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でした 北海道警察では 適正な死体取扱業務を推進して犯罪死の見逃しを防止するため 積極的に検視官を臨場させるとともに 死体取扱業務に携わる警察官に対する教育訓練の充実を図っています また 警察等が取り扱う死体の死因又は身元の調査等に関する法律に規定された調査 検査等の措置を的確に実施するとともに 必

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犯罪情勢と捜査活動

犯罪情勢と捜査活動

(1)

捜査手法、取調べの高度化への取組

北海道警察では、犯罪を的確に検挙し、良好な治安の維持に資するため、平成24年

3月警察庁において策定された「捜査手法、取調べの高度化プログラム」に基づき、

各種施策を推進しています。

また、平成28年6月には、取調べの録音・録画制度等を内容とする刑事訴訟法等の

一部を改正する法律が公布されたことを受け、更なる証拠の収集方法の適性化及び

多様化を図る必要があることも踏まえ、捜査手法、取調べの高度化への取組として

以下の施策を推進しています。

捜査手法の高度化の推進

北海道警察では、取調べをめぐる環境の変化や化学技術の発達等に伴う犯罪の

悪質化・巧妙化等に的確に対応し、客観証拠による的確な立証を図ることを可能と

するため、DNA型鑑定及びDNA型データベースを効果的に活用するための取組

を推進しています。

取調べの高度化・適正化等の推進

北海道警察では、取調べにおいて真実の供述を適正かつ効果的に得るための技術

の在り方やその伝承方法について、時代に対応した改善を図るため、警察庁作成

による心理学的知見を取り入れた教本「取調べ(基礎編)」を用いた研修を通じて

捜査員の取調べ技能の向上に努めるなど、取調べの高度化・適正化等に向けた施策

を推進しています。

(2)

取調べの録音・録画にかかる取組

警察では、平成21年4月に全ての都道府県警察において、裁判員裁判対象事件に

ついて、取調べの録音・録画の試行を開始し、現在では、平成28年9月に警察庁が

策定した新たな取調べの録音・録画の試行指針に基き、取調べの録音・録画を試行

しています。

北海道警察では、同指針に基づき、取調べの録音・録画の試行に積極的に取り組む

ことなどにより、録音・録画の下での取調べの経験の蓄積及び技能の向上に努めてい

るほか、録音・録画装置の計画的な整備に努めるなど、必要な準備を進めています。

(3)

犯罪死の見逃し防止への取組

北海道警察において平成29年中に取り扱った死体数は7,405体で、解剖数は730体

(2)

でした。

北海道警察では、適正な死体取扱業務を推進して犯罪死の見逃しを防止するため、

積極的に検視官を臨場させるとともに、死体取扱業務に携わる警察官に対する教育

訓練の充実を図っています。

また、警察等が取り扱う死体の死因又は身元の調査等に関する法律に規定された

調査、検査等の措置を的確に実施するとともに、必要な解剖の実施に努めています。

(1)

重要犯罪

平成29年中の道内における重要犯罪(殺人、強盗、強制性交等、強制わいせつ、放火、 略取誘拐及び人身売買)の認知件数は351件で、前年に比べて46件減少し、検挙件数は265件 で、前年に比べて69件減少しました。主な検挙事件は、 ○ 岩見沢市における多額強盗致傷事件 ○ 札幌市清田区における器物損壊・現住建造物等放火未遂事件 ○ 滝川市における女性被害強盗殺人事件 ○ 札幌市中央区における準強姦事件 ○ 札幌市豊平区における未成年者誘拐事件 ○ 札幌市中央区におけるジンギスカン店被害強盗未遂事件 等です。 道民の生命、身体を直接脅かし、不安を増大させる重要犯罪が発生したときは、捜査員を 迅速に大量投入して緊急配備や聞込み等の捜査を徹底するとともに、道民からの情報提供を 呼びかけるなど、道民の皆さんの御協力をいただきながら早期解決に努めています。

25年

26年

27年

28年

29年

死 体 取 扱 数 ( 体 )

7,223

7,275

7,113

7,247

7,405

数 ( 体 )

420

598

668

675

730

検 視 官 臨 場 率 ( % )

74.2

66.1

67.6

73.3

79.2

      年次   区分 0 2000 4000 6000 8000 25年 26年 27年 28年 29年 7,223 7,275 7,113 7,247 7,405 420 598 668 675 730 死体取扱件数及び解剖数 死体取扱件数 解  剖  数

(3)

0 200 400 600 25年 26年 27年 28年 29年 41 34 36 30 24 118 110 72 72 61 50 41 39 37 39 310 228 296 218 189 34 25 37 34 31 6 6 13 6 7 認知件数 殺人 強盗 強制性交等 強制わいせつ 放火 略取誘拐及び人身売買 件 【重要犯罪の認知・検挙件数】 《事例1》岩見沢市における多額強盗致傷事件 平 成 2 9 年 1 月 、 岩 見 沢 市 内 の 駐 車 場 で 、 多 額 の 現 金 が 奪 わ れ た 事 件 で 、 同 年 5 月 に ホテル従業員の男ほか2名を強盗致傷罪で検挙しました。 (岩見沢署、捜査第一課) 《事例2》札幌市清田区における器物損壊・現住建造物等放火未遂事件 平成29年5月、札幌市清田区の住宅街で連続発生した灯油タンク配管に対する器物損壊・ 放火事件で、同住宅街に居住する男を器物損壊・現住建造物等放火未遂罪で検挙しました。 (豊平署、捜査第一課) 《事例3》滝川市における女性被害強盗殺人事件 平成29年5月、滝川市幸町居住の女性が殺害され貴重品等が奪われた事件で、無職の男を 強盗殺人罪で検挙しました。 (滝川署、捜査第一課) 《事例4》札幌市中央区における準強姦事件 平成29年6月、札幌市中央区のカラオケ店で女性がわいせつ被害にあった事件で、同年10月 に高校教師の男を準強姦罪で検挙しました。 (中央署) 0 100 200 300 400 25年 26年 27年 28年 29年 40 34 37 27 23 82 90 61 68 58 51 41 38 39 32 168 132 155 163 117 35 19 28 32 26 5 7 12 5 9 検挙件数 殺人 強盗 強制性交等 強制わいせつ 放火 略取誘拐及び人身売買 件

(4)

《事例5》札幌市豊平区における未成年者誘拐事件 平成29年8月、札幌市豊平区で発生した未成年被害の誘拐事件で、同区内に居住の男を 未成年者誘拐で検挙しました。 (豊平署、捜査第一課) 《事例6》札幌市中央区におけるジンギスカン店被害強盗未遂事件 平成29年10月、札幌市中央区のジンギスカン店でモデルガンを使用し現金を奪おうとした 事件で、無職の男を強盗未遂罪で検挙しました。 (中央署)

(2) 重要窃盗犯

平成29年中の道内における重要窃盗犯(侵入窃盗、自動車盗、すり及びひったくり)の 認知件数は2,579件で、前年に比べて768件(22.9%)減少し、検挙件数は1,681件で、前年に 比べて695件(29.3%)減少しました。重要窃盗犯の被害総額は約7億9,800万円で、 このうち被疑者検挙などにより約1億470万円の被害を回復しています。主な検挙事件は、 ○ 帯広市及び近郊の共同住宅を対象としたサムターン回しによる連続空き巣事件 ○ 北海道内広域にわたる自動車関連会社等を対象とした連続事務所荒し等事件 ○ 北海道内広域にわたる建設用重機を対象とした連続自動車盗事件 等です。 重要窃盗犯は道民に最も身近な犯罪の一つであり、凶悪犯罪に発展する可能性も高く、 科学捜査、関係警察署による合・共同捜査等を積極的に推進するとともに、道民の皆さん から不審者に関する通報などの御協力をいただきながら事件検挙に努めています。 【重要窃盗犯の認知・検挙件数】 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 25年 26年 27年 28年 29年 3,692 3,671 3,534 3,064 2,357 373 313 250 190 149 42 50 52 64 44 70 48 43 29 29 認知件数 侵入窃盗 自動車盗 すり ひったくり 件 表示文字列 表示文字列 25年 26年 27年 28年 29年 2,400 2,184 1,664 2,162 1,504 180 114 113 165 124 24 33 27 39 34 40 28 20 10 19 検挙件数 侵入窃盗 自動車盗 すり ひったくり 表示文字列 表示文字列

(5)

《事例1》帯広市及び近郊の共同住宅を対象としたサムターン回しによる連続空き巣事件 平成29年5月、帯広市内の共同住宅を対象としたサムターン回しによる連続空き巣事件で、 自営業の男を検挙し、犯行件数95件(被害総額約1,321万円相当)を解決しました。 (帯広署、捜査第三課) 《事例2》北海道内広域にわたる自動車関連会社等を対象とした連続事務所荒し等事件 平成29年6月、北海道内広域にわたる自動車関連会社等を対象とした連続事務所荒し等事件で、 無職の男など7人を検挙し、犯行件数150件(被害総額約2,000万円相当)を解決しました。 (北署、南署、捜査第三課など) 《事例3》北海道内広域にわたる建設用重機を対象とした連続自動車盗事件 平成29年9月、旭川方面管内を中心に北海道内広域にわたる建設用重機を対象とした連続 自 動 車 盗 事 件 で 、 重 機 販 売 業 の 男 な ど 6 人 を 検 挙 し 、 犯 行 件 数 1 3 件 ( 被 害 総 額 約1,570万円相当)を解決しました。 (旭川東署、美唄署、捜査第三課など)

窃盗犯捜査のプロとして

警察本部 捜査第三課 警部 「こんな恐ろしい思いをしたのは初めてです。もう夜も安心して 眠れません。」高齢の女性が自宅で夜中に侵入した犯人と鉢合わせ となり、女性が声を上げると犯人は逃走したのですが、部屋が 荒らされお金や貴金属が盗まれており、被害者は大変なショックを 受けていました。住宅への侵入窃盗犯は、一歩間違えれば強盗等の 凶悪事件に発展するおそれがある非常に悪質な犯罪です。 一方で、侵入窃盗犯は、ほとんどが人の見ていないところで行われる犯罪なので、 目撃情報が少なく、検挙するためには苦労します。 その中で皆様のご協力を得て、張り込みをしたり、目撃者を探したり、古物店を 回って盗品を探すなどして、細い糸のような証拠を集めて犯人に結びつけています。 こうして、やっと犯人を検挙したのですが、盗まれた物は取り戻すことは出来ず、 そのことを被害者にお伝えした際に「盗まれた物よりも、犯人が捕まって良かった。 これでやっと安心して眠れます。」という言葉を頂いた時には、とても大きな励みと なりました。今後も被害者の声を聞き、悪い者を許さないという気持ちを忘れずに 「窃盗犯捜査のプロ」として業務に取り組みたいと考えています。

(6)

平成29年中は、政治・行政・経済の構造的不正の追及や特殊詐欺事件の撲滅を強く求める 道民の期待に応え、553事件365人を検挙しました。主な検挙事件は、

元本別町住民課課長補佐らによる納税情報等の漏洩を巡る加重収賄及び贈賄

事件

紋別市産業部農政林務課職員による同市鳥獣被害防止対策協議会の入札を

巡る加重収賄事件

偽の警察手帳を使って警察官に成り済ましたオレオレ詐欺事件

親族をかたる横領金補填名目のオレオレ詐欺事件

があります。 【知能犯罪の認知・検挙件数】 ※ 白抜き数字は背任を意味する。 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 25年 26年 27年 28年 29年 933 1003 969 758 860 70 71 52 72 44 189 121 101 100 78 2 2 4 1 3 認知件数 詐欺 横領 偽造 汚職 背任 件 0 200 400 600 800 25年 26年 27年 28年 29年 498 473 472 396 458 48 36 33 43 32 109 79 79 67 59 3 2 4 1 3 検挙件数 詐欺 横領 偽造 汚職 背任 件 表示文字列 表示文字列

(7)

(1)

政治・行政の構造的不正事件

《事例1》元本別町住民課課長補佐らによる納税情報等の漏洩を巡る加重収賄及び贈賄事件 固定資産に関する納税情報漏洩を巡り、元本別町住民課課長補佐を情報漏洩の見返りに知人 から賄賂金を収受した加重収賄の事実で検挙し、その知人を賄賂金を供与した贈賄の事実で 検挙しました。 (釧路方面本別警察署、釧路方面帯広警察署、釧路方面本部捜査課、捜査第二課) 《事例2》紋別市産業部農政林務課職員による同市鳥獣被害防止対策協議会の入札を巡る加重 収賄事件 紋別市の鳥獣被害防止対策を巡り、正規な入札手続きを取っていないにも関わらず、意中の 業者に業務受注させ、その見返りに賄賂金を収受した加重収賄の事実で検挙しました。 (北見方面紋別警察署、北見方面本部捜査課、捜査第二課)

(2)

特殊詐欺事件

《事例1》偽の警察手帳を使って警察官に成り済ましたオレオレ詐欺事件の検挙 平成29年10月、札幌市内で、警察官をかたり、被害者の預金を保護する名目で現金と キャッシュカードをだまし取ったオレオレ詐欺事件が連続発生しました。 江別市内でも同種の予兆電話を多数認知し、警戒中の捜査員が受け子を発見して、職務質問 の上、緊急逮捕しました。 突き上げ捜査によって、受け子を犯行グループに勧誘した斡旋役を通常逮捕し、被疑者らに よる犯行として、3件被害総額約1,045万円の詐欺、窃盗事件を立件しました。 (札幌方面北警察署、捜査第二課) 《事例2》親族をかたる横領金補填名目のオレオレ詐欺事件被疑者の検挙 平成29年5月及び6月、函館中央署及び豊平署において、親族をかたるオレオレ詐欺事件を 認知し、それぞれだまされた振り作戦を行って、同一の犯行グループによる受け子2名を逮捕 しました。 その後の突き上げ捜査によって、回収役2名、指示役3名をそれぞれ通常逮捕しました。 犯行グループが関与したオレオレ詐欺事件として、1都1道4県(東京都、埼玉県、 神奈川県、千葉県、静岡県)におよぶ14事件、被害額合計約2,200万円のオレオレ詐欺事件を 立件しました。 (札幌方面豊平署、函館方面函館中央署、捜査第二課)

(8)

(1)

現場鑑識活動

現場鑑識活動は、犯罪現場などにおいて犯行の状況を明らかにして証拠を保全する活動です。 現場鑑識活動では、現場状況を保全したり、指紋や 足跡等を発見、収集するとともに、各種資料に科学的 ・合理的検討を加えて必要な情報を得るなどの活動を 行います。

(2)

機動鑑識班の活動

機動鑑識班(係)は、警察本部鑑識課、方面本部 鑑識課に置かれ、重要犯罪、重要窃盗犯等の様々な事件 【鑑識活動】 を対象に、道内全域にわたり機動力と専門的知識・技能を生かした鑑識活動を行います。 また、現場鑑識活動の強化を図るため、大規模警察署にも機動鑑識係が置かれ、日夜発生 する事件、事故現場にいち早く出動し、指紋や足跡等の証拠資料を発見、採取します。 平成29年中は、殺人や強盗、窃盗等の事件や事故に2,230回出動しました。 【機動鑑識班(係)の出動件数】

(3) 警察犬の活動

19世紀末にドイツのヒルデスハイム市警察 において初めて警察活動に犬が使われて以 来、現在では多くの国が犯罪捜査などの警察 活動に活用しています。警察犬は嗅覚力が人 間の3,000倍から1億倍といわれており、犯罪 現場に必ず残されているであろう「犯人の臭 い」から逃走経路を追跡して犯人を発見する など、「鼻の捜査官」として活動しています。 そのほか、行方不明者や災害被災者の捜索 0 1 ,0 0 0 2 ,0 0 0 3 ,0 0 0 4 ,0 0 0 2 5年 2 6年 2 7年 2 8年 2 9年 3 7 5 2 2 7 2 7 1 17 2 1 5 3 1 ,1 5 8 1 ,1 0 6 1 ,0 9 5 8 6 2 6 4 8 2 6 1 2 3 2 2 6 2 1 5 1 2 0 5 2 4 6 1 8 9 1 7 2 1 2 7 1 1 3 3 4 4 1 2 5 1 5 1 7 1 ,3 31 1 ,3 8 3 1 ,0 9 9 9 0 4 1 ,0 94 重 要 犯 罪 重 要 窃 盗 犯 変 死 火 災 交 通 事 故 そ の 他 件

(9)

等の様々な警察活動において活躍しています。 平成29年末現在、警察犬には、北海道警察が直接飼育管理しながら訓練している直轄警察 犬10頭 と、北海道警察が実施する 審査会に合格し、期間を定めて各種警察活動を嘱託 している民間飼育の嘱託警察犬75頭がいます。 平成29年中、直轄警察犬及び嘱託警察犬が、逃走犯人の追跡や行方不明者の捜索等のため に出動した件数は469件でした。 【警察犬の出動件数】

(4) 科学捜査研究所の活動

凶悪犯罪を始めとする様々な事件、事故等を科学的に証明するための鑑定や検査を行うと ともに、鑑定の高度化を目指した研究を行っています。犯罪現場に残された血痕などから DNA型鑑定による個人識別を行ったり、発見された微細な塗膜片、ガラス片、繊維片等の 鑑定から犯行の立証を行っています。 また、薬物事犯取締りのための覚醒剤、麻薬、危険ドラッグ等の鑑定、変死事案などに おける死因究明のための医薬品、毒物の鑑定、火災、爆発事故や交通事故等の原因究明の ための鑑定のほか、通貨、筆跡等の偽造鑑定、ポリグラフ 検査、銃器鑑定等も行っています。 警察本部の科学捜査研究所のほか、函館、旭川、釧路、北見の 各方面本部にも科学捜査研究室が置かれ、全スタッフが そ れ ぞ れ の 分 野 の エ キ ス パ ー ト と し て 鑑 定 、 研 究 に 励んでいます。 【科学鑑定】

(5) 鑑定の高度化

ア DNA型鑑定 現在、警察本部で行われているDNA型鑑定は、15座位 のSTR型と性別に関するアメロゲニン座位を検査して お り 、 最 も あ り ふ れ た D N A 型 の 組 合 せ の 場 合 で も 約 4 兆 7 千億 人 に 1 人と い う 出現 頻 度 と 、極 め て 高 い 精度で個人識別することが可能となっています。 【DNA鑑定】 0 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 2 5 年 2 6 年 2 7 年 2 8 年 2 9 年 1 7 1 1 1 6 1 4 1 8 5 6 6 4 1 3 4 2 6 1 7 1 9 2 2 7 1 8 6 1 5 3 8 2 6 5 1 1 0 1 4 1 1 5 5 2 6 8 2 6 8 4 3 3 8 8 1 8 2 1 2 1 3 2 4 3 重 要 犯 罪 重 要 窃 盗 犯 そ の 他 行 方 不 明 広 報 活 動 警 備 等 出 動 件

(10)

イ 高性能鑑定機材の活用 科学捜査研究所では各種高性能鑑定機材の整備に努めており、犯罪に使用された薬物、 毒物等を血液、尿から検出、特定するための高感度分析装置のほか、防犯ビデオに映った 顔画像などの異同識別に使用する3次元顔画像 識別装置、恐喝事件などで音声の異同識別に使用 す る 音 声 自 動 識 別 装 置 も 整 備 さ れ て お り 、 科学捜査力の強化が図られています。 今後も、日々発生する事件、事故を始め、殺人、 強盗、強制性交等、放火等の凶悪事件や毒物、 異物混入事件等のあらゆる鑑定に正確かつ迅速に 対応できる体制の構築に努めていきます。 【3次元顔画像の撮影】

物言わぬバディ(相棒)と共に

警察本部 鑑識課 巡査部長 私は、現在、災害現場や山岳地帯で行方不明者を捜索して 発見する災害救助犬のジニア号とともに警察犬係で勤務して います。ジニアとの訓練を始めたころ、大型犬に慣れていな かった私は、命令をしてもなかなか言うことを聞かせること が出来ませんでした。ジニアとの訓練が嫌になるときもありましたし、時には厳しく 叱責もしました。そんな様子を見ていた上司は「犬も人間と一緒だよ。怒られれば へこむし褒められればやる気が出る。もっとジニアのことを信頼するんだ。」と 言いました。その言葉に私はハッとし、上手くできないことを犬のせいにしていた自分 を恥じました。それからは、しっかりと褒めることを意識して訓練を行い、自然と ジニアも私を信頼して命令を聞くようになってきました。私達は会話することは できなくとも、今では心と心が繋がったバディのような存在です。その成果もあり、 近年、事件や事故の他に高齢者の行方不明事案が非常に増加している中、今年に入って 捜 索 現 場 で 行 方 不 明 者 を 発 見 す る こ と が で き ま し た 。 今 後 も 、 一 人 で も 多 く の 行方不明者を発見できるよう、物言わぬが最高のバディであるジニアとともに日々訓練 に励んでいきたいと思います。

参照

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(2)特定死因を除去した場合の平均余命の延び

○  発生状況及び原因に関する調査、民間の団体等との緊密な連携の確保等、環境教育 の推進、普及啓発、海岸漂着物対策の推進に関する施策を講じるよう努める(同法第 22

張力を適正にする アライメントを再調整する 正規のプーリに取り替える 正規のプーリに取り替える

貸借若しくは贈与に関する取引(第四項に規定するものを除く。)(以下「役務取引等」という。)が何らの

・子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制を整備する

・難病対策地域協議会の設置に ついて、他自治体等の動向を注 視するとともに、検討を行いま す。.. 施策目標 個別目標 事業内容

[r]

さらに, 会計監査人が独立の立場を保持し, かつ, 適正な監査を実施してい るかを監視及び検証するとともに,