大都市における車両走行時間を短縮する交通信号制御および経路案内方式の提案
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(2) 「マルチメディア通信と分散処理ワークショップ」平成26年12月. 図 2. 図 1 GreenSwirl のイメージ. GreenSwirl を用いた経路案内方式の比較. 2.1 信号制御方式 GreenSwirl 信号制御方式 GreenSwirl は複数の GreenWave 道路を渦 巻き状に発生させ,それぞれのスタート地点と終着地点 を連結し,巨大な循環道路を構築する.この循環道路を. GreenSwirl 道路と呼ぶ.GreenSwirl 道路に進入した車 両は,渋滞がなければ GreenSwirl 道路を出るまでほぼ無 停止で法定速度で走行することが可能となる.GreenSwirl 道路を出る際,目的地に近い場所で降りることで,走行時 間の短縮を実現する.大小異なる複数の GreenSwirl 道路 を発生させ,車両が適切に優先道路を切り替えることによ り,大部分の道のりに GreenSwirl 道路を利用することが 可能である (図 1).. 2.2 最短走行時間案内方式 GreenDrive 適切な優先道路の利用率を確保し、交通量を分散させる ために,経路案内手法を用いる。GreenDrive は経路を走 行する時間を見積もり,車両の平均走行時間を最小化する 経路案内手法である。GreenDrive では過去の交通データ を利用し,右左折などの影響による交差点を通過時間を考 慮することで各道路を通過する見積もり時間を算出する。. GreenSwirl 道路に適切に案内することで,車両走行時間を 短縮させて交通渋滞を緩和させる効果を達成する.. 3. 実験評価 提案手法の性能を評価するために,交通流シミュレータ. SUMO と現実の道路網データを用いてシミュレーション評 価を行った.ニューヨーク市マンハッタン島の道路網で車 両の走行時間短縮効果をシミュレーションにより計測し,. 4. 現時点で取り組んでいる課題 4.1 異なる道路パターンに対する評価実験 これまでにマンハッタンの地図を利用して評価を行って きたが,道路パターンとしては単純である.他の大都市の 地図(北京、ロンドンや大阪等)を利用して提案手法の性 能の評価を行っている.これらの地図に不規則な細い道路 が多く,提案手法をいかに有効に適用する方法について検 討している.. 4.2 異なるトラフィックパターンに対する評価実験 評価に使われたトラフィックには特段の変化がないパ ターンである.しかし,本当の都市では,朝ラッシュや夜 ラッシュなど,特定の時間帯に特徴的なトラフィックが現 れる.時間帯毎に GreenSwirl を切り替える手法の検討も 進めている.. 4.3 GreenSwirl の自動生成 これまでは GreenSwirl はマニュアルに生成してきた. しかし,本当の都市規模となればマニュアル制御は到底不 可能である.また,マニュアル制御の場合,最適な信号パ ターンの生成は困難であり,トラフィックの機微な変化に 対応することはできない.GreenSwirl 自動生成する手法に ついて現在検討している. 参考文献 [1]. 提案手法と比較手法を分析した.その結果,図 2 では従来 の手法と比べて提案手法は平均 10∼60%程度,平均走行時 間が短縮されたことを確認した.また,提案経路案内手法 の搭載率が低くても,性能が発揮できることを確認した.. ⓒ2014 Information Processing Society of Japan. [2]. M. Behrisch, D. Krajzewicz, P. Wagner, and Yun-Pang Wang, “Comparison of Methods for Increasing the Performance of a DUA Computation,”in Proc. of DTA2008 International Symposium on Dynamic Traffic Assignment, No. EPFL-CONF-154987, Jun. 2008. A. Warberg, J. Larsen and R. Jrgensen, “Green Wave Traffic Optimization - A Survey,”in Informatics and Mathematical Modeling, 2008.. 77.
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