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大流量測定法としての塩水速度法に関する諸問題(1)

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U.D,C.532.574.87

大流量測定法としての塩水速度法に関する諸問題(り

塩水速度法の概要と従来の見解

PracticalProblems with Regard to Salt Velocity Method for the

Measurement of Large Water

Discharge(PartI)

爾*

TakujiYamazaki 内 容 梗 概 筆者はさきに「大流量測定法としてのピトー管法に関する諸問題」と題して,現在わが国において広 く採用されているピl、一管法について,本誌上において比較的詳細に所見を発表し,この方面にたずさ ぁる技術者の御参考に供した。 今回ここに前論文と同様な趣旨のもとに,塩水速度法に関する問題点をとり上げることとし,ここに 稿を起した次第である。 わが国における大流量の精密な測定は,主として水力発電所の水草性能の測定や使用水量の決定に際 して問題となるが,現在ではさきに取り上げたピトー管法が,ギブソソ法とともに最も広く行われてお り,最近でほ流速計法がしばしば採用されるにいたった。 施虔においてピトー管法やギブソソ法にやや及ばないが, こに述べようとする塩水速度法ほ,その実 の方法を採用しようとする場合もしはしば あり,また外国特に米国や中華民国(台湾)においては最も広く実施されている方法である。特にこの方 法ほ装置が比較的大規枚となりがちであり,また現地における実験精度の検討が不可能であるなどの点 から,一度実験が失敗に終れば,まったく損害のみ大きく得るところが皆無となるから,事前にきわめ て慎重な準備と,十分な技術的検討を必要とする。しかるに塩水速度法に関してははかの方法に比し, 技術的資料が少なく,従来における実施度の過少とともに,この方法に対し不安の念を抱かしめるもの があるように考えられる。 筆者もまた決してこの方法に対する深い知識や経験を有するものではないが,過去において多少の試 験実施を経験したことがあり,またこれに関連して若干解析考察を行ったこともあるので,これらをこ こに紹介して木方法の実施に少しでも役立てたいと考えた次第である。 この(1)は序説として,塩水速度法に関する一般的解説,文献に表われた過去における実績および各 国規格の見解などを紹介したにとどまる。(2)以下において逐次具体的な事項にふれてみたいと思う。 この一文が現地における大流量測定法にいくぶんでも参考忙なれば,辛これに遇ぐるものはない。

】.緒

塩水 言 度法は大流量測定法として,ピトー管法,ギブ ソソ法などとともにナー▲くから実施されていた方法であ り,-一時わが国においても最も代 的なノJ法とされてい た。しかし最近にいたり,ピトー管法およびギブソン法 がその実施が容易である点そのほかの理出で賞用される にいたり,また最近では流速計法がさかんに用いられる ようになり,現在では実施度において必ずしも多数を数 える方法でほないといつてよい。 このような状態に立至った原因として,このカ法が比 較的大規模になりがちであるとともに,精度上の明確な 検討が不■可能であるという点にあるようであるが, の考えでは,その点についてはほかの方法といえども決 して優位を誇りうるものでほないことほ,さきに報告し た論文(1)にも 詳細についてほ, りである。 l 機会が あ る ● 、 ので,その時 にゆずることとし,この(りでは一般的な解 ,文献よ りみた実績,流量測定規格上の見解などについてしらべ た結果を報告する。 * 日立製作所目立研究所

2.塩水速度法に関する既往の研究の概要

いわゆる塩水速度法(Salt-Velocity Method)くわし くは塩水速度量水法は,1923年米国のAllen教授(2)が 量測定法として提案して以来,測定原蘭匠簡明さと, 大流宜測定を1回の操作で実施できる(ピート管法では 測定断面各部の流速を測定してこれを積分して流鼓を求 めるのに比し,塩水速度法では全体を総括して求めるこ とができる)という利点から,米【軸こ二机、て大いに実施 されるにいたり,わが国でもこれより数年後には発電所 において実 されるにいたり,そののちわが国における 主要測定法の一として現布にいたっている。 わが国におけるこの方法の実施について簡単にふりか えってみよう。 1927年頃(昭和2年ころ)わが国でおそらく最初とみ られる塩水速度法による■現地における流量測定試験が, 松 民らによって蟹寺および柳河原両発電所で行われ た(3)。この試験ほAllen教授の提案後3年ほどであるこ とは前に 電所の水中の性能 ついで昭和5年には今井氏が日橋川発 諷 にこの方法を適用し,好結果が得 られたことが報蕾されている(4)。

(2)

678 昭和33年6月

さらに昭和14年寝覚発電所において,塩水速度法を用 いた水車性能試験が行われたことは,ほかの機会にも述 べたところであるが,昭和15年8月にほ運輸省千手発電 所においても同 な試験が行われている。この結果ほ当 時における大流量測定の模範的な実例として高く評価さ れた。 戦後昭和22年日本敵城学会主催で行われた寝覚発電 所での各種流量測定法の比較実験(5)には, 者はギブソ ソ法とともに塩水速度法を担当したが,この結果につい てはすでに報告してある(6)ので省略するが,このとき行 われた大規模な比較試験は後世永く記録さるべき有意義 な多くの結果を与えたといってよい。なおその後日本国 有鉄道小千谷発電所,高知県永瀬発電所などでも実施さ れ,また最近でほ中華民国台湾省において多くの発電所 についてこの方法の実施がみられている。 以上ほ 者が直接間接に関与したものを列記したむこす ぎないが,おそらくはるかに多くの実施数に達するもの と考えられる。 以上は現地試験の紹介であるが,塩水速度法に関する わが国における研究としてほ,按山教授(7)が昭和5年に, 整流された流れをもつ直径6乱5mInの円管について実験 を行い,1%以内の誤差で流量を求め得ることを,種々 の条件においてたしかめ報告した。同報告によれば,塩

水噴射弁に対して電極を十分下流におき,塩水の混合を

十分にすれば,塩水噴射法,噴射時間,噴射速度,電極

の形状,構造などほあまり精度に影響しないという。た だし大直径,大流量の場合に対しても同様であるか否か は不明であると報じている。 兼重教授(8〕ほ昭和7年に実験と理論を発表し,電極の 形状,噴射弁の開閉などについて検討を加えている。ま た図形重心をとることが,理論的には根拠ほないが,・最 も正確に近い方法であると結論している。 また中野教授(9)は昭和15年に乱流内に噴射された塩 水は拡散作用をうけることを考慮に入れて,これと流速 分布との考察より,電極の形状をいかにすべきかについ て理論的な倹討を加え,<>のような形状が,やや要求 に合致することを結論した。 筆者らほ昭和12年に当所の水力実験所で, 験用 35kWフランシス水串研究設備に付属する直径300mm の導水管についてこの方法で流量測定を行い,これを同 時に測定した日本標準規格に準拠した量水せきによる測 定結果と比較した。試験回数が少なく,また鉄管内径の 詳細な測定を行い得なかったため,正確な結論は得られ なかったが,きわめてわずかの差で両者が一致すること がたしかめられた。なお哉後さらにこの方法に対する若 干の研究を行ったが,これらに関しては後に詳述するこ ととする。 二人 トi;-. 第40巻 第6号 次に外国における主なる研究を拾ってみよう。 1930年P.deHa11er氏(10)はこの方法の理論的考察と誤 差を除く方法を提案し,同一断面内の平均速度の存在す る点にのみ電極を配置すればたりると発表しており,ま た0.H.Dodkin氏(11)は現地試験に関する詳細な結果を 発表している。体系的な研究試験としては0.Kirscbmer 氏(12)ほ直径2,250mmの圧力鉄管における塩水速度法 をかなり研究的な立場で取り扱っており,またほかの流 量測定法との比較についても詳細な論文(13)を発表して いる。最も研究的な労作ほJ.Hooper氏(14)のものであ るが,これほ低速の流れについての塩水の運動や,比重 差に関する重力の影響などを詳細な実験によってしらべ た報告である。しかし現地で実際に遭遇するような流速 に対する検討がなされていないのは遺憾である。 以上いずれも比較的古い時代の 料であり,最近のも のについてほ筆者の調査が十分でないため,ここには記 載しなかった。 以上の各文献の内容よりみるとき,現地における試験 が比較的好結果を示したという報告はあるが,その精度 いかんという点についてほ必ずしも十分でなく,また実 験室的な研究については精度は十分であるが,これを大 流量の測定にまでおしひろめることに関してほまだ多く の問題が残されていることが伺われる。 ここに筆者が本論文の執筆を志したのも,この間の関 連に思いをいたしたからにほかならない。

3.塩水速度法の原≡哩と問題点

塩水速度法の原理ほ,今さら述べるまでもなく,きわ めて簡単であるが,順序として一応説明しよう。第l図 ほこの方法の原理を示すもので,導水管内の上流の一断 面において噴射弁より噴射された食塩水ほ流れとともに る t 、-、l リ祈 て つ 向 に 。下流にほ2組の電極があり,この 電磁にそれぞれ図示のような配線を行えば,食塩水が電 極部分を通過する際にほ, 極間の抵抗が減じ 多量の 電流が回路内を流れる。したがって時間的なおくり装置 のある記録装置すなわちオシログラム装置に電流が現わ れるようにすれば,同図下にみられるような,電流の時 間に対する山形曲線図が得られる。 食塩水と水が一体をなして流れているとすれば,これ らの山形曲線図問の時間的距離が,両電極間を流体が流 れた時間を示すことになる。香山形曲線の通過の代表的 瞬間の決定ほ論議されるところであるが,現在一般にほ それぞれの山形曲線と底辺のなす山形図形の時間座 対する童心の位置をとることが行われている。 両重心問の時間的距離を持とし,両電極間の導水管 内の体積をVm3 とすれほ,流量 Qm3/sほ セ ゝ ヽ、

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大流量測定法と

しての塩水速度法に関する諸問題(1)

一-∠の /ノ絶馴巧/増加管 水 向 璃射芹 牒/電桟 如電極′ 電磁問体積レ仰∫ 】 ∩ I U ・丁ミ:\ 食塩水

[回.ぷ抵抗

毒.虻 旬

記念戻兼置 第1図 塩水速度法の原理説明図 Q= rヾ として得られる。もし両電塩問の管径が一 であれば, 電極間距離をエmとすれば,平均流速 び】¶/sほ こ、 として求めることができる。 この方法の特長とするところほ,電流時間曲線図にお ける時間座標が正確であれば,ほかに実験実施上特に留 意するところはないことである。すなわち第1図の 時間曲線図において,必要とするのは山形図形の時間軸 上の位置であるから,香山形図形個々について,食塩水 による水の電気伝導度の 化が食塩水量に比例する限り 第1,第2電極間に特別な考慮を必要とせず,したがつ て実験実施上の顧慮は実験開始以前の準備には必要であ るが,実施後の図形に対しては,単にその時問座標上の 重心位置の決定のみであることを特長とする。この点ギ ブソソ法の圧力時間曲線図が,圧力軸および時間軸の両 者ともにその正確度をきわめてやかましく吟味するのに 比べて,はなはだ簡単であるというべきである。 ただこの方法は試験設備がとかく大塊 となり,した がって費用がかかることと,山形曲線の重心をもって流 動の代表とすることに学理的な棍拠のないことから理論 的な正確度を好む近来の傾向から,とかく実施がうとん ぜられる立場にある。それだけにまだ将来解決さるべき 多くの問題を含んでいるということができよう。 さらにもう一つ問題となる点ほ,大径管と小径管をこお ける流動状態の相異である。すでに述べたように実験室 的な小径管においては多くの場合はなはだ正確な,最大 679 1%以内の誤差におさまる結果を与えるが,大径管の場 合は食塩水の流動の 相が,小径管の場合とほなほだし く異なることが推定されるため,簡単な相似性がつかみ 得ないことになる。しかしこの点はすべての流量測定法 に共通した悩みであって,必ずしも塩水速度法にのみそ の責めを負わさるべきものでほないと信ずる。 以上のような考えかたから,この方法の 施上の技術 的目標を次のようにいい表わすことができる。 な流動状態を保っている流体内に瞬間的に一様 な厚みの食塩水の層を作れば,塩水屑ほ流体に運ばれ て,下流にある電極にふれて電極を流れる電流に変化 を起す。この際塩水層は流体の速度分布に応じた変形 を起すから,これをとらえて,第1,第2電極に表わ した山形図形の両重心間の時間的距離が,食塩水すな わち流体の平均通過時間に 正しい平均流 しくなるようにすれば, したがって正しい流量が求められる。 以上の目標を実現することが,塩水速度法を成功に導 くことになる。したがって技術的な関心はこれの実現を 目指す方向に向けられなければならない。 上述のように大流量測定法としての塩水速度法の確立 のためには,単に実験室的な小規模な実験結果のみでは 不可能であり,一般的な塩水速 法の注意事項とともに, 大流量の場合の流れとの関連性を深く考慮に入れねばな らないことを, ねて強調する次第である。 これらの観点より,大流量測定については次のような 諸点が問題となるであろう。

(1)食塩水の噴射方法ならびに噴射の様相

(2)食塩水噴射弁および電極間の距離

(3)電極の形状と絶縁 (4)管内の流動状態と塩水 (5) 験結果の処理法 度法実施との関連 筆者は後述においてこれらの諸点について述べてみた いと考える。

4・流量測定規格上に表われた塩水

速度法の月更り扱いかた

塩水速度法は世界各個で取り扱われている方法である から,各 の流量測定規格に取り扱われている.._.次にこ れらについて ベてみよう。 4・1JEC-1け(電気学会電気規格調査会標準規格「水 車」)(昭和23年8月制定のもの)(日本) 本親格第720節(3)に規定されている部分のうち閑適 ある点を要約すれば次のとおりである。 (1)食塩水の噴射圧力は小径管の場合は噴射点にお ける水圧よりも0.5kg/cm2以上,内径3m以上の管

路では3kg/cm2以上高い圧力で噴射する(同項(ロ))。

(2)食塩水の注入箇所は水圧管の呑口でほいけない

(4)

680 昭和33年6月 日 立 評

第40巻 第6号 (同項(ロ))。 (3)食塩水の噴射はなるべく管路の中心から放射状

に噴射させ,かつ管路断面が大きい場合は数個の噴射

弁を設置する必要がある(同項(ロ))。

(4)電極は1対の帯状またほ丸型金属棒を直径に並

行して架設する(同項(ハ))。

(5)噴射弁と第1電極との間隔は自重噴射の場合は

10m以上,圧縮空気を使用した場合は4m以上とす る(同項(ハ))。 (6)第1,第2電極間の距離は30m以上とし,その 間に琴曲部分を含んではいけない(同項(ハ))。 (7)弟2図のようなつぎ合せの鉄管の場合は,内側 の鉄管厚みに相当する部分の容積すなわち図のABC Dに相当する輪状体積は有効容積より除外する(同項 (ホ))。 (8)鋲綴鉄管の場合は鋲頭の突出による容 の減少 は考慮しない(同項(ホ))(弟2図Rで示されている)。 (9)この方法は開きよ(Open Channel)にも準用し うる(付記)。 なおこの規格は水車規格であって,実験結果の水車効 率において-2%の裕度が認められている。 4.2 Å.S.〟L【.Tost Cod郎(米国) A.S.M.E.(米国機械学会)のTest Codes(PTC18→ 1949,Hydraulic PrimeMovers)の規程を,主要部分の み要約すれば次のとおりである。 (1)食塩水ほ急動弁によって噴射せしめる(90条)。 (2)電極は断面を横切ってさし渡すかあるいは片側 から挿入してもよい。水路が矩形の場合は電極は平行 形状にし,円管の場合にほ管断面の等同心円面積に対 して電気的に同値となるように電極を設置し,各組の 電極は並行回路とする(91条)。 (3)食塩水の通過時間は,噴射弁の注入曲線の重心 から,電極に表われた電流時間曲線岡の重心までか, または二つ以上の 条)。 極における重心間で決定する(92

(4)試験部分の体積は0.2%の誤差内で現場測定を

行って正確に求め,流量の算式は Q とし,こ ∴∵

r β 斤 ゝ

〉b

J〉

第2図 つぎ合せ鉄管および鋲頭の説明図 の式にほ実験係数のようなものを使用してほいけない (93条)。 (5) 験実施に際しては次の条件が満足されなけれ ばならないとしている(94条)。 (i)食塩水が鉄管の呑口において噴射される場合に ほ,試験部の長さは50ft(15.25m)以上なければなら ない。 (ii)試験部分は同径の一様断面の管か,あるいは下 流ほど細くなっているものでなければならい。多少の 管路の曲りは許されるが,途中に逆流やよどみがあつ てほいけない。 (iii)噴射弁が管路内に取り付けられたときには,試 験部分は80ft(24.4m)以上なければならない。 (iv)2組の電極を使用したときほ(日本ではほとん どこの方式が採用されている)50ft(15.25皿)より短 くてi・まいけない。 (Ⅴ)最大試験負荷時の食塩水の試験部分通過時間は 9秒より短くてはいけない。 (vi)大径管の場合にほ食塩水噴射断面において少な くとも 20ft2(1.86m2)ごとに1個の噴射弁を設置する (94条)。 (6)これらの条件が全部満足されなくても状態によ っては正確な渕雇ができる場合がある。この場合は前 もって試験条件を協 する(95条)。 (7)この試鹸の実施は試験の 鹸老に限る(96条)。 なおこの規格では試験結果の裕度などに閲し,その第 9条に次のように規屈している。 受入 鹸がこの規格に定められた条件によって行 われた場合にほ,f_lけ〕および効 の保証に関しては, いかなるallowance,tOleranCeあるいはmargin も許されない。

4.3 英国の規格(Standard Test Code for Hydraulk

Power Plants) 筆者の手もとには現在のところ1924年Institution ofCivilEngineersおよぴInst.of MechanicalEngi-neersの制定になるものしかなく,はなほだ古いもので あるが,現在なおインドなどの国々で使用されていると いわれているので,ここにその関 した内容を紹介する。 この規格では,この方法ほきわめて正確な実験結果を 与えるものであることを強調しており,乱れた開水路に 用いても便利であるとしている(同規格付録(A)(a))。 また試験設備の項では,1個または数個の同時に開閉す る噴射弁を用い, 極ほ銅あるいほ鉄部分と坑∼1inは なして絶縁し,できるだけ管路をよこぎる構造にする。 食塩水通過時間の決定ほ山形曲線図の面積中心(重心)を とることを規定している(付録(B)(f))。 また長い管路あるいは電極間を流下する時間が20秒 て書 ノ し亘」 ヽ 、

(5)

大流量測定法

しての塩水速度法に関する諸問題(1)

681 ∴.、:J 開 聞 第3国 英国規格における電流時間曲線の取り扱い 以上の場合ほ,山形曲線の兢の高さのところに弟3図の ように線をひき,曲線との交点a,b,C,dを求めて, abおよびc dの中点問の距離をとれば,正確な時間が 得られるとしている(付鐘(B)(f))。 なお短い鉄管の場合には図形および面積中心ほ十分慎 重に求めらるべきことを強調している(付録B(f))。 最後にこの方法は導管長さ60ft(18.3m)以上のいかな る管路にも適用でき,距離が長いほど正確な値を与える としている。 以上がその大要であるが,この規格は1924年に制定 されたものであり,Allen教授の公表提案後わずか1年 にして制定されたものであって,その点に留意しなけれ ばならない。 なおこの規格では,水草効率の保証値に対し,士2% の裕度を許しており,個々の効 測定値ではその負荷の 保証債より3%以上低くてはいけないことを規定してい る。したがって流量についても一応の裕度は認められて いることになる。 ム1そ の 上記のはか,著名なものとしては,欧州を代表すると 思われるスイス規格があり,はかに最近わが国で審議さ れたI.E.C.規格(Inter-nationalElectrotechnicalCom-mitteeのCodeforHydraulicTurbine)がある。前者の 1947年制定のものによれば,塩水速度法は塩水濃度法, ギブソン法および熱線流速計法とともに,まだ経験 が不十分であるとの理由で,正式 げないという方針をとっている。 績 鹸法としてほとり上 またⅠ.E.C.規格には塩水速度法を採用しているが, その内容はまったく米国のA.S.M.E.規格と同文同語 であり,A.S.M.E.規格をそのまま採用しているから ここでは省略した。 4.5 以上にみるように各規格の見解は必ずLも一致してお らず,この方法の確立のためにはなお多くの研究を要す ることが推察できる。これらのうち最も検討をつくした と思われるものはA.S.M.E.規格であると思われるが, なおかつ十分とはいえないと考えられる。総括的にみ て,前章3.に述べた点がやほり検討の焦点になると考 えてよいであろう。

5.結

本稿(りでは塩水速度法についての現況の概要を述べ た。その結果からみると,この二方法ははなはだ便利に実 施でき,また結果の整理も比較的簡単である。さらに実 鹸室的な検討においては,いずれも1%以下の誤 をも って真流量と合致するとみられていることは大きい強味 である。 ただ試験の結果得られた山形曲線図形の重心をとるこ とが,理論的にほ真流量を表わさないこと,大流量の場 合の精度の確認が十分でないなどの点,およびこの実験 を成功に導くためにほはなほだ大規模な実験設備となり がちな点などが,この方法の採用を阻害しているものと 考えられる。

筆者は次稿以後この方法で問題となる

次解 点について逐 を加え,この方法の進展についていくぶんでも寄 与したいと考えている。 (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) 参 芳 文 献 山崎:日立評論 38,(昭31-3∼9)

C.M.A11en&E.A.Taylor="The Salt Velocity

Method of Water Measurement= Trans.A. S.M.E.14(1923) 松岡:電学誌(昭2-3,昭3-8) 今井‥ 日立評論(昭5-9,昭5-11) 水車研究部会‥ 機学誌5】,118(昭23) 山崎 山崎 抜山 抜山 機学誌53(昭25-3,4) 日立評論32(昭25-6) エ業雑誌d4(昭3-5,6) 機械および電気】(昭11-6,7,8) 兼重二 晩学誌35289∼293,(昭7-4) 中野:早稲田機友会誌32,9(昭15-1)

P・de Haller:Escherwyss News.3(1930)

0・H・Dodkin:Trans.A.S.M.E.62,663(Nov-1940) (12)0・Kirschmer:Zeitschr.DesV.D.Ⅰ.521(Apr-1930) (13)0・Kirschmer‥ Zeitschr.DesV.D.I.1499(Nov-1930) (14)J・Hooper:Trans.A.S.M.E.651(Nov-1940)

(6)

最近登録された日立製作所の特許および実用新案

(その1)

区 別 登録番号 登録年月日 、 240885 240120 240137 240138 240883 240889 240891 240130 240123 240124 240125 240126 240132 240133 240134 240136 240139 240798 240799 240800 240884 240890 240886 240888 240129 240887 240119 240127 240801 240118 240122 240128 240121 240802 240131 動 べ 計電 表 ソ 用 錬 直 遮 保 装 装 電 整 継 調 護 タ 高圧流体に粒体を含む流体を押 込 む 装 筐 置 置干置 置置置 充填材の搬入を兼用する石炭水揚装置 熱 拡 散 を 利 用 す る 遠 心分 離 機 潜 水 電 動 機 直 結 ポ ソ プ 粒体を含む流体輸送管の閉塞防止装置 潜 水 電 動 機 直 結 ポ ン プ 渦巻ポンプの軽負荷起動兼ウォークハンマ 防止装置 タ ン ウ カ レ ス ク ア 内 ジ ケ匿 流 由 古T プ ーの自動操作装 ポソプまたは水車の水槌 用 転 運 動 修チ 置弁 トラニオン型専川工作機械における位置決 め装置 へ /レ ベ ルト 起 電 式 放置 ネ蓄装 ジ の ホ 機 荷 起電 竃 撒 布 ス Ⅹ線装置における敵条加熱白動制御 場場場 工工工 立分分 目国国 国分工場 場場場 工工工 分分戸 国国笠 場場場 工工工 有有有 亀亀亀 場場場場場場 工工工工工工 有有有有有有 亀亀亀亀亀亀 場 .工 有 亀 亀有工場 場場場場 ⊥工工工 賀賀賀戸 多多多亀 場場場 工工工 一日戸塚 亀亀戸 絶縁物工場 中央研究所 中央研究所 井金滑小石柴中柏陽前山神村小細島渡市保保田保館木 田秋小横宮口関神木岸間橋中島片森墳 大中鈴高日阿中大中阿 原井川林田阿山垣 川本 田橋田田部丸延延中延下暮 中山掘山代中 尾春野官本村崎桐戸 部 一好 暫与満敬 元愛 次 峰師正益要富 三 春義 重 成英昌健俊健三 男延清郎吉男造登之一一 男人三吾治彰 誠 誠 書 信二郎 望 直 中 清是 吉雄 豊夫孝博次 之助 久 孔 治 者右ヱ門 33.3.24 33.3.5 り 33.3.24 5 3 3 3 33.3.19 33.3.24 り 33.3.5 33.3.24 33.3.5 33.3.19 33.3.5 33.3.19 (第12真に続く)

参照

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