Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid
Control: データベース管理の新機能
オラクル・ホワイト・ペーパー
Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control:
データベース管理の新機能
概要 ... 3
はじめに ... 3
GRID CONTROL... 4
より少ない労力でより多くを得る... 4
自動化 ... 4
パフォーマンス ... 5
総所有コスト ... 5
GRID CONTROLの新機能... 5
グループ... 5
SQLの実行/ホスト・コマンドの実行 ... 6
診断 ... 7
HANG ANLYSIS... 7
SGAへのアタッチ/メモリー・アクセス... 8
チューニング ... 9
パフォーマンス方法論 ... 9
SQL DETAIL / SESSION DETAIL... 10
ASHレポート ... 12
REAL APPLICATION CLUSTERS... 13
TOPOLOGY... 13
相互接続の監視 ... 15
CLUSTER CACHE COHERANCY ... 16
Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control:
データベース管理の新機能
概要
IT 業界が急速に進化し頻繁に変化するなか、少ない労力で多くを得るための研究 だけは常に変わりません。この目的を達成するために、Oracle Enterprise Manager 10g Grid Control は統一された管理ソリューションを提供します。このソリュー ションにより、DBA の生産性が向上し、高品質なサービスを提供できるだけでは なく、実質的なコストも節約できます。Grid Control は、Oracle 環境を構成するア プリケーションのスタックを包括的に管理・監視し、Oracle エコシステム内で発 生するあらゆる問題を迅速かつ正確に診断し解決するためのプラットフォームを 提供することで、今日の DBA の力を強化する総合的な管理ソリューションを提供 します。
Enterprise Manager Grid Control 10g Release 2 の新リリースは、以前の Grid Control 10g バージョンに比べ多くの機能が追加され、従来の機能も向上しました。この ホワイト・ペーパーでは、Grid Control がグリッド管理の問題にどのように対応し ているかを説明します。また、IT 管理を支援する Enterprise Manager 10g Grid Control Release2 の新しいデータベース管理機能の一部も紹介します。
はじめに
管理上の問題 近年、動的な複数層システムの共有セットから構成されたグリッド・コンピュー ティング環境への移行が始まっています。IT 業界が自律的なコンピューティング 環境に移行すればするほど、管理上で新しく発生する一連の問題について考慮が 必要になります。グリッドの成長により IT インフラストラクチャがさらに複雑に なります。また、成長する IT インフラストラクチャ内では、管理者は異なるプラッ トフォーム、オペレーティング・システム、サイズと種類、アプリケーションな らびにこれらが担う機能的役割の組合せから構成された、より混成的な環境を管 理する必要があります。経済の変化によって IT 予算に圧力が加わるため、IT は、 所有コストがより低いモデルを目指します。企業は、より厳密なサービス・レベ ルの合意を満たすことができる、より高信頼性の堅牢なシステムを必要としてい ます。また、市場の競争圧力は、変化に素早く対応できる IT を要求しています。 Enterprise Manager 10g Grid Control は、これらの一般的な IT 管理上の問題に対処 するグリッド管理ソリューションを提供します。Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: データベース管理の新機能 3 Oracle Corporation 発行「Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: New Features for Database Management」の翻訳版です。
GRID CONTROL
Grid Control は、Web ベースのソリューションであり、いつどこからでもアクセス でき、管理作業を迅速かつ容易に実行できます。このツールにより Oracle エコシ ステム全体を管理できます。Grid Control は、インストール後ただちに使用でき、 大規模で複雑な環境をより簡単に高いコスト効率で管理できます。
より少ない労力でより多くを得る
IT 管理者は、複数のシステムを拡張・管理できる機能を日々必要としています。 また管理者の責任範囲が拡大しており、同じ IT 専門家が Oracle 環境の一部である 他のシステムや、Web サーバー、アプリケーション・サーバー、ホスト・システ ム、ストレージ、データベース・サーバーなどを含むシステムを管理する必要が 生じています。Grid Control 管理ソリューションは、成長するグリッドに合わせ拡張できます。Grid Control の Web ベースのコンソールは、IT インフラストラクチャの管理を簡素化 し、サーバー・ファームの管理にもおおいに役立ちます。DBA は、多数の異なる ツールの代わりに単一のツールを使用して、Oracle エコシステムを管理できます。 また DBA は、担当するシステムの統合ビューにアクセスできます。このビューに は、DBA にとって最も重要な集積データが表示されます。ここから、特定のシス テムに移動し、問題のある領域に直接アクセスして迅速に対処できます。 Grid Control は、グリッド内のすべてのシステムからデータを収集し、このデータ をリポジトリに格納して情報のデータ・ウェアハウスを構築します。管理者は、 この履歴データを調べて問題の発生傾向を確認できます。また、ターゲットのメ トリックデータを過去の履歴平均と関連付けたり、その値を他のターゲットと比 較することもできます。過去のパフォーマンスや他のターゲットと比較して測定 することは、通常、特定が困難な問題の根本原因を診断する強力なツールになり ます。
自動化
Grid Control は、人的エラーの原因となる面倒な手動処理を自動化します。Grid Control のポリシー違反フレームワークにより、規制や標準への準拠を自動化でき ます。多数の日常業務を自動化することで、内部的にカスタム・スクリプトやカ スタム・ソフトウェアを開発し維持する必要性が減少します。また、管理者はビ ジネス要件や他の作業に重点を置くことができるため、長期的には、より高い価 値を生み出すことができます。自動化によって、問題への対応がより迅速化され、 システム・レベルでの可用性が高まり、ビジネスの即応性が向上し運用コストを 削減します。
パフォーマンス
パフォーマンスが低下すると、企業の通常業務に影響を与え、純利益にも悪影響 を与えます。Grid Control により、個々のシステム・コンポーネントに焦点を当て ることができるだけでなく、管理者はグリッド全体を把握してエンドツーエンド のアプリケーション応答時間を綿密に調整できるため、全体のパフォーマンスが 向上し、エンド・ユーザーのエクスペリエンスも豊かになります。総所有コスト
総所有コストの最も大きな要因はおそらく人的コストであり、ハードウェアやソ フトウェアのコストを上回ります。またデータベースが複雑になりサイズや数が 増大すると、同じ IT インフラストラクチャを管理するためにさらに多くの管理者 が必要になります。IT インフラストラクチャが複雑になることで、ここでもその 複雑な環境を管理する専門家を雇用し続けるための追加コストが発生します。 Grid Control のグリッド管理機能により、データ・センターの運用コストを抑制で きます。Grid Control はサーバーやストレージの動的プロビジョニングを活用する ことで、変化するニーズに IT が素早く対応できるようにし、成長するグリッド・ インフラストラクチャの運用コストも削減します。 Grid Control などのツールによって、管理者は共通のインタフェースを利用でき、 問題を修復するための標準的な手順に従うことができます。運営プロセスと管理 プロセスに一貫性を持たせると、複数の利点が得られます。問題は迅速に解決さ れ、人員の維持コストが削減され、人的エラーの発生率が低下し、ユーザーの生 産性が向上します。 Grid Control は適切に調整されたシステム管理プロセスを提供するため、業務効率 が向上しシステムはより予測可能になります。その結果、総所有コストが削減さ れ、アプリケーションのサービス・レベルは向上します。また、即応性のあるビ ジネス・プロセスの作成や、業務の大幅な改善にも役立ちます。GRID CONTROL の新機能
グループ
数百、数千のターゲットを持つ大規模なシステム環境の管理では、短期間に多く の問題が発生する可能性があります。多数のコンポーネントの管理を簡素化する ために、Enterprise Manager 10g ではターゲットのコレクションをグループ化する オプションを導入しました。Release 2 では、グループ管理の領域が拡張され、シ ステムの大きなセットを管理する機能が追加されました。 グループは、論理的に 1 つの集団に分類されるシステムのセットです。このグルー プは、単一のユニットとして管理できます。グループ全体にジョブをスケジュー ル設定することや、グループ内のすべてのコンポーネントに監視設定を指定する ことができます。管理者は、グループ全体で一貫性を保ちながら、ポリシーを適 用し作業を自動化できます。Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: データベース管理の新機能 5 Oracle Corporation 発行「Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: New Features for Database Management」の翻訳版です。
Grid Control のグループ管理機能を使用すると、システムの大きなセットを管理で きます。たとえば、様々なシステムで個別の作業を行うのではなく、グループ全 体に対するバックアップ・ジョブの実行、ポリシー違反のチェック、パフォーマ ンスの監視、その他の多くの作業が自動化できます。グループ・ホームページは、 管理者が担当しているすべてのシステムを 1 箇所で管理する効率的な方法を提供 します。グループ・ダッシュボードは、グループ内のすべてのシステムのリアル タイムのステータス・レポートを提供する新しい機能です。これにより、必要に 応じて個々のコンポーネントにドリル・ダウンできます。
SQL の実行/ホスト・コマンドの実行
管理者は、多数のシステム・コンポーネントで同時にコマンドを実行しなければ ならないという問題に直面することがあります。しかも、この作業は危機的な状 況で実行する必要があるため、問題をさらに複雑にします。DBA にとっては、ター ゲットの大きなセット全体でオペレーションの正しい実行のみならず、作業を完 了するまでの応答時間も重要です。たとえば、予想外のシャットダウンや計画的 なシャットダウンの後に多数のデータベースを起動する必要がある場合、この要 求をすべてのターゲット・データベースに迅速に伝播するツールはあるでしょう か。Enterprise Manager Grid Control には、複数のデータベースに SQL を実行でき る新しい機能があります。これは、SQL Plus と同様に動作します。この機能を使 用すると、ターゲットのセットに対して SQL コマンドを同時に実行し、ほとんど リアルタイムのフィードバックを得ることができます。診断
適応性のあるメトリック・ベースライン
Enterprise Manager の以前のリリースでは、固定されたパフォーマンス警告しきい 値をサポートしていました。Grid Control Release 2 には、新機能として適応性のあ るメトリック・ベースラインという動的警告メトリックしきい値が追加されまし た。ベースラインはターゲットの参照レベルで、メトリックしきい値の設定に使 用できます。通常、ベースラインは固定されており、しきい値は初期設定レベル に基づいて設定されます。しかし、この適応性のあるベースラインを使用すると、 しきい値はベースライン統計を使用して自動的に設定され、統計的に定義されま す。そのため、これらのしきい値は 1 つの値に固定されず、システムに応じて変 化します。 適応性のあるベースラインは、パフォーマンスのアラートの正確さを大幅に向上 します。このベースラインを使用すると、しきい値は使用量やロードの変化に適 応し、ロード・パターンの変化に応じてしきい値を再設定する必要がないため、 管理性が向上します。 デフォルトでは、メトリック・ベースラインはデータベース・インスタンスに対 して無効になっています。有効にすることにより、このベースラインと、それに 関連付けられた適応性のあるしきい値を設定できます。
ハング分析
システムの速度低下やハングを発生させるロック問題の診断は、常に困難でした。 新機能のハング分析により、これらの問題を診断できます。通常、システムの速 度低下やハング状態が発生した場合、診断クエリーの速度も非常に低下するか、 または結果を返しません。このユーティリティは一般的なクエリー・エンジンを バイパスして、その代わりに Oradebug API を使用するため、システムがハング状 態であると思われる場合でも、迅速に結果を返します。ハング分析画面では、ブ ロックしているセッションやブロックされているセッションをマップとして視覚 的に表示します。セッションのツリー・ビューが表示されます。他のセッション をブロックしている問題のセッションが、ツリーの根になります。各セッション は色分けされ、セッションがブロックされている時間的長さを示します。セッショ ン・ボックスをクリックすると、セッションの詳細を示す別のウィンドウが表示 されます。この画面の情報を使用して原因のセッションを停止し、システムを正 常な状態に戻すことができます。Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: データベース管理の新機能 7 acle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: New Features for Database Management」の翻訳版です。 Oracle Corporation 発行「Or
SGA へのアタッチ/メモリー・アクセス
データベース・サーバーにパフォーマンス上の問題が発生し、診断クエリーがさ らにシステムに影響を与える場合があります。「Memory Access モード」という 新機能は、データベースの速度が低下している場合やハングしている場合でも、 システム統計を収集してパフォーマンス関連の問題の診断を支援します。この データは、通常の SQL エンジンに依存する代わりに、SGA から直接 X$ tables に アクセスして取得されます。 このデータ収集は高速なため、すでに速度が低下しているシステムに対して、そ れ以上影響を与えることはありません。また、システムへのロードを増加させな いうえ、パフォーマンス統計の最速サンプリングも可能です。チューニング
パフォーマンス方法論
パフォーマンス上の問題が発生すると、DBA は自身の技術と経験に頼って問題の 原因を特定します。パフォーマンス・チューニングは、この領域が複雑で難解な ため、一般に一部は科学であり一部は技術でもあると考えられています。Enterprise Manger Grid Control 10g は、的確で簡潔化されたパフォーマンス管理ソリューショ ンを提供します。データベースでは、統計データは Active Session History(ASH) としてサンプル化されます。定期的にスナップショットが取得され、Automatic Workload Repository(AWR)に保存されます。Automatic Database Diagnostic Monitor (ADDM)は、AWR スナップショットを確認し、修正措置を提案します。Grid Control のパフォーマンス・ページには、システムの状態が簡潔にリアルタイムで表示さ れます。管理者は、Grid Control のパフォーマンス関連画面をナビゲートして、パ フォーマンスに最も関連した問題を解決できます。
Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: データベース管理の新機能 9 Oracle Corporation 発行「Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: New Features for Database Management」の翻訳版です。
SQL DETAIL / SESSION DETAIL
新しいリリースでは、パフォーマンス方法論がさらに合理化され、データベース のパフォーマンス問題の診断や調整という管理者の作業をより直感的に実行でき るようになりました。Average Active Sessions グラフのパフォーマンス・ページで は、パフォーマンスのボトルネックとなる主な原因を発見できます。このグラフ からドリル・ダウンすると、「Active Sessions Working」画面または「Waiting」画 面にナビゲートできます。このページでは、一般にパフォーマンスのトライアン グルと呼ばれる全体的な状況が把握できます。最上部のグラフの時間枠に関して は、最上位セッションと上位 SQL が画面の下半分に表示されます。 ユーザーは、ここから「SQL Detail」ページまたは「Session Detail」ページに移動 できます。任意の SQL ID をクリックすると、「SQL Details」ページが表示されま す。このページには、SQL テキストと、直前の 1 時間に実行された SQL の頻度を 表すアクティビティ・グラフが表示されます。またデータの「Historical」ビュー に切り替えることもできます。「Historical」ビューからは、SQL Tuning Advisor を起動して特定の SQL クエリーを調整できます。「Plan」タブをクリックすると、 クエリーのグラフィカルな実行計画が表示されます。選択したノードのセッショ
SID(セッション ID)をクリックすると、選択した SID の「Sessions Detail」ペー ジが表示されます。このページには、現在のセッションの情報が大量に表示され ます。「Activity」タブでは、最もシステム・リソースを消費しているセッション に関連する待機イベントがグラフで表示されます。表内のデータは、上述のグラ フで 5 分間にアクティブであったセッションです。この画面では、セッションの SQL トレースの有効化や無効化、セッションの停止など、他にもいくつかの作業 を実行できます。
Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: データベース管理の新機能 11 acle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: New Features for Database Management」の翻訳版です。 Oracle Corporation 発行「Or
ASH レポート
Oracle データベースが収集する豊富な統計のセットは、より深くシステムを理解 するために役立ちます。DBA にとって、パフォーマンス問題の診断にシステム統 計の事前および事後スナップショットを取得することは、一般的な作業です。 Enterprise Manager Grid Control は、Active Session History レポートを迅速に生成す る方法を提供します。パフォーマンス・ページの「Run ASH Report」ボタンによ り、特定の時間枠に関するレポートを生成する画面が表示されます。 この機能の真の価値は、リポジトリ内に常駐するデータの過去の任意の時間枠で のレポートを取得できることにあります(デフォルトの保存期間は 1 週間)。こ れにより、以前の時間枠に戻って上位 SQL や上位待機イベントなどを調査できま す。 この ASH レポートは、特定の時間枠におけるセッション・サンプリング・データ に基づいており、豊富な情報が含まれています。このレポートは、パフォーマン ス・チューニング作業に非常に役立ちます。たとえば、このレポートには上位 SQL、 上位セッション、ロード・プロファイル、ならびにその時間のアクティビティが 表示されます。生成されたレポートは、ファイルとして保存して後で参照できま す。
REAL APPLICATION CLUSTERS
複数のノードに渡って配置された Enterprise Manager RAC データベースは、単一 のインスタンス・データベースと同様に管理できます。DBA は RAC データベー スのすべてのコンポーネントを、Enterprise Manager のフレームワーク内のター ゲットとして設定、管理、監視できます。Enterprise Manager は RAC 対応で、デー タベース・レベルのメトリックとインスタンス・レベルのメトリックとを区別し ます。データベース・レベルでは、Enterprise Manager は適切にメトリックとアラー トを集計し、システム全体の値を表示します。たとえば、Enterprise Manager は、 クラスタ・データベースの 1 つのインスタンスが使用可能である限り、このクラ スタ・データベースを使用可能であると見なします。同様に、RAC 固有の管理作 業もデータベース・レベルまたはインスタンス・レベルで実行できます。たとえ ば、Enterprise Manager は、クラスタ・データベース・レベルでのストレージ、ス キーマとセキュリティの管理に使用できますが、パラメータ設定やリソース計画 の作成などインスタンス固有のコマンドも実行できます。Enterprise Manager は、 クラスタ、クラスタ・データベース、クラスタ・データベース・インスタンスな ど、すべてのレベルのクラスタ環境をサポートしています。
TOPOLOGY
クラスタ・データベースのホーム・ページには、「Topology」という新しいタブ があります。このタブにはデータベース・インスタンス、リスナー、ASM インス タンスとインタフェースなど、クラスタ全体のグラフィカルなビューが表示され ます。「Topology」ページでは、起動と停止、構成の監視など、各種の管理機能 や設定機能を起動できます。左側のセクションには、クラスタ・データベースか ら選択したコンポーネントの詳細な情報が表示されます。たとえば、このセクショ ンにはコンポーネント名、コンポーネントのタイプ、アラートの数、ターゲット のステータスが表示されます。この機能により、各コンポーネントの構成や未解 決のアラートなどシステムの概要が簡単に確認できるため、異なるコンポーネン ト間の関係を視覚的に把握できます。またこのページにはシステムの問題を解決 するため、リンクに簡単にアクセスする方法が用意されています。Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: データベース管理の新機能 13 acle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: New Features for Database Management」の翻訳版です。 Oracle Corporation 発行「Or
相互接続の監視
Grid Control は、クラスタ・データベース・インスタンス間で実行されるノード間 のデータ転送を監視します。クラスタの「Interconnects」ページには、クラスタ間 に設定されたあらゆる相互接続が表示されます。パブリック・インタフェースと プライベート・インタフェースの両方が識別され、これらの転送率やエラーなど の統計も表示されます。このページでは、インタフェース設定の構成に関する問 題や、相互接続の待機時間に関するパフォーマンス上の問題を識別できます。こ の実行には、まずデータベースが使用しているインタフェースを見つけてからイ ンタフェースの転送率の原因となっているインスタンスを特定します。また、 Oracle の外部アプリケーションが原因の相互接続の遅延を即座に識別できる場合 もあります。「Cluster」の「Interconnects」ページに表示される表は、「Interfaces by Hosts」、「Interfaces in Use by Cluster Databases」、「Hosts」です。この画面で は、問題を識別したり、適切なコンポーネントにドリル・ダウンして詳細を確認 したりできます。Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: データベース管理の新機能 15 Oracle Corporation 発行「Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: New Features for Database Management」の翻訳版です。
CLUSTER CACHE COHERANCY
「Cluster Cache Coherency」ページにアクセスすると、クラスタ・データベース全 体のキャッシュ一貫性メトリックを表示できます。このページでは、「Global Cache Block Access Latency」、「Global Cache Block Transfer Rate」、「Block Access Statistics」という 3 つのグラフが表示できます。 この画面には、グラフィカルな図や表形式で情報を表示するオプションがありま す。この画面からは、インスタンス・レベルのメトリックにドリル・ダウンでき ます。インスタンスのページでは、さらにドリル・ダウンしてセグメントの統計 を表示できます。 これらの画面を使用すると、ほとんどの遅延の原因となる、特定のインスタンス での特定のセグメントの問題が診断できます。
結論
Enterprise Manager Grid Control は、Oracle データベースだけではなく、ホスト・シ ステム、Web サーバー、アプリケーション・サーバーなどを含む Oracle エコシス テム全体を管理・監視するための最適なツールとして、その位置を確固たるもの にしました。Release 2 の新機能により、さらに確実なグリッド管理が可能なため、 データ・センター環境を管理・監視するための中央システムとして、Grid Control を使用できるようになりました。Grid Control は、システム管理のための最善の組 合せソリューションを提供し、企業のサービス・レベル向上に寄与します。企業 は、高い信頼性と予測可能性、高いシステム可用性とトランザクション・パフォー マンスなど、幅広い利点を得られるだけではなく、結果的に総所有コストを削減 できます。今日のデータ・センター管理システムに不可欠な要件を満たすことに
Oracle Enterprise Manager 10g R2 Grid Control: データベース管理の新機能 2005 年 8 月 著書: [OPTIONAL] 寄稿者: [OPTIONAL] Oracle Corporation World Headquarters 500 Oracle Parkway Redwood Shores, CA 94065 U.S.A. 海外からのお問合せ窓口: 電話: +1.650.506.7000 ファックス: +1.650.506.7200 www.oracle.com Copyright © 2005, Oracle. 無断転載を禁ず。 この文書はあくまで参考資料であり、掲載されている情報は予告なしに変更されることがあります。 オラクル社は、本ドキュメントの無謬性を保証しません。また、本ドキュメントは、法律で明示的または暗黙的に記載 されているかどうかに関係なく、商品性または特定の目的に対する適合性に関する暗黙の保証や条件を含む一切の保証 または条件に制約されません。オラクル社は、本書の内容に関していかなる保証もいたしません。また、本書により、 契約上の直接的および間接的義務も発生しません。本書は、事前の書面による承諾を得ることなく、電子的または物理 的に、いかなる形式や方法によっても再生または伝送することはできません。
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