まずはこれだけ呼吸管理のキモ
Takatsuki General Hospital Takatsuki General Hospital
NICUスタンバイ
MFICUでの手術準備
蘇生室内
感染対策
羊水の採取
サーファクタント注入
NICUへ
体重測定
RDSは治る
Takatsuki General Hospitalが
しばらくすると
Takatsuki General Hospitalなぜこうなるのか?
慢性肺疾患:CLD
まずはじめに
• なんのために呼吸(管理)をするのか
Takatsuki General Hospital生きているとは
Takatsuki General Hospital呼 吸
エネルギー
TCAサイクル
Glucose
Acetyl CoA
CoA
酸化的リン酸化
CO
2e‐
O
2H
2O
ADP
ATP
Takatsuki General HospitalTCAサイクル
Glucose
Acetyl CoA
CoA
酸化的リン酸化
CO
2e‐
O
2H
2O
ADP
ATP
Takatsuki General Hospital酸素とglucoseさえあれば
エネルギーを作ることができる
では
• 代謝に必要な酸素量は
• 酸素は普段どのくらい使われているのか
• 成熟児で6‐7mL/kg/min
•
CLD児で8‐10mL/kg/min
Takatsuki General Hospital酸素供給量(DO2)
•
DO2=血液中の酸素量(CaO2)×心拍出量(CO)
•
CaO2(mL/dL)=Hb×酸素飽和度(SaO2)×1.34
• では、Hb 12.0 g/dL、SaO2 95%、CO 150mL/kg/minと
した時のDO2を計算してみてください。
•
CaO2= 12*0.95*1.34 = 15.3 (mL/dL)
•
DO2= 15.3*150/100 = 22.9 (mL/kg/min)
Takatsuki General Hospital成熟児で6‐7mL/kg/min、CLD児で8‐10mL/kg/min
酸素はどのくらい消費されているのか
•
SvO2から見ると約25%
• じゃあすごく余裕があるんだ
• いいえ、そうともいえません
•
SvO2 60%までは安全圏
•
40%で嫌気性代謝が始まるとも
• なぜか
酸素の滝(oxygen cascade)
↓拡散障害・シャントミトコンドリアレベルではわずか数mmHg
組織の代謝により 過不足が発生だから酸素供給量(DO2)を意識
•
DO2=血液中の酸素量(CaO2)×心拍出量(CO)
•
CaO2(mL/dL)=Hb×酸素飽和度(SaO2)×1.34
•
Hb 10.0 g/dL、SaO2 95%
を
Hb15.0g/dL、SaO2 70%
と
比較してみてください。
•
CaO2= 10*0.95*1.34 = 12.8 (mL/dL)
•
CaO2= 15*0.80*1.34= 14.0 (mL/dL)
• 心拍出量はPDA,呼吸循環管理で大きく変化
• ついでに酸素消費量も減らそうか⇒鎮静、DC・・・
Takatsuki General Hospitalもっと酸素供給量(DO2)を意識
•
DO2=血液中の酸素量(CaO2)×心拍出量(CO)
•
CaO2(mL/dL)=Hb×酸素飽和度(SaO2)×1.34
•
CaO2= 12*0.95*1.34 = 15.3 (mL/dL)
•
DO2= 15.3*150/100 = 22.9 (mL/kg/min)
• 貧血を我慢し、SpO2も80%にしたら・・・
•
8*0.8*1.34 = 8.6、8.6*150/100= 12.9
Takatsuki General Hospital成熟児で6‐7mL/kg/min、CLD児で8‐10mL/kg/min
もし重症CLDで15ml/kg/min必要だったら、COが落ちたら・・・
酸素化を決める因子(呼吸管理)
Takatsuki General Hospital 230 酸素療法 ↓拡散障害・シャント吸入酸素濃度
平均気道内圧
Takatsuki General Hospital酸素化は肺胞表面積(平均気道内圧)に相関
虚脱肺
平均気道内圧⇑
換気血流不均衡・肺内シャント
Takatsuki General Hospital平均気道内圧
PIP
PEEP
Ti
MAP
換気を決める因子
Takatsuki General Hospital換気は肺胞を出入りした空気の量に相関
Takatsuki General Hospital
換気を決める因子
VT
PIP
PEEP
Ti
分時換気量=VT*f
RDS(
呼吸窮迫症候群
)
Takatsuki General Hospital酸素化は肺胞表面積に相関=PEEPが大事
サーファクタントが
気道内圧⇑
欠乏した虚脱肺
サーファクタント補充
TTN(
新生児一過性多呼吸
)
Takatsuki General Hospital肺水吸収遅延の程度で重症度変化
MAS(
胎便吸引症候群
)
Takatsuki General Hospital炎症が血管内皮にまで及ぶと重症PHも
サーファクタントが
胎便による気道閉塞・ALS
失活した虚脱肺
胎便による化学的炎症
炎症
CLD(
慢性肺疾患
)
炎症が肺胞、血管床の発育を阻害
サーファクタントが
失活した虚脱肺
炎症性浸出液の増加
炎症
EGF/VEGFの低下
⇓
肺胞発育の停止
CLD発症因子
呼吸管理に関
連した肺傷害
Takatsuki General Hospital Takatsuki General Hospital
C
L
の変化によって同じ圧でも容量が激変!
Takatsuki General Hospitalvolutrauma
atelectotrauma
Takatsuki General Hospital拡げるべからず
つぶすべからず
・HFOにおける気道内圧
・理想的TCPLの気道内圧
・ありがちなCPAP
・理想的?CPAP
標準的呼吸管理とは?
Takatsuki General Hospital Takatsuki General HospitalTakatsuki General Hospital Takatsuki General Hospital Takatsuki General Hospital Takatsuki General Hospital
Respiratory management of RDS (n=155)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
period 0 period 1 period 2 period 3 period 4
CPAP
CPAP + Surf
mech. Ventilation
CPAP failure as %
of CPAP starters
mech. vent. due to
RDS
%
Outcome of preterm infants </= 1000 g and </=27 weeks
(data are given in %)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
period
0
period
1
period
2
period
3
period
4
survival
survival without BPD
survival without
BPD, IVH>II°, PVL
survival without
BPD, IVH>II°, PVL,
ROP>II°
超早産児のBPD10%!ほかの合併症も少ない
介入法
予防効果のエビデンス
コメント
早産予防
絶大
Progesteroneの効果如何
蘇生‐生後早期の酸素抑制
可能性あり
酸化ストレスのマーカーは低下
サーファクタント投与
あり
重症CLDについては不明
サーファクタント早期投与
あり
重症CLDについては不明
SpO2<95での管理
あり
生後早期での効果は不明
Permissive hypercapnea
不明
大規模な研究なし
従量式
可能性あり
気胸など合併症は減少
短い吸気時間
なし
気胸など合併症は減少
PTV
わずか
死亡率はわずかに悪化
HFO
あり
生後早期からの使用のみ有効
CPAP
あり
生後早期からの使用のみ有効
NO吸入療法
なし
限られた病態に有効の可能性残る
ステロイド全身投与
あり
副作用に重大な懸念
ステロイド吸入療法
可能性あり
対象と吸入開始時期に要検討
動脈管の早期治療
なし
症候性の遷延は悪化因子
rhSOD
可能性あり
追試が必要
MSCs
かなり有望
臨床応用まだ
Takatsuki General Hospital酸素の使い方とその根拠
Takatsuki General Hospital Takatsuki General Hospital酸素抑制でROPは激減
Takatsuki General Hospital酸素抑制でCLD減少
Takatsuki General HospitalTakatsuki General Hospital Takatsuki General Hospital