5.地域別まちづくりの方針(地域別構想)
(1)地域区分について
地域別構想の地域区分の方法として、まちづくりの特性が類似している地域によって地域を 区分すると、本市の都市拠点を担う大和八木駅周辺の中心市街地が形成されている「中部地 域」、藤原宮跡や香久山など歴史的な緑や拠点を有する「東部地域」、広域アクセス利便性の 高い工業地域をもつ「北部地域」、本市のサブ拠点核である橿原神宮前駅を含み良好な低層住 宅地として整備されている「南部地域」、畝傍山や貝吹山、良好な田園風景などの自然環境に 囲まれた「西部地域」の 5 つの地域に概ね分類できることから、この 5 地域を基本に地域別 構想の検討を図ります。 地域名称 地域の特徴 中部地域 ・本市の都市拠点を担う大和八木駅周辺では商業・業務機能が集積 ・大和八木駅南部では市役所や県立医科大学など公共公益機関が集積 ・「今井町」「八木札の辻」など歴史的な町並みが残る 東部地域 ・藤原宮跡や香久山など歴史的風土保存区域に指定されている豊かな緑を 有する ・昔ながらの農村集落が社寺とともに点在する 北部地域 ・中和幹線や国道 24 号、京奈和自動車道の整備により自動車交通の結節点 となることから製造業・流通業などの立地が見込まれる 南部地域 ・橿原神宮前駅に商業機能が集積 ・菖蒲町、五条野町、白橿町では計画的に開発された住宅地が広がる 西部地域 ・畝傍山、貝吹山をはじめとした自然的景観、橿原神宮、新沢千塚古墳群 をはじめとした歴史的景観に恵まれる ・京奈和自動車道の整備により、産業などの活性化が見込まれる32 地域区分図
(2)中部地域のまちづくり方針
1)中部地域の概要
《地域の位置づけ》 本市の中心として商業・業務・行政機能が集中する都市拠点としての役割を担っており、今 井町や八木札の辻など歴史的町並み景観も残る地域です。 《地域の概要》 都市機能の集積する橿原市の玄関口 大和八木駅周辺は商業・業務・行政機能が集中する本市の都市拠点の役割を担っています。 また、大和八木駅南部では、市役所やかしはら万葉ホール、県立医科大学などの公共公益施 設が集積しています。 江戸時代の歴史を残す町並み景観 中部地域は、昔から広域交通の結節点で栄えていた地域であり、旧伊勢街道と下ツ道の交差 点であった「八木札の辻」は江戸時代の宿場町の町並みを色濃く残しています。 また、今井町は江戸時代の貴重な町家と町並みが残っており、平成 5 年に「重要伝統的建造 物群保存地区」に指定されています。 交通環境上問題の多い中心市街地 主要幹線道路として国道 24 号、国道 165 号、国道 166 号、国道 169 号が通っており、中心 市街地に通過交通が流入し、混雑している道路が多くなっています。 また、近鉄、JR が交差していることから市街地が分断されています。 市街地における安全性が懸念される居住環境 古い町割の上に成り立っているため、狭隘な道路が多く、住宅の敷地規模が小さいなどの問 題があり、災害時の安全性が懸念されています。34 《住民アンケートの概要》 中部地域では、「生活道路や歩道が整備され、歩行者が歩きやすい」において満足度が低く なっています。 都市整備に関して重点を置くべき取り組みでの設問について「八木駅周辺など中心市街地に おける市街地整備と活性化」が 57.4%で 1 位となっており、全体と比較しても非常に高くな っています。 土地利用に関する質問においては、「八木駅周辺など中心市街地の商業機能を強化する」が 全体と比較して大幅に突出しています。 分野別では、道路交通で「駅周辺の整備を行い、徒歩、自転車、自動車などによるアクセス をしやすくする」が、公園、緑地では「普段の子供の遊び場となる小さな公園や緑地・広場 をつくる 」が全体と比較して高くなっています。自然環境、景観においては、八木地区で「中 心市街地としてふさわしい質の高い都市景観の形成を図る」が、今井地区で「歴史文化資源 を保全し、魅力ある歴史的街並み景観を保全・整備する」がいずれも 6 割を越えています。 都市整備に関して重点を置くべき取り組み 各駅周辺に立地する既存商店街の活 性化 地域内を結ぶ幹線道路や公共交通の 充実 地震などの災害に強いまちづくり 八木駅周辺など中心市街地における 市街地整備と活性化 京奈和自動車道や南阪奈道路などの 広域交通網を活かした企業誘致 郊外部の主要な幹線道路沿道におけ る商業施設の誘致 歴史性のある街並みや自然環境を活 かした美しい景観づくり 地域の歴史・文化・伝統等の地域資源 を活かした観光振興 定住人口増加を促す魅力ある住宅地 の整備や住宅の供給 市街地における生活環境(道路、公 園、下水道整備など)の向上 57.4% 26.6% 21.3% 8.5% 27.7% 39.4% 14.9% 11.7% 37.2% 39.4% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 全 体 中部地域
2)中部地域の将来像
中部地域は、広域交通の利便性と商業・業務・行政機能の集積を活かして、広域的な都市機 能の強化をさらに高めるまちづくりを目指します。そのため、中部地域のテーマと目標を以 下のように定めます。 《テーマ》歴史と文化を活かした広域拠点らしいまちづくり
《目 標》 目標1.中南和の広域拠点としてふさわしい都市機能の形成を目指します 目標2.歴史的町並みを保全した生活環境の形成を目指します 目標3.中心市街地の環境改善と防災機能の向上を目指します36
3)中部地域のまちづくりの方針
目標1.中南和の広域拠点としてふさわしい都市機能の形成を目指します ① 大和八木駅、八木西口駅、畝傍駅周辺における魅力ある広域拠点の形成 ○ 大和八木駅、八木西口駅、畝傍駅周辺は、商業・業務・サービス施設などを誘導し、 中南和の玄関口としてふさわしい高次都市機能の集積を図ります。 ○ 大和八木駅周辺の街路歩行空間の充実と連動した商店街の再整備を図ります。 ○ 畝傍駅周辺は、市街地の防災性能を高めながら、道路整備とともに、住民参加による 区画整理の手法を用いたまちづくりを推進します。 ○ 都市再生事業により賑わいのある拠点づくりを進めるとともに、地域住民だけでなく、 観光客などが訪れたくなる魅力あるまちづくりを目指すため、歩行者ネットワークの 形成や(仮称)観光交流センターの整備など、中心市街地と多様な歴史文化資源や観 光資源を結ぶ快適な交通ネットワークの構築を推進します。 ○ 市役所や県立医科大学、かしはら万葉ホール周辺など公共公益施設の集積している地 区では、周辺住宅地環境との調和を図りながら、広域的な商業・業務施設の集積を図 ります。 ② 広域拠点を支える総合的な交通網の形成 ○ 広域拠点駅に位置づけられる大和八木駅周辺は、公共駐車場・駐輪場の整備や人に優 しい歩行空間の整備を図り、交通結節点機能を強化します。 ○ 大和八木駅はだれもが使いやすい公共交通ターミナルとなるよう、エレベーターの設 置などによるバリアフリー化を重点的に進めるなど、公共交通の利用環境整備を鉄道 事業者に要請していきます。 ○ 鉄道による土地利用の分断を解消し、他地域との連絡を強化する広域幹線道路として 国道 24 号、165 号、166 号、都市計画道路橿原神宮参道線、都市計画道路八木見瀬線 の未整備区間の早期整備促進を関係機関に働きかけます。 ○ 大和八木駅周辺では、民間と公共の連携による駐車場・駐輪場の整備を図るとともに、 駐車場案内システムの導入を検討します。 広域拠点にふさわしい都市景観の形成 ○ 大和八木駅を中心とする地区を緑化重点地区と位置づけ、幹線道路を中心とする道路 緑化や市役所などの公共施設の緑化を推進するとともに、民有地においても積極的に 緑化を誘導し、緑と調和した賑わいのある都市空間を形成します。 ○ 電線類地中化やオープンスペースの創出など中南和の玄関、橿原市の中心地としてふ さわしい賑わいと特色のある市街地景観の創造、再生を市街地整備と併せ一体的・連 続的に図っていきます。○ 緑化、オープンスペースなどに配慮しつつ、快適で賑わいのある都市景観の創出と市 街地における建築群の調和したデザインによるまとまりある質の高い景観の形成を図 ります。 ○ 都市計画道路橿原神宮参道線は橿原市の 2 大広域・商業業務拠点を結ぶシンボルロー ドとして、緑化を進め、良好な都市景観軸の形成を図ります。 ○ 広域幹線道路である都市計画道路奈良橿原線は、大気汚染や騒音などの環境負荷を軽 減させる連続性のある緑として、街路樹や緩衝緑地の維持・保全を図ります。 ○ 大和国分寺、今井町北口のエノキなどの鎮守の森といわれる社寺境内地の樹木・樹林 地やランドマークとなる巨樹・巨木は、地域の景観にアクセントを与える要素として 機能を担うものであり、地域住民の協力や公的な管理を検討しつつ、適切な保全に努 めます。 ④ 快適な歩行者ネットワークの形成 ○ 地域住民だけでなく、観光客が訪れたくなる魅力あふれる歩行者ネットワークとして、 大和八木駅南地区と歴史体験地区である今井町を結ぶ道路を歩車共存道路として整備 するとともに、観光拠点の整備など、中心市街地と多様な歴史文化資源や観光資源を 結ぶ快適な歩行者ネットワークの構築を推進します。 ○ 大和八木駅から市役所、かしはら万葉ホール、県立医科大学などの公共公益施設が集 積している都市シビック拠点においては、高齢者・障がい者などすべての人が利用し やすい環境づくりを目指し、ユニバーサルデザインに留意した歩行支援環境の充実を 図るとともに、安全性にも配慮した快適で魅力ある歩行者ルートの整備を関係機関に 働きかけます。 ○ 大和八木駅においては、鉄道事業者のバリアフリー計画と併せた歩行者専用道路の整 備を行います。 ○ 県道大和八木停車場線については、今井町へのアクセスルートとして、みち再生事業 による“安心”“賑わい”“憩い”の道路空間整備を関係機関に働きかけます。 ○ 歩行者ネットワークルート上には、わかりやすい案内板やサインの設置により、市民 及び来訪者が歩いて楽しく回遊できるような整備を検討します。
38 目標2.歴史的町並みを保全した生活環境の形成を目指します ① 歴史的町並み保全地区の整備 ○ 今井町においては、重要伝統的建造物群としての歴史的な町並み保存の推進と活用を 図るため、公共施設の整備、電線類の地中化などの住環境整備並びに建物などの修理 修景事業、さらには空き家・空き地対策事業を行い、文化財としての伝統的建造物群 の保存と住民生活との調和を図り、地区の住民団体と協働し、住民主体の賑わいのあ るまちづくりを推進します。 ○ 八木札の辻周辺地区においては、八木札の辻周辺の歴史的な町並みの保全を図るとと もに、その裏手に広がる社寺などを含む路地空間も含めて、歴史性を活かした景観の 形成を図ります。また、歴史的道すじにふさわしい「みち」空間の整備とともに、防 災に配慮し、住環境改善に向けたまちづくりを推進します。 ○ 飛鳥川や歴史的な街道を活かし、耳成山、藤原宮跡、今井町などを結ぶ歩行者ネット ワークの整備を推進します。 ② 水辺資源の保全と活用 ○ 飛鳥川などの水辺環境はできる限り多自然な環境を創出し、四季の風景が感じられ、 水辺と身近にふれあえる憩いの空間形成を図り、うるおいのある町並み景観の形成を 推進します。 ○ 万葉の風情を残した飛鳥川は、中心市街地の貴重な自然環境、周辺の拠点を結ぶ動線、 及び桜並木が残る地域住民の散策路として、沿川部の自治会などによる管理など、地 域のまちづくりとの連携を図りながら多自然型の河川整備を関係機関に働きかけます。 ○ 今井町と藤原宮跡を連絡する飛鳥川沿川は、関係機関や周辺住民などと連携を図りつ つ、散策やサイクリングのための歩行環境の魅力の向上を図ります。 ○ 地域内に残るため池は、農業用水利施設としての機能だけではなく、鳥類などの野生 生物の生息地・休憩地、移動の中継地などとなるビオトープの拠点として、施設管理 者や国・奈良県など関係機関との調整を図りつつ、多面的な機能に留意したため池の 保全を図ります。
目標3.中心市街地の環境改善と防災機能の向上を目指します ① 市街地における居住環境の向上 ○ 密集住宅市街地では、土地区画整理事業などにより主要生活道路の拡充整備によって 狭隘道路の改善を進め、市街地防災の向上を図ります。 ○ 都心商業業務地とその周辺の密集住宅市街地における防火・準防火地域の指定運用、 密集市街地における狭隘道路などの整理、連担建築物設計制度の活用の促進、密集住 宅市街地整備促進事業計画の推進による安全性の確保などにより、老朽木造密集市街 地の解消を図ります。 ○ 老朽化が進み耐震性やIT化などへの問題を抱えている市庁舎の整備・検討など災害 対策本部機能の確保を図るとともに、火災の緩衝帯となる樹種を配置するなど、重点 的な緑化を図ります。 ○ 地域内幹線道路の整備拡充による市街地防災性の向上と農村集落の利便性の向上を図 るとともに歴史的な町並みを保全します。
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4)中部地域の整備方針図
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(3)東部地域のまちづくり方針
1)東部地域の概要
《地域の位置づけ》 大和三山の一つとして知られ、歴史的風土特別保存地区に指定されている香久山や藤原宮跡 など豊かな緑、歴史を有する地域です。 《地域の概要》 大和三山、藤原宮跡などの自然、歴史資源が豊富 歴史的風土特別保存地区に指定されている香久山や藤原宮跡があり、豊かな自然と歴史を有 しています。 しかし、大和三山に囲まれている地域であるにもかかわらず、国道沿いに建った中高層建築 物によって大和三山への眺望景観が損なわれつつあります。 歴史を残す集落の景観 地域の大半は市街化調整区域であり、古くからの環濠集落が社寺とともに点在しており、橿 原市らしい景観を醸し出しています。 利便性の低い交通環境 鉄道駅として香久山駅がありますが、地域の東北部にあることから利用されにくい状況とな っています。 広域幹線道路である国道 165 号においてもバス路線がない状況であり、交通環境は非常に利 便性が低くなっています。 安全性が懸念される居住環境 生活道路が不足し、消火活動が困難な区域が多く見られ、災害時の安全性が懸念されていま す。市街地における生活環境(道路、公 園、下水道整備など)の向上 地震などの災害に強いまちづくり 地域内を結ぶ幹線道路や公共交通の 充実 歴史性のある街並みや自然環境を活 かした美しい景観づくり 地域の歴史・文化・伝統等の地域資源 を活かした観光振興 定住人口増加を促す魅力ある住宅地 の整備や住宅の供給 八木駅周辺など中心市街地における 市街地整備と活性化 京奈和自動車道や南阪奈道路などの 広域交通網を活かした企業誘致 各駅周辺に立地する既存商店街の活 性化 郊外部の主要な幹線道路沿道におけ る商業施設の誘致 36.7% 57.8% 13.3% 30.0% 44.4% 31.1% 13.3% 13.3% 15.6% 26.7% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 全 体 東部地域 《住民アンケートの概要》 東部地域では、「様々な企業・会社が立地し、働く場所が身近にある」に対して満足度が低 くなっています。 都市整備に関して重点を置くべき取り組みでの設問について「市街地における生活環境(道 路、公園、下水道整備など)の向上」が 57.8%で 1 位となっています。鴨公地区では歴史を 活かしたまちづくりに対する関心が高く、香久山地区では「地域内を結ぶ幹線道路や公共交 通の充実」も高いことから基盤整備への要望が高くなっています。 土地利用に関する質問においては、田園環境と調和した住宅地域へのニーズが高くなってい ます。 分野別では、道路交通で「歩行者専用道路や自転車専用道路を整備する」「駅や公共施設な どを利用しやすくするためのバス交通の便をよくする」が鴨公地区で高く、公園、緑地では 「普段の子供の遊び場となる小さな公園や緑地・広場をつくる 」が香久山地区で全体と比較 して高くなっています。自然環境、景観においては、「歴史文化資源を保全し、魅力ある歴史 的街並み景観を保全・整備する」がいずれも約 6 割と高くなっています。 都市整備に関して重点を置くべき取り組み
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2)東部地域の将来像
東部地域は、藤原宮跡などの貴重な歴史的資源やそれらを取り囲む田園、大和三山などの自 然環境を守り・活かすまちづくりを目指します。そのため、東部地域のテーマと目標を以下 のように定めます。 《テーマ》大和三山に囲まれた自然と歴史を活かしたまちづくり
《目 標》 目標1.香久山、藤原宮跡の保全・活用を目指します 目標2.優れた自然・歴史環境を有する農村集落などの生活環境の向上を目指します 目標3.豊かな自然・歴史に囲まれた工業流通機能の向上を目指します3)東部地域のまちづくりの方針
目標1.香久山、藤原宮跡の保全・活用を目指します ① 藤原宮跡の保全・活用 ○ 特別史跡藤原宮跡は、その良好な歴史環境を保全・活用するため、特別史跡藤原宮跡 花園植栽事業や用地公有化推進事業など藤原宮跡と一体となった緑地整備や環境保全 の推進を図り、国が策定した「特別史跡藤原宮跡整備基本構想」に基づく事業の早期 実現を関係機関に働きかけます。 ○ 名勝大和三山を眺める象徴的な空間として、自然景観の保全を図るとともに、周辺の 田園風景と調和した地域性を活かした公園整備の推進を図ります。 ○ 特別史跡藤原宮跡周辺において駐車場・駐輪場などの来訪者の利便施設の整備を検討 します。 ② 大和三山の保全・活用 ○ 市街地を取り囲む大和三山や法規制によって守られている香久山は、周辺部の農村集 落や田園環境と合わせて良好な環境・景観の保全に努めるとともに、市民の憩いの場 として活用します。 ○ 香久山は、各種風致地区における風致保全の方針を尊重し、古来より親しまれてきた 名勝としての山容の維持を図るため、植生の維持や散策路などの景観形成を推進しま す。 ○ 藤原宮跡からの耳成山、畝傍山、香久山の良好な景観の確保を図るため、高度地区の 指定運用や建物の高さなどを制限する地区計画の指定、風致地区の拡大指定による大 和三山への主要眺望を確保します。 ③ 快適な歩行者ネットワークの形成 ○ 駅から藤原宮跡や香久山、香久山公園などを結ぶ安全で快適な歩行者ネットワークを 確保し、サイクリング道路などの整備を推進します。 ○ 歩行者ネットワークルート上には、わかりやすい案内板やサインの設置により、市民 及び来訪者が歩いて楽しく回遊できるような整備を検討します。 ○ 広域幹線道路である都市計画道路奈良橿原線は、大気汚染や騒音などの環境負荷を軽 減させる連続性のある緑として、街路樹や緩衝緑地の維持・保全を図ります。46 目標2.優れた自然・歴史環境を有する農村集落などの生活環境の向上を目指します ① 集落景観の保全 ○ 農村集落と周辺の香久山を取り囲む一団の優良農地は、防災性や生活道路、下排水路 などの生活基盤の整備により居住環境水準の向上と農村集落の環境・景観の保全に努 めるとともに、定住環境の維持・増進を図ります。 ○ 歴史的な風情を残す環濠集落では、住民協働のもと、それぞれの地域特性や課題を踏 まえつつ、歴史的な環境・景観の保全と活用を検討します。 ② 安全性が懸念される居住環境の整備と都市的な景観の形成 ○ 地域内幹線道路の整備拡充による市街地防災性の向上と利便性の向上を図ります。 ○ 道路新設改良事業によって市道の新設改良、現道拡幅、橋梁整備及び踏切構造改良を 推進します。 ○ 緑化重点地区では、緑化、オープンスペースの創出などに配慮しつつ、快適で賑わい のある都市景観の創出と市街地における建築群の調和したデザインによるまとまりあ る質の高い景観の形成を図ります。 ○ 誘致圏や整備水準などに応じた住区基幹公園の適正な配置に努め、将来に向けて地区 公園を 1 箇所整備します。 ③ 水辺資源の保全と活用 ○ 飛鳥川、米川はゴミ投棄の防止、河川空間の清掃、市民の河川愛護意識の啓発、環境 保全向上対策事業などによる水環境の保全、浄化・美化を推進します。 ○ 飛鳥川、米川などの水辺環境はできる限り多自然な環境を創出し、四季の風景が感じ られ、水辺と身近にふれあえる憩いの空間形成を図るとともに、桜並木の植樹や河川 環境整備を図り、うるおいのある町並み景観の形成を推進します。 ○ 今井町と藤原宮跡を連絡する飛鳥川沿岸はサイクリングロードや歩行者ネットワーク の整備を推進します。 ○ 地域内に残るため池は、農業用水利施設としての機能だけではなく、鳥類などの野生 生物の生息地・休憩地、移動の中継地などとなるビオトープの拠点として、施設管理 者や国・奈良県など関係機関との調整を図りつつ、多面的な機能に留意したため池の 保全を図ります。
④ 農地や森林などの保全と活用 ○ 農業の持続的発展と多面的機能の健全な発揮を目指し、逐次ほ場整備やため池、水路、 農道などの土地基盤整備を行うなど、関係機関の協力のもと農地の集団化・連担化や 生産性の向上を図り、効率的・安定的な農業構造の確立を図るとともに、農業が本来 有する自然循環機能の維持を図ります。 ○ 本市の風景の基盤である郊外の田園風景は、大和三山などの丘陵地と一体的となる景 観・風景としての保全を図ります。 ○ 市街地外周部などの一団の農地は、まばらな転用などによる田園景観の悪化を防ぎ、 大都市近郊にふさわしい農業生産環境の保全、機能増進に努め、歴史的風土の背景と なる豊かな広がりを持った田園景観を維持します。 ○ 香久山公園周辺は自然とのふれあい拠点として位置づけ、「虫いっぱいの里山づくり事 業」により市民団体や近隣の行政・企業などとも連絡・連携し、今後とも森林や河川 などの周辺に存在する自然環境を活かしたレクリエーション機能の充実を図ります。 ○ 香久山墓園の計画的造成を推進するとともに、永代供養墓(合葬式墓地)の新規築造 の検討を進めます。 ○ 地域内に残る社寺境内地の樹木・樹林地やランドマークとなる巨樹・巨木は、地域の 景観にアクセントを与える要素として機能を担うものであり、地域住民の協力や公的 な管理を検討しつつ、適切な保全に努めます。
48 目標3.豊かな自然・歴史に囲まれた工業流通機能の向上を目指します ① 工業流通機能の立地誘導 ○ 国道 165 号沿道の工業系用途地域においては、工業流通系市街地として環境の悪化を もたらす恐れのない産業機能の立地誘導を図るとともに、既存の地場産業と住環境の 調和を図ります。 ○ 工業地周辺は、周囲からの遮蔽、騒音・振動などの緩和、火災の延焼防止などを意識 した樹種を検討するなど、周辺環境・景観との調和と融合に配慮した緑化を誘導しま す。 ② 沿道サービス機能の立地誘導 ○ 国道 165 号沿道は周辺の住宅地環境との調和を図りながら、都市の公共公益施設や業 務施設、商業サービス施設などの立地を誘導します。 ③ 幹線道路などの整備 ○ 広域幹線道路である国道 165 号の未整備区間の早期整備促進を関係機関に働きかけま す。 ○ 香久山駅へのアプローチ道路の整備を図り、地域内の良好なアクセス機能の強化を図 ります。
4)東部地域の整備方針図
土地利用及び都市施設整備方針50 公園・緑地などの整備及び環境・景観形成の方針
(4)北部地域のまちづくり方針
1)北部地域の概要
《地域の位置づけ》 国道 24 号、中和幹線、京奈和自動車道の整備により自動車交通の結節点となることから製 造業・流通業などの立地が見込まれている地域です。 《地域の概要》 交通結節点としての利点を活かした橿原市の産業拠点 京奈和自動車道及び国道 24 号が交差する(仮)橿原大和高田インターチェンジが整備され ることになっており、インターチェンジ周辺の空間地の流通系用途などへの土地利用転換が みこまれています。また、国道 24 号の北部沿道は中和幹線の整備により自動車交通の結節点 となることから産業機能の立地が見込まれています。 しかし、国道 24 号の北部沿道及び国道 166 号沿道とも準工業地域が指定されていますが、 産業機能の立地はほとんど定着していません。 自然、歴史文化的景観が一体的に保全 地域の南東部には大和三山のひとつとして知られ、歴史的風土特別保存地区に指定されてい る耳成山があり、その周辺は歴史的風土保存区域(2 種)に指定され、一体的な保全が図られ ています。 交通の利便性が低い市街地 鉄道駅は、新ノ口駅、真菅駅などがありますが、地域全体としては自動車交通に依存してい る状況であるが、バスも運行されていない地区もあります。 国道 24 号の交通量が多く慢性的に混雑しています。 住工混在などにより安全性が懸念される居住環境 住宅と工場の混在が見られ、生活道路が不足し、消火活動が困難な区域が多く見られること から、災害時の安全性が懸念されています。また、地域には狭隘な道路が多く、狭小過密住 宅地が市内で最も集中しており、災害時の安全性が懸念されています。52 地域の歴史・文化・伝統等の地域資源 を活かした観光振興 定住人口増加を促す魅力ある住宅地 の整備や住宅の供給 市街地における生活環境(道路、公 園、下水道整備など)の向上 地震などの災害に強いまちづくり 各駅周辺に立地する既存商店街の活 性化 郊外部の主要な幹線道路沿道におけ る商業施設の誘致 地域内を結ぶ幹線道路や公共交通の 充実 歴史性のある街並みや自然環境を活 かした美しい景観づくり 八木駅周辺など中心市街地における 市街地整備と活性化 京奈和自動車道や南阪奈道路などの 広域交通網を活かした企業誘致 44.4% 48.2% 14.0% 13.2% 39.7% 29.6% 9.3% 28.0% 24.1% 35.8% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 全 体 北部地域 《住民アンケートの概要》 北部地域では、「様々な企業・会社が立地し、働く場所が身近にある」「歩道や駅周辺、公共 施設などでバリアフリー化が進んでいる」「生活道路や歩道が整備され、歩行者が歩きやすい」 に対して満足度が低くなっています。 都市整備に関して重点を置くべき取り組みでの設問については全体と同様の傾向であり、 「市街地における生活環境(道路、公園、下水道整備など)の向上」「地震などの災害に強い まちづくり」がいずれも 4 割を超えていることから基盤整備への要望が高くなっています。 また、土地利用に関する質問においては、多地区で緑が多い閑静な一戸建て住宅のニーズが 高くなっている半面、企業の進出促進のニーズも高くなっています。 分野別では、道路交通で「歩行者専用道路や自転車専用道路を整備する」が多地区で、「駅 周辺の整備を行い、徒歩、自転車、自動車などによるアクセスをしやすくする」が真菅地区 で全体と比較して高くなっています。自然環境、景観においては、「田畑や農地を残し、田園 風景を守っていく」がいずれも高く、特に真菅地区では、「川などの水辺と身近にふれあえる 機会を充実する」が全体と比較して高くなっています。 都市整備に関して重点を置くべき取り組み
2)北部地域の将来像
北部地域は、広域交通の結節点という利便性を活かすとともに、豊かな歴史や自然資源を活 かして、工業流通関係機能の強化をさらに高めるまちづくりを目指します。そのため、北部 地域のテーマと目標を以下のように定めます。 《テーマ》豊かな自然に囲まれた職住近接のまちづくり
《目 標》 目標1.広域結節点を活かした工業流通拠点の形成を目指します 目標2.耳成山の環境、田園と調和した良好な住環境の形成を目指します 目標3.良好な自然を活かした公園緑地・歩行者ネットワークの形成を目指します54
3)北部地域のまちづくりの方針
目標1.広域結節点を活かした工業流通拠点の形成を目指します ① 工業系土地利用の適正な誘導 ○ (仮称)橿原・大和高田インターチェンジ周辺、国道 24 号、165 号、166 号沿道は、 工業流通系市街地として位置づけ、環境に配慮した工業系の企業立地誘導を図るとと もに、既存の地場産業と住環境の調和を図ります。 ○ 京奈和自動車道、南阪奈道路などの広域交通網を活かし、(仮称)新堂地区土地区画整 理事業によって新たな企業用地の確保を図ります。 ○ 新規に整備される広域幹線道路沿道においては、市街化区域の拡大指定により、適正 な工業流通系土地利用の誘導を図ります。 ② 工業流通拠点を支える総合的な交通網の形成 ○ 広域幹線道路は工業流通拠点を支える重要な道路として、未整備区間の整備促進に努 めます。 目標2.耳成山の環境、田園と調和した良好な住環境の形成を目指します ① 良好な市街地環境・景観の整備 ○ 国道 24 号、165 号、166 号、中和幹線、奈良橿原線沿道は、周辺住宅地環境との調和 を図りながら、公共公益施設や業務施設、商業・サービス施設の立地を誘導します。 ○ 新ノ口駅、耳成駅、真菅駅周辺は、駅などに至る道路の拡充整備を推進するとともに、 それに連動して沿道の商店街の更新整備を誘導するなど近隣性の商業地としての機能 の向上を図ります。 ○ 耳成山の東側は、低密度住宅ゾーンとして地区計画制度などの活用により歴史・自然 環境と調和した橿原市らしい優良な住宅地の形成を誘導します。 ○ 住宅と工場の混在が見られ、生活道路が不足し、消火活動が困難な区域が多いことか ら、面的整備を進め、狭隘道路の改善を図るとともに、住宅の共同建替などによる安 全な市街地の形成の誘導など大規模開発を活用した防災拠点の形成を図ります。 ○ 緑化重点地区では、緑化、オープンスペースの創出などに配慮しつつ、快適で賑わい のある都市景観の創出と市街地における建築群の調和したデザインによるまとまりあ る質の高い景観の形成を図ります。 ○ 広域幹線道路である国道 24 号、奈良橿原線、中和幹線は、大気汚染や騒音などの環境 負荷を軽減させる連続性のある緑として、街路樹や緩衝緑地の維持・保全を行い、快 適な歩行空間の創出を図ります。② 安全で良好な都市基盤の整備 ○ 地区レベルの生活拠点や鉄道駅を連絡する道路の整備を図ります。 ○ 密集市街地の近傍や東竹田地区に避難場所などの一定の防災機能を持つ公園緑地(近 隣公園)の整備を幹線道路整備との連動を考え検討します。 ○ 平常時の防災拠点であるとともに、非常時の防災拠点(橿原運動公園)の補完機能を 有する(仮称)橿原市地域防災センターの整備を図ります。 ③ 市街地を取り囲む自然景観の維持・保全 ○ 農業の持続的発展と多面的機能の健全な発揮を目指し、逐次ほ場整備やため池、水路、 農道などの土地基盤整備を行うなど、関係機関の協力のもと農地の集団化・連担化や 生産性の向上を図り、効率的・安定的な農業構造の確立を図るとともに、農業が本来 有する自然循環機能の維持を図ります。 ○ 市街地外周部などの一団の農地は、まばらな転用などによる田園景観の悪化を防ぎ、 大都市近郊にふさわしい農業生産環境の保全、機能増進に努め、歴史的風土の背景と なる豊かな広がりを持った土地利用を維持します。 ○ 市街地の農地は農業生産の場として、また環境保全や騒音・大気汚染、災害時におけ る避難地など様々な役割を担う貴重なオープンスペースとして、生産緑地法に基づき 適切な保全に努めるとともに、状況に応じて公共用地としての活用を検討します。 ○ 大和三山のひとつであり良好な自然景観を有している耳成山は、各種風致地区におけ る風致保全の方針を尊重し、古来より親しまれてきた名勝としての山容の維持を図る ため、植生の維持や散策路などの景観形成を推進します。 ○ 周辺部の歴史的農村集落や田園環境と合わせて良好な環境・景観を保全するとともに、 市民の憩いの場として歴史・自然環境を保全・活用します。 ④ 社寺や田園とともに残る歴史的な集落景観の維持保全 ○ 市街地内に残された一団の農村集落は、防災性や生活道路や下排水路などの生活基盤 の整備により居住環境水準の向上を図るとともに、定住環境の維持・増進を図ります。 ○ 歴史的な風情を残す環濠集落では、住民協働のもと、それぞれの地域特性や課題を踏 まえつつ、歴史的な環境・景観の保全と活用を検討します。 ○ 地域内に残る社寺境内地の樹木・樹林地やランドマークとなる巨樹・巨木は、地域の 景観にアクセントを与える要素として機能を担うものであり、地域住民の協力や公的 な管理を検討しつつ、適切な保全に努めます。
56 目標3.良好な自然を活かした公園緑地・歩行者ネットワークの形成を目指します ① 河川などを活かした歩行者ネットワークの形成 ○ 曽我川、飛鳥川はサイクリングロードや歩行者ネットワークの整備を推進し、南北方 向の軸を強化するとともに、歴史資源とを結ぶ歩行者系ネットワークを形成します。 ○ 歩行者ネットワークルート上には、わかりやすい案内板やサインの設置により、市民 及び来訪者が歩いて楽しく回遊できるような整備を検討します。 ○ 水辺環境はできる限り多自然な環境を創出し、四季の風景が感じられ、水辺と身近に ふれあえる憩いの空間形成を図り、うるおいのある町並み景観の形成を推進します。 ② 良好な水辺の保全・活用 ○ 地域内に残る中池などのため池は、農業用水利施設としての機能だけではなく、鳥類 などの野生生物の生息地・休憩地、移動の中継地などとなるビオトープの拠点として、 施設管理者や国・奈良県など関係機関との調整を図りつつ、多面的な機能に留意した ため池の保全を図ります。 ○ 曽我川、高取川、飛鳥川、米川、寺川はゴミ投棄の防止、河川空間の清掃、市民の河 川愛護意識の啓発、環境保全向上対策事業などによる水環境の保全、浄化・美化を推 進します。 ③ 多様な公園・緑地の形成 ○ 曽我川緑地は、今後とも森林や河川などの周辺に存在する自然環境を活かした自然と のふれあい拠点として保全を図ります。 ○ 現在地域に不足しているスポーツ・レクリエーション機能を持つ公園緑地(地区公園 レベル)の整備を検討します。 ○ 良好な田園景観を活かし、農業者以外の者が野菜や花などを栽培して、自然に触れ合 うとともに、農業に対する理解を深めることができる市民農園などの整備を推進しま す。
4)北部地域の整備方針図
土地利用及び都市施設整備方針58 公園・緑地などの整備及び環境・景観形成の方針
(5)南部地域のまちづくり方針
1)南部地域の概要
《地域の位置づけ》 商業・業務機能などが集中する本市のサブ拠点としての役割を担っており、橿原神宮など歴 史的資源が豊かな自然環境の中に点在する地域である半面、ニュータウンの開発が進められ てきた地域です。 《地域の概要》 都市機能の集積する橿原市のサブ拠点核 橿原神宮前駅はサブ拠点核を形成しているとともに、畝傍御陵前駅は広域拠点を結ぶ都市軸 上に位置し、商業施設や公共施設などが集積しています。 歴史的資源が豊かな自然環境の中に点在 貝吹山景観保全地区や明日香風致地区、大和三山のひとつであり歴史的風土特別保存地区で ある畝傍山などの優れた自然景観を背景に、丸山古墳をはじめとした古代の歴史資源が点在 しています。 また、高取川や点在するため池などの豊かな水辺環境を有しています。 計画的に開発された住宅地 菖蒲町、五条野町、白橿町は計画的に開発された住宅地が拡がっています。 しかし、地域北部では基盤が未整備のまま住宅開発が行われた結果、スプロール化した市街 地が広がっています。 脆弱な交通網 主要幹線道路の整備が遅れていることから、都市計画道路八木見瀬線の混雑が問題となって います。 また、計画的に開発された市街地以外では、バスルートが不足しています。60 《住民アンケートの概要》 南部地域では、「様々な企業・会社が立地し、働く場所が身近にある」「防災対策や防災体制 が充実し、安心して暮らせる」に対して満足度が低くなっています。 都市整備に関して重点を置くべき取り組みでの設問については全体と同様の傾向であり、 「地震などの災害に強いまちづくり」が 4 割を超えていることから安全・安心への要望が高 くなっています。 土地利用に関する質問においては、白橿地区で「豊かな自然環境と調和したのどかな住宅地 域」が 8 割を超えている反面、商業地としては「その他の鉄道駅周辺などの既存商店を活性 化する」のニーズが高くなっていることから橿原神宮前駅周辺の活性化が望まれていること が伺えます。 分野別では、道路交通で「歩道を整備したり、段差をなくす」「駅や公共施設などを利用し やすくするためのバス交通の便をよくする」が、公園緑地では「既存の公園を利用しやすく 改善し、利用促進を図る」が白橿地区で全体と比較して高くなっています。自然環境、景観 においては、「山や丘陵などの自然環境・景観を残す」がいずれも高くなっています。 都市整備に関して重点を置くべき取り組み 市街地における生活環境(道路、公 園、下水道整備など)の向上 地震などの災害に強いまちづくり 地域内を結ぶ幹線道路や公共交通の 充実 歴史性のある街並みや自然環境を活 かした美しい景観づくり 地域の歴史・文化・伝統等の地域資源 を活かした観光振興 定住人口増加を促す魅力ある住宅地 の整備や住宅の供給 八木駅周辺など中心市街地における 市街地整備と活性化 京奈和自動車道や南阪奈道路などの 広域交通網を活かした企業誘致 各駅周辺に立地する既存商店街の活 性化 郊外部の主要な幹線道路沿道におけ る商業施設の誘致 22.1% 18.6% 42.9% 38.1% 37.2% 32.5% 10.0% 24.7% 22.5% 22.1% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 全 体 南部地域
2)南部地域の将来像
南部地域は、橿原神宮や史跡植山古墳・丸山古墳・菖蒲池古墳などの歴史文化的資源を有す るとともに、住宅団地として整備された良好な住宅地として、また、商業・業務・行政機能 の集積を活かしたまちづくりを目指します。そのため、南部地域のテーマと目標を以下のよ うに定めます。 《テーマ》豊かな自然・歴史を背景にした住みやすいまちづくり
《目 標》 目標1.橿原市の広域拠点としてふさわしい都市機能の形成を目指します 目標2.既存の住宅地の良好な生活環境の保全を目指します 目標3.豊かな自然・歴史の保全・活用を目指します62
3)南部地域のまちづくりの方針
目標1.橿原市の広域拠点としてふさわしい都市機能の形成を目指します ① 橿原神宮前駅周辺における魅力ある広域拠点の形成 ○ 橿原神宮前駅周辺地区は、基盤整備と連動して建物の共同化・不燃化を伴う優良な居 住環境の整備を進めるとともに、既存の商業・サービス機能の再編・活性化や賑わい と交流あふれる拠点づくりなど土地の高度利用を図ります。 ○ 畝傍御陵前駅北側の公共施設の集積している地区では、周辺住宅地環境との調和を図 りながら、広域的な商業・サービス施設の立地誘導を図ります。 ② 広域拠点を支える総合的な交通網の形成 ○ 広域拠点駅に位置づけられる橿原神宮前駅周辺は、駅アプローチ道路の整備や人に優 しい歩行空間の整備を図るとともに、駐車場案内システムの導入を検討するなど交通 結節点機能を強化します。 ○ 岡寺駅周辺において、民間と公共の連携による駐輪場の整備に努めます。 ○ 広域幹線道路である国道 169 号の未整備区間の早期整備促進を関係機関に働きかけま す。 ○ 広域的な商業・業務拠点を形成する地区においては、バイパス機能をもつ都市計画道 路の整備により都心環状道路を形成し、地区内の通過交通を排除します。 ○ 大和八木駅から市役所、かしはら万葉ホール、県立医科大学などの公共公益施設が集 積している都市シビック拠点においては、安全性にも配慮した快適で魅力ある歩行者 ルートの整備を関係機関に働きかけます。 ③ 広域拠点にふさわしい都市景観の形成 ○ オープンスペースの創出など橿原市の玄関・中心地としてふさわしい賑わいと特色の ある市街地景観の創造、再生を市街地整備に併せ一体的・連続的に展開します。 ○ 橿原神宮の参道の性格(中央口)、田園風景・飛鳥観光ルート入り口の性格(東口)、 住宅地入り口の性格(西口)など、それぞれの特性を捉えた景観形成を進めます。 ○ 都市計画道路橿原神宮参道線は橿原市の 2 大拠点を結ぶ道路として、緑化を進め、良 好な都市景観の形成を図ります。目標2.既存の住宅地の良好な生活環境の保全を目指します ① 計画的に整備された良好な住宅地の保全 ○ 良好な低層戸建住宅がまとまって立地する五条野町、白橿町などは、地区計画制度な どの活用により、歴史・自然環境と調和した橿原市らしい優良な環境を有する住宅地 として生活環境の維持・保全を図ります。 ○ 整備時期の古い住宅地においては、建ぺい率・容積率などの緩和による二世帯住宅や 高齢化に対応したバリアフリー化などの住宅の建て替え、空き家などを活用した住み 替えや再利用の促進など、多様な居住者に対応した住宅の立地・確保の検討を図りま す。 ○ 計画的住宅地として開発されてきた地区は、橿原市景観条例に位置づけられている景 観形成推進地区の指定に向けた取り組みを行い、敷地内の緑の保全や敷地の細分化の 防止などにより、住宅地・生活環境としての落ち着いた良好な住宅地環境の整備を誘 導します。また、地区計画の制度導入などをあわせて検討します。 ○ 畝傍御陵前駅や岡寺駅、橿原神宮西口駅周辺は、駅などに至る道路の拡充整備を推進 するとともに、それに連動して沿道の商店街の更新整備を誘導するなど近隣性の商業 地としての機能の向上を図ります。 ○ 国道 169 号沿いは、周辺住宅地環境との調和を図りながら、公共公益施設や業務施設、 商業・サービス施設の立地を誘導します。 ② 水辺資源の保全と活用 ○ 飛鳥川、高取川はゴミ投棄の防止、河川空間の清掃、市民の河川愛護意識の啓発、環 境保全向上対策事業などによる水環境の保全、浄化・美化を推進します。 ○ 飛鳥川や高取川などの水辺環境はできる限り多自然な環境を創出し、四季の風景が感 じられ、水辺と身近にふれあえる憩いの空間形成を図り、うるおいのある町並み景観 の形成を推進します。 ○ 地域内に残るため池は、農業用水利施設としての機能だけではなく、鳥類などの野生 生物の生息地・休憩地、移動の中継地などとなるビオトープの拠点として、施設管理 者や国・奈良県など関係機関との調整を図りつつ、多面的な機能に留意したため池の 保全を図ります。 ③ 公園の整備充実 ○ 橿原公苑は都市レベルのスポーツ・レクリエーション拠点にふさわしい施設の充実を 図ります。 ○ 誘致圏や整備水準などに応じた住区基幹公園の適正な配置に努め、将来に向けて地区 公園を 1 箇所整備します。
64 ④ 住宅地を支える交通網の整備 ○ 都心環状道路を形成する都市計画道路の整備を推進します。 ○ 市街地防災性の向上と農村集落の利便性向上を図るため、条里制区画を形成する道路 を活用しながら主要生活道路網を整備拡充します。 ○ 集落内・市街地内を移動するための補助幹線道路として、生活密着型の多種多様な要 素を有する狭隘な道路は地域のニーズに合わせた整備を推進します。 目標3.豊かな自然・歴史の保全・活用を目指します ① 市街地の周辺に点在する歴史的な農村集落や古墳群などの環境保全 ○ 古くからの歴史的な農村集落は、防災性や生活道路や下排水路などの生活基盤の整備 により居住環境水準の向上と農村集落の環境・景観の保全に努めるとともに、定住環 境の維持・増進を図ります。 ○ 歴史文化遺産を保全継承する歴史文化の拠点である本薬師寺跡、丸山古墳、植山古墳 及び菖蒲池古墳などは、歴史的景観の維持保全に努めるとともに、市民の学習、広域 的な交流の場として整備を図ります。 ○ 史跡植山古墳・丸山古墳・菖蒲池古墳は史跡地内の民有地の公有化を図り、公有化が 終わり次第史跡公園としてその保存と整備を進めます。 ○ 主要な史跡、町並みの周辺において駐車場・駐輪場の整備を検討します。 ○ 地域内に残る社寺境内地の樹木・樹林地やランドマークとなる巨樹・巨木は、地域の 景観にアクセントを与える要素として機能を担うものであり、地域住民の協力や公的 な管理を検討しつつ、適切な保全に努めます。 ② 快適な歩行者ネットワークの形成 ○ 橿原神宮前駅及び岡寺駅などの鉄道各駅を起点として、畝傍山、貝吹山、飛鳥などの 周辺にある観光資源などを結ぶ安全で快適な歩行者ネットワークを確保し、広域的な 観光ルートである「歴史街道」と一体性を持たせるため、市内に点在する古墳・史跡・ 歴史的町並みを体系的に連絡する歩道、サイクリング道路などの整備を推進します。 ○ 歩行者ネットワークルート上には、わかりやすい案内板やサインの設置により、市民 及び来訪者が歩いて楽しく回遊できるような整備を検討します。 ○ 国道 24 号、165 号は、街路樹や緩衝緑地を創出し、大気汚染・騒音などの環境負荷の 軽減や連続性のある都市景観の形成に資する緑の軸の創出を図ります。 ③ 豊かな自然環境の保全 ○ 市街地の農地は農業生産の場として、また環境保全や騒音・大気汚染、災害時におけ る避難地など様々な役割を担う貴重なオープンスペースとして、生産緑地法に基づき 適切な保全に努めるとともに、状況に応じて公共用地としての活用を検討します。
○ 農業の持続的発展と多面的機能の健全な発揮を目指し、逐次ほ場整備やため池、水路、 農道などの土地基盤整備を行うなど、関係機関の協力のもと農地の集団化・連担化や 生産性の向上を図り、効率的・安定的な農業構造の確立を図るとともに、農業が本来 有する自然循環機能の維持を図ります。 ○ 法規制によって守られている貝吹山、明日香風致地区は周辺部の農村集落や田園環境 と合わせて良好な環境・景観の保全を図ります。 ○ 「大和三山景観エリア」における藤原宮跡などの主要な眺望点における眺望・景観の 確保に配慮し、低密度な土地利用を誘導します。
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4)南部地域の整備方針図
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(6)西部地域のまちづくり方針
1)西部地域の概要
《地域の位置づけ》 貝吹山をはじめとした自然的資源、新沢千塚古墳群をはじめとした歴史的資源に恵まれ、ま た、良好な田園景観も広がる自然豊かな地域です。 《地域の概要》 豊かな自然環境と歴史文化的資源が豊富 地区のほとんどは農地や樹林地となっており、西側の山地は、貝吹山景観保全地区として、 また、大和三山のひとつである畝傍山周辺は歴史的風土保存区域として保全されています。 新沢千塚古墳群や神武天皇陵、橿原神宮、宣化天皇陵、安寧天皇陵などの歴史的資源が地域 に点在しています。 歴史ある農村集落と優良な農地景観 曽我川沿川や貝吹山など山麓の自然環境と調和した歴史ある農村集落が広がり、優良な農地 景観を形成しています。 既存住宅団地の良好な居住環境 県営橿原団地は良好な居住環境が整備されています。 高速道路インターチェンジ周辺地区としての都市基盤整備 京奈和自動車道の沿道となり、南西部にインターチェンジが整備されることから、虫食い状 に住宅開発が起こっており、農用地指定が解除されている部分も多くなってきています。地域の歴史・文化・伝統等の地域資源 を活かした観光振興 定住人口増加を促す魅力ある住宅地 の整備や住宅の供給 市街地における生活環境(道路、公 園、下水道整備など)の向上 地震などの災害に強いまちづくり 各駅周辺に立地する既存商店街の活 性化 郊外部の主要な幹線道路沿道におけ る商業施設の誘致 地域内を結ぶ幹線道路や公共交通の 充実 歴史性のある街並みや自然環境を活 かした美しい景観づくり 八木駅周辺など中心市街地における 市街地整備と活性化 京奈和自動車道や南阪奈道路などの 広域交通網を活かした企業誘致 41.1% 52.7% 21.9% 14.4% 31.5% 37.7% 13.0% 19.2% 27.4% 15.1% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 全 体 西部地域 《住民アンケートの概要》 西部地域では、「歩道や駅周辺、公共施設などでバリアフリー化が進んでいる」に対して満 足度が低くなっています。 都市整備に関して重点を置くべき取り組みでの設問については全体と同様の傾向であり、 「市街地における生活環境(道路、公園、下水道整備など)の向上」が約 5 割であることか ら基盤整備への要望が高くなっています。 土地利用に関する質問においては、「豊かな自然環境と調和したのどかな住宅地域」が特に 新沢地区で 8 割を超えている反面、商業地としては「幹線道路沿いに郊外型の商業施設を立 地していく」のニーズが高くなっています。 分野別では、道路交通で「家のまわりの身近な生活道路を広げる」が金橋地区で、公園緑地 では「既存の公園を利用しやすく改善し、利用促進を図る」が金橋地区で全体と比較して高 くなっています。自然環境、景観においては、「山や丘陵などの自然環境・景観を残す」がい ずれも高くなっています。 都市整備に関して重点を置くべき取り組み
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2)西部地域の将来像
西部地域は、畝傍山、貝吹山などの豊かな自然環境とその自然の中に点在する歴史的資源を 活かしたまちづくりを目指します。そのため、西部地域のテーマと目標を以下のように定め ます。 《テーマ》豊かな自然・歴史的環境を守り育てるまちづくり
《目 標》 目標1.豊かな自然・歴史的環境の保全・活用を目指します 目標2.優れた自然環境を有する農村集落環境の整備を目指します 目標3.市街地の環境改善と高速道路を活かした新たな産業施設の誘致を目指します3)西部地域のまちづくりの方針
目標1.豊かな自然・歴史的環境の保全・活用を目指します ① 豊かな山林資源の保全・活用 ○ 市街地を取り囲む大和三山や法規制によって守られている貝吹山は、周辺部の農村集 落や田園環境と合わせて良好な環境・景観の保全に努めるとともに、市民の憩いの場 として活用します。 ○ 大和三山である畝傍山は、各種風致地区における風致保全の方針を尊重し、古来より 親しまれてきた名勝としての山容の維持を図るため、植生の維持や散策路などの景観 形成を推進します。 ○ 大和三山や貝吹山などの歴史的資源と一体となった緑地は、公有地化と風致地区、景 観保全地区の運用などにより環境保全を図るとともに、大和三山などの眺望の場、休 憩の場、案内情報の場となる広場・公園の配置整備を推進します。 ② 古墳群などの歴史的資源の保全・活用 ○ 「奈良県自然環境保全条例」において示されている新沢千塚を中心とした古墳群並び に貝吹山を主峰とする森林及び丘陵地の保全を図ります。 ○ 橿原神宮は、歴史的景観の維持保全に努めるとともに、市民の学習、広域的な交流の 場として整備を図ります。 ○ 奈良県指定史跡の小谷古墳、岩船は、適正な維持・管理により保護・保存に努めます。 ○ 地域内に残る社寺境内地の樹木・樹林地やランドマークとなる巨樹・巨木は、地域の 景観にアクセントを与える要素として機能を担うものであり、地域住民の協力や公的 な管理を検討しつつ、適切な保全に努めます。 ③ 快適な歩行者ネットワークの形成 ○ 都市計画道路橿原神宮参道線は橿原市の 2 大拠点を結ぶ道路として、緑化を進め、良 好な都市景観の形成を図ります。 ○ 曽我川は、市民の憩いの場としての機能の向上に努めるとともに、河川沿いを活かし たサイクリング道路や歩行者が安全に安心して歩くことができる歩行者道の整備を図 ります。 ○ 駅から周辺にある観光資源などを結ぶ安全で快適な歩行者ネットワークを確保し、広 域的な観光ルートである「歴史街道」と一体性を持たせるため、市内に点在する古墳・ 史跡・歴史的町並みを体系的に連絡する歩道、サイクリング道路などの整備を推進し ます。 ○ 歩行者ネットワークルート上には、わかりやすい案内板やサインの設置により、市民72 目標2.優れた自然環境を有する農村集落環境の整備を目指します ① 良好な集落環境の形成 ○ 一団の集落や農地などは、防災性や生活道路や下排水路などの生活基盤の整備により 居住環境水準の向上と農村集落の環境・景観の保全に努めるとともに、定住環境の維 持・増進を図ります。 ○ 農村集落と一体的な農地などについては、農業の持続的発展と多面的機能の健全な発 揮を目指し、逐次ほ場整備やため池、水路、農道などの土地基盤整備を行うなど、関 係機関の協力のもと農地の集団化・連担化や生産性の向上を図り、効率的・安定的な 農業構造の確立を図るとともに、農業が本来有する自然循環機能の維持を図ります。 ○ 歴史的な風情を残す環濠集落では、住民協働のもと、それぞれの地域特性や課題を踏 まえつつ、歴史的な環境・景観の保全と活用を検討していきます。 ② 水辺資源の保全と活用 ○ 曽我川、高取川や深田池、鳥屋池などの水辺環境はできる限り多自然な環境を創出し、 四季の風景が感じられ、水辺と身近にふれあえる憩いの空間形成を図り、うるおいの ある町並み景観の形成を推進します。 ○ 地域内に残る深田池などのため池は、農業用水利施設としての機能だけではなく、鳥 類などの野生生物の生息地・休憩地、移動の中継地などとなるビオトープの拠点とし て、施設管理者や国・奈良県など関係機関との調整を図りつつ、多面的な機能に留意 したため池の保全を図ります。 ③ 健康づくりや子育てに寄与する都市空間の形成や環境の整備 ○ ごみ焼却処理施設から発生する豊かな熱エネルギーの利用と新沢千塚古墳群の自然豊 かな空間を利用して『市民の自主的な健康づくりの支援、自発的かつ自主的な生涯学 習の普及支援、地域世代間交流を深める機会を創出する拠点』として、新沢千塚古墳 群を含めたごみ焼却処理施設周辺の整備を図ります。 目標3.市街地の環境改善と高速道路を活かした新たな産業施設の誘致を目指します ① 市街地における居住環境の向上 ○ 一部の消火活動困難地区や市街地縁辺部で道路が貧弱な狭小過密住宅では、面的整備 の実施により、区画道路・地先道路の面的整備を進め、狭隘道路の改善を図るととも に、防災拠点の形成を図ります。 ○ 住工が混在している地域では、用途の純化を図るなど市街地環境の向上を図ります。
○ 県営橿原団地など既に良好な住宅環境が形成されている地区では、地区計画制度など の活用により、住環境の維持・保全を図ります。 ② 新たな産業施設の誘致検討 ○ 高規格道路である京奈和自動車道路の未整備区間の早期整備促進を関係機関に働きか けるとともに、(仮)橿原大和高田インターチェンジ及び(仮)橿原南御所インターチ ェンジの整備を推進します。 ○ 将来の京奈和自動車道の整備の整備効果を活かし、本市の産業基盤の強化を図る拠点 として、周辺地域との環境調和に十分留意しつつ、産業施設の立地誘導の検討を図り ます。 ③ 交通網の整備 ○ 広域幹線道路である都市計画道路橿原御所線、橿原高取線の未整備区間の早期整備促 進を関係機関に働きかけます。 ○ 都市拠点と市内各地区、近隣市町村とを連絡する都市計画道路の未整備区間の整備を 推進します。 ○ 地域住民の身近な交通手段を確保するため、コミュニティバスの運行など利用者など の要望・意見を受け止め、改善を行いながらバスを利用しやすい環境づくりを図りま す。 ④ 公園の充実化 ○ 橿原運動公園は都市レベルのスポーツ・レクリエーション拠点と位置づけ、施設の充 実を図るとともに、未供用箇所の早期整備を推進するなど、広域避難地として避難地、 臨時へリポートなどの防災機能の更なる充実を図ります。 ○ 誘致圏や整備水準などに応じた住区基幹公園の適正な配置に努め、将来に向けて地区 公園を 1 箇所整備します。
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