モジュール MP-03
MP-03
講義機材の使い方
プロジェクタ
電子情報ボード
岡山県情報教育センター
1章 プロジェクタの利用
1 プロジェクタとは
パソコンの普及に伴って、学校現場では、普通教室へのコンピュータとプロジェクタの整 備が進められています。 従来は、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)などが中心でしたが、コンピュータやプロ ジェクタなどの新しい機器が教室に導入されることで、授業の形態がこれまでの板書を中心 としたものから、子供たちにとって、よりわかりやすいビジュアルな授業へ大きく変わろう としています。 プロジェクタは、テレビの放送やビデオなどの映像を、拡大投映することを目的に開発され、 大人数が一つの画面に集中して視聴できる特色を持っています。また、部屋を暗くする必要がな い明るいものも開発されてきたので、授業の流れを中断することがありません。プロジェクタとコンピュータを使って授業を行うメリット
① パソコン上で簡単にプレゼン資料を作成できる。 ② インターネットなどで、授業中、臨時に検索などをすることができる。 ③ OHP などに比べ、カラーを利用しやすい。 ④ コンピュータの操作画面などをそのまま見せることができる。 ⑤ 写真などのイメージデータや動画が取り込める。 ⑥ 校内外にあるインターネットなど他のデータを活用することが容易。 (著作権に注意!!→著作権については M19 を参照) ⑦ 資料の変更・追加が容易。 ⑧ プレゼン時に資料の並べ替えが容易。画素数とは?
画像を構成する画素の数が画素数。一般的に画素数が高いほど高精細となります。 ビデオ教材等を見るだけなら、VGA や S-VGA クラスのプロジェクタでもよいので すが、コンピュータ教室等でコンピュータの映像を見るのであれば XGA 以上のプロ ジェクタがいいでしょう。 また、図面(CAD)等の精細な映像を見るのであれば、解像度の高い S-XGA 以上が適 しています。 水平方向(幅) 垂直方向(高) (画素数) VGA 640 X 480 = 30 万 7 千画素 VideoGraphicArray S-VGA 800 X 600 = 48 万画素 Super-VideoGraphicArray XGA 1,024 X 768 = 78 万 6 千画素 eXtendedGraphicArray S-XGA 1,280 X 1,024 = 131 万画素 Super-eXtendedGraphicArray U-XGA 1,600 X 1,200 = 192 万画素 Ultra-eXtendedGraphicArray 高画質2 プロジェクタを利用する
プロジェクタとコンピュータの接続・操作方法
スクリーン プロジェクタ コンピュータスクリーンのサイズと投映距離
プロジェクタの映像を見やすくするにはスクリーンも重要です。 必要以上に大きかったり小さかったりすると、見にくくなり、授業に対する集中 力を欠くことにもなります。 また、スクリーンの種類によってプロジェクタの設置位置を変えます。反射光が 視聴者の目の位置にくるようにします。そして、全座席から見て暗くならないよう に(視野角内に入るように)注意します。 ※明るさは、「ANSI ルーメン」という項目が、カタログにのっています。一般的には 1500∼2000 ルーメンの明るさが、教室では必要です。 普通教室 (40 名くらい) 特別教室 (60∼80 名くらい) 体育館・講堂 (200∼500 名くらい) スクリーンサイズ 70 インチ 100 インチ 200 インチ 画面サイズ(高X幅) 1m X 1.4m 1.5m X 2m 3m X 4m 投影距離(目安) 2.5m ∼ 3.5m 4.0m ∼ 5.0m 7.3m ∼ 10.0m 使用環境に合ったスクリーンを選びましょう。 300 インチ 200 インチ 100 インチ 70 インチ 10∼12m 5∼6m 2∼3m 1∼1.5m 画面対応サイズと投映距離のおおよその目安 ※実際は機種により異なる。 〔使用イメージ〕① RGBケーブルをプロジェクタの背面にあ るIN側のコネクタに差し込みます。 (IN 側、OUT 側に注意!!プロジェクタの表 示を確認する) ② 小さな衝撃ではずれたりしないように,両 端のねじはきちんと止めます。 ④ まず、プロジェクタのメイン電源を入れま す。
IN PUT OUT PUTとは?
IN PUT→情報を受け取る側
OUT
PUT→情報を送り出す側
※コンピュータが送り出した映像を、プロジェクタが受け取るので、ケーブ ルはプロジェクタの IN 側に接続します。 ③ RGBケーブルのもう一端をコンピュータの 端子に取り付けます。ここでも、ねじはしっ かり固定させます。 ( ←差し込む部分にはこんな絵が付い ています。)スクリーンに画面が出ない?
もしも、コンピュータの信号がプロジェクタに届いてなく、画面
に「NO SIGNAL」などと表示された場合は「Fn」キーを押しながら
「F5」キーを押します。
「Fn」+「F5」
コンピュータのディスプレイ スクリーン1 回 ON
ON
2 回 OFF
ON
3 回 ON OFF
※ キーを押す毎に、1-2-3-1-2-3…と画面が切り替わります。 ※ お使いのコンピュータによって使用するキーが異なる場合もあります。 ※ 上記の操作をしても、表示されない場合はケーブルの接続を確認してください。 ⑤ 次に、プロジェクタの「POWER」ボタンを押 し、コンピュータの電源も入れます。 ⑥ しばらくすると、スクリーンにコンピ ュータの画面が映し出されます。電源を入れる順序は?
コンピュータと周辺装置の電源を入れる際は、基本的に周辺装置から先に 入れ、コンピュータの電源は最後に入れます。 ※ノートパソコンの場合は、電源が入っていても画面を切り替えることができます。⑦プロジェクタの「ZOOM」ボタンで、サイズを調整します。 ⑩電源を切るときは、先にプロジェクタのランプの電源(POWER ボタンなど)を切 り、その後メインの電源を切ります。→メイン電源は 3 ページ④を参照
キーストーン機能とは?
プロジェクタから、スクリーンに映し出すと、角度の関係から、コンピ ュータの画面が台形に映ります。これを、四角形に調整するのがキースト ーンです。コンセントは抜かないで!!
プロジェクタは、電源を切ってもしばらくはファンが回ります。
そのままにしておかないと、ランプ切れなど故障の原因になります
のでコンセントは絶対に抜かないでください。
注意! ⑧次に、「FOCUS」ボタンでピントの調整を行います。 ⑨プロジェクタに、「キーストーン」機能がある場合は、台形補正をします。 ※ランプの電源を切る方法は、POWER ボタンを2度押しする方法や、POWER ボタンを1度押して、その後画面を見て 指示に従う方法などがあります。 ⑪最後にコンピュータの電源を切ります。2 章 電子情報ボードの利用
1 電子情報ボードとは
電子情報ボードは、プロジェクタ、またはプラズマディスプレイに よりパソコン画面を投影する機器です。 感圧式のタッチパネル・大型電子ホワイトボード・スクリーンで、 指のクリックで、コンピュータを操作します。マウスを使用しなく ても指先でパソコン上のアプリケーションの操作を行うことができ るので、授業中に、見ている画面そのものを操作でき、児童・生徒 も内容をより理解しやすくなります。2 電子情報ボードを利用する
※情報教育センターでは、日本スマートテクノロジー社のスマート ボードを使用しておりますので、以下「スマートボード」と呼び ます。コンピュータとプロジェクタ、スマートボードの接続・操作方法
スマートボード パソコン プロジェクタ 〔使用イメージ〕 スマートボードは、 転倒しないよう、足 を伸ばししっかり固 定しておきます。①RGB ケーブルをプロジェクタの背面にあるコネクタに差し込み、ねじをきちんと 留めます。→3 ページ①を参照 ③ USB コネクタをコンピュータの端子に取り 付けます。 ④ ケーブルのもう一端をスマートボードの右 下にあるコネクタに差し込みます。 ② RGBケーブルのもう一端をコンピュータ の端子に取り付けます。ここでも、ねじは しっかり固定させます。 ⑤プロジェクタ、スマートボード、コンピュータの電源を順番に入れます。
⑥ スマートボードの隅にあるランプが緑色な ら、信号が届いているので使用可能な状 態ですが、赤色ならもう一度接続を確認し ます。 ⑦ コンピュータに付属 CD-ROM をセットし、 スマートボードのデバイスドライバをインス トールします。 ※情報教育センターでは、すでにインストー ルされていますのでこの操作は省略しま す。各学校でインストールされる場合は、 画面の指示に従ってください。 ⑧ 「スタート」ボタンから「プログラム」(または 「すべてのプログラム」)をポイントし、 「SMART Board Softwear」→「スマート ボードツール」を選択します。 ⑨ 画面右下のインジケータ領域に「SMART bord」のアイコンが表示されるのでクリッ クし、メニューボックスの中から「校正」を 選択します。
座標の調整
座標の調整は、スマートボードを指で操作する際に、マウスポインタの位置と、指 が触れている位置との誤差を調整することです。 座標の数は、9 点、20 点、80 点など、数種類から選択できます。 座標の数が多いほど正確に操作できますが、一般的には 20 点くらいが目安です。 ⑩ スマートボードに表示されたマークの中央 を指で軽くたたいて、一点ずつ合わせてい きます。 座標数の設定方法 ① インジケータ領域の「SMART bord」アイコンをクリック し、メニューボックスの中から「コントロールパネル」を 選択します。 ② 「ボード」タブの「詳細設定」ボタンをクリック し、「スマートボードの設定」を選択します。 ③ 「ボードの詳細設定の編集」ダイ アログボックスが開いたら、「校 正精度の選択」タブをクリック し、座標の数を選択し、OK ボタ ンをクリックします。演習1
スマートボードを使って、Internet Explorer を起動し、Web ページを操作してみましょう。演習2
スマートボードを使って、岡山県情報教育センターのホームページから、ディジタルコン テンツを検索してみましょう。 ⑫ 付属のペンを使って、スマートボートに直 接書き込みをしたり、イレイサー(黒板消 し)を使って書き込みを消したりできます。 ※ペンの色や、太さはメニューボックスのコ ントロールパネルで設定できます。指を使ったスマートボード上での操作方法
画面を1回トン→
クリック
画面の同じ位置を 2 回トントン→
ダブルクリック
画面を指で押さえながら引きずる→
ドラッグ
(パワーポイント使用時) 画面の左から右へ 2 回トントン→
(スライドが)次へ進む
画面の右から左へ 2 回トントン→
(スライドが)元に戻る
⑪ 校正が完了したら、画面のアイコンをクリ ックや、ドラッグして、スマートボード側か ら、コンピュータを操作できることを確認し ます。参考 電子情報ボードの選び方
1.電子情報ボードの種類
(1) ボードの前面からプロジェクタで投映する前面/フロント投射方式 指や専用ペンで、プロジェクタの光をさえぎりますが価格的に安価です。 垂直に電子ペンを押して使う方式では、タッチするアイコンやボタンが完全に見えなく なる場合があります。キャスター式のフロアスタンドで、簡単に教室から教室へ移動で きます。ホワイトボードとしての使用も可能です。 (2) 背面/リア投映方式 前面投射式に比べて画面が明るく、指やペンの影はできませんが、価格的には高価にな ります。プロジェクタは筐体/キャビネットに格納されており、移動は少し大変です。 ボード表面への映り込みが少ないものを選びましょう。 (3) プラズマ・ディスプレイ(PDP)を応用したオーバーレイ方式 プロジェクタを使用しないことで、限られた教室のスペースを利用できることが特長で す。価格は PDP を含めると200万円から250万円前後です。2.電子情報ボードのサイズ
電子情報ボードには、40 インチ、47 インチ、58 インチ、60 インチ、67 インチ、70 インチ、 72 インチ、77 インチなどのさまざまなサイズがあります。 サイズと人数の関係は、約 2 インチで1人が目安です。3.電子情報ボードの明るさ
電子情報ボードの画面の明るさは、使用するプロジェクタの明るさ/輝度に依存します。 教室のカーテンを閉めなくても授業ができる明るさのプロジェクタを選ぶとよいでしょう。 また、リア型では、蛍光灯や外光が映り込むと見えにくくなるものがありますので、カーテ ンが必要な場合があります。以上のことを参考に、先生にも子供たちにも使いやすいもの、子供たちの手の大
きさで操作できるものを選びましょう。
● 電子情報ボードの参考価格● フロント・40∼50 インチ・・・・・・・・・・価格帯:約 50 万円∼80 万円 フロント・60∼70 インチ・・・・・・・・・・価格帯:約 60 万円∼100 万円 リ ア・50∼70 インチ・・・・・・・・・・価格帯:約 200 万円∼450 万円 (プロジェクタを含む)■ Microsoft,Windows,Windows NT,Office,Microsoft Outlook,Internet Explorer,MSN,は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
■ Netscape, Netscape Navigator, Netscape ONE, Netscape の N ロゴおよび操舵輪のロゴは、 米国およびその他の諸国のNetscape Communications Corporation 社の登録商標です。 ■ その他、本書に掲載したプログラム名、システム名、CPU などは一般に各社の登録商標です。
本文中では、TM などのマークは明記していません。
■ 本文中では「MicrosoftⓇ Internet Explorer」のことを「Internet Explorer 5.0」または「IE5.0」、 「Internet Explorer」と記述しています。 平成14年 7月 1日 初版発行