給与大臣
1 遡及処理
6月から基本給が昇給し、4・5月に遡って差額を支給する。 (4・5月基本給:180,000円/6月基本給:200,000円) [遡及設定] ◎ 遡及期間:4月~5月 ◎ 処理方法:給与に合算 ◎ 転送先:6月<4月~5月分給与>
<6月分給与>
① ② ② ①a
<遡及処理画面>
①
②
③
④
⑤
⑥
① 差額合計 遡及期間の差額合計 例) 4月分 20,000円 5月分 20,000円 計40,000円 ② 差額課税支給 遡及期間の差額課税支給額合計 例)基本給は課税対象項目なので 4月分 20,000円 5月分 20,000円 計40,000円 ③ 差額社保合計 A. 転送先給与の労働保険対象額※と、遡及差額合計のうち労働保険対象となる金額を合計した金額から雇 用保険料を算出 B. A - 転送先給与の雇用保険料 ※労働保険対象額 … [支給控除項目登録]で「労働保険」設定が「1:含む」となっている項目の合計額 例) 6月分給与の労働保険対象額・・・250,100円 遡及差額合計のうち労働保険対象となる金額・・・40,000円 (基本給の「労働保険」設定は「1:含む」) A. 250,100円 + 40,000円 = 290,100円・・・① ①の金額より雇用保険料を算出します。 290,100 × 0.006(雇用保険料率) = 1,740.6 ∴1,741※ ※端数処理は[自社データ登録]の「雇用保険計算方法」によります。 B. 1,741 - 1,501円(6月分雇用保険料は、aより 1,501円)= 240円 ④ 差額課税対象 ②差額課税支給 - ③差額社保合計 例)40,000円 - 240円 = 39,760円 ⑤ 差額所得税 A. 転送先給与の課税対象額と、④差額課税対象を合計した金額から所得税を算出 B. A - 転送先給与の所得税額 例)A. 220,073円 + 39,760円 = 259,833円より所得税を算出 本人区分:対象外 扶養者:1人 所得税:5,180円 B. A 5,180円 - 3,790円 = 1,390円⑥ 差額差引支給
④差額課税対象 - ⑤差額所得税
2 年末調整
A.年末調整入力
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ (A) (B) (C) ① 給与所得控除後給与等 「課税支給合計額(A)」より自動計算します。 ② 給与等控除 「社会保険の合計金額(B)」を表示します。 ③ 申告社保控除 申告分の社会保険料のみを入力します。 「国民年金保険料」および「国民年金基金の掛金」がある場合は、F3[国民年金等]をクリックし、「国民年金保険 料等の金額」に入力します。 なお「国民年金保険料」「国民年金基金の掛金」が両方ともある場合は合計額を入力します。 ※「国民年金保険料等の金額」は源泉徴収票の摘要欄に表示します。 ④ 申告小規模共済等 申告分の小規模企業共済等掛金の控除額を入力します。 ※源泉徴収票の「社会保険料等の金額」欄の上段に表示します。⑤ 生命保険料控除 F3[生命保険]をクリックし、「一般生命保険料」「個人年金保険料」の支払額を入力すると、入力した保険料の支 払額から生命保険料控除額を自動計算します。 F3[生命保険]からではなく、直接「生命保険料控除額」に控除額を入力できますが、その場合、「個人年金保 険料」の支払額が、源泉徴収票の「個人年金保険料の金額」欄に反映しません。 ⑥ 地震保険料控除 F3[地震保険]をクリックし、「地震保険料」「旧長期損害保険料」の支払額を入力すると、入力した保険料の支払 額から地震保険料控除額を自動計算します。 F3[地震保険]からではなく、直接「地震保険料控除額」に控除額を入力できますが、その場合、「旧長期損害 保険料」の支払額が、源泉徴収票の「旧長期損害保険料の金額」欄に反映しません。 ⑦ 配偶者特別控除 F3[配偶特控除]をクリックし※「配偶者合計所得額」を入力すると、入力した値から配偶者特別控除額を自動計 算します。 ※「配偶者合計所得金額」とは、配偶者の収入金額から必要経費65万円を差し引いたものです。また、給与 所得者の合計所得金額が1,000万円を超えている場合は計算されません。 ⑧ 基礎・扶養等控除額 社員マスターの扶養者関連の設定によって自動計算します。 F8[基礎等控除]をクリックすると内訳が表示されます。
38万円
固定
38万円
控除対象配偶者(一般)がいる場合
48万円
控除対象配偶者(老人)がいる場合
38万円×人数 一般扶養親族がいる場合
63万円×人数 特定扶養親族がいる場合
48万円×人数 老人扶養親族(その他)がいる場合
58万円×人数 老人扶養親族(同居)がいる場合
27万円×人数 本人、配偶者、扶養親族に
一般障害者がいる場合
40万円×人数 本人、配偶者、扶養親族に
特別障害者がいる場合
75万円×人数 配偶者、扶養親族に
同居特別障害者がいる場合
27万円
本人が一般寡婦(寡夫)の場合
35万円
本人が特別寡婦の場合
27万円
本人が勤労学生の場合
(こ) (さ) (け) (く) (き) (お) (え) (か) (う) (い) (あ) (あ) (い) (う) (え) (お) (か) (き) (く) (け) (こ) (さ) (給与大臣は「年末調整のしかた」早見表を基準にしています)⑨ 所得控除合計額 ②給与等控除 + ③申告社保控除 + ④申告小規模共済等 + ⑤生命保険料控除 + ⑥地震保険料控除 + ⑦配偶者特別控除 + ⑧基礎・扶養等控除額 ⑩ 差引課税給与所得金額 ①給与所得控除後給与等 - ⑨所得控除合計額 ※1,000円未満切捨てになります。 ⑪ 算出年税額 ⑩差引課税給与所得金額より自動計算します。 ⑫ 住宅借入金等特別控除額 控除額を入力します。 ⑬ 年調年税額 ⑪算出年税額 - ⑫住宅借入金等特別控除 ⑭ 差引過不足額 ⑬年調年税額 - 所得税額合計(C) ※差引過不足額がマイナスの場合は還付、プラスの場合は徴収になります。 扶養者関連を変更した場合 年末調整入力画面のF3[社員マスター]より変更した場合は、年末調整入力画面に戻ると自動的に再計算が かかります。 [社員登録]より変更した場合は、F5[控除再転送]を行ってください。
B.源泉徴収票
(A) (B) (C) (D) (E) (F) (G) (H) (I) (K) (I) (N) (L) (M) ※平成17年度より「夫あり」「老年者」の欄が削除されます。 源泉徴収票の金額は、年末調整入力画面の以下の内容が反映されます。 (A)~(J) (B) (F) (G) (H) (E) (C) (I) (D) (J) (A)(I)住宅借入金等特別控除の額 年末調整をする際に算出年税額から控除しきれない住宅借入金等特別控除がある場合には、源泉徴収票の摘要 欄に、住宅借入金等特別控除額が「住宅借入金等特別控除可能額」として自動で出力されます。 源泉徴収票の「住宅借入金等特別控除の額」の欄には、年末調整入力の「住宅借入金等特別控除額」が出力されま すが、この控除額が算出年税額を超える場合には、算出年税額を限度に出力されます。 (K)配偶者の合計所得 (L)個人年金保険料の金額 (M)地震保険料の金額
(N)国民年金保険料等の金額
C.年末調整合計表
(A) (D)
3 労働保険
A.労働保険計算書
④ ③※2
※1
② ① ① [支給控除項目登録修正]の項目設定で労働保険「含む」になっている項目の金額の合計 本年度 … データ入力と中途導入 前年度 … 前年データ入力(簡易・詳細) ※予備月にデータが入っている場合は、その金額を含みます。 ※1データ入力済みで、金額が無い場合は0円になります。 ※2以下の場合は空欄で表示されます。 ○ 集計対象の事業区分と異なる場合 ○ データ入力が無い場合 ○ 労保履歴で労働保険「従業員区分(A)」が「役員」の場合 ○ 労保履歴で雇用保険「事業区分(C)」が「不要」かつ、労災保険「適用(F)」が「対象外」になっている場合 ② 雇用保険区分 労保履歴の雇用保険「事業区分(C)」が、集計期間内の算定月に「不要」以外が1つでもあれば「○」になりま す。 労保履歴の雇用保険「免除高齢(E)」が、集計期間内の算定月に「対象」が1つでもあれば「免高」になります。 ③ 合計人数 金額が表示されている社員の合計(金額0円の社員も含む)④ 合計 イ)労働者 賃金総計 … 雇用保険もしくは労災保険のどちらかが対象になっている社員の縦列の金額の 合計 ロ)雇保 被保険者分 … 労保履歴で雇用保険「事業区分(C)」が「不要」以外の社員の金額合計 ハ)雇保免除高齢者分 … 労保履歴で雇用保険「免除高齢(E)」が「対象」の社員の金額合計 集計してくる月 ・同月支給の場合・・・データ入力の月で集計します。 ・翌月支給の場合・・・[自社データ登録]の「会社情報4」で、労働保険集計区分を選択します。 「支給月」 → 給与の支給月で集計します。 例)4月分給与(5月支給分)・・・5月に計上されます。 「給与月」 → 給与月で集計します。 例)4月分給与(5月支給分)・・・4月に計上されます。
B.労働保険履歴
(E) (F) (A) (B) (C) (D) (G) (G) (F) (D) (E) (C) (B) (A) 給与・賞与のデータを入力したとき、[社員登録]の労働保険の設定内容が労働保険履歴として保存されます。C.労働保険集計表
※すべて労働保険履歴より集計されます ↓画面左側 ↓画面右側 C B A ⑧ ⑦ ⑥ ⑤ ③ ④ ① Ⅰ ②① 役員兼労働者 労保履歴の「従業員区分(A)」が「役員兼従業員」であり労災保険が適用されている社員が集計されます。 ② 常用労働者 労保履歴の「従業員区分(A)」が「従業員」かつ「保険区分(G)」が「常用」かつ労災保険の「適用(F)」が「Ⅰ」の社員が 集計されます。 ③ 臨時労働者 労保履歴の「従業員区分(A)」が「従業員」かつ「保険区分(G)」が「臨時」かつ労災保険の「適用(F)」が「Ⅰ」の社員が 集計されます。 ④ 合計 ①+②+③の合計人数・合計金額が集計されます。 ⑤ 役員被保険者 労保履歴の「従業員区分(A)」が「役員兼従業員」の社員が集計されます。 ⑥ 被一般保険者 労保履歴の「従業員区分(A)」が「従業員」かつ雇用保険の「事業区分(C)」が「Ⅰ」の社員が集計されます。 ⑦ 合計 ⑤+⑥の合計人数・合計金額が集計されます。 ⑧ 内高齢者 雇用保険の「免除高齢(D)」が「対象」の社員が集計されます。
D.労働保険合計表
⑤ ⑨ ⑬ ⑮ ① ⑥ ⑩ ⑯ ② ③ ⑦ ⑪ ④ ⑧ ⑫ ⑭ ⑰保険料算定基礎額
① 労災保険分 労働保険集計表のAより集計します。 ※1,000円未満切捨てです。 ② 雇用保険法適用者分 労働保険集計表のBより集計します。 ※1,000円未満切捨てです。 ③ 高年齢労働者分 労働保険集計表のCより集計します。 ※1,000円未満切捨てです。 ④ 保険料算定対象者分 ②雇用保険法適用者分 - ③高年齢労働者分保険料率
⑤ 労働保険料 ⑥保険料率(労災保険分) + ⑧保険料率(保険料算定対象者分) ⑥ 労災保険分 労災保険料率より ⑦ 高年齢労働者分 雇用保険料率表より ⑧ 保険料算定対象分 雇用保険料率表より保険料額
⑨ 労働保険料 ⑩保険料額(労災保険分) + ⑫保険料額(保険料算定対象者分) ⑩ 労災保険分 ①保険料算定基礎額(労災保険分) × ⑥保険料率(労災保険分) ※1円未満切捨てです。 ⑪ 高年齢労働者分 ③保険料算定基礎額(高年齢労働者分) × ⑦保険料率(高年齢労働者分) ※1円未満切捨てです。 ⑫ 保険料算定対象者分 ④保険料算定基礎額(保険料算定対象者分) × ⑧保険料率(保険料算定対象者分) ※1円未満切捨てです。被保険者分
⑬ 労働保険料 ⑭被保険者分(保険料算定対象者分) ⑭ 保険料算定対象者分 ④保険料算定基礎額(保険料算定対象者分) × 被保険者負担率 ※1円未満切捨てです。事業主分
⑮ 労働保険料 ⑯事業主分(労災保険料) + ⑰事業主分(保険料算定対象者分) ⑯ 労災保険分 ⑩保険料額(労災保険分) ⑰ 保険料算定対象者分 ⑫保険料額(保険料算定対象者分) - ⑭被保険者分(保険料算定対象者分)F10[納付額]
(あ) (い) (う) (え) (お) (か) (き) (く) (け) (か) (き) (か) (き) 前年に申告した概算保険料と、実際に支給した給与等から確定した保険料の過不足を精算します。本年の見積 金額である概算保険料にこの金額を加味して本年納付する保険料が決定されます。 (あ)確定保険料額 ⑨確定保険料額 (い)概算保険料 ⑨概算保険料額 (あ)で確定した保険料と同じ額を本年の見積額として申告します。 (う)申告済概算保険料額 前年申告した概算保険料額を入力 (あ)の確定保険料の半分以下の金額は入力できません。 年内に概算保険料を増額しているはずなのでご確認ください。 (え)差引額・充当額/(お)差引額・不足額 (あ)<(う)の場合 → (え):(う)申告済概算保険料額 ― (あ)確定保険料額 この場合保険料を過納しています。過納分の金額を本年分の保険料で精算する場合は「(え)充当額」に、 過納分の金額を納付する保険料とは別に精算する場合は「(お)不足額」に入力します。 (あ)>(う)の場合 → (お):(あ)確定保険料額 - (う)申告済概算保険料額 この場合、前年度に見積った申告済概算保険料より実際の保険料が増えているので、不足分を納付し て精算します。 (か)概算保険料額 「延納の申請:する(3回)」の場合 概算保険料額(い)を3で割った金額 ※1円未満の端数は第1期に含まれます。(き)充当額・(く)不足額 「延納の申請:する(3回)」の場合 第1期の概算保険料額(い)を超える「充当額(え)」は、第2期、第3期の充当額へ繰り越します。「不足額(く)」 は延納する場合でも必ず1回で納付します。充当額のみ次回へ繰り越せます。 (け)納付額 (あ)<(う)の場合→(か)-(き) (あ)>(う)の場合→(か)+(く)
4 会社負担保険料一覧表
データ入力で入力済みの社員が集計されます。 ↓画面左側 ① ※ ⑥ ⑦ ⑧ ③ ④ ⑤ ② ↓画面右側 ※ ※ ⑨ ⑬ ⑪ ⑫ ⑩① 社員ごとの事業主負担分の金額 [データ入力]で登録されている各社会保険でF7[内訳入力]の事業主負担分を集計します。 事業主が負担する社員ごとの相当金額になります。 ② 標準報酬月額(千円) [データ入力]で登録されている社員の標準報酬月額の合計 ③ 保険料 ②標準報酬月額 × 保険料率 ④ 個人負担分 給与等から実際に控除した金額 ⑤ 会社負担分 ③保険料 - ④個人負担分 ⑥ 保険料(雇用保険) ⑦個人負担分 + ⑧会社負担分 ⑦ 個人負担分(雇用保険) 給与等から実際に控除した金額 ⑧ 会社負担分(雇用保険) 事業主が負担する社員ごとの相当金額を合計した金額 ⑨ 児童手当拠出金 データ入力済み社員の厚生年金保険標準報酬 × 児童手当拠出金率 社員ごとに事業主が負担する相当金額です。 児童手当拠出金の率は[自社データ登録]で設定します。端数処理は1円未満切捨てです。 ⑩ 児童手当拠出金合計 F10[児童手当]より、今現在の標準報酬月額と、児童手当拠出金率で再計算すると、この金額が変更されます。 ⑪ 標準報酬月額(児童手当拠出金) 対象社員([社員登録]の「児童手当拠出金」で「対象」にチェックが入っている社員)の厚生年金標準報酬の合計金 額 ⑫ 保険料(児童手当拠出金) ⑪標準報酬月額 × 児童手当拠出金率 の結果を端数処理した金額 ⑬ 会社負担分(児童手当拠出金) ⑫と同じです。 児童手当拠出金はすべて事業主負担です。 「※」は集計時の標準報酬月額と料率で集計されます。 (過去に遡って集計しても、今現在の標準報酬月額と料率で計算されます)