Copyright © 2013 NTT DATA INSTITUTE OF MANAGEMENT CONSULTING, Inc. 2013年11月13日 株式会社NTTデータ経営研究所 ライフ・バリュー・クリエイション本部 中林 裕詞
緊急通報アクセシビリティワーキングパーティ
平成25年度上期活動状況報告
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Copyright © 2013 NTT DATA INSTITUTE OF MANAGEMENT CONSULTING, Inc. 本資料の目的 高齢化の進展により、病気や筋力の低下を要因として障害を持つことも不思議なことで はなくなりました。そのため、障害の有無を問わず、自立した生活ができるユニバーサルな 社会システムへと近年シフトしている傾向にあります。 そのユニバーサルな社会インフラの一つに緊急通報が位置づけられるわけですが、現状 では誰にでも利用可能な仕組みとはなっていません。電話の「もしもし」「はいはい」と いった「音声による緊急通報」の仕組みが中心なため、聴覚障がい者や一時的に言葉を 発せられなくなった人にとっては、通報が困難な場合がある、というのが実情です。 また、平成23年3月11日に東日本大震災が発生、従来の音声による仕組みにおいて も、接続不良(=呼損)が生じ、万能ではないことが確認されました。そのため、この仕組 みを補完する新たな通報手段が必要視されたわけです。 上記、2つの課題を解決する手段として、携帯電話・スマートフォンの通信機能(Web)を 活用した、音声以外による緊急通報の仕組みを、平成24年度より総務省消防庁消防 防災科学技術推進制度を利用して検討しております。 本日は、平成25年度上期の検討状況について、ご報告をさせていただきます。
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Copyright © 2013 NTT DATA INSTITUTE OF MANAGEMENT CONSULTING, Inc. INDEX 本資料の目的 1. 平成25年度上期の活動状況 2. 平成25年度下期以降の予定 3. (参考)わが国における緊急通報の仕組み 4. (参考)緊急通報アクセシビリティワーキングパーティの検討対象
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緊急通報アクセシビリティワーキングパーティは、昨年度に引き続き、ほぼ月に1回ペースで 会合を開催中。 【主な参加機関】 政府・消防行政関係者 携帯電話事業者 消防指令システムメーカー 既存の障がい者向けサービスを提供している企業 聴覚障がい者の団体(全日本ろうあ連盟さん含む) 1.平成25年度上期の活動状況 (1) 緊急通報アクセシビリティワーキングパーティ開催
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平成25(2012)年 平成26(2013)年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 Em-Call WP △ 5/22 9/25 △ 10/23 △ 12/18 △ 3/19 △ 技術検討会 △ 5/22 6/19 △ 7/24 △ 9/25 △ 10/23 △ 11/20 △ 12/18 △ 1/22 △ 2/19 △ 3/19 △ WebRTC 検討作業 部会 ※ 開催時間はいずれも 14:00-17:00 平成25年度は、主に新システムの運用面を議論するWPと、設計書・仕様書の中身 を議論する技術検討会の2つに分けて開催 また、リレーサービスセンタとの接続方法に関して検討を行うため、技術検討会の 傘下にWebRTC検討作業部会を設置し、11月以降議論を進めることに 随時開催 1.平成25年度上期の活動状況 (2) 平成25年度の活動スケジュール WebRTCとは、Webブラウザ間でビデオ通話等のリアルタイム通信を行うために必要な関連技術の総称、 および実現されるフレームワークのこと。端末に専用アプリを導入する必要が無く、端末(OS)を選ばずにリ アルタイム通信が可能なことを特徴とする。
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1.平成25年度上期の活動状況 (3) 平成25年度の着地目標 <平成25年度:サービス設計フェーズ> 緊急通報アクセシビリティワーキングパーティ:システム運用上の課題整理 技術検討会(必要に応じて作業部会):上記WPとは独立して、具体的な開発に必 要な機能要件の検討、およびシステム設計まで実施 本技術を実現する各関連システムの仕様書を策定 電話網 Internet IP-VPN網 音声通話 (手話を通訳) 手話動画 位置情報 通報内容 代替通信 網 携帯ネット ワーク (パケット) ユーザー情報 位置情報 通報内容 消防本部 通報者の最 寄りの消防本 部の連絡先 通報者 (聴覚障がい 者の場合) 緊急通報デー タセンター リレーサービ スセンター
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回 主な議題 内容 参考資料 1回 システム開 発の方向 性 Web型の仕組みを基本としつつ、補足的にアプリ型を共存させるという方 針で検討する • アプリだと事前にダウンロードや更新の必要性や、使えない機種があるな どの点が挙げられる。 - アプリケーションを活用する方法については、別途検討する。 ― 2回 システム開 発の方向 性 対応する携帯端末としては、スマートフォンを想定する • 携帯端末には、スマートフォンのほかに、フィーチャーフォンが存在するが、 議論を単純化するために、スマートフォンに焦点を当てて議論する。 ― 基地局情報とGPS情報送信のタイミングは、それぞれ分けて送る方針で議 論する • GPS情報は測位に時間がかかることから、基地局情報は先に送る - 実際の音声通報の運用でも、基地局情報を先に送り、会話中に測位し たGPS情報を後から送っている。 ― 事前登録 方法、情報 登録先 事前登録情報はデータセンタに登録する • 携帯端末に個人情報を事前登録し、送出することは技術的に可能である が、個人情報削除が容易などセキュリティの問題が懸念される。 • 技術上、開発スケジュール上必要がある場合は、実証は、第1ステップは 携帯端末、第2ステップではデータセンタに個人情報を登録する方式にて 行うことも考慮。 ― これまで開催した技術検討会(第1~2回)における決定事項は以下のとおり。 1.平成25年度上期の活動状況 (4) 平成25年度上期までの技術決定事項(1/2)
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回 主な議題 内容 参考資料 3回 シーケンス 通報者本人が画面入力により直接通報する(手話通訳を利用しない)場合 のシーケンスについて合意 通報者本人がリレーサービスセンタ経由で通報する場合は、データセンタを 介さず通報者とリレーサービスセンタが繋がる方法を基本的とする • 消防本部では、迅速に予告をし、出動させる必要があり、データセンタに送 出された情報をプル型で取得するには時間がかかる。事前登録された情報 はプッシュ型で一度に送るべきである。 • ただし、通信障害時の対応を考慮し、指令台からデータセンタに対し情報 要求し、通報者の情報を取得するプル型も組み込むことも考慮する。 (次頁) 4回 通報者側 ユーザーイ ンター フェース UIは色弱の方も含め各ユーザーに合わせて複数準備する。各ユーザーの状 況・要求に合ったUIを自動選択して、ユーザーの画面に表示できるように。 • 文字だけ、文字+イラスト、イラストだけ、色弱者用UIなど。 事前登録 および情 報登録先 リレーサービスセンターおよび緊急通報システムの両方を利用する際に、個 別に利用登録(=契約)をする。 • リレーサービスセンター登録情報(利用登録)は、緊急通報システムユーザー 本人が事前に登録しておく。 • 緊急通報システムユーザーとリレーサービスセンターとの関係は1:1とする。 • リレーサービスセンター登録情報は、緊急通報システム事前登録申請時に DCに登録する。 第3~4回における決定事項は以下のとおり。(第5回は現在取りまとめ中) 1.平成25年度上期の活動状況 (4) 平成25年度上期までの技術決定事項(2/2)
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通報者 データセンタ リレーサービスセンター 消防本部 ①画面入力 ②セル測位、GPS測位(自動) ③通報 ②通報地点による、消防本部の選定 ①通報受信 ③消防本部への通報 ①指令台受信 ②内容確認 ①災害種別決定 ②災害地点決定 ③予告指令 ①消防からの応答受信 ②通報者への応答送信 通報受付通知の受信 呼び返し方法の確認 (リレーサービスもしく はチャット) ①対応状況の受信 ②呼び返し方法の選択(リレー サービスもしくはチャット) ①消防からの応答受信 ②通報者への応答送信 リレーサービスもしくは チャットによる通話 リレーサービスの場合 は、手話等でやりとり リレーサービスもしくはチャットに よる通話 チャットの場合は、テ キスト等でやりとり ①出動隊編成 ②出動指令 出動の連絡 ①消防からの応答受信 ②通報者への応答送信 出動連絡の受信 必要に応じて(消防本部側が、通報者に詳細内容を問い合わせたいとき) 1.平成25年度上期の活動状況 (5) 技術決定事項例(シーケンス概要版) 技術検討会で決定されたシーケンスは、非常に詳細なため、今回は概要版を例示
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1.平成25年度上期の活動状況
(6) IEEE Region 10 Humanitarian Technology Conferenceでの報告 IEEE Region 10 Humanitarian Technology Conference 2013,26 – 29 Aug
2013, Sendai, Japanにて、緊急通報アクセシビリティWPの取り組みを論文投稿なら びに発表。国際標準へ向けた活動を実施
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通 報 者 (スマートフォン) 消 防 本 部 (指令台もしくは専用端末) ② セ ッ シ ョ ン 確 立 要 求 (事前登録情報、セルベース測位) ① 通 報 デ ー タ セ ン タ ー 救 急 火 災 具合が悪いのは: 自 分 自 分 以 外 人数は: 1名だけ 2~5名 6~10名 11名以上 どのような方: 男 性 女 性 6歳未満 6歳以上 呼吸は: 通 報 あ る な い 意識は: あ る な い (未就学児) 通 報 位 置 情 報 応 答 送 信 リスト(L) 詳細聞き取り 時 刻 通報者 氏 名 住 所 年 齢 性 別 内 容 詳 細 2013/01/25 14:36:12 :本人 :○○ ○○ :△△市□□三丁目 1-2 □□アパート202号室 :58才 :男性 :病気 :未記入 緯度:N35.00000 経度:E136.00000 △△市○○町二丁目 付近 項目 内容 ④ 呼 の 切 断 ⑤ 通 報 終 了 ③ リ ア ル タ イ ム な 通 報 の や り と り 今後この箇所の機 能要件について議 論を進めていく予定 10月までは通報者端末・データセンター間の機能を中心に議論を進めてきた。今後も 詳細化について継続するが、11月以降での主な検討内容は、データセンター・消防本 部指令台間の機能にシフトする予定 2.平成25年度下期以降の予定 (1) 平成25年度下期での検討事項①:技術検討会
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WebRTCを活用した開発チーム(有志による構成)を設置 国際的な標準化の状況をウォッチしながら、WebRTCを活用したリレーサービス接続技術開発チーム を技術検討会の下部組織という位置づけで作業部会(「(仮称)WebRTC検討作業部会」)を設置 ⇒ 当該分野に詳しいNTTネットワークサービスシステム研究所が作業部会のリーダー ⇒ 作業部会には、技術検討会参加者の有志で構成 検討・開発期間は、平成25年度中 平成26年度の実証実験に間に合わせるため、検討・開発期間は今年度中とする ⇒ 技術検討会開催日とは別に、柔軟に作業部会の日程を設定 ⇒ 平成26年度の埼玉西部消防局での実証実験に間に合わせるため、急ピッチで成果を目指す 検討・開発対象は、緊急通報に用途を限定。成果は暫定版設計書として位置づけ WebRTCについては、現在国際標準化されていない部分もあるため、検討・開発内容は緊急通報 に用途を限定、成果は国内実証用の暫定版設計書として位置づける ⇒ 検討・開発内容は、緊急通報に用途を限定の上、対応対象端末(OS対応)についても絞る ⇒ 成果は最終的に国内実証用の暫定版設計書として策定し、翌年度の実証実験に活用する 2.平成25年度下期以降の予定 (1) 平成25年度下期での検討事項②:WebRTC検討作業部
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2.平成25年度下期以降の予定 (2) 平成26年度:実証試験及び評価フェーズ <平成26年度:実証試験及び評価フェーズ> サービスを実現するためのプロトタイプシステムを構築。 実際に消防本部でパケット通信による試験通報を受付け、技術面・運用面での 検証を行う。 最終的な成果として、全国の消防本部に展開する技術の仕様書を策定 併せて、当該システムの国際標準の原案となる仕様書を策定 電話網 Internet IP-VPN網 音声通話 (手話を通訳) 手話動画 位置情報 通報内容 代替通信 網 携帯ネット ワーク (パケット) ユーザー情報 位置情報 通報内容 消防本部 通報者の最 寄りの消防本 部の連絡先 通報者 (聴覚障がい 者の場合) 緊急通報デー タセンター リレーサービ スセンター
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3.(参考)わが国における緊急通報の仕組み (1) 音声による緊急通報の仕組み 119 119 携帯電話事業者網 IP電話事業者網 NTT東西の 公衆電話交換網 (PSTN) 消防本部庁舎 測位サーバ 携帯電話事業者 IP電話等事業者 音声受付 位置情報受信 位置情報NW網(IP-VPN) 位置情報受信装置 指令制御装置 指令台 119 NTT東西 NTT加入電話 位置情報 通知サーバ 位置情報 通知サーバ 新発信地 表示センタ 加入者DB 加入者DB A面 (NTTコミュニケーションズ) B面 (ソフトバンクテレコム) 自動出動 装置 地図検索 装置 IP電話 携帯電話 我が国における消防機関への緊急通報=「音声による緊急通報」の仕組みが中心 ⇒声を発することができない、音が聞こえない人は、別の人に通報を頼むしかない 通報者が119番をかけると、GPS情報や電話加入者情報によって、その人の位置を把握 ⇒すぐに消防車・救急車が通報者の元に駆けつけることができる 出所:総務省消防庁「聴覚・言語機能障がいに対応した緊急通報技術に関する検討会」報告書より
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3.(参考)わが国における緊急通報の仕組み (2) 音声以外による緊急通報の仕組みの状況① なし 9% あり 91% 52% 48% 3% 97% 20% 80% 84% 16% 0% 20% 40% 60% 80% 100% FAX 電子メール WEB 緊急通報システム あり なし 図 消防本部における音声以外の 緊急通報手段の採用状況 図 採用されている音声以外の 緊急通報手段の内訳 出所:いずれも総務省消防庁「聴覚・言語機能障がいに対応した緊急通報技術に関する検討会」報告書より 日本全国の消防本部の約9割で、何 らかの音声以外の緊急通報手段が 整備されているが・・・ 一方、「音声以外による緊急通報」の仕組みは4種類。ただし、FAXが大半で、利用シー ンが屋内に限定されるのと、災害時は音声と同じくつながらない危険性 ⇒音声では実現できている「いつでも」「どこでも」が、音声以外では実現できていない 大半がFAXで、屋内=自宅からの通 報に限定されてしまっている状況
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3.(参考)わが国における緊急通報の仕組み (3) 音声以外による緊急通報の仕組みの状況② 宛先 救急 (または 火災) 題名 救急です (火災です) ●●が痛いです。(●●が燃えています。) ●●市●●●丁目●番●号 ●●ビルにいます。 目標は●●です。 (バス停や公園等近くにあるものを記入) 本文 ***@##### (緊急通報用メールアドレスを記入) 図 既存メール119 唯一、屋外からの通報も可能な、携帯電話機能を活用したメール119・Web119は、各 サービス事業者独自の仕様で開発しているため、事業者をまたいだ通報ができない ⇒「どこでも」の実現には、異なる事業者間でも通報可能な共通プラットフォームが必要 図 既存Web119 システム事業者によって、通報者画面の表示の仕方や通報に必要な情報が異なる ⇒受信側(消防本部)では、異なる事業者からの通報は受信できない状況 出所:いずれも総務省消防庁「聴覚・言語機能障がいに対応した緊急通報技術に関する検討会」報告書より
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3.(参考)わが国における緊急通報の仕組み (4) 音声以外による緊急通報の仕組みへのニーズ 112 73 50 80 29 7.1 4.3 2.8 1.5 1.5 0 20 40 60 80 100 120 1・2級 3級 4級 5・6級 不明 (単位:千人) 18歳以上 18歳未満 補聴器ユーザー&潜在ユーザー数 (千人) 自覚のない補聴器潜在ユーザー数 9,070 自覚のある補聴器潜在ユーザー数 5,690 殆ど使用しない補聴器所有者数 1,290 常時、または随時使用補聴器所有者数 3,390 合計 19,440 聴覚・言語機能障 がい者で障害者 手帳交付者は36 万人が存在 一方、手帳交付と はいかないまでも、 高齢を要因とした 日常生活に支障 をきたしている聴 覚障がいの方が 1,944万人も存在 出所:いずれも総務省消防庁「聴覚・言語機能障がいに対応した緊急通報技術に関する検討会」報告書より 音声以外の仕組みが必要と想定される人は、2,000万人近くも存在 ⇒高齢化の進展によって、さらに増える可能性も
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Copyright © 2013 NTT DATA INSTITUTE OF MANAGEMENT CONSULTING, Inc. 基地局 NTT交換局 消防本部 NTT交換局 NTT交換局 基地局 「いつでも」「どこでも」「誰でも」可能な、音声以外による新たな通信・通報手段が必要 既設回線に不具合が発生した場合の、代替網も必要 消防本部に 通報が届かない 携帯電話基地局、 NTT交換局が被災 3.(参考)わが国における緊急通報の仕組み (5) 3.11の震災で判明した音声による仕組みの課題 災害時にも必ずつながると言われてきた音声の仕組みが、東日本大震災では遮断 ⇒音声であっても、必ずしも万全ではないことが判明
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4.(参考)緊急通報アクセシビリティワーキングパーティの検討対象
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■ 「どこでも、誰であっても、どのような状況でも」の実現
■ 国際標準化
今後あるべき緊急通報サービスの形態 ⇒ 音声の仕組み同様、全国で最寄の緊急通報受理機関へつながる(どこでも) ⇒ 障害の有無を問わず利用可能な、ユニバーサルなサービス(誰であっても) ⇒ より災害に強いサービス(どのような状況でも) これらの条件を満たす、「シームレスな緊急通報」の仕組みを構築 ⇒ 屋内外で使える携帯電話・スマートフォンからの利用を前提とする 策定するインターフェースは、国際標準化することを見据えて研究する ⇒ 世界的に普及しているGPS測位を前提とすることができる ⇒ 更に、国際標準化を行うことで、言語変換対応のみで世界中で通報が可能に 災害に対する課題先進国として、日本の経験を活かして 世界の安全・安心の向上に貢献する 4.(参考)緊急通報アクセシビリティワーキングパーティの検討対象 (1) 目指す目標24
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携帯ネットワーク(パケット) 閉域広帯域ネットワーク (冗長化構成) 携帯ネットワーク(音声) 音声の仕組みによる通報 パケット通信を活用した緊急通報サービス NTT東西の 公衆交換電話網 (PSTN網) データセンター (海外) データセンター (東日本、西日本) スマートフォン 画面 検討している範囲 代替通信網 4.(参考)緊急通報アクセシビリティワーキングパーティの検討対象 (2) 平常時(大規模災害等による通信障害がない時) 通報者自らが利便性を考慮し、音声通話/パケット通信による緊急通報を選択する 消防本部
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電話網 Internet 直接通報機能 スマートフォンの画面操作の みで消防本部と情報の送受 を行う リレーサービス経由機能 リレーサービスセンターを中継し手話通訳ない し要約通訳を行う。消防本部は、通訳との会 話で詳細を聞き取る。 IP-VPN網 音声通話 (手話を通訳) 手話動画 位置情報 通報内容 代替通信 網 携帯ネット ワーク (パケット) 注) リレーサービス接続希望者は、 別途利用申込を行う必要がある。 4.(参考)緊急通報アクセシビリティワーキングパーティの検討対象 (3) 実現方法案①:直接通報とリレーサービス経由 ユーザー情報 位置情報 通報内容 消防本部 通報者の最 寄りの消防本 部の連絡先 通報者 (聴覚障がい 者の場合) 緊急通報デー タセンター リレーサービ スセンター 聴覚障がい者が利用する場合には、システムで直接通報できる機能に加え、本人が 利用希望するリレーサービスセンターへの接続を可能とする機能も具備する
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Copyright © 2013 NTT DATA INSTITUTE OF MANAGEMENT CONSULTING, Inc. 救 急 火 災 具合が悪いのは: 自 分 自 分 以 外 人数は: 1名だけ 2~5名 6~10名 11名以上 どのような方: 男 性 女 性 6歳未満 6歳以上 呼吸は: 通 報 あ る な い 意識は: あ る な い (未就学児) 通 報 救 急 火 災 申告内容: 病 気 ケ ガ 出血は: 通 報 あ る な い ケガの部位: 正 面 背 面 通 報 4.(参考)緊急通報アクセシビリティワーキングパーティの検討対象 (3) 実現方法案②:利用者画面案(救急時) 操作しやすいユーザーインターフェースを検討中(画面は救急時のスマートフォン) *直感的に操作できる画面構成へ変更予定
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Copyright © 2013 NTT DATA INSTITUTE OF MANAGEMENT CONSULTING, Inc. 火 災 現在の場所は: 自 宅 以 外 燃えている物は: 通 報 建 物 (一戸建) 通 報 救 急 自 宅 建 物 建 物 (その他) アパート・ マンション けが人は: い る い な い わからない 取り残された人は: い る い な い わからない 火 災 燃えている物は: 通 報 車 両 (乗用車) 通 報 救 急 車 両 (バ ス) 車 両 (タンクローリー) けが人は: い る い な い わからない 取り残された人は: い る い な い わからない 車 両 (その他) 場所は: 一般道路 高速道路 その他 4.(参考)緊急通報アクセシビリティワーキングパーティの検討対象 (3) 実現方法案③:利用者画面案(火災時) 操作しやすいユーザーインターフェースを検討中(画面は火災時のスマートフォン) *直感的に操作できる画面構成へ変更予定
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救 急 火 災 そ の 他 緊 急 通 報 テ ス ト 終 了 男 性 女 性 ど の よ う な 方 ? 戻 る 乗用車 車 両 の 種 類 戻 る バス タンク ローリー そ の 他 乗 用 車 車 両 の 種 類 戻 る バ ス タ ン ク ロー リ ー そ の 他 救 急 火 災 そ の 他 緊 急 通 報 テ ス ト 終 了 男 性 女 性 ど の よ う な 方 ? 戻 る き ゅ う き ゅ う か じ そ の ほ か きんきゅ うつうほ う テ ス ト し ゅ う り ょう おとこの ひ と お ん な の ひ と ど の よ う な ひ と ? も ど る じょうようしゃ く る ま の し ゅ る い も ど る バス タンク ローリー そ の ほ か 文字のみの ケース グラフィックを 織り交ぜた ケース グラフィック (ひらがな併 記) 注)事前登録時にど のような画面や表現 を使うか申請できる ようにする(英語・日 本語等の言語選択も 可) 4.(参考)緊急通報アクセシビリティワーキングパーティの検討対象 (3) 実現方法案④:利用者に応じた表示方法・デザイン 利用者の特性に応じた最適な表示方法・デザインで画面表示をカスタマイズ(現在条 件を抽出中)
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受付日時 詳 細 受 付 開 始 終了(E) 管理(M) 集計(S) 2013/01/25 14:36:12 救急 意識なし 済 処 理 状 態 位 置 情 報 出 動 通 知 リスト(L) 詳細聞き取り 時 刻 種 別 通報者 氏 名 住 所 年 齢 性 別 内 容 詳 細 2013/01/25 14:36:12 :救急 :本人 :○○ ○○ :△△市□□三丁目 1-2 □□アパート202号室 :58才 :男性 :病気 :未記入 緯度:N35.00000 経度:E136.00000 △△市○○町二丁目 付近 項目 内容 通 報 が 受 付 け ら れ ま し た 閉 じ る 再 通 報 緊急 車両 が出 動 し ま し た 。 終 了 通報受付の連絡 出動の連絡 問い合わせ (不明な事項を確認) 通報者の電話・ス マートフォンに表 示される内容 ○○市 消防本部です 次 へ >最寄りの目標 物を教えて下さ い。 >介助者はいま すか。 通報応答、出動連絡、待機中の注意事項の連絡がリアルタイムで通報者に送信 4.(参考)緊急通報アクセシビリティワーキングパーティの検討対象 (3) 実現方法案⑤:消防本部側の受信・応答方法
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携帯ネット ワーク (パケット) 閉域広帯域ネットワーク (冗長化構成) NTT東西の 公衆交換電話網 (PSTN網) 携帯ネットワーク(音声) 障害発生 もしくは 帯域制限 代替通信網 検討している範囲 既設網が被災した場合は、代替通信網を利用 ⇒ 被災を免れた最寄りの基地局まで中継 4.(参考)緊急通報アクセシビリティワーキングパーティの検討対象 (4) 大規模災害発生時 スマートフォン 画面 データセンター (海外) データセンター (東日本、西日本) 消防本部 大規模災害等、通常の電話回線が輻輳、若しくは電話回線設備そのものが停止し た場合に、緊急通報の代替もしくは補完手段として利用する
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基地局 (稼働) メッシュ無線ルーター 無線ルーター コグニティブ 事業者網 基地局(被災) 基地局(被災) 基地局 (稼働) 消防本部 4.(参考)緊急通報アクセシビリティワーキングパーティの検討対象 (5) 代替通信網の実現方法:マルチホップ通信の導入 マルチホップ通信の導入により、最寄りの正常に稼働しているNTT基地局までの通 信を代替する(コグニティブ無線ルータは、東日本大震災の被災地で実際に利用され たNICTのルータを活用検討中) 基地局 (稼働)
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