以下に報告する内容は,山田晴通が授業を担当した 2014 年度の「社会調査実習」におい て,実習として実施された社会調査の成果です。この科目の当年度の履修者は 5 名で,全員 が最終的に単位を取得しました。 一年間の実習は,全体的に当初シラバスに提示した計画よりも遅れて進行し,報告書の完 成は翌年度にずれ込みました。また,例年よりも少人数での取り組みとなり,従前とは異な る手法をとったこともあり,結果的に調査は,以下の報告の中でも言及があるように,問題 点も孕むものとなりました。しかし,受講者諸君の自主的な取組で何とか以下のような形に まとまり,成果の公表に漕ぎ着けることができました。 報告書の作成に至る実習の各段階では,山田が適宜必要な助言を与えましたが,報告書の 構成・文章の執筆に際しては,受講者 5 名の自主的な努力が最大限尊重されています。本報 告の文責は,受講者 5 名と山田が,等しく分ちもつものです。 この調査は,予備調査や質問紙調査にご協力をいただいた,各施設のスタッフの皆様,ご 回答いただいた保護者の皆様をはじめ,様々なご支援を頂戴して実現したものです。ご支援, ご協力をいただきました全ての皆様に,感謝を申し上げる次第です。まことにありがとうご ざいました。 この調査に関するお問い合わせは,東京経済大学山田晴通研究室(Tel/Fax 042-328-7923,[email protected])までお寄せください。 2014 年度東京経済大学コミュニケーション学部社会調査グループ:久保木麻衣,寺田詢 平,土方恵美,福田誠,森健斗,(指導教員)山田晴通 目 次
国分寺市及び周辺地域における育児実態調査
東京経済大学コミュニケーション学部
社会調査グループ
2-4 調査項目の選定と質問票の作成 2-5 調査方法 3. 本調査結果 3-1 質問票回収状況と問題点 3-2 集計方法 3-3 仮説の検証 4. 結論 5. 調査における課題・問題点(おわりに) 6. 付録 6-1 予備調査質問票原本 6-2 本調査質問票原本 6-3 単純集計結果 6-4 自由記述回答のまとめ 1.はじめに 2015 年春から,「子ども・子育て支援新制度」が始まりました。この新しい制度は,消費 税率が 10% に引き上がった際の税収 7000 億円使ってスタートする子育て支援制度の柱とな るものです。制度を見直すこととなった理由としては,共働きでないと生活できない世帯が 増えて,潜在的な待機児童が 80 万人以上とも言われているにも関わらず,保育を必要とし ている人の数に施設の整備が追い付いていないという現状があるからです。このような現状 を打破するために,国が統一の基準をつくり,地域ごとの潜在的な待機児童数を把握して, 各自治体にその数に応じた施設の整備を義務付けています。政府は現在,施設整備を急ぐた めに,規制を緩和して,認可施設の種類や数も増やしていこうとしています1)。 私たちが通う東京経済大学がある国分寺市は,東日本大震災など大きな社会情勢の変化を 受けて,2014 年春に第二次国分寺市環境基本計画を策定しました。その中で,未来の子ど もたちへ引き継ぐ「こくぶんじの豊かな環境」を望ましい将来像として設定しています。こ れは,2004 年に設定された第一次国分寺市環境基本計画に謳われた「環境負荷の少ない持 続可能な社会の構築」と比べて,「市の未来を担う子どもたち」と対象を明確にしていま す2)。 社会調査のテーマを選ぶために情報収集と議論を行ない,こうした状況について知った私 たちは,国分寺市周辺で「子どもたち」を育てている保護者の方々が,国分寺市を「子ども を育てる環境」としてどのように感じているのかを知りたいという思いが強くなりました。 これは,現在はまだ学生の私たちが,将来育児をする可能性のある立場として,育児の実態
や現状への理解を深めるべきであると考えたからです。私たちは,社会調査士資格の認定科 目である「社会調査実習」の一環として,国分寺市及び周辺地域における育児実態調査を行 うことにしました。本調査では,国分寺市内の幼稚園・保育園に質問票の配布・回収の協力 を仰ぎ,その上で各園にお子さんを通園させている保護者の方々に質問紙へご回答頂きまし た。本調査は,調査結果の分析と考察を通して,何らかの形で国分寺市のまちづくりないし 育児環境づくりに資することを目標としました。 前例のない 5 人という少ない人数での実習は,予想以上に大変なものでした。ひとりひと りの作業量が大変多く,話し合い,作業の時間,園への訪問,質問票の配布や回収など,そ れぞれが多くの時間を費やしました。社会調査の難しさとやりがいを実感し続けた 1 年間で した。様々な課題がありましたが,無事に本報告書を作成し,発表することができたのは, 現地調査にご協力いただいた幼稚園・保育園の方々,また保護者の皆様のおかげであると実 感しております。皆様に深くお礼申し上げます。 《参 考 資 料》 1)藤野優子(2014 年)NHK 解説委員会「どう変わる? 保育所の仕組み」, 〈http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/178706.html〉2014 年 5 月 7 日アクセス。 2)国分寺市役所(2014 年)第二次国分寺市環境基本計画 〈http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/260/2-kihonkeikakudai3shou.pdf〉 2.調査概要 2⊖1 調査テーマの選定と予備調査 本調査では,「国分寺市及び周辺地域における育児の実態」をテーマとしました。私たち が通う東京経済大学がある国分寺市には,数多くの保育園や幼稚園があり,よく散歩で外出 している子どもたちを見かけます。そして国分寺市は,歴史的環境を活かし自然と暮らしが 融和した街を目指しており「未来の子どもたちへ引き継ぐこくぶんじの豊かな環境」という 将来像を設定しています。
テーマを選定した段階で,私たちはまず,育児にあたっている保護者の方々を対象とした, 何らかの全数調査が実施できないかと考えました。そこで,国分寺市内の幼稚園・保育園と いった施設に協力を求める形での全数調査の可能性を探るため,アンケート形式の予備調査 を企画して 6 月に実施しました。予備調査は,本調査の仮説の検討作業と並行して行なわれ ました。 予備調査を行うにあたり対象は,国分寺市内の幼稚園・保育園としました。電話をかけて 協力のお願いをした幼稚園・保育園合わせて 20 ヶ所のうち,実際に訪問した対象施設の数 は 8 ヶ所となり,郵送でお答え頂いた対象施設が 1 ヶ所でした。それに加え,国分寺市役所 子ども福祉部保育課にご協力を頂き配布した質問票にご回答いただいた 7 カ所を合わせて, 計 16 ヶ所から回答を得ました。 予備調査を行った意図は 2 つあります。1 つ目は,現在の幼稚園や保育園はどのような取 り組みを行っているのか,など本調査を行うに当たって参考となる情報を集め,現状を把握 することです。2 つ目は,保護者を対象として行う本調査に各施設がどの程度の協力をいた だけるのかを把握することです。 予備調査の対象は原則として,各施設の代表者(園長)としました。ただし,代表者が不 在の場合は,他の代理職員によるご回答をお願いしました。アンケートには,自由記入形式 のおもな質問 3 問に加え,本調査ヘの協力に関する設問を,選択肢形式と自由記入形式で 3 問設けました。回答内容は「予備調査報告書 国分寺市の育児実態調査」(付録参照)にまと め,10 月に関係施設等に配布しました。 予備調査は幼稚園・保育園の現状を把握すること,また,本調査への協力の可否を知るこ とを目的としたものでした。その意味では,ご協力をいただけそうな見込みのある施設を把 握することができたことは大きな収穫でした。一方,予備調査の質問票において質問内容の 中心としていた「自然とのふれあい」については,仮説の検討を重ねる中で,結果的に本調 査に直接的に結び付けることはできませんでした。 予備調査において,直接園長さんのお話を伺う機会があり,自分自身の目で施設を見学で きたということは調査を行ううえで有意義でした。また,相手先に出向き,直接調査の依頼 をすることを予備調査の段階でできていたので,本調査の依頼をする際には特に問題もなく, 手際よく本調査を行うことができました。 2⊖2 調査対象 調査テーマ「国分寺市及び周辺地域における育児の実態調査」の対象として全数調査を行 うことを考えた場合,母集団となる潜在的な調査対象者の把握にはいくつかの方法が考えら れます。例えば,行政の全面的な協力が得られれば,一定の年齢の子どもがいて,子ども手 当の受給対象者になっている市内のすべての世帯に対して,調査票を送付してもらうという
手法もあり得ます。しかし,実際に調査が実施できる実現可能性を考え,私たちは,国分寺 市内の幼稚園・保育園(※以下「対象施設」と表記)に子どもを通わせている国分寺市及び 周辺地域に住む保護者の方々を対象に全数調査を目指しました(「国分寺市及び周辺地域に 住む保護者」を対象としていますが,以下の文章では「周辺地域に住む保護者」といった表 現を省略して表記します)。この場合,そもそも幼稚園にも保育園にも子どもを通わせてい ない世帯や,何らかの事情で市外の幼稚園や保育園に子どもを通わせている世帯が母集団か ら外れることとなりますが,こうしたグループは,そもそも把握が困難であり,事例数もさ ほど多くはないものと思われましたので,対象から外すことはやむを得ないと考えました。 調査を行った 2014 年の時点で,国分寺市には幼稚園 6 施設,保育園 21 施設の計 27 施設 がありました。結果的に,予備調査と直接訪問による聴き取りを通して,このうちの幼稚園 2 施設,保育園 8 施設から,質問票調査へのご協力をいただくことができました。手続きと しては,母集団に対して有意抽出により,調査対象施設を絞り込んだことになります。それ ぞれの施設については,子どもを通わせている保護者の全数調査を行う形をとりました。 2⊖3 仮説の検討 この調査は,「国分寺市及び周辺地域における育児の実態調査」を調査テーマに掲げてお り,対象施設に子どもを通わせている保護者の方々が国分寺市で育児をすることをどのよう に考えているか,現在の育児の実態はどのようなものかを調査・分析するものです。このテ ーマを踏まえ,予備調査と並行して,仮説の検討を行いました。その作業の過程では,特に 注目して検討する点として以下の 4 つの項目を設定しました。 これらの項目は,厳密にいえば仮説の形になっていませんが,実際の検討作業の中では, これら 4 項目を「理論仮説」と呼んで作業を進めました。より厳密に仮説として扱える形に するならば,例えば「子どもの医療機関の充実と育児満足度の相関性」は,「子どもの医療 機関が充実している人ほど育児に満足している」といった仮説を意味しているということで す。 ①子どもの医療機関の充実と育児満足度の相関性 ②親の育児ネットワークの多様性と育児満足度の相関性
なのか」を解明する手がかりが摑めるのではないかと考えました。 1 つ目の理論仮説は,「子どもの医療機関が充実している人ほど育児に満足している」で す。これらを調査するために,実際に質問票調査を通して検証する仮説(作業の中で「作業 仮説」と称していましたので,以下,この報告書ではこの呼称を踏襲します)を,以下のよ うに設定しました。 ・国分寺の医療環境に満足していると回答した人ほど,国分寺市に満足している ・国分寺の医療環境に満足していると回答した人ほど,国分寺市の育児環境に満足してい る ・国分寺の医療環境に満足していると回答した人ほど,医療機関に多く通院している ・かかりつけの病院数が多いと回答した人ほど,国分寺市での育児に満足している ・かかりつけの病院数が多いと回答した人ほど,国分寺の医療環境に満足している ・医療機関に多く通院していると回答した人ほど,国分寺市での育児に満足している 私たちは,「医療環境」を「個人が利用する医療機関の数や種類や分布,その医療機関の サービス」と広義に捉えました。子どもの年齢が低いほど,医療機関を利用する頻度は多い と思います。医療機関に満足していることが国分寺市で育児をする際の満足度に繫がるので はないかと考えました。 2 つ目の理論仮説は,「保護者の育児ネットワークの規模が大きい人ほど育児に満足して いる」です。これらを調査するために以下の作業仮説を設定しました。 ・マンションやアパートに居住していると回答した人ほど,親しい育児仲間が多い ・子どもの人数が多いと回答した人ほど,親しい育児仲間が多い ・育児に関して相談できる先生の数が多い人ほど,国分寺市での育児に満足している ・家族の育児協力に満足していると回答した人ほど,国分寺市での育児に満足している ・育児仲間が多いと回答した人ほど,育児に対する不安要素が少ない ・育児仲間が多いと回答した人ほど,地域社会に満足している 育児をするにあたり,一人では解決出来ず,誰かに相談したくなる機会があるのではない かと考えました。また,育児に関する情報交換も重要なのではないかと考えました。これら のことから日頃から多様なネットワークを築いている人ほど,育児に対する満足度が高いの ではないかという理論仮説をたて,裏付ける作業仮説を考えました。
3 つ目の理論仮説は,「街に対する好感度が高い人ほど育児に満足している」です。これ らを調査するために以下の作業仮説を設定しました。 ・国分寺市を住みやすいと感じている人ほど,国分寺市の遊び場や安全等に満足している ・国分寺市に住んでいる期間が長いと回答した人ほど,国分寺市での育児に満足している ・国分寺市を住みやすいと感じている人ほど,公共施設に満足している ・現在の住居に住んでいる年数が長いと回答した人ほど,国分寺市での育児に満足してい る 国分寺市を住みやすいと感じている人は公共施設や安全性など街に対して満足していると 想定しました。育児をするうえで,街との関わりは深いと考え,国分寺での育児に満足して いる点と街への好感度には相関性があるのではないかと考え,裏付ける仮説を考えました。 4 つ目の理論仮説は,「育児に対する関心が高い人ほど育児対する消費が多い」です。こ れらを調査するために以下の作業仮説を設定しました。 ・習い事をさせている家庭ほど,インターネット接続端末を持たせている ・共働きの家庭ほど,習い事をさせている 私たちは,習い事をさせている家庭は子どもへの支出が多く育児に対する関心が高いので はないかと考えました。そこで,習い事やインターネット接続端末のように,育児に加えて かかる費用について質問することで相関がないかを調査しました。 2⊖4 調査項目の選定と質問票の作成 以上の仮説を検証するため,大きく 5 つの項目に分けて調査のための質問票を作成するこ とにしました。 ① フェイス項目 ・性別,年齢,職業,住まい
③ ネットワークについて ・幼稚園・保育園に信頼できる先生はいるか ・育児を助け合える親戚や知人はいるか ④ 国分寺市満足度について ・国分寺市の住みやすさについて満足しているか ・国分寺市の施設に対して満足しているか ⑤ 育児消費について ・子どもに習い事はさせているか ・子どもにインターネット接続端末を持たせているか ⑥ その他 ・育児について思うこと(自由記述) こうした項目を,具体的な質問の文言に落とし込んだ上で,A3 判用紙両面(A4 判 4 ペ ージ相当)に収めるために,質問文の整理や圧縮を行ないました。この作業は,夏休みを挟 んで質問票の印刷~配布開始の直前である,10 月上旬まで続けられました。 最終的な質問票は,以下の内容の質問を盛り込みました。(付録参照) ① フェイス項目 ・性別,年齢,子どもの通園状況,同居家族,住まい, ・家計支持者の勤務形態 / 職業,居住年数,通園形態 ② 医療環境について ・子どもの医療機関の利用頻度 ・子どものかかりつけの医療機関の数 ・国分寺市の医療環境への満足度 ③ ネットワークについて ・幼稚園・保育園にいる信頼できる先生の数 ・同居家族の育児協力についての満足度 ・育児を助け合える親戚か知人が近隣にいるか ・子育てに関する不安や悩みはあるか
・困ったときにどうしているか ④ 国分寺市満足度について ・国分寺市の住みやすいと思うか ・国分寺市での育児に満足しているか ・国分寺市の施設に対して満足しているか ⑤ 育児消費について ・子そだてに関する考え,信念 ・子どもに習い事はさせているか ・子どもにインターネット接続端末を持たせているか ⑥ その他 ・子育てについて思うこと(自由記述) 2⊖5 調査方法 ・調査期間 本調査である質問票調査は,2014 年の 10 月中旬から 12 月の初めにかけて対象施設の都 合が良い時期をそれぞれ 1~2 週間ほどとり,質問票の配布,回収を行いました。 ・質問票の配布,回収方法 質問票の配布方法は,国分寺市内の協力を得られた対象施設に質問用紙を郵送または調査 員が持ち込みで届け,対象施設を通して保護者の方々に配布する形をとりました。具体的に は,角封筒に,調査への協力依頼の文書,質問票,回収用の小さい封筒を入れたものを,各 施設が求める数だけ用意し,郵送ないし持ち込みで施設に届け,個々の保護者への配布方法 については各施設にお任せしました。 また,回収方法は,保護者に質問票を対象施設に提出していただき,回収し終わった質問 票を調査員が対象施設までまとめて取りに行く方法を原則としました。一部の施設(2 幼稚 園,1 保育園)では施設の意向を踏まえ,質問票と一緒に切手を貼付した返信用封筒を渡し,
各施設の規模によりばらつきがあります。基本的に,1 世帯数に 1 票の質問票として本調査 を実施しました(例えば,同じ施設に兄弟(2 人以上)を通園させている場合には,質問票 を 1 枚のみの配布としました)。また,各施設には,施設側から求められた数の質問票を渡 しました。 3.本調査結果 3⊖1 質問票回収状況と問題点 施設ごとの配布票数と回収票数は以下の通りでした。総数 780 票を各施設に送付,ないし, 持ち込み,返信用封筒を使用した郵送によって回収した 78 票を含め,361 票を回収しまし た。このほか,2015 年 1 月中旬になってから郵送で到着した 1 票がありましたが,既に集 計作業に入っていたため,開封せずにおき,回収票数にも加えていません。 施設ごとの配布,回収状況は,下記の表にまとめた通りですが,ここで調査実施後に判明 した重大な問題がありました。回収された 361 票のうち,実に 4.7% に相当する 17 票がま ったくの未記入票=無効票でした。そのため,有効票は 344 票となりました。また,質問に よっては,ご回答を頂けなかった項目があり,その結果,分析の際の全体の度数が統一した 値になりませんでした。原因としては,事前に質問票を各施設に渡す際の説明が十分でなか ったことが挙げられます。各施設には,必要とされた数の質問票を用意して渡しましたが, その際に,保護者に配布せずに手元に残った未配布票の処理についての説明を,全くしませ んでした。各施設が,保護者数と一致する票数を提示されたのに対し,配布後に一票も手元 に残らない場合には問題はないのですが,施設側が,実際の保護者数=配布する票数より多 めの数を求めていた場合には,調査グループ側では,実際に保護者へ配布された正確な票数 が分からないことになります。 そうした場合に,配布されなかった未記入の質問票を,施設がそのまま廃棄する可能性と, 回収された記入済みの有効票と一緒に回収される可能性が考えられます。回収された未記入 票は,未配布票が,有効票と一緒に回収されたからではないかと考えられます。もしそうだ とすれば,そもそも配布総数から,そうした未配布票の数を除くべきなのですが,回収され た未記入票をすべて未配布票と見なしてよいという保障はありません。もし,すべての未記 入票を未配布票と見なすなら,配布数も 17 票減って 763 票となるため,有効票回収率は 45.0% となります。また,さらに,未配布票を回収に回さず,破棄した施設があったとすれ ば,配布票はさらに減り,有効票回収率は上がります。しかし,こうした経緯を事後的に確 認することは事実上不可能と判断しました。 したがって,本調査の回収率は,以上のような数値が不正確になる事情を孕んだ上で,無
効票を含む回収率 46.2%,有効票のみの回収率 44.1% ということになります。 施設名 配布数 回収数 回収手段 回収率 A 保育園 80 46 訪問 57.5% B 保育園 60 34 訪問 56.6% C 保育園 95 45 訪問 47.4% D 保育園 75 * 郵送 ― E 保育園 120 46 訪問 38.3% F 保育園 70 36 訪問 51.4% G 保育園 62 21 訪問 33.9% H 保育園 80 55 訪問 68.8% I 幼稚園 88 * 郵送 ― J 幼稚園 50 * 郵送 ― (郵送回収分計) (213) 78 36.6% 総 数 780 361 46.2% (有効票数) 780 344 44.1% 3⊖2 集計方法 ① 集計方法 依頼を受けてくださった各保育園・幼稚園の保護者の回答を,各保育園・幼稚園に訪問し 手渡しで受け取る方法と,各保育園・幼稚園に大学の研究室宛に郵送をしていく方法のふた つの方法を用いて,回答を回収し,各質問のコーディングを行った上で,そのデータを, Google スプレッドシートを用いて集計しました。 ② 分析方法 調査対象者は満 19 歳~55 歳以上の国分寺市内の幼稚園・保育園にお子さんを通わせてい る保護者の方を対象としました。最終的な対象者は 344 人であり,男性 16 人(4.7%),女 性 314 人(91.3%),未回答 14 人(4.1%)でした。年齢比は 19 歳以下が 1 人(0.3%),20 ~24 歳 が 3 人(0.9%),25~29 歳 が 13 人(3.8%),30~34 歳 が 70 人(20.3%),35~39 歳 が 140 人(40.7%),40~44 歳が 90 人(26.2%),45~50 歳が 16 人(4.7%),55 歳以上が 1 人(0.3%)でした。
「ネットワークについて」の項目,「国分寺市満足度について」の項目,「育児消費について」 の項目,「その他(自由記述)」の項目で構成されていました。ここでは本研究に用いる質問 項目についてのみ記述します。 対象者の性別を把握するために,「あなたの性別をお答えください」という質問項目を用 いました。選択肢は「男性」「女性」の 2 つでした。分析で使った最終的な選択肢は「男性」 を 1,「女性」を 2 としました。対象者の年代を把握するために,「あなたの年代にあてはま るものに○をつけてください」という質問項目を用いました。選択肢は「19 歳以下」「20~ 24 歳」「25~29 歳」「30~34 歳」「35~39 歳」「40~44 歳」「45~50 歳」「55 歳以上」の 8 つ でした。回答は単一回答方式でした。分析で使った最終的な選択肢は「19 歳以下」を 1, 「20~24 歳」を 2,「25~29 歳」を 3,「30~34 歳」を 4,「35~39 歳」を 5,「40~44 歳」を 6,「45~50 歳」を 7,「55 歳以上」を 8 としました。対象者の現在の住まいに住んでいる年 数を把握するために「あなたは現在のお住まいに住んでからどれくらいですか」という質問 項目を用いました。選択肢は「1 年未満」「1 年以上 5 年未満」「5 年以上 10 年未満」「10 年 以上 20 年未満」「20 年以上」の 5 つでした。回答は単一回答方式でした。分析で使った最 終的な選択肢は「1 年未満」を 1,「1 年以上 5 年未満」を 2,「5 年以上 10 年未満」を 3, 「10 年以上 20 年未満」を 4,「20 年以上」を 5 としました。 医療機関の満足度を把握するために以下 3 つの質問項目を用意しました。1 つ目に,「あ なたは国分寺市および近隣の医療機関の環境に満足していますか」という質問項目を用いま した。選択肢は「満足している」「やや満足している」「どちらかというと満足していない」 「不満がある」「わからない」の 5 つでした。回答は単一回答方式でした。分析で使った最終 的な選択肢は「満足している」を 1,「やや満足している」を 2,「どちらかというと満足し ていない」を 3,「不満がある」を 4,「わからない」を 5 としました。2 つ目に,「国分寺市 及び近隣で,この半年間にお子さんの病気や怪我で何回医療機関を利用しましたか」という 質問項目を用意しました。選択肢は「0 回」「1~3 回」「4~6 回」「7~10 回」「11 回以上」 の 5 つでした。回答は単一回答方式でした。分析で使った最終的な選択肢は「0 回」を 1, 「1~3 回」を 2,「4~6 回」を 3,「7~10 回」を 4,「11 回以上」を 5 としました。3 つ目に, 「国分寺市でお子さんを育てていることについて満足していますか」という質問項目を用意 しました。選択肢は「満足している」「やや満足している」「やや不満である」「不満である」 「わからない」の 5 つでした。回答は単一回答方式でした。分析で使った最終的な選択肢は 「満足している」を 1,「やや満足している」を 2,「やや不満である」を 3,不満である」を 4,「わからない」を 5 としました。 対象者のネットワークについて把握するために以下 4 つの質問項目を用意しました。1 つ 目に,「あなたは,育児を助け合える親しい知人や親戚が市内や近隣の市に,何人いらっし
ゃいますか」という質問項目を用いました。選択肢は「ない」「1~3 人程」「4~8 人程」「9 ~12 人程」「13 人以上」の 5 つでした。回答は単一回答方式でした。分析で使った最終的な 選択肢は「ない」を 1,「1~3 人程」を 2,「4~8 人程」を 3,「9~12 人程」を 4,「13 人以 上」を 5 としました。2 つ目に,「お子さんが通う保育園・幼稚園で育児について相談でき る先生が何人いますか」という質問項目を用意しました。選択肢は「0 人」「1~2 人」「3~4 人」「5 人以上」の 4 つでした。回答は単一回答方式でした。分析で使った最終的な選択肢 は「0 人」を 1,「1~2 人」を 2,「3~4 人」を 3,「5 人以上」を 4 としました。3 つ目に, 「あなたは,同居家族の子育てに対する協力に満足していますか」という質問項目を用意し ました。選択肢は「満足している」「やや満足している」「どちらかというと満足していな い」「不満がある」「わからない」の 5 つでした。回答は単一回答方式でした。分析で使った 最終的な選択肢は「満足している」を 1,「やや満足している」を 2,「どちらかというと満 足していない」を 3,「不満がある」を 4,「わからない」を 5 としました。4 つ目に,「あな たは,子育てをしている中で,どのような不安や悩みがありますか」という質問項目を用意 しました。選択肢は「子どもの発育と発達」「子どもの遊び相手」「子育て以外の時間が持て ない」「子育て・教育の費用」「相談できる人が身近にいない」「その他」「特になし」の 7 つ でした。回答は複数回答方式でした。分析で使った最終的な選択肢は「子どもの発育と発 達」を 1,「子どもの遊び相手」を 2,「子育て以外の時間が持てない」を 3,「子育て・教育 の費用」を 4,「相談できる人が身近にいない」を 5,「その他」を 6,「特になし」を 7 とし ました。 国分寺市の満足度を把握するために以下 2 つの質問項目を用意しました。1 つ目に,「国 分寺市を住みやすい街だと思いますか」という質問項目を用いました。選択肢は「そう思 う」「ややそう思う」「どちらかというとそう思わない」「そう思わない」「わからない」の 5 つでした。回答は単一回答方式でした。分析で使った最終的な選択肢は「そう思う」を 1, 「ややそう思う」を 2,「どちらかというとそう思わない」を 3,「そう思わない」を 4,「わ からない」を 5 としました。2 つ目に,「公共施設などでの子ども連れへの配慮に満足して いますか」という質問項目を用意しました。選択肢は「満足」「やや満足」「やや不満」「不 満」「わからない」の 5 つでした。回答は単一回答方式でした。分析で使った最終的な選択 肢は「満足」を 1,「やや満足」を 2,「やや不満」を 3,「不満」を 4,「わからない」を 5 と しました。
育は大切だ」という質問項目を用意しました。選択肢は「そう思う」「ややそう思う」「どち らとも言えない」「あまりそう思わない」「全くそう思わない」の 5 つでした。回答は単一回 答方式でした。分析で使った最終的な選択肢は「そう思う」を 1,「ややそう思う」を 2, 「どちらとも言えない」を 3,「あまりそう思わない」を 4,「全くそう思わない」を 5 としま した。3 つ目に,「お子さんに,インターネットに接続できる機器を持たせていますか」と いう質問項目を用意しました。選択肢は「はい」「いいえ」の 2 つでした。回答は単一回答 方式でした。分析で使った最終的な選択肢は「はい」を 1,「いいえ」を 2 としました。 データの分析は,SPSS を用いて「クロス集計」をかけました。 3⊖3 仮説の検証 仮説 1.「子どもの育児環境の充実が,育児に対する安心につながる」 1-1 医療機関満足度と国分寺市の満足度の連関 1-2 医療機関満足度と国分寺市の育児満足度の連関 1-3 医療機関満足度と医療機関利用頻度の連関 仮説 2.「育児のネットワークが多様なほど,育児環境の満足度も高い」 2-1 育児仲間数と育児不安要素の連関 2-2 相談できる先生の数と育児不安要素(発育と発達)の連関 2-3 家族の育児協力満足度と国分寺の育児満足度の連関 2-4 家族の育児協力満足度と育児不安要素の連関 仮説 3.「まちに対する好感度が高いほど,育児満足度も高い」 3-1 国分寺市の育児満足度と公共施設に対する満足度 仮説 4.「育児への関心が高いほど,育児に対する消費が多い」 4-1 教育重要度とネット機器の有無の連関 4-2 習い事の個数とネット機器の有無の連関 〈棄却された仮説〉 以下の仮説は,分析の結果有意でないと判断され,棄却しました。 ・医療機関に多く通院していると回答した人ほど,国分寺市での育児満足度が高い ・親しい育児仲間が多いと答えた人ほど,国分寺市での育児満足度が高い ・マンションやアパートに居住していると回答した人ほど,親しい育児仲間が多い
・子どもの人数が多いと回答した人ほど,親しい育児仲間が多い ・国分寺市を住みやすいと感じている人ほど,国分寺市の遊び場や安全等に関する満足度 が高い ・国分寺市に住んでいる期間が長いと回答した人ほど,国分寺市での育児満足度が高い ・現在の住居に住んでいる年数が長い人ほど,国分寺市での育児満足度が高い ・共働きの家庭ほど,習い事をさせている 以下では,棄却された仮説の中から代表して 2 つについて検証過程を提示しておきます。 表 1 医療機関の利用頻度と国分寺市の育児満足度のクロス表 国分寺市の育児満足度 合 計 満足 やや満足 やや不満 不満 わからない 医療機関の 利用頻度 0 回 度数% 22.2%2 77.8%7 0.0%0 0.0%0 0.0%0 100.0%9 1~3 回 度数 29 46 4 3 3 85 % 34.1% 54.1% 4.7% 3.5% 3.5% 100.0% 4~6 回 度数 26 60 8 3 4 101 % 25.7% 59.4% 7.9% 3.0% 4.0% 100.0% 7~10 回 度数 23 39 8 1 2 73 % 31.5% 53.4% 11.0% 1.4% 2.7% 100.0% 10 回以上 度数 14 31 7 3 1 56 % 25.0% 55.4% 12.5% 5.4% 1.8% 100.0% 合 計 度数% 29.2%95 56.3%183 8.3%27 3.1%10 3.1%10 100.0%325 表 1 に基づくカイ 2 乗の結果,「医療機関の利用頻度」と「国分寺市の育児満足度」には有 意な関連性があるとはいえなかった(χ(16)=9.60,ns)。2 具体的に示すと,「国分寺市の育児満足度」に「満足」「やや満足」と回答した人は「医療 機関の利用頻度」が「1~3 回」の人が多いことがわかる。このことから,国分寺市の育児 に満足している人は医療機関のみならず,他の要因にからも左右されていると考えられる。 よって,この仮説は棄却される。
表 2 居住形態と育児仲間数のクロス表 育児仲間数 合 計 0 人 1~3 人 4~8 人 9~12 人 13 人以上 居住形態 建て住宅 度数 34 92 35 4 2 167 % 20.4% 55.1% 21.0% 2.4% 1.2% 100.0% マンション・アパ ート 度数% 17.3%24 62.6%87 18.0%25 0.7%1 1.4%2 100.0%139 公営住宅 度数 3 7 1 0 0 11 % 27.3% 63.6% 9.1% 0.0% 0.0% 100.0% 社宅 度数 5 4 3 2 0 14 % 35.7% 28.6% 21.4% 14.3% 0.0% 100.0% その他 度数 1 1 0 0 0 2 % 50.0% 50.0% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% 合 計 度数% 20.1%67 57.4%191 19.2%64 2.1%7 1.2%4 100.0%333 表 2 に基づくカイ 2 乗検定の結果,「居住形態」と「育児仲間数」には有意な関連性がある とは言えなかった(χ(16)=2.38,ns)。2 具体的に示すと,マンション・アパートを含め,居住形態によって親しい育児仲間数が多 くなるという傾向はみられなかった。よって,「マンションやアパートに居住していると回 答した人ほど,親しい育児仲間が多い」という仮説は棄却された。 〈実証された仮説〉 仮説 1 「子どもの育児環境の充実が,育児に対する安心につながる」 仮説 1-1:医療機関満足度と国分寺市の満足度の連関 表 3 医療機関への満足度と国分寺市満足のクロス表 国分寺市満足 合 計 満足 不満 医療機関への満足度 満足 度数 242 14 256 % 94.5% 5.5% 100.0% 不満 度数 44 12 56 % 78.6% 21.4% 100.0% 合 計 度数% 91.7%286 8.3%26 100.0%312 表 3 に基づくカイ 2 乗検定の結果,「医療機関満足度」と「国分寺市の満足度」は,5% 水 準で有意な関連性が認められた(χ(1)=15.32,p≪0.05)。2
有意確率 0.1 未満であるため,「医療機関満足度」と「国分寺市の満足度」は,有意な関 連性を示している。 上記の表から具体的にその関連性を示すと,国分寺市の医療環境に満足している人の内, 94.5% の人が国分寺市で生活することに対して満足していることがわかる。また,国分寺市 の医療環境に満足している人の内,5.5% の人しか国分寺市で生活することに対しても不満 を抱いていないことがわかる。このことから,医療環境に対する満足度と国分寺市で暮らす 満足度は相関があると言える。 仮説 1-2:医療機関満足度と国分寺市の育児満足度の相関 表 4 医療機関への満足度と国分寺市の育児満足度のクロス表 国分寺市の育児満足度 合 計 満足 不満 医療機関への満足度 満足 度数 236 17 253 % 93.3% 6.7% 100.0% 不満 度数 38 20 58 % 65.5% 34.5% 100.0% 合 計 度数% 88.1%274 11.9%37 100.0%311 表 4 に基づくカイ 2 乗検定の結果,「医療機関満足度」と「国分寺市の育児満足度」は,5% 水準で有意な関連性が認められた(χ(1)=34.69,p≪0.05)。2 上記の表から具体的にその関連性を示すと,国分寺市の医療環境に満足している人の内, 93.3% の人が国分寺市での育児に対しても,満足していることがわかる。また,国分寺市の 医療環境に満足していない人の内,65.5% の人が国分寺市での育児に対して,満足している ことがわかる。国分寺市での育児満足度は,医療環境に対する満足度の他にも要因があると 考えられる。
仮説 1-3:医療機関満足度と医療機関利用頻度の相関 表 5 医療機関への満足度と医療機関の利用頻度のクロス表 医療機関の利用頻度 合 計 0 回 1~3 回 4~6 回 7~10 回 10 回以上 医療機関への満足度 満足 度数 7 77 85 55 43 267 % 2.6% 28.8% 31.8% 20.6% 16.1% 100.0% 不満 度数 1 11 16 17 18 63 % 1.6% 17.5% 25.4% 27.0% 28.6% 100.0% 合 計 度数% 2.4%8 26.7%88 30.6%101 21.8%72 18.5%61 100.0%330 表 5 に基づくカイ 2 乗検定の結果,「医療機関への満足度」と「医療機関の利用頻度」は,1 % 水準で有意な関連性が認められた(χ(4)=8.63,p≪0.1)。2 上記の表から具体的にその関連性を示すと,国分寺市の医療環境に満足している人は,4 ~6 回の利用が 31.8% と最も高いのに対し,国分寺市の医療環境に不満を抱いている人は, 10 回以上の利用が 28.6% と最も高いことがわかる。一つの解釈として,医療頻度が多い (10 回を超える)人ほど,医療環境における細かい問題点や不満点に気付くので医療環境満 足度が低下するのではないかと考えられる。 仮説 2 「育児のネットワークが多様なほど,育児環境の満足度も高い」 仮説 2-1:育児仲間数と育児不安要素の相関 表 6 育児仲間数と育児不安要素(育児費用)のクロス表 育児不安要素(育児費用) 合 計 該当 該当せず わからない 育児仲間数 0 人 度数 42 24 0 66 % 63.6% 36.4% 0.0% 100.0% 1~3 人 度数 111 78 1 190 % 58.4% 41.1% 0.5% 100.0% 4~8 人 度数 29 36 0 65 % 44.6% 55.4% 0.0% 100.0% 9~12 人 度数 3 3 1 7 % 42.9% 42.9% 14.3% 100.0% 13 人以上 度数 2 2 0 4 % 50.0% 50.0% 0.0% 100.0% 合 計 度数% 56.3%187 43.1%143 0.6%2 100.0%332
表 6 に基づくカイ 2 乗検定の結果,「育児仲間数」と「育児費用における育児不安要素」は, 5% 水準で有意な関連性が認められた(χ(8)=28.40,p≪0.05)。2 上記の表から具体的にその関連性を示すと,育児仲間が 0 人のうち,63.6% と 6 割を超え る人が,育児における費用に対して不安を抱いている。また,育児仲間数が多くなるにつれ て,育児不安に該当する人が減少する傾向にある。 仮説 2-2:家族の育児協力満足度と国分寺の育児満足度の相関 表 7 家族の育児協力満足度と国分寺市の育児満足度 のクロス表 国分寺市の育児満足度 合 計 満足 不満 家族の育児 協力満足度 1 満足 度数% 94.8%109 5.2%06 100.0%115 2 やや満足 度数 116 18 134 % 86.6% 13.4% 100.0% 3 やや不満 度数 031 08 039 % 79.5% 20.5% 100.0% 4 不満 度数 012 04 016 % 75.0% 25.0% 100.0% 5 わからない 度数 004 00 004 % 100.0% 0.0% 100.0% 合 計 度数% 88.3%272 11.7%36 100.0%308 表 7 に基づくカイ 2 乗検定の結果,「家族の育児協力満足」と「国分寺市の育児満足度」は, 5% 水準で有意な関連性が認められた(χ(8)=21.68,p≪ 0.05)。2 上記の表から具体的にその関連性を示すと,家族の育児協力満足度において「満足」と回 答した人のうち,94.8% の人が国分寺の育児満足度に関しても「満足」と回答。また,表全 体の数値の推移から,家族の育児協力満足数が減少するにつれて,国分寺の育児環境に対し て不満を抱く人の割合が増加傾向にある。
仮説 2-3:家族の育児協力満足度と育児不安要素の相関 表 8 家族の育児協力満足度と育児不安要素(自分の時間)のクロス表 育児不安要素(自分の時間) 合 計 該当 該当せず 家族の育児 協力満足度 満足 度数% 18.8%22 81.2%95 100.0%117 やや満足 度数 42 100 142 % 29.6% 70.4% 100.0% やや不満 度数 18 27 45 % 40.0% 60.0% 100.0% 不満 度数 8 9 17 % 47.1% 52.9% 100.0% わからない 度数 0 5 5 % 0.0% 100.0% 100.0% 合 計 度数% 27.6%90 72.4%236 100.0%326 表 8 に基づくカイ 2 乗検定の結果,「家族の育児協力満足度」と「自分の時間における育児 不安要素」は,5% 水準で有意な関連性が認められた(χ(4)=11.28,p≪0.05)。2 上記の表から具体的にその関連性を示すと,家族の育児協力満足度において「満足」と回 答した人のうち,自分の時間において育児不安を抱いている人の割合は 18.8% であったの に対し,家族の育児協力満足度において「不満」と回答した人のうち,自分の時間において 育児不安を抱いている人の割合は,47.1% と増加している。また,表全体の数値の推移から, 家族の育児協力満足度が減少するにつれて,自分の時間における育児不安に対して不満を抱 く人の割合が増加傾向にあることがわかる。
仮説 3 「まちに対する好感度が高いほど,育児満足度も高い」 仮説 3-1:国分寺市の育児満足度と公共施設に対する満足度 表 9 国分寺市の育児満足度と公共施設に対する満足度のクロス表 公 共 施 設 合 計 満足 やや満足 やや不満 不満 わからない 国分寺市の 育児満足度 満足 度数% 18.8%18 40.6%39 10.4%10 1.0%1 29.2%28 100.0%96 やや満足 度数 1 79 58 11 35 184 % 0.5% 42.9% 31.5% 6.0% 19.0% 100.0% やや不満 度数 1 5 9 5 7 27 % 3.7% 18.5% 33.3% 18.5% 25.9% 100.0% 不満 度数 1 1 4 3 1 10 % 10.0% 10.0% 40.0% 30.0% 10.0% 100.0% わからない 度数 0 2 1 4 3 10 % 0.0% 20.0% 10.0% 40.0% 30.0% 100.0% 合 計 度数% 6.4%21 38.5%126 25.1%82 7.3%24 22.6%74 100.0%327 表 9 に基づくカイ 2 乗検定の結果,「国分寺市の育児満足度」と「公共施設に対する満足度」 は,5% 水準で有意な関連性が認められた(χ(16)=90.15,p≪ 0.05)。2 上記の表から具体的にその関連性を示すと,国分寺の育児満足度において「満足」「やや 満足」と回答した人は,国分寺市の公共施設に対して,「やや満足」と答えた人が 40.6%, 42.9% と高い数値を示した。それに対し,国分寺の育児満足度において「やや不満」「不満」 と回答した人は,国分寺市の公共施設に対して,「やや不満」と答えた人が 33.3%,40.0% と高い数値を示した。この傾向から,国分寺市の育児満足度が高いほど,市内の公共施設に 対する満足度が高いことが言える。
仮説 4 「育児への関心が高いほど,育児に対する消費が多い」 仮説 4-1:教育重要度とネット機器の有無の相関 表 10 教育重要度とネット機器の有無のクロス表 ネット機器の有無 合 計 はい いいえ 教育重要度 そう思う 度数 22 195 217 % 10.1% 89.9% 100.0% ややそう思う 度数 4 72 76 % 5.3% 94.7% 100.0% どちらともいえない 度数 6 20 26 % 23.1% 76.9% 100.0% あまりそう思わない 度数 0 10 10 % 0.0% 100.0% 100.0% 合 計 度数% 9.7%32 90.3% 100.0%297 329 表 10 に基づくカイ 2 乗検定の結果,「教育重要度」と「ネット機器の有無」は,5% 水準で 有意な関連性が認められた(χ(3)=8.12,p≪0.05)。2 上記の表から具体的にその関連性を示すと,育児において教育が重要であるという質問に おいて「あまりそう思わない」と回答した人のうち,ネット機器を子どもに持たせていると いう回答はひとつも無かった。全体の推移から,「幼少期の教育は重要だ」という質問に対 して「どちらともいえない」と回答した人ほど,子どもにネット機器を持たせる傾向が強い ことが伺える。
仮説 4-2:習い事の個数とネット機器の有無の相関 表 11 習い事の個数とネット機器の有無のクロス表 ネット機器の有無 合 計 はい いいえ 習い事の個数 0 個 度数 11 150 161 % 6.8% 93.2% 100.0% 1 個 度数 5 88 93 % 5.4% 94.6% 100.0% 2 個 度数 13 50 63 % 20.6% 79.4% 100.0% 3 個 度数 3 7 10 % 30.0% 70.0% 100.0% 合 計 度数% 9.8%32 90.2%295 100.0%327 表 11 に基づくカイ 2 乗検定の結果,「習い事の個数」と「ネット機器の有無」は,5% 水準 で有意な関連性が認められた(χ(3)=16.67,p≪0.05)。2 上記の表から具体的にその関連性を示すと,習い事の個数が 0 個と回答してくれた人で, ネット機器を持たせている人の割合は 6.8% なのに対し,習い事の個数が 3 個と回答してく れた人で,ネット機器を持たせている人の割合は,30.0% となっている。また,表全体の推 移から,習い事の数が増えるほど,ネット機器を持たせる傾向があることがわかる。 4.結 論 本論文では,「国分寺市及び周辺地域における育児の実態」をテーマに分析してきました。 調査結果の分析から得られた知見として,まず 1 点目に,国分寺市の医療環境に対する満 足度が高い保護者は,国分寺市に対する満足度と国分寺市の育児満足度が高いという分析結 果が得られました。また,医療機関に多く通院している人ほど国分寺市の医療環境に対する 満足度が低いことが明らかになりました。医療機関に多く通院している人ほど国分寺市の医 療環境に対する満足度が高いのではないかという仮説に対して真逆の結果を得ました。医療 機関に多く通院している人だからこそ,医療機関における細かい欠陥や至らない部分に対す
2 点目に,育児仲間に悩みを相談している保護者ほど,国分寺市で育児をすることに満足 しているという結果も得られました。また,育児に対して家族の協力を得られていると感じ ている保護者ほど,育児に対する不安要素が少ないということもわかりました。以上のこと から,身近に悩みを相談できる育児仲間や園の先生,そして育児に協力してくれる家族がい る環境があることが,育児をする上での安心に繫がるのではないかと考えました。 3 点目に,国分寺市で育児をすることに満足している人ほど,国分寺市内の公共施設に満 足しているという結果を得ました。また,単純集計の結果から,公共施設に対する満足度は 「満足している」が 6.1%,「やや満足している」が 36.6% と,前者より後者が圧倒的に多い ことがわかりました。この理由としては,自由記述の中に見られた,子どもを遊ばせる公園 が少ないという意見や,公園の遊具が老朽化しているなどの意見から,保護者たちは市内の 公共施設の継続的な整備を求めているのではないかと考えました。 4 点目に,幼少期の教育が重要であると考えている保護者は,子どもにインターネット機 器を持たせる傾向が弱いという結果を得ました。単純集計結果から,インターネット機器を 購入した理由は「子どもが遊ぶため」24.3%,「子どもに強請られたため」21.6% が多いこ とが明らかになった。子どもに持たせるネット機器の種類についても,「携帯ゲーム機」が 48.4% を占めるなどと,防犯や教育の点からネット機器を持たせるのではないことが読み取 れました。関連して,子どもにインターネット機器を持たせ始める最適な時期としては, 「小学校高学年」が 33.1% と最も多い結果となりました。 5.調査における課題・問題点(おわりに) 冒頭に申し上げた通り,今年度は 5 人という極めて少ない人数での実習となりました。人 数以外にも,今年度は調査対象と調査方法が,例年の調査とは大きく異なりました。前年度 までは,市内で調査エリアをある程度決めて,ポスティングでアンケートの配布を行ってい ました。しかし,今年度は調査対象を“市内で育児を行っている保護者”と限定していたた め,前年度までと同じような方法で調査を行うと,効率も悪く正確なデータを得ることが出 来ないという問題がありました。そのため,私たちは市内の保育園と幼稚園に協力を依頼し, 保護者の方々へアンケートの配布をしていただくというターゲットを絞った調査方法を実施 しました。施設へのアポイントメントを取るにあたって,多忙な業務の中,貴重な時間を割 いて私たちの調査に協力して頂くので,できるだけ先方の都合のよい時間に連絡をとること を心がけました。また,当初の予定と比べて期間は押してしまいますが,各施設に対して本 調査の精度を上げることと本調査の協力を目的とした予備調査を実施し,着実に施設との結
び付きを得る計画を立て,実行しました。施設への訪問の際は,一方的に調査の説明をする だけでなく,先方の意見や考え方をしっかりと聞き,先方に共感の意を示すことを意識しま した。 そうすることで,徐々に先方も私たちの調査に対する強い意志を認めて下さり,本調査ま で進めることが出来ました。その中で,ある園長さんがこの調査を市役所の保育課へ紹介し て下さり,保育課を通してより多くの施設へ円滑にアンケートを配布することも出来ました。 このような取り組みの結果,最終的に 10 ヶ所の園の協力と,約 350 通の回答を得ることが でき,より信頼性の高いデータを得ることが出来ました。作業の進捗状況や情報共有に関し ては,5 人という人数の少なさを生かし対面で多く作業を進め,更に WEB 経由で情報共有 が出来るシステムを活用することで,特に不自由なく行えていたと考えます。しかし,作業 に対する確認回数や,進捗状況に対する危機感,問題意識に個人差があったことは否めませ ん。話し合いをより徹底させて,個人の意識を共通化させるべきであったと思います。 最後に本調査を行うにあたり現地調査にご協力いただいた幼稚園・保育園の方々と保護者 の皆様に,本調査が実現したことを重ねて感謝御礼申し上げます。
6.付録
6⊖3 本調査単純集計結果 1.性別 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 男性 16 4.7 2 女性 314 91.3 3 無回答,非該当 14 4.1 合計 344 100 2.年代 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 19 歳以下 1 0.3 1 20~24 歳 3 0.9 2 25 歳~29 歳 13 3.8 3 30 歳~34 歳 70 20.3 4 35 歳~39 歳 140 40.7 5 40 歳~44 歳 90 26.2 6 45 歳~50 歳 16 4.7 7 55 歳以上 1 0.3 8 無回答,非該当 10 2.9 合計 344 100.0 3.子供の性別 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 男性 266 55.0 2 女性 202 41.7 3 無回答,非該当 16 3.3 合計 484 100.0
3.子供の年齢 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 0 歳 28 5.79 2 1 歳 55 11.4 3 2 歳 50 10.3 4 3 歳 57 11.8 5 4 歳 72 14.9 6 5 歳 66 13.6 7 6 歳 52 10.7 8 7 歳 21 4.3 9 8 歳 21 4.3 10 9 歳 15 3.1 11 10 歳 12 2.5 12 11 歳 17 3.5 13 12 歳 5 1.0 14 13 歳 3 0.6 15 14 歳 3 0.6 16 15 歳 2 0.4 17 16 歳 1 0.2 18 17 歳 1 0.2 19 無回答,非該当 14 2.9 合計 484 100.0 4.同居人 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 父親 299 61.8 2 母親 327 67.6 3 祖父 19 3.9 4 祖母 24 5.0 5 曽祖父母 2 0.4 6 ペット 27 5.6 7 その他 8 1.7 合計 484 100.0
3.子供の通園区分 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 未通園 37 7.6 2 保育園 283 58.5 3 幼稚園 42 8.7 4 小学校 98 20.2 5 中学校 13 2.7 6 高校以上 2 0.4 7 無回答,非該当 17 3.5 合計 484 100.0 5. 居住形態 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 建て住宅 168 48.8 2 マンション・アパート 140 40.7 3 公営住宅 12 3.5 4 社宅 14 4.1 5 その他 2 0.6 6 無回答,非該当 8 2.3 合計 344 100.0 6.勤務時間に融通がきく 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 よくあてはまる 12 3.5 仕事に融通がきかないと答えた人が大半 であった。 子どもと過ごす時間が取りにくいという 現状が考えられる。 2 ややあてはまる 80 23.3 3 あまりあてはまらない 132 38.4 4 全くあてはまらない 109 31.7 5 無回答,非該当 11 3.2 合計 344 100.0
6.土日はほとんど休みである 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 よくあてはまる 137 39.8 2 ややあてはまる 82 23.8 3 あまりあてはまらない 60 17.4 4 全くあてはまらない 55 16.0 5 無回答,非該当 10 2.9 合計 344 100.0 6.休日に出勤しなければいけないことがよくある 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 よくあてはまる 63 18.3 2 ややあてはまる 96 27.9 3 あまりあてはまらない 119 34.6 4 全くあてはまらない 56 16.3 5 無回答,非該当 10 2.9 合計 344 100.0 6.残業をすることが多い 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 よくあてはまる 164 49.1 残業をすることが多いということも 子どもと過ごす時間がと取りにくい現状 につながっているのではないか。 2 ややあてはまる 90 26.2 3 あまりあてはまらない 57 16.6 4 全くあてはまらない 22 6.4 5 10 2.9 合計 344 100.0
7.父 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 会社員 238 69.2 2 自営業 35 10.2 3 公務員 31 9.0 4 主婦・主夫 0 0.0 5 団体職員 6 1.7 6 その他 7 2.0 7 同居していない 19 5.5 8 無回答,非該当 8 2.3 合計 344 100.0 7.母 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 会社員 166 48.3 2 自営業 18 5.2 3 公務員 37 10.8 4 主婦・主夫 45 13.1 5 団体職員 12 3.5 6 その他 53 15.4 7 同居していない 4 1.2 8 無回答,非該当 9 2.6 合計 344 100.0 8.居住年数 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 1 年以内 24 7.0 1 年以上 10 年未満の割合が多いことか ら,結婚または出産してから 移住したのではないかということが考え られる。 2 1~5 年 165 48.0 3 5~10 年 96 27.9 4 10~20 年 43 12.5 5 20 年以上 5 1.5 6 無回答,非該当 9 2.6 合計 344 100.0
9-1.通園時間 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 1 2 0.7 2 2 8 2.7 3 3 13 4.4 4 4 1 0.3 5 5 80 27.2 6 7 8 2.7 7 8 1 0.3 8 10 94 32.0 9 13 4 1.4 10 15 44 15.0 11 20 15 5.1 12 25 6 2.0 13 30 8 2.7 14 80 1 0.3 15 無回答,非該当 9 3.1 合計 294 100.0 9-2.通園手段(複数回答) 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 徒歩 117 39.8 徒歩または自転車で 5 分~10 分程度で 通園している人が多いことがわかる。 2 自転車 168 57.1 3 車 59 20.1 4 送迎バス 8 2.7 5 その他 11 3.7 合計 363 100.0 10.相談できる先生の数 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 0 人 16 4.8 幼稚園・保育園に相談できる先生が数人 はいるということがわかる。 2 1,2 人 136 39.5
11.医療機関の利用頻度 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 0 回 9 2.6 医療機関の利用頻度にばらつきがあるこ とがわかる。 2 1~3 回 88 25.6 3 4~6 回 103 29.9 4 7~10 回 74 21.5 5 10 回以上 61 17.7 6 無回答,非該当 9 2.7 合計 344 100.0 12.かかりつけの病院数 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 1 か所 37 10.8 2 2,3 か所 248 72.1 3 4,5 か所 48 14.0 4 6 か所以上 3 0.9 5 無回答,非該当 8 2.2 合計 344 100.0 13.医療機関満足度 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 満足 105 30.5 2 やや満足 163 47.4 3 やや不満 48 14.0 4 不満 15 4.4 5 わからない 4 1.2 6 無回答,非該当 9 2.5 合計 344 100.0
14.家族の育児に対する協力満足度 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 満足 118 34.3 家族の育児に対する協力に満足している 人が大半であるが,不満を抱いている人 もいる。 仕事の融通などにも関連しているのでは ないかと考えられる。 2 やや満足 143 41.6 3 やや不満 45 13.1 4 不満 18 5.2 5 わからない 5 1.5 6 無回答,非該当 15 4.3 合計 344 100.0 15.育児仲間数 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 0 人 67 19.5 2 1~3 人 192 55.8 3 4~8 人 65 18.9 4 9~12 人 7 2.0 5 13 人以上 4 1.2 6 無回答,非該当 9 2.6 合計 344 100.0 16.不安要素 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 発育と発達 120 34.9 2 遊び相手 73 21.2 3 自分の時間 92 26.7 4 育児費用 144 41.9 5 相談相手の有無 25 7.3 6 その他 52 15.1 7 特になし 54 15.7 8 無回答,非該当 0 0.0 合計 560 162.8
17.育児不安の解決手段 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 近親者に相談 248 84.4 2 友人と仲間に相談 199 67.7 3 園の先生に相談 153 52.0 4 公的施設に相談 15 5.1 5 電話相談 1 0.3 6 雑誌 51 17.3 7 インターネット 131 44.6 8 その他 10 3.4 9 特になし 8 2.7 10 無回答,非該当 0 0.0 合計 816 100.0 18.国分寺市の満足度 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 そう思う 100 29.1 結果から国分寺市に満足している人が多 いことがわかる。 2 ややそう思う 192 55.8 3 あまりそう思わない 18 5.2 4 そう思わない 11 2.3 5 わからない 329 3.2 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0 19.国分寺市の育児満足度 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 満足 96 27.9 結果から国分寺市で育児をすることに, 満足している人が多いことがわかる。 2 やや満足 184 53.5 3 やや不満 27 7.8 4 不満 10 2.9 5 わからない 10 2.9 6 無回答,非該当 17 4.9 合計 344 100.0
20-A 遊ぶ場所 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 満足 81 23.5 2 やや満足 146 42.4 3 やや不満 59 17.2 4 不満 39 11.3 5 わからない 4 1.2 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0 20-B 雨の日の遊び 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 満足 26 7.6 子どもを遊ばせる場所には満足している ようだが,雨の日の遊び場に不満を抱い ている人が約半数いるということが分か った。 2 やや満足 90 26.2 3 やや不満 111 32.3 4 不満 57 16.6 5 わからない 44 12.8 6 無回答,非該当 16 4.7 合計 344 100.0 20-C 遊具や設備 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 満足 29 8.4 2 やや満足 121 35.2 3 やや不満 109 31.7 4 不満 55 16.0 5 わからない 15 4.4 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0
20-D 移動のしやすさ 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 満足 20 5.8 2 やや満足 51 14.8 3 やや不満 123 35.8 4 不満 120 34.9 5 わからない 15 4.4 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0 20-E 交通安全 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 満足 7 2.0 移動のしやすさに不満を抱いている人が 多いことから交通面に不満を抱いている 人が多いのではないか。 2 やや満足 53 15.4 3 やや不満 121 35.2 4 不満 110 32.0 5 わからない 38 11.0 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0 20-F 防犯対策 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 満足 9 2.6 2 やや満足 70 20.3 3 やや不満 122 35.5 4 不満 60 17.4 5 わからない 67 19.5 6 無回答,非該当 16 4.7 合計 344 100.0
20-G 公共施設 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 満足 21 6.1 2 やや満足 126 36.6 3 やや不満 83 24.1 4 不満 24 7.0 5 わからない 75 21.8 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0 20-H 地域社会 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 満足 25 7.3 2 やや満足 128 37.2 3 やや不満 62 18.0 4 不満 13 3.8 5 わからない 99 28.8 6 無回答,非該当 17 4.9 合計 344 100.0 21-A 教育重要度 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 そう思う 217 63.1 2 ややそう思う 76 22.1 3 どちらともいえない 26 7.6 4 あまりそう思わない 10 2.9 5 全くそう思わない 0 0.0 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0
21-B 育児自信 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 そう思う 6 1.7 2 ややそう思う 68 19.8 3 どちらともいえない 188 54.7 4 あまりそう思わない 53 15.4 5 全くそう思わない 14 4.1 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0 21-C 家族と過ごす時間 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 そう思う 154 44.8 家族と過ごす時間が大切であると答えた 人が大半ではあるが,勤務時間などもあ り,家族と過ごす時間をあまりとれてい ないということがわかる。 2 ややそう思う 114 33.1 3 どちらともいえない 53 15.4 4 あまりそう思わない 6 1.7 5 全くそう思わない 1 0.3 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0 21-D 叱ることも必要 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 そう思う 215 64.6 2 ややそう思う 88 23.5 3 あまりそう思わない 23 6.5 4 そう思わない 3 0.7 5 全くそう思わない 0 0.0 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0
21-E 子供の活動を知っている 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 そう思う 87 2.6 2 ややそう思う 176 14.2 3 あまりそう思わない 51 29.4 4 そう思わない 15 26.5 5 全くそう思わない 0 23.0 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0 21-F 子育ては母親だ 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 そう思う 9 2.6 そう思わないと答えた人が全体の約 80% いることがわかり,父親,祖父母 との協力が必要と考えている人が大半で ある。 2 ややそう思う 49 12.4 3 あまりそう思わない 101 29.4 4 そう思わない 91 26.5 5 全くそう思わない 79 23.0 6 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0 21-G 外遊び 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 そう思う 28 8.1 防犯対策で不満を抱いている人が多かっ たため,安心して外遊びさせることがで きないのではないか。 2 ややそう思う 86 25.0 3 あまりそう思わない 118 34.3 4 そう思わない 78 22.7 5 全くそう思わない 18 5.2 6 無回答,非該当 16 4.7 合計 344 100.0
22-1 習い事個数 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 0 個 161 46.8 2 1 個 93 27.0 3 2 個 63 18.3 4 3 個 10 2.9 5 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0 23.ネット機器の有無 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 はい 32 9.3 2 いいえ 297 86.3 3 無回答,非該当 15 4.4 合計 344 100.0 23-1.ネット機器の種類 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 携帯ゲーム機 15 46.9 2 子供用携帯電話 3 9.4 3 市販のタブレット端末 11 34.4 4 その他 2 6.3 5 無回答,非該当 1 3.1 合計 32 100.0 23-2.買った理由 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 おねだり 8 21.6 2 あやすため 3 8.1 3 遊ぶため 9 24.3 4 知育するため 5 13.5 5 連絡を取るため 4 10.8 6 その他 8 21.6 7 無回答,非該当 0 0.0 合計 37 100.0
24.インターネット保有最適時期 値 質問内容 度数 相対度数(%) 1 就学時期 8 2.3 2 小学校低学年 48 14.0 3 小学校高学年 114 33.1 4 中学生 68 19.8 5 高校以上 61 17.7 6 無回答,非該当 1 0.3 合計 344 100.0 6⊖4 本調査自由記述 ・自由記述をまとめ,いくつかの項目ごとに分けて掲載させて頂きました。尚,各項目の 設定と分類は調査員の 1 名が行い,その後に調査員全員で全体の確認と訂正を致しまし た。 ・一部修正を入れたものがあります。内容としては,漢字の間違えや句読点の位置などで す。 文章の表現自体の修正は行っておりません。お答え頂いたままの状態で掲載しております。 本調査の自由記述は Q. 25 です。多くの方々に記述して頂けました。 心配せずに子どもが遊べる地域社会 ◆国分寺市の道の幅について ・国分寺市は歩道も狭い所が多く,ベビーカーの使用が怖い。 ・国分寺市内においては歩道がもっと広いといいなと思います。 ・国分寺は道路の幅が狭いので,安心して歩かせられません。 ◆防犯など ・不審者などが心配,おまわりさんがいつもいてくれたら。 ・国分寺の道路は歩きたばこをしている大人が多すぎる。
・子どもを持ったことで,外出先で肩身を狭く感じることが多い。 ・最近同世代の母親が子どもと無理心中をして亡くなった話を聞き心が痛んだ。 市町村で対策をしていけたらいいと思う。 ・出産率が低いのは子育てをしにくいこの状況を変えていかなければ減り続けるでしょう。 ・子どもをあたたかく見守っていける社会になってほしい。 ・社会全体としての「子育て」意識が低いと思います。 ◆「遊べる環境」など ・雷親父のような人が近くにいるといいなと思います。 ・駐車場のある子どもの遊び場が少ない。近隣に大型商業施設が欲しい。 ・子連れで外食ができる場所が少ない。 ・日曜に利用できる場所,イベントが増えてほしい。 ◆施設について ・保育園は数も多く,近隣の市よりは入園し易く有難いが,民営化が不安。 ・認可保育園は保育料に差があって不公平。 ・公民館の利用,市の活動が減ってきている(市の予算の減少) 遊びの環境について ◆公園について ・公園でボールを使えないとか,大声を出せないのはおかしい。 ・公園の遊具が古いものが多い。 ・公園が少ない。 ・色んな年代の子ども達が集まって遊べる(外で)場所が少なすぎます。 ・公園で思いきり遊ばせたくても,ボール禁止の所が多く,自由に遊べません。 ◆社会について ・せめて挨拶ぐらいは出来る社会になってほしいです。 ・少子化の原因は,日本の社会での子育てのしにくさ。 ・子育て(親になるということ)の勉強も,中学・高校の教育にあるべきではないか。 ・社会全体が忙しく,子どもに対して冷たいと感じます。 人間関係について ◆育児仲間について