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(1)

平成21年度

感染性廃棄物処理実施細目

(平成 21 年 6 月 感染性廃棄物管理委員会 承認)

(2)

目 次

1 「感染性廃棄物とは」 1 2 感染性廃棄物の具体例 2 3 感染性廃棄物の処理方法 3 4 バイオハザードマーク 4 5 感染性廃棄物及び実験動物の屍骸等保管場所 5 6 緊急時の連絡体制に関する事項 6

(3)

1 「感染性廃棄物とは」

排出後に人に感染し、若しくは感染するおそれのある病原体が含まれ、

若しくは付着している廃棄物又はこれらのおそれのある廃棄物をいう。

(1) 感染性廃棄物を具体的に判断するにあたっては、次の観点から行うものとする。 ① 形状の観点 イ 血液、血清、血漿及び体液(精液を含む。) (以下「血液等」という。) ロ 手術等に伴って発生する病理廃棄物 ハ 血液等が付着した鋭利なもの ニ 病原微生物に関連した試験、検査等に用いられたもの ② 排出場所の観点 感染症病床、手術室、救急外来、集中治療室及び検査室(以下「感染症病床等」 という。) において治療、検査等に使用された後、排出されたもの ③ 感染症の種類の観点 イ 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成 18 年法律第 106号。以下「感染症法」という。)の一類、二類、三類感染症、指定感染症 及び新感染症の治療、検査等に使用された後、排出されたもの ロ 感染症法の四類及び五類感染症の治療、検査等に使用された後、排出された医 療器材、ディスポーザブル製品、衛生材料等 (2) 上記のいずれの観点からも判断できない場合であっても、血液等その他の付着の程 度やこれらが付着した廃棄物の形状、性状の違いにより、専門知識を有する者(医師、 歯科医師及び獣医師)によって感染のおそれがあると判断される場合は感染性廃棄物 とする。なお、非感染性の廃棄物であっても、鋭利なものについては感染性廃棄物と 同等の取扱いとする。 - 1 -

(4)

2 感染性廃棄物の具体例

判 断 基 準 具 体 例 1 血液等 血液、血清、血漿、体液(精液を含む。) 2 手 術 等 に 伴 っ て 発 生 す る 病理廃棄物 摘出又は切除された臓器、組織、郭清に 伴う皮膚、ホルマリン漬臓器等 3 血 液 等 が 付 着 し た 鋭 利 な もの 注射針、注射器(血液・体液で汚染した 場合)、メス、ガラス製品・バイヤル(破 損したもの)、アンプル等 形 状 の 観 点 4 病 原 微 生 物 に 関 連 し た 試 験、検査等に用いられたもの 試験・検査等に使用した培地、実験動物 の死体、試験管、シャーレ等 排 出 場 所 の 観 点 5 感 染 症 病 床 等 に お い て 治 療、検査等に使用された後、排 出されたもの 6 一類、二類、三類感染症等 の治療、検査等に使用された 後、排出されたもの 感 染 症 の 種 類 の 観 点 7 四 類 及 び 五 類 感 染 症 の 治 療、検査等に使用された後、 排出された医療器材、ディス ポーザブル製品、衛生材料等 医療器材…注射針、メス、ガラス製器材 (試験管、シャーレ、アンプル、バ イヤル等) ディスポーザブル製品…ピンセット、注射 器、カテーテル類、透析回路、輸液点 滴セット(ボトル・パックを除く。)、 手袋、血液バッグ、リネン類等 衛生材料…ガーゼ、脱脂綿等 その他…標本(検体標本) (注1) 血液製剤については、それ自体には感染性がないことから感染性廃 棄物ではないが、外見上血液と見分けがつかない輸血用血液製剤(全 血製剤、血液成分製剤)等は血液等に該当するものとする。 (注2) 「2 手術等に伴って発生する病理廃棄物」については、患者の一部 であったことから、真摯に尊厳の意を込めて丁重に取り扱うこと。 (注3) 動物の血液等については、人の血液等と比較して人に感染症を生じ させる危険性が低く、血液等を介して人に感染する人畜共通感染症に り患又は感染している場合を除き、感染性廃棄物として扱う必要はな いと考えられていたが、外見上人の血液等と見分けがつかないことか ら感染性廃棄物と同等の取扱いとする。 (注4) 鋭利なものについては、未使用のもの、血液が付着していないもの 又は消毒等により感染性を失わせたものであっても、感染性廃棄物と 同等の取扱いとする。 ― 2 -

(5)

3 感染性廃棄物の処理方法

管 理 項 目 処 理 の 概 要 分 別 方 法 感染性廃棄物は、発生時点において、他の廃棄物と分別して排出する こと。ただし、感染性廃棄物と同時に生ずる他の廃棄物を感染性廃棄物 として取扱う場合は、分別する必要はない。 収集・運搬等処理方法 (1)施設内における収集・運搬 感染性廃棄物の収集運搬は、移動の途中で悪臭が漏れる、又は内容 物が飛散・流出するおそれのないように容器を密閉して行うこと。 また、収集運搬に当っては、騒音の少ない台車を使用することとし、 他の廃棄物と混載しないこと。 さらに、運搬に使用した器具等は、定期的に消毒すること。 (2)収集・運搬処理 ① 感染性廃棄物の運搬に当っては、他の廃棄物と混載しないこと とし、このため、感染性廃棄物専用の運搬車を使用する、あるい は運搬車両に中仕切りを設けるなどの措置を講ずること。 ② 原則として運搬中で積み替え・保管を行わず、処理施設へ直送 すること。 ③ 運搬車は、感染性廃棄物の容器等が車両から落下するおそれの ない構造を有するものを使用すること。 ④ 運搬に伴う悪臭、騒音その他生活環境の保全上支障が生じない ように必要な措置を講ずること。 ⑤ 運搬車は、定期的に消毒すること。 滅菌・消毒の方法 (施設内中間処理) (1)発生時点において次の方法により中間処理を行う感染性廃棄物以 外の感染性廃棄物は、法律及びマニュアルに基づく資格及び許可を得 た処理業者に委託して処理すること。 ① 高圧蒸気滅菌装置を用いて滅菌する方法 ② 乾熱滅菌装置を用いて滅菌する方法 ③ 煮沸により滅菌する方法 ④ 消毒により滅菌する方法(B型肝炎ウイルスに有効な薬剤又は 加熱による方法であること。ただし、感染症法及び家畜伝染病予 防法に規定する疾患に係る感染性廃棄物にあっては、当該法律に 基づく消毒。) ⑤ その他滅菌効果が確認されている方法 (2)感染性実験動物の屍骸等は、高圧蒸気滅菌後、他の実験動物の屍 骸等とともに学内焼却すること。 (3)(1)①~⑤又は(2)により中間処理を行った感染性廃棄物は、 一般廃棄物又は産業廃棄物として法律に基づき適正に処理すること。 梱 包 方 法 (収 納) (1)感染性廃棄物は、その性状により以下の3種類に区分し、それぞ れ所定の梱包容器に収納すること。 また、収納に際しては、手指等をゴム手袋で保護し、刺傷しないよ う注意し、収納後は、手指等の消毒を励行すること。 ① 鋭利なもの………プラスチック容器 ② 固形状のもの………プラスチック容器、ポリ袋(赤色) ③ 液状又は泥状のもの……プラスチック容器 (2)梱包容器は密封すること。 (3)梱包容器(ポリ袋含む。)には、感染性廃棄物であることを識別で きるよう次のバイオハザードマークを付けること。 ① 鋭利なもの………黄色 ② 固形状のもの………橙色 ③ 液状又は泥状のもの……赤色 -3-

(6)

対 象 廃 棄 物 容 量 種 類 鋭 利 な も の *注射針、注射器(血液・体液に汚染したもの)、 メス、剃刀、アンプル、ガラス製品・バイヤ ル(破損したもの)、輸液点滴セット(ボトル・ パックを除く)、透析回路 等 液 状 又 は 泥 状 の も の *血液、血清、血漿、体液(精液含む) *血液製剤、排泄物 プ ラ ス チ ッ ク 容器 密閉容器 等 の 種 類・容器 固 形 状 の もの *ディスポ製品…注射器(血液・体液に汚染し ていないもの)、採血管、チューブ等 *衛生材料…脱脂綿、ガーゼ、包帯等 *手術用手袋、リネン類、紙おむつ等 20㍑ 50㍑ 650 ㎜×800 ㎜ プ ラ ス チ ッ ク 容 器 又 は ポ リ 袋(赤) 保 管 方 法 (1)感染性廃棄物は、他の廃棄物と区別して保管すること。 (2)感染性廃棄物の保管はできる限り短期間とすること。 (3)感染性廃棄物の保管場所は、関係者以外が立ち入らぬよう施錠 すること。 (4)保管場所には感染性廃棄物の存在を表示するとともに取扱いの 注意事項を記載すること。 (5)保管場所は、ねずみ、蚊、ハエ及びその他の害虫が発生しないよう 定期的に害虫駆除及び消毒を行うこと。

バイオハザードマーク

― 4 ―

(7)

5 感染性廃棄物及び実験動物の屍骸等保管場所

(1) 感染性廃棄物保管場所 病院地下1階屋外倉庫 感染性廃棄物保管場所(2) 感染性廃棄物保管場所(1) リネン 物 品 倉 庫 栄 養 部 ( 病 院 本 館 ) ◎取扱注意表示

注 意

○ 感染性廃棄物保管場所につき関係者以外立入禁止 ○ 許可なくして梱包容器等の持ち出し禁止 ○ 梱包容器等は破損しないように慎重に取り扱うこと ○ 梱包容器等の破損を見つけた場合は下記へ連絡下さい < 記 > 特別管理産業廃棄物管理責任者 氏 名

○ ○ ○ ○

(連絡先:℡(○○○)○○○―○○○○(内線○○○○)) (2) 実験動物の屍骸等保管場所 動物研究センター 地下 1 階 冷凍庫1台 2階 冷凍庫1台 3階 冷凍庫2台(*3階のうち1台は動物研究セ ンタ-内感染動物実験室で使用された動物の み対象) 4階 冷凍庫2台 * 以外は動物研究センタ-内の感染動物実験 室以外で使用された動物を対象) ― 5 ―

(8)

6 緊急時の連絡体制に関する事項

取扱い中の事故

病院又は大学の現場で発生する事故 (容器の異常、飛散、流出) (汚染、運搬中の異常など) 発見者→現場取扱責任者→現場責任者に連絡

収集、運搬作業

清掃業者が行う収集 運搬中の異常 (飛散、流出、汚染)

保 管

集積所での保管管理上の異常 (飛散、流出)

運搬 ・ 処理作業

運搬・処理業者が行う 運搬・処理中の異常 (飛散、流出、汚染) ― 6 ―

管理責任者

(病院担当又は大学担当)

総括管理責任者

必要に応じ理事長、学長及 び関係機関等に通報する

施設課及び関係部署

(病院管理課又は学事課)

(9)

参 考

「廃棄物」とは、 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「廃棄物処理法」という。)で定める、 ごみ、粗大ゴミ、燃えがら、汚でい、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の 死体その他の汚物又は不要物であって、固形状又は液状のもの(放射性物質及び これによって汚染されたものを除く。)をいう。 「産業廃棄物」とは、 事業活動に伴って生ずる廃棄物のうち、燃えがら、汚でい、廃油、廃酸、廃ア ルカリ、廃プラスチック類、その他政令で定める19種類をいう。 「一般廃棄物」とは、 産業廃棄物以外の廃棄物をいう。 「特別管理一般廃棄物」とは、 一般廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性その他人の健康又は生活環境に係る 被害を生ずるおそれがある性状を有するものとして政令で定めるものをいう。 「特別管理産業廃棄物」とは、 産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性その他人の健康又は生活環境に係る 被害を生ずるおそれがある性状を有するものとして政令で定めるものをいう。 「感染性一般廃棄物」とは、 特別管理一般廃棄物である感染性廃棄物をいう。 「感染性産業廃棄物」とは、 特別管理産業廃棄物である感染性廃棄物をいう。 ― 7 -

参照

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