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郷土博物館事業計画 平成1 3年度

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Academic year: 2021

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平成26年度

調布市郷土博物館事業計画(案)

調 布 市 郷 土 博 物 館

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1 方針 郷土博物館は,市民の郷土に関する教養,学術及び文化の発展に寄与することを目的として, 昭和49年に開館し,今年で40年を迎える。この間,郷土の歴史や文化に関する資料や調布 ゆかりの美術作品等を収集し,調査・研究を行ってきた。 調布市は,武蔵野台地と多摩川の豊かな自然を背景に,人々の暮らしが営まれ,そこで育ま れた数多くの文化遺産がある。これらの文化遺産は,次の世代に着実に継承すべき貴重な財産 であり,ふるさと調布に対する愛着をはぐくむ重要な地域資源でもある。 郷土博物館事業は,調布市教育プラン及び調布市社会教育計画に沿って,展示や多様な教育 普及事業を実施し,地域で育まれた伝統文化に触れる機会を市民に提供する。また,自分たち が住んでいる身近な地域を知ることにより,子どもたちが地域社会の一員としての自覚をもち, 地域社会に対する誇りと愛情を育てることができるように郷土学習の機会を提供する。地域ゆ かりの文化遺産の展示・活用を通して,市民や子どもたちが楽しく学べる「魅力ある博物館」 を目指していく。 文化財の保護事業は,市民とともに地域の文化財や伝統文化を保護・継承し,文化遺産を活 用したまちづくりを目指すために,地域に根ざした文化財保護・活用事業を行う。史跡の保護・ 活用については,国指定史跡下布田遺跡の公有化事業を継続し,史跡保護の万全を図るととも に,保存管理計画策定委員会を開催し,保存管理計画及び整備基本構想等の策定を進めていく。 また,国指定史跡深大寺城跡については,第3郭を中心に保護すべき区域の追加指定を行い, 史跡保護のための公有化を進めていく。 学校教育との連携事業としては,学校からの要望に応じて総合学習や社会科学習へ学芸員を 派遣し,博物館資料を教材として貸し出す等授業に協力し,また団体見学の際にはむかしの道 具調べやむかしの道具を実際に使う体験学習を通して郷土の伝統文化を伝えていく。また中学 校の職場体験を実施する等,小・中学校との連携と相互交流を図っていく。 収蔵資料については,良好な状態に保つための日常的な維持管理や適時適切な修理を行うと ともに,資料のデータ化とシステム構築に向けた整備を進め,郷土の文化遺産を未来へ伝える 役割を果たす。また,大切な資料を虫菌害からまもるために収蔵庫の環境調査及びくん蒸消毒 を実施する。 文化遺産をまちづくりに活用する深大寺地区の地域まるごと博物館(エコミュージアム)構 想については,これまでの成果を生かし,市民が主体となった取組を検討・促進していく。地 域まるごと博物館の考え方についての情報を発信し,普及啓発を図る。また,深大寺地区の地 域資源として,深大寺水車館や深大寺城跡をはじめ,貴重な文化財等,地域資源の保存・活用 に取り組む。 博物館施設の整備については,将来に向けた博物館事業のあり方を含めて継続して検討して いく。

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2 武者小路実篤記念館は,今年度より,郷土博物館の所管となり,(一財)調布市武者小路実篤 記念館が指定管理者となった。 郷土博物館の主な事業 (1)文化財の指定・管理の推進(「教育プラン」主要事業83) (2)国史跡下布田遺跡・深大寺城跡の整備・活用(「教育プラン」主要事業84) (3)学校教育との連携事業の推進(「教育プラン」主要事業85) (4)郷土芸能の保存と継承(「教育プラン」主要事業86) (5)文化財保護啓発の推進(「教育プラン」主要事業87) (6)郷土の歴史・文化を核とした展示・普及事業の推進(「教育プラン」主要事業135) (7)博物館収蔵品のデータ・ベース化とその活用(「教育プラン」主要事業93) (8)深大寺地区地域まるごと博物館(エコミュージアム)構想の推進(「教育プラン」主要事 業118) (9)郷土博物館施設の整備(「教育プラン」主要事業127) 事業計画一覧表 1 展示活動 区 分 会 期 テ ー マ 内 容 常 設 展 通 年 調布の歴史 原始・古代から近・現代までの調布の歩みを紹介する。 収 蔵 品 展 4月13日〜6月29日 多摩川の流れに添って ~川魚漁・川舟~ 川魚漁に関する道具や船を中心に,多摩川の流れに添った かつての暮らしを紹介する。 開館40周年 記念特別展 7月27日~9月7日 ちょうふ・これくしょん (仮) 調布で行われたさまざまなイベントの際などにつくられた 「グッズ」を紹介し,調布らしさとは何かについて考える, どこかで見たことのあるモノが並ぶ,誰も見たことのない 展覧会。 企 画 展 10月5日~11月30日 木地挽物 ~技術と製品~(仮) 調布の木地挽物について,道具や技術を紹介するとともに, 暮らしの中にあった木地玩具や木地製品を展示する。 郷 土 学 習 展 平成27年1月6日 ~平成27年3月8日 郷土学習展 「ちょっと昔のくらし」 小学校3年生の調べ学習にあわせ,ちょっと昔の道具から 郷土の暮らしを紹介する。 ギ ャ ラ リ ー 展 随 時 加藤文成郷土玩具コレ クション,干支の郷土 玩具等 季節の行事や伝統文化に関する資料や郷土玩具,新収蔵資 料等を紹介する。 移 動 展 平成26年12月 ~平成27年1月 未定 調布の歴史や文化を写真で紹介する。 〔会場〕東部・北部・西部公民館(予定) 深 大 寺 水 車 館 通 年 水車のある暮らしと農 業 武蔵野台地における農業や暮らしの様子を,水車の歴史と ともに紹介する。

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3 2 教育普及活動 事 業 名 期 日 人数 内 容 ・ 講 師 ・そ の 他 講 座 ・ 講 演 会 ・ 見 学 会 古文書に親しむ会 月2回(8月を除く) 20 古文書の解読実習。講師 笠原 綾氏 展示関連講演会 未定 20 展示に関連した講演会を実施する。 甲 州 路 を 行 く 10月15日(水) 40 近藤勇ゆかりの地,勝沼大善寺の文化財等を見学する。 地域文化講演会 2月8日(日) 200 調布市域の歴史と文化を探る講演会を実施する。 子 ど も は く ぶ つ か ん 体 験 学 習 会 親子で楽しむ木工 教室 7月19日(土) 15 鋸や金槌の使い方を学びながら,簡単な木工細工を作る。 親子で楽しむ 深大寺赤駒作り 7月中 15 深大寺の郷土玩具として知られる「赤駒」を作る。 十五夜行事と月見 だんご作り 9月6日(土) 15 伝統的な十五夜行事に使う月見だんごを,石臼で製粉した上 新粉で作る。 そば挽き実演 11月または12月 ― 深大寺そばまつりにあわせて,水車館の臼や石臼でそばの実 を挽いて,地域の食文化と暮らしを学ぶ。 しめ飾り作り 12月25日(木) 30 正月行事のしめ飾り作りを通して,伝統と文化を尊重する気 持ちを学ぶ。 3 調査・研究活動 事 業 名 期 間 内 容 収蔵資料等のデータ・ベース整備 通 年 博物館資料等の調査・整理及びデータ化の整備作業を行う。 刊 行 物 通 年 企画展パンフレット,郷土博物館だより,展示解説シート等の発行 4 文化財保護普及活動 事 業 名 期 間 内 容 文 化 財 指 定 の 調 査 ・ 検 討 通 年 文化財保護審議会において,文化財の保存及び活用に関して,必要な 調査・審議を行うとともに,文化財指定等について検討する。 文 化 財 広 報 紙 の 発 行 不定期 「調布の文化財」第52号・第53号の発行 埋 蔵 文 化 財 年 報 の 発 行 3月 平成25年度の市内の遺跡発掘調査報告書の発行 遺 跡 見 学 会 随 時 市内の小・中学生及び市民を対象にした遺跡発掘現場の見学会を実施 する。 文 化 財 ウ ォ ー ク 10~11月 小金井市・滄浪泉園から調布市・近藤勇生家跡へ 文 化 財 見 学 会 11 月 深大寺と史跡深大寺城跡 文 化 財 講 演 会 11 月 未定 文 化 財 防 火 運 動 1月26日 文化財防火デーにあわせて, 指定文化財等を所有する寺院・神社で防 火訓練を行う。 多 摩 郷 土 誌 フ ェ ア 1~2月 多摩地区の市町村で発行している郷土誌出版物を一堂に集め,展示, 販売を行い,郷土の歴史や自然への関心を高める。 5 伝統芸能の保存と後継者の育成 事 業 名 期 日 内 容 第57回調布市郷土芸能祭ばやし保存大会 7月20日 数少ない郷土芸能として各地区に伝承されている祭ばやしを保存し, 後継者の育成を図るとともに,広く市民に伝統芸能鑑賞の機会を提供 するため,祭ばやし保存大会を実施する。

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4 6 埋蔵文化財の発掘及び整理調査 事 業 名 期 間 内 容 遺 跡 発 掘 調 査 通 年 市内埋蔵文化財包蔵地内において,土木・建築工事等により,遺跡の 破壊が避けられない場合は,発掘調査を実施し,遺跡の記録保存を図 っていく。 遺 跡 整 理 調 査 通 年 埋蔵文化財の発掘調査により出土した遺構・遺物を考古学的に整理し, 記録保存のため発掘調査報告書を作成する。また,展示等の活用のた め出土品の保存及び復元を行う。 7 国指定史跡・下布田遺跡及び深大寺城跡の整備・活用 事 業 名 期 間 内 容 史 跡 下 布 田 遺 跡 の 整 備 ・ 活 用 通 年 史跡保存用地の取得及び保存管理計画策定委員会の開催 史 跡 深 大 寺 城 跡 の 整 備 ・ 活 用 通 年 史跡保護に向けた周辺への周知及び保護すべき区域の追加指定 8 国登録有形文化財真木家住宅の公開・活用 事 業 名 期 間 内 容 国登録有形文化財真木家住宅の公開・ 活用に向けた準備 通 年 日本館及び庭園の日常管理及び保存活用計画策定に向けての検討 9 東京都文化財保存整備区市町村協議会の運営 事 業 名 期 間 内 容 東京都文化財保存整備区市町村協議会 総会及び研修会 7月 平成26年度東京都文化財保存整備区市町村協議会総会及び市民を対象 とした講演会等を開催する。

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