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Academic year: 2021

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(1)

Android端末間の

アドホックネットワークの構築

N11-040 坂本浩基

(2)

背景

l

アドホックネットワーク

…通信キャリアに頼らず構

(3)

背景

l

アドホックモード

…アクセスポイントを介さずに端末同士が直

接通信を行うモードのこと。

l

マルチホップ

…端末同士が他の端末を経由することでより広

範囲の端末との通信を可能にする技術。

マルチホップ通信

AP

(4)

4

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目的

l

PCやiPhoneでは利用できるアドホックモードだ

Androidでは利用出来ないので、今回

Androidで利用できる方法を検討した。

(5)

Androidに搭載されている端末通信方式

l

バージョン

4.0以降のAndroidでは『WifiDirect』

という端末通信方式がある。

 

アクセスポイントのようにネ

ットワークの中心として振

る舞い、アドホックモードと

同じように端末間のみで通

信を行うことができる。

AP

(6)

6

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アドホックモードと

WiFiDirectの違い

Ubiquitous Network System Lab.

WiFiDirect

アドホックモード

AP

WiFiDirectはAPのように振る舞う端末を中心としたネットワー

クで、端末同士を相互に通信して大規模なネットワークを構成

することができない。

(7)
(8)

提案した方式

Androidに相乗りさせる形でLinuxを動作

 させる。

AndroidのカスタムOSにアドホックモード

(9)

wpa_supplicantについて

l

Androidのライブラリ内にある無線LAN制御に使用しているソ

フトウェアである。このソフトウェアに

Googleが意図的に無線

LANの設定画面からアドホックネットワークに接続できないよ

うにしている。(例

:android 4.0.1)

アドホックモード(

IBSSモード)で

あれば、デバック情報を出力し

て以降の処理をスキップする

External/wpa_supplicant_8/wpa_supplicant/events.c

(10)

カスタム

OSを使用した方式

l

カスタム

OSとは、AndroidのオリジナルOSに

ユーザーが独自に改良を加えた

OSである。

カスタム

OSの一つであるcyanogenmodは

アドホック接続のパッチを提供しているので、

このパッチを使用してカーネル構築を行った。

(11)

Cyanogenmodのカーネル構築

PCにCyanogenmodのソースファイルをダウンロ-ドする。

②ネットワーク部分に変更を加えるパッチを用意する。

③パッチに記載されたファイルを抽出し、パッチを当てる。

④パッチを当てたファイルをソースファイルに戻し

  カーネル構築を行う。

⑤カーネル構築した

CyanogenmodをNexus7にインストール

する。

Cyanogenmodに提供されていたパッチは実験

で使用する

Nexus7のカーネル構造と一部違う

点があったので、パッチを当てる前に修正をし

なくてはならなかった。

(12)

12

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CyanogenmodのWiFi設定画面

Ubiquitous Network System Lab.

アドホックネットワークが見えるようになり、

作成も可能になった。

(13)

実験

•  使用機器

 

 

Asus  Nexus7  2013  flo(cyanogenmod)×1  

 

LinuxPC  ×2  

•  内容

 

PC2台とNexus7でのアドホックモードでの接続を

(14)

14

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実験 構成

Ubiquitous Network System Lab.

             Nexus7                                                                    PC1       PC2                                                                    

端末

MACアドレス

IPアドレス

Nexus7

ac:22:0b:a3:c2:da

192.168.1.5

PC1

e0:06:e6:68:e3:c1

192.168.1.1

PC2

e0:06:e6:68:da:19

192.168.1.2

(15)

結果

複数回検証した結果、いずれも接続済みと表示されたが

Pingを送受信できる場合とできない場合があった。

(16)

16

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結果

Ubiquitous Network System Lab.

接続成功時のルーティングテーブル

(17)

MAC制御フレームの調査

l

アドホックモードでの接続が不安定なためビーコ

ンフレームの

BSSIDを調べるために用いたのが

WireSharkである。WireSharkとは、高機能なパ

ケット取得ソフトである。これを用いて実験の環境

でアドホックモード設定時の

MAC制御フレームを

調査した。

端末

MACアドレス

Nexus7

ac:22:0b:a3:c2:da

PC1

e0:06:e6:68:e3:c1

PC2

e0:06:e6:68:da:19

(18)

18

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アドホック接続の仕組み

Ubiquitous Network System Lab.

AP

アクセスポイントを

利用するネットワーク

アドホックモード

BSSID=APのMACアドレス

BSSID=最初の端末が作成

BSSIDを共有

BSSIDを共有

(19)

アドホック接続の仕組み

ビーコンフレーム

(BSSID)

ビーコンフレーム

(BSSID)

ビーコンフレーム

(BSSID)

ビーコンフレームを

定期的に送信しあう

アドホックモードで接続しているなら同じ

BSSIDを共有している。

(20)

20

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調査結果

Ubiquitous Network System Lab.

Ne:赤 PC1:青 PC2:緑

Nexus7は、PCと同じ頻度で

ビーコンフレームが送信されている

(21)

MAC制御フレームの様子

Nexus7のビーコンフレーム

MACアドレス ac:22:0b:a3:c2:da

(22)

22

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MAC制御フレームの様子

Ubiquitous Network System Lab.

PC1、PC2のビーコンフレーム

MACアドレス e0:06:e6:68:e3:c1

BSSID 02:f4:55:fa:54:fa

MACアドレス e0:06:e6:68:da:19

(23)

方式①のまとめ

 

端末間で送受信されているビーコンフレーム内の

BSSIDは一致していたが、Pingが送受信できる

場合とできない場合がある。

この接続の不安定さを解決することで

Android

間のアドホックモードの利用がより確実になるの

で検討していく。

(24)

提案した方式

AndroidのカスタムOSにアドホックモード

接続可能なパッチを用いてカーネル構築をする

Androidに相乗りさせる形でLinuxを動作

(25)

iwconfigコマンドについて

• 

wireless-­‐toolsというツールで提供されているコマン

ド。

 

•  無線インターフェースの状態の確認や設定を行うこ

とができる。

 

• 

AndroidOSには実装されていない。  

Linux

Android

GUI

NetworkManager

wpa_supplicant

(26)

26

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nuOLSRv2について

•  マルチホップ通信に利用するルーティングソフト。

 

 

• 

AndroidのアプリケーションはすべてJava言語で

書かれているが、このソフトは

C言語で書かれて

いる為、そのままでは

AndroidOSで使用できな

い。

 

 

Androidへの移植が必要

Ubiquitous Network System Lab.

(27)

方式②の目的

通常の

Androidも使える状態でこれらを利用した

い。

 

そこで

 

•  アプリケーション等は

Androidのものをそのまま

利用

 

•  無線インターフェースの変更やルーティングソフ

トの動作等は追加した

Linuxで行う  

というものを目指した。

 

 

(28)

Android内でのLinuxOSの利用

Linux側からはAndroidのライブラリを経由する

ことなく

Linuxカーネルへとアクセスできる。

アプリケーション

GUI等

アプリケーション・フレームワーク

ライブラリ ランタイム

Linux

ライブラリ

Linuxカーネル

CPU

実線部分は

AndroidOSの部分、

点線部分が今回

追加する

Linuxの

部分である。

wpa_supplicant

wireless-tools

Androidの構成図

(29)

Debian-kit

• 

Debian環境を構築することができるツール。いく

つかのスクリプト等からなる。

 

• 

AndroidOS上に相乗りする形で動作をさせること

(30)

30

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Debian-kitの流れ

1.Debian-­‐kitをAndroid端末にダウンロードする。  

 

2.Android端末上でイメージファイルを作成  

 し、

loopデバイスとしてマウントする。  

 

3.bootdebスクリプトによってchrootが行われ、  

 

Debianの/ディレクトリはAndroidの/ディレクト  

  リと同じ場所になる。  

Ubiquitous Network System Lab.

(31)

Debian-kitの流れ

Androidの/ディレクトリ

Debianは、Debian-kitによってイン

ストールされたbootdebというスクリ

プトによってイメージファイルをマウ

ントすることで起動する。

(32)

32

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Debian-kitの流れ

Ubiquitous Network System Lab.

DebianはchrootでAndroid

の/ディレクトリを自らの/

ディレクトリとして認識

Debianは、/dev、/mnt、/

proc、/sysの4つのディレ

クトリは

Androidにあった

ものをそのまま使用する。

(33)

Debian-kitの流れ

/etc、/root、/sbinはAndroid側のものをリ

ネーム保存し、シンボリックリンクを作成、

Debian側のディレクトリにマージする。

リネームされた

/etc /root /sbinはそれぞれ

/.etc.debian-android

/.root.debian-android

/.sbin.debian-android

という

3つの隠しディレクトリとしてルートデ

ィレクトリに保存されている。

(34)

34

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実験

1

•  使用機器

 

 

Asus  Nexus7  2013  flo(Debianインストール済)×1  

•  内容

 

Nexus7にDebianをインストールし、Debian側から  

 

iwconfigコマンドを用いて無線インターフェース  

 をアドホックモードに変更できるかを確認した。

 

(35)

結果

iwconfigコマンドによって無線インターフェースへ

の変更が可能となった。

(36)

36

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実験

2

•  使用機器とソフトウェア

 

 

Asus  Nexus7  2013  flo(Debianインストール済)×1  

     LinuxPC    ×3  

 

4つ全てにnuOLSRv2をインストール  

•  内容

 

 

Nexus7とPC3台でアドホックネットワークを作成し、  

 

Android側でもそのネットワークを利用できるか  

 確認する。

(37)

実験

2 構成

(38)

38

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結果

Nexus7(Android側)のルーティングテーブル  

 

 

 

PC3のルーティングテーブル  

 

(39)

結果

マルチホップ通信

をしている

(40)

40

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Android側からの利用

Nexus7はPC1とPC3とはマルチホップで通信していること

が分かった為、

Android側からPingでの確認を行った。  

• 

Nexus7からPC1へのPing  

• 

Nexus7からPC3へのPing  

 

(41)

方式②のまとめ

•  実験

1の結果からAndroidの無線インターフェー

スのアドホックモードへの変更、実験

2の結果か

らアドホックネットワークの構築、

Androidでの利

用の

3つが可能となった。  

(42)

42

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全体のまとめ

Ubiquitous Network System Lab.

方式①

方式②

アドホックモード

への変更

1対1のPing通信

ルーティングソフトの動

マルチホップの

Ping通信

課題

上記のクリア

コマンドやルーティング

ソフトのみの移植

Androidでアドホックモードを利用するために、

2つの方式を検討した。

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