『日本福祉大学社会福祉論集』第 142 号 2020 年 3 月 195 要 旨 2013 年度より開始された日本福祉大学社会福祉学部の「総合支援型実習」について, アンケートによりソーシャルワーク実習生の受けとめを整理,分析することで今後の実 習教育への示唆を得ることを目的とした. 2017 年度ソーシャルワーク実習におけるアンケート結果を,総合支援型実習の特徴 である実習プログラムとの類似性から「特定相談支援事業」と「特定相談支援事業以 外」での実習に分類し,2018 年度総合支援型のソーシャルワーク実習アンケート結果 と比較・分析した.「総合支援型実習」を行った学生が高い実習の満足度を示したのは, 「法人」として実習を受入れ,実習先でグループ・スーパービジョンを行っていること が影響していると考察した.また,「総合支援型」実習として意図された点のうち,「児 童・高齢・障害を問わず」活躍するソーシャルワーカーについて学べている側面と, 「施設(法人)が所在する地域に働きかける」ことを認識できていることを明らかにし た. キーワード:社会福祉実習教育,ソーシャルワーク実習,実習スーパービジョン, 実習自己評価,社会福祉法人
1.はじめに
2012 年 4 月より社会福祉士実習教育におけるカリキュラムが改定された.旧カリキュラムで の実習の課題としてたびたび指摘されてきた,ケアワークの補助や施設見学に留まる実習ではな く,本来社会福祉士に求められる専門職としての価値・知識・技術を習得し,ソーシャルワーク 実践力を有する社会福祉士の養成という目標が設定された.そして厚生労働省・文部科学省連名 通知によって示された「相談援助実習の目標と内容」「相談援助実習指導の目標と内容」に準拠 しつつ,「相談援助実習」「相談援助実習指導」の標準化を意図した一般社団法人日本社会福祉士 〈研究ノート〉総合支援型実習の成果と課題
2018 年度総合支援型ソーシャルワーク実習生の受け止めから
伊 藤 正 明
196 養成校協会実習教育委員会による実習ガイドラインが 2013 年に示されている.そこには,相談 援助実習・実習指導の教育目標は単に「職場体験」や「特定施設での援助体験」をすることでは なく,個別の場での体験を通じながらも,将来,あらゆる援助実践現場に出ても対応できる通底 的・普遍的なソーシャルワーク技術を学び体得することであり,ジェネリックを意識した実習プ ログラミング・実習体験を提供する必要性が読み取れる. 社会福祉士養成校の中には,多様な実習教育として学年次ごとに実習形態を別に設定し,ジェ ネリックとスペシフィックな学びを重ねられるような取り組みを行っている.日本福祉大学(以 下「本学」)社会福祉学部でも,直接の対人援助を行う社会福祉事業・サービスを実施している 施設での相談援助実習を基本とし,その上に積み上げる形で社会福祉協議会や児童相談所,医療 機関,教育機関での実習を正課の科目として位置づけている.そして,基本となる相談援助実習 において,2013 年度からは提携関係にある社会福祉法人に,「法人」として実習生を受入れても らうという形を構築してきた.この実習は高い実践力,すなわち「総合支援」ができるソーシャ ルワーカーを育成するための新しい実習プログラムの開発として,以下の 6 点を含まれることが 意図され,「総合支援型実習」として実施している. 〇児童・障害・高齢を問わず,対人関係が形成できるコミュニケーション力 〇児童・障害・高齢を問わず,「生活のしづらさ」に着目したアセスメント力 〇施設と居宅の相違点を理解し,「その人らしい生活」に着目したアセスメント力 〇他職種の専門職,また住民の力も含めたチームアプローチができる力 〇施設(法人)が所在する地域に働きかけるコーディネート力 〇直接的な対人援助だけではない総合的な支援力(権利擁護や総合相談支援など) 厚生労働省は,2019 年 6 月に社会福祉士および精神保健福祉士の養成カリキュラムの改定案 を明らかにした.両資格の共通科目として「地域福祉と包括的支援体制」を位置付け,国が提唱 する「地域共生社会」の実現に向けて,地域の社会資源を総動員できるソーシャルワーカーの養 成を目指す案である.今後のソーシャルワーク実習は,社会福祉法人で働く職員へ「地域におけ る公益的な取り組み」(社会福祉法第 24 条 2 項で法人の責務とされた)と絡めて捉えることが求 められ,実習を介して社会福祉法人と養成校は一体となり,地域共生社会の実現を推進していく ことが期待されているのである.しかし,このような社会福祉士の養成教育でのメゾ・マクロ領 域の教育方法の検討はかねてより課題となっていた. 先駆的実習として,「実践的社会福祉士養成教育のあり方と地域を基盤にしたソーシャルワー ク実習の基盤構築に向けた開発的研究事業」(2017 日本ソーシャルワーク教育学校連盟)による モデル実習の成果とまとめにおいては,地域滞在型実習の意義や「地域を基盤としたソーシャル ワーク」を学ぶ実習となるための実習内容や実習時間の配分再設計・再検討について論述されて いる.そして「社会福祉協議会」が「地域を基盤としたソーシャルワーク」を体験的に学ぶ実習
197 先として適していることを明らかにした一方で,施設型実習でも「地域との関連」を考えること が必要との提起をしている. 先にも述べたように本学社会福祉学部は直接の対人援助を行う社会福祉事業・サービスを実施 している施設での相談援助実習を基本としており,対人援助を通して支援プロセスを学ぶことが できるよう,対人援助サービス,事業所が主な実習先施設となっている.先駆的実習のまとめで の論考をふまえ,総合支援型として実施してきた実習に対する学生の実際の受け止めはどのよう なものか検証の必要性を感じていた.本稿では,2017 年度と 2018 年度本学社会福祉学部ソー シャルワーク実習生のアンケート結果をもとに報告を行う.これまでの「総合支援型実習」の成 果と課題を整理することで,新たなカリキュラムの方向性をふまえた今後の実習教育への示唆を 得ることを目的とする.
2.総合支援型実習の特徴
「総合支援型実習」は本学が提携関係にある社会福祉法人と大学の実習に関わる担当者によっ て協議しその内容を定めてきた.以下にその特徴を述べる. 1)実習先の選定 総合支援型実習は「法人」で実習生の受け入れしている.法人は,実習を希望する学生の興 味・関心と実習受け入れ可能施設を元に実習先を大学側へ提示し,大学では学生とともに主たる 実習施設となる実習先を決定している.このように実習先となる施設・事業所を,実習を受け入 れる社会福祉法人と大学の実習担当教員と実習生の 3 者により選定している.なお,基本的には 提携している社会福祉法人の所在する県出身の学生が総合支援型実習生となっている. 2)宿泊型 実習の形態として,学生は自宅や下宿先から実習先へ通うのが一般的である.総合支援型実習 では,法人に受け入れ可能な宿泊施設がある場合は宿泊を基本としている.そこには,「実習先 の人々の環境を理解する」「実習生同士の支え合う関係性を築く」ことが意図されている. 通常実習生は実習時間を終えれば実習先を離れ,そこで暮らす人々の生活や環境から距離を置 くことになる.総合支援型の宿泊実習の場合,おおむね近接する場所に実習生用の宿泊施設が確 保され,実習先施設を利用する人々の夕方から朝の時間帯の過ごし方を,自然と見聞する機会を 得ることになる.また実習先において,実習時間外も関わり合う時間が生まれ,実習前からとも に学習をすすめてきた実習生同士が日常的に現状と課題を話し合うという環境といえる.198 3)実習プログラム ① 法人理解 事前訪問時に基礎的な法人理解の必要性を実習指導者から示されることで,事前学習段階から 実習生は問題意識をもって法人の理念や沿革を学ぶことが求められる.実習中に社会福祉法人理 事長により直接法人の歴史やあり方を直接学ぶ時間を設けているところもある. ② 主たる実習施設での実習 社会福祉法人と大学の実習担当教員と実習生の 3 者で選定した主たる実習先において,相談援 助実習の基本枠組みである 3 段階実習が展開される.主たる実習先がどのような施設であるのか を理解する職場実習,ソーシャルワーカーの職種としての役割を理解する職種実習,利用者と環 境の関係をアセスメントしていくソーシャルワーク実習の 3 段階となっている. ③ 法人内の他施設・機関の実習・見学 総合支援型実習では,主たる施設以外の法人内施設・機関での実習が数日間組み込まれてい る.また法人によって他施設での実習の前に,自施設の案内を実習プログラムとして設定してい る.他施設で実習をしている実習生へ,自施設の設備や機能,果たしている役割などを説明する という課題を通して学び合う機会を設ける法人がある. ④ 法人外の他施設・機関の実習・見学 法人外の施設・機関の実習として,主たる施設の利用者が関連する様々な施設・機関や実習生 の関心に応えるかたちでの体験・見学の機会が設けられている. ⑤ グループ・スーパービジョン 法人の実習担当者や実習指導者により実習中の実習生へグループ・スーパービジョンの機会が 設定されている.実習生同士による意見交換,複数の指導者による助言の時間が設けられてい る. ⑥ その他 本学社会福祉学部では,相談援助実習を「ソーシャルワーク実習」と言う科目名で開講してい る.このソーシャルワーク実習では,インテークやアセスメントなど,実習生が個別支援計画を 作成する一連のプロセスを経験できるよう課題を設定している. 2017 年度総合支援型実習としてソーシャルワーク実習を行ったのは 13 名,2018 年度 11 名で, いずれも 1 つの実習クラスである. ※宿泊実習を基本としているがその限りではない.
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3.研究方法
1)2017 年度ソーシャルワーク実習におけるアンケート 本学社会福祉学部ではソーシャルワーク実習教育研究会により,2017 年度のソーシャルワー ク実習を終えた全ての学生へ「実習プログラム」,「実習スーパービジョン」,「実習評価」に関す る受け止めを調査した.詳細は「2017 年度ソーシャルワーク実習における学生アンケート報告 書」によるが(木戸ら:2018),調査は無記名で行い,アンケート時に配布した「ソーシャル ワーク実習における学生アンケートのお願い」には,回答者個人が特定されることはないこと, 個人の回答が外部に漏れることはないこと,アンケート内容が科目の成績に関係することはない こと,アンケートに回答しなくても,それが学生の不利益になることは一切ないことを記載し倫 理的配慮を行っている. 先に述べたように本学社会福祉学部のソーシャルワーク実習では基本的に対人援助サービス, 事業所が主な実習先施設となっている.そのなか,有効な回答である 302 名のうち 15 名が実習 を行った「特定相談支援事業」実習プログラムに関する自由記述を見ると,「いくつかある事業 所のほとんどに行かせて頂き,現場をみることができたから」など主たる実習先以外の事業先で の体験による満足感が複数名記述されていた.これらの記述から特に特定相談支援事業では他事 業所での見学・体験を実習プログラムに位置付けられ,総合支援型実習の特徴③および④との類 似点であると考えた.そこで 2017 年度ソーシャルワーク実習生のうち,特定相談支援事業以外 で実習をおこなった学生と特定相談支援事業で行った学生を分類して比較した.なお表 1 の通 り,この 2017 年度ソーシャルワーク実習では特定相談支援事業以外での実習先に 12 名,特定相 談支援事業へ 1 名が総合支援型として実習を行っている. 表 1 3 つの実習群 実習群 人数 総合支援型実習生 図での記載名 2017 年度ソーシャルワーク実習生 【特定相談支援事業以外】 286 名 12 名を含む 「1 2017 特定以外」 2017 年度ソーシャルワーク実習生 【特定相談支援事業】 15 名 1 名を含む 「2 2017 特定」 2018 年度総合支援型のソーシャル ワーク実習生 11 名 全 11 名 (特定相談支援事業での実習 生 1 名含む) 「3 2018 総合」 注: ・総合支援型実習生含む(12 名)2017 年度ソーシャルワーク実習生のうち特定相談支援事業所 以外で実習を行った学生…286 名 以下「2017 特定以外」と記載 ・総合支援型実習生含む(1 名)2017 年度ソーシャルワーク実習生のうち特定相談支援事業所で 実習を行った学生…15 名 以下「2017 特定」と記載200 ・提携している社会福祉法人にて 2018 年度総合支援型実習を行った学生…11 名 以下「2018 総 合」と記載 2)2018 年度総合支援型のソーシャルワーク実習におけるアンケート 本学社会福祉学部において 2017 年度と 2018 年度のソーシャルワーク実習には大きな変更はな いため,2018 年度総合支援型のソーシャルワーク実習生へ 2017 年度ソーシャルワーク実習生へ と同様のアンケートを行った. 2018 年度総合支援型のソーシャルワーク実習生への倫理的配慮として,調査は無記名で行い, アンケート時に配布した「ソーシャルワーク実習における学生アンケートのお願い」には,回答 者個人が特定されることはないこと,研究趣旨・協力は任意であること,調査成果を公表するこ とを明示し調査協力を得た. 3)分析方法 アンケート結果のデータは SPSS Statistic 25.0 を用いて精査した.
4.結果 実習生の受け止め
1)ソーシャルワーク実習に対する満足度 2017 年度ソーシャルワーク実習生の「ソーシャルワーク実習の満足度」は,図 1 の通り,約 3 割が「とても満足している」,約 5 割が「満足している」であった. 2018 総合は「とても満足している」8 人(73%),「満足している」2 人(18%),「やや満足し ている」1 人(9%)と回答している. 統計的にも,Kruskal Wallis 検定の有意確率は .036 を示しており,.036 < .05 となり,5%水 準で有意であるとみなせる. 図 1 ソーシャルワーク実習に対する満足度 6 2)実習施設内の多(他)職種連携について 「実習施設内の多(他)職種連携について学ぶことができましたか」という問いに対し て、どの実習群でも「とても思う」と「やや思う」を合わせると 9 割前後となっており、 大きな差異は見られなかった。 図2 実習施設内の多(他)職種連携について学ぶことができたか 3)実習施設外の関係機関や社会資源との連携について 「実習施設外の関係機関や社会資源との連携について学ぶことができましたか」という 73%(8人) 33%(5人) 31%(88人) 18%(2人) 53%(8人) 49%(139人) 9%(1人) 13%(2人) 17%(50人) 3%(9人) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3 2018 総合 2 2017 特定 1 2017特定以外 とても満足している 満足している やや満足している 満足していない 55%(6人) 47%(7人) 44%(127人) 36%(4人) 47%(7人) 44%(126人) 9%(1人) 7%(1人) 10%(28人) 2%(5人) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3 2018 総合 2 2017 特定 1 2017特定以外 とても思う やや思う 思わない まったく思わない201 2)実習施設内の多(他)職種連携について 「実習施設内の多(他)職種連携について学ぶことができましたか」という問いに対して,ど の実習群でも「とても思う」と「やや思う」を合わせると 9 割前後となっており,大きな差異は 見られなかった. 図 2 実習施設内の多(他)職種連携について学ぶことができたか 7 3)実習施設外の関係機関や社会資源との連携について 「実習施設外の関係機関や社会資源との連携について学ぶことができましたか」という問 いに関しては、2017 特定以外と 2018 総合は 2 割強が「とても思う」と回答したのに対して、 2017 特定は「とても思う」53%が回答していた。 図3 実習施設外の関係機関や社会資源との連携について学ぶことができたか 4)実習プログラムの満足度 実習内容(プログラム)に関する満足度は、2017 特定でのソーシャルワーク実習生が「と ても満足している」「満足している」を合わせると80%と最も高い割合であったが、3 つの 実習群での実習プログラムの満足度を、危険率を5%として Kruskal Wallis 検定により比較 55%(6人) 47%(7人) 44%(127人) 36%(4人) 47%(7人) 44%(126人) 9%(1人) 7%(1人) 10%(28人) 2%(5人) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3 2018 総合 2 2017 特定 1 2017特定以外 とても思う やや思う 思わない まったく思わない 27%(3人) 53%(8人) 27%(76人) 64%(7人) 40%(6人) 56%(159人) 9%(1人) 7%(1人) 14%(41人) 3%(10人) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3 2018 総合 2 2017 特定 1 2017特定以外 とても思う やや思う 思わない まったく思わない 3)実習施設外の関係機関や社会資源との連携について 「実習施設外の関係機関や社会資源との連携について学ぶことができましたか」という問いに 関しては,2017 特定以外と 2018 総合は 2 割強が「とても思う」と回答したのに対して,2017 特 定は「とても思う」53%が回答していた. 図 3 実習施設外の関係機関や社会資源との連携について学ぶことができたか 7 3)実習施設外の関係機関や社会資源との連携について 「実習施設外の関係機関や社会資源との連携について学ぶことができましたか」という問 いに関しては、2017 特定以外と 2018 総合は 2 割強が「とても思う」と回答したのに対して、 2017 特定は「とても思う」53%が回答していた。 図3 実習施設外の関係機関や社会資源との連携について学ぶことができたか 4)実習プログラムの満足度 実習内容(プログラム)に関する満足度は、2017 特定でのソーシャルワーク実習生が「と ても満足している」「満足している」を合わせると80%と最も高い割合であったが、3 つの 実習群での実習プログラムの満足度を、危険率を5%として Kruskal Wallis 検定により比較 55%(6人) 47%(7人) 44%(127人) 36%(4人) 47%(7人) 44%(126人) 9%(1人) 7%(1人) 10%(28人) 2%(5人) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3 2018 総合 2 2017 特定 1 2017特定以外 とても思う やや思う 思わない まったく思わない 27%(3人) 53%(8人) 27%(76人) 64%(7人) 40%(6人) 56%(159人) 9%(1人) 7%(1人) 14%(41人) 3%(10人) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3 2018 総合 2 2017 特定 1 2017特定以外 とても思う やや思う 思わない まったく思わない
202 4)実習プログラムの満足度 実習内容(プログラム)に関する満足度は,2017 特定でのソーシャルワーク実習生が「とて も満足している」「満足している」を合わせると 80%と最も高い割合であったが,3 つの実習群 での実習プログラムの満足度を,危険率を 5%として Kruskal Wallis 検定により比較した結果, 有意差は認められなかった. 図 4 実習プログラムの満足度 8 した結果、有意差は認められなかった。 図4 実習プログラムの満足度 5)実習スーパービジョンの満足度と自由記述 実習スーパービジョンの満足度に関しては、2018 総合は「とても満足している」、「満足し ている」合わせると100%であり他実習群に比べ高かった。 統計的にも、Kruskal Wallis 検定の有意確率は.048 を示し、.048<.05 となり、5%水準で 有意差が認められた。 図5 実習スーパービジョンの満足度 36%(4人) 33%(5人) 24%(70人) 36%(4人) 47%(7人) 28%(81人) 27%(3人) 13%(2人) 39%(111人) 7%(1人) 8%(24人) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3 2018 総合 2 2017 特定 1 2017特定以外 とても満足している 満足している やや満足している 満足していない 55%(6人) 27%(4人) 25%(72人) 45%(5人) 60%(9人) 52%(148人) 13%(2人) 20%(56人) 3%(9人) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3 2018 総合 2 2017 特定 1 2017特定以外 とても満足している 満足している やや満足している 満足していない 5)実習スーパービジョンの満足度と自由記述 実習スーパービジョンの満足度に関しては,2018 総合は「とても満足している」,「満足して いる」合わせると 100%であり他実習群に比べ高かった. 統計的にも,Kruskal Wallis 検定の有意確率は .048 を示し,.048 < .05 となり,5%水準で有 意差が認められた. 図 5 実習スーパービジョンの満足度 8 した結果、有意差は認められなかった。 図4 実習プログラムの満足度 5)実習スーパービジョンの満足度と自由記述 実習スーパービジョンの満足度に関しては、2018 総合は「とても満足している」、「満足し ている」合わせると100%であり他実習群に比べ高かった。 統計的にも、Kruskal Wallis 検定の有意確率は.048 を示し、.048<.05 となり、5%水準で 有意差が認められた。 図5 実習スーパービジョンの満足度 36%(4人) 33%(5人) 24%(70人) 36%(4人) 47%(7人) 28%(81人) 27%(3人) 13%(2人) 39%(111人) 7%(1人) 8%(24人) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3 2018 総合 2 2017 特定 1 2017特定以外 とても満足している 満足している やや満足している 満足していない 55%(6人) 27%(4人) 25%(72人) 45%(5人) 60%(9人) 52%(148人) 13%(2人) 20%(56人) 3%(9人) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3 2018 総合 2 2017 特定 1 2017特定以外 とても満足している 満足している やや満足している 満足していない
203 実習スーパービジョンの満足度の理由に記述された自由記述は次の通りであった. ・実習中,他の実習生とグループスーパービジョンができ,課題解決等につながったと感じたため. ・自分で考え行動するということが求められていると感じた実習で,実際現場へ行き指導をして いただいて,もっと頑張ろうと感じることができた実習だった. ・他の実習生の意見を知ることができた. ・実習終了後の時間を使って,施設職員の方に分からないこと・悩んだことを話せる時間があっ て良かった. ・自分にはない視点からの意見をいただくことができ,悩みを解決することができたから. ・合った助言を一人ひとりにしてくださり満足している. ・グループスーパービジョンや実習を支えてくださった職員がいたから. ・自分の弱い部分,困っている部分を自分で気づきなおしていけるようなスーパービジョンをう けることができた. ・不安なことを解消していくことができた. ・他者が話しやすいような雰囲気づくり,傾聴の姿勢やリフレーミング. ・色々な助言をいただき,実習で役立てたから. 6)実習生自身による自己評価 本学社会福祉学部では日本ソーシャルワーク教育学校連盟が示す「相談援助実習ガイドライ ン」を踏襲しつつ独自の実習評価表を作成している.具体的には,「Ⅰ職業人としての姿勢・態 度(4 項目)」「Ⅱソーシャルワークの現場(4 項目)」「Ⅲソーシャルワークの価値・倫理(5 項 目)」「Ⅳソーシャルワークの知識・技術(5 項目)」「Ⅴ支援のプロセス(6 項目)」「Ⅵソーシャ ルワークの問題意識(2 項目)」,計 26 の評価項目を設定し使用している.この 26 項目について アンケートによって「実習生が自分自身の実習を評価」したその結果を 3 つの実習群で比較した (図 6-1,6-2). その結果,特に自己評価①における「4 スーパービジョンを通して,自分自身を振り返り, 姿勢・態度を修正することができる」,「5 実習施設の運営理念,事業内容,管理運営の実際を 説明することができる」,「7 クライエントの生活支援に関わる多職種の業務と役割を説明する ことができる」,「8 ソーシャルワークを担う職種の業務と役割を説明することができる」評価 項目において 2018 総合の実習生が「十分できた」と自己評価する割合が他の実習群に比較して 高かった. また,「1 実習生として施設・機関の規則,注意事項,基本的なマナー(時間や書類の提出期 限を守る,挨拶や言葉遣い,報告や連絡をすること)を守ることができる」,「6 実習施設が地 域社会で果たす役割を説明することができる」,「9 社会福祉専門職として,クライエントやク ライエントを取りまく人々の経験に学ぶ姿勢で関わることができる」,「15 他職種との連携, チーム・アプローチについて説明することができる」,「19 クライエントと環境との関係性に着
204 目して,必要な情報収集をすることができる」これらの評価項目においては 2018 総合の実習生 が「十分できた」と自己評価する割合は他の実習群に比べてやや高かった. 一方で,特に自己評価②の「17 クライエント主体の支援方法と権利擁護の取り組みについて 説明することができる」,「20 ストレングス視点に基づくアセスメントができる」,「21 クライ エントのニーズを把握することができる」「22 支援に活用できる社会制度・施策や地域の社会 資源について説明することができる」「25 ソーシャルワークの価値(人権と社会正義)に照ら して,クライエントの生活のしづらさが生じるメカニズムを説明することができる」,「26 人々 の豊かな暮らしを実現する制度・政策の在り方と,それに対するソーシャルワークの課題を説明 することができる」これら 6 つの評価項目については,2017 特定での実習生が他の実習群に比 べて「十分できた」と自己評価する割合が高かった.
205 図 6-1 自己評価① (評価項目 1 ~ 13) 12 図 6-2 自己評価② (評価項目 14~26) 18% 20% 8% 18% 13% 10% 27% 46% 29% 45% 53% 26% 73% 60% 33% 46% 13% 18% 55% 20% 19% 36% 27% 13% 55% 20% 14% 73% 40% 30% 27% 27% 24% 36% 46% 26% 82% 60% 53% 37% 67% 55% 46% 60% 54% 64% 46% 57% 55% 27% 58% 27% 33% 55% 45% 67% 60% 45% 60% 61% 55% 53% 60% 45% 67% 62% 27% 40% 57% 64% 33% 52% 55% 27% 64% 18% 33% 43% 37% 13% 30% 27% 27% 31% 9% 8% 13% 20% 14% 7% 10% 9% 20% 20% 20% 16% 9% 20% 23% 13% 21% 20% 11% 9% 40% 22% 9% 27% 9% 7% 4% 8% 3% 9% 3% 1% 3 1% 1% 3% 3% 2% 2% 2% 4 1 1% 1% 1% 1% 1% 1% 1% 3% 1% 1% 1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 13 人権と 社会正義 12 倫理 11 自分の 価値観 10 文化の 違い 9 取り巻く 人々の経 験 8SW の役 割 7 多職種の 役割 6 地域で果 たす役割 5 運営 4 態度を修 正できる 3 指導を求 めること ができる 2 コミュニ ケーショ ン 1 マナー 4十分できた 3ある程度できた 2あまりできなかった 1できなかった E経験していない M項目の意味がわからない 1 マナー 2 コミュ ニケー ション 3 指導を求 めること ができる 4 態度を 修正で きる 5 運営 6 地域で 果たす 役割 7 多職種 の役割 8 SW の 役割 9 取り巻 く人々 の経験 10 文化の 違い 11 自分の 価値観 12 倫理 13 人権と 社会正 義
206 図 6-2 自己評価② (評価項目 14 ~ 26) 2 図 6-2 自己評価② (評価項目 14~26) 9% 33% 5% 18% 27% 6% 9% 13% 11% 18% 27% 13% 9% 33% 6% 27% 53% 23% 36% 60% 29% 55% 46% 26% 18% 33% 12% 18% 33% 11% 27% 27% 12% 36% 20% 15% 45% 46% 29% 46% 40% 53% 55% 33% 52% 46% 53% 57% 73% 46% 64% 64% 33% 58% 73% 27% 57% 64% 27% 54% 45% 27% 60% 55% 47% 59% 73% 47% 58% 64% 67% 62% 55% 60% 60% 55% 46% 59% 36% 20% 34% 18% 33% 33% 36% 27% 23% 9% 27% 21% 27% 33% 33% 20% 19% 13% 16% 27% 13% 27% 7% 24% 9% 20% 27% 9% 6% 22% 9% 13% 22% 8% 11% 9% 4% 9% 4% 7% 4% 3 2% 2 1% 1 13% 4% 3% 3% 2% 1% 3% 2% 9% 4% 1% 1% 1% 1% 1 1% 7% 7% 1% 7% 3% 1% 1% 1% 1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 2018総合 2017特定 2017特定以外 4十分できた 3ある程度できた 2あまりできなかった 1できなかった E経験していない M項目の意味がわからない 14 援助関 係の構 築 15 チーム アプ ローチ 16 他機関 との連 携 17 権利擁 護 18 知識と 実践 19 環境と の関係 性 20 ストレ ングス 視点 21 ニーズ 把握 22 社会資 源 23 支援計 画の立 案 24 モニタ リング・ 評価 25 問題発生 のメカニ ズム 26 制度政 策のあ り方
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5.考察
1)実習スーパービジョンの効果 浅原ら(2018)による 2017 年度ソーシャルワーク実習に対する学生の受け止めについての報 告で,「実習の満足度」は「実習スーパービジョン」と関連があり,実習生の「自己の成長とそ の認識」が実習スーパービジョンによりもたらされるためと考察されている.今回,2017 年度 ソーシャルワーク実習生に比較して高い「実習の満足度」を示した 2018 年度総合支援型のソー シャルワーク実習生の回答からも,前述の考察が裏付ける結果が得られた.実習スーパービジョ ンの満足度が実習生に高く受け止められたのは,特に総合支援型実習の特徴である実習中のグ ループ・スーパービジョンによる効果が大きいと考えられる.「実習中,他の実習生とグループ スーパービジョンができ,課題解決等につながったと感じたため」などの自由記述から,法人内 の複数の実習先で実習を行っている学生同士が相互に意見を出し合うことで,不安の解消と実習 への意欲を向上することができていたことが推測される.また,「実習終了後の時間を使って, 施設職員の方に分からないこと・悩んだことを話せる時間があって良かった.」との記述もあり, 実習先へ宿泊するため実習時間に限定されない職員等との関係性によるスーパービジョンの効果 といえるだろう.実習生が学生同士「生活の場」を共にすることが総合支援型実習の特徴であ り,「4 スーパービジョンを通して,自分自身を振り返り,姿勢・態度を修正することができ る」という項目への自己評価が高かったことも,学生間の相互作用によるものと考えられる. 2)「法人」で実習を受入れることによる学生の学び 実習プログラムの満足度への回答に 3 つの実習群で大きな差異は見られなかったが,2018 年 度総合支援型実習のソーシャルワーク実習生が記述した自由記述には「その地域には,どのよう なニーズがあり,法人では何に力を入れているのか,法人内の施設を回ることで,発見できる場 面がありました」,「多くの施設を知ることができ,法人内という一つの単位でソーシャルワー カーがどのような役割を担っているか理解できた」,「法人全体の歴史や施設等も深く学ぶことが でき,高齢や障害といった分野を問わず学ぶことができる機会だったと感じた」と法人理解につ いての特徴を窺い知ることができた.実習プログラム満足度はあくまで実習生本人による主観的 な指標となるが,これらの自由記述から,総合支援型の実習として開始された際の『児童・障 害・高齢を問わず,「生活のしづらさ」に着目したアセスメント力』や「施設(法人)が所在す る地域に働きかけるコーディネート力」について学ぶ機会を得ていると考えられる. 自己評価①における「6 実習施設が地域社会で果たす役割を説明することができる」という 項目で,総合支援型実習生は他の実習群に比べやや高い回答であったように,一実習施設では, 地域においてどのような支援を目指しているのか捉え難いと考えられる.法人の運営する複数の 施設を実習体験することで,そして利用者や実習指導者および職員と関わることによって深まる208 学びといえるのではないか.また,2018 年度総合支援型のソーシャルワーク実習生は「5 実習 施設の運営理念,事業内容,管理運営の実際を説明することができる」の項目を「十分できた」 と自己評価する割合が高かった.この点においても総合支援型の実習の特徴が表れていると考え る.総合支援型の実習では,事前訪問の段階から法人理解について問われ,どのような地域にど のようにして根付いてきたのかをまず頭で理解していくことが求められる.そして実習時には法 人組織内の多様な人々と関わり,改めて法人について講義形式で学ぶ機会が設けられている.こ れら法人組織の沿革やあり方を実習中に学ぶことは,法人の理念実践を理解することが欠かせ ず,今後,地域共生社会の実現について学ぶためにも求められることであると考えられる. 筆者が担当であった 2018 年度総合支援型実習クラスの実習報告では,図らずも「法人につい て,成り立ちから現在の実践まで幅広く理解できる」「地域のニーズへの取組みが学べる」「法人 の中で,さまざまなところで活躍するソーシャルワーカーを知ることができる」ことを学生がま とめ発表をしており,「法人」で実習生を受入れてもらうことによる学びが浮かび上がったとい えるのではないだろうか.
6.終わりに
2019 年 6 月に社会福祉士,精神保健福祉士の養成課程における教育内容等の見直し案が公表 されたことで社会福祉養成校は新たな実習カリキュラムの構築を始めている.地域共生社会の実 現を推進し,新たな福祉ニーズに対応するために,ソーシャルワークの専門職としての役割を 担っていける実践能力を有する人材を養成するための検討が求められているのである.今回の見 直しの基調となった報告書「ソーシャルワーク専門職である社会福祉士に求められる役割等につ いて」では,地域共生社会の実現を推進し新たな福祉ニーズに対応するには,「複合化・複雑化 した課題を受け止める多機関の協働による包括的な相談支援体制」,「地域住民等が主体的に地域 課題を把握して解決を試みる体制」を構築するために求められるソーシャルワークの必要性を提 起してきた.しかし実際はこの「地域」を,学生はイメージするのが難しく,各養成校では実習 の事前指導から様々な課題を設定して取り組んでいるのである. 本稿では,「2017 年度ソーシャルワーク実習生アンケート」と「2018 年度総合支援型のソー シャルワーク実習生アンケート」データを分析して学生が受け止めているソーシャルワーク実習 の現状を捉えてみた.対人援助サービス,事業所が主な実習先であることは共通しているが, 「法人」が実習の受入れ主体となることで,実習生は法人を通して「地域」社会とのつながりを 学べていることも示唆された.そして「総合支援型実習」として意図された 6 点のうちの 2 点, 「児童・高齢・障害を問わず」活躍するソーシャルワーカーについて学べている側面と,「施設 (法人)が所在する地域に働きかける」経緯や実際を認識していることを確認することができた と考える. しかし,総合支援型実習に期待し意図されていた実践的な学びについて,実習生と提携してい209 る社会福祉法人の実習担当者との 3 者で擦り合わせる機会と場を設け,取り組みについて共有し て構築していくことは大きな課題といえる. 本稿は総合支援型実習の現状と課題をソーシャルワーク実習生の受け止めから明らかにしよう とした.しかし,今回は実習を終えた学生による受け止めだけを捉えているため,実習生と実習 指導者,実習担当教員との関係性には触れられていない.また示されている実習プログラムも分 析対象に加えていない.この結果から一般的な判断をすることには限界があったため今後の課題 としたい. 最後に,貴重なデータを提供してくださった学生のみなさまに御礼申し上げます. 参考文献 ・浅原千里,伊藤正明,江原隆宜,久保隆志,高梨未紀(2018)「実習プログラム・実習評価と実習スー パービジョン」『2017 年度社会福祉実習教育研究センター年報第 15 号』日本福祉大学社会福祉実習教育 研究センター ・一般社団法人日本社会福祉士養成校協会 実習教育委員会(2013)「相談援助実習・実習指導ガイドラ インおよび評価表」 ・一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟(2018)「実戦的社会福祉士養成教育のあり方と地域 を基盤にしたソーシャルワーク実習の基盤構築に向けた開発的研究事業」 ・神波幸子,伊藤春樹,佐々木政人(2013)「新カリキュラム導入に伴う社会福祉士実習の変化」『愛知淑 徳大学論集』福祉貢献学部篇(3), 17-33, 2013 ・木戸利秋,小松理佐子,山口みほ,浅原千里,伊藤正明,江原隆宜,高梨未紀,久保隆志,山本克彦, 丹羽啓子(2018)『2017 年度ソーシャルワーク実習における学生アンケート報告書』日本福祉大学ソー シャルワーク実習教育研究会 ・黑岩晴子(2015)「現場とともにつくる実習教育:ソーシャルアクションの協働を通して」『福祉教育開 発センター紀要(12)』151-164 2015-03 ・厚生労働省 社会保障審議会福祉部会 福祉人材確保専門委員会(2018)「ソーシャルワーク専門職で ある社会福祉士に求められる役割等について」 ・松岡佐智,田中将太,袖井智子(2013)「社会福祉士養成における相談援助実習の実態と課題(1)」『福 岡県立大学人間社会学部紀要』2013, Vol. 22, No. 2, 35-54 ・山本博之(2016)「わが国におけるソーシャルワーカー養成の過去,現在そして未来:日米のソーシャ ルワーカー養成課程を比較して」『田園調布学園大学紀要』Bulletin of Den-En Chofu University(11), 23-36, 2016