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Taro-中学校第1学年保健体育科(

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平成22年度西部教育事務所授業改善推進校事業 神流町立中里中学校公開授業

保健体育科学習指導案

平成23年1月25日(火)第5校時 第1学年1組 体育館 指導者 齋藤秀次 授業改善の視点 班対抗のラリーゲームを行い、班内でラリーを続けるための練習を行う場面で、お互いの課題を 付箋紙に書いてアドバイスをさせたり、「つまづきへの対処カード」を使って練習方法を選択して練 習させたりすれば、ラリーを続けるための課題が明確になり、効果的な練習ができるであろう。 1 単元名 バドミントン(ネット型) 2 考 察 (1)生徒の実態(男子10名、女子3名、計13名) 本単元の学習にあたり、事前調査及び教師の観察から次のように実態を捉えた。 <運動や健康・安全への関心・意欲・態度> バドミントンと同じネット型の運動であるバレーボールの学習を1学期に行った後の生徒の感想は、 いずれも「楽しかった」であった。また、本単元では、ネット型球技であるバドミントンを行うこと を生徒に伝えたところ、すべての生徒から「楽しみだ」という反応が返ってきた。生徒はバレーボー ルの学習を通してネットを挟んで得点を競い合う運動への興味・関心をもっており、バレーボールと 同じネット型の運動であるバドミントンの学習への意欲を高めているものと考えられる。 事前調査で行った「連続直上打ち」「対人連続打ち合い」では、すべての生徒が楽しそうに活動して いた。また、休日に家族でバドミントンを行ったことがある生徒が数名おり、これらの生徒は「バド ミントンは楽しかった」という感想を述べている。特に「シャトルをラケットで打つこと」や「シャ トルを落とさないようにしてラリーを続けること」が楽しいと述べており、日頃、あまり扱わない用 具を使う活動の新鮮さと、シャトルを落とさないように用具を操作する活動の楽しさを感じていると 言える。また、バレーボールの学習では、ボールを自コートに落とさないようにするための作戦につ いて、チームでの話合いに積極的に参加していた。このような生徒たちに対して、いろいろな打球の 打ち方を身に付け、それらを生かしてラリーを長く続けるための意見交流をさせることで、バドミン トンのおもしろさを味わわせながら、本単元の学習に主体的な態度で取り組ませることができるもの と思われる。 <運動や健康・安全についての思考・判断> 全学年でバレーボールの学習を行った際には、パスの上手な上級生の動きを参考として、その上級 生のボールに対する体の向きや肘・膝の使い方などを自分の動きと比較しながら考えることで、生徒 は正確にパスを行うための自分の課題を見いだすことができた。また、構え方やボールの扱い方など の運動のポイントを明確にした上で、見いだした自分の課題と照らし合わせて生徒同士が互いの動き を見て指摘し合ったり、活動後に自己の動きを振り返ったりするなどして、正確なアンダーハンドパ スやオーバーハンドパスの行い方について追究することができた。 バレーボールのゲームでは、パスやサービスをした後に速やかに定位置へ戻る動き方を考えること ができる生徒が多くなった。また、全体の状況を判断しながら定位置に戻れない味方チームの生徒に 対して声がけをできる生徒も現れてきた。 <運動の技能> バレーボールの学習における「ボールの落下地点を素早く判断し移動する動き」「パスやサービスを した後に速やかに定位置に戻る動き」について、ほとんどの生徒がおおむね満足できる状況に達して いる。「ボールの落下地点を素早く判断し移動する動き」については、投げてもらったボールをオーバ ーハンドパスの構えでキャッチするという活動を取り入れ、相手が構えているところから移動しなけ

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ればパスできない位置に落下させるボールを投げるようにしたことで、ボールに対する体の向きを習 得することができた。また、「パスやサービスをした後に速やかに定位置に戻る動き」については、正 しいポジションを取ることで空いた場所をつくらないようにするためにチームの仲間同士で確認する 活動を多く取り入れ、生徒は自分の定位置に戻る動きを習得しつつある。また、仲間の動きに合わせ て状況に応じたポジション取りを行うなど、仲間と連携した動きができつつある生徒もいる。本単元 における学習では、シャトルの落下地点に素早く移動する動きや定位置に戻る動きを行う場面で同じ ネット型のバレーボールで習得した技能を活用できるものと思われる。 一方、事前調査での「連続直上打ち」「対人連続打ち合い」で、シャトルをラケットにうまく当てる ことができなかった生徒もいる。これらの生徒は、シャトルをラケットの中心付近でとらえることが できていなかった。シャトルの軌道をとらえたり、ラケットの面の向きを意識させるような練習内容 や練習の場を工夫により、それぞれの生徒のつまずきに応じた支援を行う必要がある。 <運動に関する知識・理解> バレーボールの学習では、サービスやパスの仕方を理解する場面で、それらの動作のポイントを示 した図を使って解説したことで、生徒は一連の動きの中での動作のポイントを視覚的につかむことが できた。また、友達同士で互いの動きを見合い気付いたこと意見交換したことで、友達のアドバイス をもとに自分の課題に対する改善策を明らかにした。そして、それらのうち各生徒に共通するものを 掲示して共有したことで、生徒はサービスやパスにおける動き方に関する理解することができた。本 単元では、バレーボールの学習で生徒が習得したサービスやパスにおける動き方に関する知識を活用 し、サービスやストローク(アンダーハンドストローク、サイドアームストローク、オーバーヘッド ストローク)の動作のポイントとの共通点をまとめていくことで、ネット型の動き方についての理解 を深め、知識の定着が図れるよう支援する必要がある。 (2)教材観 本単元は、中学校学習指導要領保健体育科における体育分野の内容の球技の第1学年及び第2学年 の「技能(1)次の運動について、勝敗を競い合う楽しさや喜びを味わい、基本的な技能や仲間と連 携した動きでゲームが展開できるようにする。」の「イ ネット型では、ボールや用具の操作と定位置 に戻るなどの動きによって空いた場所をめぐる攻防を展開すること。」及び「態度(2)球技に積極的 に取り組むとともに、フェアなプレイを守ろうとすること、分担した役割を果たそうとすること、作 戦などについての話合いに参加しようとすることなどや、健康・安全に気を配ることができるように する。」「知識、思考・判断(3)球技の特性や成り立ち、技術の名称や行い方、関連して高まる体力 などを理解し、課題に応じた運動の取り組み方を工夫できるようにする。」に当たる。 バドミントンは、1対1や2対2でネットを挟んで相手と向かい合い、ラケットを操作して様々な 打球を打ち、いかに相手コートに落とすか、そして得点を重ねていくかを競い合う「ネット型」の運 動であり、攻守の切り替えが非常に速いという特徴がある。 バドミントンは、色々なストロークを使ってラリーを続けたり、相手を惑わす打球(緩急をつけた 打球や相手を前後左右に揺さぶる打球)を打って得点を競い合ったりする楽しさがある。また、相手 の特徴を分析して作戦を考えたり、対戦した相手や自分のチームの特徴を考えて作戦を考えたりする などの楽しさもある。これらの特徴を生かすことで、活動への興味・関心をもたせ、意欲的に運動さ せることができると考える。 バドミントンでは、シャトルを遠くに飛ばしたり、高く打ち上げたりする活動を行う。このことに より、投力を養うことができる。また、ラケットを操作していろいろな打球を打ったり、相手からの いろいろな打球に応じて返球したりする活動を行う。このことにより、巧緻性を養うことができる。 さらに、空いた場所に打たれた打球を返球したり返球後に定位置へ素早く戻ったりする活動を行う。 このことにより、敏捷性や瞬発力を養うことができる。 バドミントンは攻守の切り替えが非常に速く、「どこにどんな打球を打ったらよいのか」「相手がど こへどんな打球を打とうとしているのか」を短時間で考え判断しなければならない場面がある。また、 団体戦では、相手チームや自分のチームの特徴を分析して作戦を考える場面がある。これらのことか ら、攻守の仕方を個人や集団で見付けることは、思考力や判断力を養うことにつながると考える。

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(3)教材の系統 3 目 標 バドミントンの特性を理解し、ラケットの操作やシャトルを自コートに落とさないための動きを意 識しながら、友だちと協力して意欲的にゲームをすることができる。 4 評価規準 おおむね満足できる状況 運動への関心 互いに協力して教え合いながら、バドミントンの特性やゲームに関心を持つととも ・意欲・態度 に、ルールを守り、安全に留意して練習やゲームに取り組もうとしている。 運動について 自分や仲間の課題解決に向けて、学習カード等を活用しながら自分の考えを持ち、 の思考・判断 練習やラリーゲームにおける動き方を考えたり工夫したりしている。 運動の技能 基本的な個人技能(アンダーハンドストローク、サイドアームストローク、オーバ ーハンドストローク)を使ってラリーゲームを行うことができる。 運動について 基本的な個人技能の名称(アンダーハンドストローク、サイドアームストローク、 の知識・理解 オーバーヘッドストローク)とその技能を身に付けるための練習の仕方、及びラリー ゲームの進め方等を理解している。 5 指導方針(◎は本校の校内研修主題に迫る手立て) 本校の校内研修では、研修主題である「確かな学力を身に付けた生徒の育成」を目指し、各教科 等の特質に応じた言語活動の充実に取り組んでいる。 保健体育科における本単元では、班内でお互いの課題を伝え合い、その解決方法を検討する学び 合いを取り入れたり、学習カードを使って効果的な練習に取り組ませたりすることにより、生徒が 自己課題を明確にして主体的に練習に取り組み、技能を向上させながらバドミントンに楽しめるよ う、単元及び授業づくりを行う。 ○ 単元の導入部分では、慣れない用具の操作に対する抵抗感を和らげるよう、レクレーション的 活動を取り入れるなどして楽しみながら用具に慣れる活動を取り入れる。 [バドミントン] ・ラリーを続けるために、ラケットの中心でシャ トルをとらえ、返す方向にラケットを向けて打 つことができる。 ・相手の打球に備えた準備姿勢を取ることができ る。 [バドミントン] ・ラリーを続けながら、狙った場所にラケット面 を向けて打ったり、スマッシュを打つことがで きる。 ・相手の動きを見て、相手の打球に備え、相手に 正対した準備姿勢をとることができる。 [ソフトバレーボール] ・ボールの方向に体を向けて、その方向に素早く移 動する。 ・味方が受けやすいボールを返す。 ・相手コートにボールを打ち付ける。 [バレーボール] ・仲間と連携しながらラリーを続けるために、安 定してサーブを打ったり、狙った場所にパスし たり返球したりすることができる。 ・ボールを打ったり,受けたりした後、ボールや相 手に正対することができる。 [バレーボール] ・仲間と連携しながらラリーを続けるために、正規 のラインから確実にサーブを相手コートに入れ、 味方が操作しやすい位置にパスすることができ る。 ・ボールを打ったり、受けたりした後。相手や味方 の動きを見て、常にカバーを意識しながらボール や相手に正対することができる。 小 学 5 ・ 6 年 中 学 1 年 中 学 2 年 [バレーボール] ・相手の空いてる箇所を狙うなど、得点につながる サーブを打ち、相手の状況を判断してボールを繋 いだり、攻撃したりする。 ・連携プレイのための基本的なフォーメーションに 応じた位置に動くことができる。 中 学 3 年 [バドミントン] ・ダブルスにおいて、相手コートの空いている箇 所を狙ったり、相手の状況に応じてラケット操 作をコントロールしてシャトルを打つことがで きる。 ・ダブルスにおいて、チームにあった連携プレイ で攻撃したり、守ったりすることができる。

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◎ 本単元で習得を目指す個人的技能(サービス、アンダーハンドストローク、サイドアームスト ローク、オーバーヘッドストローク、フットワーク)の動きのポイントと、その練習の仕方の拡 大図を、壁面に掲示することにより、各自が運動しながら動きのポイントを確認したり、班員同 士が活発に学び合えるようにする。 ◎ 班編成は、課題を見付けたり、課題解決に向けた練習方法等を選んだり工夫したりするための 学び合いが活発なるよう、スキルテスト等を参考にしながら、1チーム3~4人の等質の4班編 成とする。 ◎ 個人的技能の向上に向け、仲間で学び合う班活動を毎時間取り入れ、各自の課題や課題解決に 向けた練習の仕方が明確になるよう、課題の気付きを記入するための付箋紙の活用や学習カード (つまずきの視点とその改善策を示した「つまずきへの対処カード」や、各自の毎時簡における 成果と課題を振り返る「振り返りカード」)を工夫する。 ○ シャトルやラケットの操作、シャトルを持たないときの動などの個人的技能の向上に向けた練 習の場を工夫する。 ・ サーブ(アンダーハンドストローク)の技能を向上させる場面において、ねらったところに 打てるように、柄を天井に向けた開いた傘を設置し、それを目がけてサーブを練習する。 ・ アンダーハンドストロークやオーバーヘッドストロークの技能を向上させる場面において、 防球ネットから各自の身長に合わせた高さの静止球を設定し、静止球がラケットの真ん中にな るように、スイングの練習をする。 ・ 高く上げる打球(ロビング)や遠くへ飛ばす打球(クリア)の技能を向上させる場面におい て、高く上げたり、遠くへ投げたりできる投力を向上させるため、フロアーから3m高いギャ ラリーに、各自がギャラリーからの距離を決めて、シャトルを打ち込む練習をする。 ○ 高く上げたり、遠くへ飛ばしたりする打球を打てるための投力の向上を目指したラリーゲーム では、ネットの高さを通常より高くしたり、コートの横幅を狭くするなど、ルールを工夫して行 う。 ○ 班ごとに準備から片付けまでを責任を持って取り組ませたり、班対抗の各種ゲームを積極的に 取り入れたりすることで、班で協力する雰囲気や、勝敗にかかわらず相手を尊重する態度を養っ ていく。 6 指導と評価の計画(7時間予定 本時はその4) 時間 学習活動 支援及び留意点 評価項目(方法) ○おおむね満足 ◎十分満足 ○本単元の学習活動全体の見通しをつかむ。 ・学習計画表を掲示したり個々に配付した 【関心・意欲・態度】 ○シャトルやラケットに慣れる。 りし、学習の見通しを持てるようにする。 ○ゲームのルールやマナーを守り、 ・床に置いてあるシャトルをラケットです ・それぞれのラケットの振り方(テイクバ フェアに対戦しようとする。 くい上げ、落とさないように運び自分の ック、インパクト、フォロースルー)の (観察) かごに入れる。 腕や体の動かし方について理解が深まる ・床に置いてあるシャトルをラケットです よう、動きのポイントが示している学習 【技能】 い上げ、シャトルを連続直上打ちをしな カードを活用する。 ○シャトルをラケット面の中心付近 がら運び自分のかごに入れる。 ・それぞれ打ち方について、よくできてい でとらえることができる。 ○サービスの練習をする。 る点と課題を明確となるよう、動きのポ (観察、カード) 1 ・アンダーハンドストローク、サイドハン イントを基に助言する。 ドストロークで打つ。 ・狙いを定めやすいよう、開いた傘をフロ ・ショートサービスラインからネットの向 アーに置いて的にする。 こう側の的に入れる。 ・思うようにシャトルが打てない生徒に ・観察を役割とする生徒は、プレイヤーの は、シャトルをとらえやすくするために、 打ち方を見て、良くできている点、課題 フレームに近い位置でラケットを握るよ 点等を付箋紙に書きプレイヤーに渡す。 う指示する。 ○サービスゲームを行う。 ・観察者は付箋紙にアドバイスを記入し、 ・12 個のシャトルのうち、何個的に入れる プレーヤーに付箋紙を渡しながら動きを ことができるかを班で競い合う。 確認させる。 ○高く上げる打球を打つ練習を行う。 ○高く上げる打球の打ち方(ラケットの振 【知識・理解】 ・フロアーから3m高いギャラリーにシャ り方や体の動かし方)の理解が深まるよ ○アンダーハンドストロークの打ち

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トルを打ち込む。 う、動きのポイントが示している学習カ 方の名称や運動の行い方を理解し ・観察を役割とする生徒は、プレイヤーの ードを活用する。 ている。 (観察、カード) 打ち方を見て、良くできている点、課題 ・それぞれ打ち方について、動きのポイン 点等を付箋紙に書きプレイヤーーに渡す。 トを基に、よくできている点と課題を明 【技能】 2 ○高く上げる打球を使ったラリーゲームを 確にするよう助言する。 ○ラリーの中で、高く上げる打球を 行う。 ・自分でトスしたシャトルを打つのが困難 使うことができる。 ・バドミントンコートを使用してゲームを な生徒には、Tバーの上にのせたシャト (観察、カード) 行う。 ルを打たせたり、インパクトの位置に投 ・1対1でのラリーゲームを行う。 げた 球を打たせたりすることで、イン パクト時のシャトルとの距離感をつかめ るようにする。 ○遠くへ飛ばす打球を打つ練習を 行う。 ○遠くへ飛ばす打球の打ち方(ラケットの 【知識・理解】 ・フロアーから3m高いギャラリーにシャ 振り方や体の動かし方)の理解が深まる ○オーバーヘッドストロークの打ち トルを打ち込む。 よう、動きのポイントが示している学習 方の名称や運動の行い方を言った ・観察を役割とする生徒は、プレイヤーの カードを活用する り書いたりしている。 打ち方を見て、良くできている点、課題 ・ネット挟んだ相手がラケットを上に伸ば (観察、カード) 点等を付箋紙に書き、プレイヤーに渡す。 したときにその上を通過する打球が生ま 3 ○遠くへ飛ばす打球を使ったラリーゲー れるよう、ネットの高さやシャトルを打つ 【技能】 ムを行う。 位置や落とす位置を工夫する。 ○ラリーの中で、遠くへ飛ばす打球 ・バドミントンコートを使用してゲームを ・トスが上手く上がらない生徒には、教師 を使うことができる。 行う。 や他の生徒がトスしたシャトルを打たせ (観察、カード) ・1対1でのラリーゲームを行う。 る。 ・インパクトの位置が悪い生徒には、紐で ぶら下げたシャトルを打たせ、インパク トの位置感覚がつかめるようにする。 ○ラリーを続けるため、個人的技能の課題 ・つまずきやその改善策の書かれたカード 【思考・判断】 を見付ける。 (「つまずきへの対処カード」)等を活用 ○ラケットの操作やシャトルを持た ○ラリーを続けることを目指したラリーゲ し、課題が明確 となるよう助言する。 ない動きについて、ラリーを続け ームを行う。 ・ラリーゲームをする生徒とその様子を観 るための課題を見いだしている。 4 察する生徒に分かれて交替でゲームを行 (発言・カード) い、ラケットの操作や動きなどを見合う ことで、自分自身では気付かない点を互 いにアドバイスできるようにする。 ○シャトルを持たないときの動き(シャト ・フットワークの仕方を見やすく拡大図や 【技能】 ルの落下地点への移動、定位置への戻り) 解説等を使い説明する。 ○シャトルを打った後、定位置へ戻 で使うフットワークの練習をする。 ・シャトルの落下地点への動きをイメージ ることができる。 (観察) ○シャトルの落下地点に素早く移動する。 しやすいよう、バレーボールの学習の時 ・ネットの向こう側から投げ込まれたシ に、色々な方向に投げてもらったボール 【知識・理解】 ャトルを帽子で捕る。 を額の上でキャッチする活動をしてきた ○攻防にかかわるための、シャトル ○フットワークを意識したラリーゲームを ことを振り返らせる。 を持たないときの動きを理解して 5 行う。 ・ラリーを続けるには、シャトルを持たな いる。 (観察、発言) いときの動き(シャトルの落下地点への 移動、定位置への戻り)も重要な技能で あることに気付けるよう、1ゲームごと に1分間、班での話合いを設ける。 ○自分のコートにシャトルを落とさないよ ・根拠に基づいた作戦を考えられるよう、 【思考・判断】 うゲームするには、どうしたらよいか班 返球や相手の動きにも注意が払えるよう ○シャトルやラケットの操作、シャ の仲間で考える。 助言をする。 トルを持たないときの動きを踏ま ○班対抗戦のルールを知る。 ・ラリーが続くよう、通常より横幅が狭い えて作戦を考えている。 ・他の班の生徒と1対1で行う。 コートでゲームを行う。 (発表、カード) 6 ・11 点先取した方を勝ちとする。 ・コートは、遠くへ飛ばしたり、高く上げ ・サービスは1本交代とする。 る打球が生まれ、個人の投力の向上が図 ○班ごとにゲームを振り返る。 れるよう、縦は通常のコートを活用する。 【言語活動】ラリーを続けられるようにするための個々の課題を見付ける話合い

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・課題解決のヒントとなるよう、教師も良 い攻撃の仕方を見かけたら付箋紙に書き 生徒に渡す。 ○班の特徴を生かした作戦を考え班対抗戦 ・前時の課題から、自分の班の特徴に基づ 【技能】 を行う。 いた作戦について、いままでの学習カー ○相手の返球に応じた打球を使い、 ○班ごとにゲームを振り返る。 ドを活用しながら考えられるよう助言す ゲームができる。 (観察) 7 る。 ・仲間への称賛や励ましの様子等から、バ ドミントンの楽しさに気付けるよう助言 をする。 7 本時の学習(4時間目) (1)ねらい 班対抗のラリーゲームに向けて、ラケットの操作や定位置に戻るなどの動きに関する各自の 課題について意見交流し、各自に合った練習方法を選択することを通して、ラリーを続けるた めの課題を見いだし、効果的な練習について考えることができる。 (2)準 備 教師……学習カード、ラケット(15)、シャトル(68)、ホイッスル、ホワイトボード(1)、 デジタルタイマー(1)、ゼッケン(白10、オレンジ3)、学習用具入れ(4)、傘(8)、 フラッシュカード(学習内容、めあて)、静止球(19)、バケツ(8)、新聞球(500)、 「つまずきへの対処」カード(13)、得点記入カード(4)、黒マジックペン(4) 生徒…資料集、筆記用具 ( 3 )展 開 学習活動 時間 学 習活動への支援 評価項目 ○ 本 時 ま で の 各 打 球 の 打 ち 方 や そ ・ う ま く で き な い 点 を 挙 げ る だ け で な く 、 れ ら の 打 球 を 活 用 し た ゲ ー ム を 楽 し く バ ド ミ ン ト ン が で き る た め の 視 点 振り返る 。 か ら も 発 表 さ せ る こ と で 、 本 時 の 課 題 に <期待され る生徒の反応> つなぐことが できるようにす る。 ・ サ ー ビ ス が 相 手 の コ ー ト に 入 ら ないこと が多い。 ・ な か な か 思 っ た と こ ろ に 打 ち 返 せない。 12 ・ラリーを 続けられると楽し い。 ○本時のめ あてをつかむ。 ・ め あ て と 学 習 内 容 を 提 示 し 、 見 通 し を も って取り組め るようにする。 ○準備運動 を行う。 ○ 既 習 し た 打 ち 方 を 確 認 す る ラ リ ーを行う 。 ○ 課 題 を 見 付 け る た め の ラ リ ー ゲ ・ つ ま ず き や そ の 改 善 策 が 書 か れ た カ ー ド ームをす る。 (「 つ ま ず き へ の 対 処 カ ー ド 」) 活 用 し 、 ・ 班 で 1 分 3 0 秒 ご と に 交 代 で ラ 観察の視点が 明確になるよう 助言する。 リーゲー ムを行う。 ・ ラ リ ー ゲ ー ム を す る 生 徒 と そ の 様 子 を 観 ・ 2 人 が ラ リ ー を 行 い 、 1 人 が ラ 察 す る 生 徒 に 分 か れ て 交 替 で ゲ ー ム を 行 リーを観 察する。 い 、 ラ ケ ッ ト の 操 作 や シ ャ ト ル を 持 た な ・ 観 察 者 は 、 気 付 い た つ ま ず き を い 動 き な ど を 見 合 う こ と で 、 互 い に ア ド 付 箋 紙 に 書 い て プ レ ー ヤ ー に 渡 バ イ ス す る こ と に よ り 、 自 分 で は 気 付 か す。 ない点を気づ けるようにする 。 ○ 見 つ か っ た つ ま ず き か ら 、 改 善 ・ 観 察 者 は 気 付 い た つ ま ず き を 、 動 き 方 も 策を考え る。 付 け 加 え な が ら 、 相 手 に 分 か り や す い く 33 伝 え ら れ る よ う 、「 つ ま ず き へ の 対 処 カ 【めあて】 ラリーを続けるための自分の課題を見付けて、その課題を克服するための練習方法を 選んで練習をし、班対抗のラリーゲームを楽しもう。 アンダーハンドストロークでの静止球打ち(45 秒)→反復横跳び(20 回) →オーバーハンドストロークでの静止球打ち(45 秒)→鏡を使ったスイング確認(45 秒)

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ード」の活用 を促す。 ・ 課 題 解 決 に 向 け 、「 動 き の ポ イ ン ト の チ 【思考・判 断】 ェ ッ ク 」 及 び 「 改 善 策 」 を 選 ぶ こ と で 、 ○ ラ ケ ッ ト の 操 練習方法が見 付けられるよう 助言する。 作 や シ ャ ト ル ○ 各 自 で 課 題 解 決 す る た め の 練 習 ・ 個 人 的 技 能 が 向 上 す る た め の 、 各 自 の 課 を 持 た な い 時 をする。 題 に 応 じ た 練 習 の 場 を 選 べ て い る か 巡 回 の 動 き 等 に つ 指導をしなが ら確認をする。 い て 、 ラ リ ー を 続 け る た め の 課 題 を 見 い ○ 各 自 の 課 題 を 意 識 し て 、 再 度 ラ ・ 1 回 目 の ラ リ ー ゲ ー ム で 明 ら か に な っ た だ し て い る 。 リーゲー ムを行う。 課 題 を 意 識 し な が ら ラ リ ー ゲ ー ム を 行 う (発言・カー ド) ○ 1 回 目 の ラ リ ー ゲ ー ム と 比 べ 、 こ と で 、 課 題 解 決 に 向 け 個 人 的 技 能 の 向 よ く な っ た 点 や ま だ 改 善 が 必 要 上につながる よう助言をする 。 な点につ いて話し合う。 ・ ラ ケ ッ ト の 操 作 や シ ャ ト ル を 持 た な い 動 <期待され る生徒の反応> き か た に つ い て 、「 つ ま ず き へ の 対 処 カ ・ シ ャ ト ル を と ら え る と き の ラ ケ ー ド 」 を 活 用 し な が ら 1 回 目 の ラ リ ー ゲ ッ ト の 向 き や シ ャ ト ル を と ら え ー ム と の 変 化 を 指 摘 し 合 い 、 新 た な 課 題 る と き の 動 き 方 が よ く な り 、 相 に互いが気付 けるようにする 。 手 コ ー ト に 返 る よ う に な っ て き ・ 新 た な 課 題 と そ の 課 題 解 決 に 向 け 、「 動 た。 きのポイント のチェック」及び「 改善策」 を 選 ぶ 際 は 、 1 回 目 の 課 題 と の 違 い が 分 か る よ う に 、 学 習 カ ー ド 記 入 の 際 に は 色 を 変 え る な ど の 工 夫 を す る よ う 助 言 を す る。 ○本時の学 習のまとめをする 。 ・ 本 時 の 学 習 活 動 で 習 得 し た こ と や 今 後 の ・ 本 時 の 学 習 で で き る よ う に な っ 5 学 習 で 習 得 し て い き た い こ と を 明 ら か に た こ と や 今 後 で き る よ う に な り す る こ と で 、 次 時 以 降 の 学 習 に 対 す る 意 たいこと を発表する。 欲を高めるこ とができるよう にする。 【言語活動】ラリーを続けられるようにするための個々の課題を見付ける話合い

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