腱板断裂患者に対する患者立脚評価を用いた治療方針の予測
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(2) 588. 理学療法学 第 47 巻第 6 号. 国際的に頻用される Simple Shoulder Score(以下,SST). 傷・ 労 働 災 害・ 交 通 外 傷・ 断 裂 サ イ ズ(DeOrio and. の初診時の結果が,腱板断裂患者の保存療法開始 1 ヵ月. Cofield 分 類 )・ 筋 萎 縮(Tangent サ イ ン ) ・脂肪変性. 以上後の治療方針の予測因子になり得るかを検討するこ. (Goutalier 分類) ・糖尿病・高脂血症・罹病期間・手術. ととした。. 目的の紹介の 15 項目を検討した. 8)13‒15). 。. 統計は,保存療法または手術療法の治療方針を目的変. 対象と方法. 数,SST 合計点を説明変数とした決定木分析を行い,. 対象は 2013 年 4 月∼ 2015 年 4 月までに来院した 422. 最大深度 3 まで分岐させ,近似したグループで層別化す. 名の肩関節疾患患者の中で,MRI と臨床所見で腱板断. ることで傾向スコアモデルを作成した。傾向スコアモデ. 裂と診断された者とし,除外基準を肩関節周囲の骨折,. ルの正確性は Fisher の正確検定を用い検討した。治療. 進行性の関節炎,変形性関節症,感染症,両側性の肩関. 方 針 と SST と の 交 絡 因 子 の 検 討 は, 最 小 二 乗 法・. 節障害,評価の内容を理解できない者とした。初診時の. Wilcoxon の符合付き順位和検定・Kruskal-Wallis 検定. 対象に対する説明は,医学的情報として,初診までの治. を用い,15 項目を検討した。決定木分析で作成したモ. 療歴,現在の疼痛,可動域,筋力,持久力,画像診断を. デルに SST 合計点と有意差を認めた交絡因子を投入し,. 基に,保存療法および手術療法において予想される治療. 各グループの比較を正確ロジステック回帰モデルにて確. 効果,その利点,欠点について説明した。さらに手術に. 認した。すべての統計には JMP®Ver13(SAS Institute. は長期の後療法を要するため,社会的,個人的制限を伴. Inc., Cary, NC, USA)と Stata®Ver15(STATA Corpo-. う。よって個人的要因としての,年齢,社会的立場,仕. ration, College Station, TX, USA)を使用し,すべての. 事内容,趣味,今後の活動レベルの目標を聴取した。手. 有意水準を 5%と定めた。. 術療法または保存療法の選択は,これらを総合的に把握. 本研究は済生会八幡総合病院倫理委員会(受理番号. して,主治医と患者および家族と相談のうえで患者自身. 125 号)と九州栄養福祉大学倫理委員会(番号 1831 号). が行うように求めた。対象者の評価は,カルテ情報や画. の承認を得て実施した。. 像情報に加えて患者立脚評価として初診時に SST が実 施された。SST の実施は心理的偏向を避けるために医. 結 果. 療従事者の監視がない場所で実施され,治療担当以外が. 422 名の肩関節疾患患者の中で対象となったのは,. 回収した。. 229 名の腱板断裂患者であった。保存療法開始 1 ヵ月以. SST は日常生活で肩関節の使用を想定した 12 個の質. 降の治療方針は手術療法(50 名)と保存療法(179 名). 問(疼痛:2 問,関節可動域:4 問,肩関節筋力:3 問,. に分かれ,SST 合計点は保存療法(4.42 ± 3.36 点)と. 肩関節を使用したスポーツ動作:2 問,仕事:1 問)に. 手術療法(5.55 ± 3.34)であった(表 1) 。決定木分析. 対し,“はい”または“いいえ”の項目で回答する簡便. の手法は各分岐における応答水準(負の対数尤度)を最. なテストである。SST の各質問は,肩関節障害が身体. 小にする形で決定され,統計学の専門家と臨床家の見解. 機能に果たす能力に影響を及ぼすかを患者自身が判断す. を合わせながらグループ化した。決定木分析の結果は,. るように求めている. 12). 。. 深度 1 で“肩の問題があっても快適に眠ることができま. すべての患者は初診時から 1 ヵ月以上の保存療法が実. すか?” ,深度 2 で“肘を曲げずに肩の高さに 450 グラ. 施された後に,治療方針が決定された。保存療法期間の. ムのペットボトルを持ち上げることができますか?”,. 急性炎症に対しては,安静を中心とした指導に加え,非. 深度 3 で“腕を対側においた場合,肩に違和感はありま. ステロイド性抗炎症薬やステロイド性の注射が主治医の. せんか?”と“肩の問題があっても,いつもの仕事を行. 判断で実施された。急性炎症後は,研究実施施設内にお. うことはできますか?”の項目に分岐され,手術となり. ける標準的な理学療法である,肩関節可動域運動,肩関. やすい群から手術療法傾向群,中間群,保存療法傾向群. 節や肩甲帯の筋力運動,日常生活の指導などが実施され. までの傾向スコアモデルが作成された(図 1)。傾向ス. た。理学療法の目的は,他動的な運動が獲得できること,. コアモデルの正確検定は有意差を認めなかった。SST. 断裂腱を残存腱で代償することで肩甲上腕関節の求心位. 合計点と交絡因子の検討では,性別のみ有意差(p=0.02). を保ち,日常生活能力が向上することを目標とした。理. を認めた。性別の影響を調整した正確ロジステック回帰. 学療法は 4 名の理学療法士で実施され,理学療法の運動. モデルを用いた治療方針に対する結果は,中間群と保存. 療法と目的を統一し実施した。. 療法傾向群に有意差を認めず,中間群に対して手術療法. 対象者の治療方針の確認は 2017 年 4 月の時点でいず. 傾向群が 3.47 倍,保存療法傾向群に対して手術療法傾. れかの治療方針が選択されたかを後方視的に確認した。. 向群が 11.50 倍で有意差を認め,手術療法が選択された. さらに,腱板断裂の治療方針と SST の交絡因子となる 可能性がある,年齢・性別・身長・体重・利き手・外. (表 2)。.
(3) 腱板断裂患者に対する患者立脚評価を用いた治療方針の予測. 589. 表 1 対象者の属性 全体 n=229. 手術療法 n=50. 保存療法 n=179. 年齢(歳). 67.7 ± 10.2. 63.8 ± 9.3. 68.8 ± 10.1. 性別(人). 男性 116/ 女性 113. 男性 33/ 女性 17. 男性 83/ 女性 96. 身長(cm). 159.4 ± 9.2. 162.5 ± 7.7. 158.5 ± 9.3. 体重(Kg). 59.7 ± 11.3. 63.5 ± 12.3. 58.6 ± 10.7. 利き手(人). 利き手 157. 利き手 38. 利き手 119. 外傷(人). 1. 0. 1. 労働災害(人). 10. 8. 2. 交通外傷(人). 30. 16. 14. 部分断裂・小・中断裂 大・広範囲断裂. 146 83. 27 23. 119 60. 筋萎縮(人)*2. 51. 12. 39. Grade0. 134. 28. 106. Grede1. 26. 6. 20. Grede2. 17. 4. 13. Grede3. 16. 4. 12. Grede4. 36. 8. 28. 糖尿病(人). 25. 11. 14. *1. 断裂サイズ(人). *3. 脂肪変性(人). 高脂血症(人). 26. 6. 20. 罹病期間(月). 13.7 ± 16.4. 12.3 ± 13.1. 14.5 ± 17.9. 9. 8. 1. 手術目的の紹介(人) *1 *2 *3. DeOrio and Cofield Classification Tangent sign Goutallier Classification. 図 1 決定木分析の傾向スコアモデル 全症例 229 名(手術療法 50 名,保存療法 179 名)の決定木分析を示す.決定木分析で選択された SST の 4 つの 質問に対し,左に記載される回答(はい または いいえ)を選ぶほど手術療法が選択され,右を選ぶほど保存 療法が選択された..
(4) 590. 理学療法学 第 47 巻第 6 号. 表 2 性別の影響を調整した正確ロジステック回帰モデル オッズ比. p値. 手術療法傾向群 VS 保存療法傾向群. 95% 信頼区間. 11.5. p<0.01. +Inf. 1.89. 中間群 VS 保存療法傾向群. 3.10. p=2.28. +Inf. 0.45. 手術療法傾向群 VS 中間群. 3.47. p<0.01. 1.46. 9.23. 手術療法傾向群 : 手術療法が選択されやすい回答をした群 中間群 : 手術療法傾向群と保存療法傾向群の中間の群 保存療法傾向群 : 保存療法が選択されやすい回答をした群. に,本研究の妥当性があると考えられた。また,本研究. 考 察. では,過去の報告にあるような高額な機器を使用しな. 本研究の結果より,もっとも手術療法が選択されるの. かったことも,多くの臨床施設で臨床応用しやすいと考. は,“肩の問題があっても快適に眠ることができます. えている。. か?”に“いいえ”を回答,または“肩の問題があって. 腱板断裂に対する理学療法の重要な視点としては,機. も快適に眠ることができますか?”に“はい”かつ, “肘. 能回復だけでなく生活の質の向上が挙げられる。機能回. を曲げずに肩の高さに 450 グラムのペットボトルを持ち. 復に関しては,予後やリスクを踏まえた治療方針によ. 上げることができますか?”に“いいえ”かつ,“肩の. り,時間を要する治療が必要である. 問題があっても,いつもの仕事をフルタイムでできます. に関しては,初診時の治療方針に限らず,早急な改善が. か?”に“いいえ”と回答した群であった。もっとも保. 望まれる。初診時の理学療法では,治療方針が決定して. 存療法が選択されるのは,“肩の問題があっても快適に. いないため,手術療法で残存機能の向上をめざすか,保. 眠ることができますか?”に“はい”かつ,“肘を曲げ. 存療法で代償動作なども含めて生活を向上させるのか明. ずに肩の高さに 450 グラムのペットボトルを持ち上げる. 確にできず,治療方針に沿った理学療法を提供しにく. ことができますか?”に“はい”かつ,“腕を対側にお. い。本研究の結果では,初診時に 4 つの質問に答えるだ. いた場合,肩に違和感はありませんか?”に“いいえ”. けで,治療方針を予測できるため,臨床における有益な. を回答した群であった。また,これらの群には,手術ま. 情報になり得ると考えている。ただし,本研究の結果か. たは保存療法が選択されるのに 11.50 倍の差があること. ら治療方針が予測されたとしても,患者が反対の治療方. が明らかとなった。. 針を選択することも想定される。その際は患者自身の希. 先行研究において Tanaka らは,腱板断裂保存療法の. 望と治療方針の予測を合わせて理学療法を検討すべきで. 適応を画像や機能面から検討し,棘上筋の筋内腱の温. あると考えている。. 存・棘上筋の萎縮・インピンジメントサイン・自動外旋. 決定木分析による治療方針の予測情報は早期からの理. 8). 6)16‒19). 。生活の質. 。また,Dunn らは腱. 学療法の方針の決定に有用であることが推測される。保. 板断裂例の保存療法の適応を患者の意思なども含めて検. 存療法が選択されれば,断裂した腱板の力を三角筋や小. 討し,患者の期待値・活動性・喫煙などが重要であると. 円筋などの残存筋の筋力強化などで補うことが求められ. 可動域が重要であると報告した. 12). 。さらに,Wolf らは疼痛や筋力の機能. る。三角筋は,外転モーメントに強くかかわる反面,挙. 面や画像評価結果が治療方針を決定する要因になり得る. 上早期の上腕骨頭の上方化が問題になるとも考えられて. と報告しているが,他の要因を検討することも重要と述. いた。しかし,Gagey らは広範囲腱板断裂患者の三角. 報告している. 5). べている 。これらの先行研究より,腱板断裂には様々. 筋機能の重要性を提唱し,Levy らは広範囲腱板断裂患. な因子が治療方針に関与していることを示しており,研. 者に対する保存療法で三角筋の強化の有用性を証明し. 究者によるアウトカムの設定次第で様々な因子が選択さ. た. れていると考えられる。本研究では,患者自身の意思が. の肥大を認められる報告がされており,小円筋が代償機. もっとも反映すると考えられる患者立脚評価の中で,国. 能として関与することが期待されている. 際的に頻用されている SST を用いて検討し,深度 1 が. に関しては,筋力よりも術前の可動域獲得が強く求めら. 疼痛,深度 2 が筋力,深度 3 が疼痛と仕事の質問に関連. れる。Tauro らは腱板断裂患者の多くに関節拘縮を認め. を認めた。この結果は,検者立脚評価で行われてきた手. る問題を指摘し,Kluczynski らは統合解析から広範囲. 術療法や保存療法の適応とも類似した結果であるため. 腱板断裂で関節可動域運動の開始を遅らせるべきである. 20)21). 。小円筋に関しては,腱板断裂において小円筋 22). 。手術療法.
(5) 腱板断裂患者に対する患者立脚評価を用いた治療方針の予測. と述べており,術前からの関節可動域獲得の重要性が示 唆されている. 23)24). 。本研究の結果は,治療方針の予測. であり運動療法の詳細を言及できるものでない。しか し,これまでの治療方針が不明にもかかわらず理学療法 を提供する現状から,治療方針を予測しながらが理学療 法を提供するきっかけになればと考えている。 本研究にはいくつかの限界が存在している。まず,研 究対象期間の問題で,治療方針に大きくかかわる手術手 技が,現在の手術手技と異なる。研究対象期間には,鏡 視下腱板修復術に加え,直視下での様々な手技を用いて いたが,本邦に 2014 年に導入されたリバース型人工肩 関節や近年に手術件数が増加している上方関節包再建術 の選択肢は提示していない. 25)26). 。次に,後ろ向き研究. であることや,多変量解析を行うには症例数が少ないこ とが挙げられる。これらの問題点を解決するには,他施 設共同研究にて手術手技や治療方針の異なる施設間での 前向き研究を実施していく必要があると考えている。 結 論 腱板断裂患者の治療方針の予測には,SST における 4 つの質問の重要性が示唆された。腱板断裂患者の治療方 針の治療予測が可能となれば,治療方針に適した理学療 法を選択できる可能性がある。 利益相反 本研究に開示すべき利益相反はない。 謝辞:本研究の統計学的解析は久留米大学バイオ統計セ ンター 角間辰之教授の指導の下に行われた。 文 献 1)中島大輔,山本敦史,他:無症候性腱板断裂の疫学.肩関 節.2008; 32(2): 365‒367. 2)山本敦史,高岸憲二,他:無症候性腱板断裂の臨床像.肩 関節.2008; 32(2): 409‒412. 3)Bokor DJ, Hawkins RJ, et al.: Results of nonoperative management of full-thickness tears of the rotator cuff. Clin Orthop Relat Res. 1993; 294: 103‒110. 4)Rockwood CA, Matsen FA, et al.: Rockwood and Matsen’s The Shoulder. Chap 14. In: Hsu J, Gee A (eds): Elsevier Health Sciences, 5th ed, 2016, pp. 651‒720. 5)Wolf BR, Dunn WR, et al.: Indications for repair of fullthickness rotator cuff tears. Am J Sports Med. 2007; 35(6): 1007‒1016. 6)Khatri C, Ahmed I, et al.: The Natural History of FullThickness Rotator Cuff Tears in Randomized Controlled Trials: A Systematic Review and Meta-analysis. Am J Sports Med. 2018; 47(7): 1734‒1743. 7)Safran O, Schroeder J, et al.: Natural history of nonoperatively treated symptomatic rotator cuff tears in patients 60 years old or younger. Am J Sports Med. 2011; 39(4): 710‒714.. 591. 8)Tanaka M, Itoi E, et al.: Factors related to successful outcome of conservative treatment for rotator cuff tears. Ups J Med Sci. 2010; 115: 193‒200. 9)Imai T, Gotoh M, et al.: Cutoff value of Japanese Orthopaedic Association shoulder score in patients with rotator cuff repair: Based on the University of California at Los Angeles shoulder score. J Orthop Sci. 2017; 22(3): 438‒441. 10)Kawakami J, Gotoh M, et al.: Cut-off values of the Japanese Orthopaedic Association score corresponding to Constant scores for evaluating outcomes in rotator cuff tear. J Orthop Surg. 2017; 25(2): 1‒7. 11)Harvie P, Pollard TC, et al.: The use of outcome scores in surgery of the shoulder. J Bone Joint Surg Bri. 2005; 87(2): 151‒154. 12)Dunn WR, Kuhn JE, et al.: Neer Award: predictors of failure of nonoperative treatment of chronic, symptomatic, full-thickness rotator cuff tears. J Shoulder Elbow Surg. 2016; 25(8): 1303‒1311. 13)Oh LS, Wolf BR, et al.: Indications for rotator cuff repair: a systematic review. Clin orthop Relat Res. 2007; 455: 52‒63. 14)Beaudreuil J, Dhenain M, et al.: Clinical practice guidelines for the surgical management of rotator cuff tears in adults. Orthop Traumatol Surg Res. 2010; 96(2): 175‒179. 15)Schmidt CC, Jarrett CD, et al.: Management of rotator cuff tears. J Hand Surg Am. 2015; 40(2): 399‒408. 16)Ruotolo C, Nottage WM: Surgical and nonsurgical management of rotator cuff tears. Arthroscopy. 2002; 18(5): 527‒531. 17)Seida JC, LeBlanc C, et al.: Systematic review: nonoperative and operative treatments for rotator cuff tears. Ann Intern Med. 2010; 153(4): 246‒255. 18)Downie BK, Miller BS: Treatment of rotator cuff tears in older individuals: a systematic review. J Shoulder Elbow Surg. 2012; 21(9): 1255‒1261. 19)Piper CC, Hughes AJ, et al.: Operative versus nonoperative treatment for the management of full-thickness rotator cuff tears: a systematic review and meta-analysis. J Shoulder Elbow Surg. 2018; 27(3): 572‒576. 20)Gagey O, Hue E: Mechanics of the deltoid muscle. A new approach. Clin Orthop Relat Res. 2000; (375): 250‒257. 21)Levy O, Mullett H, et al.: The role of anterior deltoid reeducation in patients with massive irreparable degenerative rotator cuff tears. J Shoulder Elbow Surg. 2008; 17(6): 863‒870. 22)Kikukawa K, Ide J, et al.: Hypertrophic changes of the teres minor muscle in rotator cuff tears: quantitative evaluation by magnetic resonance imaging. J Shoulder Elbow Surg. 2014; 23(12): 1800‒1805. 23)Tauro JC: Stiffness and rotator cuff tears: incidence, arthroscopic findings, and treatment results. Arthroscopy. 2006; 22(6): 581‒586. 24)Houck DA, Kraeutler MJ, et al.: Early Versus Delayed Motion After Rotator Cuff Repair: A Systematic Review of Overlapping Meta-analyses. Am J Sports Med. 2017; 45(12): 2911‒2915. 25)井樋栄二:人工肩関節置換術とそのリハビリテーション. Jpn J Rehabil Med. 2017; 54: 182‒185. 26)Dimock R, Malik S, et al.: Superior Capsule Reconstruction: What Do We Know? Am Arch Bone Jt Surg. 2019; 7(1): 3‒11..
(6) 592. 理学療法学 第 47 巻第 6 号. 〈Abstract〉. Use of Patient-based Outcomes Obtained from the Simple Shoulder Test Evaluation to Predict Treatment Strategies for Japanese Patients with a Rotator Cuff Tear. Junichi KAWAKAMI, PT, MS, Masaki KARASUYAMA, PT, MS Department of Physical Therapy, School of Rehabilitation, Kyushu Nutrition Welfare University Junichi KAWAKAMI, PT, MS, Takashi NAGAMATSU, PT, MS, Takaki IMAI, PT, PhD, Nobuya HARADA, PT, Yu KUDOU, PT Kurume University School of Medicine Graduate School Masafumi GOTOH, MD, PhD Department of Orthopedic Surgery, Kurume University Medical Center Koumei MATSUURA, MD Department of Orthopedic Surgery, Saiseikai Yahata General Hospital Aya YORITANI, PT Department of Rehabilitation, Kugimiya Orthopedic & Rehabilitation Clinic Kazuya MADOKORO, PT, PhD Department of Physical Therapy, Technical School of Medical and Welfare Ryokuseikan Naoto SHIBA, MD, PhD Department of Orthopedic Surgery, Kurume University. Purpose: We used a patient-based outcomes evaluation (Simple Shoulder Test) to predict treatment strategies for Japanese patients with a rotator cuff tear. Methods: Subjects were 229 patients with a rotator cuff tear who provided answers to 12 questions in the Japanese version of the Simple Shoulder Test. Decision tree and propensity score analyses were used to calculate odds ratios. Results: Patient were grouped according to their responses. Surgical group included patients who had night pain, pain at rest, limited physical mobility, and were unable to work; Conservative therapy group, those who had no night pain, no pain at rest, and were mobile; and Intermediate group those who provided mixed responses to these questions. The odds of patients selecting surgical treatment was 11.50 greater in Surgical group compared to Conservative therapy group and 3.47 greater in Group Surgical group compared to Intermediate group. Conclusion: Four questions about night pain, pain at rest, mobility, and ability to work were predictive in the patient’s selection of treatment and possibly the need for targeted physical therapy from an early stage. Key Words: Shoulder Joint, Rotator Cuff Tear, Decision tree analysis, Patient-Based Outcomes.
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