様式１【公表】 1 「 頭 脳 循 環 を 加 速 す る 若 手 研 究 者 戦 略 的 海 外 派 遣 プ ロ グ ラ ム 」 平 成 ２ ７ 年 度 事 後 評 価 資 料 （ 実 施 報 告 書 ） 整 理 番 号 R2411 関 連 研 究 分 野 （ 分 科 細 目 コ ー ド ） 素 粒 子 ・ 原 子 核 ・ 宇 宙 線 ・ 宇 宙 物 理 （ 4 3 0 1 ） 補 助 事 業 名 （ 採 択 年 度 ） 極 限 ク ォ ー ク ・ ハ ド ロ ン 物 質 の 理 論 的 解 明 を 目 指 す 国 際 連 携 研 究 の 構 築 と 若 手 研 究 者 育 成 （ 平 成 ２ ４ 年 度 ） 代 表 研 究 機 関 名 国 立 研 究 開 発 法 人 理 化 学 研 究 所 代 表 研 究 機 関 以 外 の 協 力 機 関 京 都 大 学 、 筑 波 大 学 主 担 当 研 究 者 氏 名 初 田 哲 男 補 助 金 支 出 額 （ 平 成 24年 度 ） 3,527,463円 （ 平 成 25 年 度 ） 22,000,000円 （ 平 成 26 年 度 ） 26,135,217 円 （ 合 計 ） 51,662,680 円 (公募応募当初の「事業 計 画 調 書 」 に 記 載 の ) 若 手 研 究 者 の 派 遣 計 画 （ 平 成 24年 度 ） 1 人 （ 平 成 25年 度 ） 4 人 （ 1人 ） （ 平 成 26年 度 ） 4 人 （ 2人 ） （ 合 計 ） 6 人 若 手 研 究 者 の 派 遣 実 績 （ 平 成 24年 度 ） 2 人 （ 平 成 25年 度 ） 4 人 （ 2 人 ） （ 平 成 26年 度 ） 3 人 （ 3 人 ） （ 合 計 ） 4 人 （ 参 考 ） 派 遣 期 間 が 300日 未 満 と な り 、 最 終 的 に 若 手 派 遣 研 究 者 派 遣 実 績 の カ ウ ン ト か ら 除 外 さ れ た 者 （ 外 数 ） （ 平 成 24年 度 ） 0 人 （ 平 成 25年 度 ） 0 人 （ 0 人 ） （ 平 成 26年 度 ） 1 人 （ 0 人 ） （ 合 計 ） 1 人
様式１【公表】 2 １ ． 若 手 研 究 者 の 人 材 育 成 に つ い て の 成 果 の 達 成 状 況 （ １ ）事 業 計 画 調 書 に 記 載 し た 期 待 さ れ る 成 果 の 概 要 （ 事 業 計 画 調 書 （ １ ０ － １ ） に 記 載 し た 若 手 研 究 者 の 人 材 育 成 に か か る 期 待 さ れ る 成 果 の 概 要 ） 〇 期 待 さ れ る 成 果 日 本 の 若 手 研 究 者 と Ｂ Ｎ Ｌ の 理 論 研 究 部 門 と の 関 係 は 深 い 。 特 に 、 １ ９ ９ ７ 年 に 理 研 Ｂ Ｎ Ｌ 研 究 セ ン タ ー （ Ｒ Ｂ Ｒ Ｃ ） が Ｂ Ｎ Ｌ 内 に 発 足 し て 以 来 、 Ｂ Ｎ Ｌ に は 約 ２ ０ 名 の Ｑ Ｃ Ｄ 分 野 の 日 本 人 若 手 研 究 者 が 研 究 員 と し て 長 期 滞 在 し 、 世 界 的 に 知 ら れ た 研 究 成 果 を 挙 げ る こ と に よ り 、 す で に １ ５ 名 が 日 本 国 内 の 大 学 や 研 究 機 関 （ 大 阪 大 学 、 東 京 大 学 、 Ｋ Ｅ Ｋ ， 慶 応 大 学 、 上 智 大 学 、 東 北 大 学 、 理 化 学 研 究 所 、 高 知 大 学 な ど ） で 助 教 /講 師 /常 勤 研 究 員 /准 教 授 /教 授 な ど の 常 勤 職 に 就 い て い る 。 こ れ は 、 当 該 分 野 に 限 ら ず 驚 異 的 な 数 字 で あ り 、 今 日 の Ｑ Ｃ Ｄ 分 野 に お け る 日 本 人 研 究 者 の 高 い レ ベ ル を も た ら し た 主 要 因 と な っ て い る 。 一 方 で 、 Ｂ Ｎ Ｌ へ の 若 手 研 究 者 の 派 遣 は 、 こ れ ま で 組 織 的 行 わ れ て き た わ け で は な く 、 過 去 数 年 来 、 日 本 人 若 手 研 究 者 の 長 期 滞 在 数 が 漸 減 す る 傾 向 に あ る こ と が 危 惧 さ れ て い る 。 本 申 請 は 、 明 確 な 国 際 共 同 研 究 を 立 て る こ と で 、 Ｂ Ｎ Ｌ 理 論 研 究 部 門 へ の 若 手 研 究 者 派 遣 を 通 し た 頭 脳 循 環 を 飛 躍 的 に 発 展 さ せ る こ と を 主 眼 と し て お り 、 当 該 分 野 の 研 究 促 進 は も ち ろ ん の こ と 、 今 後 も 、 当 該 分 野 に お け る 日 本 人 研 究 者 が 世 界 を リ ー ド す る 研 究 を 継 続 し て す る た め に も 大 き な 意 義 を 持 つ 。 〇 検 証 方 策 基 礎 研 究 で あ る の で 、 短 期 的 に は 、 学 術 雑 誌 に 発 表 し た 学 術 論 文 お よ び 国 際 会 議 や 研 究 集 会 で の 発 表 、 が 検 証 の 中 心 と な る 。 長 期 的 に は 、 国 内 外 の 常 勤 職 へ 採 用 状 況 も 貴 重 な 検 証 デ ー タ と な る 。 （ ２ ） 上 述 の 期 待 さ れ る 成 果 の 達 成 状 況 の 自 己 評 価 と そ の 理 由 【 自 己 評 価 】 ☑ 期 待 を 上 回 る 成 果 を 得 た □ 十 分 に 達 成 さ れ た □ お お む ね 達 成 さ れ た □ あ る 程 度 達 成 さ れ た □ ほ と ん ど 達 成 さ れ な か っ た 【 理 由 】 若 手 派 遣 研 究 者 ４ 名 が 中 心 と な り 、 ２ 年 半 で １ ４ 編 の 原 著 論 文 を 発 表 す る と と も に 、 １ １ 回 の 国 際 会 議 口 頭 発 表 を 行 っ た 。こ れ ら は 、派 遣 研 究 者 の 派 遣 先 で あ る BNLで の 活 発 な 共 同 研 究 の 成 果 で あ り 、 当 初 期 待 し て い た ア ク テ ィ ビ テ ィ を 凌 駕 す る も の で あ る 。 ま た 、４ 名 の 研 究 者 は 、BNL側 の 研 究 者 だ け で な く 、当 該 分 野 の 世 界 の 研 究 者 に 高 く 評 価 さ れ る こ と と な り 、 本 事 業 の 終 了 後 、 ア メ リ カ 、 ヨ ー ロ ッ パ 、 中 国 に お い て 世 界 を リ ー ド す る 主 要 研 究 機 関 に お い て 博 士 研 究 員 と し て 採 用 さ れ た 。 ま た 、 若 手 派 遣 研 究 者 の 内 の １ 名 の 業 績 は 特 に 高 く 評 価 さ れ 、 第 9回 （ 2015年 ） 日 本 物 理 学 会 若 手 奨 励 賞 に 選 出 さ れ 、 2015年 秋 の 日 本 物 理 学 会 で 招 待 講 演 を 行 う 予 定 で あ る 。 国 内 の 複 数 の 研 究 機 関 が ネ ッ ト ワ ー ク を つ く り 、 優 秀 な 若 手 研 究 者 を 共 同 で 選 抜 し て 海 外 派 遣 し 、 共 同 研 究 を 進 め る と い う シ ス テ ム を 構 築 で き た 意 義 も 大 き い 。
様式１【公表】 3 ２ ． 国 際 共 同 研 究 課 題 の 到 達 目 標 及 び 期 待 さ れ る 成 果 の 達 成 状 況 （ １ ） 事 業 計 画 調 書 に 記 載 し た 国 際 共 同 研 究 課 題 の 到 達 目 標 及 び 期 待 さ れ る 成 果 の 概 要 （ 事 業 計 画 調 書（ ４ － １ ）に 記 載 し た 国 際 共 同 研 究 課 題 の 到 達 目 標 及 び 事 業 計 画 調 書（ １ ０ － ２ ）に 記 載 し た 国 際 共 同 研 究 に お い て 期 待 さ れ る 成 果 概 要 ） 格 子 QCD 計 算 に つ い て は 、 理 研 -筑 波 大 (初 田 -金 谷 )を 中 心 と す る WHOT QCD Coll.と 、 BNL の 格 子 ゲ ー ジ 理 論 グ ル ー プ (Karsch ら )を 中 心 と す る HOT QCD Coll.が 連 携 し 、 高 温 の 強 相 関 ク ォ ー ク・グ ル ー オ ン・プ ラ ズ マ の 状 態 方 程 式 や 輸 送 係 数 の 定 量 的 計 算 を 遂 行 す る 。 さ ら に 、 ExQHM 中 で の ハ ド ロ ン 伝 搬 を 扱 う 上 で の 基 礎 と な る ハ ド ロ ン 間 相 互 作 用 や 、 ExQHM 中 で の 重 ク ォ ー ク 間 複 素 ポ テ ン シ ャ ル の 精 密 計 算 を BNL の 計 算 物 理 グ ル ー プ (Soni, Izubuchi ら )と 協 力 し て 遂 行 す る 。 熱 場 の 量 子 論 に つ い て は 、理 研 -京 大（ 日 高 -国 広 -森 田 ） と BNL の 理 論 物 理 グ ル ー プ ・ 高 エ ネ ル ギ ー 理 論 グ ル ー プ （ McLerran, Pisarski ら ）が 共 同 で 、ExQHM 中 で の ソ フ ト な 素 励 起 を 扱 う た め の 摂 動 総 和 法 の 開 発 と 応 用 、 繰 り 込 み 群 法 を 用 い た 相 対 論 的 粘 性 流 体 力 学 の 導 出 や 輸 送 係 数 の 評 価 、 な ど 、 従 来 の 硬 熱 ル ー プ 近 似 を 越 え た 熱 場 の 理 論 の 枠 組 み の 構 築 を 目 指 す 。さ ら に 、BNL の 原 子 核 理 論 グ ル ー プ (Venugopalan ら )と 協 力 し 、揺 ら ぎ を 考 慮 し た 古 典 ゲ ー ジ 場 の 時 間 発 展 に 関 す る 解 析 的 お よ び 数 値 的 研 究 を 展 開 し 、 相 対 論 的 重 イ オ ン 衝 突 に お け る 熱 化 機 構 の 解 明 を 目 指 す 。 ゲ ー ジ /重 力 対 応 に つ い て は 、理 研 -筑 波 大 (日 高 -八 田 )と BNL の 原 子 核 理 論 グ ル ー プ ・ 理 論 物 理 グ ル ー プ (Venugopalan, Kharzeev ら )が 共 同 で 、ExQHM に 特 徴 的 な ソ フ ト 光 子 や 低 不 変 質 量 レ プ ト ン 対 生 成 、 重 ク ォ ー ク 間 複 素 ポ テ ン シ ャ ル の 解 析 的 非 摂 動 計 算 を 実 行 し 、 高 温 摂 動 展 開 や そ の 総 和 で は 到 達 が 困 難 な 強 結 合 領 域 に あ る ExQHM の 解 明 を 目 指 す 。 そ れ ぞ れ の ア プ ロ ー チ に 関 し て 大 学 院 博 士 後 期 課 程 学 生 ま た は 博 士 研 究 員 を BNL に 派 遣 し 、 国 際 共 同 研 究 の 中 心 と な っ て も ら う 。 ま た 、 そ れ ぞ れ の ア プ ロ ー チ に 閉 じ な い 相 互 連 携 ・ 情 報 交 換 を 積 極 的 に 行 っ て も ら う 。 こ の 意 味 で 、 海 外 に 派 遣 さ れ る 若 手 研 究 者 は 、 ア プ ロ ー チ 間 の “ 頭 脳 循 環 ” と 国 内 外 の “ 頭 脳 循 環 ” と い う ２ つ の 役 割 を 担 う こ と に な る （ 図 １ ）。 ○ 当 該 課 題 を 設 定 す る 理 由 こ れ ま で の 相 対 論 的 重 イ オ ン 衝 突 実 験 [BNL で 稼 働 中 の 相 対 論 的 重 イ オ ン 衝 突 型 加 速 器 RHIC お よ び CERN で 稼 働 中 の 大 型 ハ ド ロ ン 衝 突 型 加 速 器 LHC を 用 い て 行 わ れ て い る ]に よ り 、 １ 兆 度 を 超 え る 温 度 の ク ォ ー ク ・ グ ル ー オ ン ・ プ ラ ズ マ が 生 成 さ れ た 強 い 証 拠 が 蓄 積 さ れ て い る（ ジ ェ ッ ト 抑 制 、重 ク ォ ー ク 抑 制 、楕 円 型 フ ロ ー 、熱 的 光 子 な ど ）。 今 後 の 数 年 間 は 、 こ れ ら の 実 験 的 証 拠 を Ｑ Ｃ Ｄ に 基 づ い て 理 論 的 に 理 解 し 、 強 相 関 ク ォ ー ク ・グ ル ー オ ン・プ ラ ズ マ や 極 限 状 態 の ク ォ ー ク・ハ ド ロ ン 物 質 (ExQHM)の 物 性 を 明 ら か に す る 段 階 が 到 来 す る 。 そ の た め に 必 要 な 理 論 的 ツ ー ル も 近 年 急 速 に 整 備 さ れ つ つ あ り 、 実 験 ・ 理 論 の 両 面 か ら 、 確 実 な 進 歩 が 期 待 で き る 局 面 に き て い る 。 〇 到 達 目 標 国 際 共 同 研 究 の 枠 内 で 、ExQHMの 解 明 に む け た ３ つ の 主 要 ア プ ロ ー チ を 、相 互 の 関 連 に 留 意 し な が ら 同 時 に 遂 行 す る と い う 今 回 の 申 請 は 世 界 的 に 見 て も ユ ニ ー ク で あ り 、 極 限 状 態 に お け る ク ォ ー ク ・ ハ ド ロ ン 物 質 に 関 す る 新 し い 知 見 を 生 み 出 す こ と が 期 待 で き る 。 特 に 、（ １ ） 有 限 温 度 QCDの 状 態 方 程 式 の 完 成 、 (2) 有 限 温 度 QCDに お け る 輸 送 係 数 の 解 析 的 ・ 数 値 的 導 出 、（ ３ ） 有 限 温 度 Ｑ Ｃ Ｄ 中 の ス ペ ク ト ル 構 造 の 解 析 的 ・ 数 値 的 解 明 、（ ４ ） 重 イ オ ン 衝 突 初 期 条 件 と 熱 化 の 解 明 、 な ど が 主 要 な 到 達 目 標 で あ る 。 ゲ ー ジ / 重 力 対 ExQHM 理 研 -筑 波 ⇔ BNL 理 研 -筑 波 ⇔ BNL 格 子 QCD 計 算 頭 脳 循 環 頭 脳 循 環 図 １ ：極 限 状 態 のク ォ ー ク・ハ ド ロ ン 物 質 (ExQHM) 解 明 へ の３ つ の ア プ ロ ー チ と 、国 際 共 同 研 究 +頭 脳 循 環 に よ る 研 究 の 促 進 熱 場 の 量 子 論 理 研 -京 都 ⇔ BNL
様式１【公表】 4 〇 期 待 さ れ る 成 果 BNL の RHIC お よ び CERN の LHC で 遂 行 さ れ て い る 相 対 論 的 重 イ オ ン 衝 突 実 験 に よ り 、 衝 突 の 中 間 生 成 物 と し て 、強 相 関 ク ォ ー ク・グ ル ー オ ン・プ ラ ズ マ が 生 成 さ れ て い る 証 拠（ 楕 円 型 フ ロ ー 、ジ ェ ッ ト 抑 制 、熱 的 光 子 お よ び レ プ ト ン 対 生 成 な ど ）が 得 ら れ 、ク ォ ー ク・グ ル ー オ ン・プ ラ ズ マ の 物 理 は そ の 発 見 モ ー ド か ら 、そ の 物 性 研 究 に 中 心 を 移 し つ つ あ る 。こ れ に 呼 応 す る よ う に 、格 子 Ｑ Ｃ Ｄ 計 算 や 有 限 温 度 の 場 の 量 子 論（ 特 に 総 和 法 や 動 的 縮 約 の 理 論 ）の 進 展 が 近 年 著 し く 、極 限 状 態 に あ る ク ォ ー ク・ハ ド ロ ン 物 質 (ExQHM)の 本 質 を Ｑ Ｃ Ｄ か ら に 理 解 す る 方 向 で の 研 究 が 大 き な 実 り を 結 ぶ 可 能 性 が 増 し て い る 。 本 申 請 に 参 加 し て い る 理 研 /京 大 /筑 波 大 の 研 究 者 は 、格 子 Ｑ Ｃ Ｄ・有 限 温 度 場 の 理 論 ・ ゲ ー ジ /重 力 対 応 な ど の ア プ ロ ー チ に よ る Ｑ Ｃ Ｄ 研 究 で こ れ ま で 重 要 な 成 果 を あ げ て い る と 同 時 に 、当 該 分 野 に お け る 優 秀 な 若 手 研 究 者 を 多 数 輩 出 し て い る 。こ の 国 内 三 拠 点 と 、Ｂ Ｎ Ｌ の 理 論 研 究 部 門 が 連 携 す る こ と で 、１ ．格 子 Ｑ Ｃ Ｄ 計 算 の 新 た な 国 際 共 同 研 究 、 ２ ． 熱 場 の 量 子 論 の 新 た な 展 開 、 ３ ． ゲ ー ジ -重 力 対 応 の ExQHM へ の 新 し い 応 用 を 通 し て 、 ExQHM に 対 す る 統 一 的 な 理 解 に 向 け た 進 展 が 期 待 で き る 。 〇 検 証 方 策 基 礎 研 究 で あ る の で 、 学 術 雑 誌 に 発 表 し た 学 術 論 文 、 国 際 会 議 な ど で の 発 表 や 招 待 講 演 、 学 術 賞 の 受 賞 な ど が 検 証 の 中 心 と な る 。 （ ２ ） 上 述 の 目 標 等 に 対 す る 達 成 状 況 の 自 己 評 価 と そ の 理 由 【 自 己 評 価 】 □ 期 待 を 上 回 る 成 果 を 得 た ☑ 十 分 に 達 成 さ れ た □ お お む ね 達 成 さ れ た □ あ る 程 度 達 成 さ れ た □ ほ と ん ど 達 成 さ れ な か っ た 【 理 由 】 国 際 共 同 研 究 の 枠 内 で 、極 限 状 態 の ク ォ ー ク -ハ ド ロ ン 物 質 の 解 明 に む け た 主 要 ア プ ロ ー チ を 、相 互 の 関 連 に 留 意 し な が ら 同 時 に 遂 行 す る こ と が で き た 。特 に 、有 限 温 度 QCD に お け る 輸 送 係 数 の 解 析 的 ・ 数 値 的 導 出 の テ ー マ に 関 係 し て は 、 非 平 衡 定 常 系 に お け る ゆ ら ぎ の 役 割 や 、 鞍 点 法 の 一 般 化 に 基 づ く 場 の 量 子 論 の 新 し い 非 摂 動 的 解 析 法 の 開 拓 を 行 っ た 。 有 限 温 度 Ｑ Ｃ Ｄ 中 の ス ペ ク ト ル 構 造 の 解 析 的 ・ 数 値 的 解 明 に 関 し て は 、 重 イ オ ン 衝 突 初 期 に 生 成 さ れ る グ ラ ズ マ 状 態 か ら の 格 子 生 成 率 の 理 論 計 算 を 遂 行 し た 。重 イ オ ン 衝 突 初 期 条 件 と 熱 化 の 解 明 に つ い て は 、陽 子 -陽 子 衝 突 な ど の 基 本 量 と な る 核 子 の パ ー ト ン 分 布 関 数 を 格 子 Ｑ Ｃ Ｄ 計 算 か ら 引 き 出 す た め の 新 し い 手 法 の 開 発 を 行 っ た 。 ま た 、 強 相 関 ク ォ ー ク ・ グ ル ー オ ン ・ プ ラ ズ マ や 高 強 度 場 中 の ク ォ ー ク ・ グ ル ー オ ン 物 質 か ら の 光 子 お よ び 電 子 対 生 成 、 核 子 の パ ー ト ン 構 造 に 関 す る 新 し い 格 子 計 算 手 法 の 開 拓 、 Ｃ Ｋ Ｍ 行 列 を 決 め る た め の 中 間 子 崩 壊 形 状 因 子 に 関 す る 精 密 格 子 計 算 な ど 、 若 手 派 遣 研 究 者 と Ｂ Ｎ Ｌ 研 究 者 の 新 た な 共 同 研 究 も 実 を 結 ん だ 。 当 初 到 達 目 標 に 関 し て 、 若 手 派 遣 研 究 者 ４ 名 が 中 心 と な り 、 ２ 年 半 で １ ４ 編 の 原 著 論 文 を 発 表 と 、 １ １ 回 の 国 際 会 議 口 頭 発 表 を 行 っ た 。 若 手 派 遣 研 究 者 の 内 の １ 名 の 業 績 は 特 に 高 く 評 価 さ れ 、 第 9回 （ 2015年 ） 日 本 物 理 学 会 若 手 奨 励 賞 に 選 出 さ れ た 。
様式１【公表】 5 ３ ． 今 後 の 展 望 に つ い て こ れ ま で の 実 施 状 況 を 踏 ま え て 、 事 業 実 施 期 間 終 了 後 の 展 望 に つ い て 記 入 し て 下 さ い 。 ① 自 己 資 金 、若 し く は 他 の 競 争 的 資 金 等 に よ る 海 外 派 遣 の 機 会 を 含 む 若 手 研 究 者 の 研 鑽・育 成 の 事 業 の 継 続（ 又 は そ の 見 込 み ） 状 況 今 回 の 若 手 研 究 者 の BNL 派 遣 と そ の 成 果 を も と に 、 BNL お よ び ニ ュ ー ヨ ー ク 州 立 大 学 ス ト ー ニ ー ブ ル ッ ク 校 、 ECT*（ ヨ ー ロ ッ パ 理 論 物 理 学 研 究 セ ン タ ー 、 ト レ ン ト 、 イ タ リ ア ） , CCNU（ 華 中 師 範 大 学 、 武 漢 、 中 国 ） と の 間 で 、 相 互 に 若 手 研 究 者 を 派 遣 す る こ と の 重 要 性 に 関 し て 合 意 し 、競 争 資 金 へ の 応 募 を 通 じ て 、事 業 の 継 続 を 検 討 し て い る 。 ② 本 事 業 の 相 手 側 を 含 む 海 外 の 研 究 機 関 と の 研 究 ネ ッ ト ワ ー ク の 継 続 ・ 拡 大（ 又 は そ の 見 込 み ・ 将 来 構 想 ）状 況 （ 組 織 に お い て 本 事 業 で 支 援 し た 若 手 研 究 者 に 期 待 す る 役 割 も 含 め て ） 今 回 BNL に 派 遣 さ れ た 若 手 研 究 者 が 、 ニ ュ ー ヨ ー ク 州 立 大 学 ス ト ー ニ ー ブ ル ッ ク 校 、 ECT*（ ヨ ー ロ ッ パ 理 論 物 理 学 研 究 セ ン タ ー 、 ト レ ン ト 、 イ タ リ ア ） , CCNU（ 華 中 師 範 大 学 、武 漢 、中 国 ）、ユ ー リ ヒ ス ー パ ー コ ン ピ ュ ー タ セ ン タ ー（ ユ ー リ ッ ヒ 、ド イ ツ ） の 研 究 員 に 就 任 し た こ と に 鑑 み て 、日 本 -米 国 -ヨ ー ロ ッ パ -中 国 を 繋 ぐ 世 界 規 模 で の 頭 脳 循 環 ネ ッ ト ワ ー ク に 事 業 を 拡 大 し て い く こ と が 構 想 さ れ て い る 。 ③ 本 事 業 で 支 援 し た 若 手 研 究 者 の 研 究 人 材 と し て の 将 来 性 に つ い て 今 回 BNL に 派 遣 さ れ た 若 手 研 究 者 は い ず れ も 、 そ の 高 い 研 究 能 力 を 評 価 さ れ 、 当 該 分 野 の 理 論 研 究 を 世 界 的 に リ ー ド し て い る 研 究 機 関 に 博 士 研 究 員 と し て 採 用 さ れ て お り 、 当 該 分 野 に お い て 将 来 を 担 う 研 究 者 と し て 着 実 に 歩 み を 進 め て い る 。
様式１【公表】 (資料１) 6 資 料 １ 実 施 体 制 ① 事 業 実 施 体 制 フ リ ガ ナ 担 当 研 究 者 氏 名 所 属 機 関 所 属 部 局 （ 身 分 ） 職 名 専 門 分 野 備 考 主 担 当 研 究 者 ﾊﾂﾀﾞﾃﾂｵ 初 田 哲 男 担当研究者 ﾋﾀﾞｶﾖｼﾏｻ 日 高 義 将 ｸﾆﾋﾛﾃｲｼﾞ 国 広 悌 二 ｶﾅﾔｶｽﾞﾕｷ 金 谷 和 至 ﾊｯﾀﾖｼﾀｶ 八 田 佳 孝 計 5名 国 立 研 究 開 発 法 人 理化学研究所 国 立 研 究 開 発 法 人 理化学研究所 京都大学 筑波大学 京都大学 仁科加速器研究センター 仁科加速器研究センター 大学院理学研究科 数理物質科学研究科 基礎物理学研究所 主任研究員 専任研究員 教授 教授 准教授 ハドロン物理学 理論 ハドロン(理論) 原子核(理論) 素粒子 (理論) 素粒子・ハドロン (理論) ② 相 手 側 と な る 海 外 の 研 究 機 関 と 研 究 者 国 名 研 究 機 関 名 相 手 側 研 究 者 氏 名 職 名 （ 身 分 ） 備 考
米 国 RIKEN BN L R es earch C ent er
Brookhaven National Labor ator y RIKEN BN L R es earch C ent er Brookhaven National Labor ator y P hysi cs D epar t ment
Brookhaven National Labor ator y P hysi cs D epar t ment
Brookhaven National Labor ator y P hysi cs D epar t ment
Brookhaven National Labor ator y
計 機 関 Taku I zubuchi Larr y McLerr an Amarjit Soni Frithjof Kar sch Raju V enugopal an Group lead er Group lead er Group lead er Group lead er Group lead er
様式１【公表】 （資料２) 7 資 料 ２ 若 手 研 究 者 の 人 材 育 成 に か か る 資 料 （ １ ） 若 手 研 究 者 の 選 抜 方 針 ・ 基 準 、 選 抜 方 法 の 概 要 国 内 公 募 を 行 い 、 応 募 者 の 力 量 を 下 記 １ － ５ の 観 点 か ら 判 断 し 、 最 終 的 に は 主 担 当 研 究 者 と 担 当 研 究 者 が 合 議 し て 選 抜 し た 。 １ ． 本 プ ロ グ ラ ム で 行 う 強 い 相 互 作 用 の 理 論 的 側 面 お よ び 数 値 計 算 的 側 面 に 高 い 能 力 を 持 つ こ と 、 ２ ． Ｂ Ｎ Ｌ で の 受 け 入 れ 研 究 者 と の 国 際 共 同 研 究 に 強 い 意 欲 を も つ こ と 、 ３ ． 英 語 で の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 に 支 障 が な い こ と 、 ４ ． 将 来 、 当 該 分 野 の 中 心 的 研 究 者 と な る こ と が 期 待 さ れ る こ と 、 ５ ． 博 士 号 取 得 者 に つ い て は 、 こ れ ま で の 研 究 実 績 が 高 い こ と 、 （ ２ ） 若 手 研 究 者 海 外 派 遣 時 の 支 援 体 制 の 概 要 （ 若 手 研 究 者 の 海 外 派 遣 が 促 進 さ れ る よ う 組 織 と し て ど の よ う な バ ッ ク ア ッ プ 体 制 を と っ た か に つ い て 記 載 し て く だ さ い 。 ） 〇 複 数 ア ド バ イ ザ ー 体 制 と 情 報 共 有 本 プ ロ グ ラ ム で 渡 航 す る 若 手 研 究 者 に つ い て は 、日 本 側 で は 主 担 当 研 究 者 の 初 田 と 、 渡 航 者 の 専 門 に 近 い BNL 側 研 究 者 が ア ド バ イ ザ ー と な り 、 き め 細 や か に 研 究 お よ び 日 常 的 な 問 題 に つ い て サ ポ ー ト し た 。 さ ら に 、 プ ロ グ ラ ム 期 間 中 に 、 国 際 共 同 研 究 全 体 ミ ー テ ィ ン グ を 毎 年 １ 回 BNL で 開 催 し 、 研 究 の 進 捗 状 況 を 互 い に 報 告 し た 。 ○ 海 外 派 遣 者 が 海 外 に お い て も 安 全 に 理 論 研 究 が 行 え る よ う に 、 以 下 を 徹 底 し た 。 ＊ 海 外 で の ト ラ ブ ル を 回 避 す る た め の 資 料 配 布 、 ＊ 派 遣 先 の 衛 生 状 況 に 応 じ て 予 防 接 種 の 勧 告 、 ＊ 海 外 旅 行 保 険 の 加 入 、 ＊ 派 遣 先 お よ び 留 守 宅 （ 又 は 実 家 な ど ） の 緊 急 連 絡 先 の 確 認 。 ま た 、 派 遣 先 の Ｂ Ｎ Ｌ に お い て は 、 す べ て の 長 期 滞 在 者 に つ い て 安 全 衛 生 講 習 が 義 務 付 け ら れ て お り 、 派 遣 さ れ た 若 手 研 究 者 は こ れ を 受 講 し た 。 （ ３ ） 若 手 研 究 者 海 外 派 遣 計 画 の 見 直 し （ 増 減 ） 状 況 と そ の 理 由 平 成 ２ ４ 当 初 派 遣 計 画 で は 、 Ｈ ２ ６ 年 度 に は 若 手 研 究 者 ２ 名 を 新 た に 派 遣 す る と し て い た 。 し か し な が ら 、 Ｈ ２ ５ 年 度 の 補 助 金 が 大 幅 縮 減 に な っ た こ と 、 同 様 の 縮 減 が 平 成 ２ ６ 年 度 に も あ る 可 能 性 に 配 慮 し 、 こ の ２ 名 を １ 名 に 縮 減 し て Ｈ ２ ５ 年 度 に 国 内 公 募 す る こ と に 方 針 転 換 を し た 。 こ の 公 募 で 決 ま っ た 派 遣 者 １ 名 に つ い て は 、 着 任 後 の Ｈ ２ ６ 年 度 途 中 で ハ イ デ ル ベ ル グ 大 学 （ ド イ ツ ） の 研 究 員 と し て 異 動 す る こ と が 内 定 し 、 Ｈ ２ ６ 年 度 の 派 遣 期 間 が 300 日 未 満 と な る こ と が わ か っ た 。 こ の た め 、 急 遽 、 平 成 ２ ６ 年 度 の 若 手 派 遣 研 究 者 か ら さ ら に １ 名 を 除 外 す る こ と と し 、 当 人 を Ｂ Ｎ Ｌ に 短 期 派 遣 し 研 究 を 行 わ せ る こ と と し た 。 こ の １ 名 に つ い て は ハ イ デ ル ベ ル グ 大 学 異 動 後 も 引 き 続 き 共 同 研 究 に 実 質 的 に 参 画 す る こ と で 、 申 請 課 題 を 遂 行 し た 。
様式１【公表】 （資料２) 8 （ ４ ） 若 手 研 究 者 の 育 成 に か か る 成 果 の 概 要 ① 派 遣 さ れ た 若 手 研 究 者 の 成 果 （ 資 料 ４ に 記 載 す る よ う な 研 究 成 果 の 発 信 状 況 等 だ け で は な く 、将 来 的 に 主 要 な 研 究 者 と し て の 活 躍 が 見 込 ま れ る か 等 の 観 点 も 含 め て 記 載 し て く だ さ い 。 ） 高 密 度 に お け る QCD の 諸 相 を 解 析 す る た め の ゲ ー ジ 場 の 量 子 論 手 法 を 用 い て 、 カ ラ ー 超 伝 導 相 に お け る 非 可 換 渦 、 原 子 核 衝 突 に お け る 量 子 異 常 の 効 果 、 重 力 場 中 の 格 子 QCD 計 算 、 な ど の 理 論 展 開 を 行 っ た 。 ま た 、 格 子 Ｑ Ｃ Ｄ の 高 精 度 計 算 に よ り 、 中 間 子 崩 壊 形 状 因 子 の 精 密 計 算 を す す め 、 格 子 計 算 で は 現 時 点 で 世 界 で も っ と も 正 確 な 数 値 を 得 た 。 さ ら に 、 強 相 関 ク ォ ー ク ・ グ ル ー オ ン ・ プ ラ ズ マ か ら の 光 子 お よ び レ プ ト ン 対 生 成 に 関 し て 、 有 限 温 度 総 和 法 に 基 づ く 理 論 計 算 や 、 核 子 の 構 造 関 数 に 関 す る 格 子 Ｑ Ｃ Ｄ 計 算 の 新 し い 手 法 に 関 す る 研 究 を 行 っ た 。 こ れ ら の 成 果 の 一 部 は 、 す で に １ ４ 編 の 原 著 論 文 と し て 発 表 さ れ て い る 。 今 回 BNL に 派 遣 さ れ 、 こ れ ら の 研 究 の 中 核 と な っ た 若 手 研 究 者 は 、 い ず れ も そ の 高 い 研 究 能 力 を 評 価 さ れ 、 当 該 分 野 の 理 論 研 究 を 世 界 的 に リ ー ド し て い る 研 究 機 関 （ ニ ュ ー ヨ ー ク 州 立 大 学 ス ト ー ニ ー ブ ル ッ ク 校 、 ECT*（ ヨ ー ロ ッ パ 理 論 物 理 学 研 究 セ ン タ ー 、 ト レ ン ト 、 イ タ リ ア ） , CCNU（ 華 中 師 範 大 学 、 武 漢 、 中 国 ） 、 ユ ー リ ヒ ス ー パ ー コ ン ピ ュ ー タ セ ン タ ー （ ユ ー リ ッ ヒ 、 ド イ ツ ） ） の 博 士 研 究 員 と し て 採 用 さ れ た 。 今 後 、 当 該 分 野 に お い て 将 来 を 担 う 研 究 者 と し て の 活 躍 が 見 込 め る 。 ② 派 遣 し た 機 関 ・ 組 織 の 成 果 （ 機 関 等 と し て 組 織 的 に 若 手 研 究 者 を 育 成 す る 枠 組 み が 構 築 さ れ た か 、 機 関 等 の 研 究 者 の 評 価 に お い て 、 海 外 で の 研 究 実 績 を 重 視 す る シ ス テ ム が 構 築 さ れ た か 等 の 観 点 も 含 め て 記 載 し て く だ さ い 。 ） 国 内 の 複 数 の 研 究 機 関 が 協 力 し て 、若 手 派 遣 研 究 者 を 公 募・選 考 す る 具 体 的 な 枠 組 み が 構 築 で き た 。当 該 分 野 で は 、海 外 で の 研 究 実 績 や 海 外 機 関 と の 共 同 研 究 の 重 要 性 は 、こ れ ま で も 十 分 意 識 さ れ 、個 別 の 研 究 者 や 研 究 機 関 の レ ベ ル で の 研 究 交 流 は 行 わ れ て き た が 、今 回 の よ う に 、国 内 機 関 が ネ ッ ト ワ ー ク を 作 っ て 若 手 研 究 者 を 派 遣 す る 枠 組 み は 初 め て で あ る 。今 回 の 成 果 を 活 か し て 、新 た に 競 争 的 資 金 を 獲 得 す る こ と で 、こ の 枠 組 み を 継 続 し て い く こ と が 重 要 と 考 え て い る 。
様式１【公表】 （資料２) 9 （ ５ ） 若 手 研 究 者 の 派 遣 実 績 の 詳 細【 氏 名 の み 非 公 表 】 ※ 派 遣 者 毎 に 作 成 す る こ と 。 派 遣 者 ① ： 大 学 院 博 士 後 期 課 程 学 生 （ 当 該 若 手 研 究 者 の 国 際 共 同 研 究 に お け る 役 割 を 含 め た 具 体 的 な 研 究 活 動 ） 高 密 度 に お け る QCD の 諸 相 を 解 析 す る た め の ゲ ー ジ 場 の 量 子 論 手 法 を 用 い て 、 ク ォ ー ク 物 質 に お け る 渦 構 造 に 関 す る 理 論 的 研 究 を 行 っ た 。 （ 具 体 的 な 成 果 ） カ ラ ー 超 伝 導 相 に お け る 非 可 換 渦 、 原 子 核 衝 突 に お け る 量 子 異 常 の 効 果 、 重 力 場 中 の 格 子 QCD 計 算 、 な ど の 理 論 展 開 を 行 っ た 。 派 遣 先 （ 国 ・ 地 域 名 、 機 関 名 、 部 局 名 、 受 入 研 究 者 ） 派 遣 期 間 合 計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 アメリカ・ニューヨーク・ブルックヘブン国立研究 所・理論研究部門、R. Pisarski 博士 47 日 256 日 0 日 303 日 派 遣 者 ② ： 特 別 研 究 員 （ 当 該 若 手 研 究 者 の 国 際 共 同 研 究 に お け る 役 割 を 含 め た 具 体 的 な 研 究 活 動 ） 格 子 Ｑ Ｃ Ｄ の 高 精 度 計 算 に よ り 、 実 験 か ら Ｃ Ｋ Ｍ 行 列 の 行 列 要 素 を 引 き 出 す う え で の 不 定 要 素 を 低 減 さ せ る た め の 研 究 を 行 っ た 。 （ 具 体 的 な 成 果 ） 中 間 子 崩 壊 形 状 因 子 の 精 密 計 算 を す す め 、 格 子 計 算 で は 現 時 点 で 世 界 で も っ と も 正 確 な 数 値 を 得 た 。 派 遣 先 （ 国 ・ 地 域 名 、 機 関 名 、 部 局 名 、 受 入 研 究 者 ） 派 遣 期 間 合 計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 アメリカ・ニューヨーク・ブルックヘブン国立研究 所・理論研究部門、A. Soni 博士 47 日 277 日 150 日 474 日
ド イ ツ ・ Mainz ・ Johannes Gutenberg
University・ 国際 会議 ”Lattice2013”参 加 0 日 9 日 0 日 9 日
ア メ リ カ ・ ニ ュ ー ヨ ー ク ・ コ ロ ン ビ
ア 大 学 ・ 国 際 会 議 Lattice2014 参 加 0 日 0 日 6 日 6 日 ロ シ ア ・ サ ン ク ト ペ テ ル ブ ル グ ・
Saint-Petersburg State University ・ お よ び ” XIth QuarkConfinement and the Hadron Spectrum"参 加
0 日 0 日 8 日 8 日 派 遣 者 ③ ： 特 別 研 究 員 （ 当 該 若 手 研 究 者 の 国 際 共 同 研 究 に お け る 役 割 を 含 め た 具 体 的 な 研 究 活 動 ） 高 温 高 密 度 に お け る フ ェ ル ミ オ ン の 集 団 励 起 ス ペ ク ト ル に つ い て 、 摂 動 論 と そ の 総 和 法 に つ い て の 研 究 を 行 っ た 。 （ 具 体 的 な 成 果 ） 強 相 関 ク ォ ー ク ・ グ ル ー オ ン ・ プ ラ ズ マ か ら の 光 子 お よ び レ プ ト ン 対 生 成 に 関 し て 、 有 限 温 度 総 和 法 に 基 づ く 理 論 計 算 を 行 っ た
様式１【公表】 （資料２) 10 派 遣 先 （ 国 ・ 地 域 名 、 機 関 名 、 部 局 名 、 受 入 研 究 者 ） 派 遣 期 間 合 計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 アメリカ・ニューヨーク・ブルックヘブン国立研究 所・理論研究部門、L. McLerran 博士 0 日 241 日 129 日 370 日 フランス・サクレー・ IPhT・ Blaizot 氏 0 日 5 日 6 日 11 日 スイス・ベルン・ベルン大学・国際会議”XQCD13” 参 加 0 日 5 日 0 日 5 日 米 国 ・ ニ ュ ー ヨ ー ク ・ Stony Brook University ・ 国 際 会 議 XQCD14 参 加 0 日 0 日 3 日 3 日 ス イ ス ・ ロ ー ザ ン ヌ ・ Ècole
Polytechnique Fèdéral de Lausanne ・ 国 際 会 議 "Strong and Electroweak Matter(SEWM14)"参 加 0 日 0 日 7 日 7 日 派 遣 者 ④ ： 特 別 研 究 員 （ 当 該 若 手 研 究 者 の 国 際 共 同 研 究 に お け る 役 割 を 含 め た 具 体 的 な 研 究 活 動 ） 高 エ ネ ル ギ ー ハ ド ロ ン 反 応 に 関 す る 摂 動 論 的 量 子 色 力 学 か ら の ア プ ロ ー チ に 関 す る 研 究 、お よ び 核 子 の 構 造 関 数 に 関 す る 格 子 Ｑ Ｃ Ｄ 計 算 の 新 し い 手 法 に 関 す る 研 究 を 行 っ た 。 （ 具 体 的 な 成 果 ） 格 子 Ｑ Ｃ Ｄ 計 算 に よ る パ ー ト ン 分 布 関 数 と 、 連 続 理 論 で の 分 布 関 数 を 結 び つ け る マ ッ チ ン グ 係 数 に つ い て の 理 論 的 解 析 を 初 め て 遂 行 し た 。 派 遣 先 （ 国 ・ 地 域 名 、 機 関 名 、 部 局 名 、 受 入 研 究 者 ） 派 遣 期 間 合 計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 アメリカ・ニューヨーク・ブルックヘブン国立研究 所・理論研究部門、T. Izubuchi 博士 0 日 258 日 339 日 597 日 中国・済 南 市・山 東 大 学・国 際 会 議 ” The 9th Circum-Pan-Pacific Symposium on High Energy Spin Physics” 参 加
0 日 6 日 0 日 6 日
中 国 ・ 北 京 ・ 北 京 大 学 ・ 国 際 会 議
様式１【公表】 （資料３) 11 資 料 ３ 国 際 共 同 研 究 の 計 画 概 要 ・ 方 法 （ １ ） 実 施 期 間 中 に お け る 研 究 の ス ケ ジ ュ ー ル と 実 施 内 容 の 概 要 H24 年 度 に は 、 熱 場 の 量 子 論 お よ び 格 子 QCD を 用 い た 極 限 状 態 の ク ォ ー ク -ハ ド ロ ン 物 質 の 研 究 を 行 う 目 的 で 若 手 研 究 者 を BNL に 派 遣 し た 。H25 年 度 , H26 年 度 に は 、こ れ ら の 共 同 研 究 を 継 続 す る と 共 に 、 高 エ ネ ル ギ ー ハ ド ロ ン 反 応 に 関 す る 摂 動 論 的 手 法 を 用 い た 共 同 研 究 も 開 始 し 、 日 本 側 と BNL 側 で 若 手 派 遣 研 究 者 を 通 じ て 情 報 共 有 を 行 っ た 。 さ ら に 、 各 年 度 の 最 後 に 、 日 本 側 -BNL 側 合 同 の 研 究 会 を BNL で 開 催 し 、 研 究 の 進 捗 状 況 を 報 告 す る と と も に 討 論 を 行 っ た 。 （ ２ ） 成 果 の 概 要 国 際 共 同 研 究 の 枠 内 で 、極 限 状 態 の ク ォ ー ク -ハ ド ロ ン 物 質 の 解 明 に む け た 主 要 ア プ ロ ー チ を 、 相 互 の 関 連 に 留 意 し な が ら 同 時 に 遂 行 す る こ と が で き た 。 特 に 、 有 限 温 度 QCD に お け る 輸 送 係 数 の 解 析 的 ・ 数 値 的 導 出 の テ ー マ に 関 係 し て は 、 非 平 衡 定 常 系 に お け る ゆ ら ぎ の 役 割 や 、 鞍 点 法 の 一 般 化 に 基 づ く 場 の 量 子 論 の 新 し い 非 摂 動 的 解 析 法 の 開 拓 を 行 っ た 。 有 限 温 度 Ｑ Ｃ Ｄ 中 の ス ペ ク ト ル 構 造 の 解 析 的 ・ 数 値 的 解 明 に 関 し て は 、 重 イ オ ン 衝 突 初 期 に 生 成 さ れ る グ ラ ズ マ 状 態 か ら の 格 子 生 成 率 の 理 論 計 算 を 遂 行 し た 。 重 イ オ ン 衝 突 初 期 条 件 と 熱 化 の 解 明 に つ い て は 、陽 子 -陽 子 衝 突 な ど の 基 本 量 と な る 核 子 の パ ー ト ン 分 布 関 数 を 格 子 Ｑ Ｃ Ｄ 計 算 か ら 引 き 出 す た め の 新 し い 手 法 の 開 発 を 行 っ た 。 ま た 、 強 相 関 ク ォ ー ク ・ グ ル ー オ ン ・ プ ラ ズ マ や 高 強 度 場 中 の ク ォ ー ク ・ グ ル ー オ ン 物 質 か ら の 光 子 お よ び 電 子 対 生 成 、 核 子 の パ ー ト ン 構 造 に 関 す る 新 し い 格 子 計 算 手 法 の 開 拓 、 Ｃ Ｋ Ｍ 行 列 を 決 め る た め の 中 間 子 崩 壊 形 状 因 子 に 関 す る 精 密 格 子 計 算 な ど 、 若 手 派 遣 研 究 者 と Ｂ Ｎ Ｌ 研 究 者 の 新 た な 共 同 研 究 も 実 を 結 ん だ 。 （ ３ ） 本 事 業 を 契 機 と し て 新 た に 始 ま っ た 国 際 共 同 研 究 （ 件 ） 合 計 う ち 、 相 手 先 機 関 以 外 4 4
様式１【公表】 (資料４) 12 資 料 ４ ． 共 同 研 究 成 果 の 発 表 状 況 ① 学 術 雑 誌 等 （ 紀 要 ・ 論 文 集 等 も 含 む ） に 発 表 し た 論 文 又 は 著 書 論 文 名 ・ 著 書 名 等 （ 論 文 名 ・ 著 書 名 、 著 者 名 、 掲 載 誌 名 、 査 読 の 有 無 、 巻 、 最 初 と 最 後 の 頁 、 発 表 年 （ 西 暦 ） に つ い て 記 入 し て く だ さ い 。 ） （ 以 上 の 各 項 目 が 記 載 さ れ て い れ ば 、 項 目 の 順 序 を 入 れ 替 え て も 可 。 ） ・査 読 が あ る 場 合 、印 刷 済 及 び 採 録 決 定 済 の も の に 限 っ て 記 載 し て 下 さ い 。査 読 中・投 稿 中 の も の は 除 き ま す 。 ・ さ ら に 数 が あ る 場 合 は 、 欄 を 追 加 し て 下 さ い 。 ・ 著 者 名 に つ い て 、 責 任 著 者 に 「 ※ 」 印 を 付 し て く だ さ い 。 ま た 、 主 担 当 研 究 者 に は 二 重 下 線 、 担 当 研 究 者 に つ い て は 下 線 、 派 遣 し た 若 手 研 究 者 に つ い て は 波 線 を 付 し て く だ さ い 。 ・ 共 同 研 究 の 相 手 側 と な る 海 外 の 研 究 機 関 と の 国 際 共 著 論 文 等 に は 、 番 号 の 前 に 「 ◎ 」 印 を 、 ま た 、 そ れ 以 外 の 国 際 共 著 論 文 に つ い て は 番 号 の 前 に 「 ○ 」 印 を 付 し て く だ さ い 。 ・ 当 該 論 文 の 被 引 用 状 況 に つ い て 特 筆 す べ き 状 況 が あ れ ば 付 記 し て 下 さ い 。 １ "Lattice QCD in rotating frames,"
※ Arata Yamamoto and Yuji Hirono, 『 Physical Review Letters』 , 査 読 有 , Page 081601, 2013
２ “No n-Abelian statistics o f vortices with no n-Ab elian Dirac fermio ns,”
※ Shigehiro Yasui, Yuji Hirono, Kazunori Itakura and Muneto Nitta, 『 Physical Review E』 , 査 読 有 , Volume 87, Page 052142, 2013
３ "Do main W alls and Vortices in Chiral Symmetry B reaking,"
※ Minoru Eto, Yuji Hirono and Muneto Nitta
『 Progress of Theoretical and Experimental Physics』, 査 読 有 , Volume 2014, Page 033B01, 2014
４ "Estimatio n o f electric co nd uctivity o f the q uark gluo n plasma via asymmetric heavy-io n
collisions," ※ Yuji Hiro no, Masaru Ho ngo and Tetsufumi Hirano, 『 Physical Review C』 , 査 読 有 , Volume 90, Page 021903(R), 2014
５ "Vortices and Other Topological So lito ns in Dense Quark Matter,"
Minoru Eto, Yuji Hiro no, Shigehiro Yasui and ※ Muneto Nitta
『 Progress of Theoretical and Experimental Physics』, 査 読 有 , Volume 2014, Page 012D01, 2014
６ "Heavy q uarko niu m potential fro m Bethe-Salpeter wave functio n o n the lattice" ※Taichi Kawanai and Shoichi Sasaki, Phys.Rev.D89 05450 7 (2014), 査 読 あ り
◎ ７
"B-meso n decay co nstants fro m 2 +1-flavor lattice QCD with do main-wall light q uarks and relativistic heavy q uarks" Norman H. Christ, Jonathan M. Flynn, Taku Izub uchi, Taichi Kawanai, Christop h Lehner, Amarjit So ni, Ruth S. Van de Water, ※Oliver Witzel, Phys.Rev.D91 054502 (2015), 査 読 あ り
◎
８ "The B ->pi l nu and B s->K l nu form factors and |Vub | fro m 2+1 -flavor lattice QCD with do main-wall light q uarks and relativistic heavy quarks" Jonathan M. Flynn, Taku Izub uchi, ※Taichi Kawanai, Christoph Lehner, Amarjit Soni, Ruth S. Van de Water, Oliver Witzel, Phys.Rev.D91 074510 (20 15), 査 読 あ り
◎
９ “Prod uctio n of dilepto n/photo n in semi-q uark gluo n plasma” Yo shimasa Hidaka, ※Shu Lin, Robert D. Pisarski, Daisuke Sato w, Vladi mir V. Sko ko v, Nuclear Phys ics A, 931, 681-685 (2014), 査 読 あ り
◎ 10
“Prod uctio n and Elliptic Flo w o f Dilep to ns and P hoto ns in a Matrix Mod el of the Quark-Gluo n Plasma” Charles Gale, Yoshimasa Hidaka, Sangyo ng Jeo n, Shu Lin, Jean-François Paq uet, ※ Robert D. Pisarski, Daisuke Sato w, Vladi mir V. Sko ko v, Gojko Vujano vic, Physical Revie w Letters 114, 072301 -1—0 72301-6 (2015)、 査 読 あ り
11 “No nlinear electro magnetic respo nse in q uark-gluon p lasma” ※Daisuke Sato w, P hysical Review
D, 90, 034018-1—034018-13 (2014), 査 読 あ り
◎
12 “Chiral Magnetic Effect at Weak Coup ling with Relaxatio n Dynamics” Daisuke Sato w, ※Ho -Un g Yee, Physical Review D, 90 014027-1—014027-12 (2014), 査 読 あ り
◯
13 “Ultraso ft fermio nic excitation at finite chemical potential” Jean-Paul Blaizot, ※Daisuke Sato w, Physical Revie w D, 89, 0 96001-1—096001 -10(2014), 査 読 あ り
14 “Neutrino spectral density at electro weak scale temp erature” ※Ko htaro h Miura, Yoshimasa
Hidaka, Daisuke Sato w, Teiji Kunihiro, Physical Review D, 88, 065024-1 —065024-18 (2013), 査 読 あ り
様式１【公表】 (資料４) 13 ② 学 会 等 に お け る 発 表 発 表 題 名 等 （ 発 表 題 名 、 発 表 者 名 、 発 表 し た 学 会 等 の 名 称 、 開 催 場 所 、 口 頭 発 表 ・ ポ ス タ ー 発 表 の 別 、 審 査 の 有 無 、 発 表 年 月 （ 西 暦 ） に つ い て 記 入 し て く だ さ い 。 ） （ 以 上 の 各 項 目 が 記 載 さ れ て い れ ば 、 項 目 の 順 序 を 入 れ 替 え て も 可 。 ） ・ 発 表 者 名 は 参 加 研 究 者 を 含 む 全 員 の 氏 名 を 、論 文 等 と 同 一 の 順 番 で 記 載 す る こ と 。共 同 発 表 者 が い る 場 合 は 、 全 て の 発 表 者 名 を 記 載 し 、 主 た る 発 表 者 名 は 「 ※ 」 印 を 付 し て 下 さ い 。 発 表 者 名 に つ い て 主 担 当 研 究 者 に は 二 重 下 線 、担 当 研 究 者 に つ い て は 下 線 、派 遣 し た 若 手 研 究 者 に つ い て は 波 線 を 付 し て く だ さ い 。 ・ 口 頭 ・ ポ ス タ ー の 別 、 発 表 者 決 定 の た め の 審 査 の 有 無 を 区 分 し て 記 載 し て 下 さ い 。 ・ さ ら に 数 が あ る 場 合 は 、 欄 を 追 加 し て 下 さ い 。 ・ 共 同 研 究 の 相 手 側 と な る 海 外 の 研 究 機 関 の 研 究 者 と の 国 際 共 同 発 表 に は 、 番 号 の 前 に 「 ◎ 」 印 を 、 ま た 、 そ れ 以 外 の 国 際 共 同 発 表 に つ い て は 番 号 の 前 に ○ 印 を 付 し て く だ さ い 。
１ ※ Yuji Hirono, Masaru Hongo, Tetsufumi Hirano, "Estimation of electric conductivity of the
quark gluo n plasma via asymmetric heavy-io n collisions,"『 Fro ntiers of Hadronic P hysics: Brain Circulatio n Kick o ff Workshop』 , New York (US), 口 頭 発 表 , 査 読 な し , March 2013
２ ※ Yuji Hirono, Masaru Hongo, Tetsufumi Hirano, "Estimation of electric conductivity of the
quark gluo n plasma via asymmetric heavy-io n co llisio ns,"『 International Co nference o n the Initial Stages in High-Energy Nuclear Collisio ns 2013』 , Galicia (ES), 口 頭 発 表 , 査 読 有 , Septe mb er 2013
◎
３ ※ Taichi Kawanai, fermio ns and relativistic b-q uarks", The 32th International Symposium o n lattice field "The B → πlν and Bs → Klν form factors from 2+1 flavors of domain-wall
theory, New York, USA, 2014, 口 頭 発 表
４ ※ Taichi Kawanai,"Potential description of the charmonium from lattice QCD", XI-th quark
confinement and hadro n spectrum, Saint Petersb urg, Russia, 2015,口 頭 発 表
◎
５ ※ 吉 田 信 介 、 石 川 智 己 、 Jianwei Qiu, ``Perturbative Matching of the Quasi-PDFs in Continuu m Space and Lattice Space''T he 21 st
International Symposium on Spin Physics,北 京 大 学 , 2014. （ 口 頭 発 表 、 審 査 な し ）
◎
６ ※ 吉 田 信 介 、 石 川 智 己 、 Jianwei Qiu ``Perturbative matching o f q uasi-PDFs bet ween co ntinuum and lattice''
Spinfest2015, KEK 東 海 キ ャ ン パ ス , 2015. （ 口 頭 発 表 、 審 査 な し ）
○
７ Jean-Paul Blaizot, ※ Daisuke Sato w, Yoshimasa Hidaka, “ Namb u-Go ldsto ne Fermio n in Quark-Gluo n Plasma and Bose-Fermi Cold Ato m System” “熱 場 の 量 子 論 と そ の 応 用 2014”、
2014 年 9 月 ＠ 理 研 （ 審 査 あ り 、 口 頭 発 表 ）
◎
８ Charles Gale, Yoshimasa Hidaka, Sangyo ng Jeon, Shu Lin, Jean-François Paquet, ※ Rob ert D. Pisarski, Daisuke Sato w, Vladimir V. Sko kov, Gojko Vujanovic, P hoton and Dilepto n
Productio n in Semi-QGP and its effect o n elliptic flo w" SEWM14, 2014 年 7 月 @Lausanne, ス イ ス “ (審 査 あ り 、 口 頭 発 表 )
◎
９ Charles Gale, Yoshimasa Hidaka, Sangyo ng Jeon, Shu Lin, Jean-François Paquet, ※ Rob ert D. Pisarski, Daisuke Sato w, Vladimir V. Skoko v, Gojko Vujanovic, "Photo n and Dilepto n
Productio n in Semi-QGP and its Effect o n v2" XQCD14, 2014 年 6 月 @Sto ny Broo k Univ. USA (審 査 あ り 、 ポ ス タ ー 発 表 )
○
10 Jean-Paul B laizot, ※ Daisuke Sato w, Yoshimasa Hidaka, “ (Quasi-) Namb u-Goldsto ne Fermio n in Hot QCD Plasma and Bose-Fermi Cold Ato m System”, NFQCD 2013, 2013 年 11 月 、 京 都
（ 審 査 あ り 、 口 頭 発 表 ）
○
11 Jean-Paul Blaizot, ※ Daisuke Satow, Yoshimasa Hidaka , "Quasi-Nambu-Goldstone fermion in QGP and cold atom system"XQCD13, 2013 年 8 月 @Bern, ス イ ス (審 査 あ り 、 ポ ス タ ー 発 表 )
