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全文

(1)

平成25年10月

開発協力総括課 課長補佐 須田敦

1

ODAを活用した

(2)

1.ODAによる地方自治体の海外展開支援

制度、具体的な事例

2.ODAによる中小企業の海外展開支援

制度、具体的な事例

3.JICAの支援スキーム

 海外投融資(制度、具体的な事例)

 PPP・F/S(制度、具体的な事例)

内容

2

(3)

ODAによる地域活性化支援(1)

●途上国側は企業の製品だけを持ち込まれても運用できるとは限らないため、ノウハウや技術を有する

自治体職員が材料を現地に持ち込み専門家として途上国政府の規制担当者に技術指導したり、研修を

行うなどの取組が功を奏する。

●このため、地方自治体が主体となった技術協力事業を全面的に支援することで、自治体・関連企業の

ビジネス展開を促進。

●平成24年度補正予算で、従来、日本のNGO等を主たる対象としてきた草の根技術協力の枠組を、自

治体向けに一層拡充。また、平成25年度予算でも、産学官連携の一環で、地方の大学関係者が専門家

として参加できる草の根技術協力事業を確保。

(協力例1)山形県の長年の経験を通じ培った稲作技術の移転により,インドネシアの パプア州で地域特性に合った種子栽培技術の普及や灌漑施設・農業機械 等の導入に貢献。 (協力例2)沖縄県の島特有の水の生物浄化法(緩速濾過方式)を島嶼国のサモアに 普及させ,水資源管理や水道事業運営ノウハウを伝授。 (協力例3)北九州市の環境に配慮した廃棄物管理,下水道管理,排水処理に係る 技術をフィリピン,インドネシア,タイなどへ移転させるべく技術指導を実施。 3

(4)

ODAによる地域活性化支援(2)

●ODAを活用した中小企業支援では、地方の中小企業の海外展開も積極的に支援を開始。

<外務省委託費により地方自治体関連事業を支援> (協力例1)福島県の企業による、耐久性・ランニングコストに優れ高度処理を備えた小型焼却炉を中核とした、焼却処理 システムの、ベトナムの医療・産業廃棄物処理分野における普及を目指す事業。 (協力例2)横浜市の企業による、フィリピン・セブ市で、ゴミの分別を促進しつつ、廃プラスチック燃料化技術等を使ったリ サイクルシステムの構築を目指す事業。 (協力例3)福岡県の企業による、インドネシアのゴミ中継所をリサイクル型廃棄物中間処理施設にグレードアップする事 業。 (協力例4)鹿児島県の企業による、ベトナムの農村部などで、鹿児島のシラス(火山灰)を材料とする凝集沈降剤を用い た安全な飲料水の提供を目指す事業。 ●途上国での都市環境インフラ整備への協力を積極的に進める地方自治体をODAにより支援。例えば、横浜市はフィリ ピン・セブ市の環境に配慮した都市づくりに関する調査に参画。北九州市は、インドネシアにおける廃棄物・エネルギー分 野の協力、カンボジア、ベトナムにおける水道分野の協力を展開。 ●他方、途上国側は「まちづくりの視点からの開発が重要であり、日本の優れた技術だけがほしいのではない」(インドD MIC開発公社CEO)。また、日本の技術は優れるが、単純な価格競争力では劣ることが多い。 ●このため、ODAにより地方自治体のハードルを下げることが求められる。例えば、北九州市は地元企業と協力し無償 資金協力でカンボジアで上水道整備事業を実施し、優れた省エネ型上水道(注)をモデルケースとして展開。これにより、 カンボジア国内や周辺国での需要を喚起し、民間ベースの水ビジネス販路拡大にもつなげていく。 注:最初の導入価格は高いが省エネ効果の高い高性能ポンプ,微生物を活用し電力をほとんど消費しない 浄水技術 4

(5)

草の根技術協力事業

パートナー型 支援型 地域提案型 途上国での協力経験2年以上 有する団体、大学 国内外での活動経験2年以上 有する団体、大学 地方自治体 民間企業は不可 自治体以外の団体が実施を 補助することも可 募集時期 年2回 年1回 金額規模 1億円以下 2500万円以下 3000万円以下 事業期間 5年以内 3年以内 3年以内 対象団体  応募要件 ① 人を介した「技術協力」事業であること。(モノの供与が主な事業は不可) ② 開発途上国の人々の生活改善・生計向上に直接役立つ内容であること。 ③ 日本に拠点のある団体であること。  実施例 近年の人口増加に伴い国民の食糧確保が大きな課題となっており、貧困農漁村が点在するフィ ジーで、ミルクフィッシュの稚魚を養殖し国民の重要な食料とするため、日本の中小企業とNPO が協力して、養殖開発の技術的支援を行った。 5 年2回 民間企業も可

(6)

(1)途上国側は企業の製品だけを持ち込まれても運用できるとは限らないため、ノウハウや技術を有する自治体職員 や関連団体等が材料を現地に持ち込み専門家として途上国政府の規制担当者に技術指導したり、研修を行うなどの 取組が功を奏する。 (2)地方自治体が主体となった技術協力事業を全面的に支援することで、自治体や地域の関連企業の海外展開を促 進させる。

本事業の制度により更に期待される点

(1)サモア・水道事業運営(宮古島モデル)支援協力(沖縄県宮古島市)~“島”の知見を活かし、 途上国の問題解決に貢献~ 沖縄県宮古島市は、草の根技術協力事業を通じて、漏水対策や「生物浄化法(緩速ろ過方 式)」を使った浄水場管理を支援している。何層にも重ねた砂利と砂に緩やかな速度で水を通過 させ、砂の表面や中の微小な生物が不純物を分解することで病原菌のいない飲用水をつくり出 す仕組みにより、安全でおいしい水が提供されるようになった。 水源の多くを地下水に依存している〝島〞特有の課題に対し、宮古島市が培ってきたノウハ ウ・システムを、今後、大洋州を中心とする島嶼国へ展開及び普及することが期待される。

これまでの自治体によるODA活用例

(2)モンゴル・寒冷地での都市開発技術改善(北海道旭川市)~寒冷地特有の街づくりを~ 平均気温が-20℃以下にもなる寒冷地ウランバートル(UB)市において、旭川市の寒冷地型 技術を生かしながら、宅地開発、道路配置、道路舗装・維持管理などの都市開発技術の基準作 りと、UB市の都市再開発事業に同基準を反映させるための行動計画作成を支援している。 旭川市職員等の専門家派遣を通じて、都市開発技術基準案へ技術的な助言を行うとともに、 UB市関係者を北海道に招き、旭川市の都市開発技術基準に基づいて開発・整備された街づく りや寒冷地特有の凍結路面対策等について総合的に技術移転を実施している。 今後、同じ寒冷地都市間の技術・人的交流及び企業進出が期待されている。 6

(7)

なぜODAで中小企業支援か

 経済のグローバル化と国内の厳しい経済状況から、

企業の生き残りには新興国や途上国の成長を取り

込むことが必要

 中小企業をはじめ日本企業の優れた技術や製品を

途上国の開発に活用することで、

途上国の開発と

日本経済の活性化を両立

 地方の重視・地域の再生を通じた経済成長、中小

企業対策による地域活性化は、政府の重要施策の

一つ

7

(8)

両省間での情報共有・意見交換 • ビジネス情報の提供、 展示会出展支援等 我が国中小・中堅企業のネットワークや知見を、JICAが有する途上国への支援ツールと組み合わせ、中小企業等の海外進 出意欲の向上や海外ビジネス拡大を促進。昨年3月より地域中小企業海外展開支援会議にJICAも参加。

地域中小企業海外展開

支援会議

JICA

JETRO • 意欲ある企業の発 掘・支援等 産業人材育成 ・援助案件形成 ・途上国政府職員向け人材育成・人 脈形成 ・途上国の法整備・制度構築支援 ・無償・技協での製品・技術の活用 (例:医療・介護機器、省エネ技術) (※)中小企業の参画拡大に向けた方策に ついて検討。

経済産業省

外務省

地方経済産業局 中小機構 ◎ JICAが地域中小企業海外展開支 援会議に新メンバーとして参加 • 北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、 四国、九州、沖縄で開催。 • 自治体、中小企業支援団体、地元金融 機関(信用金庫等)等も参画。9地域のJI CAセンター長等も参加。 • 24年3月から実務担当者会議にJICAも 参加。 ◎ 優れた企業の紹介 ◎ 途上国の制度整備の要望 ◎ 無償・技術協力事業の情報提 供・企業の参加機会の提供 中小企業等と途上国関係者の人脈形成、中小企業等の技術・製品の途上国での活用を通じた販路拡大 • 現地人材育成、大卒人 材確保等

経済産業省・JETRO等との連携

8

(9)

分野

具体例

環境・エネルギー・

廃棄物処理

バイオトイレ、雨量監視システム 等

水の浄化・水処理

水質測定機材、浄水器 等

職業訓練・産業育成

研削盤、工作用機器、検査・測定機器 等

福祉

車いす、リハビリ用品、介護機材、点字プリンター 等

農業

灌漑ポンプ、収穫・加工用機械 等

医療保健

X線診断装置、分娩監視装置、歯科機器 等

教育

理科教材、理科実験器具 等

防災・災害対策等

仮設用照明器具、災害救助用機材 等

ODA事業に有益と考えられる製品分野の例

9

(10)

ニーズ調査

案件化調査

民間提案型普及・実証

事業

概要

中小企業等の製品・技術等 の開発援助案件化を念頭に 置いたニーズ調査 中小企業等からの提案に基 づく,ODA事業への展開のた めの案件化調査 中小企業等からの提案に基づく, 製品・技術等の途上国政府関係機 関における普及・展開事業

実施日程

25年4月30日 公示 5月27~31日 業務説明会 (※全国10都市で実施) 6月21日 応募締切(※応募書類簡素化) 8月8日 仮採択通知 9月下旬以降(予定) 事業実施 翌年2月頃 報告書提出 25年5月10日 公示 5月27~31日 業務説明会(※同左) 6月7日 関心表明締切 6月24日 応募締切 7月31日 仮採択通知 9月~(予定) 事業実施

公募対象

商社等からの提案が基本開発コンサルタントや 中小企業とコンサルタント等による共同提案が基本 中小企業等(コンサルタント等と組むことも可)

仮採択件数

2件(応募11件) 49件(応募234件) 20件(応募116件)

単価

上限5千万円 3千万円,または5千万円 1億円程度

負担経費

・人件費(※格付単価方式に よる積算) ・旅費 等 ・人件費 (※格付単価方式に よる積算) ・旅費 ・運搬費 ・製品紹介や試用・実証等 に要する経費 等 ・人件費(コンサルタント経費) ・旅費 ・運搬費 ・製品紹介や試用・実証等に 要する経費 ・設備・資機材購入費等

平成25年度外務省委託事業 (予算20億円)

平成25年度JICA運営費交付金事業(予算20億円)

NEW

NEW

10 競争率4.8倍 競争率5.8倍

(11)

【ODA】

 H24年度補正予算「JICA運営費交付金民間提案型普及・実証事業」に仮採択され,複数年に

渡る実証・普及活動を通じた、現地の汚泥処理に関する体制整備を開始。

【ビジネス】

 同社製品(汚泥脱水機)にかかるフィリピン市場調査の結果、現地におけるビジネス展開に関す

る課題の把握と現地ニーズに適した製品開発や供給体制の構築に着手。

 家庭,事務所の浄化槽の汚泥管理ができ

ておらず不衛生な環境。

 適切な汚泥処理が課題であるが,汚泥脱

水機は高価なものとの認識が高く、導入を

見合せているケースが多い。

フィリピンの開発課題

【ODA】

 横浜市が進めるセブ市との協力事業とも連携し,本邦研修や草の根技術協力事業を実施す

ることで,市等の関係者と人脈を形成し,汚泥脱水機の導入に係る理解向上を図る。

 現地の衛生環境改善に資するとともに,本邦企業・自治体の水関連ビジネスの展開にも貢献。

【ビジネス】

 現地に販売代理店を設置し,フィリピン国内の浄化槽汚泥処理場への

汚泥脱水機の普及を促進する。民間,工業団地の排水処理施設への

販売を働きかける。

グッドプラクティス(1)

ODAを活用した中小企業等海外展開支援:株式会社アムコン(横浜市)

 汚泥脱水機の専業メーカーで民間企業・

日本の自治体が主な顧客。

 目詰まりがない,省エネ,メンテナンスの

負担が少ない,長寿命という特長あり。

 すでに工場廃水等で発生する汚泥の脱

水として途上国でも活用されている。

中小企業の技術・製品

11

その後の展開

途上国への普及事業を通じて期待された効果(事業実施前)

(12)

案件化調査を通じて期待された効果(調査の実施前)

【ODA】

 カザフスタンにおける自国のリソースによる産業自動化技術の人材育成。

 カザフスタンの職業訓練(職業訓練高校、企業内訓練)における日本技術の

標準化。

【ビジネス】

 日本の産業自動化関連機材やパーツなどの生産・販売・供給網の整備を図る。

【ODA】  H24年度補正予算「JICA民間提案型普及・実証事業」に採択され、産業自動化技術移転のための機材(5千 万円)を大統領直属の大学に設置済み。日本の専門家によるエンジニア養成訓練事業を本格始動。  アルマティの産業テクノパークに訓練センターを設置し、技術指導を行うための技術協力プロジェクトにかか るODA要望書をカザフスタン政府側から提出予定。 【ビジネス】  現地の外国投資家による展示会へ産業自動化の教育機材を出展、展示ブースを訪れ機材を手に取ったナザ ルバエフ大統領に説明。  本プロジェクトを通じて日本のIAT関連サプライヤー30社以上との連携を計画しており、これらの企業の機材 やパーツの販売ルートの開拓も検討している。

その後の展開

産業自動化教育システムMM3000Vシリーズ  独自性の高い自動化実習機器と自社制作の教材を組み合 わせた、ハード・ソフト両面からの総合的な技術教育を一貫 して提供  モジュール式機材による柔軟な技術の組合わせが可能  日本の職業訓練高校、高専の7割以上で標準教材として利 用  2030年までの長期発展戦略、生産性2020では工 業分野の近代化(脱資源経済)と品質・生産性向 上が重要な課題。  国家教育開発政策2011‐2020においては社会の 需要に応じて技術教育の近代化を進める。

カザフスタンの開発課題

中小企業の技術・製品

グッドプラクティス(2)

ODAを活用した中小企業等海外展開支援:株式会社新興技術研究所(東京都)

12

(13)

 農協に精米施設を導入し、関係機関およびNGOの技術支援と組合せることにより、農協の精米事業モデルの 確立と普及体制の構築に貢献。  中小精米業者の設備更新および技術強化を行うことで、精米の品質向上、中小精米業者の会計管理向上お よび所得向上に貢献。  実地指導用のデモプラント導入による、地元業者の精米技術の向上、効率化の理解を促進。 【ODA】

 案件化調査を通じてカンボジア政府関係者(農業省等)に働きかけるとと

もに、デモ用の精米プラントを導入し、精米技術を向上。

 H24年度補正予算JICA「民間提案型普及・実証事業」に仮採択。

【ビジネス】

 2013年7月現在、現地工場の建屋完成済み。10月には現地工場で製造した精米機第1号が

完成予定。

その後の展開

 長粒種米対応の小型精米機( 1t/h:玄米ベース) で小規模事業者に適した製品。  精米ロスの最小化(歩留まり率が高い)、商品価 値の高い精白米の生産(砕米率が低い)が可能 な技術。  現地工場での5S指導や当日修理対応などのキメ 細かいアフターサービス体制を整備。  コメの国内生産量の約半分の余剰籾が、精米さ れずに籾のまま近隣諸国に流出。政府は、国内 での加工を進め、高付加価値化を目指している。  米産業の裾野を構成する農民は、収穫米を籾で 安価に販売しており、精米業界の大半を占める中 小精米所は、老朽化した設備により、コメの品質 が悪い。

カンボジア国の開発課題

中小企業の技術・製品

グッドプラクティス(3)

ODAを活用した中小企業等海外展開支援:株式会社タイワ精機(富山市)

案件化調査を通じて期待された効果(調査の実施前)

13

(14)

日本の低炭素技術の海外展開と

JICA支援制度について

(15)

15

1. 海外投融資

●途上国の開発に資する民間企業等が行う事業に対して、融資・出資により支援を行うもの。

●民間金融機関等による融資が困難な事業に対して、途上国において多数の実績を有するJICA

がリスクを取りつつ支援を行い、それにより、事業を実現可能とする。

途上国における事業

(例:上下水道、高速道路、鉄道、空港・港湾、再生可能エネルギー事業

等)

途上国政府

海外投融資

円借款

JICA

途上国政府等が実施す

る事業

日本企業等が実施す

る事業

融資 融資・出資

日本企業によるインフラ海外展開に大きく貢献することが可能

(例えば、上水事業の場合、海外投融資で日本企業等が行う浄水施設を支援、円借

款で途上国政府が行う配水管網部分を支援し、効果を高めることも可能。)

(16)

<融資>

– 融資条件

固定金利

(基準金利:日本国債金利+)*、

円建貸付

*、

長期貸付期間

(原則、20年程度、最長25年)、

据置期間

(原則5年程度)を想定。

*将来的には他通貨建・変動金利による融資を提供する可能性を追求したい。

– 融資比率

原則、総事業費の70%以内。特殊な例では、80%まで認められる。

<出資>

– 出資対象

商業的に妥当性のあるプロジェクトもしくはファンド

(例:PPPインフラ事業会社(SPC)、個別プロジェクトのスポンサー(日系企

業/非日系企業、JVもしくは一企業体))

– 出資比率

マジョリティ出資は行わない。出資部分の25%が上限。

– 出口戦略

事前に出口戦略を設定し、関係者で合意する。

(参考) 海外投融資の出融資条件について

16

(17)

17

2. 事例紹介「ロンアン省環境配慮型工業団地関連事業」

【事業概要】

●ベトナム、ホーチミン市西部に隣接するロンアン省において、産業発展及び環境保全の両立を

目的として、日越両国の企業が合弁で事業会社を設立、工業団地向け排水処理施設等のユー

ティリティサービス、表流水(河川)を利用した浄水施設の建設及び運営を行うもの。

●地場銀行を経由した融資

事業会社

●排水処理等のユーティリティーサービス ●上水サービス (3つの事業会社を設立)

事業会社

●排水処理等のユーティリティーサービス ●上水サービス (3つの事業会社を設立) (神鋼環境ソリューション等) 日本企業 (神鋼環境ソリューション等) ベトナム企業 JICA 出資 出資 融資(海外投融資)

【事業の意義】

1.日本の技術・ノウハウによる開発支援

●ベトナムでは、工場からの排水による公害問題が深刻化。 また、工業団地が集積している地域における地下水の過剰取水 から地盤沈下が発生。 ●日本企業の信頼ある技術による排水処理と、河川水を利用し た水供給により、環境に配慮した持続的産業発展に貢献。 ●本事業は、神戸市が初めて海外事業に参画するもの。

1.日本の技術・ノウハウによる開発支援

●ベトナムでは、工場からの排水による公害問題が深刻化。 また、工業団地が集積している地域における地下水の過剰取水 から地盤沈下が発生。 ●日本企業の信頼ある技術による排水処理と、河川水を利用し た水供給により、環境に配慮した持続的産業発展に貢献。 ●本事業は、神戸市が初めて海外事業に参画するもの。

2.本邦中小企業の誘致促進による産業発展への貢献

●ロンアン省は、日本の中小企業誘致により、その技術移転 等による経済発展を目指しており、対象となる工業団地も、 JICAとの協議を通じて、日本の中小企業の誘致促進のための 貸工場及びサービスを準備・検討。 ●JICAとして、日本の中小企業誘致促進のための支援も併せて 実施することを検討。

2.本邦中小企業の誘致促進による産業発展への貢献

●ロンアン省は、日本の中小企業誘致により、その技術移転 等による経済発展を目指しており、対象となる工業団地も、 JICAとの協議を通じて、日本の中小企業の誘致促進のための 貸工場及びサービスを準備・検討。 ●JICAとして、日本の中小企業誘致促進のための支援も併せて 実施することを検討。 工業団地入口

(18)

18

3. 事例紹介「ベトナム産業人材育成事業」

【事業概要】

●ベトナム、ホーチミン市西部において、本邦向け技能研生・技術者の日本への派遣前基礎的

職業訓練、帰国後の現地進出本邦企業等への就業支援を行う事業への支援。海外投融資資

金は、職業訓練の需要の増加等に対するための校舎建設等に充てられた。

校舎は2013年9月12日竣工し、運営会社による授業等が実施されている。

JICA 産業人材育成学校 運営会社(エスハイ社) ●日本への派遣前日本語及び基礎的職業訓練 ●帰国後の現地進出本邦企業等への就業支援 産業人材育成学校 運営会社(エスハイ社) ●日本への派遣前日本語及び基礎的職業訓練 ●帰国後の現地進出本邦企業等への就業支援

融資(海外投融資(地場銀行

を経由した融資))

【事業の意義】

1.日本の技術・ノウハウによる開発支援 ●日本への派遣前研修により、技能研修性・技術者が日本滞 在期間中に日本の技能を十分習得することを可能とし、これに より、日本の技術・経験を得たベトナムにおける産業人材の一 層の拡充及び質の向上に貢献。 ●ベトナムにおける産業人材育成の一つのビジネスモデルと なり、現地企業による日本型産業人材の育成の拡充が期待 される。 1.日本の技術・ノウハウによる開発支援 ●日本への派遣前研修により、技能研修性・技術者が日本滞 在期間中に日本の技能を十分習得することを可能とし、これに より、日本の技術・経験を得たベトナムにおける産業人材の一 層の拡充及び質の向上に貢献。 ●ベトナムにおける産業人材育成の一つのビジネスモデルと なり、現地企業による日本型産業人材の育成の拡充が期待 される。 2.日本企業の海外展開促進への貢献 ●日本での実習を終えて帰国したベトナム人を、現地に進出 する日系企業に紹介することにより、中小企業をはじめとする 日本企業の海外展開促進に貢献することが期待される。 2.日本企業の海外展開促進への貢献 ●日本での実習を終えて帰国したベトナム人を、現地に進出 する日系企業に紹介することにより、中小企業をはじめとする 日本企業の海外展開促進に貢献することが期待される。 完成した校舎 授業の様子

(19)

調査提案を民間より公募し、

PPPインフラ事業の計画策定を支

援する制度

対象事業

事業化段階にて円借款等によるJICA支援の活用見込みがあること

建設及び運営を含むPPPインフラ事業であり、提案した当該企業が事

業への投資家として参画する意図があること

採択案件の提案者に対し、

1.5億

円を上限に、調査の実施を委託

年2回公募。過去

7回の公募で、

合計

50件を採択。

第8回は11月を予定。

4. 協力準備調査(PPPインフラ事業)

19

(20)

20

(参考) 協力準備調査の採択案件例

国名 案件名 提案代表者 共同提案者 ベトナム 環境配慮型工業団地ユーティリティ運営事業準備調査 株式会社ワールド・リンク・ジャパン 株式会社野村総合研究所 インドネシア 南バリ再生水利用事業準備調査 豊田通商株式会社 株式会社日水コン、メタウォーター株式会 社 インドネシア 西ジャワ州廃棄物複合中間処理施設・最終処分場・運営 事業準備調査 株式会社パデコ 鹿島建設株式会社、清水建設株式会社、 株式会社長大、日揮株式会社、前田建 設工業株式会社、三井造船株式会社、 八千代エンジニヤリング株式会社、株式 会社九電工、大成建設株式会社 ベトナム ハノイ市エンサ処理場整備事業準備調査 オリックス株式会社 日本ヘルス工業株式会社、プライス ウォーターハウスクーパース株式会社 インドネシア ジャカルタ特別州下水処理場整備事業準備調査 オリックス株式会社 株式会社オリエンタルコンサルタンツ、株 式会社日水コン、日本工営株式会社、日 本ヘルス工業株式会社、横浜ウォーター 株式会社、株式会社パデコ ベトナム ダナン市PPPによる環境インフラ整備事業協力準備調査 株式会社エックス都市研究所 株式会社日水コン、株式会社イーツーエ ンジニアリング、住友商事株式会社、JFE エンジニアリング株式会社、月島機械株 式会社 ベトナム 南部固形廃棄物処理事業準備調査 株式会社神鋼環境ソリューション ツネイシカムテックス株式会社 八千代エンジニヤリング株式会社 株式会社ワールド・リンク・ジャパン モンゴル ハルメン風力発電事業準備調査 SBエナジー株式会社 株式会社みずほ銀行、みずほ総合研究 所株式会社、MHIプラントエンジニアリン グ株式会社 タイ 工業団地スマートコミュニティ運営事業準備調 富士電機株式会社 株式会社InterAct、パシフィックコンサル タンツ株式会社、株式会社オリエンタルコ ンサルタンツ

(21)

外務省相談窓口

外務省国際協力局ODA中小企業等支援タスクフォース

TEL:03‐5501‐8000(内線2585又は3095)

FAX:03‐5501‐8372

MAIL: odakanminrenkei@mofa.go.jp

〒100‐8919

東京都千代田区霞が関2-2-1

JICA相談窓口(海外投融資、PPPF‐S)

独立行政法人国際協力機構

民間連携事業部

〒102‐8012 東京都千代田区二番町5‐25 二番町センタービル

TEL:

03‐5226‐6960 連携推進課 (協力準備調査(PPP F/S))

03‐5226‐8980 海外投融資第一課 (新規海外投融資)

FAX:03‐5226‐6326

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地域支援事業 夢かな事業 エンディング事業 団塊世代支援事業 地域教育事業 講師派遣事業.