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大潟海岸・上下浜の海浜地形と海浜底質の粒度組成 -主にビーチカスプにおいて-The Beach Profile and the Grain Size Composition of the Beach Sediment in Jogehama, Ogata Coast - as for the beach cusp, principally-

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Academic year: 2021

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P36

大潟海岸・上下浜の海浜地形と海浜底質の粒度組成

―主にビーチカスプにおいて―

The beach profile and the grain size composition of the beach sediment in Jogehama,Ogata Coast

―As for the beach cusp, principally―

内山 清

Kiyoshi UCHIYAMA

Sediment samples have been taken on each crest and trough of the small cusps in Jogehama’s beach on October 30th in 2009 and October 8th in 2010. Another samplings of beach sediment have been carried out in Jogehama’s beach on October 8th in 2010. The beach sediment from the shoreline to the backshore at 5m interval has been collected on each projection and embayment of the large cusps. Also, beach profiles have been measured in the beach at the same date.

Consequently, the analysis results on both the beach profile and the grain size composition of the beach sediment provide some ideas to solve the source of the coastal erosion.

1.緒言 大潟海岸は, 上越市郷津から柏崎市米山に至る全長 約27 ㎞のほぼ直線状の砂・礫海岸である。大潟波浪 観測所は大潟区四ツ屋浜に立地していて, 潟町砂丘が 一番発達している場所でもある。また, この海岸は, 大潟海岸のほぼ中央に位置している。直江津港防波堤 の延伸工事が竣工した今, 序序に北東側へ海岸侵食が 進み, うの浜付近までは海浜が消滅してしまった。そ のうえ, これより北東側へ約 1.7 ㎞に位置する上下浜 の海岸でも, 相当に進行している事がうけてとれる。 この意味において, 今回は, 9 月から 11 月頃までにし か海浜に形成する事のない, 上下浜でのビーチカスプ の調査を行った事で得た, 海浜地形特性と海浜底質の 粒度組成をしっかりと考察・熟考する事だ。上述の事 を確実に実行する事こそが, 海岸侵食の原因解明に資 するものと考える。 2.要旨 (1)ビーチカスプの地形:ビーチカスプには, 大カ スプと小カスプの二種類がある。いずれも, リンクし ているすべてのファクター において, 自然のバラン スがとれているが故に, 形成されるものである。大カ スプは, 汀線の出入り として観測され, それぞれ突 出部, 湾入部と定義される。この様な現象を示す海岸 を波状海岸と言う。 小カスプは, 波が汀線で砕波し, 溯上する, これら の諸条件により, 汀線から後浜の方向へ一定の距離の 地点を, 汀線に沿って, 山と谷が交互に, 一列に形成 される。 (2) ビーチカスプの海浜底質の粒度組成:近似計算 による粒度組成において, 大カスプの突出部と湾入部 の汀線から後浜までで, Mdφが, -1∼0φの極粗砂から 0∼1φの粗砂へと細粒化している。σφは, 後浜へ向 かって, 右肩上がりで, 淘汰度の悪化する傾向がある。 βφは, 上述の二つの指標と逆相関し, 右肩下がりの 傾向を示す。αφは, 全体的に正にシフトする傾向が あり, 後浜に近づくにつれて, 負にシフトするものも, まれにある。定点から北東側へ形成する小カスプにお いて, 2009 年 10 月 30 日の突出部の Mdφが, 定点から 北東へ約 280m の地点で極小値を示し, V字型の傾向 である。湾入部の Mdφは, 右肩下がりの傾向となる。 2010 年 10 月 8 日の突出部の Mdφは, 不明瞭だが右肩 上がりで, 湾入部のそれは, 右肩下がりとなる。σφ は, 4者共に, 前述の Mdφの傾向と同様な気がする。 βφは, σφと逆相関の関係だが, 1 点, 1 点, 精査する とその様相がわかる。αφは、2010 年 10 月 8 日の突 出部, 湾入部と2009 年10 月30 日の突出部では大部分 が正にシフトするが, 湾入部では, それが負のシフト になる。Mdφとσφ, αφの相関関係において, σφ とは両日共, 正の相関関係を示し, αφとは, 分級作 用の度合に従ってどちらかにシフトしている。 構成正規分布集団の解析において, 小カスプの両日 全体で, Mdφが-1∼0φの極粗砂の主要成分で, 70 ∼90%を構成して, 残り, 数%を小礫か粗砂で構成し ている事がわかる。

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