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介護予防と理学療法士の役割

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Japanese Physical Therapy Association

NII-Electronic Library Service

Japanese  Physioal  Therapy  Assooiation

理学

学  

32

巻 第

4

号 

16q

 

一 

172

C20G5

調

ミナ

介護

予 防

理 学 療 法 士

役 割

渕 修

* * は じ め に   介 護 保険制 度は

介 護を 必要とする 人々 が安 心して 自 分ら しい生 活 を送 る た めの安 全 策 と して意義 が あ る

ま た 介 護 を家 庭の 問 題 か ら社 会の問 題へ

行 政の措 置から利 用 者の 選 択へ と さ せたことな ど

社 会 福 祉 施 策の理念 を大 き く変 化さ せ た意

k

きい

平 成12に施 行さ れ た介 護 保 険 制 度 も4年 が 経 過 し

平 成18年の介 護 保 険 法の改 定に向 けて熱 心 な 議 論 が され て い る

 

これまで の介 護 保 険の運 営 状混を 見ると

12

4月に は

21S

万人 でス タ

ト し た要 介 護 認 定 者が

平 成15年4月末 で は348万 人と

全 体で 60% もの増 加 がみ られ た 〔図

D 。

認 定 者の増 加は

介護 保 険 制 度が国民 に定 着し たこと を 示 す も の であ り

必 ずしも悪い もので は ない が

増加

は当初の 予想を 大 幅 に 超 え る もので あ り

結 果 的 に第2期の介 護保険計 画では 全国8割の自治体で介 護 保 険 料を引 きあ げ ざるを得 ない状 況と なったのは問 題である

中で も

要 支 援

要 介 護1の比 較 的 軽 度の介 護 を必 要 とするもの の増 加は著し く

12

年度

15

度 を比 較 すると1

9

もの

激な増

を示して いる。 今 後の 安 定 した介 護 保 険制 度の運営のため に は

介 護 を必 要 とし ない ため の積 極 的 な施 策が課 題となっ たとい え るv   介 護 保 険 制 度は

身 体 機 能や 精 神 機 能 が 低 け れ ば 低い ほ ど 高い 給付 金が支 払わ れ る 制 度 で あ り

古典 的 な 心 理学の結 論を 外 挿 する とすれ ば

身 体

精 神 機 能 を維 持

向上す ること につ い て は

制す る作 用は あっ ても促 進 する作 用は期 待で きない

正 し くは

介 護 保 険 制 度の中 に も介 護 給 付

予 防給 付のほかに 保 健 福祉 事 業があ り被 保 険者が 要介 護状 態と な る こ と を予防 す る た め に 必 要 な事業 を自治 体の裁 量 で 組 み 人 れ る こ と がで き る が

財 源 が 第 1号被保険者 〔65歳以 ヒの被 保 険 者) から徴 収 す る 保 険 料 を 充 て る と 定 め ら れて いる た め

介護 保 険 料を増 額 せ ざ る を得ない現 在の 自治 体の状 況で は

実 効 性の伴 う事 業 を 計 画 す るのは 難 しい

 い ずれに して も 高 齢 者 が 安 心 して健 康 長 寿 を全 うする た め には

介 護 保 険制 度 だ けでは不 十 分であ り

さ らなる介 護に な

 

Role of  Physical Therapists  to PrevenL Usage of  the Long

Term

 Care 工nsuruncc

in Japa囗 林

東 京 都 老 入総 合 研 究 所 介護予防緊急 対 策 室   〔〒 173

0015東京 都 板僑 区 栄 町35

21】

 Shuichi Obuchi

 RPT:Department for Prevention of  Dependence

 on Inng

Terin Care

 Tokyo MeLrupohtan insititute of  C;erontrolngy

  キ

ド :介 護 予防

理学 療 法

老 年症候 群 ●要介護度別認定者数の推移

8

2182

/4fi干船 3輯

;介瞳簾譲“找混輾$1 図1 要 介 護 認 定 者 数の推 移 らないた めの取 り組み

ま り介 護予防体 制の確 立が急 務 とい える

こ の稿で は

保健福

施策

推 移を概 観し

介 護 になら ない た めの施

さ ら に そ れ に対 する 理学 療 法十の役 割 につ て考 えて み たい。

保 健

祉 施 策

  核家 族化とい っ た家 族 形 態の変 化や高 齢 人口 の増 加に伴い

戦 後 すぐに制 定さ れ た施 設入所を中 心とする社 会 福 祉 施 策で は

そ ぐわない状 況となっ た

そこ で

これ らの状 況の変 化に 対 応 するた めに

1989

年に は 「高 齢 者 保 健 福 祉 推 進

f

力年 戦 略 」〔ゴ

ル ドプランが制 定さ れ

地 域 社 会に お け る

障害

高 齢 者に目が向 けら れ る よ

に なっ た

1991

に は

祉 関 連8 法 」の改正 が行わ れ福祉と保 健の統 合

在 宅 福 祉 を積 極 的に進 め るこ と が提 案 された

199

1年には 「新

高 齢 者 保 健 福祉 推 進 十ヵ 年 戦 略 」(新ゴ

ル ドブ ラン

が制

さ れ

地 域 で の障 害 を もっ た 高 齢 者がい か に生 活 する か に

視点

が お か れ

地 域 で の保 健

策の充 実が図ら れ た。 また

こう した在 宅での介 護 を必 要 とする

齢 者の増 加を踏ま え介護の 問題を家 庭の問 題 か ら社

の問 題と して捉える と ともに

介 護 を必 要とする高 齢

らの選 択により保 健 福祉サ

ビスを受 ける こと ができる ようになるため に

介 護 保 険法が

1997

年に制 定さ れ た

 こ の ように介 護 を必要とする高 齢 者に 対 す る安 全 網を 整 備 する

1999

に制 定さ れ たゴ

ル ド プラン

21

で は

介 護 を

け る こ と がない た めの

元 気 高 齢 者づ く りが あ らた課 題 とな り

介 護 予 防

生 きがい活 動の支援

社 会参 加

就 業の支 援 等 が盛 り込 まれる にい た

r

〕てい る

こ の よう な保 健 福 祉 制 度 N工 工

Eleotronio  Library  

(2)

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70

理学 療 法 学   第

32

巻 第4 号 表1 介 護

P

地 域 支 え 合い事 業 ●

 

高 齢 者な どの生 活 攴 援事業      

外 出 支 援サ

ビス事 業      

寝 具 洗 濯 等サ

ビス事 業      

軽度 生 活 支 援 事 業      

住 宅 改修指導 事 業

    

訪 問理美 容サ

ビ ス

    

高 齢 者 共 同生活 支援

事業

 

介 護予防

生 きがい活 動 攴援

業      

介 護予防 事 業 表

2

 介 護予防 生 活 支 援 事 業

齢 者 筋

JJ

向 上

ニ ン グ事 業

     

高齢

者 食生 活 改 善 事 業

     

運動 指

導事

     

生 きがい活 動支 援 通所 事 業      

生ミ舌管

1

i

旨導 事 業         食の 自立 攴援 事 業 ●

 

家族介 護 支 援 事 業 ●

 

その他の 市 町村 事 業 事業名  

実施市田亅

ヰ寸委女 配食サ

ビス 外 出 支 援サ

ビス 寝 具 類 洗 濯乾 燥サ

ビス 軽度、生活 支援 事 業

宅 改 修 支援

 

住 宅 改 修理由書 作 成の

託 助 成 訪 問理美 容サ

ビス事 業 高 齢 者 共 同生活 支 援 事 業 数      %

251618

ユ516222Z732485ZsUS844  41 77

656

050

070

176

777

426

01

3 表

3

 介 護 予 防

牛 きがい 活 動支 援 事 業 平成15

9

8

 厚 生 労 働 省 全 国 介 護 保 険 担 当 課 長 会 議

料よ り 事 業 名

実 施市町 村

数 数 の推移 か ら考え る と

これまでの障害 者や要介 護 者に対 する支 援か ら

支 援を 必 要 と し ない た め の 予 防 的取り組みが課 題とな ること が わ かる

 

予 防に は

健 康 なときか らの心が け 〔

次予防 }

危 険 性 が 高 くなっ て か らの対処 〔二次予防

1

t

すで に支 援か 必要な状 態 となっ て か ら 重度化しないた め の リハ リ テ

ョン 〔三 次 予防) が あ る が

中でも二次 予 防

 

次 予 防の体 制は 十分で は な く

三 次 予 防の現場にい る理 学 療 法

1r

はその役 割を拡大 し

二次予 防

さ ら に は

次 予 防 に おい ても 貢献 する必 要 が あるだろう

介 護 予 防 事業   転 倒 骨 折 予 防教 室   痴 呆 予 防

介 護 事 業  

1

DL

訓 練事業

 

地 域住 民グル

プ支 援

事業

  その 他 事 業 高 齢 者 食生活 改 善 事 業 運 動指 導事 業 生き がい

活動

支援 通

所事

業 生

f

舌管理 }旨

導事

業  生活 管理指 導 員 派 遣 事 業   生 活 管 理指 導 短 期 宿 泊 事 業   食の自 立 支援 事 業 % ll71    54

8 1532    47

3

912    28

1

537

   

16

6

464

   

14

3

108

     

3

3

860    26

5

372

    n

5

2811

    

86

7

1821

    

56

2

⊥261    

38

9

1634    

50

4

115

     

3

5

介 護 予 防

地 域 支

事 業

 こ う し た生 活に支 援 を必 要 と し ない予 防 的 な取 り組みの必 要か ら

介護

保 険 制 度 と同時に介 護 予 防

生 活 支 援 事 業 〔現

介 護 予 防

地 域 支え合い

業) が制 度 化さ れ た

こ の 介 護 予 防

生 活 攴 援 事 業は

平 成ll年の厚生労 働省の全 国 老 人 福 祉 担 当 課 長 お よ び介 護 保 険 担 当課 長 会 議 資 料にその趣旨が 説 明 さ れ て お り

1

)介 護 保 険 制 度に盛 り込ま れ な かっ た 福 祉 サ

ビ ス の継 続

2

)要

介護

認定に おいて自立 と判 定 され たもの に対 する支援

3}要 介 護状

に な ら ない ようにするた めの 予 防と 介 護 度 を 重度 化 させない予 防の

3

つ の

H

的が示さ れ てい る

 

実施 主体は自治 体にあ り

介 護 予 防

生活 支 援

事業

地 域 に 密 着 し た サ

ビ スと す る た め に

国は包 括メニ ュ

を示し

その中か ら 自 治 体の 実 情に合わせ て選 択 する方 式を とっ て い る

財 政 面 で は

1

2

都 道 府 県

1

4

市町村

1

/4の負 担と し

平 成12年 度は3DO億 円

平成

13

14

年 度は

500

億 円

平 成

15

年 度 は

般 財 源 化し た た め に

450

億円の国の予算が 計

ヒされてい る

した がって

都 道 府 県

あわ せ て 約⊥ 00億 円が

この事 業のた めに用 意 され ている。

 

介 護 予防

生 活 支 援事 業は

高 齢 者 等の 生 活 支 援 事 業

介 護

P

生 き がい活 動 支 援 事 業

老 人 ク ラ ブ活 動な ど か らなる

高 齢 者の健 康づ く りのた めの総 合 的 な

業 で あ る 〔表

D 。

と こ ろが

前述のご とく介 護 保険制度 という 大 き な 社 会 福 祉 施 策 の改 革

中にあ

た 白治 体におい ては

介 護 保険 制 度の 円 滑 な 運 用 に主眼 が お か れ

要 介護 状 態 を チ防 し高 齢 音の健 康つ り を進め る といっ た積 極的 な 施策という よ り は

H

的の

1

) に 掲 げた

介 護 保 険に含 まれなかっ た従 来の福 祉サ

ビス継 続に

使

わ れ てきたのが 現状である

 

事 実

平 成13年 度の介 護 予 防

生活 支 援

事 業

の実

状況を 見 ると

配 食サ

ビス

牛きがい活 動 支 援 通 所

事業

の実施 自治 体は

8

1

% を占め てい るも0)の

新 焼にメニ ュ

化 さ れた介護 予 防事 業につ い て は

最 も 普及 し てい る転 倒 予 防 教 室で あっ て も 実 施 し てい る 自 治 体 は 半数に 満 た ない

2

3

また内 容 につ い て も

転 倒 予 防 に 関する講 演 会など も含み

次予防の役 割は あ れ

二次予防 と し ての実 効 性 は 疑 わ しい c

介 護 予 防 と は

  介

護予 防 と は

前述の 高 齢 者 保 健 福 祉 計IMiの趣 旨の中で

高齢 者が で き る 限 り 要 介 護 状 態 に 陥 る こ と な く

健康でい きい きし た 生活が 送 れ る よ う に 支 援 す る こ と と定 義さ れ たもので

表2の事 業内容が 提 示 さ れて いる

 こ の 定 義はきわ めて概 念 的な もの であ り

こ こか ら は

ど の ような 対 象に対 して

どの ような支 援を す るのか

その方向

す らつ か むことは で きない

介 護 予 防 が 本 来の目的である介 護状態に陥ら ないことを目指 す

実 効 性の伴 う事 業 とす る ため には

対 象の明確 化

介入

方法

の明

介 人 方法が妥 当であ るか どうか判 断 する た めの系 統 的な評価 が 必 要 とい え よう

こ う し た観 点の欠如し た自治 体 事 業は

要 介 護に陥 ら ない よ う に 予防 する ため の事 業であると はい えない だろう

 

さ ら に

東京都

の区 市町村の介 護 予 防 担 当 者に対 するア ン N工 工

Eleotronio  Library  

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介護 予 防と理 学療 法上の役 割

171

モ の他

65

歳以上の要分護の

因  図2 生 活 習 慣 病 予 防 と 介 護 予 防の違い 男 性 女 駐 o 20 4D 60      凰o      IOOzz    こ甲t一 餌国E生 括罐 ■壷よ り ト 図

4

 性 別に よ る要 介 護の原 因の違い 箭嗣高齢 省 後 期 鬲 齢 耐 窩 齢に よる 雍弱 o 20 40 6t 80 図

3

 年齢

に よ る 要介

の 原 因の違い 100M ケ

トで は

介護

予 防の重要

は 理

し てい るもの の

提 供

法が わ か らない

人的

物 的 資 源の

者の実

把 握が 難 しい 等 が あ げ ら れてお り

介 護 予 防に関す る知 識の不 足 が あ げら れ てお り

専 門 家か らの具 体 的 な 提 案 が 待 た れてい る現 状 で あ る

 と はいえ

専 門 家に おい ても予 防に関す る 知 識の再 確 認は 必要であ る

生活 習 慣 病 予防 を 延 長 す ること に よっ て介 護 予 防 が達 成 されると考 えて い る の であれ ば大 き な 間違い で ある

確 か に

高 齢 者の死亡の原 閃には生 活 習 慣 病が大 き く関わ る が

こ れを寝たき りの 原 因 で み ると

脳 血 管 疾患は残るもの の

痴 呆

転 倒

骨 折

高 齢に よ る

弱な ど その対

は明ら かに異 な る 咽 2)

これ ら は

老年

症候群 と

ば れ る もの で あ る が

こ れは さら に年 齢が高 くな ればなる ほ どこ の 傾 向は顕 著になる 1:図

3

また

性に よっても差があ り (図

4

ライフ ステ

性 差 な ど を 考 慮 し た 老 年 学 的 な 視 点 に 立

〕た 介 入 方 法 の 提 案 が 必 要だ といえ る

  繰 り返 しになるが

理 学 療 法 十 な ど医 療 専 門 家 が 介 護 予 防 に 関 わ ると きに は

か ら

られ る知 識 を外

するだ けで は 不十分な だ けでなく

危 険でもあ り

高齢者

の生 活 を広くとら えるべ である

医 療現 場で み る高 齢 者は非 常に弱々 しく

壊 れ やすい もの に思 えるが

実 際の高 齢 者の 8割は 元気である事 実 を認 識 し な け れ ば な ら ない

また

力の改 善が要 介 護 を予 防す ること に 重要で あ るこ と は

た ないが

身体機能

上 だ けでな く

その背 景 に あ る知 的 好 奇 心 や 積 極 的 な社 会 参 加 な ど包 括 的 な介 入 を 用 意 する必 要 が ある

 対 象 者の選 定 につ い て は

東 京 都 老 人 総 合 研 究 所介護 予 防 緊急対 策室で は

お たっ しゃ 21とい 18目の質問 と3項 目 の身 体 測 定か ら

老 年症候群の リスク を判 定す る ンス テム を作 っ た 〔表4)

これ を 利 用 し

老 年 症 候 群の リ ス クを判 定 する とよい だろう

ま た我々は

それ らの

つ の リ ス クに対 す

 

°

 

°

 

°

 

°

 

 

 

 

O

123456789111

 尿力1る 「}ま

12

3

肉類

魚 介 類

乳のう ち

れ かを

1

つ 以 上食べてい ますか

14

現在

づ くり を1週間に

4

5FUJ 上 していま す か

15

こ れまで やっ てきた こ と や

が あっ たこ との

くを

最近 や めてし まいま し た か

16

貯金の 出 し 人 れ や 公 共料金の支払い

家 計のや り く りができ ますか

17

自 分 で 電 話番号を 調べ て

電話を か け ること がで き ます か

18

薬 を決 まっ た分 量

決 まっ た時 問 に

ご日分で飲 むことができ ます か

19

あ な たの握 丿Jは

男性の場 合

29kg

以 上

女 性の場 合

19kg

以 上 ですか

2D

目 を 開い て 片 足 でi

i

つ こと が で き る 時 間 は

男 性の場 合

20

秒 以

L

女 性 の 場 合

10

秒 以 ヒで す か

21

51u

を普通 に 歩 く と き

男 性 の 場 合

4

4

秒 以 内

女 性 の 場 合

5

秒 以 内 で す か

      表4 お たっ しゃ 21評 価 項 日 ふだん ご自分で健 康 だ と思い ます か

現在

3

種 類以 上の薬 を 飲ん でい ますか

こ の

1

年間 に 入 院 し たこと が あ り ま す か

こ の

1

年間 に 転 ん だこと が あ り ま す か

転ぶ のが

い と

じ ま す か

凵常の移

につ いて です が

.一

人で

出 〔遠 出) でき ま す か

ひ と り で1キロ メ

トル ぐ らい の 距 離

続け て 歩 くこと が で き ま す か

ひ と り で 階段の上 り ド リができ ます か

物につ かまらない で

ま先

Z

ちがで き ます か トイレに行 くのに間に合わな くて

失 敗 することが あ りま す か

     

1

週間 にどれ くらい ですか

あ な たは

趣 味や稽 古ごと をしますか

N工 工

Eleotronio  Library  

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172 理学

療法

 第

32

第4号 る

科学

拠に基づ く介 入 方 法 を開発し

市 町 村 事 業 と して実 施円

能とする た めに

修会

指導

な ど

技術

っ て い る。

齢 者 筋 力 向

上 トレ

ニン

グ事 業

 高 齢 者 筋 力向ト ト レ

ニ ング事 業は

介 護予防 事 業メニ ュ

つ であるが 平 成15年 度より介 護 予 防の 規 メニ ュ

に 加 え られ た ものであ り

これに関 わ る 専 門スタッ フと して 理学

療法

十が 明

置づけら れ てい る

 

こ の

事 業

高 齢 者 向 けの ト レ

ニ ン グ機 器 を使 用 して

筋 力 をつ

柔 軟 性 を養

バ ラ ン ス能 力を高め る た めの包括 的トレ

ニ ン グを行い

運 動 機能の向上 を図る ことにより

寝 た きりな どの要介 護 状 態になるこ とを防 ぐことを 目的に

専 門 ス タッ フ

 

〔医

健 康 運 動 指 導 士

保 健 師 等 )に より

対 象 者のア セ ス メン ト

個 別 運 動プロ グ ラム の

作 成

高 齢 者 向 けの トレ

ニ ン グ機 器 を用いた包 括 的 なト レ

ニ ン グ を 実 施 す る も の で あ る

対象 者は

お お む ね

60

歳以 上の 在宅の高 齢 者で

ト レ

ニ ン グ に よ る効果 が期 待で き る者と さ れて いる

要 支 援 者の ほ か

要 介 護1ま た は2の者も対 象と な る が

通 所リハ ビ リ テ

シ ョ ンまた は訪 問リハ ビリ テ

ショ ン との併用 は できない

実 施に当たっ て は

各 自治 体におい て専 門ス タッ フに対し て

筋力

ト レ

ニ ング の指

に必 要な研 修 を行 うこと と さ れて いる。   高 齢 者 筋 ]J向 上 トレ

ニ ン グは適 切 な 機 器と指 導 者 を準 備 す ること に よっ て

医療

福 祉

保 健の どの領 域であっ ても実 施 可 能 な 事 業 で あ り

病 院

在 宅

施 設 で 活 動 す る 理 学 療 法

f

: にとっ ては

いずれの領域 に おい て も 主体 的な役 割を 担 う こ と ができるものと思 わ れる

 

補 助 対

経 費 も

専門ス タッ フ の活 動に要 する経 費

トレ

ニ ンダ

器 使用のた めの研 修 会 等へ の参 加 経 費

高齢 者 向 け トレ

ニ ング機 器の設 置経 費 (初 年 度に 限 る)

が具 体的 に 記 述 されてお り

実 施のた めの基盤は整 備 されてお り

実 践 する 専門 職の準備 次 第です ぐに 具体 化 する事 業であると 考 えら れ る

お わ り に

 

介 護 予 防 に 対 す る 理

学 療

法 士の

  介 護

予 防は

そ れ が転 倒 予 防で あれ

尿 失 禁であれ

運 動 介 人 を必 要とするものが多 く

理学 療 法 士の運動 療 法に 関する 専 門性 が 発揮 される分 野である

最 も運動 と遠い と思われ る知 的 機 能に 関 わ る痴 呆予防で あっ て も

痴 呆 の前駆 症 状 の 改善

維持

の た め に は

素 運 動を中心と し た介 入が効 果 的で ある ことか ら

こ の分 野 に おい ても理 学 療 法 十の役 割 は 大 きい

対 象 者にとっ て み れば

要 介 護 状 態 をよく知る

門家が

介 護にな らない め の活 動 を 支援 する ことは実 感 を伴って 理解 し やすい

理学 療 法

[;の こ の分 野におけるア ドバ ン テ

ジ は非 常に高いといわ ざ る を得 ない

 

介 護 予 防は

医 療

保 健

福 祉にまた が る分野であ り

そ れ だけに行 政 的に は取 り組み の難しい 分野 である が

こ のすべ ての分 野

を担っ てい る理 学 療 法上 が 主体 的に働 き かける こ と に よっ て

新 しい介 護 予防とい う分 野 が 作 られてい くもの と 考 えてい る

た とえば

病院 に おい て は 退 院 時 に老 年 症候群の評価 を行い

必 要 に 応 じて介護 予 防

業へ の 紹介を 行 う

福 祉 施 設 で は対 象 者を 要介 護 者だ け で なく

介 護は 必要と しないが老 年症候 群を持つ のまで ひ ろげる

保 健で は 生活 習 慣 病 予 防のた めの検 診に

老 年 症 候 群 予 防のため の体 力 評 価 を 加 え

介護予防の対

者の早 期 発 見システム を構 築 するtt など

そ れ ぞ れの領域で こ れまでの

業務

に 工夫 を

えること で

性のある介 護予 防が具現 化 すると考 え られる

  現 在は転 倒 予 防 など がその取 り組みとし て具体 化し てい る が

腰 や膝な ど の 痛 み の た め に

日常 生 活 活 動 を 制 限 してい る ものや胸郭の運動が 制 限 さ れ てい る た め に 運動量 が確 保で き な いもの な ど

規 在 明 らか に なっ ていない

要 介 護の原 因 は多 く あるよ うに思 わ れる

介護の現 場 を知る理学 療 法 士の専 門性 が 生 か されることは 多々あるよ うに思 わ れる

  介

護保 険は 現

約5兆 円 が 支 出 さ れ てい る

,一

護予防 は その 50分の 1にも満た ない

介 護 予 防に関 する科 学 的 根 拠 を蓄 積 し

理学 療 法 士 を中 心 と した介 護予防 が 実 際の要 介 護 率 低下 に どれくらい 寄 与 するのか明らか になれ ば

理 学 療 法 士の

しい職 域 と し て

立 さ れ てい く もの と

え てい る

康で 元

を実現 す る た めの

理学

療法

士の社 会

割 は大 きい。 N工 工

Eleotronio  Library  

参照

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