した者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないこ とを確保するための体制 ア.取締役及び使用人は、会社に著しい損害を及ぼす事実が発生し、又は発生するお それを認めたときその他業務及び業績に影響を与える重要な事実を発見したときは、 監査役に都度報告及び情報提供を行うものとする。また、監査役はいつでも必要に 応じて、取締役及び使用人に対して報告を求めることができる。 イ.前号の報告をした者は、当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けな い。 (7)監査役の職務の執行について生ずる費用の前払いまたは償還の手続きその他職務の 執行について生ずる費用又は債務の処理に関する事項 監査役がその職務の執行について、当社に対し費用の前払い等を請求したときは、 当該請求に係る費用又は債務が当該監査役の職務の執行に必要でないと認められた場 合を除き、その費用を負担する。 (8)その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制 監査役は、意思決定の過程及び業務の執行状況を把握するため、取締役会のほか、 役員会・経営会議等の重要な会議に出席するとともに、稟議書その他業務執行に関す る重要な文書を閲覧し、必要に応じて、取締役または、使用人にその説明を求めるこ ととする。さらに、会計監査人から会計監査の内容につき説明を受け、情報の交換を 行うなど、連絡を密にし、監査役監査の実効性を図るものとする。 6.業務の適正を確保する体制の運用状況 (1)取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体 制その他会社の業務の適正を確保するための体制 ア.経営理念、経営計画を通じて当社に勤務するすべての者が、輸送の安全と安定を 第一とする体制を整備しています。 イ.取締役会を6回開催し、職務の執行状況を報告するとともに、付議された議案に ついて十分に審議しました。 ウ.社員研修実施時に出席者で経営理念の唱和を行い理念の深度化を図りました。 (2)取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制 取締役会の資料及び議事録は、鎖錠できるキャビネットに保管し、キャビネットの 鍵を金庫に保管し、適正な情報の保存・管理を行いました。 (3)損失の危険の管理に関する規程その他の体制 ア.安全管理規程を改正し、安全に対するリスクマネジメントの向上を図りました。 イ.月1回、安全推進委員会を開催し、安全確保のための事業計画実行状況の検証と 事故・災害等に対する再発防止策の策定及び潜在的なリスクに対するする対応策な ど輸送の安全水準維持・向上を図りました。 ウ.安全管理上の課題や問題点を見出すために、安全マネジメント内部監査(年7回)
13 を実施し、安全管理体制の構築・改善における取組の適合性及び有効性の確認を行 いました。 (4)取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制 週1回の役員会による経営としての意思決定を行い効率的な職務遂行を行いました。 (5)監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人 に関する事項、当該使用人の取締役からの独立性に関する事項及び指示の実効性に関 する事項 ア.独立した補助使用人の該当者はいません。 イ.監査役会運営事務について、適当な人員を指示しています。 ウ.業務監査を補助する社員について実効的に監査が行われるよう勤務上の配慮をし ました。 (6)取締役及び使用人またはこれらの者から報告を受けた者が監査役に報告をするため の体制及び報告した者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないこ とを確保するための体制 人事評価上、当該社員であることを評価基準とする評価項目は設けていません。 (7)監査役の職務の執行について生ずる費用の前払いまたは償還の手続きその他職務の 執行について生ずる費用又は債務の処理に関する事項 監査に必要な経費については、監査役からの請求に基づき適正に処理しました。 (8)その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制 重要事項について監査役に直接報告を行うことで実効性を確保しています。