第 12 回
信用金庫取引先海外事業状況調査結果
2018 年3月
信金中央金庫
海外業務支援部
本資料は情報提供を目的として作成したもので、信金中央金庫の見解を表す ものではありません。また、本資料で提供している情報は、利用者自身の判
1 (目次) Ⅰ.調査概要および結果要旨 1.調査概要 ··· 2 2.調査結果の要旨 ··· 3 Ⅱ.海外との取引状況 1.海外との取引の有無および取引形態 ··· 5 2.現在の取引先の開拓方法 ··· 5 3.現在の取引相手国 ··· 6 4.今後増やしたい取引相手国 ··· 6 Ⅲ.海外進出状況 1.海外進出先数 ··· 7 2.海外拠点設立年でみる進出先数の推移 ··· 9 3.今後の進出先として注目している国 ··· 10 Ⅳ.親会社の属性と海外展開(貿易取引・海外進出)の有無 1.親会社の業種 ··· 11 2.親会社の規模(売上高・資本金・従業員数) ··· 12 Ⅴ.海外拠点の概況 1.進出動機 ··· 14 2.事業目的 ··· 15 3.海外拠点の売上高で最も多い通貨 ··· 16 4.現地での資金調達方法 ··· 16 5.現地借入において望ましい通貨 ··· 17 6.海外拠点の業況評価 ··· 18 7.進出先における現状の問題点 ··· 20 8.移動または撤退の予定 ··· 22 Ⅵ.海外進出支援への要望 1.国内において、信用金庫に求めるサービス ··· 23 2.海外現地において、金融機関に求めるサービス ··· 23
Ⅰ.調査概要および結果要旨 1.調査概要 (1) 調査方法 イ.調査時期 2017 年8月~10 月 ロ.調査対象 全国の 264 信用金庫の取引先(信用金庫数は、2017 年7月末現在) ハ.調査項目 Ⅰ.本邦親会社について Ⅱ. 海外向け販売状況 Ⅲ.海外からの仕入状況 Ⅳ.海外進出状況 Ⅴ.海外進出へのご要望について Ⅵ.海外拠点について (2) 調査票の回収 本調査では、210 信用金庫、7,730 先より調査票を回収した。地区別回収状 況は、全体(7,730 先)に占める割合が高い順に、関東地区(31.7%)、近畿地区 (26.1%)、東海地区(25.4%)となっている。【図表-1参照】 【図表-1】
3 2.調査結果の要旨 (1) 海外との取引状況 ○ 全回答先(7,730 先)のうち、「海外向けに販売あり」と回答した先が 41.3% (3,192 先)、「海外からの仕入あり」と回答した先が 61.8%(4,777 先)とな った。 ○ 現在の取引相手国は、販売、仕入ともに、中国との取引を有する先が約半 数でトップとなっている。 ○ 一方、今後増やしたい取引相手国では、販売・仕入ともにベトナム(販売 10.7%、仕入 9.2%)がトップとなっている。ただし、「特になし」(販売 10.7%、 仕入 19.9%)の回答も目立ち、積極的に拡大する意向のない先も一定数いる 結果となった。 (2) 海外進出状況 ○ 海外進出先総数は 3,294 先と、2015 年の前回調査(3,257 先)から微増 (+1.1%増)となった。 ○ 地域別の傾向としては、中国の減少(1,291 先→1,128 先(▲12.6%減))、 アセアンの増加(1,225 先→1,316 先(+7.4%増))となっており、調査開始後 初めてアセアンへの進出先数が中国への進出先数を上回る結果となった。 ○ アセアンの域内では、タイ(478 先)、ベトナム(336 先)、インドネシア (193 先)が主要な進出先となっているが、増加率については、インドネシア、 フィリピン等が堅調な伸びを続けている。 (3) 親会社の属性と海外展開(貿易取引・海外進出)の有無 ○ 親会社の業種は、海外展開状況に関わらず「卸・小売業」がトップ。海外 進出企業では、2位「その他製造業」、3位「輸送機械器機」となっている。 ○ 海外展開を行っている親会社の売上高は、相応に大きい先が多く、海外進 出企業では「3億円以上」が 73.5%、海外進出はしていないが貿易を行って いる先は「1億円以上」が 70.0%となっている。 (4) 海外拠点の概況 イ.進出動機 ○ 全体ではトップが「市場の拡大期待」(31.1%)、次いで、「コストダウン」 (23.2%)、「国内取引先の進出」(16.3%)の順となっている。 ロ.事業目的 ○ 海外進出企業全体では、「日本向け生産・販売」(27.5%)、「現地日系企業 向け生産・販売」(26.8%)、「現地市場向け生産・販売」(22.3%)の順とな っている。 ○ 地域別では、中国では「日本向け生産・販売」、アセアンでは「現地日系
企業向け生産・販売」、北東アジアおよび米州では「現地市場向け生産・販 売」が、それぞれトップとなっている。 ハ.現地での資金調達方法 ○ 地域を問わず、「親会社からの調達」(60%程度)が最も多く、次いで「現 地金融機関からの調達」(20%弱)、「日本にある金融機関からの調達」(10% 程度)となっている。 ○ 現地借入通貨としては、「現地通貨」のニーズが高い。 ニ.海外拠点の業況と現状の問題点 ○ 海外拠点の業況について、「成功している」と評価している先は、地域や 業種に関わらず概ね 50%前後となっている。 ○ 現状の問題点は、全体では「現地社員の確保・教育」(44.1%)、「人件費 等物価の上昇」(43.4%)、「為替変動」(19.6%)、「現地での競合激化」(19.4%) の順となっている。 ホ.移転または撤退の予定 ○ 移転または撤退の予定が「あり」と回答した先は 158 先であった。トップ は中国(81 先)、次いでタイ(21 先)となっている。 (5) 海外進出支援の要望 ○ 「国内で信用金庫に求めるサービス」、「海外現地で金融機関に求めるサー ビス」ともに、海外展開(海外進出または貿易取引)の有無に関わらず、「情 報提供」のニーズが最も高い。 ○ 海外進出企業では、1位「情報提供」(国内 61.7%、海外 61.3%)に次いで、 2位「資金調達」(国内 43.0%、海外 30.2%)、3位「ビジネスマッチング」 (国内 22.5%、海外 21.3%)となっている。
5 Ⅱ.海外との取引状況 1.海外との取引の有無および取引形態 ・ 全回答先(7,730 先)のうち、「海外向け販売あり」と回答した先は全体の 41.3%(計 3,192 先:「販売のみ」1,197 先+「両方あり」1,995 先)、「海外か らの仕入があり」と回答した先は 61.8%(計 4,777 先:「仕入のみ」2,782 先+ 「両方あり」1,995 先)、「海外向け販売または海外からの仕入があり」の先は、 77.3%(5,974 先)となっている。【図表-2参照】 ・ 海外との取引(販売・仕入)を行っている先のうち、海外企業と直接貿易取引 を行っている先(親子間取引を含む)は、販売では 75.0%(2,393 先)、仕入では 79.8%(3,810 先)を占めている。一方で商社等経由の取引を行っている先も一 定割合(販売 42.4%、仕入 30.5%)あり、純粋に外部取引先との取引は多くが商 社等を経由しているものと思われる。【図表-3参照】 2.現在の取引先の開拓方法 【図表-4参照】 ・ 販売先、仕入先ともに、「既往取引先からの紹介」(販売 56.6%、仕入 56.9%) が最も多く、次いで「自力で開拓」(販売 48.5%、仕入 44.9%)の割合が高い。 ・ 「展示会」(販売 28.4%、仕入 18.8%)を用いた取引先開拓も一定割合を占め ている。 【図-表3】 【図表-2】 【図表-4】 n=7,730
3.現在の取引相手国 【図表-5参照】 ・ 海外との取引をしている先における取引相手国については、販売、仕入とも に中国が約 50%程度を占め、依然重要な取引相手国となっている。 <上位3か国> 販売:中国 47.8%、台湾 26.1%、タイ 25.3% 仕入:中国 56.9%、韓国 17.6%、台湾 16.9% 4.今後増やしたい取引相手国 【図表-6参照】 ・ 販売、仕入ともにベトナムがトップとなっている。一方で、「特になし」が、 一定数ある。 <上位3位> 販売:ベトナム 10.7%、米国 10.3%、タイ 9.8%(特になし 10.7%) 仕入:ベトナム 9.2%、タイ 5.1%、中国 3.9%(特になし 19.9%) 【図表-5】 【図表-6】
7 Ⅲ.海外進出状況 1.海外進出先数 (1) 地域・国別の進出先数 【図表-7参照】 ・ 海外進出していると回答した先の総数は 3,294 先と、前回調査(2015 年、3,257 先)から微増となった。 ・ 地域別の進出先数では、中国の減少(1,291 先→1,128 先)、アセアンの増加 (1,225 先→1,316 先)傾向が継続している。 ・ アセアン域内での進出先としては、タイ(478 先)、ベトナム(336 先)、イン ドネシア(193 先)、フィリピン(119 先)が中心となっており、これら各国の合 計(1,126 先)でアセアン全体(1,316 先)の 85.6%を占めている。 ・ なお、アセアン域内の進出動向としては、タイ、ベトナムへの進出先の増加 が鈍化する一方、インドネシア、フィリピンへの進出については堅調な伸びを 続けている。また、未だ進出先数は少ないものの、カンボジア、ミャンマー、 ラオスが高い増加率となっている。 ・ このほか、インド、メキシコへの進出先数が堅調に増加している。 (単位:先、%) 13年比 15年比 増減率 増減率 地域(国) (%) (%) ア ジ ア 2 , 7 1 8 9 1 . 6 2 , 8 7 7 8 8 . 3 5 . 8 2 , 8 4 4 8 6 . 3 ▲ 1 . 1 中国 1 , 3 6 5 4 6 . 0 1 , 2 9 1 3 9 . 7 ▲ 5 . 4 1 , 1 2 8 3 4 . 2 ▲ 1 2 . 6 北東アジア 290 9.8 297 9.1 2.4 325 9.9 9.4 韓国 86 2.9 99 3.0 15.1 103 3.1 4.0 台湾 78 2.6 90 2.8 15.4 99 3.0 10.0 香港 126 4.3 108 3.3 ▲ 14.3 123 3.7 13.9 ア セア ン 1 , 0 1 7 3 4 . 3 1 , 2 2 5 3 7 . 6 2 0 . 5 1 , 3 1 6 4 0 . 0 7 . 4 タイ 422 14.2 462 14.2 9.5 478 14.5 3.5 ベトナム 226 7.6 315 9.7 39.4 336 10.2 6.7 インドネシア 156 5.3 170 5.2 9.0 193 5.9 13.5 フィリピン 79 2.7 110 3.4 39.2 119 3.6 8.2 マレーシア 68 2.3 72 2.2 5.9 75 2.3 4.2 シンガポール 30 1.0 43 1.3 43.3 40 1.2 ▲ 7.0 カンボジア 18 0.6 20 0.6 11.1 33 1.0 65.0 ミャンマー 15 0.5 26 0.8 73.3 32 1.0 23.1 ラオス 2 0.1 7 0.2 250.0 10 0.3 42.9 ブルネイ 1 0.0 0 0.0 - 0 0.0 -インド 24 0.8 30 0.9 25.0 43 1.3 43.3 バングラデシュ 8 0.3 17 0.5 112.5 13 0.4 ▲ 23.5 その他 14 0.5 17 0.5 21.4 19 0.6 11.8 米州 180 6.1 225 6.9 25.0 243 7.4 8.0 米国 149 5.0 183 5.6 22.8 185 5.6 1.1 メキシコ 11 0.4 25 0.8 127.3 32 1.0 28.0 その他 20 0.7 17 0.5 ▲ 15.0 26 0.8 52.9 欧州 49 1.7 52 1.6 6.1 78 2.4 50.0 オセアニア 9 0.3 7 0.2 ▲ 22.2 10 0.3 42.9 その他 10 0.3 96 2.9 860.0 119 3.6 24.0 合計 2,966 100.0% 3,257 100.0% 9.8 3,294 100.0% 1.1 2013年 構成比 (%) 2015年 年度 2017年 構成比 (%) 構成比 (%) ※米州とは、米国、カナダおよび中南米を指す。欧州とは、ロシアを含めたヨーロッパ圏を指す。オセアニアとは、アジア大陸と 南・北アメリカ大陸の属島を除いた,太平洋諸島とオーストラリア大陸(属島を含む)とを合わせた範囲を指す。 ※2015年のその他「96」先には、海外拠点を有するものの、無回答「81」先を含む。 ※2017年のその他「119」先は、中近東・アフリカ「23」先および海外拠点を有するものの無回答「96」先。 【図表-7】地域・国別の進出先数
(2) 親会社業種別の進出先数 【図表-8参照】 ・ 海外進出先(3,294 先)の親会社業種は、製造業が 70.9%(2,335 先)、非製造 業が 29.0%(954 先)となっている。なお、当該構成比は前回調査時(2015 年) とほぼ同水準となっている。 (単位:先、%) 企業数 構成比 (%) 企業数 構成比 (%) 構成比 増減 (%) 2,294 70.4% 2,335 70.9% 0.5 食料品 67 2.1% 86 2.6% 0.6 繊維 193 5.9% 158 4.8% ▲ 1.1 木材・パルプ 79 2.4% 19 0.6% ▲ 1.8 化学・医療 16 0.5% 68 2.1% 1.6 石油 0 0.0% 8 0.2% 0.2 ゴム・皮革 32 1.0% 60 1.8% 0.8 ガラス・土石 13 0.4% 29 0.9% 0.5 鉄・非鉄・金属 219 6.7% 294 8.9% 2.2 一般機械器具 323 9.9% 237 7.2% ▲ 2.7 電気機械器具 287 8.8% 218 6.6% ▲ 2.2 輸送機械器具 389 11.9% 398 12.1% 0.1 精密機械器具 243 7.5% 171 5.2% ▲ 2.3 その他製造業 433 13.3% 589 17.9% 4.6 963 29.6% 954 29.0% ▲ 0.6 農・林・水産業 4 0.1% 9 0.3% 0.2 鉱業 0 0.0% 0 0.0% 0.0 建設業 71 2.2% 86 2.6% 0.4 運輸業 27 0.8% 31 0.9% 0.1 通信業 44 1.4% 41 1.2% ▲ 0.1 卸・小売業 594 18.2% 575 17.5% ▲ 0.8 金融・保険業 0 0.0% 0 0.0% 0.0 不動産業 12 0.4% 18 0.5% 0.2 サービス業(飲食店) 29 0.9% 37 1.1% 0.2 サービス業(飲食店以外) 181 5.6% 156 4.7% ▲ 0.8 その他非製造業 1 0.0% 1 0.0% ▲ 0.0 0 0.0% 5 0.2% 0.2 3,257 100.0% 3,294 100.0% 0.0 ※今回調査の業種区分は、前回調査(2015年実施)から一部変更しているため、上表では前回調査結果を以下の とおり分類し、記載している。 ・前回区分での「化学、石油・石炭製品、プラスチック、ゴム、窯業、土石製品製造業」291先 ⇒今回区分の「化学・医療」16先、「石油」0先、「ゴム・皮革」32先、「ガラス・土石」13先、その他製造業(プラス リック関連)230先に分類 ・前回区分の「サービス業」195先・「その他非製造業」23先・「その他」64先 ⇒今回区分の「運輸業」27先、「通信業」44先、「金融・保険業」0先、「サービス業(飲食店)」29先、「サービス業 (飲食店以外)」181先、「その他非製造業」1先に分類 無回答 合計 2015年 2017年 製造業 非製造業 海外拠点の親会社業種 調査年 【図表-8】親会社業種別の進出先数
9 2.拠点設立年でみる進出先数の推移 (1) 地域・国別の進出先数の推移 【図表-9参照】 ・ 2013 年以降を比較すると、中国とアセアンの構成比が大きく逆転している。 (中国 45.2%→12.9%、アセアン 32.6%→59.6%) ・ 2016 年以降の拠点設立数については、アセアン内のトップがタイからベト ナムに交代している。 (2) 親会社業種別の進出先数の推移 【図表-10 参照】 ・ 2013 年以前は進出の中心は製造業であったが、2014 年以降非製造業の進出 割合が増加している。(製造業 77.4%→51.6%、非製造業 22.6%→48.4%) (単位:先、%) 拠点数 構成比 拠点数 構成比 拠点数 構成比 拠点数 構成比 拠点数 構成比 1,513 8 9 . 2 % 425 9 3 . 8 % 274 8 7 . 5 % 193 8 5 . 8 % 2,844 86.3% 中国 766 4 5 . 2 % 112 2 4 . 7 % 45 1 4 . 4 % 29 1 2 . 9 % 1,128 34.2% 北東アジア 170 10.0% 22 4.9% 27 8.6% 21 9.3% 325 9.9% 韓国 53 3.1% 7 1.5% 14 4.5% 5 2.2% 103 3.1% 台湾 48 2.8% 8 1.8% 10 3.2% 11 4.9% 99 3.0% 香港 69 4.1% 7 1.5% 3 1.0% 5 2.2% 123 3.7% ア セア ン 553 3 2 . 6 % 275 6 0 . 7 % 189 6 0 . 4 % 134 5 9 . 6 % 1,316 40.0% タイ 221 13.0% 108 23.8% 60 19.2% 41 18.2% 478 14.5% ベトナム 128 7.5% 68 15.0% 51 16.3% 48 21.3% 336 10.2% インドネシア 82 4.8% 46 10.2% 27 8.6% 12 5.3% 193 5.9% フィリピン 58 3.4% 19 4.2% 13 4.2% 14 6.2% 119 3.6% マレーシア 42 2.5% 9 2.0% 6 1.9% 7 3.1% 75 2.3% シンガポール 13 0.8% 10 2.2% 6 1.9% 2 0.9% 40 1.2% カンボジア 3 0.2% 8 1.8% 12 3.8% 4 1.8% 33 1.0% ミャンマー 4 0.2% 7 1.5% 10 3.2% 5 2.2% 32 1.0% ラオス 2 0.1% 0 0.0% 4 1.3% 1 0.4% 10 0.3% インド 16 0.9% 9 2.0% 6 1.9% 3 1.3% 43 1.3% バングラデシュ 3 0.2% 5 1.1% 1 0.3% 2 0.9% 13 0.4% その他アジア 5 0.3% 2 0.4% 6 1.9% 4 1.8% 19 0.6% 132 7.8% 23 5.1% 28 8.9% 18 8.0% 243 7.4% 米国 110 6.5% 16 3.5% 18 5.8% 14 6.2% 185 5.6% メキシコ 7 0.4% 6 1.3% 10 3.2% 4 1.8% 32 1.0% その他 15 0.9% 1 0.2% 0 0.0% 0 0.0% 26 0.8% 43 2.5% 4 0.9% 7 2.2% 6 2.7% 78 2.4% その他 8 0.5% 1 0.2% 4 1.3% 8 3.6% 129 3.9% 1,696 100.0% 453 100.0% 313 100.0% 225 100.0% 3,294 100.0% ※海外拠点の設立年が無効回答のため、区分不明の企業が607先 (参考)全体 所在国 設立年 ~2011 2012~2013 2014~2015 2016~ 合計 米州 ア ジ ア 欧州 【図表-9】地域・国別の進出先数の推移 (単位:先、%) 企業数 構成比 企業数 構成比 企業数 構成比 企業数 構成比 企業数 構成比 1,312 7 7 . 4 % 341 7 5 . 3 % 181 5 7 . 8 % 116 5 1 . 6 % 2,335 70.9% 食料品 45 2.7% 3 0.7% 8 2.6% 9 4.0% 86 2.6% 繊維 102 6.0% 20 4.4% 6 1.9% 6 2.7% 158 4.8% 木材・パルプ 12 0.7% 0 0.0% 0 0.0% 1 0.4% 19 0.6% 化学・医療 21 1.2% 1 0.2% 3 1.0% 4 1.8% 68 2.1% 石油 4 0.2% 0 0.0% 2 0.6% 2 0.9% 8 0.2% ゴム・皮革 45 2.7% 8 1.8% 1 0.3% 3 1.3% 60 1.8% ガラス・土石 20 1.2% 1 0.2% 1 0.3% 3 1.3% 29 0.9% 鉄・非鉄・金属 154 9.1% 51 11.3% 26 8.3% 19 8.4% 294 8.9% 一般機械器具 119 7.0% 30 6.6% 23 7.3% 15 6.7% 237 7.2% 電気機械器具 132 7.8% 28 6.2% 13 4.2% 7 3.1% 218 6.6% 輸送機械器具 231 13.6% 73 16.1% 35 11.2% 15 6.7% 398 12.1% 精密機械器具 97 5.7% 30 6.6% 14 4.5% 5 2.2% 171 5.2% その他製造業 330 19.5% 96 21.2% 49 15.7% 27 12.0% 589 17.9% 383 2 2 . 6 % 112 2 4 . 7 % 130 4 1 . 5 % 109 4 8 . 4 % 954 29.0% 農・林・水産業 2 0.1% 1 0.2% 2 0.6% 2 0.9% 9 0.3% 鉱業 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0 0.0% 建設業 19 1.1% 13 2.9% 20 6.4% 20 8.9% 86 2.6% 運輸業 16 0.9% 5 1.1% 5 1.6% 2 0.9% 31 0.9% 通信業 13 0.8% 10 2.2% 3 1.0% 7 3.1% 41 1.2% 卸・小売業 268 15.8% 55 12.1% 60 19.2% 50 22.2% 575 17.5% 金融・保険業 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0 0.0% 不動産業 5 0.3% 4 0.9% 6 1.9% 2 0.9% 18 0.5% サービス業(飲食店) 5 0.3% 8 1.8% 9 2.9% 3 1.3% 37 1.1% サービス業(飲食店以外) 54 3.2% 16 3.5% 25 8.0% 23 10.2% 156 4.7% その他非製造業 1 0.1% 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0% 1 0.0% 1 0.1% 0 0.0% 2 0.6% 0 0.0% 5 0.2% 1,696 100.0% 453 100.0% 313 100.0% 225 100.0% 3,294 100.0% ※海外拠点の設立年が無効回答のため、区分不明の企業が607先 製造業 非製造業 無回答 合計 拠点設立年 親会社業種 (参考)全体 ~2011 2012~2013 2014~2015 2016~ 【図表-10】親会社業種別の進出先数の推移
3.今後の進出先として注目している国 【図表-11、12 参照】 ・ 海外進出企業では、1位ベトナム(前回1位)、2位タイ(前回2位)、3位イン ドネシア(前回3位)、4位中国(前回5位)、5位ミャンマー(前回4位)となって いる。 ※参考:海外進出企業の 2015 年調査(前回)との比較 【図表-12】 【図表-11】
11 Ⅳ.親会社の属性と海外展開(貿易取引・海外進出)の有無 1.親会社の業種 【図表-13 参照】 ・ 海外進出している企業の業種としては、「卸・小売業」(19.1%)、「その他製 造業」(18.9%)、「輸送用機械器具製造業」(10.8%)の順となっている。 【図表-13】
2.親会社の規模 (1) 売上高 【図表-14 参照】 ・ 海外進出している企業の 73.5%が売上高 3 億円以上の比較的規模の大きい 企業群であり、海外展開には一定の企業規模が必要。 (2) 資本金 【図表-15 参照】 ・ 海外進出企業では「50 百万円以下」が 74.4%、海外進出はしていないが貿 易は行っている企業では「10 百万円以下」が 63.6%(「50 百万円以下」では 87.3%)となっており、資本金の規模が比較的小さな先でも海外展開(海外進 出・貿易)を行っていることがわかる。 【図表-14】 【図表-15】
13 (3) 従業員数 【図表-16 参照】 ・ 海外進出企業では、「10 人未満」~「100 人以上 300 人未満」でほぼ同水準 で分布しており、特段、従業員数の規模との関係性は見られない。 ・ 海外進出はしていないが貿易は行っている企業では、「10 人未満」が 51.1% (「30 人未満」では 78.1%)となっており、従業員数の規模が比較的小さい先 が多いことがわかる。 【図表-16】
Ⅴ.海外拠点の概況 1.進出動機 (1) 進出地域別の進出動機 【図表-17 参照】 ・ 中国では、トップが「コストダウン」、以下「市場拡大期待」、「国内取引 先の進出」の順となっている。 ・ 北東アジア、アセアン地域では「市場拡大期待」、「コストダウン」、「国 内取引先の進出」の順となっている。 ・ 米州は、約半数が「市場拡大期待」と回答しており、米国を中心とする市場 へのアクセスが主目的となっている。 (2) 拠点設立年別の進出動機 【図表-18 参照】 ・ 設立年が最近になるほど、「市場拡大期待」が増加、「コストダウン」およ び「国内取引先の進出」が減少しており、2016 年以降では「市場拡大期待」が 52.9%と、半数以上となっている。 【図表-18】 【図表-17】
15 2.事業目的 (1) 進出地域別の事業目的 【図表-19 参照】 ・ 全体では、「日本向け生産・販売」(27.5%)、「現地日系企業向け生産・販 売」(26.8%)、「現地市場向け生産・販売」(22.3%)の順となっている。 ・ 地域別では、中国では「日本向けに生産・販売」、アセアンでは「現地日系 企業向け生産・販売」、北東アジアおよび米州では「現地市場向け生産・販売」 が、それぞれ目的のトップとなっている。 (2) 拠点設立年ごとの事業目的 【図表-20 参照】 ・ 事業目的のトップは、「日本向け生産・販売」(2011 年以前)→「現地日系企 業向け生産・販売」(2012 年~2013 年)→「現地市場向け生産・販売」(2014 年以降)と変遷している。 ・ また、足下では「現地市場向け生産・販売」の拡大傾向が見られる。 【図表-19】 【図表-20】
3.海外拠点の売上高で最も多い通貨 【図表-21 参照】 ・ 「現地通貨」の割合が最も高く、次いで「米ドル」、「日本円」となっている。 4.現地での資金調達方法 【図表-22 参照】 ・ 地域を問わず、「親会社からの調達」が最も高く、次いで「現地金融機関から の調達」、「日本にある金融機関からの調達」の順となっている。 【図表-21】 【図表-22】
17 5.現地借入において望ましい通貨 【図表-23 参照】 ・ 「現地通貨」の割合が最も高く、次いで「米ドル」、「日本円」となっている。 ・ なお、売上通貨と同通貨で借入を行うことで、為替リスクや両替コストを回避 できるためこうした傾向となっている。 【図表-23】
6.海外拠点の業況評価 (1) 地域別の業況評価 【図表-24 参照】 ・ 「成功している」との回答割合が最も高いのは中国(62.7%)となっている。 その他の地域も 50%前後となっており、大きな地域差はみられない。 (2) 設立年別の業況評価 【図表-25 参照】 ・ 進出間もない先は「わからない」との回答割合が最も多く、その後、業暦を 経るにつれて徐々に「成功している」との回答割合が増加している。 【図表-24】 【図表-25】
19 (3) 親会社業種別の業況評価 【図表-26 参照】 ・ 進出先数が多い業種(繊維、鉄・非鉄・金属、一般機械器機、電気機械器機、 輸送機械器機、精密機械器機、その他製造業、卸・小売業)では、「成功して いる」割合が 50%~60%程度となっている。 ・ サービス業では、「成功している」割合が上記と比較してやや低く、50%を下 回っている。 【図表-26】
7.進出先における現状の問題点 (1) 現状の問題点 【図表-27 参照】 ・ 「現地社員の確保・教育」(44.1%)、「人件費等物価の上昇」(43.4%)、「為 替変動」(19.6%)、「現地での競合激化」(19.4%)の順となっている。 ・ 「人件費等物価の上昇」については、人件費の増加を通じて「現地職員の確 保・教育」が困難な要因にもつながっており、各進出先とも良質な人材確保と 人件費等のコストのバランスに問題点を抱えているものと思われる。 【図表-27】
21 (2) 進出地域別の問題点 【図表-28 参照】 ・ 中国は「人件費等物価の上昇」(65.4%)が高く、人件費高騰による人材確保 難の状態にある先が多いものと考えられる。 ・ アセアンでは「現地社員の確保・教育」の回答比率が最も高く(52.1%)、次 いで「人件費等物価の上昇」(39.2%)が続くことから、良質な人材確保に苦慮 するケースが多いものと思われる。 【図表-28】
8.移転または撤退の予定 【図表-29、30 参照】 ・ 「移転または撤退の予定あり」と回答した先は、158 先(4.8%)であった。そ のうち、現在の拠点所在国のトップは、中国 81 先(51.3%)、次いでタイ 13.3% (21 先)となっている。(移転については、同国内の移転も含む。) 現在の海外拠点所在国 移転先国 拠点数 中国 (n=81) 中国 13 ベトナム 4 タイ 2 カンボジア 2 フィリピン 1 ミャンマー 1 ラオス 1 台湾 1 タイ (n=21) タイ 4 ベトナム (n=13) ベトナム 5 台湾 1 フィリピン (n=3) 台湾 1 シンガポール (n=3) マレーシア 1 韓国 (n=4) 香港 1 中近東・アフリカ (n=2) 中近東・アフリカ 1 ※上記以外は、移転先の回答が「特になし」および「無回答」 のため、記載は省略している。 (単位:先) 拠点数 構成比 2,706 82.1% 158 4.8% 中国 81 51.3% タイ 21 13.3% ベトナム 13 8.2% 米国 9 5.7% 香港 7 4.4% インドネシア 6 3.8% 韓国 4 2.5% シンガポール 3 1.9% フィリピン 3 1.9% 欧州 3 1.9% 台湾 3 1.9% 中近東・アフリカ 2 1.3% カンボジア 1 0.6% 中南米(メキシコ以外) 1 0.6% 無回答 1 0.6% 430 13.1% 3,294 100.0% ※移転・撤退予定「あり」の内訳は、「現在の海外拠点 所在国」であり、その構成比は、「あり」の合計(158先) (単位:先、%) 移転・撤退予定 あり なし 無回答 合計 【図表-29】移転または撤退予定 【図表-30】移転先国
23 Ⅵ.海外進出支援にかかるニーズ 1.国内において、信用金庫に求めるサービス 【図表-31 参照】 ・ 海外展開(海外進出または貿易取引)の有無に関わらず、「情報提供」のニー ズが最も高く、次いで「資金調達」となっている。 ・ 海外進出企業では「資金調達」と「ビジネスマッチング」のニーズが、海外進 出はしていないが貿易は行っている企業では「外国為替」のニーズが比較的高く なっている。 2.海外現地において、金融機関に求めるサービス 【図表-32 参照】 ・ 国内と同様、海外展開(海外進出または貿易取引)の有無に関わらず、「情報 提供」のニーズが最も高い。 ・ 海外進出企業では、2位以下も国内と同様に「資金調達」、「ビジネスマッチン グ」の順となっている。 【図表-31】 【図表-32】
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