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刊行にあたって

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Academic year: 2021

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001 立命館大学国際平和ミュージアム紀要『立命館平和研究』は今号で 20 号となりまし た。発刊以来、20 年にわたって平和研究と平和博物館研究の現状を発信しつづけてき ました。 今号は巻頭特集として「アジアの平和創造のために博物館は何ができるのか」という テーマで、国際平和ミュージアムと連携している平和博物館の方々にご寄稿いただきま した。 現在、平和博物館あるいは博物館一般を取り巻く状況は必ずしも安泰ではありません。 平和博物館においては、戦争の記憶を伝える資料をいかに保存し、展示を通じて後世に 継承していくか、という課題を抱え、時代の経過とともに、体験者の減少や記憶の風化 といった問題への対処が迫られています。多くの平和博物館がそれぞれに事情を抱えな がら、強い意志と創意によって、どのような観点で、またどのような方法で、このよう な問題に取り組んでいるのか、ということが伝わる内容になっています。お忙しい中、 ご寄稿いただいた各館の皆さんにこの場を借りて御礼を申し上げます。 また、国際平和ミュージアム平和教育研究センターの研究プロジェクトのメンバーで ある大野光明氏、番匠健一氏が投稿された論文は戦後史における基地問題を取り上げた 重要な考察となっています。報告として掲載された永井均氏の論考は、平和教育研究セ ンター「メディア資料研究会」で当館所蔵の横山静雄資料についてご報告いただいた内 容です。今後も、平和教育研究センターではこのような研究を進め、戦後史研究、所蔵 資料の研究を充実させていきたいと考えています。 最後に、立命館慶祥中学校・高等学校教諭山口太一氏には、校内での平和学習実践に ついての報告をご投稿いただきました。立命館における一貫教育の中での平和教育につ いても、国際平和ミュージアムを通じて多くの方に共有していただけたら幸いです。

刊行にあたって

加 國 尚 志

立命館大学国際平和ミュージアム 平和教育研究センター副センター長

参照

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