2. 基礎資料 橋梁長寿命化修繕計画に伴う基礎資料として、「道路橋に関する基礎データ収 集要領 (案) (国土交通省 国土技術政策総合研究所 平成19年5月)」に準じ対象 橋梁の現地調査(橋梁点検)が行われており、この調査結果に基づき現橋梁の整 理を行う。 2.1 管理橋梁の現状 (1)町内の橋梁数 本町が管理する道路橋は、現在159橋(2010年3月現在)あるが、架設年次 の分かっているものは72橋である。 このうち、高度経済成長期にあたる1970年代に建設された橋梁が21橋あり、こ れは全体(159橋)の13%、架設年次の分かっている橋梁(72橋)の29%を占める。 今後これらの橋梁の高齢化が一斉に進むことから、修繕・更新のトータルコ ストの縮減や、更新時期の平準化を目的とした橋梁長寿命化修繕計画の策定が 不可欠となる。 長寿命化修繕計画の対象橋梁 本策定業務は、上記全159橋の中で、橋長15.0m以上で供用期間が比較的長い 22橋を対象として計画する。 1級町道 22 5 2 22 29 2級町道 町道 9 合計 2 137 159 7 115 130 9 159 18 15m以上の橋梁 15m未満の橋梁及びボックスカルバート 合計 137 全管理橋梁数 合計 うち今回の計画の対象橋梁数 8 13 13 2
橋梁架設年次の分布 本町が管理する159橋のうち、架設年次の分かっている72橋を架設年次別にグラフ化し分布を確認する。 1. 上図より判断すれば、70~73年に架設された橋梁が多く分布する。 2. 平成22年時点で築50年以上は18橋となる。(橋長15.0m未満) 3. 残寿命は築70年を橋梁の耐用年数として算出する。 55 62 67 68 7071 7273 77 7980 81 84 架 設 年 次 供 用 年 数 残 寿 命 6 0 年 5 0 年 4 0 年 3 0 年 2 0 年 1 0 年 1 0 年 2 0 年 3 0 年 4 0 年 5 0 年 6 0 年 196 0年 197 0年 198 0年 199 0年 200 0年 195 0年 49 93 95 97 99 01 0304 累 計 橋 梁 数 1 1 1 1 2 3 3 6 3 2 1 1 3 2 2 1 1 3 2 1 1 2 194 0年 193 0年 192 0年 1 2 3 4 5 6 29 34 35 36 37 39 44 53 54 56 61 63 64 76 85 86 96 7 0 年 0 年 8 0 年 9 0 年 1 1 1 2 1 1 1 1 2 2 2 1 1 1 1 1 3 1 3 2 1 9 7 0 年 代 2 1 橋 1 9 6 0 年 代 8 橋 1 9 5 0 年 代 8 橋 1 9 4 0 年 代 2 橋 1 9 3 0 年 代 7 橋 1 9 2 0 年 代 1 橋 1 9 8 0 年 代 1 0 橋 1 9 9 0 年 代 9 橋 2 0 0 0 年 代 6 橋 1 8 橋 ( 築 5 0 年 以 上 ) 5 4 橋 ( 築 5 0 年 未 満 ) … 1 5 m 以 上 ( 対 象 橋 梁 ) 2 2 橋 … 1 5 m 以 上 ( 非 対 象 橋 梁 ) 8 橋 … 1 5 m 未 満 ( 非 対 象 橋 梁 ) 4 0 橋 … ボ ッ ク ス カ ル バ ー ト 2 橋 合 計 7 2 橋
(2)橋梁形式別の割合 今回計画する15m以上の橋梁の22橋を対象とした場合、橋梁数ではPC橋が全体の 72%(16橋)を占め、RC橋と鈑橋がそれぞれ14%(各3橋)である。 ※草場橋は2型式であるが1橋(RC橋)として扱う。 (3)径間別の割合 22橋の径間別の割合は2径間がもっとも多く40%(9橋)、ついで3径間が27%(6橋)、 1径間が23%(5橋)、4径間と5径間がそれぞれ4%(各1橋)となっている。 総橋梁数22橋 総橋梁数22橋 PC橋 16橋 72% RC橋 3橋 14% 鈑橋 3橋 14% 橋梁形式別の割合 1径間 5橋 23% 2径間 9橋 40% 3径間 6橋 27% 4径間 1橋 5% 5径間 1橋 5% 径間別の橋梁数の割合
5.2 修繕計画の費用効果 予防保全型と対症療法型のシナリオ比較 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 2011 2021 2031 2041 2051 事業費( 千円) 年 シナリオごとの事業費用の推移の比較 予防保全型 対症療法型 LCC最適型 任意設定型1 任意設定型2 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 2011 2023 2035 2047 2059 健全度 年 シナリオごとの評価平均の推移の比較 予防保全型 対症療法型 LCC最適型 任意設定型1 任意設定型2 0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000 3,000,000 2000 2010 2020 2030 2040 2050 2060 2070 事業費( 千円) 年 シナリオごとの累計事業費用の比較 予防保全型:763,936千円 対症療法型:2,435,259千円 LCC最適型:0千円 任意設定型1:5,000千円 任意設定型2:800千円 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 2011 2021 2031 2041 2051 事業費( 千円) 年 シナリオごとの事業費用の推移の比較 予防保全型 対症療法型 LCC最適型 任意設定型1 任意設定型2
7. 公聴会及び専門知識者の意見取りまとめ 当町の橋梁長寿命化修繕計画に対し、専門知識者の意見を聴取する公聴会を開催 した。 (1)公聴会開催 開 催 日 : 開催時間 : ○○:○○ ~ ○○:○○ 開催場所 : 会議室 出 席 者 : 1)学識経験者等の専門知識を有する者 2)委託者 福岡県○○○ 3)受託者 株式会社 溝田設計事務所 〒830-0032 久留米市東町1-18 TEL : 0942-38-6548 FAX : 0942-38-6544 現場代理人 ○○ ○○ 主任技術者 ○○ ○○ 担当技術者 ○○ ○○ (2)公聴会風景 平成○○年 ○月○日
8. 公表資料 (1)長寿命化修繕計画の目的 1)背景 2)目的 (2)長寿命化修繕計画の対象橋梁 長寿命化修繕計画の対象: ・緊急輸送路に位置する橋梁 ・桁下に道路がある橋梁 ・観光地へのアクセス道路に位置する橋梁 ・バス路線に位置する橋梁 ・市町村間を結ぶ路線に位置する橋梁 ・国道,主要地方道へのアクセス路線に位置する橋梁 ・近隣に重要な施設がある橋梁 全管理橋梁159橋(BOXカルバート含む)のうち、架設年次が判明している72橋の中で 供用期間は50年未満ですが施工年度が比較的古く、橋長15m以上の22橋を今年度の計画 の対象とします。 22 2 0 0 0 18 0 うち計画の対象橋梁数 うちこれまでの計画策定橋梁数 0 架替から予防的な修繕や計画に基づいた架替に転換することにより、修繕等の費用の 縮減を図ることを目的としています。 また、橋梁架設時期が1960~70年代に集中していることから、修繕や架設時期が集 2 0 9 1級町道 このような状況のもとで、橋梁長寿命化修繕計画では、従来の対症療法的な修繕や うち平成22年度計画策定橋梁数 合計 0 13 137 全管理橋梁数 0 159 平成22年度 本町が管理する橋梁は、平成22年度現在で159橋 架設されています。 (25%) この中には架設年次の不明なものも多く、現在 架設年次の分かっているものは72橋にとどまって います。平成22年に建設後50年を経過する橋梁 は、架設年次が分かっている橋梁の25%(18橋)を占 めており、20年後の平成42年には、67%(47橋)程度 に増加します。 町道 2級町道 社会の安全・安心を担保するためには、住民の 財産である道路ネットワークの安全性及び信頼性 の確保が重要ですが、財政難の現在において、よ り低コストでそれらを実現する必要があります。 化を図ります。 中することが予想されますが、計画的な修繕等によってそれらへかかるコストの平準 48橋 (67%) 平成42年度 18橋 50年 以上 67% 50年 未満 33% 50年 以上 25% 50年 未満 75% (18橋) (54橋) (25橋) (47橋)
(3)健全度の把握及び日常的な維持管理に関する基本的な方針 1)健全度の把握の基本的方針 本町では橋梁の状況に応じた点検を5年毎に定期的に行います。道路橋に関する 基礎データ収集要領(案) (国土交通省 国土技術政策総合研究所)に基づいた点検を 定期的に行い、橋梁のデータを記録・蓄積することにより健全度を把握して行きます。 2)日常的な維持管理に関する基本的な方針 点検のほかに日常的なパトロールにより状況確認を行い、記録し、維持管理の一助 とします。特に損傷の要因となる滞水を防ぐために、排水装置の土砂詰まりなどの除 去に有効な橋梁の清掃を実施します。 (4)対象橋梁の長寿命化及び修繕・架替えに係る費用の縮減に関する基本的な方針 かつ予防的な修繕対策の実施へと転換を図り、橋梁の寿命を100 年間とすることを目 標とし、修繕及び架替えに要するコストを縮減します。 町が管理する橋梁の中で、架設後30年以上経過した橋梁は全体の約67% を占めてい るため、近い将来一斉に架替時期を迎えることが予想されます。したがって、計画的