MAX 10 FPGA
開発キット・ユーザー・ガ
イド
更新情報 フィードバック
UG-01169
2015.11.06 101 Innovation DriveSan Jose, CA 95134 www.altera.com
目次
このボードについて... 1-1
概要...1-3 ボードの取り扱い... 1-5使用開始に際して... 2-1
Quartus II ウェブ・エディション・ソフトウェア... 2-1 開発キットのインストール...2-1 USB-Blaster ドライバのインストール...2-2 ボード・アップデート・ポータル...2-3ボード・テスト・システム...3-1
Configure メニューの使用...3-3 System Info タブ...3-5 GPIO タブ... 3-7 Flash タブ... 3-9 HSMC タブ... 3-11 DDR3 タブ... 3-13 ADC タブ... 3-15 HDMI タブ... 3-17 Sleep Mode タブ...3-19 パワー・モニタ...3-21 クロック・コントロール...3-23ボード・コンポーネント...4-1
このボードについて...4-1 主要なデバイス...4-3 コンフィギュレーション... 4-4 Quartus II Programmer の使用... 4-4 内部コンフィギュレーション手法の選択... 4-4 スイッチおよびジャンパの設定...4-5 ステータス・エレメント... 4-7 設定エレメント...4-8 汎用ユーザー入出力...4-8 クロック回路...4-9 オンボード・オシレータ...4-10 オフボード・クロック入出力... 4-11 コンポーネントとインタフェース... 4-12 10/100/1000 イーサネット PHY... 4-12 デジタル-アナログ・コンバータ... 4-15 目次-2HDMI ビデオ出力... 4-15 HSMC...4-17 Pmod コネクタ...4-22 USB - UART 変換器 ...4-23 メモリ...4-24 DDR3 リビジョン B ボード... 4-24 DDR3 リビジョン C ボード...4-26 フラッシュ... 4-29 電源分配システム... 4-31
追加情報... A-1
ボードおよびユーザー・ガイドの改訂履歴...A-1 コンプライアンスと適合に関して...A-2 CE EMI 適合への注意...A-2 目次-3 Altera Corporationこのボードについて
1
2015.11.06
UG-01169 更新情報 フィードバック
MAX® 10 FPGA 開発ボードは、 アルテラ® MAX 10 デバイスの性能と機能を評価するためのハー
ドウェア・プラットフォームを提供します。
開発キットには、以下のコンポーネントが付属する、RoHS-および CE-準拠の MAX 10 FPGA 開 発ボードが含まれます。
• 主要なデバイス:
• MAX 10 FPGA(10M50D、デュアル電源、F484 パッケージ)
• Enpirion® EN2342QI インダクタ統合型 4 A PowerSoC 電圧モード同期降圧コンバータ
Enpirion
• EN6337QI インダクタ統合型 3 A 高効率 PowerSoC DC-DC 降圧コンバータ • Enpirion EP5358xUI インダクタ統合型 600 mA PowerSoC DC-DC 降圧コンバータ
• MAX II CPLD – EPM1270M256C4N(オンボード USB-Blaster™ II)
• プログラミングとコンフィギュレーション: • エンベデッド USB-Blaster II(JTAG) • オプションで 10 ピン・ヘッダを介する JTAG 直接接続 • メモリ・デバイス: • 64 Mx16 1 Gb DDR3 SDRAM とソフト・メモリ・コントローラ • 128 Mx8 1 Gb DDR3 SDRAM とソフト・メモリ・コントローラ • 512 Mb Quad シリアル・ペリフェラル・インタフェース(QSPI)フラッシュ • 通信ポート: • ギガビット・イーサネット(GbE)RJ-45 ポート 2 個 • イーサネット・ポート A(下) • イーサネット・ポート B(上) • ミニ USB2.0 UART 1 個 • 高精細マルチメディア・インタフェース(HDMI)ビデオ出力 1 個 • ユニバーサル高速メザニン・カード(HSMC)コネクタ 1 個 • 12 ピン Digilent Pmod™互換コネクタ 2 個
© 2015 Altera Corporation. All rights reserved. ALTERA, ARRIA, CYCLONE, ENPIRION, MAX, MEGACORE, NIOS, QUARTUS and STRATIX words and logos are trademarks of Altera Corporation and registered in the U.S. Patent and Trademark Office and in other countries. All other words and logos identified as trademarks or service marks are the property of their respective holders as described at www.altera.com/common/legal.html. Altera warrants performance of its semiconductor products to current specifications in accordance with Altera's standard warranty, but reserves the right to make changes to any
ISO 9001:2008
• アナログ:
• MAX 10 FPGA アナログ-デジタル・コンバータ(ADC)SMA 入力 2 個 • 2x10 ADC ヘッダ
• ADC へのポテンショメータ入力
• 外部 16 ビット・デジタル-アナログ・コンバータ(DAC)デバイスと SMA 出力 1 個
• クロック:
• 25 MHz シングル・エンド外部オシレータ・クロック・ソース • Silicon labs クロック・ジェネレータとプログラマブル周波数 GUI
• オンボード USB-Blaster™ II 用のミニ USB ケーブル • 2 A 電源およびコード • 無償の Quartus® II ウェブ・エディション開発ソフトウェア(ソフトウェアとライセンスはウ ェブサイトからダウンロード) • 包括的な関連資料 • ユーザー・マニュアル、部品表、回路図、ボード・ファイル 1-2 このボードについて 2015.11.06UG-01169 Altera Corporation このボードについて フィードバック
概要
図 1-1: MAX 10 FPGA ボード・コンポーネント(表面) PMOD CONNECTOR (J4) FPGA RECONFIGURE BUTTON USER PUSH BUTTONS DC INPUT 12 V (J15) HSMC CONNECTOR (J2) USER LEDs DDR3 64Mx16 SDRAM Enpirion EN2342QI 4A PowerSoC Enpirion EN6337 3A PowerSoC JTAG HEADER (J14) USB BLASTER (J12) USB to UART(J11) CLOCK GENERATION CHIP POT1 2x10 PIN HEADER (J20) SMA - ANAIN2 (J19) HDMI CONNECTOR (J8) FPGA_CPU_RESETBUTTON POWER SWITCH (SW3) PMOD CONNECTOR (J5) DUAL ETHERNET CONNECTOR (RJ1) SMA - ANAIN1 (J18) SMA - DACOUT (J1) 16-Bit DAC MAX II USB-BLASTER II CIRCUIT Ethernet A (Bottom) Ethernet B (Top)LED4 LED3 LED2 LED1 LED0
USER PB3 USER PB2 USER PB1 USER PB0 UG-01169 2015.11.06 概要 1-3
図 1-2: MAX 10 FPGA ボード・コンポーネント(裏面)
注意: ボードの裏面にあるシリアル番号からボードのリビジョンを確認できます。
DDR3 128Mx8 BOARD
REVISON SDRAM (U6)
USER DIP SWITCH (SW2)
QUAD SPI FLASH
USER DIP SWITCH (SW1) ENPIRION EN6337 ENPIRION EN6337 1-4 概要 2015.11.06UG-01169 Altera Corporation このボードについて フィードバック
図 1-3: システム・ブロック図
~
HDMI TX USB Blaster
FTDI + MAXII/ V USB to UART
DC Supply DDR 3 512 Mb x16 QSPI Flash 1 Gb x16 2x10 ADC IN/GPI O DACOUT DAC AIN1 AIN2 FPGA _RESET JTAG Qsci llator Potentiometer PMOD PMOD HSMC 2x 1 GbE
~
User DIP Switches User Push Buttons User LEDs
ボードの取り扱い
ボードを取り扱う際には、静電気防止の注意を順守してください。 注意: 適切な静電対策がなければ、ボードが損傷する恐れがあります。ボードに触れる際には静 電防止対策を実施してください。 UG-01169 2015.11.06 ボードの取り扱い 1-5使用開始に際して
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2015.11.06 UG-01169 更新情報 フィードバックQuartus II
ウェブ・エディション・ソフトウェア
Quartus II ウェブ・エディション・ソフトウェアは無償であり、ライセンスも不要です。 ウェブ・エディション・ソフトウェアはアルテラ・ウェブサイトからダウンロードできます。あ るいは DVD を請求することもできます。 関連情報 • Quartus II ウェブ・エディション・ソフトウェア• Altera IP and Software DVD Request Form
• Altera Quartus II Software - Subscription Edition vs. Web Edition
開発キットのインストール
1. MAX 10 開発キットのインストーラをアルテラ・ウェブサイトの MAX 10 FPGA Development
Kit のページからダウンロードします。あるいは、開発キットの DVD をアルテラ・ウェブサ イトの Altera Kit Installations DVD Request Form のページから請求することもできます。
2. MAX 10 FPGA 開発キットのインストーラを起動します。
3. 画面の案内に従ってインストール・プロセスを完了します。インストレーション・ディレク
トリには、Quartus II ソフトウェアのインストレーションと同じ位置を選択してください。 インストール・プログラムが、以下の図に示す開発キットのディレクトリ構造を作成します。
注意: BTS GUI が.sofファイルを、MAX 10 デバイスをコンフィギュレーションする、また関
連するテストを開始するために使用します。.sofファイルを*\examples\board_test_system
ディレクトリから移動させないでください。
© 2015 Altera Corporation. All rights reserved. ALTERA, ARRIA, CYCLONE, ENPIRION, MAX, MEGACORE, NIOS, QUARTUS and STRATIX words and logos are trademarks of Altera Corporation and registered in the U.S. Patent and Trademark Office and in other countries. All other words and logos identified as trademarks or service marks are the property of their respective holders as described at www.altera.com/common/legal.html. Altera warrants performance of its semiconductor products to current specifications in accordance with Altera's standard warranty, but reserves the right to make changes to any products and services at any time without notice. Altera assumes no responsibility or liability arising out of the application or use of any information, product, or service described herein except as expressly agreed to in writing by Altera. Altera customers are advised to obtain the latest version of device specifications before relying on any published information and before placing orders for products or services.
ISO 9001:2008
登録済
www.altera.com
図 2-1: インストールされる開発キットのディレクトリ構造
<install dir>
documents board_design_files
The default Windows installation directory is C:\altera\<version>\.
examples factory_recovery demos kits <device name> 表 2-1: インストールされるディレクトリ内容 ディレクトリ名 内容の説明 board_design_files 回路図、レイアウト、アセンブリ、および部品表の、ボード・デザイ ン・ファイルが入っています。これらのファイルを新しい試作ボード のデザインの出発点として使用します。 demos 提供される場合に、デモンストレーション用アプリケーションが入っ ています。 documents 以下の資料が入っています。
• MAX 10 FPGA Development Kit User Guide • Quick Start Guide
• Dear Customer Letter
examples このキット向けのサンプル・デザイン・ファイルが入っています。 factory_recovery 出荷前にボードにプログラミングされた元データが入っています。 このデータは、ボードを元のファクトリ内容に復元するために使用し ます。
USB-Blaster
ドライバのインストール
開発ボードは、FPGA をプログラミングするための USB-Blaster 回路を内蔵しています。しかし、 ホスト・コンピュータとボードが通信するためには、ホスト・コンピュータにオンボード USB-Blaster II ドライバをインストールする必要があります。 オペレーティング・システム用のオンボード USB-Blaster II ドライバのインストール手順は、ア ルテラのウェブサイトで入手可能です。アルテラ・ウェブサイトの Altera Programming CableDriver Information ページにある表の項目から該当するコンフィギュレーションのリンクをクリ ックし、案内にアクセスしてください。
ボード・アップデート・ポータル
www.altera.com の Board Update Portal へのアクセスにより、ボードを最新の状態に保つことがで きます。
このウェブサイトでは、ボード向けの役立つ情報や最新のソフトウェアとデザイン例を入手する ことができます。Board Update Portal を利用するためのボード設定の手順については、キットの 箱に同梱されている Quick Start Guide を確認してください。
UG-01169
2015.11.06 ボード・アップデート・ポータル 2-3
使用開始に際して Altera Corporation
ボード・テスト・システム
3
2015.11.06 UG-01169 更新情報 フィードバック このキットには、ボード・テスト・システム(BTS)アプリケーションが付属しています。 BTS は、機能設定を変更し、結果を観察するための使いやすいインタフェースを提供します。 BTS を使用して、ボード・コンポーネントのテスト、機能パラメータの変更、パフォーマンスの 観測、および電力使用量の測定が可能です。BTS の使用中は、テストする機能性に対して適切な テスト・デザインで FPGA を適宜リコンフィギュレーションします。© 2015 Altera Corporation. All rights reserved. ALTERA, ARRIA, CYCLONE, ENPIRION, MAX, MEGACORE, NIOS, QUARTUS and STRATIX words and logos are trademarks of Altera Corporation and registered in the U.S. Patent and Trademark Office and in other countries. All other words and logos identified as trademarks or service marks are the property of their respective holders as described at www.altera.com/common/legal.html. Altera warrants performance of its semiconductor products to current specifications in accordance with Altera's standard warranty, but reserves the right to make changes to any
ISO 9001:2008
図 3-1: ボード・テスト・システム GUI ボードの主要な機能をテストするために、いくつかのデザインが提供されています。各デザイン はアプリケーションで 1 つ以上のタブにデータを提供します。各タブのために FPGA にダウン ロードする適切なデザインを Configure メニューで特定します。 FPGA の正常なコンフィギュレーション後に適切なタブが表示され、これを使用して関連するボ ード機能を動作させることができます。ボードの写真上で、対応するコンポーネントの周りにハ イライトが表示されます。 BTS は、FPGA で動作するテスト・デザインと JTAG バスを介して通信します。ボード・テスト・
システムとパワー・モニタは、JTAG バスを Nios II デバッガや SignalTap® II エンベデッド・ロジ
ック・アナライザといった他のアプリケーションと共有しています。Quartus II Programmer は JTAG バスの帯域幅の大部分を使用するため、JTAG バスを使用している他のアプリケーション
3-2 ボード・テスト・システム 2015.11.06UG-01169
Altera Corporation ボード・テスト・システム
がタイム・アウトすることがあります。Quartus II Programmer を使用して FPGA をリコンフィギ ュレーションする前には、必ず他のアプリケーションを閉じてください。
Configure
メニューの使用
使用するデザインを選択するために Configure メニューを使用します。各デザイン例でそれぞ れ異なるボード機能をテストできます。このメニューからデザインを選択すると、対応するタブ がテスト向けにアクティブになります。 図 3-2: Configure メニュー UG-01169 2015.11.06 Configureメニューの使用 3-3FPGA をテスト・システム・デザインでコンフィギュレーションするには、以下のステップを実 行します。 1. Configure メニューで、テストする機能と対応するコンフィギュレーション・コマンドをクリ ックします。 2. 表示されたダイアログ・ボックスで、Configure をクリックし、デザインを FPGA にダウンロ ードします。 3. Quartus II Programmer が開いていれば、コンフィギュレーション完了後にこれを閉じます。 デザインが FPGA で動作します。デザインとインタフェースする GUI アプリケーション・タ ブが有効になります。
ボード・テスト・システム GUI ではなく Quartus II Programmer をコンフィギュレーションに使 用する場合には、GUI を再起動する必要があります。
3-4 Configureメニューの使用 2015.11.06UG-01169
Altera Corporation ボード・テスト・システム
System Info
タブ
System Info タブには、ボードの現在の設定が表示されます。タブには、JTAG チェイン、ボード の MAC アドレス、Qsys メモリ・マップ、およびボードに保存されているその他の詳細が表示さ れます。
図 3-3: System Info タブ
UG-01169
表 3-1: System Info タブのコントロール
コントロール 概要
Board Information コントロール GPIO デザインがコンフィギュレーションされると、ボー
ドの情報が更新されます。それ以外の場合には、このコン トロールはボードに関するデフォルトの静的情報を表示 します。 Board Name ボード・テスト・システムで設定されたボードの正式名称 を表示します。 Board P/N ボードのパート・ナンバーを表示します。 Serial Number ボードのシリアル・ナンバーを表示します。
Factory Test Version 現在ボード上で動作しているボード・テスト・システムの
バージョンを表示します。
MAX Version 現在ボード上で動作している MAX コードのバージョンを
表示します。
Ethernet A MAC ボードのイーサネット A の MAC アドレスを表示します。
Ethernet B MAC ボードのイーサネット B の MAC アドレスを表示します。
JTAG Chain 現在の JTAG チェイン内のデバイスをすべて表示します。
Qsys Memory Map ボードの Qsys システムのメモリ・マップを表示します。
3-6 System Infoタブ 2015.11.06UG-01169
Altera Corporation ボード・テスト・システム
GPIO
タブ
GPIO タブでは、ボード上のすべての汎用ユーザー I/O コンポーネントとインタラクトすること ができます。DIP スイッチ・セッティングの表示、LED の点滅操作、およびプッシュ・ボタン押 下の検出が可能です。 図 3-4: GPIO タブ UG-01169 2015.11.06 GPIOタブ 3-7表 3-2: GPIO タブのコントロール
User DIP Switch ユーザー DIP スイッチ・バンク内のスイッチの現在のポジションを表示し
ます。ボード上のスイッチを切り替え、グラフィック表示がそれに応じて 変化することを確認します。
User LED FPGA に対するユーザー LED の現在の状態を表示します。ボードの LED
をトグルするには、0 から 4 のボタンをクリックして赤または緑の LED を トグルするか、All ボタンをクリックします。 Push Button ボードのユーザー・プッシュ・ボタンの現在の状態を表示する、読み出し 専用のコントロールです。ボード上のプッシュ・ボタンを押して、グラフ ィック表示がそれに応じて変化することを確認します。 3-8 GPIOタブ 2015.11.06UG-01169 Altera Corporation ボード・テスト・システム フィードバック
Flash
タブ
Flash タブでは、ボード上のフラッシュ・メモリに読み出しおよび書き込みをすることができま す。 図 3-5: Flash タブ(詳細) コントロール 概要 Read ボード上のフラッシュ・メモリを読み出します。フラッシュ・ メモリの内容を表示するには、テキスト・ボックスに開始アド レスを入力してから Read をクリックします。指定したアドレ スから開始する値が表に表示されます。 UG-01169 2015.11.06 Flashタブ 3-9コントロール 概要 Write ボード上のフラッシュ・メモリに書き込みをします。フラッシ ュ・メモリの内容を更新するには、表で値を変更してから Write をクリックします。アプリケーションは新しい値をフラッシ ュ・メモリに書き込んだ後で再び値の読み出しを行い、グラフ ィック表示にメモリ内容が正確に反映されていることを保証し ます。 Erase フラッシュ・メモリを消去します。 Increment Test 512 K テスト・システム・スクラッチ・ページに限定された、フ ラッシュ・メモリへのインクリメント・データ・パターン・テ ストを開始します。 Random Test 512 K テスト・システム・スクラッチ・ページに限定された、フ ラッシュ・メモリへのランダム・データ・パターン・テストを 開始します。 フラッシュ・メモリ・マップ 開発ボードのフラッシュ・メモリ・マップを表示します。 3-10 Flashタブ 2015.11.06UG-01169 Altera Corporation ボード・テスト・システム フィードバック
HSMC
タブ
HSMC では、CMOS ポートのテストができます。 図 3-6: HSMC タブ
コントロール 概要
Status Pattern sync:パターンが同期している状態かどうかを表示しま
す。データ・シーケンスの開始が検出されると、パターンは同 期していると考えられます。
Port CMOS:CMOS ポートがテストに使用できます。
UG-01169
コントロール 概要 Data Type 以下のデータ型を解析に使用できます: • prbs7:擬似ランダム 7 ビット・シーケンスを選択します。 • prbs15:擬似ランダム 15 ビット・シーケンスを選択します。 • prbs23:擬似ランダム 23 ビット・シーケンスを選択します。 • prbs31:擬似ランダム 31 ビット・シーケンスを選択します。 • high_frequency:データ・パターンで分割します。 • low_frequency:データ・パターンで分割します。
Error Control • Detected errors:ハードウェアで検出されたデータ・エラーの
数を表示します。
• Inserted errors:送信データ・ストリームに挿入されたエラー の数を表示します。
• Bit error rate (BER):インタフェースのビット・エラー・レー トを表示します。
• Insert Error:ボタンをクリックするたびに、送信データ・ス トリームに 1 ワードのエラーを挿入します。
• Clear:Detected errors および Inserted errors カウンタを 0 に リセットします。
Test Control • Stop:テストをリセットします。
• Number of bits tested:最後にリセットしてからテストしたビ ットの数を表示します。
3-12 HSMCタブ 2015.11.06UG-01169
Altera Corporation ボード・テスト・システム
DDR3
タブ
DDR3 タブでは、選択した量のアドレスに読み出しと書き込みを行うことにより、DDR3 をテス トできます。 図 3-7: DDR3 タブ UG-01169 2015.11.06 DDR3タブ 3-13コントロール 概要 パフォーマンス・インジケータ これらのコントロールは、最後に Start をクリックしてから収集 された現在のトランザクション性能解析情報を表示します。 • Write、Read、Total パフォーマンス・バー—要求されたトラ ンザクションが達成できる理論上の最大データ・レートの割 合を表示します。 • Write (MBps)、Read、(MBps)、Total (MBps)—解析されたデ ータのバイト数を秒単位で表示します。 • データ・バス:72 ビット(8 ビット ECC)幅で周波数が 1066 MHz のダブル・データ・レートです。ピンあたり 2133 Mbps (Megabits per second)です。136512 Mbps または 17064 MBps
の理論上の最大帯域幅に相当します。 Error Control このコントロールでは、解析中に検出されたデータ・エラーを 表示し、またエラーを挿入することができます。 • Detected errors—ハードウェアで検出されたデータ・エラーの 数を表示します。 • Inserted errors—トランザクション・ストリームに挿入された エラーの数を表示します。 • Insert Error—ボタンをクリックするたびに、トランザクショ ン・ストリームに 1 ワードのエラーを挿入します。Insert Error は、トランザクションのパフォーマンス解析中にのみイ ネーブルされます。
• Clear—Detected errors および Inserted errors カウンタを 0 にリ セットします。
Number of Addresses to Write
and Read 読み出しおよび書き込みのそれぞれの繰り返しで使用するアドレス数を決定します。
3-14 DDR3タブ 2015.11.06UG-01169
Altera Corporation ボード・テスト・システム
ADC
タブ
ADC(アナログ-デジタル)タブは、すべての ADC 入力チャネルのリアルタイムの電圧値を表 示します。 図 3-8: ADC タブ このタブで表示される ADC 1 と ADC 2 の 2 つの表は編集できません。以下の表にチャネルの 接続先を示します。 UG-01169 2015.11.06 ADCタブ 3-15専用チャネル SMAコネクタ ADC 1 ANAIN1_SMA(J18) チャネル 0 ADC1_CH0(J20.1) チャネル 1 ADC1_CH1(J20.3) チャネル 2 ADC1_CH2(J20.5) チャネル 3 ADC1_CH2(J20.7) チャネル 4 ADC1_CH4(J20.11) チャネル 5 ADC1_CH4(J20.13) チャネル 6 ADC1_CH6(J20.15 または POT1) チャネル 7 ADC1_CH7(J20.17) 専用チャネル SMAコネクタ ADC 2 ANAIN2_SMA(J19) チャネル 0 ADC1_CH0(J20.2) チャネル 1 ADC1_CH1(J20.4) チャネル 2 ADC1_CH2(J20.6) チャネル 3 ADC1_CH2(J20.8) チャネル 4 ADC1_CH4(J20.12) チャネル 5 ADC1_CH4(J20.14) チャネル 6 ADC1_CH6(J20.16) チャネル 7 ADC1_CH7(J20.18) 3-16 ADCタブ 2015.11.06UG-01169 Altera Corporation ボード・テスト・システム フィードバック
HDMI
タブ
このタブは、高精細マルチメディア・インタフェース(HDMI)からのカラー・バー・パターン を表示します。
図 3-9: HDMI タブ
コントロール 概要
TX Pattern Color Bar:このコントロールを使用して TX パターンを選択しま
す。赤、青、緑、白、黒が選択できます。Start ボタンをクリッ クすると、TX パターンを瞬時に表示します。
UG-01169
コントロール 概要
Start このボタンをクチックすると、(Color Bar で)選択した TX パタ
ーンを表示します。
3-18 HDMIタブ 2015.11.06UG-01169
Altera Corporation ボード・テスト・システム
Sleep Mode
タブ
このタブでは、パワー・マネージメント・コントローラの側面からスリープ・モードをテストで きます。 図 3-10: Sleep Mode タブ コントロール 概要 Running (/Sleeping) モードのステータスを動作またはスリープとして表示します。 このコントロールはインタラクトできません。 Note このコントロールはスリープ・モードに関連するボード LED イ ベントについて表示します。 UG-01169 2015.11.06 Sleep Modeタブ 3-19関連情報
MAX 10 Power Management User Guide
スリープ・モードについて詳細を提供します。
3-20 Sleep Modeタブ 2015.11.06UG-01169
Altera Corporation ボード・テスト・システム
パワー・モニタ
Power Monitor は、現在の電力情報を測定およびレポートし、また、JTAG バスを介してボード上 の MAX II デバイスと通信します。MAX II デバイスに接続されたパワー・モニタ回路により、 FPGA が消費している電力の測定をすることができます。
アプリケーションを起動するには、ボード・テスト・システムのアプリケーション上でパワー・ モニタのアイコンをクリックします。パワー・モニタは、スタンドアロンのアプリケーションと
しても使用できます。PowerMonitor(32-bit.exe)とPowerMonitor(64-bit.exe)は、 <install dir>\kits\<device \
examples\board_test_systemディレクトリにあります。
注意: スタンドアロンの電源アプリケーションと BTS を同時に動作させることはできません。
図 3-11: パワー・モニタ
このウィンドウは LTC2990 電源および温度モニタの両方を表示します。左上と左下部分で U29 を表示し、反対側で U30 を表示します。使用可能なコントロールを Current か Voltage
Single-Ended、または両方の表示に使用します。
Single Chart Mode でペインの表示方法を選択できます。必要な場合には 1 つの大きなペインを
表示することができます。
Voltage Single-Ended で各電源レールの電圧値を表示できます。
UG-01169
• 2.5 V CORE • 2.5 V VCCIO • 1.5 V VCCIO • 1.2 VVCC Single-Ended では、SENSE_P の電圧のみを表示します。 LT2990 は、サンプリング・レジスタ SENSE_P と SENSE_N の差動電圧値も表示します。
Sample Speed で、5 秒間での Slow、または 1 秒間での Fast(デフォルト)を選択できます。 Record Log はコンマ区切り値(CSV)フォーマット・ファイルltc2990.csvを*\examples\board_test_ systemディレクトリに保存します。
3-22 パワー・モニタ 2015.11.06UG-01169
Altera Corporation ボード・テスト・システム
クロック・コントロール
MAX 10 FPGA 開発ボードのクロック・コントロール・アプリケーションは、プログラマブル・ オシレータを 10 MHz から 810 MHz の間の任意の周波数にセットします。周波数は、小数点以下 8 桁の精度をサポートします。 クロック・コントロールは JTAG バスを介してボード上の MAX II デバイスと通信します。プロ グラマブル・オシレータは 2 線式シリアル・バスを介して MAX II デバイスに接続されていま す。 図 3-12: Si570 タブ コントロール 概要Serial Port Registers 周波数コンフィギュレーション向け Si570 レジスタの現在の値
を示します。
Target frequency (MHZ) クロック周波数を指定できます。有効な値は 10 から 810 MHz
の間で、小数点以下 8 桁までの精度で指定できます。例えば、 421.31259873 は 100 ppm(parts per million)以内におさまります。
Target frequency コントロールは Set New Freq コントロールと連
携して動作します。 fxTAL シリアル・ポート・レジスタの値に基づいて計算された内蔵の 固定周波数水晶発振子を示します。 Default アクティブなタブに対応するオシレータの周波数をデフォルト 値に戻します。ボード電源の再投入によってもデフォルトに戻 ります。 UG-01169 2015.11.06 クロック・コントロール 3-23
コントロール 概要
Read アクティブなタブに対応するオシレータの現在の周波数設定を
読み出します。
Set New Freq 選択したクロック向けのプログラマブル・オシレータの周波数
を、プログラマブル・オシレータの Target frequency コントロー ルの値に設定します。周波数の変更が有効になるまでに数ミリ 秒かかることがあります。この期間にクロック・グリッチが表 示されることがあります。アルテラは、周波数を変更した後に は FPGA ロジックをリセットすることを推奨します。 図 3-13: Si5338 タブ コントロール 概要 F_vco 電圧制御発振器で生成される信号の値を表示します。 レジスタ名 各オシレータの現在の周波数を表示します。 周波数(MHz) クロックの周波数を指定できます。 Disable 必要な場合に各オシレータを無効にできます。 Read アクティブなタブに対応するオシレータの現在の周波数設定を 読み出します。 Default アクティブなタブに対応するオシレータの周波数をデフォルト 値に戻します。ボード電源の再投入によってもデフォルトに戻 ります。 3-24 クロック・コントロール 2015.11.06UG-01169 Altera Corporation ボード・テスト・システム フィードバック
コントロール 概要
Set New Freq 選択したクロック向けのプログラマブル・オシレータの周波数
を、CLK0~CLK3 コントロールの値に設定します。周波数の変 更が有効になるまでに数ミリ秒かかることがあります。この期 間にクロック・グリッチが表示されることがあります。アルテ ラは、周波数を変更した後には FPGA ロジックをリセットする ことを推奨します。
注意: Si5338 の CLK0 を変更すると、Clock と Power の GUI に影響します。CLK0 からのクロックの 1 つは、SI570、 Si5338 とパワー・モニタに接続されている 2 線式シリ アル・バス・インタフェースとしての MAX II デバイ スの駆動に使用されます。 UG-01169 2015.11.06 クロック・コントロール 3-25
ボード・コンポーネント
4
2015.11.06 UG-01169 更新情報 フィードバック この章では開発キット・ボードの主要なコンポーネントを紹介します。 開発ボードの完全な回路図のセット、物理的なレイアウトのデータベース、およびガーバー・フ ァイルは開発キットのドキュメント・ディレクトリにあります。このボードについて
この項では、 MAX 10 FPGA 開発ボードの主要なコンポーネントの一覧を提供します。 表 4-1: MAX 10 FPGA ボード・コンポーネント ボード・リファレンス タイプ 概要 主要なデバイスU1 FPGA MAX 10 FPGA 10M50DAF484C6GES、50K LE、F484
パッケージ
U13 CPLD MAX II EPM1270 256-MBGA、2.5 V/3.3 V、オンボ
ード USB- Blaster II 向け VCCINT
U17 電源レギュレータ Enpirion® EN2342QI、インダクタ統合型 PowerSoC
電圧モード同期降圧コンバータ
U22、U23、U27 電源レギュレータ Enpirion EN6337QI、インダクタ統合型 PowerSoC
DC-DC 降圧コンバータ
U26 電源レギュレータ Enpirion EP5358LUI、インダクタ統合型 600 mA
PowerSoC DC-DC 降圧コンバータ
U24、U25 電源レギュレータ Enpirion EP5358HUI、インダクタ統合型 600 mA
PowerSoC DC-DC 降圧コンバータ コンフィギュレーションおよびセットアップ・エレメント J12 オンボード(エンベデ ッド)USB-Blaster Blaster II FPGA のプログラミングおよびデバッグ用タイプ B USB コネクタ J14 10 ピン・ヘッダ 外部ダウンロード・ケーブル向け 10 ピン・ヘッダ を介するオプションの JTAG 直接接続 J20 2x10 ピン・ヘッダ 16 チャネルの兼用 ADC を接続する 2x10 ヘッダ
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ISO 9001:2008
登録済
www.altera.com
ボード・リファレンス タイプ 概要 SW2 コンフィギュレーショ ン/ユーザー DIP スイ ッチ SW2 はブート・イメージ、JTAG のバイパス、お よび HSMC のバイパスを制御するスイッチを含 む J7 MAX 10 ADC 向けジャ ンパ ADC へ調整可能な電圧を提供するポテンショメータを接続する S5 Pulse_nconfig押しボ タン nCONFIGすることにより、物理的なピンに作用を与えずにピンの Low のパルスをエミュレーション リコンフィギュレーションをトリガする S6 CPU リセット・ボタン FPGA ロジックのデフォルト・リセット ステータス・エレメント D1 青色 電源 LED 12 V の電源が供給されている際に点灯する D2 緑色 高速メザニン・カ ード(HSMC)LED HSMC を検出すると点灯する
D13、D14 緑色 USB UART LED USB UART トランスミッタおよびレシーバの使用
中に点灯する D20 コンフィギュレーショ ン完了 LED FPGA がコンフィギュレーションされると点灯する D21、D22、D23 電源 LED 3.3 V、2.5 V、1.2 V が正常に供給されていること を示す クロック回路 X1 ADC 向けプログラマ ブル・クロック デフォルト周波数 10 MHz の ADC 向けプログラマブル・オシレータ U2 プログラマブル・クロ ック デフォルト周波数 25、50、100、125 MHz の 4 チャネル・プログラマブル・オシレータ 汎用ユーザー入出力 S1、S2、S3、S4 汎用ユーザー・ボタン 押すと Low に駆動するユーザー・プッシュ・ボタ ン 4 個 D15、D16、D17、
D18、D19 ユーザー LED Low に駆動されると点灯するユーザー LED 4 個
SW1、SW2.1 ユーザー DIP スイッチ 4 極ユーザー DIP スイッチ メモリ・デバイス U5 DDR3 SDRAM A メモ リ 64 Mx16 U6 DDR3 SDRAM B メモリ 128 Mx8 U7 QSPI(quad serial peripheral interface)フ ラッシュ 512 Mb 通信ポート 4-2 このボードについて 2015.11.06UG-01169
ボード・リファレンス タイプ 概要 J2 HSMC ポート 84 の CMOS、または 17 の LVDS チャネルを HSMC の仕様に応じて提供する U9、U10 ギガビット・イーサネ ット・ポート 2 個 • イーサネット A(上) • イーサネット B(下)
RGMII モードでの FPGA ベースのアルテラ Triple Speed Ethernet MegaCore ファンクションと
Marvell 88E1111 x 2 PHY を介する 10/100/1000 イ ーサネット接続を提供する RJ-45 コネクタ
J4、J5 Digilent Pmod コネクタ
2 個 低周波数、少ない I/O ピン数のペリフェラル・モジュールとの接続に使用する、I/O 信号ピン 8 本
を含む 12 ピン・インタフェース
J11 ミニ USB 2.0 UART ポ
ート シリアル UART インタフェース向け、USB からUART へのブリッジを備える USB コネクタ
J12 ミニ USB ポート エンベデッド USB- Blaster II
アナログ
J18、J19 SMA 入力 FPGA アナログ-デジタル・コンバータ(ADC)2
個 J20 ヘッダ 2x10 ADC POT1 ポテンショメータ ADC への入力 J1 SMA 出力 外部 16 ビット・デジタル-アナログ・コンバータ (DAC)デバイス ビデオおよびディスプレイ・ポート
U8 HDMI ビデオ出力 ADI(Analog Devices, Inc)PHY を介して最大 1080p
の HDMI v1.4 ビデオ出力を提供する 19 ピン HDM コネクタ 電源ユニット J15 DC 入力ジャック 許容電圧 DC 12 V SW3 電源スイッチ DC 入力ジャックから電力が供給されている際の ボード電源入切の切り替え
主要なデバイス
MAX 10 FPGA 開発ボートは、484 ピン FineLine BGA パッケージの MAX 10 10M50DAF484C6GES デバイス(U1)を搭載しています。
表 4-2: MAX 10 FPGA 10M50DAF484C6GES の特性
ALM数 等価 LE 数 M9K メモリ 数(Kb) 合計 RAM数(Kb) 18×18ト・マルチビッ プライヤ数 PLL数 トランシーバ 数 パッケージ・タイプ 50,000 50 1,638 736 144 4 — FineLine BGA 484 ピン UG-01169 2015.11.06 主要なデバイス 4-3 ボード・コンポーネント Altera Corporation フィードバック
コンフィギュレーション
MAX 10 FPGA 開発キットは、以下の 2 つのコンフィギュレーション手法をサポートしています。 • .sof ファイルを FPGA にダウンロードすることによるコンフィギュレーション。FPGA の電
源再投入またはリコンフィギュレーションにより、FPGA を白紙状態で立ち上げます。 • .pof ファイルを介したオン・ダイ FPGA コンフィギュレーション・フラッシュ・メモリ
(CFM)のプログラミング。FPGA の電源再投入またはリコンフィギュレーションにより、 FPGA をセルフ・コンフィギュレーション・モードで立ち上げます。これは CFM に格納され たファイルを使用します。
.sof または.pof ファイルのプログラミングには、以下の 2 種類の USB-Blaster™ハードウェア・コ
ンポーネントを使用できます。
• エンベデッド USB-Blaster II の、タイプ B コネクタ(J12)
• JTAG ヘッダ(J14)。外部 USB-Blaster、外部 USB-Blaster II、EthernetBlaster ダウンロード・ケ ーブルを使用します。外部ダウンロード・ケーブルは JTAG ヘッダ(J14)を介してボードに 接続します。
Quartus II Programmer
の使用
Quartus II Programmer を使用して、.sofで FPGA をコンフィギュレーションすることができます。
FPGA をコンフィギュレーションする前に、以下を確認してください。
• Quartus II Programmer および USB‐Blaster II ドライバが、ホスト・コンピュータにインストー ルされている • キットに USB ケーブルが接続されている • ボードの電源がオンであり、かつ JTAG チェインを使用する他のアプリケーションが動作し ていない MAX 10 FPGA をコンフィギュレーションするには以下を行います。 1. Quartus II Programmer を起動します。
2. Add File をクリックし、必要な.sofへのパスを選択します。
3. 追加したファイルの Program/Configure オプションをオンにします。
4. Start をクリックして、選択したコンフィギュレーション・ファイルを FPGA にダウンロード
します。プログレス・バーが 100%に達するとコンフィギュレーションは完了です。
内部コンフィギュレーションに使用する.sofファイルを生成するために、Quartus II Convert
Programming File(CPF)GUI を使用できます。Quartus II ソフトウェア・プログラマとダウンロ ード・ケーブルを使用することにより、コンフィギュレーション・フラッシュ・メモリ(CFM) とユーザー・フラッシュ・メモリ(UFM)を含む、MAX 10 デバイスのフラッシュを直接プログ ラミングできます。
内部コンフィギュレーション手法の選択
10M02 デバイスを除く全ての MAX 10 デバイスには、内部コンフィギュレーションで選択できる 合計 5 つのモードがあります。 内部コンフィギュレーション手法はコンパイルの前に選択する必要があります。 4-4 コンフィギュレーション 2015.11.06UG-01169コンフィギュレーション・モードを選択するには以下を行います。
1. Quartus II ソフトウェアを開き、MAX 10 デバイス・ファミリを使用するプロジェクトをロー
ドします。
2. Assignments メニューで Settings をクリックします。Settings ダイアログ・ボックスが表示さ
れます。
3. Category リストから、Device を選択します。Device ページが表示されます。 4. Device and Pin Options をクリックします。
5. Device and Pin Options ダイアログ・ボックスで Configuration タブをクリックします。 6. Configuration Scheme リストから Internal Configuration を選択します。
7. Configuration Mode リストで、5 つのコンフィギュレーション・モードのうちから 1 つを選択
します。デュアル・ブート機能向けには:
a. デザインに Dual Boot IP コアが、たとえば Qsys コンポーネント内に、含まれている必要が
あります。
b. Configuration Mode に Dual Compressed Images (512 Kbits UFM)を選択します。
c. 上記の 2 つの.sof ファイルを生成し、それらを CFM プログラミング用の 1 つの.pof ファイ
ルに変換します。
8. 必要に応じて Generate compressed bitstreams をオンにします。OK をクリックします。
スイッチおよびジャンパの設定
この項は、SW2 のデフォルト・ファクトリ設定と機能、および SW1 と J7 について説明します。 J7 ジャンパは、ADC1_CH6 へのポテンショメータ(POT1.2)の出力と接続しています。J7 ジャ ンパがオンであれば、ポテンショメータを使用して、ADC1_CH6 を介して調整可能な電圧(0~ 2.5 V)を MAX 10 ADC に供給できます。J7 ジャンパがオフであれば、ADC1_CH6 はその他の ADC チャネルとして 2x10 ヘッダに接続されます。 図 4-1: ボード表側に位置するジャンパ J7(詳細)
J7
POT1
ANAIN1 ANAIN2 DACOUT UG-01169 2015.11.06 スイッチおよびジャンパの設定 4-5 ボード・コンポーネント Altera Corporation フィードバックボードの裏面に 2 つのスイッチがあります。SW1 はユーザー機能向けであり、SW2 は、これを 使用してブート選択およびコンポーネントのバイパスが可能です。
図 4-2: ボード裏面に位置するスイッチ(詳細)
スイッチがオンであれば、FUNCTION SIGNAL はグランドに接続されています。つまり、これ は LOGIC LOW(0)です。スイッチがオフであれば、FUNCTION SIGNAL はグランドへの接続 が切断されています。つまり、これは LOGIC HIGH(1)です。 注意: 以下の図では、リビジョン C ボードにおけるスイッチ名称、およびリビジョン B ボード 向けの脚注を示しています。SW2.3 の名称の変更は、名称のみの変更であり、機能的修正 ではありません。リビジョン B で名称が MAX10_BYPASS となっていますが、実際にはこ れは VTAP バイパスです。 4 3 2 1 OFF = 1 For Rev. B: 2 = BOOT_SEL 3 = MAX10_BYPASSN OFF = 1 ON = 0 ON = 0 SW2 SW1 1 2 3 4 USER_DIPSW4 CONFIG_SEL VTAP_BYPASSN HSMC_BYPASSN 表 4-3: SW2 DIP スイッチの設定(ボード裏面) スイッチ ボード・ラベル 動作 デフォルト・ポジション 1 USER_DIPSW4 ユーザー定義スイッチ 4 であり、スイッチ 0、 1、2、3 は SW1 にあります。デフォルトの機 能はありません。 — 4-6 スイッチおよびジャンパの設定 2015.11.06UG-01169
スイッチ ボード・ラベル 動作 デフォルト・ポジション 2 BOOT_SEL(Rev. B ボードでの名称) CONFIG_SEL(Rev. C ボードでの名称) このピンを使用して、デュアル・イメージ・ コンフィギュレーションでの最初のブート・ イメージに CFM0、CFM1、または CFM2 イメ ージを選択します。CONFIG_SEL が Low に セットされていれば、最初のブート・イメー ジは CFM0 イメージです。CONFIG_SEL ピン が High にセットされていれば、最初のブー ト・イメージは CFM1 または CFM2 イメージ です。このピンは、ユーザー・モードの前と、 nSTATUS ピンがアサートされる前に読み出 されます。 Low
3 VTAP_BYPASSn オンボード USB-Blaster II 内で仮想 JTAG デバ
イスが提供されており、これは診断ハードウ ェアおよびボード識別情報へのアクセスを提 供します。このデバイスは、JTAG チェインで エクストラ・デバイスの ID: 020D10DD として 表示されます。このスイッチは、仮想 JTAG デバイスを JTAG チェインから削除します。 High 4 HSMC_BYPASSN このピンを使用して、HSMC を JTAG チェイ ンからバイパスします。この信号のデフォル ト値は High であり、HSMC は JTAG チェイン に含まれています(しかし、通常は HSMC に 接続されたドーターカードがないために、こ れは JTAG マスタによって検出されません)。 これを Low にセットすると HSMC はバイパ スされます。 High
ステータス・エレメント
この項では、 MAX 10 FPGA 開発ボードのユーザー定義ではないステータス・エレメントをリス トします。 表 4-4: 汎用 LED 信号名 ボード・リファレンス 信号名 概要 D1 — 青色 電源 LED D2 HSMC_PRSNTn 緑色 LEDD13 UART_TXLED USB~UART 向け緑色 LED
D14 UART_RXLED USB~UART 向け緑色 LED
UG-01169
2015.11.06 ステータス・エレメント 4-7
ボード・コンポーネント Altera Corporation
表 4-5: MAX II CPLD LED 信号名 ボード・リファレンス 信号名 I/O規格 MAX II CPLDピン番号 D20 MAXII_CONF_DONE 3.3 V W17 D21 3.3V_LED 3.3 V U4 D22 2.5V_LED 3.3 V U5 D23 1.2V_LED 3.3 V U6
設定エレメント
表 4-6: ボード設定 DIP スイッチとジャンパの回路図の信号名 ボード・リファレンス 信号名 デバイス / ピン番号 I/O規格 SW2.1 USER_DIPSW4 MAX 10 / H21 1.5 V SW2.2 CONFIG_SEL MAX 10 / H10 3.3 V SW2.3 VTAP_BYPASSn MAX II / P17 3.3 V SW2.4 HSMC_BYPASSn MAX II / P18 3.3 V J7.1 — POT1 2.5 V J7.2 ADC1_CH6 2x10 Header / J20.15 2.5 V 表 4-7: 汎用プッシュ・ボタン信号名ボード・リファレンス 信号名 MAX 10 FPGAピン番号 I/O規格
S5 PULSE_NCONFIG H9 3.3 V
S6 CPU_RESETn D9 3.3 V
汎用ユーザー入出力
MAX 10 FPGA 開発ボードのユーザー定義 I/O 信号名、FPGA ピン番号、I/O 規格です。
表 4-8: ユーザー定義プッシュ・ボタン信号名 ボード・リファレンス 信号名 MAX 10 FPGA ピン番号 I/O規格 S1 USER_PB0 L22 1.5 V S2 USER_PB1 M21 1.5 V S3 USER_PB2 M22 1.5 V S4 USER_PB3 N21 1.5 V 4-8 設定エレメント 2015.11.06UG-01169
表 4-9: ユーザー定義 DIP スイッチの回路図の信号名 ボード・リファレンス 信号名 MAX 10 FPGA ピン番号 I/O規格 SW1.1 USER_DIPSW0 H21 1.5 V SW1.2 USER_DIPSW1 H22 1.5 V SW1.3 USER_DIPSW2 J21 1.5 V SW1.4 USER_DIPSW3 J22 1.5 V SW2.1 USER_DIPSW4 G19 1.5 V 表 4-10: ユーザー LED(緑色)の回路図の信号名 ボード・リファレンス 信号名 MAX 10 FPGA ピン番号 I/O規格 D15 USER_LED0 T20 1.5 V D16 USER_LED1 U22 1.5 V D17 USER_LED2 U21 1.5 V D18 USER_LED3 AA21 1.5 V D19 USER_LED4 AA22 1.5 V
MAX 10 Development Kit Baseline Pinout デザインについてはアルテラの Design Store を参照して ください。
関連情報
Altera Design Store (MAX 10 Development Kit)
クロック回路
開発ボードは、デフォルト周波数が 25 MHz、50 MHz、100 MHz、125 MHz の 4 チャネルのプロ グラマブル・オシレータを含みます。またボードは、ADC に接続された 10 MHz のプログラマ ブル・オシレータも含みます。 UG-01169 2015.11.06 クロック回路 4-9 ボード・コンポーネント Altera Corporation フィードバックオンボード・オシレータ
図 4-3: MAX 10 FPGA 開発ボードのクロック
Si 570 CMOS Clock Output
Default 10MHz FA‐128 24MHz XTAL Cypress CY7C68013A USB Controller MAX II USB Blaster
ALTERA
MAX 10
Bank 1A Bank 1B Bank 2 Bank 3 Bank 4 Bank 5 Bank 6 Bank 7 Bank 8 8Y‐25MHz XTAL Si5338 IN Default 50 MHz 10/100/1000 Base –T Ethernet PHY 88E1111 x 2 USB_CLK CH0 Default 25 MHz CH1 DefaultLVDS 125 MHz CH2 DefaultLVDS 100 MHz CH3 100M_DDR3 125M_LVDS ADC 50M_MAX10 USB_CLK 50M_MAXII 25M_ENET 25M_MAX10 表 4-11: オンボード・オシレータソース 回路図の信号名 周波数 I/O規格 MAX 10 FPGA
ピン番号 適用 X1 CLK_10_ADC 10.000 MHz 2.5 V CMOS N5 ADC 向けデフォルト 10 MHz プロ グラマブル・クロ ック U2 CLK_25_ENET 25.000 MHz 2.5 V LVDS - イーサネット・クロック U2 CLK_25_MAX10 25.000 MHz 2.5 V LVDS M8 MAX 10 クロック U2 CLK_50_MAXII 25.000 MHz 2.5 LVDS - オンボード USB Blaster II 向けクロ ック 4-10 オンボード・オシレータ 2015.11.06UG-01169
ソース 回路図の信号名 周波数 I/O規格 MAX 10 FPGA ピン番号 適用 U2 CLK_50_MAX10 50.000 MHz 2.5 V LVDS M9 MAX 10 クロック U2 CLK_DDR3_100_N 100.000 MHz 2.5 V LVDS N15 DDR3 クロック U2 CLK_DDR3_100_P 100.000 MHz 2.5 V LVDS N14 DDR3 クロック U2 CLK_LVDS_125_N 125.000 MHz 2.5 V LVDS R11 LVDS クロック U2 CLK_LVDS_125_P 125.000 MHz 2.5 V LVDS P11 LVDS クロック
オフボード・クロック入出力
開発ボードは、ボード上で駆動できるクロック入出力を備えています。出力クロックは、FPGA デバイスの仕様に応じて異なるレベルと I/O 規格にプログラミング可能です。 表 4-12: オフボード・クロック入力ソース 回路図の信号名 I/O規格 MAX 10 FPGA
ピン番号 概要 HSMC HSMC_CLK_IN_N1 2.5 V AB21 装着された HSMC ケー ブルまたはボードからの LVDS 入力 HSMC HSMC_CLK_IN_P1 2.5 V AA20 装着された HSMC ケー ブルまたはボードからの LVDS 入力 HSMC HSMC_CLK_IN_N2 2.5 V V9 装着された HSMC ケー ブルまたはボードからの LVDS 入力 HSMC HSMC_CLK_IN_P2 2.5 V V10 装着された HSMC ケー ブルまたはボードからの LVDS 入力 HSMC HSMC_CLK_IN0 2.5 V N4 装着された HSMC ケー ブルまたはボードからの シングル・エンド入力 表 4-13: オフボード・クロック出力
ソース 回路図の信号名 I/O規格 MAX 10 FPGA
ピン番号 概要 HSMC HSMC_CLK_OUT_N1 2.5 V R13 LVDS 出力 HSMC HSMC_CLK_OUT_P1 2.5 V P13 LVDS 出力 HSMC HSMC_CLK_OUT_N2 2.5 V V14 LVDS 出力 UG-01169 2015.11.06 オフボード・クロック入出力 4-11 ボード・コンポーネント Altera Corporation フィードバック
ソース 回路図の信号名 I/O規格 MAX 10 FPGA
ピン番号 概要
HSMC HSMC_CLK_OUT_P2 2.5 V W15 LVDS 出力
HSMC HSMC_CLK_OUT0 2.5 V AA13 FPGA CMOS 出力(また
は GPIO)
コンポーネントとインタフェース
この項では、開発ボードの MAX 10 FPGA デバイスに関係する通信ポートとインタフェース・カ ードについて説明します。
10/100/1000
イーサネット PHY
MAX 10 FFPGA 開発キットは、10/100/1000 base-T イーサネットをサポートしており、これは外 部 Marvell 88E1111 PHY およびアルテラの Triple-Speed Ethernet MegaCore MAC ファンクション を使用します。
表 4-14: イーサネット PHY A のピン割り当て、回路図の信号名と機能
ボード・リファ
レンス(U9) 回路図の信号名 MAX 10 FPGAピン番号 I/O規格 概要
U9.8 ENETA_GTX_CLK T5 2.5V CMOS 125 MHz RGMII TX クロック
U9.4 ENETA_TX_CLK E10 3.3V LVCMOS 25/2.5 MHz MII TX クロック
U9.11 ENETA_TX_D0 R5 2.5V CMOS RGMII TX データ 0
U9.12 ENETA_TX_D1 T1 2.5V CMOS RGMII TX データ 1
U9.14 ENETA_TX_D2 W1 2.5V CMOS RGMII TX データ 2
U9.16 ENETA_TX_D3 W2 2.5V CMOS RGMII TX データ 3
U9.9 ENETA_TX_EN R4 2.5V CMOS RGMII TX イネーブル
U9.7 ENETA_TX_ER P4 2.5V CMOS MII TX エラー
U9.2 ENETA_RX_CLK P3 2.5V CMOS RGMII RX クロック
U9.95 ENETA_RX_D0 N9 2.5V CMOS RGMII RX データ 0
U9.92 ENETA_RX_D1 T1 2.5V CMOS RGMII RX データ 1
U9.93 ENETA_RX_D2 N1 2.5V CMOS RGMII RX データ 2
U9.91 ENETA_RX_D3 T3 2.5V CMOS RGMII RX データ 3
U9.94 ENETA_RX_DV T2 2.5V CMOS RGMII RX 有効
U9.3 ENETA_RX_ER P4 2.5V CMOS MII RX エラー
U9.28 ENETA_RESETN V8 2.5V CMOS デバイス・リセット
U9.23 ENETA_INTn V7 2.5V CMOS 管理バス割り込み
ボード・リファ
レンス(U9) 回路図の信号名 MAX 10 FPGAピン番号 I/O規格 概要
U9.25 ENET_MDC Y6 2.5V CMOS MDI クロック
U9.24 ENETA_MDIO Y5 2.5V CMOS MDI データ
U9.84 ENETA_RX_CRS N8 2.5V CMOS MII キャリア・センス
U9.83 ENETA_RX_COL P1 2.5V CMOS MII コリジョン
U9.55 CLK_25_ENET — 2.5V CMOS 25 MHz リファレンス・クロック
U9.70 ENETA_LED_
DUPLEX — 2.5 V CMOS 双方向あるいはコリジョン LED
U9.76 ENETA_LED_
LINK10 — 2.5 V CMOS 10 Mb リンク LED
U9.74 ENETA_LED_
LINK100 R9 2.5V CMOS 100 Mb リンク LED
U9.73 ENETA_LED_
LINK1000 — 2.5V CMOS 1000 Mb リンク LED
U9.58、69 ENETA_LED_RX — 2.5V CMOS RX データ・アクティブ LED
U9.61、68 ENETA_LED_TX — 2.5V CMOS TX データ・アクティブ LED
U9.29 ENETA_MDI_P0 — 2.5V CMOS MDI
U9.31 ENETA_MDI_N0 — 2.5V CMOS MDI
U9.33 ENETA_MDI_P1 — 2.5V CMOS MDI
U9.34 ENETA_MDI_N1 — 2.5V CMOS MDI
U9.39 ENETA_MDI_P2 — 2.5V CMOS MDI
U9.41 ENETA_MDI_N2 — 2.5V CMOS MDI
U9.42 ENETA_MDI_P3 — 2.5V CMOS MDI
U9.43 ENETA_MDI_N3 — 2.5V CMOS MDI
表 4-15: イーサネット PHY B のピン割り当て、回路図の信号名と機能
ボード・リファ
レンス(U10) 回路図の信号名 MAX 10 FPGAピン番号 I/O規格 概要
U10.8 ENETB_GTX_CLK T6 2.5V CMOS 125 MHz RGMII TX クロック
U10.4 ENETB_TX_CLK E11 3.3V LVCMOS 25/2.5 MHz MII TX クロック
U10.11 ENETB_TX_D0 U1 2.5V CMOS RGMII TX データ 0
U10.12 ENETB_TX_D1 V1 2.5V CMOS RGMII TX データ 1
U10.14 ENETB_TX_D2 W1 2.5V CMOS RGMII TX データ 2
U10.16 ENETB_TX_D3 U4 2.5V CMOS RGMII TX データ 3
UG-01169
2015.11.06 10/100/1000イーサネット PHY 4-13
ボード・コンポーネント Altera Corporation
ボード・リファ
レンス(U10) 回路図の信号名 MAX 10 FPGAピン番号 I/O規格 概要
U10.9 ENETB_TX_EN V3 2.5V CMOS RGMII TX イネーブル
U10.7 ENETB_TX_ER U5 2.5V CMOS MII TX エラー
U10.2 ENETB_RX_CLK R3 2.5V CMOS RGMII RX クロック
U10.95 ENETB_RX_D0 P8 2.5V CMOS RGMII RX データ 0
U10.92 ENETB_RX_D1 M1 2.5V CMOS RGMII RX データ 1
U10.93 ENETB_RX_D2 M2 2.5V CMOS RGMII RX データ 2
U10.91 ENETB_RX_D3 T3 2.5V CMOS RGMII RX データ 3
U10.94 ENETB_RX_DV R1 2.5V CMOS RGMII RX 有効
U10.3 ENETB_RX_ER R2 2.5V CMOS MII RX エラー
U10.28 ENETB_RESETn AB4 2.5V CMOS デバイス・リセット
U10.23 ENETB_INTn AA3 2.5V CMOS 管理バス割り込み
U10.25 ENET_MDC Y6 2.5V CMOS MDI クロック
U10.24 ENET_MDIO Y5 2.5V CMOS MDI データ
U10.84 ENETB_RX_CRS N3 2.5V CMOS MII キャリア・センス
U10.83 ENETB_RX_COL N2 2.5V CMOS MII コリジョン
U10.55 CLK_25_ENET — 2.5V CMOS 25 MHz リファレンス・クロック
U10.70 ENETB_LED_
DUPLEX — 2.5V CMOS 双方向あるいはコリジョン LED
U10.76 ENETB_LED_
LINK10 — 2.5V CMOS 10 Mb リンク LED
U10.74 ENETB_LED_
LINK100 P9 2.5V CMOS 100 Mb リンク LED
U10.73 ENETB_LED_
LINK1000 — 2.5V CMOS 1000 Mb リンク LED
U10.58、69 ENETB_LED_RX — 2.5V CMOS RX データ・アクティブ LED
U10.61、
65、68 ENETB_LED_TX — 2.5V CMOS TX データ・アクティブ LED
U10.29 ENETB_MDI_P0 — 2.5V CMOS MDI
U10.31 ENETB_MDI_N0 — 2.5V CMOS MDI
U10.33 ENETB_MDI_P1 — 2.5V CMOS MDI
U10.34 ENETB_MDI_N1 — 2.5V CMOS MDI
U10.39 ENETB_MDI_P2 — 2.5V CMOS MDI
ボード・リファ
レンス(U10) 回路図の信号名 MAX 10 FPGAピン番号 I/O規格 概要
U10.41 ENETB_MDI_N2 — 2.5V CMOS MDI
U10.42 ENETB_MDI_P3 — 2.5V CMOS MDI
U10.43 ENETB_MDI_N3 — 2.5V CMOS MDI
デジタル-アナログ・コンバータ
MAX 10 FPGA には、SMA 出力付き 16 ビットのデジタル-アナログ・コンバータ(DAC)デバイ ス 1 個が搭載されています。
MAX 10 FPGA は、サンプル・レート 1 MSPS の 12 ビット逐次比較レジスタ(SAR)ADC 2 個を 有します。ポテンショメータ 1 個が ADC1_CH6 に接続されており、これはユーザー制御の DC として機能し、また、これは 2.5 V に接続されています。ADC の性能評価を確かなものにするた めに、MAX 10 開発キットは個別のアナログ電源を有し、アナログ・グランドを分割していま す。外部 16 ビット信号チャネル DAC がバンク 7 に接続されており、クローズド・ループ評価を 可能にします。DAC は最高 30 MHz のクロック・レートで動作する 3 線式シリアル・インタフ ェースを使用します。これは標準シリアル・ペリフェラル・インタフェース(SPI)、QSPI、 Microwire、デジタル信号処理(DSP)インタフェースと互換します。 表 4-16: デジタル-アナログ・コンバータの信号 ボード・リファ
レンス (U33) 信号名 MAX 10 FPGAピン番号 I/O規格 概要
U33.5 DAC_SYNC U1.B10 3.3 V レベル・トリガ・コントロール
入力(アクティブ Low)。入力 データ向けフレーム同期信号
U33.6 DAC_SCLK A7 3.3 V シリアル・クロック入力
U33.7 DAC_DIN A8 3.3 V シリアル・データ入力
HDMI
ビデオ出力
MAX 10 FPGA は HDMI トランスミッタ 1 個と HDMI ソケット 1 個をサポートしています。 トランスミッタは HDMI v1.4 機能を取り入れており、最高 165 MHz (1080p で 60 Hz、UXGA で 60 Hz)の入力データ・レートをサポート可能です。HDMI トランスミッタと MAX 10 はバンク
7 で接続されており、I2C インタフェースを介して通信します。
表 4-17: HDMI のピン割り当て、回路図の信号名と機能
ボード・リファレ
ンス(U8) 回路図の信号名 MAX 10 FPGAピン番号 I/O規格 概要
U8.62 HDMI_TX_D0 A17 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.61 HDMI_TX_D1 A18 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス UG-01169
2015.11.06 デジタル-アナログ・コンバータ 4-15
ボード・コンポーネント Altera Corporation
ボード・リファレ
ンス(U8) 回路図の信号名 MAX 10 FPGAピン番号 I/O規格 概要
U8.60 HDMI_TX_D2 A12 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.59 HDMI_TX_D3 F16 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.58 HDMI_TX_D4 A16 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.57 HDMI_TX_D5 B12 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.56 HDMI_TX_D6 F15 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.55 HDMI_TX_D7 B11 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.54 HDMI_TX_D8 A13 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.52 HDMI_TX_D9 C15 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.50 HDMI_TX_D10 C11 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.49 HDMI_TX_D11 A11 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.48 HDMI_TX_D12 A20 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.47 HDMI_TX_D13 H13 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.46 HDMI_TX_D14 E14 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.45 HDMI_TX_D15 D12 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.44 HDMI_TX_D16 C12 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.43 HDMI_TX_D17 C19 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.42 HDMI_TX_D18 C18 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス
U8.41 HDMI_TX_D19 B19 3.3 V HDMI デジタル・ビデオ・
データ・バス