モンゴル経済トピック(2012年12月) 今月の主なトピック
新空港の建設位置が決定
第5火力発電所の建設位置が決定
「チンギス」国債の使途について審議を開始
詳細は各項目を参照 1.経済
1日、定例閣議において、エルデネス・タバントルゴイ社に対し、モンゴル開発銀行は2億米 ドルの融資を行うこと及び右融資の保障の付与を可決した。(UN3)
1日、民間航空庁は「情報通信ネットワーク」と称する公開協議会を開催した。地方の滑走路 の拡張や機器更新の可能性について意見交換し、計13郡において新空港建設の予定を報告し た。(UN3)
1日、定例閣議において、酒類製造会社計25社の製造特別免許を無効とする工業・農牧業省 の提案が可決された。行政監察局の決定に従い、工業・農牧業省は計25社の製造特別免許の 無効判断に基づき、蒸留酒メーカー3社、酒メーカー17社、ワインメーカー4社、ビールメ ーカー5社の免許を失効とした。2008年から酒類製造免許の新規交付を停止しており、免 許を有する会社数は2004年比で60%減となる。(UN5)
モンゴル銀行は2012年10月10日から鉱業省と共同で実施している「燃料小売価格の安 定化のためのサブプログラム(SIFS)」の一環で、11月27日にJust Oil社に 対し71億トグログ、Monpeteks社に85億トグログ、12月3日にSod Mon gol社に111億トグログ、12月4日にMagnai Trade社に146億トグログ の融資(年利3.8%)を行った。同時に「食肉備蓄・価格安定化のためのサブプログラム」 の一環で、Just Agro社に対し、300億トグログの融資(年利3.8%)を行った。 (USH6)
6日、「燃料小売価格の安定化のためのサブプログラム(SIFS)」の一環で、Shunh lai社に214億トグログの融資(年利3.8%)を行った。2ヶ月の為替フォワード取引 を用いて為替リスクを低減した。(UN7)
7日、国家大会議において、「チンギス」国債の使途について審議され、バトバヤル経済開発 大臣は「鉱山、道路、鉄道、工業、エネルギー、インフラ整備分野に関する案件に対し1件の 総額の3分1までを融資することとしている。具体的には、①計1800キロの鉄道敷設(タ バントルゴイ炭田から中口国境まで、サインシャンド・フート間、チョイバルサン-ヌムルグ 間)、②首都から全県庁所在地までの道路敷設、③サインシャンド重工業地域の建設、④火力 発電所の建設(タバントルゴイ、シベーオボー、バガノール、チャンドガナ、アドーンチョロ ートなどへの電力供給、⑤ゲル地区のインフラ整備を予定している。」と述べた。(DN10)
8日、定例閣議において、ビジネス環境改善の一環で、貿易手続きの簡素化、官僚主義の低減 に向け関税法改正案及び関税・税率法案について審議した。具体的には、現在貿易を行う際に は10種類の書類が必要だが、4種類に減らすこととした。(UN10)
11月の消費者物価指標の上昇率は前月比0.2%、年初比13.1%、前年同期比14. 4%増加した。インフレ上昇には洋服、靴などの値上がり(1.5%)が主に影響した。10 月には燃料費の上昇が影響したが、11月には燃料費の価格は若干下落した。国家統計局によ ると、この5ヶ月間インフレ率の上昇は継続しているが、主要生活用品330品目の値上がり が要因となっていると説明した。(USH11)
国 家 統 計 局 に よ る と 、 モ ン ゴ ル の 1 1 月 の 統 計 デ ー タ は 次 の 通 り 。 (http://www.nso.mn/v3/shuurhai_medee/) 国内総生産:9.9兆トグログ(前年同期比:23%増) 歳入:4.3兆トグログ 歳出:5兆トグログ 予算赤字:7607億トグログ 完全失業者数:44,328人 貿易額:102億米ドル(対外貿易赤字が22億米ドルに達した)
タバン・ボグド・グループのウランバートル小麦粉工場はダルハン・オール県に工場を新設し た。同工場は400トンの小麦加工能力を有し、全自動で稼動し、コンピューター管理システ ムとなっている。倉庫は13,500トンの小麦が貯蓄可能であり、職員数は110名で、その 内現地スタッフは100名である。(UN13)
ダルハン・オール県にある En Trade 社の酒類製造工場が皮革製品製造工業に改修された。上下 水道及び他の機材が利用可能であり、200名が雇用される予定。(UN13)
公正競争・消費者庁はアタル・ウルグー社がアタル・パン価格を230トグログ増加したこと を受け、監査を行うと発表した。同社は労働者の給料及び小麦粉価格上昇から値上げに至った と説明している。(UN14)
国会大会議において、人間開発基金の予算を補填するため3365億トグログの国債の発行に ついて審議され、可決された。今年中に身体障害者及び高齢者に対し、34万トグログを交付 することとした。(USH14)
Magnai Trade 社 は 燃 料 小 売 価 格 を 1 リ ッ ト ル 当 た り 1 6 7 0 ト グ ロ グ に 値 上 げ し た 。 (USH14)
15日、定例閣議において、政府行動計画の一環で決定されたインフラ整備に利用する建築材 料の国内製造が支持された。(UN17)
モンゴル銀行は小麦粉製造業者の35社に対し610億トグログの融資を行うこととした。融 資により小売価格の引き下げを図るもの。(USH17)
政府庁舎において、「Herders 組合:新政策」と題するシンポジウムが行われ、全国から代表 者800人が参加し、ウール・カシミア・皮で高品質の靴・服をつくり、世界ブランドを確立 する可能性を探った。 (USh24)
貿易・経済・科学・技術協力に関するモンゴル・ロシア政府間の第16回会議が行われた。主 にエルデネット銅精錬工場、Mongol Investement 社、ウランバートル鉄道の能力改善について 審議すると共に、ロシアからの継続的な燃料供給及び製油所に関する協力について意見交換を 行った。ドンスコイ団長はガンホヤグ鉱業大臣と会談し、3D地質図作成及びエネルギー分野・ 石炭・インフラ分野において協力したい旨を表明した。ガンホヤグ大臣はロシアのモンゴルへ 供給する燃料販売額は他国と比較し高いことに言及し、日本の東洋エンジニアリング社のF/S 調査結果を受け、モンゴルは製油所建設を予定しており、ロシアとロスネフト社に年間200 万トンの原油供給の協力を要請した。(USH24)
24日、Magnai Trade 燃料供給会社は燃料小売価格を1リットル当たり50トグログ値上げし た。(UN25)
MIAT 社は新しく購入した Boeing 767-300ER の運用を開始した。(UN26)2.経済協力
教育・科学省及び GIZ 関係者間でモ・独技術大学設立の覚書の署名がなされた。同大学は20 13~2014年の学年から始動する予定。(UN10)
ナンザドドルジ・ウランバートル市道路局局長は「2013~2016年の間、中国による借 款を活用して市内の6ヶ所において立体交差点を建設する予定。調査の結果、イギリス製の組 立式の橋を導入することを決めた」と述べた。(www.mongolnews.mn 10)
ドーハ市において開催中の COP18の際に、オヨーン自然環境・グリーン開発大臣は長浜環境 大臣と会談し、自然環境分野において両国で協力していくことに意見交換を行った。(ZM10)
10日、バトウール市長とリンドバーグ・アジア基金常駐代表との間でゲル地区住宅計画融資 覚書の署名がなされた。(ZM11)
ADB はウランバートル市の上下水道の改善及びゲル地区再編計画事業に約7億ドルを融資する 予定。うち、地表図作成に必要とされる150万ドルは日本の貧困削減基金より拠出される。 (USH12)
19日、JICA モンゴル事務所が UB メトロ事業の予備調査の中間報告を発表した。(USH20) 3.金融
Erdenes Resource Development 社はトロント証券取引所において、580万株を100万カナ ダドルで販売した。バヤンホンゴル県に位置する金・銀鉱床開発に投資する予定。(UN25) 4.鉱物資源
7日、大統領府は鉱物資源改正案を公式ホームページにて公開した。15章から成る(112 ページ)同改正案では、鉱山分野の特別許可取得、探査、開発、自然保護、地方での国民の参 画、国家による企業支援政策、戦略的鉱床の定義などを改正している。本法案に関する意見を 市民の声室で公聴する予定だが、鉱業分野に携わる企業の意見は受け入れない方針である。 (News.mn7日)
税務庁はドルノド県において、違法にウランを採掘していた中国のホンボー社とシン・シン社 の2社を摘発した。モンゴル国において、ウランの採掘権を有する84社のほとんどが外資企 業であり、景観の良い土地で採掘する許可を取得している。AREVA 社のように硫酸選鉱を 行っている企業も少なくない。(UN10)
オーストリア証券取引所に登録された Haranga Resources 社が所有するセレンゲ鉱床の鉄鉱石 の埋蔵量は2.5億~4億トンと推定された。(UN17)
Newera Resources 社はシャナガン鉱床において石炭探査のための第2ボーリング作業を開始し た。(UN17)
エルベグドルジ大統領が立案した鉱物資源開発ライセンスの新規発行を停止する法令の有効期 間は12月31日までとなっているが、探査ライセンスを3659社、開発ライセンスを10 96社が所有しており、その内10%を中国系企業(165社が中国籍、74社が合弁)が所 有しているため、24日、鉱物資源法が新しく策定されるまで、同法の有効期間を延長するこ ととした。(UN25)
鉱業省は、オヨー・トルゴイ金・銅鉱床への初期投資支出がF/S調査の試算額より40%上回 ったことを受け、オヨー・トルゴイ契約の実行を監督するための作業部会を設置した。(USh27)
Aspire Mining 社はオボート炭田においてF/S予備調査を行った結果、埋蔵量は前回の調査と 比べ23%増加した。同社はオボート炭田開発により、中国に低価格で石炭供給が可能になる としている。(Un27) 5.インフラ (特記事項なし。) 6.エネルギー
22日、定例閣議において第5火力発電所をフリーン川の付近(UB から東に約20キロ)の舗 装道路と鉄道の間に建設することを決定した。(UN24) 7.教育 (特記事項なし。) 8.農牧業 (特記事項なし。) 9.保健医療 (特記事項なし。) 10.環境 原子力庁は、放射線検査の面で環境保護非営利団体と協力することで合致した。(USH17)(特記事項なし。) 12.その他 (特記事項なし。) ※括弧の中の記号は新聞名と日付を表す。 (US ウドゥリーン・ソニン紙、ZM ゾーニー・メデー紙、UN ウヌードゥル紙、MM モンゴリ ン・メデー紙、TR モンゴリーン・ウネン紙、AE アルディン・エルフ紙、SH ウンデスニー・ ショーダン紙、NT ニーゲミ―ン・トリ紙、MP ウグルーニー・ソニン、MT モンツァメ通信、 DP ウドゥリーン・ショーダン紙、UT ウルストゥリーン・トイム紙) (了)