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120 情報科学研究 表 1 日本の国別貿易現況 単位 :10 億円 1996 年 1999 年 2000 年 輸出 輸入 輸出 輸入 輸出 輸入 全体 44, , , , , ,938.4 米国 12, ,630.9

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1.はじめに 韓国と中国の二国間経済関係が深化する一方、 海外市場では両国の製品間の競争が激化している。 特に韓国の伝統的な輸出市場である米国、日本な ど先進国では、中国は低価格の製品に優位を持ち、 市場占有率の面で韓国の製品をすでに追い越し た。 1997年末の韓国の金融危機は韓国企業の経営活 動に相当な打撃を与えたが、一方、ウォンの価値 の下落が韓国製品の失われた価格競争力を回復す ることに、ある程度寄与したとも考えられる。 本研究では韓国の金融危機以前と以降とを区分 し、日本市場における韓国と中国製品間の競争力 を比較・分析する。このため市場占有率、比較優位 指数(MCA)、輸出競合度指数(ESI)などの概念 を用いて両国間の競争力を考察する。 2.韓・中輸出構造の変化 2000年の韓国の対日輸出額は、前年対比20.9% 増の2兆2,047億円に達し、中国は同じく21.9%増 の5兆9,414億円に達した(表1)1。ただし、韓国 と中国の対日輸出規模は共に増加しつつも、両国 の対日輸出格差はますます大きくなっている。韓 国輸出製品の日本市場占有率2は1996年の4.5%か ら2000年には5.3%へと伸びているものの、中国の それは11.5%から14.5%へとより大きく伸び、その 増勢には大きな格差がみられる3

韓・中間の輸出競合関係の比較分析

全 載 旭

Analysis of Korean-Chinese Export Competitiveness

Chai-Wook Chun

〈要旨〉 金融危機以降、ウォンの下落が日本市場での韓国製品の価格競争力を強めることが期待された。しかし、 韓国の対日輸出は中国のそれほど伸びず、日本の輸入市場における占有率のパフォーマンスも中国とは大き な違いがみられた。また、韓・中両国における製品間の競合関係の分析結果は、韓国の競争力がむしろ低下 したことを示した。中国の主力輸出品である繊維製品、革製品、靴及び帽子類製品など労働集約的製品市場 では、韓国製品がすでに競争力を喪失したのみならず、韓国の主力輸出商品である中・低級の資本・技術集 約的商品市場でも中国の製品の競争力が向上しており、日本市場での両国間の競合度は今後さらに増してい くことが予想される。 〈キーワード〉 市場別比較優位指数(MCA)、輸出競合度指数(ESI)、輸出競争力、 市場占有率、労働集約的商品、資本集約的商品

(2)

表1 日本の国別貿易現況 単位:10億円 1996年 1999年 2000年 輸出 輸入 輸出 輸入 輸出 輸入 全体 44,731.3 37,993.4 47,547.6 35,268.0 51,654.2 40,938.4 米国 12,177.1 8,630.9 14,605.3 7,639.5 15,355.9 7,778.9 中国 2,382.3 4,399.6 2,657.4 4,875.4 3,274.4 5,941.4 台湾 2,825.1 1,627.6 3,276.3 1,455.9 3,874.0 1,930.2 韓国 3,192.3 1,735.3 2,606.2 1,824.3 3,308.8 2,207.7 ドイツ 1,980.8 1,540.8 2,121.6 1,307.0 2,155.2 1,371.9 マレーシア 1,668.4 1,278.5 1,264.9 1,241.4 1,496.6 1,562.7 香港 2,759.9 280.1 2,507.2 203.2 2,929.7 26.5 シンガポール 2,259.5 796.7 1,854.2 618.2 2,243.9 693.6 タイ 1,987.9 1,111.1 1,284.8 1,008.2 1,469.4 1,142.3 インドネシア 986.0 1,653.1 551.0 1,429.0 817.7 1,766.2 出所: 財務省統計データ 表2は2000年における韓・中両国の対日主要輸 出品を比較したものである。韓国と中国ともに電 気機器の輸出が最も多く、韓国は日本に電気機器、 機械製品、鉄鋼、プラスチック製品などを輸出し ている。一方、中国は日本に電気機器、衣類、機 械製品などを輸出している。両国とも特に電気機 器の構成比が高く、韓国は全体輸出の23.2%、中 国は15.1%を占めている。 表2 韓国と中国の対日主要輸出品の比較(2000年) 単位:10億円 韓国 中国 順位 合計 2,204.7 合計 5,941.4 1 85 電気機器 513.0 85 電気機器 896.8 2 84 機械製品 347.7 62 衣類 865.1 3 72 鉄鋼 126.8 61 ニット製品 665.3 4 39 プラスチック製品 73.8 84 機械製品 423.9 5 61 ニット製品 72.8 64 靴類、帽子 208.8 6 90 光学機器 65.0 95 玩具 188.8 7 73 鉄鋼製品 41.2 42 靴類 163.1 8 29 化学製品 40.5 90 光学機器 152.0 9 42 靴類 23.1 94 家具 130.6 10 76 アルミニウム 22.0 63 他の繊維製品 129.8 出所:KOTIS 日本貿易統計、中国貿易統計 注:HS2単位基準 韓国の金融危機以前の1996年と金融危機以降の 2000年における品目別日本市場の占有率を比較し たのが表3である。韓国の市場占有率が増加した 品目は化学工業製品、プラスチック製品、パルプ 製品、機械及び電気機器、光学機器であり、韓国 主力輸出品である機械類、電気機器の市場占有率 は1996年の7.22%から2000年の8.64%へと増加し た。しかし中国は同期間8.86%から13.26%へと韓 国以上に大きく増加している。 中国の製品の場合、全体製品群すべての市場占 有率が上昇し、繊維製品類と靴類及び帽子の市場 占有率は60%を超えている。日本市場での占有率 が30%を超えている製品群は繊維製品類と靴類及 び帽子を含めて五つにも達している。一方、韓国 の場合、市場占有率が10%以上のものはプラスチ ック製品と金属製品のみである。しかも韓国の主 力輸出品である自動車関連製品も対日輸出が少な いため、中国の市場占有率を下回っている。した がって全体製品群において中国より市場占有率が 高いものは一つもないのである4

(3)

表3 日本市場での韓・中間の市場占有率の推移 単位:% 韓国 中国 区 分 1996年 2000年 1996年 2000年 全 体 4.56 5.38 11.57 14.51 化学工業及び関連生産品 2.63 3.13 6.17 6.37 プラスチック及びゴム製品 6.67 10.33 8.00 13.53 革及び革製品 8.15 5.81 29.88 39.42 木材及びその製品 0.22 0.29 6.42 9.99 パルプ及びその製品 1.37 3.68 2.43 4.47 紡績・繊維及びその製品 7.06 4.94 51.38 67.41 靴類及び帽子類 11.03 6.54 50.85 64.99 セメント、石材、ガラス製品 6.43 6.04 25.43 31.59 宝石、半宝石、模造宝石製品 2.35 1.35 0.71 1.62 金属(貴金属除く)及びその製品 11.88 12.06 9.02 13.90 機械類、電機、録音機、映像機器 7.22 8.64 8.86 13.26 車両など輸送機器関連製品 0.73 1.21 1.92 4.51 光学機器、精密機器、時計 2.62 4.16 8.22 11.70 雑製品、その他 4.92 2.45 25.03 36.90 出所:KOTIS 日本貿易統計 注:日本貿易統計を利用して計算したもの。 3.比較優位指数を利用した韓・中の輸出品の特徴分析 (1)市場別比較優位指数(MCA)の意味 比較優位は生産費の相対的な水準で決定される が、現実的には国家別、品目別にそれを測定する ためには膨大な情報と費用がかかるので、生産費 の比較を通じた実証分析は稀である。 したがって B.Balassa は輸出成果に基づいた比 較 優 位 指 数 ( RCA , Revealed Comparative Advantage)を利用し、各国の比較優位指数を検討 した5。しかし RCA 指数の場合、分子と分母の市 場占有率が単純に供給側面の輸出国の競争力効果 のみを表すのではなく、それに需要側面の輸入国 の市場規模効果(輸出市場である個別輸入国の経 済成長の程度によって市場占有率が異なり、輸入 国の輸入需要の変化による効果)も反映されると いう問題点がある。そこで、RCA 指数に競争力を より反映させるためには市場規模効果が小さい場 合に適用したほうがいいだろう6 したがって本研究ではある国家のi商品の比較 優位指数を特定な個別市場(例えば米国、日本、 中国市場)を対象に測定して検討する。この場合、 すでに述べたように市場規模効果を排除すること ができるので、供給側面の競争力をより反映する 指数が得られる。 こ の 市 場 別 比 較 優 位 指 数 ( MCA 、 Market comparative advantage)は次のように定義する7 j j i j i j i j

TX

X

TX

X

MCA

/

/

=

こ こ で i j

X

は 該 当 国 家 i 商 品 の j 市 場 輸 出 額 (j市場の該当国家からのi商品輸入額)、 i j

TX

は j市場に対するi商品の総輸出額(j市場のi商 品の総輸入額)、

X

jは該当国家のj市場に対する 総輸出額(j市場の該当国家からの総輸入額)、 j

TX

はj市場に対する総輸出額(j市場の総輸入 額)を表す。 したがってある国家の i j

MCA

はその国家の特定 市場(j)に輸出した特定商品(i)の比重がj 市場で占める該当国家の市場占有率に対する比率 である。また i j

MCA

は該当国家のj市場輸出から i商品が占める比重のj国総輸入からi商品の輸 入が占める占有率に対する相対的な比率である。 i j

MCA

>1ということは当該国家のi商品がj 市場で相対的(当該国家のj市場輸出全体に比べ て)に良い輸出成果をあげていることを意味する。 i j

MCA

<1ということはその商品の輸出成果が平 均に達していないことを意味する。

(4)

(2)日本市場でのMCA分析 ここではHS2単位の貿易統計を利用し、韓国と 中国の対日輸出品に対するMCA指数を測定し、競 争力を比較したのが表4である。韓国の全体の MCA指数が1996年の1.253から2000年の1.198へと 下 落 し た の に 対 し て 、 中 国 は 同 期 間 1.318 か ら 1.391へと上昇した。 韓国の場合、1996年にはMCA>1の製品群はプ ラスチック、ゴム製品、皮製品、紡績用繊維製品、 靴、帽子類、セメント・ガラス製品、電機・機械 類、雑製品の八つであったが、2000年には紡績用 繊維製品と雑製品の指数が1以下に下がったので、 MCA>1の製品群は六つに減った。しかしプラス チック製品、光学機器など六つの製品群のMCA指 数は1には達してないものの、小幅ながら上昇して いる。 一方、中国の場合、MCA指数が1以上の製品群 は1996年と2000年ともに五つであるが、中国にお ける輸出品のMCAの指数は韓国のそれよりはる かに高い。それは、中国の対日輸出品目そのもの が労働集約的消費財に集中しているからである。 表4 日本市場における韓・中間のMCAの変化 単位:% 1996年 2000年 区 分 韓国 中国 韓国 中国 全 体 1.253 1.318 1.198 1.391 化学工業及び関連生産品 0.652 0.532 0.581 0.439 プラスチック及びゴム製品 1.459 0.691 1.917 0.932 革及び革製品 1.783 2.579 1.079 2.716 木材及びその製品 0.047 0.554 0.053 0.688 パルプ及びその製品 0.300 0.209 0.683 0.307 紡績・繊維及びその製品 1.545 4.437 0.917 4.644 靴類及び帽子類 2.413 4.390 1.214 4.478 セメント、石材、ガラス製品 1.407 2.195 1.121 2.176 宝石、半宝石、模造宝石製品 0.514 0.061 0.250 0.111 金属(貴金属除く)及びその製品 2.600 0.778 2.239 0.957 機械類、電機、録音機、映像機器 1.581 0.764 1.605 0.914 車両など輸送機器関連製品 0.158 0.165 0.224 0.311 光学機器、精密機器、時計 0.574 0.710 0.772 0.782 雑製品、その他 1.077 2.161 0.573 2.542 出所:KOTIS 日本貿易統計 注:日本貿易統計を利用して計算したもの。 4.輸出競合度指数を利用した韓・中競争関係分析 (1)輸出競合度指数(ESI)の意味 ここでは輸出競合度指数を用いて両国間の輸出 商品の構造を比較する。 国家間輸出商品の競合関係は次のように輸出商 品構造の類似度を測定する8輸出競合度指数を用 いて分析することができる9

(

)

=

=

n i b i b a i a ab

minimum

X

/

X

,

X

/

X

ESI

1 あ る 市 場 で a 、 b 国 家 間 の 輸 出 競 合 度 指 数 ab

ESI

はその市場でa国とb国の輸出からそれぞ れ i 商 品 輸 出 が 占 め る 比 重

(

/

,

i

/

b

)

b a i a

X

X

X

X

の 中で少ない値を選択し、すべての商品に対してそ の値を足した数値であると定義する。

ESI

abが1に 近ければ近いほどa,b両国の輸出品構造が類似 し、競合的であり、0に近ければ輸出品構造が異な り、両国は競合的ではないことを示す。極端的で はあるが、両国の輸出品の構造が同一であれば、 ab

ESI

=1、両国の輸出品が一つも重ならなけれ ば、

ESI

ab=0である。 一方、ESIが商品の細分程度によって異なり、商 品の分類が細分化されればされるほどESIの値が 低くなり、大分類ではその値が大きくなる傾向が ある。したがってESIは同一の品目分類の基準のみ

(5)

でその意味をもつのである。 (2)日本市場でのESI分析 日本市場における韓・中間の輸出品の競合度を 分析したのが表5である。アジア金融危機以前の 1996年と2000年のESIを比較してみると、化学工業 及び関連生産品、プラスチック及びゴム製品、宝 石、半宝石、模造宝石製品、雑製品、その他の製 品群ではESIが上昇し、両国間の競合が深化してい る。しかし残りの10の製品群でのESIは低下してい る。これは両国間の対日輸出商品の類似性が緩和 されていることを意味する。 しかし、両国間の製造業の平均では、ESIがアジ ア金融危機以降低下したものの、2000年には上昇 している。これは輸出商品構造の類似性が高まり、 両国間の競合度がこれからさらに増していくこと が予想される。 表5 韓・中輸出競合度指数の推移 単位:% 韓・中輸出競合度指数 区 分 1996 1997 1998 1999 2000 平 均 0.551 0.498 0.423 0.384 0.485 化学工業及び関連生産品 0.306 0.331 0.380 0.381 0.357 プラスチック及びゴム製品 0.399 0.436 0.390 0.411 0.433 革及び革製品 0.910 0.874 0.842 0.769 0.711 木材及びその製品 0.525 0.473 0.452 0.418 0.476 パルプ及びその製品 0.667 0.650 0.619 0.517 0.581 紡績・繊維及びその製品 0.500 0.476 0.307 0.322 0.492 靴類及び帽子類 0.764 0.808 0.428 0.399 0.671 セメント、石材、ガラス製品 0.746 0.636 0.236 0.201 0.324 宝石、半宝石、模造宝石製品 0.252 0.215 0.362 0.318 0.691 金属(貴金属除く)及びその製品 0.255 0.290 0.192 0.185 0.283 機械類、電機、録音機、映像機器 0.446 0.439 0.236 0.200 0.442 車両など輸送機器関連製品 0.458 0.467 0.444 0.382 0.397 光学機器、精密機器、時計 0.584 0.500 0.573 0.407 0.420 雑製品、その他 0.346 0.378 0.471 0.469 0.522 出所:KOTIS 日本貿易統計 注:日本貿易統計を利用して計算したもの。 5.終わりに 金融危機以前と比較して韓国製品の対日輸出は 1998年の-10.5%から1999年と2000年にはそれぞ れ、15.7%、20.9%と増加したが、2001年、2002 年にはそれぞれ-5.3%、-7.2%へと減少している。 一方、中国のそれは1990年を境に韓国の対日輸出 額を上回り始め、以降その格差は拡大し続けてい る。2002年には日本の輸入先の1位に浮上し、日本 市場の占有率が18.3%まで上昇している。 MCA分析では韓国のその指数が下落したのに 対して、中国のそれは上昇している。しかも中国 の輸出品のMCA指数が韓国のそれよりはるかに 高い。それは、中国の対日輸出品目そのものが労 働集約的消費財に集中しているからである。した がって韓国の場合、金融危機以前に比べて価格競 争力の上昇効果が発揮できたとは言えない。 ESI分析では、アジア金融危機以前と比較してみ ると、2000年には1996年と1997年に比べてESIの平 均指数が減少している。具体的には化学工業及び 関連生産品、プラスチック及びゴム製品、宝石、 半宝石、模造宝石製品、雑製品、その他の製品群 ではESIが上昇し、両国間の競合が深化している。 しかし、残りの10の製品群でのESIは低下している。 これは両国間の対日輸出商品の類似性が緩和され ていることを意味する。 韓国製品が中国の製品に比べてすでに競争力を 喪失した繊維製品、革製品、靴及び帽子類製品で は競争力がさらに低下した。それにとどまらず、 その間韓国の製品が中国の製品に比べて競争力を

(6)

持っていた機械類、電機、録音機、映像機器、光 学機器、精密機器、時計など中・低級の資本・技 術集約的商品の競争力も低下している。それは、 中国産中・低級資本・技術集約的商品の質が向上 しているからであり、また中国に進出している日 本企業の商品が日本に多く輸入されているからで ある。 以上を総合すると、日本市場での両国間の競合 関係はこれからさらに広範囲にわたり、その競争 が激化していくことが予想される。 注 1 2000年の中国の対日輸出額は韓国の2.69倍、2001年の 3.37倍、2002年の3.67倍へと年々その格差は大きくな っている。 2 韓国の輸出製品の米国市場占有率は1996年2.86%か ら2000年には3.31%へと、中国のそれは6.51%から 8.22%へと増加し、日本市場と同様にその勢いに大き な違いがみられる。 3 韓国の輸出製品の日本市場占有率は2001年の5.1%、 2002年4.6%へと低下しているのに対して、中国のそ れは16.6%から18.3%へと大きく上昇している。 4 しかし14製品群をより細分化して67製品群で分析し た場合、HS34類、40類、41類、54類、59類、60類、 72類、74類では市場占有率が中国より高い。 5 B.Balassaはある国家のi商品のRCA指数を次のよう に定義した。 RCA指数はあ る国家のi商品の世界市場占有率がその国家総輸出 の世界市場占有率に対する相対比率であり、それはあ る国家のi商品の競争力がその国の平均競争力に比 べて相対的にどの位置にあるのかを測る指数である。 6 金南斗・元容傑・全載旭・程 勲『東アジア貿易・投 資の構造変化と今後の課題』、対外経済政策研究院、 1997年、46ページ。 7 金南斗・元容傑・全載旭・程 勲『上掲書』、46ペー ジ。 8 輸 出 競 合 度 指 数 は 輸 出 類 似 性 指 数 ( ESI : Export Similarity Index)とも言われる。

9 Finger,J.M and Kreimin,M.E.December 1979“A Measure of Export Similarity and its Potential Uses,”

Economic Journal,pp.905~991.

参考文献

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Cross-Country Analysis. ” European Economic Review, Vol.30.

4. Finger, J. M and Kreimin, M. E. December 1979.“A Measure of Export Similarity and its Potential Uses.”

Economic Journal.

5. Riedel, J. 1988.“Trade as an Engine of Growth: Theory and Evidence.”Economic Development and International

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6. K.H Shin and Y.J Wang. 2002. Trade Integration and

Business Cycle Co-movement:the Case of Korea with Other Asian Countries, Korea Institute for International

Economic Policy. 7. 金南斗・元容傑・全載旭・程 勲『東アジア貿易・ 投資の構造変化と今後の課題』、対外経済政策研究院、 1997年。 8. 小島 清、「東アジア地域貿易の雁行型発展」(世界 経済研究協会『世界経済評論』Vol.47 No.4、2003年 4月)。 9. 朴 在旭『東アジアの産業内貿易増加推移と示唆点』 対外経済政策研究院、2002年。 10. 平川 均・石川幸一編著『新・東アジア経済論 ― グローバル化と模索する東アジア―』ミネルヴァ書房、 2003年。 ) / /( ) / (X WX X WX RCAi= i i

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