消費者団体訴訟制度と市民参加 : 制度活用のため
のインセンティブの必要性
著者名(日)
大坂 恵里
雑誌名
東洋法学
巻
53
号
2
ページ
97-117
発行年
2009-12-22
URL
http://id.nii.ac.jp/1060/00000710/
Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja︽論 説︾
消費者団体訴訟制度と市民参加
制度活用のためのインセンティブの必要性
本稿の目的大 坂
恵 里
平成二〇年版国民生活白書︵二〇〇八︶は、第五一回目にして初めて本格的に消費者に焦点を当てた構成となっ た。同白書が目指すのは、﹁消費者市民社会﹂︵8房仁BR。往認拐匡o︶の実現である。﹁消費者市民社会﹂は、一般 に、以下のように定義されてきた。 消費者市民社会とは、個人が、消費者としての役割において、倫理的な間題、多様な視点、グローバルな変 化、将来の状況を考慮することによって、社会を発展させ改善することに積極的に参加する社会である。それ は、自己の個人的な二ーズと幸福を得ながら、世界規模でも、地域、国、地方、家族においても、責任を負う ことを必要とする︵↓ぎおの窪品08H旨︶。 同白書︵二〇〇八”四−五︶は、消費者市民社会の構成主体である消費者市民に、経済主体としての役割と社会を変革していく主体としての役割を期待している。 司法制度改革審議会意見書︵二〇〇一”九︶が司法制度改革の三つの柱の一つに据えた﹁国民の期待に応える司 法制度﹂を構築するためには、国民の裁判所へのアクセスの拡充が必要であり、既に多くの法改正がなされてき た。消費者団体訴訟制度を導入するための消費者契約法の改正もその一つである。 本稿は、現行の消費者団体訴訟制度が市民参加を拡充する手段として十分に機能しているのか、不十分であると さ すれば何か必要であるのかを比較法の視点から論じるものである。 二 現行の消費者団体訴訟制度の現状と問題点 1 制度導入の背景と経緯 高度経済成長期には、日本各地で薬害や食品公害が多発した。一九七〇年代になると、重大な人身被害事件に加 えて、契約や販売方法の不当性に起因した消費者被害が発生するようになった。活発化する消費者運動に呼応する ように、消費者保護基本法︵昭和四三年法律第七八号︶の制定に始まり、危険な製品や悪質商法を規制する個別法 が制定されていったが、消費者契約の多様化・複雑化に伴って、不当な契約や販売方法による被害は増加する一方 パユレ であった。二〇〇〇年には、消費者と事業者の情報力・交渉力の格差を前提に、消費者の利益擁護を図ることを目 的として、民法の特別法である消費者契約法︵平成一二年法律第六一号︶が制定された。さらに二〇〇四年には、 消費者契約法と同じ前提の下で、消費者の権利の尊重及びその自立の支援をも目的として、消費者保護基本法が改 パ レ 正され、消費者基本法︵平成一六年法律第七〇条︶となった。そして二〇〇九年五月二九日、消費者行政を一元化 することを目的とした消費者庁関連三法 消費者庁及び消費者委員会設置法︵平成一二年法律第四八号︶、消費 98
者庁及び消費者委員会設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律︵平成二一年法律第四九号︶、消費者安全 法︵平成二一年法律第五〇号︶iが成立し、九月一日付で消費者庁が発足した。 不当な消費者契約や販売方法からは、多くの場合、同種の被害が同時期に多数生じるものである。被害を受けた 消費者は、消費者契約法や民法に基づく救済を求めることが可能であるが、同種の被害の広がりを防止することは 難しい。また、被害額が僅少である場合や算定困難である場合、救済を求めること自体を断念する被害者も多い。 消費者全体の利益を守るためには、事業者の不当な行為を差し止めることが必要であり、さらには、事業者の不当 な利益を吐き出させる機能も含めた、被害者が集合的に損害賠償を請求する制度が求められる。こうした指摘は目 新しいものではなく、一九七〇年代からヨーロッパ型の団体訴権制度、アメリカ型のクラスアクション制度の研究 ハき がなされてきた。 消費者契約法の審議過程においても事業者の行為の差止請求訴訟を行う権限を消費者団体に認める制度の導入が 検討され、時期尚早として見送られたものの、衆参両議院の附帯決議において差止請求に関わる団体訴権の検討を 行うことが要求された。また、二〇〇一年六月に公表された司法制度改革審議会意見書、二〇〇二年三月に閣議決 定された司法制度改革推進計画においても、団体訴権の導入、導入する場合の適格団体の決め方等について、法分 野毎に個別の実体法で検討を行うよう提言された。そのような背景から、国民生活審議会消費者政策部会の下に設 置された消費者団体訴訟制度検討委員会が二〇〇五年六月に公表した報告書に基づいて、消費者団体訴訟制度を組 み込んだ消費者契約法改正法︵平成一八年法律第五六号︶が二〇〇六年五月一日に成立し、公布から一年後の二〇 〇七年六月七日に施行された。その後、第一六九回国会において消費者契約法改正法︵平成二〇年法律第二九号︶ が成立し、景品表示法及び特定商取引法においても消費者団体訴訟制度が導入されることになった。
2 制度の概要 消費者団体訴訟制度を利用するために、消費者団体は、まず、内閣総理大臣の適格認定を受ける必要がある︵消 契法二二条︶。 適格消費者団体は、消費者契約法、景品表示法、特定商取引法に違反する事業者の不当な行為︵消契法四条一ー 三項、八i一〇条、景表法一〇条一−二号、特商法五八条の四ー九︵未施行︶︶に対して差止請求権を行使するこ とができる︵消契法一二条、景表法一〇条本文、特商法五八条の四ー九︵未施行︶︶。ただし、当該行為が不特定か つ多数の消費者に対して現になされているかなされるおそれのあることが必要である︵同︶。また、適格消費者団 体は、訴訟外で差止請求をし、かつ、それから一週間を経過した後でなければ訴えを提起することができない︵消 契法四一条一項本文︶。差止請求権の行使によって判決や裁判外の和解等が得られた場合には、その概要が公表さ れることになる︵消契法三九条一項︶。 3 制度の評価 消費者団体訴訟制度は、直接の被害者ではない特定の団体に実体法上の請求権を与えるという、日本においては 画期的な制度であるが、現行制度については複数の間題点が指摘されている。それらは、訴訟自体に関するもの、 救済方法に関するもの、適格消費者団体への支援に関するものに大まかに分類できる。 ω 訴訟自体に関する問題点 ①請求権行使の制限 ある適格消費者団体が差止請求訴訟において確定判決等を得ている場合、他の適格消費者団体は請求の内容およ 100
び相手方である事業者が同一である差止請求訴訟を提起できない︵消契法一二条の二第二号︶。消費者被害の特性 ︵同種、同時、多数︶から、複数の適格消費者団体が同一の相手方に対して同一の請求内容の差止請求訴訟を提起 することも想定されるが、一つの適格消費者団体が和解した場合には他の訴訟は終了してしまうことになるのであ る。 ②判決の援用の禁止 消費者団体がある事業者に対して差止判決を得た後に、消費者が同じ事業者を相手取って提起した訴訟の中で当 該差止判決を援用することは禁止された。 ω 救済方法に関する問題点 消費者被害における事業者に対する金銭支払請求権は、アメリカにおいてだけでなく、団体訴権を採用している ヨーロッパの国々の一部においても認められている。しかし、日本の消費者団体訴訟制度は、被害者が集合的に損 害賠償を請求することも、事業者の不当な利益を吐き出させることも認めていない。もっとも、二〇〇六年の消費 者契約法改正法に対する衆参両議院の附帯決議は、適格消費者団体が損害賠償等を請求する制度について検討する ことを要求していたし、二〇〇八年六月二七日に閣議決定された消費者行政推進基本計画は、﹁父権訴訟、違法収 益の剥奪等も視野に入れつつ、被害者救済のための法的措置の検討を進めることも重要である﹂と指摘していた。 二〇〇七年七月一二日、経済開発協力機構は、消費者の紛争解決及び救済に関する理事会勧告を採択した。理事 会勧告のいう﹁救済﹂︵おRΦのの︶とは、金銭的救済や修復的要素を有する行為救済の形態を問わない経済的損害の 賠償を指す︵○国OU品OOヨG 。︶。勧告は五項目からなるが、筆頭に上げられているのは、政府が、消費者の紛争解 決及び救済のために、①個人で行動することを可能にする仕組み、②多数の消費者のために集合的に行動すること
を可能にする仕組み、③消費者保護執行機関が消費者のための救済を行うためまたは促進するための仕組みのそれ ぞれを、消費者に提供することである︵○国OU品OSる−に︶。二番目の仕組みには、個々の消費者が他の消費者 を代表して提起する訴訟、消費者団体が消費者を代表して提起する訴訟、消費者保護執行機関が消費者を代表して 提起する訴訟が含まれる︵○国OU品Oミニ一︶。さらに二〇〇八年一一月二七日には、欧州委員会が消費者の集団 的救済に関するグリーンペーパーを採択した。グリーンペーパーのいう﹁救済﹂とは、消費者が被った損失への賠 償を意味する︵OoBぢ一ωω一90P箒国霞88pOoBB⊆巳8ω品OOo 。び二︶。グリーンペーパーは、﹁集団的救済﹂の 仕組みの例として、消費者団体・個人・公的機関によって提起される代表訴訟︵お震①器旨呂奉碧ぎp︶と集団訴 ハぎ 訟︵鴨o唇蝉&9︶、テストケースをあげており、それらの仕組みを通じた集団的な消費者被害の損害賠償請求制 度の一環として、消費者を代表して訴訟を提起する機関への様々な形での金銭的支援の可能性についても言及して パヱ いる。 このような国内外の動向を背景に、二〇〇八年一二月、国民生活局長の私的研究会として集団的消費者被害回復 制度等に関する研究会が設置され、現在、検討が進められているところである。 ㈲ 適格消費者団体への支援に関する問題点 ハ レ 日本の消費者団体の多くは、諸外国の消費者団体と比較すると、人的・財政的に小規模である。制度活用のため には、適格消費者団体に十分なリソースが必要であるが、消費者契約法が規定しているのは、情報的支援のみであ る︵消契法四〇条︶。 適格消費者団体が特定非営利活動法人である場合、国税・地方税に関して一定の優遇措置が受けられ、また、国 税庁長官の認定を受けた特定非営利活動法人であれば、その寄付者も優遇措置を受けられるため、財政的支援の仕 102
クリ 組みが全く存在しないわけではない。しかしながら、例えばNPOへの寄付金額がGDP比で最も多いアメリカに おいて認められている税制上の優遇措置と比較するとなお不十分といえよう。また、ヨーロッパの一部の国々で は、消費者団体に対する公的補助が行われているのである︵国霞8ΦきOOB巨隆o脱NOOO 。帥H①o 。︶。 4 不十分なインセンティブ 佐藤︵二〇〇六”六七九︶は、消費者団体訴訟制度の機能として、消費者保護の実効化に加えて、法形成機能に 着目する。すなわち、消費者団体がその活発な訴訟提起を通じて消費者法の形成・発展の重要な動員となることを 媒介・促進する機能があるとするのである。なぜならば、ギャランター︵一九七四︶の理論によれば、消費者団体 訴訟制度が消費者側をリピート・プレイヤーに変換することで、消費者側が、リピート・プレイヤーとして、自己 に有利なルールの形成・発展のために活動するチャンスを生み出すからである︵佐藤H二〇〇六u六八五︶。 それでは、現在、消費者団体訴訟制度は、その機能を十分に果たしうるほどに活用されているのだろうか。二〇 せ パユ 〇七年六月の施行以来、適格認定された消費者団体は七団体であり、提起された訴訟は六件のみである。消費者団 体訴訟制度が事業者の不当行為の予防・抑止力となり、不当行為の件数自体が減少している、あるいは相当数の不 当行為が最終手段としての訴訟に至る前の申入れ等の段階で改善されているとすれば、少なくとも第一の機能 消費者保護の実効化1は果たされている、という仮説もありえよう。しかし、消費生活相談件数は、二〇〇七年 度において一〇四万件と、ピーク時の二〇〇四年度の一九二万件から大幅に減ったとはいえ、依然として多い︵内 閣府”二〇〇八”五−六︶。適格消費者団体がそれらの不当行為の改善を求めようにも限界があるだろう。実際、 パリ ニOO八年度の国民生活モニター調査において、消費者団体が消費者の一人として権利を守ってくれていると﹁感
じない﹂と回答した人が五〇・二%を占め、適格消費者団体を﹁全く知らなかった﹂と回答した人が七二・八%を 占めていたのである︵内閣府国民生活局H二〇〇九”二〇1二一︶。 このような現状を変えるため、すなわち、消費者団体訴訟制度が第一の機能と第二の機能 法形成機能 を 適切に果たすためには、制度活用のためのインセンティブを導入する必要があるだろう。以下では、そのようなイ ンセンティブの一つとして、既述のグリーンペーパーに倣って、集団的な消費者被害の損害賠償請求制度を検討の パな 対象とする。 三 消費者団体訴訟制度活用のためのインセンティブの導入可能性 ーアメリカの消費者クラスアクションを参考にi 1 はじめに 集団的被害の損害賠償請求制度といえば、その功罪とともに最も多く紹介されてきたのは、アメリカのクラスア パど クション制度であろう。その一類型としての消費者クラスアクションについても既に優れた研究がなされている パおレ が、以下では、消費者クラスアクションは、その制度の活用のために、どのようなインセンティブをユーザー︵被 害者、消費者団体、弁護士︶に与えているのか、ユーザーはそれらのインセンテイブをどのように活かしているの かという視点から論点を整理し、日本の消費者団体訴訟制度に参考となる点を指摘して、本稿のむすびとしたい。 104 2 クラスアクション クラスアクションとは、 共通点をもつ一定範囲の人々を代表して、一人または数名の者が、全員のために原告と
して訴え、または被告として訴えられるとする訴訟形態である︵田中”一九九コ一五〇︶。 連邦民事訴訟規則︵閏巴Φ邑勾巳89Ω≦一汐08身お︶︵以下、FRCP︶は、二三条b項においてクラスアク ションの種類を規定している。それらは、個々に提訴されたのでは相手方当事者が矛盾する行為を求められる㈲ω ㈲型クラスアクション、被告側の資力が極めて限られている場合に用いられる㈲ω⑬型クラスアクション、差別的 措置などの差止・確認判決を求める㈲吻型クラスアクション、そして、一般に損害賠償クラスアクションといわれ る㈲⑥型クラスアクションである。多数少額の消費者被害の救済を求めるクラスアクションも㈲㈹型に含まれる。 クラスアクションを提起するためには、壬二条a項に規定された、①クラス構成員が多数であること、②クラス の法律間題・事実間題が共通していること、③クラス代表者の請求権と抗弁がクラス全体の請求権と抗弁に典型的 であること、④クラス代表者が公正かつ適切にクラス全体の利益を守るであろうこと、の4要件を充足する必要が あるが、㈲⑥型に関しては、さらに①クラス構成員に共通の法律問題・事実間題が個々のクラス構成員に関わる問 題よりも支配的であることと、②クラスアクションが紛争の公正かつ効率的な司法的判断のために他の手法よりも 優れていることも充足する必要がある。そして何より、裁判所によってクラスが認証されることが必要である。 3 消費者クラスアクションと大規模不法行為クラスアクションの関係 ㈲⑥型クラスアクションは、多数少額の消費者被害の救済を求めるクラスアクションに限られない。飛行機事故 や鉄道事故に基づく損害賠償訴訟、アスベスト訴訟、医薬品や医療機器の欠陥に基づく製造物責任訴訟、タバコ訴 訟、公害訴訟といった大規模不法行為︵B霧ω8こ訴訟のほとんどが、FRCP二三条b号三項に基づいて提起 されてきた。㈲㈹型クラスアクションが一九七〇年代から増え始め、一九九〇年代に大規模不法行為クラスアク
ションにおいて被告企業が巨額の賠償金を課されるケースが頻繁に現れるようになると、クラスアクション制度に 対して、①クラスアクションが産業界へ過重な負担を課しており、その負担が価格に転化されることで結局は消費 者が不利益を受けている、②複雑訴訟にかかるコストが司法運営を圧迫し、ひいては納税者に負担をかけている、 という批判がなされるようになった。また、有毒物質に起因する大規模不法行為クラスアクションでは、③有毒物 質と疾患︵特に非特異性疾患︶との因果関係の証明が困難であり、④各被害者の暴露状況や症状が異なるうえ、暴 露により将来発症する可能性はあるが現時点では未発症の者を含めて巨大なクラスやサブクラスとして扱うことが 適切なのか、という議論もなされるようになった。㈲⑥型クラスアクションでは、オプトアウト︵クラス離脱︶手 続によってクラスに対する判決や和解の効果を自己に及ぼさないことができるが、将来の原告は自己がクラス構成 員であるという自覚のないままオプトアウト期間を徒過してしまう可能性が高いからである。さらに、⑤全面成功 報酬制の下で、個々のクラス構成員の受ける利益に比して原告側代理人の受ける利益が莫大過ぎるのではないか、 ⑥原告側代理人が成功報酬目当てに早急な和解に走るために企業と馴れ合いになり、クラスの利益が守られないの ではないかという弁護士への批判も高まった。 クラスアクションのほとんどが取り下げや和解で終結することから、最初から和解を目的としたクラスアクショ ンが提起されるようになったが、一九九〇年代後半、アスベスト禍から生じた二つの和解目的のためのクラスアク ションにおいて、クラスアクションとして承認しないとする連邦地方裁判所の判断を連邦最高裁判所が支持したこ パれレ とから、クラスアクションは連邦裁判所ではなく各州の州裁判所で提起されるようになった。すると今度は、 パを フォーラムショッピング︵法廷地漁り︶の弊害に関する批判がなされるようになった。それらは、①原告側代理人 がクラスアクションの承認がなされやすい州を選んで提訴し、成功報酬目当てに原告に不十分な条件で和解してし 106
まうため、クラスの利益が守られない、②同じ被告相手に同じ内容のクラスアクションを複数の州で同時期に提起 することによって、被告側に過大な負担になり、また、司法制度にとっても非効率である、③ある州において全国 パを 規模のクラスアクションが承認されて判例法が形成されることで、他州の法を変更・破棄する結果を招く可能性が パぜ ある、というものである。二〇〇五年クラスアクション公正法︵Ω霧ω>&9評一ヨoωの>亀︵以下、CAFA︶ は、そうしたクラスアクション濫用論を背景に成立したものであった。 大規模不法行為の多くも消費者に被害を与えているが、被侵害利益が人の生命・身体や不動産であるため、個々 のクラス構成員の賠償請求額は高額になりやすい。一方、消費者クラスアクションの例として挙げられるのは、全 く同じタイプのコンタクトレンズを別の種類であるかのように複数の価格を付けて売ることで利益を得ていたよう パ レ な場合であり︵目2ω一零9箪H800H一合山お︶、個々のクラス構成員の賠償請求額は低額になりやすい。 4 賠償金・和解金の配分 クラスアクションで賠償金・和解金を獲得できたとして、クラス構成員の特定、各クラス構成員の被害金額の算 定が困難である場合、クラス構成員への配当をどのように行うべきかが間題となる。そもそも、クラス構成員への 通知手続は拡充されてはいるものの、自己がクラス構成員であることを知らないクラス構成員が一定程度存在して しまうことは避けがたく、知っていても請求を行わないクラス構成員もいるであろう。 パセ そのような間題への対応方法として、流動的回復︵曽こお8<Φ曼︶またはシープレー︵昌−虞8︶配分と呼ばれ る方法が用いられる場合がある。流動的回復の趣旨は、不当な利益の吐き出しや違法行為の抑止を確実に実現する ことにある︵酷○箪窪&ρ讐鳶N︶。例えば、被害が少額でクラス構成員全員が個別に配当を受けることは不可能
であったり非実際的であったりするような場合や、クラス構成員を特定することが困難である場合に、消費者被害 に対する被告からの和解金や賠償金を消費者団体や教育機関へ助成金として配分する、また、クラス構成員からの 請求が少ないために余ってしまった和解金や賠償金について同様の処理をすることがある。余剰金が被告に戻され るとすると、﹁不当な利益の吐き出し﹂に反し、また、配当業務における被告の協力を妨げる効果を生んでしまう からである︵ω①凝Bききα9葺ぎ品OOO 。二︶。 日本においても、多数少額の消費者被害の損害額算定の難しさ、不当な利益の吐き出しの趣旨、消費者団体の訴 訟資金としての活用可能性から、流動的回復に関してさらに検討を深めていくことが有益であろう。 5 和解 ω 和解全般 CAFAは、和解全般について、裁判所の監督権限を強化して手続を厳格化した。裁判所は、クラス構成員が代 理人に弁護士費用全額を支払うことで純損失を負うことになる和解案である場合には、クラス構成員への非金銭的 利益が金銭的損失を大幅に上回るという書面による認定をした後でなければ承認できないことにした︵鵠qの○ 脅目ω︶。なお、CAFA以前の二〇〇三年FRCP改正で、㈲⑥型クラスアクションの和解案に関して、裁判所 は、最初の離脱の機会に離脱しなかった個々のクラス構成員が、離脱を要求する機会を新たに与えられない場合に は、承認を拒否できることになっている︵司園○℃㈱器︵①︶︵斜︶︶。 さらに、消費者団体の中には、消費者クラスアクション和解においてクラスの利益が害されないよう監視するこ ハめレ とを業務の一つとしてきたところがある。 108
ω クーポン・現物交換による和解 消費者クラスアクションの和解においては、損害賠償の方法として、金銭に加えてまたは金銭に代えて、商品券 ハむ や割引券︵クーポン︶の給付や現物の交換が行われることが少なくない。しかしながら、クーポン給付は大いに批 判されてきた。それらは、①クラス構成員全員がクーポンを請求するわけではないし、請求されたクーポン全てが 使われるわけでもないので、被告の負担が減る、②クーポンが使用されても被告の製品の売上増につながるだけで ぬレ ある、③原告側代理人の成功報酬は、請求されない分・償還されない分も含めたクーポンの総価値を基に算定され ている、④従って、被告と原告側代理人が馴れ合ってクラスの利益を保護するのに十分な条件ではないクーポン和 解がなされてしまう、というものであった。 クーポン和解の規制は、CAFAによる改革の中心の一つであった。CAFA三条は、消費者クラスアクション の権利章典︵8房仁筥段9器ω8ぎロび一一一〇博蒔拝︶と題して、代理人の成功報酬は、クラス構成員に償還されたクー ポンの価値に基づいて算定されるものとし︵拐OψO諭嵩嵩︵曽︶︶、裁判所が、審理を行って、和解案がクラス構 成員にとって公正、合理的かつ適切であると判断した後でなければ和解を承認できないことにした︵鵠dφ○ ㈱嵩誌︵①︶︶。また、請求されなかったクーポンの価値の一部を一つまたは複数の慈善団体や政府機関に配分する 条項を和解案に入れるよう、裁判所が要求できるようになった︵鵠鍔ωb諭嵩る︶。この配分と償還については弁 護士費用を算定する際に考慮されない︵同︶。 クーポン和解は新たな市場を生み出している。クーポンや現物の場合、使用予定のないクラス構成員はわざわざ 請求手続を取らないであろう。また、とりあえず請求して受け取ったが、やはり使用しないという場合もあるだろ う。しかし、クーポンや現物が譲渡可能であれば、自己にとって不要であっても売却することができる。すでに請
パみレ 求手続の代行やクーポンや現物の買い取り、ネットオークションの提供を専門とする業者も現れている。 ㈲ 日本への示唆 日本では、損害賠償は金銭でなされることが原則であるため︵民法四一七、七二二条︶、現物給付による原状回 復はともかくクーポン給付という方法は異質に感じられるかもしれない。しかし、一定の事例において、例えば、 製品の欠陥から生じたか生じるおそれのある少額の財産的被害の回復方法として、参考になると思われる。 現行法においては、適格消費者団体が不特定多数の消費者の利益を害する内容の和解をした場合には適格認定が 取り消されることから︵消契法三四条一項四号︶、今後、いかなる内容の和解が認定取消しに当たるのかに関する 基準を明らかにしていく過程で、クーポン和解の妥当性についても検討していくことが考えられる。 6 訴訟遂行者への金銭的インセンティブ ω インセンティブアワード き クラスアクションでは、代表原告にインセンティブアワードが与えられることがある。アイゼンバーグとミラi ︵二〇〇五H一八︶が、一九九三年から二〇〇二年の問にインセンティブアワードに関する判断がなされたクラス アクション︵州と連邦の両方を含む︶に関する実証研究を行った結果、対象となった三七四件のうち、インセン ティブアワードが認められたのは一〇四件︵二七・八%︶だった。消費者金融クラスアクションについては二二件 のうち一三件︵五九・一%︶、その他の消費者クラスアクションについては三九件のうち二二件︵三三・三%︶が 認められていた︵固器昌Φ樋帥言臼霞品OO㎝二〇 。︶。 インセンティブアワードの付与方法には、ボーナス方式と優遇方式がある。前者は、クラス基金から他のクラス llO
構成員と一緒に請求手続を経て配当を受けた後で、特別の支払いを受け取る方式である。後者の方式の場合、通 常、代表原告は、和解案が承認されると、他のクラス構成員への配当に先駆けて、より多くの配当を受け取ること になる。 個々のクラス構成員の被害が少額である消費者クラスアクションにおいて、インセンティブアワードは重要であ る。なぜなら、代表原告は、クラス代表としての﹁適切性﹂を満たすべく、自己のクラスアクションについてよく 知るために、他のクラス構成員よりも時間や労力、金銭を費やす必要がある。また、通常、代表原告は、証言録取 やディスカバリの対象となるために、他のクラス構成員よりも大きなストレスにさらされることになる。消費者ク ラスアクションにおいて、代表原告が抱える負担は判決や和解によって回復されうる被害額よりも大きく、インセ ンティブアワードは代表原告が負担する純損失を埋める機能を果たすのである。
ω弁護士報酬
クラスアクションにおける原告側代理人の弁護士報酬の高額さは、それを可能とする全面成功報酬制とともに批 判の対象となってきた。クラスアクションにおいて適切な弁護士報酬額を認定するのは事実審裁判官の役割であ る。既述のとおり、クラスアクションの多くが和解で終結しているが、事実審裁判官はなお、クラスの利益を保護 するために、和解案の下での弁護士報酬額が合理的であるかどうかを判断しなければならない。それでは、事実審 裁判官は、何をもって合理的な弁護士報酬額であると判断しているのだろうか。原告側代理人の経験技量に基づく 単価とクラスアクションに費やした時問に基づいて詳細に算定された場合なのか、より単純に和解額に対する割合 で算定された場合なのか。 アイゼンバーグとミラー︵二〇〇三”一、六七︶の一九九三年から二〇〇二年の間に和解で終結したクラスアクション︵州と連邦の両方を含む︶に関する実証研究で明らかになったのは、弁護士報酬の唯一の決定要素は和解額 おレ であるということだった。和解額に占める弁護士報酬の割合は平均二一・九%であったが、和解額が大きくなるほ ど弁護士報酬の割合は小さくなること、割合は事件のリスクの大小に比例することも明らかになった︵固器昌①鑛 帥≦一醇HNO8二ふ。 。︶。 ㈲ 日本への示唆 消費者団体訴訟制度の活用には適格消費者団体のリソースを充実させることが必要であり、訴訟遂行者として賠 償金や和解金の一部を受け取ることができる仕組みは、適格消費者団体への金銭的支援方法として参考になると思 われる。また、本稿で触れることができなかったが、アメリカにおける公益訴訟における片面的敗訴者負担制度 も、司法アクセスの拡充手段の一つとして参考となるだろう。 適格消費者団体の金銭的リソースの充実は、常勤の職員および専門委員︵消費生活に関する事項について専門的 な知識経験を有する者と法律に関する専門的な知識経験を有する者︶︵消契法一三条三項五号︶の増員を可能にす るであろう。そのようにして人的・金銭的リソースを確保した適格消費者団体が、差止請求に加えて損害賠償請求 が組み込まれた消費者団体訴訟制度を活用することで、消費者団体訴訟制度の二つの機能 消費者保護の実効化 機能と法形成機能1が真に果たされるようになることを期待したい。 112 ︵*︶二〇〇九年九月二八日脱稿。本稿は、﹁有毒物質への曝露による人身被害・環境損害の法的救済制度に関する比較法的研究﹂ ︵科研費若手研究⑬一九七三〇〇七七︶において、集団的被害の法的救済制度の一環としての団体訴訟制度に焦点を当てて執筆し たものである。
︵1︶一九九八年度までに全国消費生活情報ネットワーク・システム︵P101NET︶に収集された苦情・相談件数の累計は四一 五、三〇六件であったが、うち、三三五、九九一件︵八一%︶は契約や販売方法に関するものであった︵内閣府国民生活局u二〇〇 六二︶。 ︵2︶消費者保護会議も消費者政策会議に改組された。 ︵3︶図書として出版されたものだけでも、第一東京弁護士会司法研究委員会編︵一九九六︶、上原︵二〇〇一︶、宗田︵二〇〇六︶ 等がある。 ︵4︶グリーンペーパーの中で各訴訟方式に関する定義はなされていないが、付属の資料からは、消費者団体が消費者を代表して提 起し、消費者個人は訴訟当事者として関与しない訴訟方式を﹁代表訴訟﹂として、複数の消費者からなる集団が提起する訴訟方式 とフィンランドにおけるオンブズマンと消費者が共同で提起する訴訟方式の両方を﹁集団訴訟﹂として想定していることが読み取 れる。 ︵5︶その方法としては、消費者団体の費用をカバーするために賠償金の一部を割り当てる方法、民間金融機関による訴訟費用ロー ン、公的機関による訴訟費用ローンが例示されている。 ︵6︶二〇〇四年度の消費者団体基本調査によれば、把握された二、八二五の団体のうち、会員数一、○○○人未満の団体が八八・四% を占める。主な消費者団体の財源について、内閣府︵二〇〇八二三七︶も参照。海外の消費者団体の現状について、内閣府︵二 〇〇八二三五︶を参照。 ︵7Vジョンズ・ホプキンズ大学の調査では、一九九五年から二〇〇二年までの寄付金額のGDP比は、アメリカは一・八五%︵三 六か国中一位︶、日本は○・二二%︵三六か国中二九位︶である。冒ぎω出8巴房Ooヨ冨声什一話乞o月8律ωΦ9霧零o﹄。曾くo一巨− 審①ユ轟磐αひQ三畠窃曽の冨お○︷OU勺ξ8目霞ざぢ。一&一畠oq蜂ω8お一藍05≦霞筈60繭蝉三N器gω類グR①弩巴σ巨①℃鼻お3− NOON ︵8︶消費者機構日本、消費者支援機構関西、全国消費生活相談員協会、京都消費者契約ネットワーク、消費者ネット広島、ひょう ご消費者ネット、埼玉消費者被害をなくす会である。
︵9︶一件が訴訟上の和解により終結した。残りは係属中であるが、そのうち一件で請求の一部につき認諾がなされた。 ︵m︶調査期間は二〇〇八年一〇月三〇日から一一月一二日、全国の国民生活モニター二、OOO人︵郵送調査一、〇一二人、インター ネット調査九八八人︶のうち、有効回答者数は一、八一〇人︵九〇・五%︶であった。 ︵n︶もつとも、グリーンペーパー︵○国○∪品OOO 。H園︶には、懲罰的損害賠償、全面的成功報酬制などの﹁ヨーロッパ以外の国々 の一部に存在されていると言われているような、訴訟文化を奨励すると言われている要素は避けるべきである﹂という記述がある。 ︵12︶他に、州の司法長官が州民を代表して提起するパレンスパトリー︵Bお房冨鼠器︶訴訟︵父権訴訟︶、また、複雑訴訟に対応 する訴訟手続として、訴訟の併合︵す民R︶、広域係属訴訟︵日葺姦ω鼠。葛凝曽6一目︶等がある。 ︵13︶内閣府国民生活局︵二〇〇七︶、日本弁護士連合会消費者問題対策委員会︵二〇〇七︶等がある。 ︵14︶FRCP二三条b項三号に基づく︾日。冨目国099ぎρ∼名一p房8縄一〇ψ$一︵一〇S︶と同項一号Aに基づく○昌Nダ甲 耳魯8包09P認刈qψ○ 。一㎝︵お8︶である。 ︵15︶フォーラムショッピングは昔から生じていたものであり、クラスアクションに限ったことではない。産業界を中心とする不法 行為改革運動において、原告に有利とされる州は、﹁司法地獄﹂︵甘象。巨冨浮○包として批判されてきた。 ︵16︶例えば、勺匡8ω勺93一窪ヨOρダωげ5け﹂認qψお刈︵50 。㎝︶。 ︵17︶Ω器ω︾98評一旨Φωω︾90臼08㌔呂。い’2巳OO−N一一〇ωけ磐全8段一a餌ω帥ヨ①民①巳ロω8幕おαωΦ&○霧○憲○ 。d’ω曾○ ︵18︶例えば、即oσ理誘ダωきω9きα8日げ’ぎρ乞ρOく−濾6−=駐−≦︵ZU’>σ這8︶。 ︵19︶シープレーとは、当事者の意思に表示されたとおりの法的効果を与えることが不可能や違法となった場合に、その意思に可能 な限り近い効果を与えようとするエクイティの解釈原則である︵田中n一九九ご二二五︶。 ︵20︶全国規模の非営利公益団体であるパブリック・シチズン︵評窪。Ω9撃︶︵ゑ≦華。置器戸o菌︶の一部門である訴訟グループ内 の消費者正義プロジェクト︵8b誓日震冒駐8實・言8は、自ら消費者訴訟︵個人訴訟とクラスアクションの両方︶を提起するほ か、消費者クラスアクションにおいてクラス構成員に不利益な和解案が提示された場合には、和解案への反対者として活動してき た︵勺昏浮Ω言雪”800︶Q 114
︵21︶例えば、日本でも大きく報道された事件として、一九九九年、東芝製ノートパソコン内蔵のフロッピーディスク・コントロー ラのマイクロコードの不具合に関して、ユーザーが同社および米国子会社三社に対して補償違反等を理由に損害賠償を求めたクラ スアクションにおいては、和解の条件として、所有者にはソフトウェアの無償提供またはハードウェアの改修、和解金に加えて、 米国子会社が販売するパソコンや周辺機器を購入できるクーポン券が配布された。 ︵2 2︶ただし、マイクロソフトに対する独占禁止法違反等に基づくクラスアクションなど、被告以外の製品も購入可能なクーポンが 配布される場合もある。 ︵23︶シカゴ・クリアリング・コーポレーション︵O匡8碧Ω①畳おOo琶o﹃鋒8︶︵妻薫郵。巨。謎o。一$﹃一〇斡8ヨ︶はそのような業者の 一つである。 ︵24︶ただし、一九九五年一二月二三日以降に提起された証券クラスアクションについては、一九九五年民事証券訴訟改革法により、 インセンティブアワードは禁じられている。呼貯讐①ω9竃露8口什一鵬呂8勾駄霧導>99一8伊℃仁げじ2ρ一宝−雪﹂8望8お刈 ︵一〇〇㎝y8象一a鉾嶺⇔ψ○綾刈認−一き傷刈o 。信直 ︵25︶全面成功報酬制において、賠償額や和解額に占める弁護士報酬の通常の割合は三分の一といわれているので、それよりも低い ことになる。 ︹引用文献︺ 第一東京弁護士会司法研究委員会編︵一九九六︶﹃集団代表訴訟︵クラス・アクション︶の研究﹄。 諄窪富轟ぎ83冨俸]≦一一亘08律昌コ︵88︶簿8毎亀ω田8ぎΩ婁︾&8ω葺一Φ馨昌一ぎ国昌旨認毎ε身ン睾ぎ蒔 d巳<Rω身ω魯8一〇︷冨≦”一¢乏㊤巳ω霧ぎ①ωω閃Φω$同3℃碧震ωR一ΦωΨ薯o詩一畠勺8震乞ρ○[切Oω−No。如民Oo匿の=冨≦ω300一℃一の− 鵬巴ω讐島Φ。 。寄ω8門3℃8震ω①岳9零ω8﹃3℃巷霞2ρO“−Oピ ︵8ま︶ぎ8昌諾>≦震房8Ω器ω>&自℃巨且験一︾ロ国日且旨巴ω3牙る。毎亀雷要ω魯8一堕いΦ讐あε98寄ω8容び℃8震 ω包Φ9勾①ωΦ鴛畠評bRZ.ρ8−8刈﹄民Z.Φ名Ko詩d巳くの邑蔓ω昌oo一〇︷霊≦︸冨≦帥民国88巨。ω殉Φ。 。Φ貰畠勺8震ω9①ρ寄−
ωΦ賃畠評b震Z.ρ8−Oo 。ゆ 国ξ88昌○。ヨ巨ωω菖︵8。。 。四︶ぎ①09ω仁日霞竃9 D爵Φ虜ω8おび8轟ζ・鼻。同一轟○・霧ロヨ震098幕のぎけ冨ω一お一①ζ四爵卑 ︵NO。。 。げ︶9ΦΦロ勺巷震80。⇒ω仁ヨ霞O・一一Φ。牙の菊①段Φω9 ︵N。。。 。。︶9①①⇒勺眉R80・房仁ヨ震O。一一①&<Φ勾Φ号Φωω−曾Φω氏。b臣巳>霧奉参 藤本利一︵二〇〇五︶﹁アメリカ法におけるクラス・アクションの現状と諸問題﹂徳田和幸他編﹁谷口安平先生古稀記念論文集 現 代民事司法の諸相﹄成文堂、五一i七六頁。 ○帥一目$きζ賃。︵一。§、.白ξ浮①.、評<Φω..○・目Φ○旨︾げ8免9Φ。巳讐一・霧89①ロ巨虜。︷冨ひq巴9きひqρ..OU署きαω8一①蔓勾①− く一Φ≦O㎝μ①ρ 閏窪ωσヒ①げ。村替刃g鎮︵8。。︶Ω霧ω︾&g匡①ヨヨ器日評目ω巳漏3藍。○・巴ω寓勺同一<§○巴p≧言讐・pく凝一巳巴幻>乞∪ 菱田雄郷︵二〇〇七︶﹁消費者団体訴訟の課題﹂法律時報七九巻一号九六−一〇一頁。 鹿野菜穂子︵二〇〇四︶﹁消費者団体訴訟の立法的課題ー団体訴権の内容を中心に﹂NBL七九〇号五八ー六九頁。 松本恒雄・上原敏夫︵二〇〇七︶﹃Q&A消費者団体訴訟制度﹄三省堂。 三木浩一︵二〇〇八︶﹁集合的権利保護訴訟制度の構築と比較法制度研究の意義ーアメリカのクラスアクションを中心として﹂NB L八八二号九−二一頁。 三木浩一他︵二〇〇六︶﹁︻座談会︼消費者団体訴訟をめぐって﹂ジュリスト一三二〇号二−四七頁。 宗田貴行︵二〇〇六︶﹃団体訴訟の新展開﹄慶慮義塾大学出版会。 内閣府︵二〇〇二︶﹃逐条解説 消費者契約法﹄。 ︵二〇〇八︶﹃平成二〇年版国民生活白書 消費者市民社会への展望1ゆとりと成熟した社会構築に向けてー﹄時事画報社。 内閣府国民生活局︵二〇〇七︶﹃ドイツ、フランス、アメリカ、オーストラリアにおける金銭的救済手法の動向調査﹄。 ︵二〇〇八︶﹃消費者団体訴訟制度説明会資料﹄。 ︵二〇〇九︶﹃平成二〇年度国民生活モニター調査結果︵概要︶﹄。 116
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