第 2 章
食品ごとの表示方法
個々の食品について、表示ラベルを例示し、表示項
目の記載方法のポイントとその根拠法令、禁止され
ている表示事項のポイントを説明しています。
詳細は、「この章のみかた」で説明しています。
表示の基本である「一括表示や禁止事項に特化」 しているため、遵守事項をすべて網羅しているわけ ではありません。 したがって、表示ラベルを作成する際には、必ず 事前に各法令の表示担当機関にご相談ください。 57野菜加工品
乾しいたけ
表示項目の記載方法 名称 乾しいたけと記載してください。 基準別表 3,4,5 原材料名 「しいたけ」と記載してください。ただし原木栽培のものには「しいたけ（原 木）」、菌床栽培のものには「しいたけ（菌床）」、原木栽培と菌床栽培を混合した ものには原材料に占める重量の割合の高いものから順に「しいたけ（原木・菌床）」 または「しいたけ（菌床・原木）」と記載してください。 基準別表 4 原料原産 地名 国内で製造された場合、原材料（しいたけ）の原産地名を、原材料に占める重量の割合の高い順に、国産品には国産である旨を、輸入品には原産国名を記載し てください。 基準 内容量 内容重量〔グラム ( ｇ )、キログラム (㎏ )〕により記載してください。 計量法、基準 賞味期限 「加工食品共通」と同じ 基準 保存方法 「加工食品共通」と同じ 基準 食品関連 事業者 「加工食品共通」と同じ 基準 栄養成分表示 「加工食品共通」と同じ 基準 表示にあたり禁止されている事項 ① 「名産」の用語 ② 品評会等で受賞したものであるかのように誤認させる用語および官公庁が推奨している かのように誤認させる用語 基準別表 22 ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。 乾しいたけの表示例 名称 乾しいたけ 原材料名 しいたけ（原木） 原料原産地名 国産 内容量 ８０ｇ 賞味期限 ○○○○．○○．○○ 保存方法 直射日光、高温多湿を避け、常温で保存してください。 製造者 ○○食品（株） 福井県○○市○○ ○―○ 2 加工食品②
①
③
④
⑥
⑤
⑦
食品の写真 名称 食品の表示ラベル 表示する際に注意 しなければならな い箇所について色 下線や色文字で示 し、④と対応して います。 法令根拠 ④の記載方法 が何の法律に 基づいている のかを記載し ています。 禁止表示事項 の根拠法令 ⑥の禁止表示 事項が何の法 令に基づいて いるのかを記 載しています。 禁止表示事項 記載方法１ 生 鮮 食 品 第２章 59
福井県産
ほうれんそう
福井県産
ほうれんそう
福井県産
ほうれんそう
ほうれんそう ほう れんそう ほうれんそう ほう れんそう ほうれんそう ほう れんそう ほうれんそう ほう れんそう ほうれんそう ほう れんそう ほうれんそう ほうれん そう ほうれんそう ほうれん そう ほうれんそう ほうれん そう ほうれんそう ほうれん そう ほうれんそう ほうれん そう野菜
（ほうれんそう）
ほうれんそうの表示例 ①容器包装の見やすい箇所 ②商品に近接した表示 表示項目の記載方法 名称 その内容を表す一般的な名称を記載してください。 基準 原産地 ①②により事実に即して記載してください。 ただし、複数の原産地のものを混合した場合にあっては製品に占める重量の割 合の高いものから順に記載してください。 ① 国産品は「都道府県名」を記載してください。「市町村名」や「一般に知ら れている地名」を記載することもできます。 → （例）福井県、福井市、奥越 ② 輸入品は「原産国名」を記載してください。「一般に知られている地名」を 記載することもできます。 → （例）アメリカ、カリフォルニア、福建省 基準 表示にあたり禁止されている事項 ① 実際のものより著しく優良または有利であると誤認させる用語 ② 製品の品質を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示 基準、景表法 ③ 表示事項の内容と矛盾する用語 ④ 保健機能食品以外の食品は、保健機能食品と紛らわしい名称、栄養成分の機能および特 定の保健の目的が期待できる旨を示す用語 基準 ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。福井県産
さといも
福井県産さといも
表示項目の記載方法 名称 その内容を表す一般的な名称を記載してください。 基準 原産地 ①②により事実に即して記載してください。 ただし、複数の原産地のものを混合した場合にあっては製品に占める重量の割 合の高いものから順に記載してください。 ① 国産品は「都道府県名」を記載してください。「市町村名」や「一般に知ら れている地名」を記載することもできます。 → （例）福井県、福井県大野市、奥越 ② 輸入品は「原産国名」を記載してください。「一般に知られている地名」を 記載することもできます。 → （例）中国、山東省 基準 ・ 収穫後調整、選別、水洗い等を行ったもの、単に切断したもの、単に皮をむいたもの、単に冷凍したもの は生鮮食品に分類されるので、表示項目は「名称」と「原産地」です。 ・ 短時間の加熱処理（ブランチング）をしたもの等は加工食品に分類され、表示項目が異なります。 表示にあたり禁止されている事項 ① 実際のものより著しく優良または有利であると誤認させる用語 ② 製品の品質を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示 基準、景表法 ③ 表示事項の内容と矛盾する用語 ④ 保健機能食品以外の食品は、保健機能食品と紛らわしい名称、栄養成分の機能および 特定の保健の目的が期待できる旨を示す用語 基準 ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。 さといもの表示例 ①容器包装の見やすい箇所 ②商品に近接した表示野菜
（さといも）
１ 生 鮮 食 品 第２章 61
フィリピン産
バナナ
フィリピン産バナナ
福井県産さといも
福井県産さといも
果物
（バナナ）
バナナの表示例 ①容器包装の見やすい箇所 ②商品に近接した表示 表示項目の記載方法 名称 その内容を表す一般的な名称を記載してください。 基準 添加物 かんきつ類およびバナナに防かび剤を使用した場合、物質名およびその用途名 を記載してください。 【アレルゲン】特定原材料に由来する添加物はその旨を記載してください。 基準 原産地 ①②により事実に即して記載してください。 ただし、複数の原産地のものを混合した場合にあっては製品に占める重量の割 合の高いものから順に記載してください。 ① 国産品は「都道府県名」を記載してください。「市町村名」や「一般に知ら れている地名」を記載することもできます。 → （例）福井県、福井県大野市、奥越 ② 輸入品は「原産国名」を記載してください。「一般に知られている地名」を 記載することもできます。 → （例）フィリピン 基準 表示にあたり禁止されている事項 ① 実際のものより著しく優良または有利であると誤認させる用語 ② 製品の品質を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示 基準、景表法 ③ 表示事項の内容と矛盾する用語 ④ 保健機能食品以外の食品は、保健機能食品と紛らわしい名称、栄養成分の機能および特 定の保健の目的が期待できる旨を示す用語 基準 ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。福井県産
しいたけ(原木)
福井県産
しいたけ(原木)
しいたけ
しいたけの表示例 ①容器包装の見やすい箇所 ②商品に近接した表示 表示項目の記載方法 名称 その内容を表す一般的な名称を記載してください。 基準 別表 3 原産地 ①②により事実に即して記載してください。 ただし、複数の原産地のものを混合した場合にあっては製品に占める重量の割 合の高いものから順に記載してください。 ① 国産品は「都道府県名」を記載してください。「市町村名」や「一般に知ら れている地名」を記載することもできます。 → （例）福井県、福井市、奥越 ② 輸入品は「原産国名」を記載してください。「一般に知られている地名」を 記載することもできます。 → （例）アメリカ、カリフォルニア、福建省 基準 栽培方法 原木栽培のものには「原木」、菌床栽培のものには「菌床」、原木栽培と菌床栽 培を混合したものには重量の割合の高いものから順に「原木・菌床」または「菌 床・原木」と記載してください。 基準 別表 24 表示にあたり禁止されている事項 ① 実際のものより著しく優良または有利であると誤認させる用語 ② 製品の品質を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示 基準、景表法 ③ 表示事項の内容と矛盾する用語 ④ 保健機能食品以外の食品は、保健機能食品と紛らわしい名称、栄養成分の機能および特 定の保健の目的が期待できる旨を示す用語 基準 ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。１ 生 鮮 食 品 第２章 63 福井県産
しいたけ(原木)
福井県産
しいたけ(原木)
豆類
福井県産大 豆
大豆の表示例 ①容器包装に入れ密封された大豆の表示例 ②容器包装されていないもの ②商品に近接した表示 表示項目の記載方法 名称 その内容を表す一般的な名称を記載してください。 基準 原産地 ①②により事実に即して記載してください。 ただし、複数の原産地のものを混合した場合にあっては製品に占める重量の割 合の高いものから順に記載してください。 ① 国産品は「都道府県名」を記載してください。「市町村名」や「一般に知ら れている地名」を記載することもできます。 → （例）福井県、福井市、奥越 ② 輸入品は「原産国名」を記載してください。「一般に知られている地名」を 記載することもできます。 → （例）アメリカ、カリフォルニア、福建省 基準 内容量 内容重量〔グラム ( ｇ )、キログラム (㎏ )〕により記載してください。 計量法、基準 食品関連 事業者 食品関連事業者のうち、表示に責任を有する者の氏名または名称および住所を記載してください。 計量法、基準 表示にあたり禁止されている事項 ① 実際のものより著しく優良または有利であると誤認させる用語 ② 製品の品質を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示 基準、景表法 ③ 表示事項の内容と矛盾する用語 ④ 保健機能食品以外の食品は、保健機能食品と紛らわしい名称、栄養成分の機能および特 定の保健の目的が期待できる旨を示す用語 基準 注意点 ・豆類（さやえんどう、えだ豆などの未成熟のものを除く）は計量法で定める特定商品です。容器包装に入 れ、密封して販売する場合は内容量および食品関連事業者を記載する必要があります。 ・密封とは、容器包装に入れ、容器包装に付した封紙を破棄しなければ、内容量の増減ができないことをいいます。 ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。 ①容器包装の見やすい箇所 名称 大豆 原産地 福井県 内容量 400g 販売者 ○○○○福井県○○市○○ ○―○表示項目の記載方法 食肉の種類・部位 ① 「食肉の種類」と「部位」を組み合わせて記載してください。 →（例）牛かた、牛かたロース、牛もも 食肉の性質上部位の表示が困難な場合は、食肉の種類の名称と用途ま たは形態を組み合わせて品名としてください。 →（例）牛小間切れ、牛挽肉 基準別表 24、 公競規約 ② 生産情報公表ＪＡＳマークを貼付して販売する場合には、名称の次に （ ）を付して「生産情報公表牛肉」と記載してください。 →（例）牛かた（生産情報公表牛肉） 生産公表牛肉 ＪＡＳ 原産地 ①②により事実に即して記載してください。 ただし、複数の原産地のものを混合した場合にあっては製品に占める重 量の割合の高いものから順に記載してください。 ① 国産品（国内における飼養期間が外国における飼養期間より長い牛を 国内でと畜して生産したもの）は「国産」である旨を記載してください。 ただし、国産品には、主たる飼養地が属する「都道府県名」、「市町村名」、 「一般に知られている地名」を記載することができ、この場合は、国産で ある旨の記載を省略することができます。 ② 輸入品（①以外の牛肉）は「原産国名」を記載してください。 生体で輸入されたものの原産地表示については、一番長く飼育された 場所を原産地としてください。 基準、公競規約 冷凍および解凍肉 にあってはその表示 冷凍した状態で仕入れた牛肉の場合、「冷凍」、「フローズン」、「解凍品」、 その他解凍した旨を記載してください。 公競規約
畜産物
牛肉
国産 牛かたロース 個体識別番号 ○○○○○○○○○○ 100g○○○
円 牛かたロースの表示例 ①容器包装されていないもの ②容器包装されているもの 国産 牛かたロース 個体識別番号 ○○○○○○○○○○ 消費期限 ○○ . ○○ . ○○（10℃以下で保存） 100 ｇあたり（円） ○○○ 正味量（ｇ） ○○○ 価格（円） ○○○○ 加工者 ○○スーパー株式会社 福井県○○市○○ ○－○１ 生 鮮 食 品 第２章 65 100 ｇあたりの 価格 単位価格は 100 ｇあたりの販売価格を記載してください。 公競規約 内容量（量目） ( 容器包装され ているもの ) 包装の重量を除いて、グラム ( ｇ ) で記載してください。 計量法、 公競規約 販売価格 ( 容器 包装されている もの ) 販売価格を記載してください。 公競規約 消費期限または 賞味期限 ( 容器 包装されている もの ) 年月日により記載してください。 基準別表 24、 公競規約 保存方法 ( 容器 包装されている もの ) ① 「要冷蔵（10℃以下で保存）」等と記載してください。 ② 細切りした牛肉を凍結させた場合、「－ 15℃以下で保存すること」等 と記載してください。 基準別表 24 加工者 ( 容器包装 されているもの ) 加工者の所在地および加工者の氏名または名称を記載してください。 基準別表 24 牛の個体識別番号 または荷口番号 牛の個体を識別するための番号または荷口を識別するための番号を記載 してください。 牛 ト レ サ 法、 公競規約 生産情報の公表 の方法 生産情報公表ＪＡＳマークを貼付して販売する場合には、ファックス番号、 ホームページアドレス等生産情報を入手するために必要な連絡先を記載して ください。 生産公表牛肉 ＪＡＳ 食品関連事業者 食品関連事業者のうち、表示に責任を有する者の氏名または名称および住 所を記載してください。 計量法 表示にあたり禁止されている事項 ① 実際のものより著しく優良または有利であると誤認させる用語 ② 製品の品質を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示 基準、景表法 ③ 表示事項の内容と矛盾する用語 ④ 保健機能食品以外の食品は、保健機能食品と紛らわしい名称、栄養成分の機能および特 定の保健の目的が期待できる旨を示す用語 基準 ⑤ 植物性タンパク食品を「人造肉」、「人工肉」等と表示 ⑥ 食肉の種類、部位、用途等について誤認されるおそれのある表示 ⑦ 外国産のものが国産のものであるかのように、または国産のものが外国産のものである かのように誤認されるおそれのある表示 ⑧ 黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種以外の牛の肉を「和牛」と表示すること、 または「和牛」の肉であると誤認されるおそれのある表示をすること。 ⑨ 外部から見える場所に内部のものよりも品質が著しく優良な食肉を陳列することにより、陳 列されている食肉全部の品質が著しく優良であるかのように誤認されるおそれのある表示 ⑩ 「松坂牛（肉）」、「神戸牛（肉）」、「近江牛（肉）」等食肉の産地、銘柄についての虚偽の表示 公競規約 ⑪ 生産情報公表ＪＡＳマークを貼付して販売する牛肉について、生産情報および生産情報 の公表の方法等の内容と矛盾する用語 生産公表牛肉 ＪＡＳ ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。
畜産物
豚肉
表示項目の記載方法 食肉の種類・部位 ① 「食肉の種類」と「部位」を組み合わせて記載してください。 →（例）豚かた、豚ロース、豚もも 食肉の性質上部位の表示が困難な場合は、食肉の種類の名称と用途ま たは形態を組み合わせて品名としてください。 →（例）豚小間切れ、豚切身 基準別表 24、 公競規約 ② 生産情報公表ＪＡＳマークを貼付して販売する場合には、名称の次に （ ）を付して「生産情報公表豚肉」と記載してください。 → （例）豚ロース（生産情報公表豚肉） 生産公表牛肉 ＪＡＳ 原産地 ①②により事実に即して記載してください。 ただし、複数の原産地のものを混合した場合にあっては製品に占める重 量の割合の高いものから順に記載してください。 ① 国産品（国内における飼養期間が外国における飼養期間より長い豚を 国内でと畜して生産したもの）は「国産」である旨を記載してください。 ただし、国産品には、主たる飼養地が属する「都道府県名」、「市町村名」、 「一般に知られている地名」を記載することができ、この場合は、国産で ある旨の記載を省略することができます。 ② 輸入品（①以外の豚肉）は「原産国名」を記載してください。 生体で輸入されたものの原産地表示については、一番長く飼育された 場所を原産地としてください。 基準、公競規約 冷凍および解凍肉 にあってはその表示 冷凍した状態で仕入れた豚肉の場合、「冷凍」、「フローズン」、「解凍品」、 その他解凍した旨を記載してください。 公競規約 国産 豚ロース 100g○○○
円 豚ロースの表示例 ①容器包装されていないもの ②容器包装されているもの 国産 豚ロース 消費期限 ○○ . ○○ . ○○（10℃以下で保存） 100 ｇあたり（円） ○○○ 正味量（ｇ） ○○○ 価格（円） ○○○○ ○○スーパー株式会社 福井県○○市○○ ○－○１ 生 鮮 食 品 第２章 67 100 ｇあたりの 価格 単位価格は 100 ｇあたりの販売価格を記載してください。 公競規約 内容量（量目） ( 容器包装され ているもの ) 包装の重量を除いて、グラム ( ｇ ) で記載してください。 計量法、公競 規約 販売価格 ( 容器 包装されている もの ) 販売価格を記載してください。 公競規約 消費期限または 賞味期限 ( 容器 包装されている もの ) 年月日により記載してください。 基準別表 24、 公競規約 保存方法 ( 容器 包装されている もの ) ① 「要冷蔵（10℃以下で保存）」等と記載してください。 ② 細切りした豚肉を凍結させた場合、「－ 15℃以下で保存すること」等 と記載してください。 基準別表 24 加工者 ( 容器包装 されているもの ) 加工者の所在地および加工者の氏名または名称を記載してください。 基準別表 24 生産情報の公表 の方法 生産情報公表ＪＡＳマークを貼付して販売する場合には、ファックス番号、 ホームページアドレス等生産情報を入手するために必要な連絡先を記載して ください。 生産公表豚肉 ＪＡＳ 食品関連事業者 食品関連事業者のうち、表示に責任を有する者の氏名または名称および住 所を記載してください。 計量法 表示にあたり禁止されている事項 ① 実際のものより著しく優良または有利であると誤認させる用語 ② 製品の品質を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示 基準、景表法 ③ 表示事項の内容と矛盾する用語 ④ 保健機能食品以外の食品は、保健機能食品と紛らわしい名称、栄養成分の機能および特 定の保健の目的が期待できる旨を示す用語 基準 ⑤ 植物性タンパク食品を「人造肉」、「人工肉」等と表示 ⑥ 食肉の種類、部位、用途等について誤認されるおそれのある表示 ⑦ 外国産のものが国産のものであるかのように、または国産のものが外国産のものである かのように誤認されるおそれのある表示 ⑧ バークシャー純粋種以外の豚の肉を「黒豚」、または「黒豚」の肉と誤認されるおそれが ある表示 ⑨ 外部から見える場所に内部のものよりも品質が著しく優良な食肉を陳列することにより、陳 列されている食肉全部の品質が著しく優良であるかのように誤認されるおそれのある表示 公競規約 ⑩ 生産情報公表ＪＡＳマークを貼付して販売する豚肉について、生産情報および生産情報 の公表の方法等の内容と矛盾する用語。 生産公表牛肉 ＪＡＳ ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。
畜産物
鶏肉
国産 鶏もも肉 100g○○○
円 表示項目の記載方法 食肉の種類・部位 ① 「食肉の種類」と「部位」を組み合わせて記載してください。 →（例）鶏手羽先、鶏むね肉、鶏もも肉 食肉の性質上部位の表示が困難な場合は、食肉の種類の名称と用途ま たは形態を組み合わせて品名としてください。 →（例）鶏もも肉やきとり用、鶏チキンカツ用 ② 五か月齢以上の食鶏の解体品には「親」を冠してください。 ①基準別表 24、 公競規約 ②食鶏規格 原産地 ①②により事実に即して記載してください。 ただし、複数の原産地のものを混合した場合にあっては製品に占める重 量の割合の高いものから順に記載してください。 ① 国産品（国内における飼養期間が外国における飼養期間より長い豚を 国内でと畜して生産したもの）は「国産」である旨を記載してください。 ただし、国産品には、主たる飼養地が属する「都道府県名」、「市町村名」、 「一般に知られている地名」を記載することができ、この場合は、国産で ある旨の記載を省略することができます。 ② 輸入品（①以外の鶏肉）は「原産国名」を記載してください。 生体で輸入されたものの原産地表示については、一番長く飼育された 場所を原産地としてください。 基準、公競規約 鶏もも肉の表示例 ①容器包装されていないもの ②容器包装されているもの 国産 鶏もも肉 消費期限 ○○ . ○○ . ○○（10℃以下で保存） 100 ｇあたり（円） ○○○ 正味量（ｇ） ○○○ 価格（円） ○○○○ ○○スーパー株式会社 福井県○○市○○ ○－○１ 生 鮮 食 品 第２章 69 冷凍および解凍肉 にあってはその表示 冷凍した状態で仕入れた鶏肉の場合、「冷凍」、「フローズン」、「解凍品」、 その他解凍した旨を記載してください。 公競規約 100 ｇあたりの 価格 単位価格は 100 ｇあたりの販売価格を記載してください。 公競規約 内容量（量目） ( 容器包装され ているもの ) 包装の重量を除いて、グラム ( ｇ ) で記載してください。 計量法、公競 規約 販売価格 ( 容器包 装されているもの ) 販売価格を記載してください。 公競規約 消費期限または賞 味期限 ( 容器包装 されているもの ) 年月日により記載してください。 基準別表 24、 公競規約 保存方法 ( 容器包 装されているもの ) ① 「要冷蔵（10℃以下で保存）」等と記載してください。 ② 細切りした鶏肉を凍結させた場合、「－ 15℃以下で保存すること」等 と記載してください。 基準別表 24 加工者 ( 容器包装 されているもの ) 加工者の所在地および加工者の氏名または名称を記載してください。 基準別表 24 皮なし 皮をはいで販売する鶏の生肉類については、皮なしである旨を記載してく ださい。 食鶏規格 食品関連事業者 食品関連事業者のうち、表示に責任を有する者の氏名または名称および住 所を記載してください。 計量法 表示にあたり禁止されている事項 ① 実際のものより著しく優良または有利であると誤認させる用語 ② 製品の品質を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示 基準、景表法 ③ 表示事項の内容と矛盾する用語 ④ 保健機能食品以外の食品は、保健機能食品と紛らわしい名称、栄養成分の機能および特 定の保健の目的が期待できる旨を示す用語 基準 ⑤ 植物性タンパク食品を「人造肉」、「人工肉」等と表示 ⑥ 食肉の種類、部位、用途等について誤認されるおそれのある表示 ⑦ 外国産のものが国産のものであるかのように、または国産のものが外国産のものであるかの ように誤認されるおそれのある表示 ⑧ 外部から見える場所に内部のものよりも品質が著しく優良な食肉を陳列することにより、陳 列されている食肉全部の品質が著しく優良であるかのように誤認されるおそれのある表示 公競規約 ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。
表示項目の記載方法 種類（卵重区分） 種類を表示する場合は、規格の区分により該当する記号を表示し、種類 の表示を補足するための色分けを規格の色分け欄に従ってしてください。 なお、その区分の記号に併記して、区分ごとの記号の重量の範囲を表示し てください。 鶏 卵 要 綱、公 競規約 卵重計量責任者 パック詰鶏卵出荷者が定める格付け責任者の氏名を表示してください。 鶏 卵 要 綱、公 競規約 名称 「鶏卵」と記載してください。 表 示、鶏 卵 要 綱、公競規約 添加物 添加物を使用した場合、次により記載してください。 ① 基準別表第６の上欄に掲げる添加物として使用されるものを含む場合 （甘味料、着色料等の８種類）→物質名およびその用途名 ② その他の添加物 → 物質名 【アレルゲン】特定原材料に由来する添加物はその旨を記載してください。 基準別表 24 賞味期限 ① 年月日により記載してください。 ② 生食用のものは、生食しても食品衛生上の問題が生じることのない期 限で、かつ、卵の品質の保持が十分に可能であると認められる期限を表 示してください。 ③ 加熱加工用のものは、賞味期限の代わりに、産卵日、採卵日、選別日、 包装日を記載することができます。 基 準 別 表24、 鶏 卵 要 綱、食 衛 法、公 競 規 約
畜産物
鶏卵
②容器包装されているもの 鶏卵の表示例 ①容器包装されていないもの 農林水産省規格 （卵重）Ｍ
58ｇ∼64ｇ 卵重計量責任者 ○○○○名 称 鶏卵
原産地 国産
農林水産省規格 （卵重）Ｍ
58ｇ∼64ｇ 卵重計量責任者 ○○○○名 称 鶏卵
原産地 国産
名称 鶏卵 （生食用） 原産地 国産 選別包装者 ○○養鶏場（株） 福井県○○市○○ ○－○ 賞味期限 ○○ . ○○ . ○○ 保存方法 10℃以下で保存 使用方法 生食の場合は賞味期限内に使 用し、賞味期限経過後は十分 加熱調理してください。１ 生 鮮 食 品 第２章 71 保存方法 ① 生食用のものは、10℃以下で保存することが望ましい旨を記載してく ださい。 ② 加熱加工用のものは、具体的かつ平易な用語で記載してください。 基準別表 24、 鶏卵要綱、公 競規約 生食用である旨 および使用方法 生食用のものは、生食用である旨および賞味期限経過後は飲食に供する 際に加熱殺菌を要する旨を記載してください。 基準別表 24 加熱加工用であ る旨および加熱 殺菌の必要性 加熱加工用のものは、加熱加工用である旨および飲食に供する際に加熱 殺菌を要する旨を記載してください。 基準別表 24 採卵者 （選別包装者） 採卵または選別包装を行った施設の所在地（輸入品は輸入業者の営業所 所在地）および採卵または選別包装を行った者（輸入品は輸入業者）の氏 名を記載してください。 なお、採卵者（選別包装者）には、パック詰め鶏卵出荷者も含まれます。 基準別表 24、 鶏卵要綱、公 競規約 使用の方法 食衛法第 11 条第 1 項で定められた使用基準に合う方法を記載してください。 基準別表 24 原産地 ① 国産品は「国産」である旨を記載してください。 なお、国産品には、養鶏場がある都道府県名や市町村名、その他一般 に知られている地名を記載することができます。また、養鶏場の名称お よび住所の表示により原産地表示に代えることができます。 ② 輸入品は「原産国名」を記載してください。 基準、鶏卵要 綱、公競規約 表示にあたり禁止されている事項 ① 実際のものより著しく優良または有利であると誤認させる用語 ② 製品の品質を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示 基準、景表法 ③ 表示事項の内容と矛盾する用語 ④ 保健機能食品以外の食品は、保健機能食品と紛らわしい名称、栄養成分の機能および特 定の保健の目的が期待できる旨を示す用語 基準 ⑤ 鶏卵の表示に関する公正競争規約第 2 条第３項に規定する栄養強化卵の定義に合致しな い内容の商品について、合致するものであるかのように誤認されるおそれがある表示 ⑥ 飼料について、事実と相違し、又は、これにより鶏卵の品質が実際のものより著しく優 良であるかのように誤認されるおそれがある表示 ⑦ 鶏、鶏舎、卵等の安全・衛生対策、飼養環境について、事実と相違し、又は、これにより 鶏卵の品質が実際のものより著しく優良であるかのように誤認されるおそれがある表示 ⑧ 原産国・採卵地について、誤認されるおそれがある表示 ⑨ 鶏卵に病気の予防等についての効能又は効果があるかのように誤認されるおそれがある表示 ⑩ 当該製品について賞を受けた事実又は推奨を受けた事実がないにもかかわらず、賞を受 け、又は推奨を受けたと誤認されるおそれがある表示 等 公競規約 ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。
水産物
（ぶり）
ぶり
鹿児島県産 養殖
表示項目の記載方法 名称 その内容を表す一般的な名称を記載してください。 基準 生食用である旨 ( 容器包装され ているもの ) 生食用や刺身用である場合、「生食用」、「刺身用」、「そのままお召し上が りになれます」等と記載してください。 基準別表 24 添加物 ( 容器包装 されているもの ) 添加物を使用した場合、その名称を記載してください。 基準別表 24 消費期限 ( 容器包 装されているもの ) 年月日により記載してください。 基準別表 24 保存方法 ( 容器包 装されているもの ) 商品の特性にしたがって、「要冷蔵（10℃以下で保存）」等と記載してく ださい。 基準別表 24 ぶりの表示例 ①容器包装されていないもの ②容器包装されているもの ぶり （刺身用） 鹿児島県産 養殖 消費期限 ○○ . ○○ . ○○ 保存方法 １０℃以下で保存 ○○スーパー株式会社 福井県○○市○○ ○－○１ 生 鮮 食 品 第２章 73 原産地 ①②③により事実に即して記載してください。 ただし、複数の原産地のものを混合した場合にあっては商品に占める重 量の割合の多いものから順に記載してください。 ① 国産品は「生産した水域の名称（水域名）」または「地域名（主たる養 殖場が属する都道府県名）」を記載してください。 →（例）鹿児島県 ただし、水域名の記載が困難な場合は、「水揚げした港名」または「水 揚げした港が属する都道府県名」の記載に代えることができます。 → （例）越前漁港、福井県 ② 輸入品は「原産国名」を記載してください。 → （例）ノルウェー ③ ①②の規定にかかわらず、国産品には水域名に「水揚げした港名」ま たは「水揚げした港が属する都道府県名」を、輸入品には原産国名に「水 域名」を併記することができます。 基準 解凍 冷凍したものを解凍したものについて「解凍」と記載してください。 基準別表 24 養殖 養殖されたものについて「養殖」と記載してください。 基準別表 24 加工者 ( 容器包装 されているもの ) 加工者等の氏名または名称および加工所の所在地を記載してください。 基準別表 24 表示にあたり禁止されている事項 ① 実際のものより著しく優良または有利であると誤認させる用語 ② 製品の品質を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示 基準、景表法 ③ 表示事項の内容と矛盾する用語 ④ 保健機能食品以外の食品は、保健機能食品と紛らわしい名称、栄養成分の機能および特 定の保健の目的が期待できる旨を示す用語 基準 ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。
玄米・精米
（容器包装されたもの）
名称 精米 産年 使用割合 品種 産地 原料玄米 複数原料米 国内産 10割 内容量 精米年月日 販売者 ○○株式会社 福井県○○市○○ ○−○ TEL ○○○○−○○−○○○○ 名称 精米 産年 品種 産地 原料玄米 単一原料米 福井県 コシヒカリ ○○年産 内容量 精米年月日 平成○○年○月○○日 販売者 ○○株式会社 福井県○○市○○ ○−○ TEL ○○○○−○○−○○○○ 平成○○年○月○○日 5kg 5kg 表示項目の記載方法 名称 玄米、もち精米、胚芽精米、うるち精米（うるちを省略しても可）の中 からその内容を表す名称を記載してください。 基準別表 3 原料玄米 ① 産地、品種および産年が証明（国産品は農産物検査法、輸入品は輸入 国の公的機関等による証明）された、単一原料を使ったものは次により 記載してください。 ・ 単一原料米と表示し、その産地、品種、産年を記載してください。 産地は、国産品は都道府県名、市町村名、その他一般に知られてい る地名を、輸入品は原産国名または原産国名または一般に知られてい る地名を記載してください。 ② 上記①以外の原料玄米を使う場合は、「複数原料米」等と記載し、産地 および使用割合を併記してください。 ・ 産地および使用割合は、国産品には「国内産△△割」と記載します。 輸入品は原産国ごとに「○○産（国名）△△割」と、国産品および 原産国ごとの使用割合の多い順に記載します。 ・ このうち、証明米が含まれている場合、未検査米が含まれている場 合は「基準別表第 24」の「原料玄米」の規定により記載することがで きます。 ※詳しい表示方法については、「食品表示の問合わせ先」にご相談ください。 基準別表 24 精米の表示例 ①単一原料米の場合 ②複数原料米の場合１ 生 鮮 食 品 第２章 75 内容量 ① 玄米、精米は、内容重量〔グラム ( ｇ )、キログラム (㎏ )〕により記 載してください。 ② 精麦または雑穀を混合したものは合計した内容重量〔グラム ( ｇ )、キ ログラム (㎏ )〕とし、内容重量の表示の次に（ ）を付して精麦また は雑穀の最も一般的な名称にその重量および単位を併記して記載してく ださい。 計量法、基準 別表 24 精米年月日（玄 米にあっては調 製年月日） ① 次のいずれかにより記載してください。 平成 28 年 3 月 31 日 28.3.31 2016.3.31 16.3.31 280331 20160331 160331 ② 玄米 → 原料玄米を調製した年月日を①のいずれかにより記載してください。 ③ 精米 → 原料玄米を精白した年月日を①のいずれかにより記載してください。 ④ 輸入品で調製・精米年月日が不明なもの → 輸入年月日を①のいずれかにより記載してください。 ⑤ 調製・精米・輸入年月日の異なるものを混合したもの → 最も古い年月日を①のいずれかにより記載してください。 基準別表 24 食品関連事業者 食品関連事業者のうち表示内容に責任を有する者の氏名または名称、住 所および電話番号を記載してください（表示内容に責任を有する者が精米 工場である場合は、精米工場を記載）。 基準別表 24 ※ 容器包装への表示に用いる文字は 12 ポイント（内容量が３kg 以下のものは８ポイント）の活字以上の大 きさの統一のとれた活字とします。 ※ 容器包装されていない玄米および精米は、ほうれん草（59 ページ）と同じく、「名称」および「原産地」 を表示します。 表示にあたり禁止されている事項 ① 実際のものより著しく優良または有利であると誤認させる用語 ② 製品の品質を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示 基準、景表法 ③ 表示事項の内容と矛盾する用語 ④ 保健機能食品以外の食品は、保健機能食品と紛らわしい名称、栄養成分の機能および特 定の保健の目的が期待できる旨を示す用語 ⑤ 未検査米の原料玄米にあっては、品種または産年を表す用語 ⑥ 「新米」の用語（原料玄米が生産された当該年の 12 月 31 日までに容器に入れられ、も しくは包装された玄米または原料玄米が生産された当該年の 12 月 31 日までに精白さ れ、容器に入れられ、もしくは包装された精米を除く） ⑦ 原料玄米のうち使用割合が 50％未満であるものについて、その産地、品種または産年を 表す用語 ⑧ 産地、品種または産年を表す用語を表示する場合にあっては、当該用語のうち最も大き く表示してあるものよりも小さい大きさで付してある「ブレンド」その他の産地、品種 および産年が同一でない原料玄米を用いていることを示す用語 基準 ※上記事項は原則を説明しており、詳細については「食品表示の問合せ先（182〜186ページ）」にご相談のうえ、表示してください。
