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準 備 す る も の ダ ン ボ ー ル 箱 み か ん 箱 程 度 の 大 き さ で 丈 夫 で 防 水 加 工 し て い な い も の 土 台 ( 下 敷 き ) 風 通 し を 良 く し ダ ン ボ ー ル を 直 接 地 面 に つ け な い よ う に 例 )コ ン テ ナ ボ

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Academic year: 2021

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ダンボールコンポストとは?

ダ ン ボ ー ル コ ン ポ ス ト は 、 ダ ン ボ ー ル 箱 を 利 用 し た 生 ご み 処 理 容 器 で 、 屋 内 で 堆 肥 す る 方 法 と して、 冬 に庭 に 設 置 する 生 ご み 処 理 容 器 が凍 結 する 寒 い 地 方 で 考 え られ た と 言 わ れ て いま す。 そ の た め、 庭 のな い 集 合 住 宅 で も 使 用 が可 能 であり、 今 では家 庭 ごみの減 量 化 のため、ダンポールコンポストを推 進 している自 治 体 もあります。 家 庭 か ら出 る生 ごみを、 ピート モス 等 の 基 材 と とも に段 ボール箱 に入 れることにより、 微 生 物 が生 ごみを分 解 し、コ ンポストの中 には堆 肥 の成 分 が残 るので、 後 に肥 料 として 利 用 することができます。

ダンボールコンポストのメリットとは

◎ 電気を使わない ◎ 発酵剤などの薬品を使用しない ◎ 材料が安い ◎ 臭いがほとんどしない ◎ 庭がなくても、屋内やベランダで実施できる ◎ 出来た肥料は安全に使用できる

ダンボールコンポストでエコ生活

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準 備 す る も の

・ ダンボール箱 みかん箱 程 度 の大 きさで丈 夫 で、防 水 加 工 し ていないもの ・ 土 台 (下 敷 き) 風 通 しを良 くし、ダンボールを直 接 地 面 につけ ないように 例 )コンテナボックス、すのこ、木 片 、ブロックなど ・ カバー 虫 よけ対 策 として通 気 性 を妨 げないものを用 意 する 例 )別 のダンボールでフタを作 る。 古 いTシャツを袋 状 に縫 ったものなどを利 用 ・ 「ピートモス」 と「もみがらくん炭 」 土 壌 改 良 剤 としてホームセンターや園 芸 店 で販 売 しています。 ピートモス「3」:もみがらくん炭 2の割 合 でそろえます。 15L:10Lくらいを目 安 に。 【ちょっとしたまめ知 識 】 ピートモス : シダやミズゴケが堆 積 してできた泥 炭 。 通 気 性 や保 水 性 がよい。 もみがらくん炭 : もみがらを炭 化 させたもの。 通 気 性 や保 水 性 、消 臭 効 果 がある 。 このふたつを混 ぜると・ ・・ どちらもすき間 が多 く、通 気 性 や保 水 性 がよい。 ちょうどよく中 和 され、生 ごみを分 解 する微 生 物 が住 みやすい環 境 になる ・ スコップやゴム手 袋 かき混 ぜる時 に使 用 ・ 温 度 計 ダンボールコンポストの中 の温 度 を 計 る(なくてもいい)

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【ダンボールコンポストの作 り方 (例 )】

① ま ず 、 大 ・ 小 の ダ ン ボ ー ル と 「 ピ ー ト モ ス 」 「 も み が ら く ん 炭 」 を 用 意 し ま す 。 ダン ボ ー ルは 、 スー パ ー 等 で も ら え る 野 菜 な ど の ダ ン ボ ー ル で も 構 い ま せ ん が 、 丈 夫 な も の を 選 ん で く だ さ い 。 「 ピ ー ト モ ス 」 「 も み が ら く ん 炭 」 は ホ ー ム セ ン ターなどで販 売 しています。 ② 小 さいダンボールは、ふた部 分 を立 てて合 わ せ 目 をとめます。(左 図 参 照 ) ③ 大 きいダンボールは1/3に切 って(ケガの な い よ う に ) フ タ と 二 重 底 と し て 使 用 し ま す 。 こ の とき、底 から 20cm く らいの 側 面 が 二 重 に な る ようにすると、より丈 夫 になって長 持 ちします。 土 台 は、すの こやブロックな どを使 用 し、通 気 性 を良 くします。 ダンボールコンポストの設 置 場 所 は? 雨 に濡 れない、風 通 しのいい場 所 に おきます。 例 ) 台 所 、玄 関 、ベランダなど

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【ちょっと工 夫 をしてみよう】 堆 肥 化 をするにあたって気 になる小 ハエなどの虫 。 ダン ボー ルで 作 った 「ふ た」 だけ だと 、隙 間 か ら虫 が 入 って しま うこ ともあ りま す。 虫 が 気 になる方 は、いらなくなった服 でカバーを作 ってみましょう。 簡 単 に出 来 ます。 ① 伸 縮 性 のある いらな くなっ た服 ( Tシャ ツや 肌 着 など )の胸 より下 部 分 を、 一 直 線 に 縫 います ② 縫 っ た 部 分 の 上 を ハ サミ で 切 り 、 袋 状 に な っ た下 部 分 を ダ ン ボ ー ルコ ン ポ スト の カ バーとして使 います

生 ごみを入 れてみよう

① 1日 に 500 グラム程 度 (三 角 コーナー一 杯 くらい)生 ごみを入 れます。 生 ごみは新 しいうちに、小 さく切 ったものを 入 れると分 解 が早 くなります。 ④ ピートモスと、もみがらくん炭 を3:2の割 合 で入 れます。 入 れた後 はよくかき混 ぜておきます。 使うのはこの部分。 実際使用するとこんな感じ

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② 生 ごみを入 れたら、かき混 ぜます。 2週 間 ほどで微 生 物 の活 動 が活 発 になり、 温 度 が上 昇 します。それまで根 気 よく、生 ご みを投 入 し、かき混 ぜておくことが大 事 です。 ③ フタをします。 ※ 生 ごみを入 れるたびによくかき混 ぜ、 空 気 をいれましょう。 (生 ごみをいれない日 も、1日 1回 はかき混 ぜるようにします) ※ 防 臭 、防 虫 、保 温 のため、必 ずフタをしておきます。 フタを開 けたままにしておくと、 虫 が入 り込 んでしまいます。 混 ぜるたら すぐにフタをしておきましょう。 ( コンポスト内 に虫 が卵 を産 みつけてし まうと、 虫 に悩 まされることにな ります) ※ 分 解 されにくいもの 貝 殻 、 たまねぎの皮 の茶 色 部 分 やとうも ろこしの皮 、 芯 、 肉 の骨 、 うめぼし の種 、卵 の殻 など。 入 れる場 合 は、細 かく砕 いて入 れるようにしましょう。 入 れるものは生 ごみのものだけです。 【ちょっとしたまめ知 識 】 ・ コーヒーやお茶 が らを入 れると 消 臭 効 果 があ ります。 臭 いが気 にな る場 合 に入 れてみましょう。 ・ 温 度 が低 い とダニや 小 バエが出 る場 合 があり ますが、温 度 を上 げ ると発 生 しに くくなります。 ・ 温 度 を 上 げ るに は、 古 い 油 や米 ぬか 、 糖 分 を 加 え ま しょ う。 牛 乳 (パ ック をす す い だ水 )など、乳 製 品 も温 度 を上 げます。 (一 時 臭 いが出 ます) ・ 魚 の ア ラ や 内 蔵 を 入 れ て も 温 度 が 上 が り ま す。 す こ し 臭 う 場 合 は 、 換 気 の 良 い 所 にうつして様 子 をみましょう。 ・ あ る 程 度 の 水 分 も 微 生 物 の 活 動 に は 必 要 で す 。 時 々 お 米 の と ぎ 汁 な ど 入 れ 水 分 の補 充 をしましょう。 (基 材 がべとつかない程 度 ) ・ 少 し 古 く な っ た 野 菜 類 や 、 カ ビ の は え た 果 物 な ど を 入 れ て も 大 丈 夫 。 野 菜 や 果 物 類 は肉 や魚 と比 べて温 度 が上 がりにくいですが、ちゃんと分 解 されます。

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ダンボールコンポストの終 了

上 手 に管 理 をしていけば、1箱 くらいで 30 ∼40 キログラムの生 ごみが処 理 で きます。 ① 使 用 開 始 から3ヶ月 程 度 経 過 すると、 ・ 全 体 が黒 っぽくなり、かたまりが多 くなってベタつきがでます。 ・ 温 度 が上 がらなくなり、生 ごみの分 解 が遅 く感 じるようになります。 このような症 状 が現 れたら、生 ごみの投 入 をやめます。 ※ 毎 日 の生 ごみ投 入 量 が少 ない場 合 は、ダンボールコンポストを 5、6 ヶ月 使 用 することができます。 ② 生 ごみの投 入 をやめてから1∼2週 間 はときどきかき混 ぜます。 ③ その後 は、 約 1ヶ 月 寝 かせ、 乾 燥 したらできあがり。 堆 肥 として使 用 するこ とができます。

自 宅 で、美 味 しい野 菜 を栽 培 してみましょう。

こんなときはどうする?Q&A

Q なかなか温 度 が上 がりません。 A 初 めた当 初 は微 生 物 がいないため、温 度 があがりませ ん。それでも生 ごみを入 れ続 けると 1 週 間 から 10 日 間 (季 節 による)でダンボールコンポスト内 の温 度 が上 が ります。温 度 が上 がらないときは、使 用 済 み油 や、米 ぬか などを入 れると上 がります。肉 類 や魚 類 を多 く入 れる と分 解 が早 まり温 度 が上 昇 しやすくなります。(ただし、 一 度 に多 く入 れると数 日 臭 いが出 る場 合 があります。)

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また、 投 入 するごみが、 野 菜 が多 い場 合 、 ゆっ くり分 解 されるためそれほど 温 度 はあがりません。(臭 いは少 なくてすみます。) 冬 など気 温 が低 い時 は、厚 手 のペットボトルに 70℃程 度 のお湯 を(やけど を し な い よ う に ) 入 れて 、 ダン ボ ー ル の 外 側 四 隅 に 置 き 、 上 に 毛 布 を か け るとダンボールコンポスト内 の温 度 が保 たれますので、ご参 考 ください。 Q 臭 いはでないのか、でた時 はどうしたらいい? A 1回 に入 れる生 ごみの量 が多 いとダンボールコンポスト内 の温 度 が急 激 に上 昇 し、カビや土 の臭 いがでる場 合 があります。多 量 の魚 やイカの内 蔵 などを入 れた場 合 も同 じです。その場 合 は、ベランダなど換 気 の良 いとこ ろに移 すなどして1∼2日 置 くとおさまります。生 ごみが出 ない日 も一 日 最 低 1回 は混 ぜるように心 がけましょう。 コーヒーのかすや、茶 がらなどは消 臭 効 果 がありますの で、入 れてみましょう。 Q 虫 などは発 生 するの? A 白 カ ビや夏 場 にな ると 小 バエや ダニ が発 生 すること があり ますが、 使 用 済 み 油 な ど を 入 れる こ と によ り、 温 度 が上 昇 し 、 虫 など が 発 生 しに く く なります。 ダンボ ール コンポ スト を開 けた まま にし ておく と、 虫 が卵 を産 んで頻 繁 に小 ハエに 悩 まされ ることに な り ま す の で 、 混 ぜ た ら す ぐ 蓋 を し ま す 。 そ れ で も 虫 が 気 に な る 場 合 は 、 一 晩 ビ ニ ー ル 袋 に 入 れ て 虫 が 窒 息 さ せ る 方 法 が あ り ま す 、 通 気 性 が 悪 く な り ますので、 ビニール袋 をかぶせたまま常 時 置 くこと は 避 け ま しょ う 。 ( ダ ン ボー ル コ ンポ ス トご と ビ ニ ール袋 をかぶせると、 コンポスト内 の水 分 によりダ ンボールが痛 みます。中 の基 材 だけビニール袋 にいれます) ダンボールコンポストへの生 ごみ投 入 を 数 日 停 止 して、 混 ぜることをや めてしまうと、虫 が発 生 しやすくなります。毎 日 1 回 は混 ぜるように習 慣 づけてみましょう。 白 カビは、温 度 が上 がっている証 拠 です。 混 ぜたらなくなります。

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Q どれぐらい生 ごみを投 入 し続 けるの?また終 了 後 はどうしたらいい? A 投 入 した生 ごみの量 によって違 いはありますが、3∼4ヶ月 を目 安 にしま す。( 投 入 する生 ごみの量 が少 なければ半 年 程 使 えるこ ともあります) 分 解 も遅 くなり、基 材 が「もっちり」してきたら生 ごみの 投 入 をやめて、 1 週 間 混 ぜることを続 けます。 そして最 低 1 ヶ月 以 上 寝 かした後 、堆 肥 として使 用 することが できます。 (土 3に対 し、堆 肥 1の割 合 で使 用 します) Q 投 入 してはいけないものとかあるのか。 A プラスチック類 、 大 量 の草 や花 などの生 ごみ以 外 のものは分 解 しません。 また、 多 量 の塩 蔵 品 やとうもろこしのし ん、 梅 干 し、 貝 殻 なども分 解 しに くい もの です。 数 日 間 ダン ボー ルコ ンポ スト に残 っ てい るご みは、 「 分 解 されなかった」と考 えて、取 り除 きます。 Q EM菌 を入 れると早 く堆 肥 ができますか。 A E M菌 の中 には、 空 気 が 存 在 する と きは 働 かな い、 む しろ 空 気 を 入 れな い方 がいい菌 があります。 発 酵 促 進 には、 EM菌 を使 用 せずに、 米 ぬかや 廃 食 用 油 などを使 用 しましょう。 Q 「ピートモス」や「 もみがらくん炭 」はどこで 販 売 していますか。 A ホ ー ム セ ン タ ー や 園 芸 店 で 、 「 ピ ート モ ス 」 は 20 リットルが 600 円 前 後 で、「もみがらくん炭 」 は 12 リットルが 50 0 円 前 後 で販 売 されていま す。 Q しばらく留 守 にするときはどうしたらいいですか。 A 出 かける前 によくかき混 ぜて、できるだけ涼 しい所 に置 いておきます。 再 び始 めるときは、 温 かい所 に置 いてよくかき混 ぜてから生 ごみを投 入 しましょう。

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ダンボールコンポストは風通しのいい場所に置くことになっていますがどのような場 所がいいのでしょうか。 ダンボールコンポストは「ベランダ」「玄関」「台所」などに置くのが一般で す。ベランダに置く場合は、雨に濡れないようにする必要があります。かと いって、コンポストにビニール袋等をかぶせてしまうと、コンポスト内は酸欠 状態になり、微生物にはよくありません。 集合住宅になると、通常ベランダに出していても、雨が降りそうなときは中に取り組む 作業が増えなかなか大変ですよね。 そこはそれぞれの家庭の工夫が必要になってきますよね。例えば、古くなった 傘でダンボールコンポストを囲ってみるとか、板等を使って雨よけをつくると か。ただ、防水加工のダンボールは、通気性が悪いのでダンボールコンポスト には不向きです。

微生物も生きていますからね。それなりの世話が必要になってきますね。

そうですね。生ごみの堆肥化、ごみの減量を本気で考えている人ではないと 「面倒くさい」と感じてしまうかもしれません。 ダンボールコンポ スト歴7ヶ月の僕 が皆さんの代わり に聞いてきました!! ダンボールコンポストを使用し た市民の皆様からのお声をもと に、生ごみ堆肥化講習会で講師 としてお世話になっている「高 知友の会」の皆様と対談しまし た。 これからダンボールコンポスト を使用してみようと思っている 方は、是非始める前に読んで、 参考にしてください。 気楽に、楽しく 生ごみの堆肥化 に挑戦してみま しょう!!

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何をどのように入れたらいいのか分からないとの声もありました。 台所ごみなら、基本的に何を入れても大丈夫です。分解されにくいものを入 れたとしても、数日間コンポストの中で、原形のまま残ってたら、取り出し てあげたら済むことですから。 草花は生ごみではないので大量の草花は入れないほうがいいかも。草花は生 ごみの独特な臭いもないので、ビニール袋に入れて数日放置しておくと水分 が飛びますよね。私は、そうしてごみに出すようにしています。 投入する量の目安はありますか。 だいたいイチゴパック山もりが400gです。 ピートモスとくん炭15ℓ:10ℓのコンポストだと、一日の投入量はこれぐらいが 適量です。 固くなったパンや古くなったお菓子、カビが生えてしまったミカンや固く なって食べられないお饅頭もきれいに分解されるんです。 そうなると・・・冷蔵庫の整理にダンボールコンポストはかかせませんね。 ただし、そのようなものに関しては、温度が上がった後投入するほうがいい ですね。 コンポストの管理に慣れてきたら色々生ごみを入れてコンポストの観察して みると楽しいかもしれません。 そうですね。そうするとコンポストの利用も長続きするかもしれませんね。私の場合、 温度上がるまで1ヶ月かかったので、ちょっとくじけそうになりましたけど。本当によくこ こまでこれたなと。 1ヶ月は長いですね。何が原因だったのかな。 私の場合は、水分不足だった気がします。今では、随時お米の「とぎ汁」を入れていま すね。コンポストは元気になるし、水は汚さないですし。一石二鳥です。 今回報告書を読ませていただきましたが、とても皆さん真面目に取り組まれ て、それでいてダンボールコンポストの扱いが神経質になってるような気が しました。それでは疲れてしまいますし、面白くもなくなってしまいます。 「心配しすぎず、ほっとかすぎず」がダンボールコンポストの魅力でもあり ますよ。 旅行で2、3日放置していても、帰って来たらかきまぜて生ごみ投入を再開したらい いから楽ですよね。コンポストを使う前は、旅行から帰って来て、生ごみを入れるごみ 箱を開けるのが怖かったのですけど。それがなくなりました。 その気持ち分かりますね。

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皆さん苦労してました。「温度が上がらない」。私も12月から初めて1カ月温度が上が らなくて四苦八苦した経験がありますが。 野菜くずだけではなかなか温度があがりませんね。それと、ある一定の水分 がコンポストには必要です。 コンポストを始める時は、水もしくはお米のとぎ汁など水分をたっぷり入れ ます。そうすることで混ぜるときもほこらないで済みます。冬場は熱が冷え て水になりますが、夏場は水になる前に蒸発してしまいますので、夏場は水 分を多く足すことも必要です。 始めて1週間程度は、魚の内蔵や牛乳(パックをゆすいだものを入れる)と 温度があがりやすいです。バターやチーズなどの乳製品も一気に上がりま す。ただし、これらは急激に温度が上昇するため、若干臭いを伴いますが、 それも風当たりがいいところにおくことで、数日でおさまると思います。 ダンボールコンポストを必要以上に開け閉めすると温度が上がりにくいで す。コンポストの蓋は常時しておくことが大事です。開けっ放しにしておく と、小ハエなどが卵を産みつけて小ハエ(ウジ)が発生するので注意しま しょう。 角煮などを作るときに出る「アク」も、温度が上昇しますよね。 試しに入れてみたら、コンポスト内が温かくなってて。ちょっとした発見でした。 野菜炒めなどしたあとのフライパンに残った油も、水を少し足してコンポス トに入れると温度があがります。味噌汁の残りや、鍋にこびりついたカレー なども入れたりしますね。汚れた水を排水口に流さないことは、環境にも優 しいですので試してみてはどうでしょうか。 私は温度を上げるために、お米のとぎ汁や、糠を入れてますね。 糠は、精米してくれるお店なら無料でくれるところもあります。また、農協 やふれあい市場などにも置いているので(有料の場合もあり)お買い物の際 に探してみるといいかもしれません。 糠やあら等を入れても、温度が上がらない場合はどのようなことが考えられますか。 基材が足りない場合が考えられます。ピートモスを足して様子を見るのがい いのかもしれません。 ダンボールコンポストに入れるピートモスとくん炭の割合は3:2で、二人世帯 の生ごみ処理だと、15ℓ:10ℓぐらいが目安です。世帯に応じて、または生ごみ の量に応じて、基材の量を調節してみましょう。

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「温度が上がらない」のつぎにモニターの方が苦労した「虫対策」です。今回のモニ ターの皆さんの中にも小ハエが出て耐えれず、今はコンポストを使用していないとい う方もいて残念でした。まず、虫を寄せつけない予防対策から教えてください。 まず、ダンボールは、しっかり蓋をすることが大事です。一度コンポストの 中に卵を産みつけられると、頻繁に小ハエなどの虫に悩まされることになり ます。卵を産みつけられないためにも、コンポストは開けっ放しにしない、 混ぜたらすぐに蓋をする。そのような予防対策が必要です。またコンポスト の温度もあまり低くならないことが大切です。温度が高いと、たとえ卵を産 みつけられても死滅するので安心です。 コンポスト内の温度をある程度高く保つことが大事なんですね。 コンポスト内の温度は一定ではありません。生ごみを投入して、一定期間は 微生物が生ごみを分解するためコンポスト内は温度があがります。しかし、 一定の生ごみの分解が終われば温度が下がってきます。糠などを入れて温度 を保つようにする工夫が大切ですね。 そうなると、ダンボールもしっかりとしたものを選ぶ必要がありますね。 これはとても重要なことです。ダンボールを2重にしてコンポストを作りま すが、外は少し弱くても中はしっかりとしたダンボールにすることをお勧め します。なかなかそのようなダンボールにめぐり合わない場合は、購入する のも一つの手段だと思います。 私は購入したダンボールを使っています。半年使用し、ちょっとコンポスト内の水分で 膨張してますけど、全然問題ないですね。とても丈夫です。 もちろん、お金かけないでダンボールの調達も可能です。ホームセンター等 に「ご自由におとりください」と置いていますし、八百屋さんや果物屋さん などでいただくのも手でしょう。ぜひ丈夫なものを吟味して調達してくださ い。 もし、小ハエが多く発生した、気になる場合はどうしたらいいのでしょうか。 糠、肉、魚、乳製品等でダンボールコンポスト内の温度を上げます。温度を あげると虫はいなくなります。それでも気になる人は、一晩コンポストをビ ニール袋に入れて虫は窒息死させる手段もあります。ただし、微生物にも多 少ダメージがあるみたいです。あまり頻繁にすることはオススメできません ね。殺虫剤は後々家庭菜園をするのであれば、使わない方がいいです。 それから「白カビ」なのですが。 白カビが発生するのは温度が上がっている証拠です。混ぜることでなくなり ますから、「白カビがでたらちゃんと分解できている」と思って間違いあり ません。気にすることはありません。

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出来た堆肥をどうしたらいいのかという声もありました。 台所ごみでできた堆肥は,様々な生ごみでできているため,堆肥の質は人そ れぞれです。動物性タンパク質を多く使って出来た堆肥と,野菜中心で出来 た堆肥でも色とか質は違うと思います。そのため,専門の人(農家の人) が、有機栽培のために引き取って使用することは難しいですね。あくまで, 家庭菜園をする,個人の畑で使用するなど,個々の使い方を考える必要があ ります。 ダンボールコンポストを利用するには「出来た堆肥の使い途」も考えて行う必要があ るみたいですね。 ダンボールコンポストを使用すると、ごみとして出していた台所ごみが少な くなるのでごみの減量にはつながると思いますが、せっかく出来た堆肥で す。これを機に家庭菜園を始めてみるとか、また畑を持っている友達、家庭 菜園を趣味でしている友達に引き取ってもらうなどしてもらったらいいで しょう。 私も堆肥が出来たら、家庭菜園に初挑戦しようと思っています。虫があまり好きでは ないので、虫がつきにくい野菜をと思っていますが、そんな簡単に出来る野菜ってあり ますか。 春菊ですね。ねぎ、バジルなどもオススメです。 ベランダの軒が短いので雨が吹き込みますが、大丈夫ですか。 野菜にはたっぷりの水が必要なので、全然問題ないですよ。むしろ野菜に とっては好環境です。ただし、日光の照り返し等が考えられるので、底はあ げておいたほうがいいと思います。 これもモニターの方のご質問にありましたが、どのような状態になったらコンポストは 終了か分かるものですかということですけど。 毎日400∼500gの生ごみを投入すると、ダンボールコンポストは約3ヶ月ほど 持ちます。 世帯人数が少ない、生ごみの量が少ないなどのところは6ヶ月∼1年もつこ ともあります。約3ヶ月ぐらい経って、生ごみを入れてもそのままの形で 残っている、温度を上げるための糠等を投入しても、温度があがらないなど の症状がでたら、生ごみ投入をやめます。 毎日見ていますから、「あれ、そろそろ終わり?」の感覚がつかめるのでは ないでしょうか。 体験していくうちに、分かると。 早く生ごみ投入やめたとしても、3カ月も生ごみを入れたコンポストです。堆 肥としては申し分ないでしょう。そこは、もう「感」ですね。

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 現在、清掃工場に持ち込まれている可燃ごみ総量の約4割が水分だということ をご存じでしょうか。その水分の大半は市民の皆様の排出する台所ごみだと言わ れています。  ごみ減量の第一歩は、まずこの水分を減らすことにあります。  ごみ減量の方法の一つとしてダンボールコンポストを使った「生ごみの堆肥 化」がありますが、無駄なものは買わない。調理を工夫し野菜くずなど少なくす るなど、日常生活で、ごみに対する意識を持つことで、皆様の排出するごみの量 はもっと減ると考えています。これからも、ごみ減量に対して意識啓発を邁進し てまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願いします。 【問い合わせ先】 〒780-8571 高知市本町5丁目1−45 高知市環境部環境政策課 TEL 823−9209 FAX 823−9493

参照

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