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医療機関コードの切り替え処理

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Academic year: 2021

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医療機関コードが月途中で変更となる場合のレセプト等作成手順(ver4.5-4.7) 医療機関の事情により月途中で医療機関コードが変更となる場合があり、その場合月内の レセプト及び診療報酬請求書を旧医療機関コードと新医療機関コードでそれぞれ作成する 必要があります。 日医標準レセプトソフト(以下、日レセ)では、データベースに記録されているデータ内 容を一時的に変更するモジュール及びスクリプトを使用することで医療機関コード変更前 後のレセプトを作成可能としています。 ※現物給付判定について 現物給付の一部負担金の記載については、高額療養費が現物給付されたか判定が必要と なりますが、現状の月途中での医療機関コード切り替え対応では、後半部分のレセプト 処理が前半部分のデータを消去して処理を行っている関係上、ひと月分でのデータによ る判定ができません。このことから一部負担金の記載ができない場合が発生しますが、 これについては方式を見直した医療機関コードの切り替え対応実装時に対応する予定で す。 ファイルのダウンロード サイトよりダウンロードした tar ボール(hospchg.tgz)を日レセがインストールされた マシンの/home/orca/の直下に複写し、下記コマンドにより解凍してください。 tar xvfz hospchg.tgz 解凍すると hospchg のフォルダが作成されます。 フォルダの内容は以下となります zenhan-sakujo.sh 新医療機関コードのレセプト作成時に使用します。 旧医療機関コードの期間に該当する受診履歴テーブル、

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処理の流れは以下となります。 [旧医療機関コード分レセプト処理] 会計クリアモジュールの登録 ↓ データベースのバックアップ ↓ 主従2重化で運用している場合は2重化を停止する ↓ 旧医療機関コードに該当するレセプトの処理 ↓ データベースの復元(リストア) [新医療機関コード分レセプト処理] データベースのバックアップ ↓ 主従2重化で運用している場合は2重化を停止する ↓ 新医療機関コードに該当するレセプトの処理 ↓ データベースの復元(リストア) ※詳細は次頁以降の①~⑨を参照してください。 在医総等の患者が登録されている場合は事前に別作業が必要となる場合があります。 詳細は⑦を参照してください。 注意点(重要) これら処理についてはデータベース内のテーブルを直接書き換えるモジュール及び スクリプトを使用することから、必ず医療機関の業務時間外に行ってください。

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① レセプト作成について、対象期間により以下の(1)又は(2)を行います。 (1)旧医療機関コードの期間に該当するレセプト処理 ・会計クリアモジュールの登録(②参照) ・データベースのバックアップ(③参照) ・gnome 端末等より cd hospchg と入力し、カレントディレクトリを変更します。 ・sudo –u orca bash kouhan-sakujo.sh をパラメタ指定して実行します。(実行時の

パラメタは⑤参照) ・日レセの月次統計画面から手順②で登録した「会計クリア処理」を実行します。 実行時のパラメタは④を参照してください。 処理開始ボタンを押下すると「選択された帳票の印刷を開始します」とメッセージが 表示されるので、そのままF12(またはENTER)を押下してください。 (処理結果画面に頁数が表示されますが、印刷物はありません) ・会計クリア処理終了後、対象月のレセプト一括作成を行います。 ※主科設定を行われている場合はレセプト作成前に主科の一括取得を行う必要があり ます。 ・レセプト電算により提出を行っている場合はレセ電データの作成を行います。 ・総括表(診療報酬請求書)及び公費請求書の作成を行います。 ・レセプトと総括表を確認し、問題がなければ gnome 端末等よりデータベースの復元 処理を行います。(⑧参照) (2)新医療機関コードの期間に該当するレセプト処理 ・データベースのバックアップ(③参照) ・システム管理の医療機関情報(対象診療年月の1日に該当する期間のデータ)にある 旧医療機関コード、開設者名を一時的に新医療機関コードに変更し登録します。 (日レセではレセプト作成時の医療機関情報は処理対象診療月の1日時点の医療機関 情報を参照していることから、一時的に変更します) ・gnome 端末等より cd hospchg と入力し、カレントディレクトリを変更します。 ・sudo –u orca bash zenhan-sakujo.sh をパラメタ指定して実行します。(実行時の

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の期間中にリハビリの開始日となり、新医療機関コード期間中もリハビリが継続して いる患者についてはレセプトに開始日のコメント記載ができませんから、レセプト処 理を行う前に改めてリハビリ開始のシステム予約コードの入力を行う必要がありま す) ※主科設定を行われている場合はレセプト処理前に主科の一括取得を行う必要があり ます。 ・レセプト電算により提出を行っている場合はレセ電データの作成を行います。 ・総括表(診療報酬請求書)及び公費請求書の作成を行います。 ・レセプトと総括表を確認し、問題がなければ gnome 端末等よりデータベースの復元 処理を行います。(⑧参照) ・システム管理の医療機関コード、開設者名を元の状態に戻して作業終了です。

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② 会計クリアモジュールの登録 会計クリアモジュールの登録 業務メニューより「91 システム管理」→「101 システム管理マスタ」→「3002 統計帳 票出力情報」を選択しモジュールを登録します。 区分コードは空き番号を任意に設定してください。 有効年月日の指定はEnterで 00000000~99999999 としてください。 帳票名「会計クリア処理」 プログラム名「ORCBHOSPCHG」 帳票パラメタ1は 「処理対象年月」・「YM」・必須で登録してください。

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③ データベースのバックアップ

オンライン画面よりシステム管理「1001 医療機関情報―基本」へ新旧医療機関の 情報を登録した後データベースの全体バックアップを行います。

gnome 端末等より

sudo –u orca pg_dump –O orca > ****.dump(****は任意のダンプファイル名)

※注意事項 pg_dump 時に不正なメッセージが表示された場合は、正常にバックアップ が行われていない可能性がありますから、以降の処理は行わないように してください。(最後に行うデータベースの復元ができなくなる場合があり ます) ④ 会計クリアモジュールの実行について ②で登録した会計クリアモジュールの実行は業務メニュー「52 月次統計」から行います。 処理対象年月には医療機関コードの変更対象となった年月を指定し、開始日・終了日に ついては以下事例を参考に設定してください。 (設定事例) 医療機関コードが平成24年4月11日より変更となる場合 旧医療機関コードでのレセプト処理時 処理対象年月 201204 開始日 11 終了日 31 新医療機関コードでのレセプト処理時 処理対象年月 201204 開始日 01 終了日 10 処理を実行すると上記パラメタで設定した期間の会計テーブルカレンダーデータ 及び算定履歴を削除します。

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⑤ スクリプトの仕様について zenhan-sakujo.sh(新医療機関コード処理用スクリプト) kouhan-sakujo.sh(旧医療機関コード処理用スクリプト) 上記スクリプトはパラメタ指定した範囲の受診履歴テーブル削除及び患者病名テーブル の更新を行います。パラメタに削除する期間を開始年月日(西暦)と終了年月日(西暦) を指定して実行します。 以下、パラメタ設定事例を参考に実行してください (設定事例) 医療機関コードが平成24年4月11日より変更となる場合 旧医療機関コードでのレセプト処理時

sudo –u orca bash kouhan-sakujo.sh 20120411 20120430 新療機関コードでのレセプト処理時

sudo –u orca bash zenhan-sakujo.sh 20120401 20120410

⑥ 2重化運用をされている場合

主従サーバでの2重化運用をされている場合はレセプト処理を行う前に2重化を 一時的に停止します。

gnome 端末等より

dpkg-reconfigure jma-receipt(etch 有床版は jma-receipt-hosp)と入力し、 Enter押下で進めていきます。 「jma-receipt 用に dbredirector をスタートしますか?」 の確認メッセージが表示されたら<No>を選択して進んでください。 ※root 権限で行ってください。 ⑦ 在医総管または在医総等を算定した患者の取り扱いについて 国民健康保険団体連合会に提出する診療報酬請求書について、一部の地域では在医総等の

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4/10 在がん医総(在支診等)(処方せんあり) を算定 4/20 再診料のみ この場合、患者Aさんのレセプトは医療機関コードの切り替え前後で2枚となりますが、 4月15日以降では在医総等の入力が無い為、新医療機関コードに該当するレセプトは在 医総等の扱いとできません。 この対処として、新医療機関コード期間に該当するレセプト処理を行う前に診療行為画面 より該当月の診療が無い日に在医総等の患者であることを識別する為のシステム予約コー ドの登録を行ってください。(※診療訂正で既存の診療日を選択しシステム予約コードの追 加登録を行うと登録済みの患者請求額に変更が発生する可能性があることから、必ず診療 の無い日に登録を行ってください) また、上記事例とは逆に新医療機関コードに該当する期間でのみ在医総等の入力があり、 旧医療機関コードでも受診がある患者についても同様の対処が必要となります。 <在医総等判定用システム予約コード> 099140003 在医総ダミー(該当患者はレセプト処理前に左記コードを入力してください。) <在医総等の対象となる診療行為コード> ・在がん医総(在支診等)(処方せんあり) 114007610 ・在がん医総(在支診等)(処方せんなし) 114007710 ・在医総管(在支診等)(処方せんあり) 114012210 ・在医総管(在支診等)(処方せんなし) 114012310 ・在医総管(在支診以外)(処方せんなし) 114012410 ・在医総管(在支診以外)(処方せんあり) 114007510 ・特医総管(在支診等)(処方せんあり) 114013010 ・特医総管(在支診等)(処方せんなし) 114013110 ・特医総管(在支診以外)(処方せんあり) 114013210 ・特医総管(在支診以外)(処方せんなし) 114013310 ・在がん医総(機能強化した在支診等)(病床あり)(処方せんあり)114019510 ・在がん医総(機能強化した在支診等)(病床あり)(処方せんなし)114019610 ・在がん医総(機能強化した在支診等)(病床なし)(処方せんあり)114019710 ・在がん医総(機能強化した在支診等)(病床なし)(処方せんなし)114019810 ・在医総管(機能強化した在支診等)(病床あり)(処方せんあり) 114018710 ・在医総管(機能強化した在支診等)(病床あり)(処方せんなし) 114018810 ・在医総管(機能強化した在支診等)(病床なし)(処方せんあり) 114018910 ・在医総管(機能強化した在支診等)(病床なし)(処方せんなし) 114019010

(9)

・特医総管(機能強化した在支診等)(病床あり)(処方せんあり) 114019110 ・特医総管(機能強化した在支診等)(病床あり)(処方せんなし) 114019210 ・特医総管(機能強化した在支診等)(病床なし)(処方せんあり) 114019310 ・特医総管(機能強化した在支診等)(病床なし)(処方せんなし) 114019410 ⑧ データベースの復元(リストア) 処理終了後のデータベースリストアは gnome 端末等から以下のコマンドにより 実行します。

$ sudo /etc/init.d/jma-receipt stop $ sudo -u orca dropdb orca

$ sudo -u orca createdb orca(注)

(注)Lucid,Precise 環境でデータベースの文字エンコーディングを”EUC-JP”と する場合は以下のコマンドによりデータベースの作成を行ってください。 $ sudo -u orca createdb –lC –Ttemplate0 –EEUC-JP orca

$ sudo -u orca psql orca < ダンプファイル名(③で取得したダンプファイル) $ sudo /etc/init.d/jma-receipt start

⑨ その他(レセプト及び総括の作成終了後の作業について) ・全ての処理が終了した後は、hospchg のフォルダは不要となりますので、削除してくだ さい。 $ rm –fr hospchg ・システム管理「3002 統計帳票出力情報(月次)」に登録した会計クリア処理のプログラ ムについても、誤って処理することがないよう削除しておいてください。 ・新旧医療機関コードのレセプト作成時に2重化を停止している場合は、日レセ再起動時

参照

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