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長期間経鼻チューブ栄養だった仮性球麻痺を呈する一症例の摂食・嚥下障害に対する継続した取り組み

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(1)

Japanese Physical Therapy Association

NII-Electronic Library Service

Japanese  Physioal  Therapy  Assooiation

理学 療 法 学  第

32

巻 第1号  41

48頁 (2005年)

例研

長 期 間経

仮性球 麻痺

を呈 す

症 例

      

摂 食

嚥 下 障 害

対 す

継 続

し た

取 り

高 井

* *

 

将 典

111

武 彦

 

今 回

嚥 下

の 症 例 に 対 し

2

聞 に わ た

り継 続

し た

取 り組

を行 な

アプロ

手 法 を

段 階

分類

検 討

し た

92

歳の

梗 塞

にて

仮性

麻 痺 と

誤 嚥性 肺 炎 を 患

覚 醒

悪 く経 鼻

チ ュ

栄 養

であっ た

階 (

2001

12

2002

イト

ll

月 ) で は

嚥 下 評 価 を 彳

f

ない嚥 ド

反射

ら れ

ジショ ニ ン グ

どの

代 償 的手 段

介 助

誘 導 を講

じ ることで

全 な

摂 取

が 可

と なっ た

ところ が

醒の 低 下 に よ る 摂 取 量の減 少 が 問 題となっ た

そこ で

階 (

2

X

2

12

2003

5

)で は

覚 醒

L

目的

塒 運 動

発 し た

さ ら に

食 材

感 覚 情 報

に 関 す る

知 覚

題 を 与

知 覚 探 索 を惹 起 す

る ことで

麻 痺 側

の 冂

腔 機 能

改 善

が み ら れ た

段 階

2003

6

2003

12

月 } では

ス プ

ン での

己 摂 取 を 目

n

に関

知 覚 課 題

実 施

し た

結 果

頭 部

び)コ ン トロ

ルが 可

と な り

上 肢 との

調 し た 働 き も

部口

能 と な

仮性 球 麻 痺

に よ る

摂 食

障 害

対 す

る理

学 療 法

につ い て

具体

的 な

題 を もつ 食

面において

誘 導

す だ け で な

知 的 側 而

考 慮

し た アプロ

チ の

有 川 性

唆 さ れ た

  摂 食嚥

障 害

仮 性 球 麻 痺

知 的

は じ

  脳 血 管 障 害

に よる

嚥 ド障 害

頻 度

急 性 期

で は

30 〜

50

め ら

後 多 く

ri

摂 取

がlr

∫能

に な り 約ユ

0

%の み が 永 久 的 経

栄 養 だっ た とさ れてい るP:!

ま た

田 ら は

慢 性 期

に お け る

患 者

う ち

34

%に

ら か の

障 害

が 認め ら れ ると 述べ てい る/i:

 

脳 血 管 障 害 に お け る 摂

嚥 ド

障 害

の 要 因 の

つに

性 球 麻 痺

げ ら れる

仮 性

による摂

嚥 卜

両 側 性

位 運 動

ニ ュ

ロ ンの

損 傷

に よ

り起

こ る 4: 。

特 徴

と し て

唇 閉鎖 不 全

に よる

食物

取 り込

害 や 流 涎

食塊

の不

送 り

みの

下 反

延 や タイ ミン グのず れ な ど が

的 に

観 察

さ れ

x

 ATreatmcnt  Appro乙しch fGr Fcedmg  and 

Swalluwing

 Dis〔,rders   i[1 a  Case uf PseudobL]lbar Palsy with  Prolロnged  Nasegastric  

「ube  Feeding

田萬 寿病院 リハ ビ リ テ

ョン利   i〒596

0078 大 阪 府 岸 和田市 南卜町14851

  [tsushi Takai

 HPT

 MA

V]ΩsanorL  Murakami

 kPT

」unko  Yumaji

  OTR

 Takehiko Yamaguchi

 RPT:Dcpartme[IL  of  RehmbiliLLLtlolL

  Teruci

LmalLju  Huspital

  E

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  i受

1

寸 目  2σじ4年5月17口  受 理 口 1)OU

1{1

ll27

11

る。

脳 血 管 障害

による

摂 食

嚥 ド障 害

要 因

仮 性 球 麻

だ けで な く

姿 勢 緊 張の異 常 に よ る 頚 部

体 幹の コ ン トロ

ル の

問 題

機 能 障 害

の 過

張 によ る

喉頭 運 動

阻 害

61

動 障 害

が二次 的 に 摂 食

嚥 ド

機 能

障害 す

能 性

t

 

脳 血 管 障 害 に よ る 摂

嚥 ド障

の理 学

療 法

良 肢

で の坐

位 保 持

を 凵 的 と し た

姿

勢 筋

緊張

の調

力 性

呼 吸

咳 嗽 困難

する

吸 理

学 療 法

な ど が ある

ま た

機能

改 善

対す

み で は

頭 頚 部

可 動域 訓練

el

E

群の

筋 力

化 を

に し た

頭 部 挙 上 練 習

Shaker

 exercise

7 )

舌 骨

筋 群

縮 に

す る 徒

的理 学 療 法

nl

寒 冷 刺 激

によ る

嚥 ド反 射

発 な ど

動 麻 痺

異 常 姿 勢

とい っ た

障 害

の 二

次 的 な 阻害 因 子

す る

み が

報 告

さ れて いる

 

Miller

ら は

ニ ュ

ロ ン の 両

側 性 障 害

に よ り

こ る

仮 性 球 麻 痺

では

によ る 摂 食

嚥 下

機 能

制 御 が 障 害 され

てい る

叮能 性 を指 摘

してい 9:

さ ら に

咀 嚼運 動 を忘

れ る

食事

へ の

注 意 力

低 ド

断 力の低 下 な ど

認 知 過 程の 問 題 を 示 唆 してい る

また

ら は

嚥 下 障 害の症 例 を 対

対 応 が

難渋

し た

因 とし て

機 能障 害

の ほかに

認 知 障

難 渋 す

大 き

因 とし て

げて お り1印

その

N工 工

Eleotronio  Library  

(2)

NII-Electronic Library Service

42 理 学療 法 学   第32巻 第1号 処

今後

の重

な 検

討 課

逗 と している

  し

認知 過 程

視 点

か らの

摂 食

嚥 下 障 害

対 す

み は

塚 本 ら

に よ る

知 覚 課 題 を 用

い た

即 時 的 な 効 果

に関 す る 報 告の み でlll

長 期 的 な 学 習 効 果 を ね らっ た

し た

認 知 的

アプロ

チの

み につ い て述べ ら れ た

いt

 

そこ で

回, 脳 梗 塞 を 発 症

再 発 し

仮性 球 麻 痺 を

呈 し

に わ た り

経 鼻

チュ

ブ 栄

だっ た 本 症 例 に 対 する

2

年 間

に お よ ぶ

摂 食

障 害

へ の

み の

過 と

認 知 的

ア プロ

チ に よ る

につ いて

報 告

する

患 者 紹 介

 

92

女性

991

2

22

日 に

脳 梗 塞

【ノ

1

片 麻 痺

) に て

当 院

入 院 した

後 入 院 中

再 発 を繰 り返 し

1998

7

29

囗 に 誤 嚥

性 肺 炎

と な り経

チュ

栄 養

っ た。

看 護 部 門

に よ る

摂 取

幾 度

み る

の の

覚 醒

悪 く

拒 食 傾 向

るため

安 全 な 経

摂 取

が 困 難 と

判 断

さ れた

離 床

拘 縮

li

理学

療 法

依 煩

が あ り

2001 年4

月ユ

0

日 か ら リハ ビ

て理

学 療 法

開始

し た

関 節

曲 制 限 も あ り

が 後 方

頭 部

の コ ン

ルが

ら れ

標 能

での

坐 位 保 持 は 困 難

っ た。 ティ ル

ト機 能付 車

いす で 坐 位 を と り

離 床 を 進 め る う ち に

意 味 不 明 な 発 言

も少 な くな り

覚 酬

良 好 な場 合

のみ

の 日の天

簡 単 な

常 会 話 が

a

っ た

重 度痴 呆 (

HDS

R

630

〕 で

に 見 当 識 が 悪 く

意 思

通 が 困 難 な 栃

が あっ た

ま た

経 鼻

チュ

ブ を

抜 く

こ と が 頻

に み ら れ

1

摂 取

える よ

に なっ た

 仮 性 球 麻 痺

0)症

である

H

障 害

あ り

唇 閉鎖

不 全

で は

麻獅

側 か ら の 流 涎

み ら れ たtt

動 作 す

べ て に わ た

り全 介助

レ ベル であっ た

臥 位 姿 勢で は

頭 頚 部 は 後 屈

左 側 屈 位

体 幹

骨 盤 も左 側 屈 位

麻 痺側 預 部

肩 甲帯

か ら

骨 盤

に か け て

筋 緊 張

かっ

た (

1

)。

要 介 壟度

5

G

院の介 護 療 養 型 病 床 にて

療 養

を 送っ てい た

下 評

  経

LI

摂取

可能

か ど

h

liTll

i

施 行

し た 〔

2001

年 11

8

始 肢 位

頭 預 部

屈 曲位

ャ ッ ジ ア ッ

30

度 臥

実 施

し た12レ

1.

ケア

を 十 分

な い

ス クリ

ニ ン グテ ス ト を 行っ た 13)

改 訂 飲

テ ス

ト 〔

冷 水

3cc

では

評 定

4

追 加 嚥 ド

で はムセ は あ る が

湿 性 嗄 声は見 ら れ

る だけの ト

咳 嗽

は あっ た

食 物テ ス ト (茶 さ じ

の ブで は

5

ム セ は な く 口 腔 内 残

も ほ と ん ど 見 ら れ な かっ た

テ ス ト

経 皮 酸 素

度 は

97

% 以 上 持 続 していた

部 聴 診

に て

前 後

呼 吸 音

変 化 も 見 られ な か

っ た

嚥 ド

喉 頭 挙

上 は

横 指 可 能

唇 閉

鎖 は な く

咀 嚼 運 動 を 伴 わ ない

丸 飲 み す る 嚥

F

パ タ

    図1  経 鼻チュ

ブ栄 養だっ た本 症 例 〔左 片 麻 痺〕 脳 梗 塞 後

誤 嚥 性 肺 炎 を患し経 鼻チ ュ

ブ栄 養 とな る

覚 醒 状 態が悪 く

凵常 会話 も困 難「ご

頭部の コ ン トロ

ルが悪 く

坐 位 保 持は困難

側の

が高い

ンであっ た

嚥 下 評 仙 後の

過 を

観 察

その

結 果

を 主

治 医

病 棟 師 長

報 告 し

摂 取

向 け

今 後

指 針

を討 議 し

経 過

取 り組 み 内容

  摂 食

障害

対 す

内容

につ

アプ ロ

手法

方 向性

か ら

r

階 に 分 類 し

順 を

っ て

る 〔

表 1

照 )

み 以

っ た 理

学 療 法

テ ィル ト

い すで の AHL

保 持

予 防

の 訓

の み で

摂 食

嚥 ド障害

対 す

問 桜 訓練 な

ど は

切 実 施 しなか

っ た。 ユ

段 階

な 経

摂 取

2001

12

2002

 

1

 

1

時の 姿 勢 で は

の筋

緊張

く 嚥 下

用 す る

群 も

姿勢 筋 緊張

影 響

け る た め

摂 取

全に実

で き ない と

えた

そ こ で

両 側

か ら

盤の

支 持

面 と

側 面

ら び に下

肢 後面

め た タ オ ル

ど を 挿

入 し たL4)c ベ ッ ド と の

攴 持 面

身体

の側 面 か ら も 感 覚 情 撮 を 取 り込 みやす く し

支 持 面の知 覚 を 促

こ とで

麻痺 側

過 緊 張 が 軽 減 し

体 幹

骨 盤

左 側

屈 位 が 減 少 し

た。

頭 頚 部 を

ほ ぼlll

問 位

保 持 す

るよ

全 身

ア ラ イメン ト を 調

し たtt

  覚

時 間帯

に あ わ せ

ブ リン

性 状

カロ リ

栄 養 食

(以 ド

プ リン

略 す

る ) を

使 用

し た

t

嚥 ド叮

冂量

テ ィ

スプ

ン の

さ じ

分 (

5cc

) を

麻 痺 側

歯 列

徒 手 的

に 下

顎 を保 持

腔 底

か ら

舌根 部 を

迫 挙

るこ

ド運

動 を誘

発 し た

同 時 に 上 唇 に プ リン食 を 軽 く触 れ さ せ

た さ

ら か さ

,k

さ とい っ た

食 材

情 報

説 明

し で

も知 覚

し や

環 境

が けた

2

麻 痺 側

の 囗

か ら

摂 取 す

る こ と は

っ たが

ム セ が

こり

誤 嚥 の11

能 性

が 否

で き ないたダ)麻

側 か ら の 摂 取 に よ る嚥 下 は 困 難 と判 断 し

非 麻

側 か らの摂

を 心 掛 け た

なお

誤 嚥

r

対 応

吸 引 器

準 備

看 護 部 門

へ の

連 絡 を徹 底 した

, 凵

腔 内

食物 残 漉 を 確

よしなが

階 的 に

取 量 を 増 や し てい っ たu 結 呆

 

凵 量 が

N工 工

Eleotronio  Library  

(3)

Japanese Physical Therapy Association

NII-Electronic Library Service

Japanese  Physioal  Therapy  Assooiation

43

長 期 間 経鼻チュ

ブ 栄養 だっ た仮 性 球 麻 痺 を量 する

症 例の摂 食

嚥 卜

障 害に対 する継 粧し た取り組 み 」 喬 ど 酬 躰 宴 憩 宝 勾 く 淵 オ 崙 劍 畢

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ふ ー ト 区                               ゆ 爲 条 農 地 鐺 運 頓 憩 食 「 阜 量 醤 農 懾   、 血 十 旨 る 霽 謇 ・ 訟 歪 堕 コ   . 如 霽 〔 も 叙 八

Dト

 

 

 

                                .

 

 

 

  .

<TAB>

                 

3

紬 簑 鍵 澤 」

g

蝨 輯 騨 鼕

  暇 〔 心 製 e 冖 邑 釁

  @     . 亠 題 楼 引 倉 剤

e

蓴 辱 倭

              賺

簑 諤 霊 薗 キ<TAB>                

 

3

る ギ

q

 

@

           

3

賻 る

AoDョ

 

 

@

k

@@

 

 

 

@@ウ

<TAB>

<TAB>

N

8

n8N<TAB>

ー    

 

         

@

      コ

u

っ 廿 80

 

0ァ<TAB>

18

`

ロ N 唄 出 唄

8

<TAB>

葺 冒

<TAB>

       

 

    1                            .  

(4)

NII-Electronic Library Service

44 理学 療 法 学  第32巻 第171

       

2

 第

階の

り組 み 左:

1

回 で嚥ドu」能な 景 を スプ

ンに の せ

卜唇にプリン食を   触れ さ せ

冷た さ

柔ら か さ

人 き さ を説 明す る

非 麻痺   側の舌と歯 列の 問に食 物 を 蔵せる

右: セラ ピX トの親 指で下 口唇 を持 ち上げる

人 差 し指 を左 下   顎に沿わ せ中 指で

G一

骨 を 軽 く押し ヒげ

嚥下を促 す

咀 嚼   運動

口 唇閉 鎖 もない 丸飲みする嚥下 であ

15

20

〔:c 〔

施 設

使

用 さ れてい るスプ

ン さ じ

摂 取 量

400kcal

所 要 時 間 約

20

分 と

時 点

で チ ュ

抜 去

と な

カ ンファ レ ン ス

を 行

部 門 との

tSS

 

lb

 

1

ア プ

なっ た

2002

2

学 療 法

十に よ る

み は 週

3

朝食

時 間

のみ と な っ た,

  咀 嚼 な し

卜tl

能 な

プ リ

食 を用

いた

代 償 的

アプロ

チ で は

む せ る 頻 度 が 減 少 し 誤 嚥 や 窒 息の危 険 性 か 小

い と

され

てい る t3

摂 取 行 為 す

べ てが

介助

に よ る

受 け 身

た た

摂 取 量

覚 醒

き く 左 右 さ れ

傾 眠 や 拒 食 が 起こ るこ と も あっ た

水 分

摂 取

スプ

ンに よ り

可 能 で あっ た が

ム セ が 強

く出

現 する

場 合 も

あるため

取 量 を

設定

し なかっ た

 

プ リ ン

水 分

の不

なら び に

投 薬

は そ の

都 度

チュ

ブ を

人 し

摂 取

し た

2,

段 階

:叩

誘 発

2

{〕〔}

2

12

〜2

{}

O

3

 

5

月1   第

段 階で は

代 償 的 手 段に よ り経[摂 取 が

部lr∫能

っ た が

介 助

誘 導 を 施 す も

の の

腋 機 能

改 善

見 られ な か

っ た

同年

IO

月 頃

か ら

摂 取 時

覚 醒

層 悪

摂 取 量

5

割 前 後

減 少

したため

食 事

り↓な ど

み る が

醒 は 悪

増 加

に は 至 ら な かっ た

そこ で

能 動 的

な 咀

発 す るこ と で

,一

覚 醒

ら れる と

本 人

望 してい た

白 米 を試

み るこ

に し た。

る と

丸 飲

みで は

な く

で は

る が

咀 咄

観 察

され

こ で

取 り

冂 へ 運 び や す

す る た め

白米

の ご飯 を⊥

OIII

土 サ イズの 大

さに

め た おに ぎ り を

意 し

摂 取

して も らっ た

誤 嚥

や窒

の リ ス ク

1トの た め吸

引 器

準 備

k ,

 

ギ ャッ ジ ア ッ プ

臥 位

で は

お に

ぎ り

ば し

凵 へ 運 ぶ 際 に 体

が 麻

傾 く た め

f

ル ト

に 変 更 し た

冂か らの こ ぼれに留 意 し な が ら

背 も た れ 角

度 を段 階 的

に上

てい

90

度 ま

可 能

っ た。

の llr

間 位 保 持

10

分 程 度

可 能

な り

唇 を 閉鎖

1

伴 う嚥

下パ タ

ンが

こっ た 1図

3

)。

       

3

 第

段 階の り組み 左 :咀 嚼 機 能 を 誘 発 する 目 的 で

お に ぎ り を用 意し自ら;

に取    明 1へ 運 ぶ

凵唇を閉鎖し

咀嚼を伴 う嚥 ドがロ∫能になる

塩味

柔ら か さ

温か さ といっ たおにぎ りの感 覚 情 報に関   する知 覚 課 題 を う え

麻 痺 側の口眸 機 能の改 善 を図 る

正答 率(割 )   108642Oo2

11 03

2 03〆1   + 塩味  

硬 さ + 肋 さ o]f5 図

4

 

第二段 階の知 覚 課 題に おける 1E

率の推 移     各週 ご との止答 率を平均 化し た

し か し

背 も た れ

90

度のた め

送 り込 み が ト分に で き

こぼ れ るこ と が

多 く見

られ た

こ で

徒 手 的

ド顎

下 か ら

軽 く押

し 上げるな ど

介助

誘導

すこ と で

麻 岬 側

の送

り込

み が ス ム

ズに なっ た

醒 も 安

第 穀

階 で み ら れ た 傾 眠 や 拒

量の低 下 は ほ と ん ど 見 ら れ な く なっ た

 

ま た

その

気 分

や空

腹 状 態

い か け に

対 す

応 答 も

み ら れ た

し か し

介 助

誘 導

を 継 続 して行 う が

側の送 り 込み には 大 き な 変 化 は な かっ た

ま た 麻 輝 側の嚥 ド直 後には

相 変 わ ら ず ムセ が

ら れ た。

  そ

こ で

麻痒 側

の 凵

腔 内

知 覚 探 索 を誘 発

知 過 程

活 性 化

これば

麻 痺 側

の 口

腔 機 能

改 善

す ると

お に ぎ

症 例 が 知

し や す い

情 報

検 討

し た とこ ろ

らか さ

かさ の

っ た

応 答 能 力 を考 慮

感 覚 情 報 を

澱 階

しで

報 告す

知 覚

課 題

し た。

塩 味

る お に

ぎ り 嘘 「

r

ない

程 度

塩 味

と塩

の ない お に ぎ り を

そ れ ぞ れ

5

個ず

用 意

摂 食 後

す ぐ に 塩

有 無

につ いて

ね た

さ や

か さ につ い て は

とし た

は じ め は

が し

し た か ?

質 問

し て

沈 黙

多 く

塩 味

がない

場 合

の み

水 く

さい な あ

お し く ない な あ 」 との返 答 が な さ れ た

ま た 正 答 率 も

5

6

割 程 度で あっ た 咽

4

や がて

同 様

い に

塩 味 が 効

い てい る

塩 気 な

との

塩 味

対 す

内観 を

た, IL

答 率 も

8

割 程

高 く

覚 醒

が 悪い

場 合

を 除い て

ほ ぼ

に な N工 工

Eleotronlo  Llbrary  

(5)

Japanese Physical Therapy Association

NII-Electronic Library Service

Japanese  Physioal  Therapy  Assooiation

長 期 間経 鼻チ

ュー

ブ栄 養だっ た仮 性 球 麻 痺を 呈する

症 例の摂

嚥 ド

障害

に対 する

続し た取 り組み 45 っ たt

次 に 柔 ら か さ につ い て も

ね た

柔 ら か さ の

設 定

とし て

炊 き

立て の

白 米

っ た おに ぎ り を 柔 ら かいと し,

LI

冷 蔵 庫

保 管

再 び 白 米 を 温

め て

っ た

にぎ り を 硬い と し た (

き 立て に比べ る

と米 粒

が 硬い

L .

硬 さ 以

条 件

た。

摂 食 後

1

おに

りの

らか さ は

ど う

した か

11

尋 ね

も返 答

かっ たの で

t

お に ぎ り は 硬 かっ た で す か?

内 容 を 変 更

し た。

る と

い お に ぎ りに限っ て

破いな あ

返 答

が な さ れ た。 さ らに

1

硬 く

ておい し

ない

ぱ さつ い て

内 省報 告

変 化

してい っ た。

ら かい

柔 ら かい

」 と

う返 答

ら れ

か っ た が

おい しい

とい う

表 現

が な さ れ た

6

7

止 当 率 も

トが

ほ ぼ

っ た

時 点

か さ σ)

課 題

温 か

ぎ り

人 肌

ぎ り

t

種 類

用 意

か さ につ いて も

ね た

温 かい お に ぎ

りを摂 食

し た

か さ に

対 す

い か け に

おい し い

か ら な

といっ た温か さに関

答 え

ら れ な かっ た

その後

,1

あっ た か くて おい しい

との

示 す

ふつ

う」

わ か ら な

との瞹

な 返

かっ た

温か さ に関

題で は

答率

4

割 前

しい

L

ら れ な かっ た

課 題 実 施 後

に は 麻

側の嚥 ド機 能 も良 好 と な り

お に ぎ り に 関 し て 送

り込

も改 善 され

た。 以

麻 痺 側

頬 部

米 粒

が よ

溜 ま り

溜 ま

っ た

米粒 を

き出 し除 去 し

てい

たが

か き

出す 機 会 も減 少

した,

3

階 : ス プ

ン で の

摂 取

2003

6H

 

  2

lo3年 12

月 )

 

おに ぎ り を

す る 場

を 閉

さ せ

咀 嚼

動 を

嚥 ド

パ タ

ンであっ た

ま た

麻 痺

側の

ド運

も 「

能 とな

、 とこ ろ

プ リン

場 合

唇 閉鎖

十 分で咀 嚼 運 動 も乏 し く

段 階 と 同 様

丸 飲 み す る

嚥 ド

ンで

っ だ

し か

も麻痺 側

送 り込

み が 上

T

か ず

食 渣 が

こ ぼれる こ と

も少 な くな

かっ た

その 理 由 と し てプ リン

は 第

段 階と同

発 的 な

取 行

で は な く, 介 助 に よ る

動 的 な 摂 取 に よ る も の と

えた

  そ

こ で

握 り

いスプ

を 使 用 し

プ リン

し で

も能 動 的

摂 取

る よ

アプロ

る こと

なる 口 腔

能の

改 善

につ な が る と

考 え

 

め に プ リン

をのせ たスプ

ンを

っ て も らい

が ら冂へ

取 り込

こ と を

みた

ると

頭 部

の コ ン トロ

,レが で

きず

スプ

ンを

把 持 す

H

との

調

し た

動 き も困 難 な た

何 度 も

プ リン

食 を

スプ

ら 落 と し てい た

その 後

ブ リン食 を 落 と すこと な く

スプ

ン を

ち 上 げ

プ リン

ら せて

II

腔 内

行 為

こっ た

り口

取 り込

み が

困 難

な た め

頚 部 を

屈 させ 冂へ

う取

みパ タ

ン で

       図5 第「段階の取 り組み a :セラピス トの親 指 と 人 差 し指で 下 顎を 保持 し安 定した構 え

 

を誘 導 する

セラピス トの左

プ リン食の

り込 むタ   イミ ン グを誘 導 する

b

:下顎の下を軽 く押し ヒげ

送 り込みを促 す

c

での

り込み が できず

スプ

ンを持 ちヒげプリ ン食   をら せ 凵へ とす

d :取り

スプ

ン に関す る知 覚課 題を与 え

頭 部 と    トの協 調し た は た らき 出 す

っ た

5

の c}、

こ で

5

の a と

b

し た よ う に

能 動 的

知 覚 探 索 を行 え

る よ

う 介 入

し た。

徒 手 的

ド顎 閉 位

保持

安 定

した

え を誘

し, ス プ

が ら プ リン

むこ と に

意 識

図っ た

さ ら に 口

知 覚 探 索 を促 す 冂的

スプ

ン と 口

との

有無

につ いて

問 し た。

にス プ

ンが

接 触

してい ま す か ?

ね る と

わ か ら な

1

〔下

に }

いて い た と

思 う

け ど

自信

返 答

取 り

こ ぼ し が

いよ

プ リン

のみ に 注 意 が 向 かい

接 触 状 況 につ い て は 意 識 が

いてい な い こ と が わ かっ た

繰 り

返 す

ち に

え え

さっ き は

tlf

い てい ま したな あ

応 答

が 明

にな

ス プ

ン と下

との

接 触

に 注 意 を

け るこ とll

っ た

4

割 程 度

だっ た 正

当 率

6

割 前 後

ま で 上 が り

「冂へ 落 と

す 」

パ タ

ン は

減 少

で の

み が可

になっ た

tt

し か し

が 口

腔 内

ト分

っ てお

らず

日か ら 取 りこ ぼ

す場 面 も少

な かっ た

頭 指 示 な

ら びに

介助

誘 導

に て

ス プ

ンを 口

腔 内

う促 す

改 善

ら れ

かっ た。

 

そこ で下

とスプ

ン との

接 触

し た

位 置

につ い て

や 認 識 が

ま れ ば

りこぼ しが

減 少 す

と考 え た

がスプ

ンの どの辺 りに

して い

し た か ?

ねる

の の

が な

り返 し

質 問

す る と

「わ

「そ

こと

よろ しい

不 機

嫌 な 様 子 を 示 し た

課 題の

か っ た た め

J

ら れ ず

を 示 さ な かっ たと判 断 した

に 凵 の

スプ

ンが どの

程 度

人っ ていた か

とい う

問 内 容

変 更

し た

ま た

あ ら たに スプ

ンを 川 意 し

N工 工

Eleotronio  Library  

(6)

NII-Electronic Library Service

46

理学療 法 学  第

32

巻 第

1

の スプ

を使

11

腔 内

っ てい た

程 度

につ い て

答 え

らっ

内 省 報 告

結 果 か

自覚 し

てい るス プ

ン の 人 り 具 合 は

実 際の行

よ り深 く 人っ てい る と

間 違

っ て

認識

して い る こと が わ かっ た,

報 告 内 容

行 為

と の

離の

程 度

につ い て

ス プ

を 見

せ なが ら

認 さ せ

飛 離

の修 止 を 行っ た

継 続 し て 課 題 を 行っ てい る と

摂 取 時

スプ

ンが 十

に 口の

に 人っ てい な い ことに

本 人

は じ め

や が て スプ

ンを凵 の

に なっ た

t その

5

d

の よ

頚 部 を 前 屈 さ せ プリン

を 吸い な が ら口 に取 り 込 むこと が

可能

, つ

ま り頭 部

の コ ン

部 可 能

に な

背 も

た れ に クッ ショ ン

を挿 入す

標 準 車

での坐 位 保 持 も可 能 と なっ た

同 時 に 麻 痺 側 か らの 送 り

も改 善 さ

プ リン

食 渣

唾 液

の こぼ れ

減 少

し た

 

で も

覚 酵

が 悪 く

り込みが

ま くいか

渣 がこぼ れ る

場 合 も

介 助

は 必

で あ る が

プ リ ン

食 も

おに

ぎ り

同 様

閉 鎖 さ

嚼 運 動

を伴 う嚥

下パ

なっ たtt

飲 水

に 関 し て

日 に

必 要

摂 取

量 は 困

であ る が

ムセ

も少

飲 水 量

増 加 し

1

Q

  本 症 例

嚥 ド反 射

重篤 な 問 題

い に

か か わ ら ず

長 期 間チ ュ

ブ栄

であっ た要 因と して

覚醒

しか も

不 安 定

で あっ たこ と が

げ ら れ る

ま た 覚 醒 が

い 状

で も

看護 部

門 に よ り

度 と な く

凵 摂

み る

の の

痴 呆

な どに よ る意 思

通 が

困 難

であ り

く拒 否

さ れ た た め で

以 下

.2

間 に

わ た

各段

階の アプロ

チにつ い て考

す るtt

  本 症 例

長 期 間

に わ たる チ ュ

栄 養

っ た

う え

覚 醒

悪 く

安 定

な た め

誤 嚥

の リス クが 高い と 考 え

第 段 階では プ リン性 状の

材 を

た。

馬 場

ら は 咀

むこと がで き る

飲 み

使

川が

誤 嚥

危 険性

軽 減

有効

Z

て と して いる 1

11。 さら に

頭 頚 部 前 屈 位

L2

身 体 体 節 問

張 を緩

め た ポ ジ ショ ニ ン グ11丿

下 ”

r

能 な

な ど

代 償

rfJ

 

−f−

 

pi

を 用い ること は

摂 食

嚥 下 障 害 に

対 す

初 期

の アプロ

チ と して

めて重

であ る と

プ リン

食 を 見

せて

も 反応

し かっ た

こで 少 し で も 摂 食

嚥 下 機 能 が 円 滑 に 行われる よ

L

」腔

膜 な ど に プ リン食 を

れ さ れ, 冷 た さ

柔 ら か さ

大 き さ を

明 し

プリン食に注 意

意 識 を 向 ける こ

プ リン

へ の

知覚 を 促 した

また

嚥 下 運 動 を

惹 起 す

る た め

rl

侯頭

挙 上

ど 介 助

誘 導 を施 す

こ と は 15

ムセの減 少につ な が り

有 効 な

段 だっ た と

る、

 

しか

段 階

で は

べ てが

他 動

による

代償 的 手

のた め

経 過 を追 う

覚 醒

悪 化

し,

摂 取 時

の 傾

拒 食

が 凵

つ よ

に なっ た

身体

能動

か し て探

外 界

境 〕 を

認 識 す

る ア ク テ ィブ

タッ チ 16:

では

いた め

咀 嚼 運 動

や 冂

唇 閉 鎖 能 力 な ど

腔 機 能

改 善

に はつ な が ら な かっ た と 解 釈 す る

  第

段 階の

過 が

と 長 かっ た 理

と して

覚 醒

不 安 定

な た め

当 初

か ら

して

継 続 し

安 全 な経

摂 取

を 目

看 護

部 門と

同 して取 り組ん でお り, 現 状の

摂 食

嚥 卜

能 が 維 持 で き れ ば 良い と

え ていた か らで ある

し か し

摂 取

開 始

10

月 頃

か ら

覚 醒

悪 化

に よ る

摂 取 量

ドが

い た

t

L

角 度

挙 上

食事 場 所

変 更

な ど

み る が

取 量の

増 加

に はつ な が ら な かっ たc そこ で看 護 部 門 との

議の結

覚 醒 を 向

II

皿 嚼 運 動

誘 発

目標 を変 更 し

たσ)で

だ が

階 が 長

間 に なっ て し まい

早期

階の お に ぎ

使 用

み る

計 画

じ る 必

は あっ た と

え る。

  第

段 階

で は

本 症 例

希 望 す

る お に

ぎ りを

お に

ぎ りを 手

取 り

凵へ ぶ とい

う能動

的 な

索活

を意 味す

るア クテ ィブ

タ ッチに よ

が 生 じ

唇 閉鎖

を と

もな う嚥 ド運 動 が 起

こっ た と

考 え

る。

咀 嚼 運 動

に よ

り大 脳 を賦 活 化

覚 醒

向 上

摂 取 量

の 増 加 につ な がっ た

しか し

側にお け る 食 塊の 送 り

や嚥 下 機 能

悪 く

介 助

誘 導 を 施 す が 大 き な変 化

は み ら れなかっ た

そこ で お に ぎ り に 関 す る 質 問 に 応

が 可 能 で あ ること が わ か り

お に ぎ りの 塩

ら か さ

温 か さ に

す る 知

覚 課

題 を

設 定

腔 内

知 覚 探

認 知 的

アプロ

チを

っ た

ら か さ に

正 答 率

L

し,

内 省 報告

に よ る 識 別 が

になっ た が

温 か さに関 する課 題では

時にお に

りの

温 度 が 下 が り

条件 設 定 が

に で

き な

かっ

識 別

困 難

っ た

と推 測 す

知 覚

課 題

を 試

み た 結 果

麻 痺 側の 冂腔 機 能 な ら び に 嚥 ド機 能の改 善 につ な がっ た と

え ら れ る。

  無 白覚 的

半 自動 的

にパ タ

された 咀

嚼 運 動

嚥 下 機 能

におい て

延 髄 網 様体

に よ る

刺 激

対 す

反 射

反応

レベ ル

機 能 と解 釈 す

るの

早 急

と考

え る

大 き さ や 硬 さ

粘 稠 度の異 な る さ ま ざ ま な 食 物 は 咀

嚼 す

るこ と に よ り

食塊

ば れ る

適 度 な

N

硬 さ

ま り嚥 ド

が し や

うな

t

 

つ の

形 成 さ

れる

に よ る

食塊

高 度で緻 密 な 運 動であ り

繊 細 な

覚 に よっ て 支 え ら れ てい るID

つ ま り 知 覚 と行 為の循 環 と

ば れるよ うに

知 覚 と 運 動 と が 不

可分

びつ いて

お り

れ わ れ が 行 う運 動

と は

知覚

シ ステムの は

き と も解 釈

る17

 

この よ

や 口 腔 粘 膜の

圧 覚

咀 嚼 に 伴

の運

動 感覚

味 覚

嗅 覚

な ど

なっ た

感 覚

モ ダ リテ ィ の

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