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FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 1

8章DS-CDMA

8.1 DS-CDMAの原理

通信工学専攻 安達文幸

「無線伝送工学」

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 2

目次

8.1.1 スペクトル拡散通信

8.1.2 DS-CDMA

8.1.2.1 拡散

8.1.2.2 逆拡散

8.1.3 雑音

8.1.3.1 広帯域雑音

8.1.3.2 狭帯域雑音

8.1.4 拡散符号

8.1.4.1 拡散符号の条件

8.1.4.2 擬似雑音(PN)符号

8.1.4.3 直交符号

8.1.1 スペクトル拡散通信

スペクトル拡散

ス ペ ク ト ル 拡 散 通 信

(spread spectrum

communication:SS通信)とは,情報信号のスペクトル

をより広い帯域幅に広げて伝送する通信方式のことであ

る.

信号の電力スペクトル密度が雑音のそれより低くなる場

合もあり,第

3者が傍受しようとしても難しいことから,軍

事通信に使われてきた.

S W N0 f S W N0 f スペクトル拡散 0

(2)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 6

シャノンの通信容量と通信帯域幅との関係

論は教えていない. までは,シャノンの理 方式を用いれば良いか な変調方式や誤り訂正 信するためにどのよう ●ただし,誤りなく通 である. となり,     より       の限界値は, としたときの ● である. により実現するのが ●帯域幅の拡大を拡散 できる. ことで通信容量を増加 のまま帯域幅を広げる わち,信号電力一定 は単調に増加するすな て行くと,通信路容量 を広げ 帯域幅 を一定)にしたままで を一定(すなわち, ●    とすると ここで   ●通信容量 0 2 0 2 2 1 2 1 0 0 2 0 2 / 443 . 1 443 . 1 log ) / ( 1 , log log ) 1 ( log CDMA / / ) / ( 1 log / ) / ( / ) / 1 ( log N S C e N S C x e e x x x C W W S N S W N S W C W N S N S N S W C W x                    FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 7

8.1.2 DS-CDMA

8.1.2.1 拡散

8.1.2.2 逆拡散

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 8

直接拡散,周波数ホッピングと時間ホッピング

マルチアクセス機能の付加

DS-CDMA:各ユーザに固有の拡散符号を割り当てる

FH-CDMA:各ユーザに固有の周波数ホッピングパター

ンを割り当てる

スペクトル拡散通信 (SS通信) 周波数ホッピング(FH) 時間ホッピング(TH) 直接拡散(DS) マルチアクセス機能 DS-CDMA FH-CDMA FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 9

拡散しないシステム

ス ペ ク ト ル 拡 散 を し な い デ ィ ジ タ ル シ ス テ ム の 例 と し て BPSK (binary phase shift keying)変調を用いるシステムを示す.

T Acos(2fct) 受信 フィルタ 2cos(2fct) チャネル dk=±1 送信データ 0/1 2 2 2 2 ) ( ] ) ( sin[ 4 ) ( ] ) ( sin[ 4 ) (                       T f f T f f T A T f f T f f T A f P c c c c s 電力スペクトル密度 0 fc -fc 電力スペクトル密度Ps(f) A2T/4 送信 フィルタ ) ( ˆ t d BPSK 変調

(3)

拡散

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 10  

 

は を超えない最大の整数である. であり,    ここで,    表わせる. た信号は次式のように とするときの拡散され を 拡散率 で表すと, のインパルス応答を 信チップ整形フィルタ を乗算し拡散する.送 に拡散チップ系列波形 ●データシンボル系列 x x j j d nT t h c d t s N t h n c k d k n c T n N n T n k                

   QPSK , 2 1 1 BPSK , 0 1 ) ( ) ( factor) spreading ( ) ( ,...} 1 , 0 , 1 ..., ; { ,...} 1 , 0 , 1 ..., ; { / } {dk } {cn 送信チップ 整形 フィルタ hT(t) ) (t s FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 11 である. ここで,     ただし,    ように表わせる. は次式の である.このとき, と, とする フィルタを用いるもの を持つ送信チップ整形 ●矩形インパルス応答 1 0 if ) 0 ( 1 ) ( ) / ( ) ( ) / ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) (otherwise 0 if ), 0 ( 1 ) (                   

        x x u n T t u c t c k T t u d t d t c t d t s t s T t t h n c n k k c T d(t) c(t) +1 +1 +1 +1 -1 -1 -1 +1 -1 -1 -1 +1 ) ( ) (t ct d c c c T fT fT T f H    sin( ) ) ( Tc 0 1 t hT(t)

になっている.

帯信号の等価低域表現

つまり,

      

   

る.

は次式のように表わせ

信号に変換された信号

RF

)

(

)]

2

exp(

)

(

Re[

)

2

sin(

)]

(

Im[

)

2

cos(

)]

(

Re[

)

(

~

RF

t

s

t

f

j

t

s

A

t

f

t

s

A

t

f

t

s

A

t

s

c c c

PN 発生器 {dk } {cn} データ 変調器 送信 データ c

T

T

N

/

Re[As(t)]cos(2fct)] -Im[As(t)]sin(2fct)] -Asin(2fct) 搬送波 発生器 Im[s(t)] Acos(2fct) Re[s(t)] /2 s(t) 無線周波数帯の信号 送信 チップ整形 フィルタ

BPSK変調信号スペクトルの拡散

拡散率(SF: spreading factor)が4で,データ変調と

拡散変調ともに2PSKの場合の例を下図に示す.

データ変調

(2PSK)

“1” “0”

搬送波

cos(2f

c

t)

拡散符号

系列

拡散された

信号

“1” “0” “0” “1” +1 -1

チップフィル

タ出力s(t)

+1 +1 -1 -1

(4)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 14

周波数スペクトル

拡散チップ系列に周期

Nチップの疑似雑音(PN)系列を

用いる.

                  T m m m c n c n n dt t T m j t c T t T m j t c NT nT t u c t c N c 0 ()exp( 2 ( / )) ) / 1 ( ) ) / ( 2 exp( ) ( ) ( ) ( } 1 { PN   ただし   る. 級数で表すことができ ーリエ って,次式のようにフ の周期波形になる.従 は,周期   であるので, の周期が 系列 FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 15 みなしてよい. )波の集まりであると 両側波帯変調波( を搬送波とした 信号は,周波数 ●従って,拡散された みなしてよい. り立っていると は多数の搬送波から成 このことは,拡散信号 をもつ. の整数倍の多数の成分 は周波数が ●すなわち,       DSB / / 1 ) ( ) / 2 exp( 1 exp / ) / sin( 2 exp exp / ) / sin( 1 0 1 0 T m T t c N mn j c N N m j N m N m T T mn j c T T m j T mT T mT T T N n n N n c n c c c c m                                         

    電力スペクトル密度はどのようになるだろうか?BPSK変調の場合 について,s(t)の電力スペクトル密度を求める. 電力スペクトル密度P(f)は自己相関関数のフーリエ変換であるから, s(t)の自己相関関数R()はc(t)の自己相関関数とd(t)のそれとの 積である. このことは,P(f)はc(t)の電力スペクトル密度Pc(f)とd(t)の電力ス ペクトル密度Pd(f)との畳み込みになっていることを意味している. FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 16

)

(

)

(

)]

(

)

(

[

)]

(

)

(

[

)]

(

)

(

)

(

)

(

[

)]

(

)

(

[

)

(

     d c

R

R

t

d

t

d

E

t

c

t

c

E

t

d

t

c

t

d

t

c

E

t

s

t

s

E

R

    

 

                         

         d f j R f P d f j R f P t d t c f P f P f P f P d f j R f P c c d d d c d c ) 2 exp( ) ( ) ( ) 2 exp( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 2 exp( ) ( ) (    スペクトル密度であり の電力 および はそれぞれ, および ここで,    FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 17                               elesewhere N T N T N T N R NT NT R t c N elesewere T T R c c c c c c c d                           . 囲で次式のようになる の範 の周期関数になり, は周期 相関関数 の自己 るときの 系列を拡散符号に用い の ●一方,周期        すると のと仮定 が等確率で生起するも と ムで, ●送信データがランダ , / 1 | | 0 , / 1 } / | | 1 ){ / 1 1 ( / | | ) / 1 1 ( 1 ) ( 2 / | | ) ( ) ( PN , 0 | | 0 , / | | 1 ) ( " 0 " " 1 "

(5)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 18   T T -T -T 0 0 Rd() Rc() FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 19 2 ) sin( ) 2 exp( ) ( ) ( / 1 ) ( ) (                

 fT fT T d f j R f P T R f P d d d d   る. の連続スペクトルにな 帯域幅 ,次式のように等価 のフーリエ変換であり は ● 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 -4 -2 0 2 4 fT Pow e r s p e ct rum de ns it y



                                                

     c c c T c c c k k T T c c c c c k c k c c c c d NT k T NT N G N d T NT N N G elesewhere T T N N R NT k j G R NT R f P 0 0 , 2 0 2 cos / 1 / 1 1 2 1 / | | 1 / 1 1 1 , 0 | | 0 , / | | 1 / 1 1 / 1 ) ( 2 exp ) ( ) ( ) (    であるから,                   で のように表せる.ここ   そのフーリエ級数は の周期関数であるので は周期 を求める. ●次に

    











2 2 2 / 2 0 / 2 0 0 ,

)

/

(

)

sin(

/

1

1

)

(

1

)

(

)

(

/

)

/

sin(

/

1

1

)

/

2

cos(

1

2

/

1

1

)

cos

sin

(

2

sin

/

1

1

cos

2

1

/

1

1

/

2

k c c c c N k N k k k c

T

k

f

fT

fT

N

N

f

N

f

P

R

N

k

N

k

N

N

N

k

k

N

k

N

x

x

x

k

N

x

k

N

xdx

x

k

N

k

N

G

NT

k

x

   

得られる.

電力スペクトル密度が

をフーリエ変換すれば

     

     

     

 

とおくと

ここで

(6)

繰返し周期

Nの擬似雑音(PN)系列を用いて生成した,

振幅±1,パルス幅(チップ幅)T

c

=T/NのNRZ波形を拡

散信号とするとき, P

c

(f)は1/T[Hz]間隔の線スペクトル

の集合になる.

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 22

1

,

)

/

(

)

sin(

1

)

(

0 2







 

N

T

k

f

fT

fT

N

f

P

k c c c

  

0 N/T=1/Tc f PN系列の電力 スペクトル密度Pc(f) -N/T=1/Tc FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 23

Nが十分大きければ,P

d

(f)の広がりは拡散信号のそれ

に比べて十分狭い.このようなとき,

P(f)は次式のように

近似できることが導かれる.

すなわち,拡散された信号波形の電力スペクトルの広が

りはもとのディジタル信号波形の

N倍になっていることが

分かる.

2

)

sin(

)

(

)

(

)

2

exp(

)

(

)

(





   c c c d c

fT

fT

T

f

P

f

P

d

f

j

R

f

P

    

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 24

PN信号によるスペクトルの拡散

Nチップ周期のPN, T=NTc (c)拡散された信号 f 1/T 2 ) sin( ) (          fT fT T f Pd              0 2 ) / ( / ) / sin( 1 ) ( k c f k T N k N k N f P N/T f 2 ) sin( ) (        c c c fT fT T f P   N/T f 電力スペクトル密度 図 拡散された信号の電力スペクトル密度 d(t) c(t) d(t)c(t) FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 25

電力スペクトルの簡単なモデル

データ変調波

d(t)の電力スペクトル密度(電力を1に正

規化してあることに注意)

拡散されたデータ変調波

c(t)d(t)の電力スペクトル密度

RF帯送信波の電力スペクトル密度

T 1/T 0 f Tc=T/N 1/Tc fc -fc 1/Tc

(7)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 26

逆拡散

拡散された信号中のPN信号と同じタイミングの同一PN

信号を受信信号に乗ずることを逆拡散という.

こうすると,広い帯域幅(~1/T

c

)に拡散されていたデータ

信号成分はもとの帯域幅(~1/T)のスペクトルに戻され

る.

一方,白色雑音のスペクトルは逆拡散で不変である.

PN 発生器 c*(t) ディジタル 復調器 受信データ

k T kT dt T ) 1 ( 1 積分器 r(t) t=(k+1)T ) ( ˆ t d dˆk 低域フィルタ Im[r(t)] 局部 発振器 2cos(2fct) Re[r(t)] +/2 FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 27

表現である. は受信信号の等価低域    ここで          ことができる. は次のように書き表す 項は雑音である.上式 ここで,第              . は次式のように表せる ●受信信号 ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )] 2 exp( ) ( Re[ ) 2 exp( ) ( ) ( ) ( ) ( Re ) ( ~ 2 )} 2 sin( ) ( ) 2 cos( ) ( { )} 2 sin( )] ( ) ( Im[ ) 2 cos( )] ( ) ( {Re[ ) ( ~ ) ( ~ t jn t n t c t Ad t r t f j t r t f j t jn t n t c t Ad t r t f t n t f t n t f t c t d t f t c t d A t r t r s c c c s c c s c c c c                  は雑音成分である. ここで,    であるから となる.ところで          逆拡散された信号は 逆拡散する. の複素共役を乗積して に拡散信号 ●次に, る. を取り出すことができ つまり,等価低域信号     のベースバンド成分     のベースバンド成分    る. 出すと次式のようにな 成分をフィルタで取り ド を乗積してベースバン および に ●受信信号 ) ( ) ( ) ( ) ( ˆ 1 | ) ( | ) ( ) ( | ) ( | ) ( ) ( )} ( ) ( ) ( { ) ( ) ( ) ( ˆ ) ( ) ( ) ( )] ( Im[ ) ( )] ( ) ( Im[ )] 2 sin( 2 [ ) ( ~ )] ( Re[ ) ( )] ( ) ( Re[ ) 2 cos( 2 ) ( ~ ) 2 sin( 2 ) 2 cos( 2 ) ( ~ 2 t n t n t Ad t d t c t c t n t c t Ad t c t n t c t Ad t c t r t d t c t r t r t r t n t c t d A t f t r t r t n t c t d A t f t r t f t f t r s c c c c c                                   ●積分フィルタを用いてを時間区間[kT,(k+1)T]で積分すると,送信 データシンボルに対応する受信シンボルが次式のように得られる. 第1項は信号成分,第2項は雑音成分である.d^ kを用いて,データ判 定が行われる. ●BPSK変調と2値拡散符号を用いるときの逆拡散・積分の様子を次の 図に示す.このときのデータ判定はRe[d^ k]にもとづいて行われる.

     k T kT k T k kT k nt c t dt T Ad dt t c t r T dˆ 1 ( 1) () () 1 ( 1) () ()

(8)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 30

逆拡散・積分過程

) ( ˆ t d k

t t 受信信号 Ad(t)c(t)+n(t) 拡散波形 c(t) (k-1)T kT (k+1)T (k-1)T kT (k+1)T t 積分器 出力 t 逆拡散された信号 1 ˆ  k d 送信データ信号 d(t) dk=+1 dk+1=-1 FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 31

8.1.3雑音

8.1.3.1 広帯域雑音

8.1.3.2 狭帯域雑音

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 32

広帯域雑音

白色雑音を周波数変換,逆拡散したときの雑音成分電

力スペクトル密度

0 N0 0 N0/2 RF帯域の白色雑音n(t) 周波数変換 w(t)=n(t)×2cos(2fct) fn f 0 fn N0f/(1/Tc) f 1/Tc 0.5/Tc 0.5/T 逆拡散された雑音の電力スペクトル密度 (周波数がfnの成分のみ表示) -0.5/Tc 逆拡散 f-fc 積分器出力帯域 周波数が|fn|>0.5/Tcの拡 散された雑音成分は積 分器出力帯域の外 FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 33

周波数が

|f

n

|<0.5/T

c

の雑音成分が積分器出力に現れ

w(t)=n(t)×2cos(2fct) 逆拡散された雑音の電力スペクトル密度 帯域幅1/Tcには全部で(1/Tc)/f個の微小帯域があるから,積分器出力 帯域で見た雑音電力スペクトル密度は結局, (1/Tc)/f×N0f/(1/Tc)=N0 となる.すなわち,逆拡散しないときと同じである. 0 N0 fn 0.5/Tc -0.5/Tc f 0 0.5/T N0 0 0.5/T N0f/(1/Tc) f f

(9)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 34

狭帯域雑音の抑圧

RF帯域の正弦波g(t)=Bsin(2(fc+fg)t)が妨害信号として受信さ れているとき,積分器出力帯域に落ち込む成分の電力スペクトル密 度を求める 周波数変換 w(t)=g(t)×2cos(2fct)の低域成分 逆拡散された成分の電力密度スペクトル (周波数が+fgの成分のみ表示) 逆拡散 0 fg TcB2/4 1/Tc 0.5/T 積分器出力帯域 0 fc f -fc fc+fg -fc-fg B2/4 B2/4 0 fg 0.5/Tc -0.5/Tc -fg B2/4 B2/4 f f FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 35 積分器出力電力  Tc×B2/4×(1/T)×2= (Tc/T)×(B2/2)=(B2/2)/Nとなるの で,妨害信号電力はN分の1に抑圧される.  すなわち,妨害信号が拡散されたことと等価である.

8.1.4 拡散符号

8.1.4.1 拡散符号の条件

8.1.4.2 擬似雑音(PN)符号

8.1.4.3 直交符号

参考文献 丸林,中川,河野:スペクトル拡散通信とその応用,電子情報通信学会,1998年

複数のユーザに異なる拡散符号を割り当てることにより,

同一の周波数帯域を使用して同時通信できる.これが符

号分割マルチアクセスである.

拡散符号はシステムの性能を左右する重要な役割を果

たす.

PN 発生器 ci(t) ディジタル 復調器 受信 データ d^ i,k 積分器 同期 多数の ユーザ ci(t), i=0,1,2,… ユーザ#iの信号を受信する受信機(等価低域表現) d^ i(t) t=(k+1)T 復調器

(10)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 38

拡散符号の条件

DS-CDMA拡散符号として用いるための条件をまとめる

と以下のようになる.

 自己相関関数R

aa

(l)がl mod N=0(Nは周期)で鋭

いピークを有し,それ以外で十分小さい絶対値をもつ

こと.これは,初期同期捕捉と同期保持が容易である

ことのための条件である.

 符号の集合内で,任意の2つの符号間の相互相関関

数が全ての時間シフト

lで十分小さな絶対値であること.

これは,他ユーザからの干渉をできるだけ低く抑える

ための条件である.

 符号数が多いこと.これは,割当できる拡散符号数が

多いための条件である.しかし,他ユーザからの干渉

により同時通信者数が制限されるので無限大である

必要はない.

ユーザ#iからのCDMA信号を受信することを考える. 干渉ユーザ#jが存在し,その拡散符号が時間同期していて,しかも 搬送波の周波数と位相も同期しているものとする(最悪条件) . 下図は等価低域表現. FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 39 PN 発生器 di(t) ci(t) ディジタル 変調器 送信 データ di,k si(t) PN 発生器 dj(t) cj(t) ディジタル 変調器 送信 データ c T T N / dj,k sj(t) ユーザ#i ユーザ#j PN 発生器 ci(t) ディジタル 復調器 受信 データ 積分器 t=(k+1)T ) ( ˆ t di 基地局 移動局 k i dˆ, FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 40 )は発生しない. ユーザ ユーザ となって,干渉成分(   を満足すれば      つの系列が直交条件 ●もし, ) ユーザ 干渉成分(ユーザ ユーザ 希望ユーザ成分                  の軟判定値 ●ユーザ i j d A d c c N i j i c c N d A d A dt t c t c T d A d A dt t c t c t d A t c t d A T d i k i i k i N n n j n i N n n j n i k j j k i i T k kT j i k j j k i i T k kT i i i j j j i k i # # ˆ 0 1 2 # # ) # ( 1 ) ( ) ( 1 ) ( )} ( ) ( ) ( ) ( { 1 ˆ # , , 1 0 , , 1 0 , , , , ) 1 ( , , ) 1 ( ,                    

       FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 41 もし,拡散符号が完全直交でなければ,ユーザ#jはユーザ゙#iに干 渉を与えることになる.つまり,相互相関の小さい拡散符号の設計が 重要になる. 基地局からの距離が異なるとき,受信信号振幅に大きな差が発生す る.相互相関を完全にはゼロにできないので大きな干渉が発生する ことになる.これは遠近問題として知られている. 遠近問題を解決するのが送信電力制御である. i j T k kT j i k j j T k kT j i k j j k i i k i A A dt t c t c T d A dt t c t c T d A d A d    

if ) ( ) ( 1 ) ( ) ( 1 ˆ ) 1 ( , ) 1 ( , , ,    ユーザ #j ユーザ #i 基地局

(11)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 42

擬似雑音(PN)符号

熱雑音などの白色雑音は自己相関関数が時間シフトゼ

ロで鋭いピークをもち,それ以外ではゼロとなる不規則波

形である.

PN系列は熱雑音のような不規則性を有しているが,周

期性を持った決定論的な系列である.

系列の周期性,相似性は,自己相関関数,相互相関関

数で測ることができる.周期

Tを有する時間関数a(t),

b(t)の自己相関関数と相互相関関数は次式で定義され

る.



  T ab T aa

dt

t

b

t

a

T

R

dt

t

a

t

a

T

R

0 0

)

(

)

(

1

)

(

)

(

)

(

1

)

(

相互相関関数

自己相関関数

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 43

自己相関関数は,ある時間関数(または系列)とそれを

時間的にシフトしたものとの類似性(周期性)を表し,周

期関数の自己相関関数は周期関数になる.

相互相関関数は,2つの時間関数の間の類似性を表し,

相互相関関数が零に近いほどお互いに似ていない関数

であることを意味する.

時 間 関 数

a(t), b(t) が 周 期 N チ ッ プ の 周 期 系 列

{a

n

=±1;n=0~N-1},{b

n

=±1;n=0~N-1} か ら 構

成されるとき,

a(t), b(t)の自己相関関数や相互相関関

数は{a

n

},{b

n

}の自己相関関数R

aa

(l)と相互相関関数

R

ab

(l)を用いて表すことができる.

       

        1 0 mod ) ( 1 0 mod ) ( ) ( ) ( N n N l n n ab N n N l n n aa b a l R a a l R である.    ここで,    の領域で とすると,                                                                                   

        c c ab c ab ab c aa c aa aa c N n N l n n ab N n N l n n aa T l l T l R l T l R R l T l R l T l R R NT b a l R a a l R ) 1 ( 1 ) ( ) ( ) 1 ( 1 ) ( ) ( 0 ) ( ) ( 1 0 mod ) ( 1 0 mod ) (

狭義のPN系列は「自己相関関数が2値だけをとり,かつ

1周期中の0 (または-1)の個数と1(または+1)の個数

の差がたかだか1である2元または2値の周期系列」.



           

otherwise

,

1

0

mod

,

)

(

PN

2

1

)

(

2

}

1

,

0

{

)

(

}

1

{

)

(

)

(

2

)

(

)

(

)

(

2

)

(

1 0 1 0 mod ) ( 1 0 1 0 mod ) (

N

l

N

l

R

n

a

a

n

a

a

l

n

b

n

a

N

b

a

l

R

l

n

a

n

a

N

a

a

l

R

aa n n N n N n N l n n ab N n N n N l n n aa

 

系列と呼ぶ.

を狭義の

が次のようになるもの

値系列の自己相関関数

従って,

である.

とすると

であり,

ここで,

相互相関関数

自己相関関数

 

(12)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 46

熱雑音などの白色雑音は自己相関関数が時間シフト0で

鋭いピークをもち,それ以外ではゼロとなる不規則波形

である.

狭義のPN系列は時間シフトがNチップ(l mod N=0)以

外で自己相関関数値がゼロに近い小さな値をもつ2元

(または2値)周期系列である.また,1周期中に現れる0

(または-1)の個数と1(または+1)の個数がほとんどバ

ランスしている.このように雑音と似た性質をもっている.

排他的論理和による帰還タップをもつ線形帰還シフトレジ

スタ(LFSR:linear feedback shift register)に全ゼロ

以外の初期値を与えることにより2元(0, 1)の周期系列

を生成できる.

代 表 的 な

PN 系 列 の 一 つ が 最 大 周 期 シ フ ト レ ジ ス タ

(Maximum length shift register)系列であり,M系

列と呼ばれる.

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 47

m段LSFRで生成されるM系列の周期はN=2

m

-1になる.

m=4のときの周期はN=2

4

-1=15となる.

帰還結線は11001で多項式表現はx4+ x3+1 FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 48 4段LSFRで生成されるM系列{a(n)=0,1;n=0~14}をパルス幅Tcで±1 の値をもつNRZ信号a(t)に変換した2値系列{an=±1;n=0~14}を考え る. その自己相関関数は,鋭いピークを15チップの整数倍の時間シフト で有する周期N=15の周期関数である.また,そのスペクトルは1/T (=1/(15Tc))毎の線スペクトルの集合であり,その電力スペクトル密度 は次式のようになる.

 





0 2

)

/

(

)

sin(

1

)

(

m c c c

f

m

T

fT

fT

N

f

P

) / ( ) ( 1 0 ) ( 1 1 ) ( n T t u a t a a n a a n a c n n n               であり, (n+1)Tc +1 t nTc (n+1)Tc -1 t nTc FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 49 周期15のM系列の自己相関関数と電力ス ペクトル密度 Raa(l)

(13)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 50

M系列の特徴

狭義のPN系列の定義を満たしている.

1周期中の1(または+1)の連なりの確率分布と0(また

は-1)の連なりの確率分布がほとんど等しい,かつ連

なりが1つ増える毎に確率が半減する.

LFSRから一意に決定される周期系列で,再現できる.

しかし

相互相関は必ずしも良くない.

周期が与えられたときの系列数が限られている.周期

1023のとき60個しかない.

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 52

周期31のM系列生成用LFSR

x5 x4 x3 x2 x1 x0

周期31のM系列生成用LFSR

帰還結線は101001で多項式表現はx

5

+ x

3

+1

出典:丸林,中川,河野:スペクトル拡散通信とその応用,電子情報通信学会,1998年 31 周期31のM系列の自己相関と相互相関の例

(14)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 55

Gold系列

周期Nの2つのM系列の一方をシフトさせたものとの排

他論理和で合成して得られる周期NのLFSR系列を

Gold系列と呼ぶ.

M系列 発生器 M系列 発生器 Gold系列 FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 56

Preferred pairなGold系列

M系列の中で相互相関の値が,小さな3値しか取らないも

の を

Preferred pair な M 系 列 と 呼 ぶ . こ の よ う な

Preferred pairなM系列から生成されるGold 系列を

Preferred pairなGold系列と呼ぶ.

LSFR 段数 周期 M 系列数 Preferred M系列数 Preferred Gold系列数 10 1023 60 3 1025

拡散符号設計

上りリンクでは,ユーザチャネルは非同期であるから疑似雑音チップ 系列を拡散符号として用いることができる. しかし,拡散符号間の直交性が保てないから非零の相互相関により マルチアクセス干渉(MAI)が発生し,これが上りリンク容量を制限す る. 従って,小さい相互相関を有する拡散符号を設計することが重要で ある. 一方,下りリンクでは,すべてのユーザのチャネルは同期している. 従って,直交符号を用いることができる. 良 く 知 ら れ た 直 交 符 号 は 直 交 可 変 拡 散 率 符 号 (OVSF 符 号 ) [Adachi, 1997]である. FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 57 F. Adachi, M. Sawahashi, and K. Okawa, “Tree-structured generation of orthogonal spreading codes with different lengths for forward link of DS-CDMA mobile radio,” IEE Electron. Lett., vol. 33, pp. 27-28, Jan. 1997.

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 58

直交符号

各ユーザの時間が完全同期している場合に用いられる.

このような条件が成立するのは,セルラ通信システムに

おける基地局からの送信である.

直交条件

2値直交関数として実数関数であるHadamard-Walsh

関数が知られている.周期

NのHadamard-Walsh関数

は全部で

N個存在する.

j

i

dt

t

a

t

a

T j i

,

0

)

(

)

(

0 +1 -1 +1 -1 +1 -1 +1 -1 +1 +1 -1 -1 +1 +1 -1 -1 +1 -1 -1 +1 +1 -1 +1 +1 0 T a0(t) a1(t) a2(t) t

(15)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 59

Hadamard-Walsh関数の生成法

号になる. であり,各行が拡散符       ただし   の行列であり, は                                                                                           1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 , 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 , 1 8 4 2 1 2 / 2 / 2 / 2 / H H H H H H H H H H N N N N N N N N

直交可変拡散率

(OVSF)符号

最近の移動通信では多様な伝送レートの通信(マルチレート通信) が要求されている. チップレート一定(すなわち拡散帯域幅一定)のもとで干渉を発生せ ずにマルチレート伝送を行うユーザを多重するためには,異なる拡 散率の拡散符号間の直交性を保証しなければならない.このような 性質を持つ拡散符号が,次式のように再帰的に生成される直交可 変拡散率(OVSF: orthogonal variable spreading factor)符 号であり,次のように再帰的に生成できる[Adachi]. CN(2n)およびCN(2n+1),n=0~N/2-1,は±1を要素に持つN次 元の行ベクトルであり,C1=C1(0)=1である. 下りリンクでは全てのユーザの信号が時間同期しているので,に OVSF符号を用いることができる. FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 60 CN/2(n) CN(2n)=[CN/2(n), CN/2(n)] CN(2n+1)=[CN/2(n), -CN/2(n)] 直交可変拡散率(OVSF)符号はWalsh-Hadamard系列からなる 符号である.. OVSF符号は木構造を持っている. c1(SF=1)=1 c0(SF=2)= (1,1) c0(SF=4)=(1,1,1,1) c1(SF=4)= (1,1,-1,-1) c2(SF=4)= (1,-1,1,-1) c2(SF=4)= (1,-1,-1,1) c1(SF=2)= (1,-1) SF= 1 (OFDM) SF = 2 SF = 4 SF = 8 c0(SF=8)= (1,1,1,1,1,1,1,1) c1(SF=8)= (1,1,1,1,-1,-1,-1,-1) c2(SF=8)= (1,1,-1,-1,1,1,-1,-1) c3(SF=8)= (1,1,-1,-1,-1,-1,1,1) c4(SF=8)= (1,-1,1,-1,1,-1,1,-1) c5(SF=8)= (1,-1,1,-1,-1,1,-1,1) c6(SF=8)= (1,-1,-1,1,1,-1,-1,1) c7(SF=8)= (1,-1,-1,1,-1,1,1,-1)

F. Adachi, M. Sawahashi, and K. Okawa, “Tree-structured generation of orthogonal spreading codes with different lengths for forward link of DS-CDMA mobile radio,” IEE Electron. Lett., vol. 33, pp. 27-28, Jan.

拡散率Nが同じN個の符号は互いに直交している.これらの符号は 拡散率がそれより小さい符号(それより左側の符号)と,また直交し ている. しかし,ある符号とそれに到達する枝を左に遡った親符号とは直交 関係にない.例えば,N=8の8個の符号は互いに直交しているが, C8(2)符号はその親であるC4(1)符号,C2(0)符号,C1(0)符号とは 直交関係にない. OVSF符号木を用いれば,異なる伝送レートのユーザを直交させる ための拡散符号を簡単に見つけ出すことができる. 例えば,シンボルレートがチップレートの1/8(つまりN=8)のユーザ #0とシンボルレートがチップレートの1/4(つまりN=4)のユーザ#1 を直交多重する.このとき,もしユーザ#0にはC8(2)符号を割り当て たなら,ユーザ#1にはC4(1)以外の符号を割り当てればよい.

(16)

スクランブル

直交拡散符号と共通の疑似雑音系列との積は疑似直交

符号を形成する.

疑似直交符号の自己相関関数

R

CC

(m)はデルタ関数に

近い.

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 63 Scramble seq. cpn(n) cOVSF(n) c(n) c*(n-m) c(n) RCC(m)

SF 1 自己相関関数 1 m 0 1 -1 RCC(m) -2 2 IPI IPI FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 64

直交下りリンク

Hadamard-Walsh符号やOVSF符号は規則性の高い

系列である(自己相関関数を調べると理解できる)ので,

拡散符号として適していない.

直交性を保ちつつランダム性を持たせるには,全ての直

交関数に同一のPN系列を乗算すればよい.

なお,このPN系列の周期は,直交系列のそれの数倍以

上であっても良い.このようなPN系列は長周期PN系列と

呼ばれる.

データ 変調 ユーザ#i のデータ ci(n) データ 変調 ユーザ#j のデータ cj(n) cpn(n)

)

(

)

(

)

(

n

c

,

n

c

n

c

u

OVSFu pn

疑似直交符号

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 65 ディジタル 変調 ユーザ#iの 送信データ di,k ai(t) ディジタル 変調 ユーザ#jの 送信データ dj,k aj(t) pn(t) ディジタル 復調器 受信 データ ai(t)pn(t) 積分器 ユーザ#i 基地局 t=(k+1)T 移動局 k i

d

ˆ

, FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 66

ユーザ#iの受信機を考える.

しない.

となって,干渉は発生

  

符号であるから

は直交条件を満足する

ここで,

    

 

であるので

常に

系列であるから

逆拡散・積分出力は,

)

(

ˆ

Walsh

Hadamard

)

(

),

(

)

(

)

(

1

)

(

)

(

)

(

)

(

|

)

(

|

1

ˆ

1

|

)

(

|

PN

1

)

(

, ) 1 ( ) 1 ( 2 , , ,

m

Ad

d

t

a

t

a

dt

t

a

t

a

T

m

Ad

m

Ad

dt

t

a

t

a

t

pn

T

d

A

d

A

d

t

pn

t

pn

i k i j i T m mT j i j i T k kT j i k j j k i i k i

(17)

FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 67

参考文献

[1] 丸林,中川,河野:スペクトル拡散通信とその応用,電子情報

通信学会,1998年

[2] F. Adachi and D. K. Kim, “Interference suppression factor in DS-CDMA systems,” IEE Electronics Letters, vol. 35, pp.2176-2177, Dec. 1999. FA/Tohoku_U「無線伝送工学」 68

問題8.1.1

周期31のM系列生成用LFSRの自己相関関数と相互相

関関数を求めよ.

帰還結線が101001(多項式表現x

5

+ x

3

+1)のM

系列

帰 還 結 線 が

101111 ( 多 項 式 表 現 x

5

+

x

3

+x

2

+x

1

+1)のM系列

問題

8.1.2

問1:次のように再帰的に生成されるHadamard-Walsh系列の自己 相関関数と相互相関関数を求めよ.ただし,周期N=32の系列とす る. 問2:自己相関関数および相互相関関数を考察することにより,なぜ Hadamard-Walsh系列とスクランブル符号との積を拡散系列とし て用いるのか,その理由を述べよ. 問3:生成多項式x5+x3+1の周期31のM系列(1,0)を(+1, -1)の系 列に変換し,それに-1の値を持つ1チップを追加して周期32の系列 を生成する.それとHadamard-Walsh系列との積の系列の自己相 関関数と相互相関関数を求め,Hadamard-Walsh系列のそれらと 比較せよ.

1

1 2 / 2 / 2 / 2 /





H

H

H

H

H

H

N N N N N

参照

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