第2 業務仕様書
1 業務の目的・背景等 本業務は、独立行政法人国際協力機構中国国際センター(以下「発注者」 という)が政府開発援助の一環として開発途上国・地域から開発分野の中核 的立場にある行政官、技術者、研究者を対象とした技術研修員を受け入れ、 中国 5 県の、地方自治体、大学、民間企業等の研修機関の協力を得て、日本 の知識・知見、技術を習得する研修員の送迎等を行うために管理する車両及 び発注者の職員等が、中国地方の公的団体、民間団体等を訪問する為の移動 手段として運行する車両(以下それぞれ「JICA バス」、「公用車」といい、そ れらを総称して「管理車両」という)の管理・保管業務、運行管理業務及び 管理車両の整備業務を委託するものである。 技術研修員は、集団で研修実施機関や研修視察先に通訳(研修監理員)と 共に移動する。移動開始時間は研修カリキュラムによって様々であるが、研 修実施機関の就業開始時間(概ね 9:00~9:30)に間に合うように出発する。 2 車両の運行時間及び要員の配置・資格条件等 (1)車両の運行時間は以下のとおりである。 JICA バス:午前 8 時 15 分から午後 7 時 30 分まで。 午前8時30分~9時13分、午後5時50分~7時10分の定期運行 があり、他の時間は日ごとの運行となる。 公用車:午前 9 時 00 分から午後 6 時とする。 土日、祝祭日、年末年始(12 月 29 日~1 月 3 日)は、基本的に車両の運行 は行わない。 (2)上記 2(1)の車両運行時間について、JICA バス、公用車の運行を行うための 要員を配置することとし、要員計画を技術提案書に記載すること。 (3)上記 2(1)の車両運行時間を基本管理時間とする。この時間以外に車両運行を 行う場合、土日、祝祭日、年末年始(12 月 29 日~1 月 3 日)は休日管理とし、午 後 10 時~翌日午前 5 時は深夜時間外管理の対象とし、それ以外については時間 外管理時間とし、それぞれ料金を定める。 (4) 受注者は、上記 2(1)の車両運行を行うため、車両運行管理責任者兼自動車 運転者1名及びその指揮命令系統下に自動者運転者 1 名の計 2 名を当センター に常駐配置すること。 (5)自動車運転者は、自社において勤続 1 年以上の社員であること。発注者の事 前了解なしに変更は行わないこと。JICA バスについては大型一種運転免許証取 得者、公用車については第一種普通自動車免許証取得者であることが条件とな る。 3 管理車両の管理・保管業務仕様車両運行管理責任者以下の業務全体を総括する。 (1)車両運行管理責任者兼自動車運転者及び自動車運転者(代替者も含む)は、 善良なる管理者の注意を持って管理車両の管理、保管を行ない、委託業務 以外の目的に使用してはならない。 (2)車両の管理は、基本的に 2.(1)の時間内とするが、夜間早朝の運行もあ るため運行前点検から運行後点検・清掃までとし、自動車運転者は、常に 管理車両の清潔を保ち、適正な注油、簡易な修理・調整等を自ら行ない、 点検整備に努めなければならない。 (3)車両運行管理責任者は、前項の管理が適切に行なわれるよう、適宜、管理 車両の現状を確認するものとする。 (4)自動車運転者は、管理車両が故障し、修理に長時間要するとき、又は救援 を必要とするときは、すみやかにその旨を発注者並びに車両運行管理責任 者及び受注者に報告し、車両運行管理責任者又は受注者の指示を受けなけ ればならない。また自動車運転者は、修理が終了した段階で、発注者並び に車両運行管理責任者及び受注者に対して速やかに修理終了報告を行わ なければならない。 (5)自動車運転者は、運行の途中で一時駐車するときは、管理車両から離れて はならない。ただし、やむを得ない理由で管理車両から離れる場合には、 盗難及び損傷の防止のための措置を講じなければならない。 (6)自動車運転者は、管理車両を亡失又は損傷を受けた場合等には、直ちに最 寄りの警察署又は派出所に届け出るほか、臨機の処置をとり、速やかにそ の旨を発注者並びに車両運行管理責任者及び受注者に報告し、車両運行管 理責任者の指示を受けなければならない。 (7)自動車運転者は、管理時間の終了後直ちに発注者が指定又は認定した車庫 に、管理車両を格納保管しなければならない。 (8)車両運行管理責任者は、車両運行上、車両及び自動車運転者を追加配置す る必要がある場合は、発注者と協議のうえ追加配置するものとし、追加自 動車運転者が安全かつ運行計画が確実に行われるよう指導しなければな らない。 4 運行管理業務仕様 (1)管理車両の運行計画の立案 ・運行は使用年月日、運行区間、時間、用件名、使用車両名、予約者名、 引率者名、を記載した車両使用申込書による予約業務。 ・管理車両の予約受付(利用予定者から送付される「車両使用申込書」 により、発注者が提供する車両運行計画表に入力し予約登録する。発 注者に予約管理状況をメールにて知らせる。なお、必要に応じて、電 話機/ファクシミリ(回線含む)、パソコン、プリンターは受注者負担 により用意すること。 ・車両運行上の道程の確認業務。
(2) 発注者が必要と認めた場合の遠隔地への日帰り、宿泊を伴う業務も含む。 (3) 自動車損害賠償責任保険などの加入及び更新手続き。 (4) 事故の処理に関する事項 運転中に事故が発生したときは、自動車運転者は道路交通法第72条第 1項による措置を講ずるとともに、直ちに発注者並びに車両運行管理責 任者及び受注者に報告し、その指示に従い処理する。また、車両事故(衝 突若しくは故障又は人畜、物件に損害を与える事故等)を生じたときは 遅滞なく車両事故報告書を作成し発注者に報告する。 (5) 車両運行日誌、運転記録簿、鍵の保管管理に関する業務 自動車運転者は、運転の前後に必要事項を車両運行日誌に記入する。ま た毎日の運行状況を記録した運転記録簿を月ごとに、発注者に提出する。 車両の鍵は、自動車運転者が所定の場所に保管する。 5 整備業務仕様 (1) 車体は内外とも常に清掃し、定期的にワックス塗布する。 (2) 燃料、エンジンオイル、冷却水、ベルト等の点検。 (3) 各種メーター、表示灯、ライト灯の点検。 (4) その他、ブレーキ、タイヤの状態、タイヤ空気圧の点検等常時安全運転が 可能であるよう整備する。 (5) 故障等については、その都度発注者に連絡しその指示を得る。 (6) 保守に伴う一般部品又はオイル等の交換 (7) 燃料等の給油及び購入 (8) 備品の管理及び購入 (9) 消耗品の管理及び購入 (10)車両整備記録の管理業務 車両の修繕及び部品等の交換をする場合は、発注者に車両整備申請書を 提出し、承認を受けるとともに車両を整備したときには車両整備記録簿 に記録する。 6 管理車両は、以下の 2 台である。 車 名 登 録 年 月日 車 種 排気量 走行キロ 燃料種類 備考 日野 リエッセ (定員 29 名) 平 成 9 年 マ イ ク ロ バス 5,300 ㏄ 375,142km 軽油 所有車 トヨタ クラウン(定員 5 人) 平成 16 年 乗用車 2,490 ㏄ 268,285km ハイオク ガソリン 所有車 (走行キロ数は 2017 年 10 月 31 日現在) 7 2016 年度年間走行実績(単位:㎞)は以下の通り。 日野 リエッセ(定員 29 人) 19,433 ㎞(月間平均 1,619km) トヨタ クラウン(定員 5 人) 23,492 ㎞(月間平均 1,958km)
8 自動車運転者の運転時以外の主たる業務場所 (1)車庫(センター敷地内) (2)運転手控え室 9 その他受注者に求められる要件 (1)自社の雇用する運転士に対し、雇用保険、健康保険等の公的保険に加入 させ、事業主として負担すべき費用を国に納付していること。 (2)自社の雇用する運転士に対し、定期健康診断を受診させ、事業主として の義務を果たしていること。 (3)自社の雇用する運転士に対し、安全運転、マナー、個人情報保護、守秘 義務等についての研修を実施していること。 (4)車両運転者が休暇・急病等の際、速やかに代替者の確保が可能であるこ と。 10 自動車運転者に求められる要件 (1)受注者の元での 1 年以上の運転業務歴を有すること。 (2)中国5県の道路事情に精通しており、中国 5 県における本業務と類似の 運転業務歴が 2 年以上あること。 (3)心身共に健康であり、本業務を安全に遂行することに問題が無いこと。 (4)安全運転、マナー、個人情報保護、守秘義務等についての研修を受講し ていること。 (5)車両運行管理責任者に選任されるものは、3 年以上の類似の業務経験を有 すること。また、パソコン操作が可能であること。 11.管理料 (1)基本管理料 (2)時間外、深夜時間外管理料(上記3.を参照) (3)車両管理者の宿泊にかかる経費(宿泊料及び宿泊雑費) なお、上記(1)の基本管理料とは、 ①運行計画の企画及び立案、②管理車 両の予約受付、③運転業務、④日常点検整備及び修理、⑤タイヤの管理、交換 及び購入、⑥ハイオクガソリン、軽油・エンジンオイルの給油及び購入、⑦消 耗品の管理及び購入、⑧備品の管理及び購入、⑨自動車保険(任意保険加入) に関する事項、⑩事故の際の処理及び補償に関する事項、⑪自動車損害賠償責 任保険等の事務手続き代行⑫車検にかかわる手続き(法定点検費用の支払いを
含む)、⑬その他上記各号に付帯する事項、⑭一般管理費を含めたものとする。 ⑦消耗品とは、自動車の美観、性能維持のために使用する物品であり、かつ、 日常の自動車の手入れに使用する次のものをいう。 用品(ワックス、ガラスクリーナー、ポリッシュクリーナー、洗剤、ウオ ッシャー液、バッテリー液、曇り止め、) 用具(洗車ブラシ、モッブ、ウエス、バケツ、たわし、ほうき) ⑧備品とは、発注者が当初負担し、受注者が補充・交換について負担するもの をいい次の標準仕様とする。 備品(工具、ジャッキ、スペアタイヤ、警告反射板(三角表示板)、タイヤ ストッパー,非常信号用具(非常灯又は発炎筒)、フロアーマット、 毛バタキ、タイヤチェーン及びスタッドレスタイヤ、消火器(法令 で定められた自動車)) 上記に定める物以外で車輌運行管理を行うために発注者、受注者双方が必 要と認めた次の物品等の費用については、発注者の負担とする。 ボディーカバー、シートカバー(クリーニング代を含む。)脚立、ホース等 の洗車設備、消臭剤及び芳香剤等 12. 特記事項 (1)本業務管理車両の自動車保険(任意保険)に関する事項(加入など)の保 険範囲については、車両保険は時価、対人賠償(運転手以外の同乗者を含む) は無制限、対物賠償無制限、搭乗者(運転手)保険は 1000 万円を最低限度額と する。 (2)①車検にかかる費用(但し自賠責保険及び重量税のみ)、②高速道路通行 料金、③外出先での駐車料金については、契約単価外で実費により精算する。 なお、各拠点における駐車場(保管場所)は機構が負担する。 (3)自動車車両運行管理責任者及び自動車運行者の宿泊料及び宿泊雑費につい ては、機構の内国旅費規程の範囲内で予め定めた額を支払う。