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2012年度論文賞の受賞論文紹介:研究とアプリ開発

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Academic year: 2021

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(1)研究とアプリ開発 矢野 幹樹 〔受賞論文〕 App.Locky:コンテキスト依存型サービス推薦を目的としたユーザ状況収集プラットフォーム 矢野幹樹,梶克彦,河口信夫(名古屋大学大学院工学研究科) 情報処理学会論文誌,Vol.52, No.12, pp.3274-3288(2011).  このたびは,このような名誉ある賞をいただき大 変光栄に存じます.  ユーザの状況に応じたユーザ支援を行う研究は数 多く行われています.しかし,状況認識のための学 習情報をいかにして大量に収集するかが課題であり, 実験レベルでは上手くいっても,実サービスとして 発展させることが難しいと感じていました.そこで 2012年度論文賞の受賞論文紹介. 生まれたのが,自分の状況を入力してアプリを検索 するサービスを提供し,そこから学習情報を収集す るというアイディアでした.そして,App.Locky と. いう iPhone 向けアプリを開発し,AppStore にて公. 開し多くの人々に利用してもらうことで,このアイ ディアが実サービスにおいて有効であることが確認 できました.. コンテキストの自動推定手法やさまざまな種類の情.  現在,AppStore のようなマーケットを通じて,. 報推薦システムに関する研究を推進していく予定で. 個人が開発したアプリを全世界に向けて容易に公開. す.我々の研究室では,位置情報にかかわるサービ. することが可能となっています.当時の私のような. スの向上や情報の流通を目指して NPO 位置情報サ. 一大学生が研究の中でアプリを開発・公開し,本論 文のような成果を得られたことは,1 つの興味深い. 例なのではないかと思います.私は,App.Locky に. 加えて「駅 .Locky」「時刻表 .Locky」「路線 .Locky」. というアプリも,研究室で中心となって開発を行い, 公開しており,これらは合計で 180 万を超えるユ ーザに利用していただいています..  今後は,App.Locky で収集された位置や時間情報. とユーザのアプリ利用履歴を基に,実用に耐え得る. 816. 図 -1 大学時代に開発したアプリ. 情報処理 Vol.54 No.8 Aug. 2013. ービス研究機構 (Lisra) を 2012 年に設立しました. この NPO では,研究に根差した実用システムの開. 発・普及を目指しており,本研究の成果も活かして いきたいと考えています. (2013 年 5 月 16 日受付). 矢野 幹樹 [email protected]  2009 年名古屋大学工学部電気電子・情報工学科卒業.2011 年同大 学院工学研究科博士前期課程修了.ユビキタスコンピューティングに 関する研究に従事..

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