©2014 Force Media, Inc.
QNAP Azure Storage
ユーザーガイド
発行:株式会社フォースメディア 2014/6/2 Rev. 1.00
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目次
1.
Azure Storage をインストールする ... 3
1.1.
Azure Storage のインストール ... 3
1.2.
Azure Storage のアンインストール ... 5
2.
Azure Storage を使う ... 6
2.1.
ストレージアカウントの登録 ... 7
2.2.
バックアップジョブの作成 ... 8
2.3.
復元(リストア) ... 12
2.4.
バックアップ/復元操作画面 ... 15
2.5.
ログ ... 15
付録:バックアップ対象について
... 16
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1. Azure Storage をインストールする
※NAS をインターネットに接続してください。
まず、Azure Storage の使用を開始するにあたり、QNAP OS(以下 QTS)へログインします。 URL: http://(NAS の IP):8080/
管理者ユーザー: admin 初期パスワード: admin ログインに成功すると、以下のような画面になります。 メニューの中から、「App Center」をクリックします。
1.1. Azure Storage のインストール
「バックアップ/同期」カテゴリの中から、「Azure Storage」を探し、「QTS に追加」をクリックします。ForceMedia,Inc. - 4 - 右のようなメッセージが表示されたら、 「OK」をクリックします。 ダウンロードとインストールを開始しますので、しばらく待機します。 インストールが完了すると、「起動」ボタンが出現します。「起動」をクリックすると、アプリケーショ ンが起動します。 また、ホーム画面にもAzure Storage のアイコンが追加される ので、通常はこちらからアプリケーションを起動すると良い でしょう。
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1.2. Azure Storage のアンインストール
App Center>マイアプリ から、Azure Storage のアイコンをクリックします。
次に表示される画面で、「削除」をクリックします。
右のようなメッセージが表示されたら、「OK」をクリックし ます。Azure Storage のアイコンが消えればアンインストール 完了です。
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2. Azure Storage を使う
ホーム画面から、Azure Storage のアイコンをクリックして、 アプリケーションを起動します。
Azure CroudBackup Station のダッシュボードが起動します。
Azure 用のストレージアカウントのセットアップ(①)→バックアップジョブの作成(②) の順にセッ トアップしていきます。
① ②
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2.1. ストレージアカウントの登録
Azure CroudBackup Station では、複数のストレージアカウントを登録しておくことが出来ます。 最低1つ以上のストレージアカウントを登録する必要があります。 ※あらかじめ、Microsft Azure のポータルサイトにて、ストレージアカウントを作成してください。 「アカウント」メニュー内の「アカウントの作成」をクリックして、必要な項目を入力します。 表示名 管理上識別したすい名前を入力します。半角英数字と -_<>.@ のみ使用可能です。 ストレージアカウント ストレージアカウント名を入力します。 アクセスキー アクセスキー(通常はプライマリキー)を入力します。 リージョン名 Azure のリージョンを選択します。 ※本書作成時点では、「グローバル」のほかは、「中国」しか選択できませんので、通常は、「グロ ーバル」を選択してください。 各項目を入力したら、「OK」をクリックします。 ストレージアカウント登録完了です。複数のストレージアカウントを登録する場合は、同じ作業を繰り返 してください。
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2.2. バックアップジョブの作成
Azure CroudBackup Station では、複数のバックアップジョブを作成することが出来ます。
NAS 側のフォルダと、Azure 側のコンテナを1ペアとし、ベア毎にジョブを作成してください。 作成手順は次の通りです。 ステップ 1: 「バックアップ」メニューから、「ジョブの作成」ボタンをクリックし、ウィザードが起動したら、「次 へ」をクリックします。 ステップ 2: バックアップ元となる、NAS 側のローカ ルフォルダを選択します。 右図のように、サブフォルダーをバック アップ元のルートフォルダとして指定す ることも出来ます。
ForceMedia,Inc. - 9 - ステップ 3: バックアップスケジュールの開始時刻を設 定します。「今すぐ」を選択すると、即時 実行されます。 ステップ 4: 各種ポリシーを設定します。 タイムアウト(秒) ファイルアップロードをエラーとして判定するまでのタイムアウト値を設定します。 再試行回数 エラー判定後、リトライを試みる回数を指定します。 再試行間隔(秒) 再試行の間隔を指定します。 スキップされたファイル の最大数 エラー判定→再試行回数完了後、そのファイルのアップロードが正常完了できない場合、そのフ ァイルがスキップされますが、ここで指定したファイル数を超えた場合は、ジョブそのものを終了さ せます。 余分なファイルの削除 ローカル側で既に削除されてしまったファイルに対し、Azure 側の同ファイルも削除します。 更新したファイルのみを バックアップする ローカルで更新が加わったファイルのみをアップロードします。(タイムスタンプで判定) チェックを入れない場合、更新の有無にかかわらず、毎回全てのファイルをアップロードします。 シンボリックリンク(ショ ートカット)を無視する チェックを入れると、シンボリックリンクを無視します。 注)Windows で作成したショートカットファイル(.lnk)は無視されません。 クライアント再度暗号化 アップロード時に暗号化してファイルをアップロードします。 復元時に、ここで指定したパスワードが必要です。
ForceMedia,Inc. - 10 - ステップ 5: アップロードするファイルにフィルター を設定することが出来ます。 ファイルサイズ ファイルサイズでフィルターを設定します。 アップロードを許可するファイルサイズの範囲を指定します。 ファイルの日付 ファイルのタイムスタンプでフィルターを設定します。 アップロードを許可するファイルタイムの範囲を指定します。 含めるファイルタイプ 指定したファイル形式のみを許可します。(「除外するファイルタイプ」と併用できません) 文書: 写真: ビデオ: アプリケーション: 音楽: 一時ファイル: その他:任意指定 除外するファイルタイプ 指定したファイル形式を除外します。(「含めるファイルタイプ」と併用できません) 対象のファイル形式は「含めるファイルタイプ」欄をご参照ください。
ForceMedia,Inc. - 11 - ステップ 6: クラウド側の情報を入力します。 アカウント 登録したストレージアカウントがリストアップされるので、使用するアカウントを選択します。 安全な接続(SSL)の有 効化 チェックを入れると HTTPS 通信、チェックを外すと HTTP 通信になります。 Container 名 バックアップ先のコンテナ名を入力します。 ※既にデータが入っているコンテナを指定することは出来ません。 ブロックサイズ 通常はデフォルト値をご使用ください。 ステップ 7: ジョブ名を入力します。 デフォルトでは、 (選択したフォルダ)-> (入力したコンテ ナ名) として入力されていますが、任意の名称に 変更することが出来ます。 ステップ 8: 設定一覧が表示されます。問題無ければ 「次へ」、変更する場合は「戻る」をクリ ックします。 ステップ 9: 設定完了です。「完了」をクリックしてウィザードを終了します。
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2.3. 復元(リストア)
ここでは、バックアップ済のコンテナからの、データの復元方法について説明します。 ※本アプリ以外からバックアップしたデータについては、本アプリにて復元することは出来ません。 復元手順は次の通りです。 ステップ 1: 「復元」メニューから、「ジョブの作成」をクリックし、ウィザードが起動したら、「次へ」をクリック します。 ステップ 2: まず、バックアップ元を ・バックアップジョブから ・クラウドから のいずれかを選択します。 「バックアップジョブから」を選んだ 場合は、ストレージアカウントやコン テナなどの情報を、バックアップジョ ブから読み取ります。 「クラウドから」を選択した場合は、 ストレージアカウントやコンテナなど の情報を再度設定します。ForceMedia,Inc. - 13 - ステップ 3: 復元対象のフォルダを選択します。 バックアップ元で「クラウドから」を選 択した場合は、このステップはスキップ されます。 ステップ 4: バックアップ先フォルダを選択します。 ここでは、復元先のフォルダ(どこに復 元するか)を意味します。 バックアップ元で「バックアップジョブ から」を選択した場合は、バックアップ ジョブの設定で選択したフォルダのみ選 択可能です。
ForceMedia,Inc. - 14 - ステップ 5: 復元のオプションを設定します。 タイムアウト(秒) 「バックアップジョブ作成」の項目をご参照ください。 再試行回数 再試行間隔(秒) スキップされたファイルの 最大数 既存ファイルの名称変更 /既存ファイルの上書き 復元先に同一ファイル名が存在していた場合、上書きするか、名称変更するかを選択します。 すぐに開始 チェックを入れると、ジョブ作成とともに実行します。 クライアント再度暗号化 バックアップ時にこの機能を有効にしていた場合、パスワードを入力します。 「バックアップ元」で「バックアップジョブから」を選択した場合は、この項目は表示されず、バック アップジョブからパスワードを読み込みます。 ステップ 6: ジョブ名を入力します。 デフォルトでは、 (選択したフォルダ)<- (入力したコン テナ名) として入力されていますが、任意の名称 に変更することが出来ます。 ステップ 7: 設定一覧が表示されます。問題無ければ 「次へ」、変更する場合は「戻る」をク リックします。 ステップ 8: 設定完了です。「完了」をクリックしてウィザードを終了します
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2.4. バックアップ/復元操作画面
スケジュール設定の内容にかかわらず、即時実行します。 設定を変更します。 ジョブ毎のログを表示します。 ジョブを削除します。2.5. ログ
「ログ」メニューを開くと、ジョブの開始や終了、および、エラーが発生した場合はそのファイル名など を記録します。ForceMedia,Inc. - 16 -