平成２９年度改定
米沢市立学校適正規模・適正配置等基本計画（案）
～生きる力を育む学校づくりを目指して～
（パブリック・コメント用）
平成３０年 月
米沢市教育委員会
目 次 は じめ に ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ １ Ⅰ 計画 策 定 に あ たっ て １ 計画 策 定 の 目 的 ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ２ ２ 計画 の 位 置 付 け ３ 計画 の 期 間 ４ 計画 見 直 し の 検討 Ⅱ 本市 に お け る 小中 一 貫 教 育 ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ３ １ 小 中 一 貫 教 育の 推 進 Ⅲ 本市 小 ・ 中 学 校の 状 況 と 課 題 ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ４ １ 児 童 生 徒 数 の推 移 ２ 小 ・ 中 学 校 の規 模 ３ 学 校 施 設 の 老朽 化 の 現 状 Ⅳ 学校 の 適 正 規 模 ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ８ １ 適正 規 模 に つ いて ２ 学校 規 模 の 適 正化 に つ い て Ⅴ 学校 の 適 正 配 置 ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ １ １ １ 適 正 配 置 に つい て の 基 本 的 な 考 え ２ 適 正 配 置 の 実施 方 法 Ⅵ 教育 環 境 に 関 する 整 備 ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ １ ５ １ 統合 に 伴 う 子 ども た ち へ の 配 慮 ２ 学校 間 連 携 に よる 教 育 活 動 の 推 進 ３ 小 中 一 貫教 育 の 推 進 ４ 通 学 環 境に 関 す る 整 備 Ⅶ 学校 規 模 の 適 正化 を 円 滑 に 進 め る た め の 取り 組 み ・ ・ １ ５ １ 地域 説 明 会 の 開催 ２ 地元 代 表 者 協 議会 の 設 置 ３ 統合 準 備 委 員 会の 設 置 Ⅷ 統 合 後 の 学校 施 設 に つ い て ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ １ ６ １ 廃 止 し た学 校 施 設 等 に つ い て ２ 廃止 し た 学 校 の分 校 に つ い て
は じ め に
平 成 ２ ９ 年 度 の 市 内 小 中 学 校 に 在 籍 す る 児 童 生 徒 数 は ６ ， ４ ７ ４ 人 で す が 、 最 新 の 推 計 で は 平 成 ３ ５ 年 度 に は ５ ， ５ ７ １ 人 ま で 減 少 す る と 見 込 ま れ ま す 。 こ れ は 約 ４ ０ 年 前 の 昭 和 ５ ７ 年 度 の 児 童 生 徒 数 １ ２ ， ３ １ １ 人 の 約 ４ ７ ％ で あ り 、 ４ ０ 年 間 で 半 分 以 上 の６ ， ７ ４ ０ 人が 減 少 す る こ と に な り ま す。 図 表 １ 本 市 小 中 学 校 児 童 生 徒 数 の 推 移 （ 単 位 ： 人 ） 平 成 29 年 5 月 1 日 現 在 H35・ H41 の 人 数 は 推 計 本 市 教 育 委 員 会 は 、平 成 ２ １ 年 ４ 月 か ら 米 沢 市 立 学 校 適 正 規 模・適 正 配 置 等 検 討 委 員 会 を 立 ち 上 げ 、平 成 ２ ３ 年 ２ 月 に は「 基 本 方 針 」を 策 定 し ま し た 。さ ら に 、こ の 方 針 に 基 づ き 、 平 成 ２ ５ 年 ２ 月 に は 「 基 本 計 画 」 を 策 定 し た と こ ろ で す 。 そ の 後 、具 体 的 な 統 合 の 準 備 を 進 め て き ま し た が 、国 の 小 中 一 貫 教 育 に 関 す る 学 校 教 育 法 の 改 正 と い う 大 き な 動 き を 受 け 、 平 成 ２ ６ 年 １ １ 月 に 一 旦 休 止 し ま し た 。 少 子 化 に 伴 う 学 校・学 級 の 小 規 模 化 と 同 時 に 、学 校 施 設 の 老 朽 化 も 進 み 、今 後 厳 し さ を 増 す 市 の 財 政 状 況 の 中 で 、将 来 の 学 校 像 を 早 急 に 示 す こ と が 今 求 め ら れ て い ま す 。 こ の こ と か ら 、本 市 教 育 委 員 会 で は 子 ど も た ち の 生 き る 力 を 確 実 に 育 む べ く 、小 中 一 貫 教 育 の 導 入 に 向 け た 検 討 を 進 め る と と も に 、小・中 学 校 の 適 正 規 模・適 正 配 置 を 実 施 す る た め に 、新 た な「 米 沢 市 立 学 校 適 正 規 模 ・適 正 配 置 等 基 本 計 画 」を 策 年度 Ｓ52 Ｓ57 Ｓ62 Ｈ4 Ｈ9 Ｈ14 Ｈ19 Ｈ24 Ｈ29 Ｈ35 Ｈ41 児童数 8,121 8,134 7,434 6,725 6,124 5,526 5,108 4,889 4,180 3,507 ー 生徒数 4,178 4,177 4,171 3,729 3,358 2,991 2,666 2,514 2,294 2,064 1,592 合計 12,299 12,311 11,605 10,454 9,482 8,517 7,774 7,403 6,474 5,571 ー 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 Ｓ52 Ｓ57 Ｓ62 Ｈ4 Ｈ9 Ｈ14 Ｈ19 Ｈ24 Ｈ29 Ｈ35 Ｈ41 児童数 生徒数Ⅰ 計 画 策 定 に あ た っ て
１ 計画 策 定 の 目 的 近年 の 少 子 化 に伴 い 本 市 小 中 学 校 の 小 規 模化 が 進 行 す る 中 、将 来 に わ た っ て 義 務 教 育 の 水準 の 維 持 ・ 向 上 を 図 り 、「 子 ど も た ち 一 人 一 人 が 社 会 の 変 化 に 対 応 し 、 こ れ か ら の 時 代 を 担 う 『 生 き る 力 』 を 育 み 、 望 ま し い 人 間 形 成 を 図 る ｣こ と が で き る よ り 良い 教 育 環 境 の創 出 と 教 育 の 質 の 充 実 を 目的 と し ま す 。 ２ 計画 の 位 置 付 け 図 表 ２ 計 画 の 位 置 付 け の イ メ ー ジ ※ 本計 画 は 、 よ り良 い 教 育 環 境 の 創 出 と 教 育の 質 の 充 実 を 目 的 と す る もの で あ り ます が 、 本 市 の公 共 施 設 と い う 観 点 か ら 、米 沢 市 公 共 施 設 等 総 合 管 理計 画 の 個別 施 設 計 画 とい う 位 置 付 け も な さ れ て いま す 。 ３ 計画 の 期 間地 域 と の 協 議 が 必 要 で あ り 、 計 画 の 完 了 ま で に は あ る 程 度 の 時 間 が 必 要 で あ る た め 、計 画 期 間 は 平成 ３ ０ 年 度 （2018 年 度 ） か ら平 成 ４ ９ 年 度（ 2037 年 度 ） ま で の ２０ 年 間 と し ます 。 ４ 計画 見 直 し の 検討 ５ 年 毎 に 最 新 の 人 口 デ ー タ 等 を も と に 計 画 見 直 し の 検 討 を 行 い ま す が 、 国 の 教 育 制 度 改 革 や 宅 地 造 成 な ど に よ る 児 童 生 徒 数 の 大 幅 な 増 加 な ど 、 特 段 の 事 情 が あ る 場 合に は 、 必 要 な時 期 に 見 直 し を 行 い ま す 。 ※ 米沢市立学校適正規模・適正配置等基本計画 米沢市公共施設等 総合管理計画
米沢市まちづくり総合計画 （平成28年度～37年度）
米沢市教育等に関する施策の大綱 （平成29年度～31年度） 第３期 米沢市教育・文化計画 （平成23年度～32年度）Ⅱ 本 市 に お け る 小 中 一 貫 教 育 ― 適 正 規 模 ・ 適 正 配 置 の 前 提 と し て ー
１ 小 中 一 貫 教 育の 推 進 (1) 小 中 一 貫 教育 に つ い て① 「小 中 連 携 教 育」 と 「 小 中 一 貫 教 育 」 ・ 小 中連 携 教 育 → 小・ 中 学 校 の 教員 が 情 報 交 換 や 交 流 を 行 うこ と を 通 じ て 、 小 学 校 教 育か ら 中 学 校教 育 へ の 円 滑な 接 続 を 目 指 す 様 々 な 教 育 ・ 小 中 一 貫 教育 → 小中 連 携 教 育 のう ち 、 小 ・ 中 学 校 段 階 の 教員 が 目 指 す 子 ど も 像 を 共 有し ９ 年 間 を通 じ た 教 育 課程 を 編 成 し 、 系 統 的 な 教 育を 目 指 す 教 育 ② 小中 一 貫 教 育 の類 型 ・ 義 務 教 育 学校 → 小中 一 貫 教 育 の基 本 形 と し て 、 一 人 の 校 長の 下 で 一 つ の 教 職 員 集 団 が一 貫 し た 教育 課 程 を 編 成・ 実 施 す る ９ 年 制 の 学 校 で教 育 を 行 う 形 態 ・ 小 中一 貫 型 小 ・ 中学 校 → 組織 上 独 立 し た小 学 校 及 び 中 学 校 が 、 義 務教 育 学 校 に 準 じ る 形 で 一 貫し た 教 育 を施 す 形 態 ※ 施設 形 態 で は 、義 務 教 育 学 校 、小 中 一 貫 型小・中学 校 の い ずれ に お い て も 施設 一 体 型に 限 ら ず 、 施設 隣 接 型 、 施 設 分 離 型 と いっ た 施 設 形 態 も 可 能 図 表 ３ 「 小 中 一 貫 し た 教 育 課 程 の 編 成 ・ 実 施 に 関 す る 手 引 き 」 文 部 科 学 省 よ り
(2) 本 市 の 小 中連 携 教 育 の 取 り 組 み 状 況 本 市 に お い て も 、 以 前 よ り 、 中 学 校 教 員 が 小 学 校 で 授 業 を 行 う と い っ た 、 小 学 校 と 中 学 校 が 連 携 し た さ ま ざ ま な 取 り 組 み を 行 っ て き ま し た 。 ま た 、 生 徒 指 導 上 の 情 報 を 共 有 し た り 、 合 同 の 研 修 会 で 共 に 学 ん だ り し な が ら 、 小 中 連 携 教 育 の 実践 を 重 ね て きま し た 。 教 育 委 員 会 と し ても 、「 米 沢 っ 子 学 び の 手 引 き 」を 作 成 ・配 付 し 小 学 校・ 中 学 校 ・ 家 庭 が 連 携 す る取 り 組 み を 進 め て き ま し た。 し か し 、 １ つ の 中 学 校 に 最 大 で ４ つ の 小 学 校 か ら 進 学 す る と い う 、 本 市 の 学 校 配 置 の 状 況 も あ り 、 こ う し た 小 中 連 携 教 育 は 十 分 進 ん で い る と は 言 え な い 現 状 で した 。 (3) 本 市 に お ける 小 中 一 貫 教 育 に つ い て 平 成 ２ ６ 年 度 以 降 、 教 育 委 員 会 で は 、 小 中 一 貫 教 育 を 実 施 し て い る 地 域 や 学 校 を 視 察 し 内 部 検 討 を 進 め て き ま し た 。 ま た 、 平 成 ２ ９ 年 度 は 米 沢 市 立 学 校 適 正 規 模 ・ 適 正 配 置 等 検 討 委 員 会 で の 意 見 交 換 を 経 て 、 本 市 に お い て も 、 小 中 一 貫 教 育の 導 入 に 向 けた 具 体 的 な 取 り 組 み を 始 める こ と と し ま し た 。 現 段 階 で は 、 市 内 の 全 中 学 校 で 取 り 組 め る 施 設 分 離 型 の 小 中 一 貫 教 育 の 導 入 を 目 指 し ま す 。 実 践 を 重 ね な が ら 、 児 童 生 徒 に と っ て も 教 職 員 に と っ て も メ リ ッ ト が大 き い 、 本 市な ら で は の 小 中 一 貫 教 育 をつ く っ て い き ま す 。 具 体 的 に は 、 教 員 か ら な る 研 究 員 会 を 立 ち 上 げ 、 本 市 に お け る 小 中 一 貫 教 育 の 推 進 に 向 け て の 調 査 ・ 研 究 を 進 め 、 教 育 委 員 会 で 推 進 計 画 を 策 定 し て い き ま す 。 ま た 、 一 つ の 小 学 校 か ら 一 つ の 中 学 校 に 進 学 す る た め の 中 学 校 区 の 改 編 な ど 、 小中 一 貫 教 育 を推 進 す る た め の 環 境 面 で の整 備 も 進 め て い き ま す 。 今 後 は 、小 中 一 貫 教 育 の推 進 を 視 野に 入 れ 、小・中 学 校 の 適 正 規 模・適正 配 置 に 取 り組 ん で い く こと と し ま す 。
Ⅲ 本 市 小 ・ 中 学 校 の 状 況 と 課 題
１ 児童 生 徒 数 の 推移 本 市 に お け る 児 童 生 徒 数 は 昭 和 ５ ２ 年 度 に は １ ２ ， ２ ９ ９ 人 で し た が 、 昭 和 ５ ７ 年 度 以 降 減 少 を 続 け て お り 、 平 成 ２ ９ 年 度 で は ６ ， ４ ７ ４ 人 と な っ て い ま す 。 さ ら に 、 住 民 基 本 台 帳 を 基 に 将 来 の 児 童 生 徒 数 を 推 計 す る と 、 平 成 ３ ５ 年 度 に は 児 童 生徒 数 が ５ ， ５７ １ 人 と な り 、 ４ ０ 年 前 の半 分 以 下 と な り ま す 。 こ れ は 少 子 化 な ど が 一 気 に 進 ん だ こ と が 要 因 で す 。 平 成 ３ 年 度 の 出 生 数 は ９ ７ ７ 人 で あ る の に 対 し て 平 成 ２ ８ 年 度 は ５ ０ ４ 人 と 、 ま さ に 激 減 と 言 え ま す 。 人 口 減 少 と少 子 化 の 流 れは 、 今 後 も さ ら に 進 行 す る可 能 性 が あ り ま す 。２ 小・ 中 学 校 の 規模 学 校 教 育 法 施 行 規 則 に よ れ ば 、 学 校 規 模 の 標 準 は 小 ・ 中 学 校 と も に 「 １ ２ 学 級 以 上 １ ８ 学 級 以 下 」 と さ れ て い ま す 。 た だ し 、 こ の 標 準 は 「 特 別 の 事 情 が あ る と き は この 限 り で は ない 。」と い う 弾 力 的 な も の と な っ て い ま す 。こ こで は 、各 学 校 の 規 模を 明 ら か に する た め 、 特 別 支 援 学 級 を 除い た 学 級 数 を 表 記 し て い ます 。 図 表 ４ 小 学 校 の 規模 （ ■ の 部 分 は 複 式 学 級 のあ る 場 合 ） 平 成 ２９ 年 度 平成 ３ ５ 年 度推 計 児 童 数 （ 人 ） 学 級 数 児 童 数 （ 人 ） 学 級 数 興 譲 小 214 ７ 164 ６ 東 部 小 536 １ ８ 477 １ ８ 西 部 小 559 ２ ０ 488 １ ８ 南 部 小 532 １ ８ 390 １ ４ 北 部 小 442 １ ８ 412 １ ５ 愛 宕 小 266 １ １ 207 ８ 万 世 小 252 １ ０ 183 ７ 関 根 小 40 ■ ５ 36 ■ ３ 南 原 小 158 ６ 110 ６ 関 小 17 ■ ３ 12 ■ ３ 三 東 小 41 ■ ４ 35 ■ ４ 三 西 小 24 ■ ３ 17 ■ ３ 広 幡 小 60 ６ 48 ■ ５ 六 郷 小 40 ■ ４ 28 ■ ３ 塩 井 小 137 ６ 140 ６ 窪 田 小 333 １ ２ 356 １ ３ 上 郷 小 228 ８ 174 ６ 松 川 小 301 １ ２ 230 ９
合 計
4,180
１ ７ １
3,507
１ ４ ７
学 級 数 平 成 ２ ９ 年 度 平 成 ３ ５ 年 度 推 計 ３ 学 級 関 ・ 三 沢 西 部 関 ・ 三 沢 西 部 ・ 関 根 ・ 六 郷 ４ 学 級 三 沢 東 部 ・ 六 郷 三 沢 東 部 ５ 学 級 関 根 広 幡 ６ 学 級 南 原 ・ 広 幡 ・ 塩 井 南 原 ・ 興 譲 ・ 塩 井 ・ 上 郷 ７ ～ １ １ 学 級 興 譲 ・ 愛 宕 ・ 万 世 ・ 上 郷 愛 宕 ・ 万 世 ・ 松 川 １ ２ ～ １ ８ 学 級 東 部 ・ 南 部 ・ 北 部 ・ 窪 田 ・ 松 川 東 部 ・ 南 部 ・ 北 部 ・ 窪 田 ・ 西 部 １ ９ 学 級 以 上 西 部図 表 ５ 中 学 校 の 規模 平 成 29 年 度 平 成 35 年 度 推 計 平 成 41 年 度 推 計 生 徒 数 学 級 数 生 徒 数 学 級 数 生 徒 数 学 級 数 第 一 中 328 １ １ 299 １ １ 249 ９ 第 二 中 403 １ ３ 485 １ ７ 340 １ ２ 第 三 中 340 １ ２ 280 １ ０ 248 ９ 第 四 中 472 １ ５ 408 １ ４ 348 １ ２ 第 五 中 246 ９ 212 ９ 146 ６ 第 六 中 146 ５ 151 ６ 111 ３ 第 七 中 260 ９ 229 ９ 150 ６ 南 原 中 99 ３
合 計
2,294
７ ７
2,064
７ ６
1,592
５ ７
学 級 数 平 成 ２ ９ 年 度 平 成 ３ ５ 年 度 推 計 平 成 ４ １ 年 度 推 計 ３ ～ ６ 学 級 南 原 中 ・ 第 六 中 第 六 中 第 六 中 ・ 第 五 中 第 七 中 ７ ～ １ １ 学 級 第 一 中 ・ 第 五 中 第 七 中 第 一 中 ・ 第 三 中 第 五 中 ・ 第 七 中 第 一 中 ・ 第 三 中 １ ２ ～ １ ８ 学 級 第 二 中 ・ 第 三 中 第 四 中 第 二 中 ・ 第 四 中 第 二 中 ・ 第 四 中 （ 参考 ） ※ 学 級 編制 に つ い て 学 級 編 制 は 、 国 の 定 め た 基 準 と し て 、 小 学 校 １ 年 生 は ３ ５ 人 、 小 学 校 ２ 年 生 以 上 は ４ ０ 人 を １ 学 級 と し て い ま す 。 た だ し 、 小 学 校 ２ 年 生 に つ い て は 、 国 の 加 配 に よ り ３ ５ 人 学 級 を 実 施 し て い ま す 。 ま た 、 本 県 は 、 さ ん さ ん プ ラ ン に よ り 少 人 数 学 級 編 制 を 行 っ て い る た め 、 以 下 の よ う な 編 制 に な っ て い ま す 。 ① 小 学 校 １ ・ ２ 年 生 ３ ５ 人 ま で １ 学 級 、３ ６ 人 か ら ６ ６ 人 ま で が ２ 学 級 、６ ７ 人 か ら ９ ９ 人 ま で が ３ 学 級 、 １ ０ ０ 人 か ら １ ３ ２ 人 ま で が ４ 学 級 ② 小 学 校 ３ 年 生 か ら 中 学 校 ３ 年 生 ま で ４ ０ 人 ま で １ 学 級 、４ １ 人 か ら ６ ６ 人 ま で が ２ 学 級 、６ ７ 人 か ら ９ ９ 人 ま で が ３ 学 級 、１ ０ ０ 人 か ら １ ３ ２ 人 ま で が ４ 学 級 、１ ３ ３ 人 か ら １ ６ ５ 人 ま で が ５ 学 級 、 １ ６ ６ 人 か ら １ ９ ８ 人 ま で が ６ 学 級 。 ③ 小 学 校 の 複 式 学 級 は 、２ つ の 学 年 の 児 童 数 が １ ６ 人 ま で 、小 学 校 １ 年 生 が 含 ま れ る 場 合 は ８ 人 ま で と な り ま す 。中 学 校 の 複 式 学 級 は 、２ つ の 学 年 の 生 徒 数 が ８ 人 ま で と な り ま す 。小 学 校 に お い て は 、 複 式 学 級 が あ る 学 校 や ク ラ ス 替 え が で き な い 学 校 が 増 え て い く こ と が 予 想 さ れ ま す 。 ま た 、 将 来 的 に は ７ 学 級 ・ ６ 学 級 とい う 学 校 も 複式 学 級 を置 か な け れ ばな ら な い 状 況 に な る こ と が予 想 さ れ ま す 。 平 成 ３５ 年 度 の 時 点で ７ 学 級 以 上 あ る 愛 宕 小 ・万 世 小 ・ 松川 小 に つ いて も 7 学 級 か ら ９ 学 級 と い う 規 模 で あ り 、 半 分 以 上 の 学 年 が 単 学 級 と な りま す 。 児 童 の減 少 に 伴 い 学 校 規 模 も 小 さ く な り 、 １ ２ 学 級 以 下 の 小 規 模 校 が ほ とん ど と い う 状況 に な りま す 。 ま た 、中 学 校 で も 小 規 模 化 が進 み ま す 。中 学 校 が 小 規 模 に な る こ と の 大 き な デ メ リ ッ ト と し て 教 員 の 配 置 が あ り ま す 。 教 員 の 定 数 は 学 級 数 （ 生徒 数 ） で 決 まる た め 、特 に 、 技 能 教科 の 教 員 の 配 置 が で き な いこ と が 想 定 さ れ ま す 。 ３ 学 校 施 設 の 老朽 化 の 現 状 本 市 の 小 ・ 中 学 校 施 設 の 大 部 分 は 、 昭 和 ４ ０ 年 代 か ら 昭 和 ５ ０ 年 代 に か け て 建 築 さ れた も の で あ り、 老 朽 化 が 深 刻 に な っ て いま す 。 ま た 、 近 年 は 耐 震 性 能 の 確 保 を 優 先 し て 耐 震 補 強 工 事 を 実 施 し て き た こ と も あ り 、 大規 模 な 改 修 ・更 新 な ど の 対 策 は 進 ん で いま せ ん 。 一 般 的 に 鉄 筋 コ ン ク リ ー ト 構 造 の 建 築 物 は ４ ０ 年 か ら ５ ０ 年 が 耐 用 年 数 と 言 わ れ て お り 、 理 論 計 算 上 か ら は 随 時 更 新 し て い く 必 要 性 が あ り ま す が 、 本 市 の 財 政 状 況 か ら 勘 案 す れ ば そ の 実 現 は 難 し く 、 現 在 も 修 理 ・ 修 繕 を 行 い な が ら 使 用 せ ざ る を 得な い 状 況 で す。 ま た 、 学 校 備 品 等 に つ い て も 同 様 で あ り 、 子 ど も た ち の よ り よ い 学 習 環 境 を 確 保 す る た め に は 、 児 童 生 徒 数 に 見 合 っ た 学 校 数 の 適 正 化 が 最 も 有 効 で あ る と 考 え ら れ ます 。 な お 、 各学 校 の 建 築 年 度 は 下 表 の とお り で す 。
図 表 ６ 小 ・ 中 学 校の 建 築 年 度 建 築 年度 小 学 校 中 学 校 昭 和 ３０ 年 代 第五 中 ・ 南 原 中 昭 和 ４０ 年 代 興 譲 小・ 東 部 小 ・ 西部 小 ・ 北 部 小 関 根 小・ 三 沢 東 部 小・ 三 沢 西 部 小 広 幡 小・ 六 郷 小 ・ 塩井 小 ・ 窪 田 小 昭 和 ５０ 年 代 南部 小 ・ 万 世 小 ・ 関 小 第二 中 ・ 第 三 中 昭 和 ６０ 年 代 ～ 平 成９ 年 度 愛 宕 小・ 南 原 小 ・ 松川 小 第 一 中 平 成 １０ 年 代 第六 中 ・ 第 七 中 平 成 ２０ 年 代 上郷 小 第四 中
Ⅳ 学 校 の 適 正 規 模
１ 適正 規 模 に つ いて 学 校 で は 、 子 ど も た ち が 知 識 や 学 力 を 身 に 付 け る だ け で な く 、 集 団 の 中 で 人 間 関 係 を 築 き 様 々 な こ と を 学 習 し な が ら 、 体 力 の 向 上 や 自 主 自 立 性 を 育 ん で い く こ と を 教 育 効 果 と し て 期 待 す る も の で あ り 、 発 達 段 階 に お け る 子 ど も の 人 格 形 成 面 に お い て も 、 学 校 に お け る グ ル ー プ 活 動 や 部 活 動 、 行 事 な ど を 通 し て 、 様 々 な 人 と 関 わり な が ら 社 会性 を 育 む こ と が 求 め ら れ てい ま す 。 平 成 ２ ３ 年 ２ 月 に 米 沢 市 立 学 校 適 正 規 模 ・ 適 正 配 置 等 検 討 委 員 会 か ら 示 さ れ た 答 申 に よ る 「 米 沢 市 立 学 校 適 正 規 模 ・ 適 正 配 置 等 基 本 方 針 」 及 び 平 成 ２ ５ 年 ２ 月 に 策 定 し た 「 米 沢 市 立 学 校 適 正 規 模 ・ 適 正 配 置 等 基 本 計 画 」 に 基 づ き 、 本 市 で は 小 中 学校 の 適 正 規 模を 以 下 の と お り と し ま す 。 (1) 小 学 校 小 学 校 で は 、 特 に 、 人 間 性 を 豊 か に す る 意 味 で 地 域 に 根 差 し た 教 育 を 重 要 視 す る 必 要 が あ り ま す 。 し か し 、 学 習 指 導 ・ 生 徒 指 導 ・ 学 校 経 営 面 に お い て 、 よ り よ い教 育 環 境 を 提供 で き る 学 級 数 は 確 保 し なけ れ ば な り ま せ ん 。 → 多様 な 人 間 関 係を 築 く こ と の で き る ク ラ ス替 え を 可 能 と す る 各 学 年２ 学 級 以 上 の１ ２ 学 級 以 上 を 適 正 規 模 とし ま す 。 (2) 中 学 校 中 学 校 に つ い て は 、 高 等 学 校 や そ の 後 へ 続 く 社 会 へ の ス テ ッ プ と し て 、 集 団 生 活 へ の 適 合 性 を 身 に 付 け る た め に 、 よ り 多 く の 人 と の 関 わ り が 重 要 視 さ れ ま す 。 その た め に は ある 程 度 の 規 模 の 集 団 の 中 で学 ぶ 必 要 が あ り ま す 。 ま た 、 指 導 体 制 の 充 実 は 教 育 効 果 を 高 め る た め に は 欠 か せ な い 条 件 で す 。 学 級 数 が増 え る こ と で教 員 数 も 増 え 、各 教 科 の 専 門 教 員 の 配置 が 可 能 と な り ま す 。 特 に 、 授 業 時 数 の 多 い 教 科 に お い て は 、 教 科 経 営 上 、 専 門 教 員 の 複 数 配 置 は 必 須 条 件 で あ り ま す 。 さ ら に 、 部 活 動 の 選 択 肢 増 や 組 織 的 な 学 校 運 営 、 多 様 な 指 導 方 法 の 選 択 を 行 う た め の 教 員 の 確 保 と い う 観 点 か ら も 、 あ る 程 度 の 学 級 数 が 必 要 とな っ て き ま す。 → 指導 体 制 が 充 実す る 各 学 年４ 学 級 以 上 の１ ２ 学 級 以 上 を 適 正 規 模 とし ま す 。２ 学校 規 模 の 適 正化 に つ い て (1) 本 市 に お ける 学 校 規 模 の 適 正 化 の 考 え 方 文 部 科 学 省 が 示 し て い る 学 校 規 模 の 適 正 化 に 関 す る 基 本 的 な 考 え 方 や 、 平 成 ２ １ 年度 以 降 の 米 沢市 立 学 校 適 正 規 模・適 正 配 置 等検 討 委 員 会 での 議 論 、ま た 、 基 本 計 画 策 定 時 の パ ブ リ ッ ク コ メ ン ト の 意 見 な ど か ら 、 学 校 が 本 来 の 役 割 を 果 た す た め に は 、 あ る 程 度 の 学 校 規 模 を 確 保 す る こ と が 必 要 だ と い う こ と は 広 く 認 識 され て い る と ころ で す 。 そこ で 、本 市 で は 、「 将 来 を 担 う 子 ど も の 教 育 」を 第 一 義 に 考 え 、適 正 規 模 を 下 回 る 学 校 に つ い て は 学 校 の 統 廃 合 を 検 討 し 、 全 て の 学 校 が 適 正 規 模 と な る こ と を 目指 し ま す 。 学 校 規 模 の 適 正 化 を 図 る に は 、 学 校 の 統 廃 合 と と も に 、 通 学 区 域 の 変 更 が 考 え ら れ ま す が 、 本 市 に お い て は 小 学 校 区 と 行 政 区 が 基 本 的 に 一 致 し て お り 、 現 行 の 小 学 校 区 が 長 期 に わ た り 継 続 し て き た こ と や 、 通 学 区 域 の 変 更 だ け で は 対 応 で き な い 状 況 で あ る こ と か ら 、 原 則 と し て 統 廃 合 に よ り 学 校 規 模 の 適 正 化 を （ 参考 ） ※ 学 級 数と 教 員 数 に つ い て 学 校 に配 置 さ れ る 教員 の 数 は 「 公 立 義 務 教 育 諸学 校 の 学 級 編 制 及 び 教 職 員定 数 の 標 準 に関 す る 法 律 」に 基 づ き定 め ら れ た 都道 府 県 ご と の 教 職 員 総 数 の標 準 （ 標 準 定 数 ） が基 に な り ま す。 都 道 府 県 は 標 準 定 数 を 標準 と し つ つ 、 独 自 の 判 断 も織 り 込 み な が ら、 県 費 負 担 教職 員 の 定 数 を 条 例 で 定 め ます 。 例 え ば、 教 頭 及 び 教諭 等 の 定 数 は 、 学 級 数 に 応じ て 必 要 と な る 学 級 担 任 、教 科 担 任 の 教員 数 を 考 慮 して 、 学 校 規 模 ご と に 学 級 数に 乗 ず る 率 を 設 定 し て い ます 。 (標準 定 数 ) 中 学 校 ６ 学 級 の学 校 の 学 級 総 数 × 1.75 ９ 学 級の 学 校 の 学 級総 数 × 1.72 １ ２ 学級 の 学 校 の 学級 総 数 × 1.57 といったものです。 例 えば 、 ６ 学 級で あ れ ば 校 長 1 名 、 教 頭 と 教 諭 で 10.5 名 ９ 学 級で あ れ ば 校 長 1 名 、 教頭 と 教 諭 で 15.5 名 １ ２ 学 級で あ れ ば 校 長 1 名 、 教 頭 と 教 諭 で 18.9 名 と な り ます 。 ９ 学 級の 場 合 、国 語・社 会・数 学・理 科・英 語の ５ 教 科 に つ い て ２ 名 ず つの 配 置 、 音 楽 、美 術 ・ 家 庭 ・技 術 は 各 1 名 、 体育 は 男 女 別 に 行 う た め ２ 名 の配 置 と す ると 、 合 計 で１ ６ 名 必 要 とな り 、非 常 に 厳 し い状 況 と な り ま す 。中 学 校 で は 教 員数 に よ り 、 学 年 教 員 団 の 構 成 や 、 男 女 別 で 指 導 す る 体 育 授 業 で の 授 業 形 態 、 時 間 割 の 組 み 方 な ど 、 学 校 運 営 上 大 き な 違 い が 出 て き ま す 。 ま た 、 複 数 顧 問 制 を と る 部 活 動 の 数 に も 反 映 され ま す 。
(2) 学 校 規 模 の適 正 化 に よ る 効 果 ① 学習 指 導 面 （ 学力 の 向 上 ） ・ 日 々 の 授 業 で は 、 グ ル ー プ 学 習 や 課 題 選 択 学 習 な ど 、 多 様 な 学 習 形 態 や 指 導 体 制 が 可 能 と な り 、 よ り 多 く の 関 わ り 合 い の 中 で 伝 え 合 い 、 多 様 な 考 え 方 に 触 れ 、 現 在 求 め ら れ て い る 「 主 体 的 、 対 話 的 で 深 い 学 び 」 を 実 現 す る 学 習 活 動 が行 い や す く なり ま す 。 ・ 集 団 の 中 で 切 磋 琢 磨 す る 機 会 が 増 え る こ と で 、 相 互 に 高 め 合 う こ と が 可 能 と な り 、 一 人 一 人 の 思 考 力 ・ 判 断 力 ・ 表 現 力 ・ 技 能 の さ ら な る 伸 び が 期 待 さ れ ま す 。 例 え ば 体 育 の 球 技 や リ レ ー な ど の 授 業 で は 、 複 数 の チ ー ム と 対 戦 で き る こ と か ら 、 相 手 チ ー ム に 応 じ た 作 戦 を 立 て る と い っ た 、 よ り 充 実 し た 学 習 活 動が 可 能 と な りま す 。 ② 生徒 指 導 面 （ 社会 適 応 力 の 育 成 ・ 自 己 有 用感 の 醸 成 ） ・ 異 学 年 を 含 め 、 多 く の 仲 間 と 共 に 学 校 生 活 を 送 る こ と や 、 学 級 替 え が で き る こ とな ど か ら 、 人間 関 係 の 固 定 化 を 防 ぐ こ とが で き ま す 。 ・ 様 々 な 人 間 関 係 を 経 験 す る こ と で 、 社 会 性 や 協 調 性 、 た く ま し さ を 身 に 付 け る こと が 期 待 さ れま す 。 ・ あ る 程 度 の 教 職 員 数 や 児 童 生 徒 数 が そ ろ う こ と で 、 児 童 会 活 動 や 生 徒 会 活 動 、 ク ラ ブ 活 動 や 部 活 動 な ど の 集 団 活 動 の 選 択 肢 が 増 え 、 児 童 生 徒 一 人 一 人 の 個 性や 能 力 を 伸 ばす 機 会 が 増 え ま す 。 ③ 学校 運 営 面 （ より 充 実 し た 教 育 が 行 え る 環境 づ く り ） ・ 統 合 に よ る 学 校 規 模 の 適 正 化 が 進 む こ と に よ り 、 小 中 一 貫 教 育 の 実 践 が よ り 効 率的 に 行 え る よう に な り ま す 。 ・ 教 員 数 が 多 く な る こ と で 、 テ ィ ー ム ・ テ ィ ー チ ン グ や 習 熟 度 別 学 習 指 導 と い っ た 、 多 様 な 教 育 活 動 が 可 能 と な り ま す 。 ま た 、 教 育 相 談 や 生 徒 指 導 の 体 制 も 充実 し ま す 。 ・ 小 学 校 で は 学 級 外 の 教 員 の 配 置 や 、 学 年 内 で の 相 談 ・ 協 力 ・ 研 究 が 可 能 と な り 、よ り 充 実 し た学 校 運 営 が 行 え る 環 境 が 整い ま す 。 ・ 学 校 行 事 で の 交 通 費 な ど 、 保 護 者 一 人 当 た り の 負 担 を 軽 減 す る こ と が 可 能 と な りま す 。 ・ 統 合 に よ る 学 校 規 模 の 適 正 化 が 進 む こ と に よ り 、 施 設 の 修 繕 整 備 や 備 品 の 更 新 が行 い や す く なり ま す 。
Ⅴ 学 校 の 適 正 配 置
１ 適正 配 置 に つ いて の 基 本 的 な 考 え (1) 学 校 規 模 の適 正 化 を 図 る た め 、 学 校 の 統 廃 合 に よ り適 正 配 置 を 行 い ま す 。 (2) 学 校 の 適 正 配 置 に よ り 、 小 学 校 卒 業 後 は 全 員 同 じ 中 学 校 に 進 学 で き る よ う に し 、 小中 一 貫 教 育 をよ り 一 層 推 進 し ま す 。 (3) 少 子 化 が 進 む こ と を 見 据 え て 長 期 的 な 市 全 体 の グ ラ ン ド デ ザ イ ン を こ こ で は 示 し 、計 画 的 に 適 正配 置 を 進 め ま す 。 (4) 実 施 の 優 先 順 位 は 老 朽 化 が 進 ん で い る 中 学 校 （ 南 原 中 ・ 第 五 中 ・ 第 二 中 ・ 第 三 中 ）の 統 廃 合 を 優先 的 に 実 施 す る こ と と し ます 。 (5) 小 学 校 に つい て も 併 せ て 学 校 規 模 の 適 正 化 を 進 め 、まず は 複 式 学 級を 解 消 し 、 各 学 年 1 学 級 を確 保 す る こ と を 優 先 的 に 進 め ま す 。 (6) 計 画 の 実 施 に あ た っ て は 、 通 学 路 の 安 全 対 策 や 通 学 支 援 策 及 び 学 校 施 設 の 増 築 等 の 整 備 な ど に 十 分 配 慮 し な が ら 進 め て い く 必 要 が あ り 、 こ れ ら を 一 斉 に 実 施 す るこ と は 困 難 であ る た め 、 段 階 的 に 実 施 して い く こ と と し ま す 。 (7) 統 合 す る 場 合 に は 、 既 存 施 設 や 用 地 の 有 効 利 用 を 図 る こ と と し 、 対 象 校 の う ち 最 も 条 件 の よ い 学 校 と し ま す 。 教 室 不 足 な ど が 見 込 ま れ る 場 合 に つ い て は 、 適 宜 増築 等 を 行 い ます 。 ま た 、 必 要 な 場 合 に は、 新 校 舎 の 建 設 も 行 い ま す。 ２ 適正 配 置 の 実 施方 法 (1) 中 学 校 に つい て ① 中学 校 の 再 編 方法 適 正 規模 で あ る １ ２学 級 を 維 持 す る た め に は 、将 来 的 に は 中 学 校 ３ 校 が 適 正 で あ ると 考 え 、 現 在８ 校 あ る 中 学 校 を 最 終 的 に３ 校 に 再 編 統 合 し ま す 。 図 表 ７ 中 学 校 配 置（ 再 編 ） 一 覧 地 区 名 小 学 校 中 学 校 （ 仮 称） 東 地 区 東 部 小、 松 川 小 、 関根 小 、 興 譲 小 上 郷 小、 万 世 小 東 中 南 西 地区 南 部 小、 南 原 小 、 関小 、 西 部 小、 愛 宕 小 、 三沢 東 部 小 、 三 沢 西 部 小 南 西 中 北 地 区 北 部 小、 窪 田 小 、 塩 井 小、 広 幡 小 、 六郷 小 北 中図 表 ８ 今 後 の ３ 地区 の 中 学 校 生 徒 数 の 推 移 ※ 平成 ４ １ 年 度 の生 徒 数 は 新 し い 中 学 校 区 での 推 計 で す 。 な お 、 現 時 点で は 特 別 支 援学 級 在 籍 生 徒数 が 未 定 の た め 、 学 級 数 は、 全 て の 生 徒 が 通 常 学 級 に在 籍 す るも の と し て 表し て い ま す 。 ② 学校 施 設 及 び 統合 年 度 ・（ 仮 称 ） 東中 学 校 【 学 校 施 設】 現 在 の 第 一 中 学 校 の 校 舎 を 活用 し ま す 。 【 統 合年 度 等 】 段 階 的 に 統 合 を 進 め 、 第 一 段 階 と し て 、 第 一 中 学 校 と 、 老 朽 化 が 進 ん で い る 第 五中 学 校 が 統 合し 、 新 た に （ 仮 称 ） 東 中 学校 を 開 校 しま す 。 そ の 後 、（ 仮 称 ） 東中 学 校 と 第 七中 学 校 が 統 合 し ま す 。 統 合 年度 に つ い て は、今 後 の 生 徒 数 の 推 移 を もと に 、そ れぞ れ の 地 域 と の 協 議 の 上決 定 し ま す 。 ・（ 仮 称 ） 南西 中 学 校 【 学 校 施 設】 現 在 の 第 二 中 学 校 の 敷 地 に 建設 予 定 で す 。 【 統 合年 度 等 】 南 原 中 学 校 と 第 二 中 学 校 の 統 合 が 新 中 学 校 開 校 ま で の 暫 定 的 な 措 置 で あ る こ と を 踏ま え 、（ 仮 称 ） 南 西 中 学 校 に つ い て は 、 平 成 ３ ７ 年 度 の 開 校 を 目 指 し 準 備 を進 め ま す 。 ・（ 仮 称 ） 北中 学 校 【 学 校 施 設】 現 在 の 第 四 中 学 校 の 校 舎 を 活用 し ま す 。 【 統 合年 度 等 】 第 四 中学 校 と 第 六 中 学 校 が 統 合 し 、 新 た に （ 仮 称 ） 北 中 学 校 を 開 校 し ま す。 統 合 年度 に つ い て は、今 後 の 生 徒 数 の 推 移 を もと に 、そ れぞ れ の 地 域 と の 協 議 の 上 決定 し ま す 。 地区名 中学校 第一中 328 316 第五中 246 109 第七中 260 150 第二中 403 312 南原中 99 第三中 340 264 第四中 472 348 第六中 146 93 生徒数計 2,294 1,592 南西地区 842 通常学級 28学級 特別支援 5学級 576 通常学級19学級 北地区 618 通常学級 20学級 特別支援 4学級 441 通常学級15学級 平成29年度 平成41年度推計 東地区 834 通常学級 29学級 特別支援 ７学級 575 通常学級19学級
③ 中学 校 区 の 変 更 小 中 一 貫 教 育 の 推 進 を 図 る た め に 、 そ れ ぞ れ の 中 学 校 の 開 校 に 合 わ せ 、 学 区 の 変 更 を 行 い ま す 。 こ れ に よ り 、 市 内 の 全 て の 小 学 校 に お い て 、 卒 業 後 別 れ て 進学 す る こ と が解 消 さ れ ま す 。 （ 仮 称 ） 南 西 中 学 校 が 開 校 す る 時 に は 、 南 部 小 学 校 の 卒 業 生 は （ 仮 称 ） 南 西 中 学 校 に 進 学 す る こ と に な り ま す 。 ま た 、 興 譲 小 学 校 の 卒 業 生 は 全 員 第 一 中 学 校（（ 仮称 ） 東 中 学 校 ）に 進 学 す る こと に な り ま す 。 た だ し、統 合 に 伴う 学 区 の 変 更 に よ り 、兄 弟 姉 妹 で 異 な る中 学 校 に 通 学 し な け れ ばな ら な い 家 庭に 配 慮 で き る よ う 、移 行 期 間 の 設 定 や弾 力 的 な 取 扱 い に つ い て 検討 し て い き ます 。 図 表 ９ 中 学 校 統 合に 伴 う 進 学 先 ※ ①② ③ 印 の あ る小 学 校 は 、現 在 複 数 の中 学 校 へ 分 か れ て 進 学 し てい ま す 。② ま で の 記載 は ２ 校 に 、③ ま で の 記 載 は ３ 校 に 分 かれ て 進 学 し ま す 。 １８小学校 進学 → ８中学校 将来の小学校 グループ 進学 → ３中学校 現在の進学状況 統合 ⇒ 統合後の一小一中進学予定 東部小① 松川小① 関根小 → 第五中 ⇒ 東部小 松川小 関根小 → （仮称） 東中 興譲小① 東部小② 南部小① 松川小② → 第一中 興譲小 → 上郷小 万世小 → 上郷小 万世小 → 第七中 （仮称） 南西中 興譲小② 西部小① 南部小② 愛宕小 → 第二中 西部小 愛宕小 三沢東部小 三沢西部小 → 西部小② 三沢東部小 三沢西部小 → 第三中 南原小 関小 → 南原中 ⇒ 南部小 南原小 関小 → （仮称） 北中 窪田小 → 塩井小 広幡小 六郷小 窪田小② → 第六中 塩井小 広幡小 六郷小 → 興譲小③ 北部小 窪田小① → 第四中 ⇒ 北部小 →
(2) 小 学校 に つ い て ① 小学 校 の 再 編 方法 学 校 規模 の 適 正 化 を図 る た め 、中 学校 区 と 連 動さ せ 、小 学 校 の適 正 配 置 に つ い て以 下 の グ ル ープ を つ く り ま す 。 ま た 、こ の グ ル ー プを 基 に 小 中 一 貫 教 育 を 推 進し て い き ま す 。 図 表 １０ 小 学 校 配置 （ 再 編 ） 一 覧 地 区 名 中 学 校 （ 仮 称） 将 来 の小 学 校 グ ル ープ 東 地 区 東 中 ・ 東 部小 、 松 川 小 、関 根 小 ・ 興 譲小 （ ※ １ 複 合化 ） ・ 上 郷小 、 万 世 小 南 西 地区 南 西 中 ・ 南 部小 、 南 原 小 、関 小 ・ 西 部小 、 愛 宕 小 、三 沢 東 部 小 、 三 沢 西 部 小 北 地 区 北 中 ・ 北 部小 ・ 窪 田小 ・ 塩 井小 、 広 幡 小 、六 郷 小 ※ １ 興 譲 小 学 校 につ い て は 、通 常 学 級 に 加 え 、特 別 支 援教 育 の 中 心校 と し て 、 各 種 特 別 支 援 学 級 を 設 置 す る と と も に 、 教 育 相 談 窓 口 ・ 適 応 指 導 教 室 と い っ た 機 能を 持 つ 教 育 支援 セ ン タ ー と の 複 合 化 を 構想 し て い ま す 。 こ の 小 学 校 グ ル ー プ は 先 を 見 据 え た 将 来 的 な 姿 で あ り 、 計 画 期 間 で あ る ２ ０ 年 間 で 、 最 終 的 に は ８ 校 に 再 編 統 合 す る こ と を 目 指 し 、 統 合 を 進 め て い き ま す 。そ の 過 程 に おい て は 、 段 階 的 な 統 合 も 考え ら れ ま す 。 統 合 にあ た っ て は 地元 代 表 者 協 議 会 を 設 置 し 、児 童 数 の 増 減 を 注 視 し な が ら 今 後 の対 応 に つ い ての 協 議 を 行 い、統 合 の 方 向 性 や 統 合 年度 に つ い て 決 定 し て い き ます 。 具 体 的に は 、平 成３ ０ 年 度 か ら 、複 式 学 級 を 持 つ 学 校 の 地域 と の 協 議 を 開 始 し ま す。 ② 学校 施 設 既 存 施 設 や 用 地 の 有 効 利 用 を 図 る こ と と し 、 対 象 校 の う ち 最 も 条 件 の よ い 学 校 と し ま す 。 教 室 不 足 な ど が 見 込 ま れ る 場 合 に つ い て は 、 適 宜 増 築 等 を 行 い ま す。 ま た 、 必 要な 場 合 に は 、 新 校 舎 の 建 設も 行 い ま す 。
![[ 目次 ] 改正平成 14 年 6 月 25 日改正平成 20 年 10 月 3 日改正平成 22 年 7 月 1 日改正平成 26 年 6 月 27 日改正平成 26 年 12 月 3 日国際安全管理規則解釈通達 Ⅰ. 国際安全管理規則解釈通達 に関する概要説明 Ⅱ.ISMコードの解釈と説明 A](data:image/gif;base64,R0lGODlhAQABAIAAAP///wAAACH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAICRAEAOw==)