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福生市下水道総合計画

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Academic year: 2021

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福 生 市 下 水 道 総 合 計 画

( 概 要 版 )

平 成 23 年 3 月

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このたび、福生市では、今後 30 年間の下水道事業の方 向性を示す「福生市下水道総合計画」を策定しました。 本市では、昭和 48 年度から下水道整備に取り組み、昭 和 60 年度に汚水の下水道普及率 100%を達成し、雨水整備 は、幹線整備が福東地区を残すのみとなり、実生活での快 適さや安全・安心なくらしを実現しております。 この下水道整備計画は、「福生市総合計画」の「このま ちが好き、夢かなうまち福生」を目指し、「潤いある豊か なくらし」を次の世代へ伝えていく必要があります。 そのため、本計画は、適正な維持管理や効率的な整備を念頭に、「潤いある生活環境を 支える下水道」を基本理念とし、「快適なくらしの実現」、「安全で安心なくらしの実現」、 「活力に満ちた持続可能なくらしの実現」を 3 つの基本方針として掲げ、下水道事業を運 営する基となる計画です。 今後、適正な維持管理や効率的な整備の実現に向け、各施策に基づいた下水道事業を進 めてまいりたいと考えておりますので、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し 上げます。

平成23年3月

福 生 市 長 加 藤 育 男

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第1編 下水道総合計画の策定にあたって

1 策定主旨及び目的 福生市下水道総合計画は、福生市の下水道の将来像とその実現に向けて今後 30 年間に 取り組む施策を示した計画です。 本市は昭和 48 年度に JR 青梅線福生駅を中心とした周辺市街地を対象に下水道事業認可 を受け、以後、住民の生活環境の改善を目指し整備を進めてきました。本計画では、下水 道事業の現状と課題を整理し、今後(短期・中期・長期)必要となる対策を見据えた計画 を策定しました。 2 計画の位置付け及び役割 下水道施設が都市の基盤となる施設であることから、本計画の位置付けは、本市の都市 づくりの上位計画である「福生市総合計画(第 4 期)」、「都市計画区域の整備、開発及び 保全の方針」及び「福生市都市計画マスタープラン」で示された方針に基づくものとしま した。 3 目標年次 本計画は、目標年次を 30 年後の平成 52 年度とします。 本計画では、将来の施策ごとに、短期計画、中期計画、長期計画を設定するので、短 期計画は 5 年後の平成 27 年度、中期計画は 10 年後の平成 32 年度、長期計画は本計画 の目標年次である平成 52 年度とします。 図 1-1 目標年次 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 平成 32 年度 平成 33 年度 ~ 平成 52 年度 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 ~ 2040 年度 短期 福生市総合計画 (第4期) 福生市 下水道総合計画 中期 長期 基本構想 前期基本計画 後期基本計画 福生市都市計画 マスタープラン 実施計画 計画 ※福生市都市計画マスタープランは平成 24 年 3 月末に策定。計画期間は平成 24 年 4 月~平成 34 年 3 月の 10 年間

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第2編 下水道の概要

1 事業のあゆみ 本市の下水道事業は、多摩川流域下水道多摩川上流処理区関連の公共下水道として、昭 和 48 年度に事業着手し、昭和 53 年度に供用開始しました。その後、住民の生活環境の改 善を目指し整備を進めました。 昭和48年度 昭和53年度 昭和60年度 平成21年度 下水道事業の着手 供用開始 汚水普及率 100 %達成 汚水普及率 100 % 水洗化率 99.8% 汚水整備率 98.5% 雨水管きょ整備率 53.3 % 2 下水道の概要 (1) 汚水の概要 本市の行政区域は 1,024.0ha で、市街化区域は 663.3ha、市街化調整区域(米軍横田基地、 多摩川河川敷、熊川緑地)は 360.7ha です。そのうち汚水の下水道区域(=認可区域)は、 市街化調整区域(米軍横田基地)を除いた全域で、平成 21 年度の整備率は 98.5%とほぼ 完了しています。 福生市は流域関連公共下水道なので、下水道区域は多摩川流域下水道の多摩川上流処理 区となります。汚水は、昭島市に位置する多摩川上流水再生センターで処理されています。 表 2-1 汚水の概要 全体計画 認可計画 平成36年度 平成27年度 1,024.0 1,024.0 1,000.0 663.3 夜間 54,600 49,680 昼間 25,200 20,630 計画面積(ha) 流域関連公共下水道(多摩川上流処理区) 目標年次 計画人口(人) 項目 行政面積(ha) ※汚水整備率 98.5%=653.3/663.3(平成 21 年度整備済み面積/認可面積) 出典:多摩川流域下水道荒川右岸東京流域下水道事業計画変更認可申請書、平成 22 年度、東京都流域下水道本部

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図 2-1 汚水の概要 (2) 雨水の概要 雨水の下水道区域は汚水と同じ区域です。排水区は 11 排水区あり、放流先は、流域下 水道である多摩川上流雨水幹線、多摩川、残堀川(昭島市経由)です。流出係数は排水区 ごとの土地利用(用途地域)をもとに設定しています。計画降雨、降雨強度式は、東京都 全域において同じ値を用いています。 雨水は幹線を中心に整備を進めてきており、平成 21 年度現在の雨水の管きょ整備率は 53.3%であり、現在も住民の生活環境の改善を目指し、整備中です。 表 2-2 雨水の概要 全体計画 認可計画 平成36年度 平成27年度 1,000.0 663.3 0.50~0.65 0.50~0.65 50 50 I=5000/(t+40) I=5000/(t+40) 降雨強度式 流域関連公共下水道 目標年次 計画面積(ha) 項目 流出係数 計画降雨(mm/h) ※流出係数は排水区ごとに設定されています。 出典:福生市公共下水道事業認可申請書、平成 22 年度、東京都福生市 横田基地

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図 2-2 雨水の概要 (3) 流域下水道 水再生センターの概要 多摩川上流処理区は本市の他に、青梅市・昭島市・羽村市・瑞穂町の大部分、立川市・ 武蔵村山市・奥多摩町の一部で構成されています。この区域の汚水は、昭島市にある多摩 川上流水再生センターで処理されています。 図 2-3 多摩川上流処理区域の概要 横田基地

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第3編 下水道の理念

1 基本理念 本市の総合計画では、目指すべきまちの都市像を『このまちが好き 夢かなうまち福生』 としており、基本理念と将来像の実現に向けて、7 つの項目をまちづくりの目標としてい ます。下水道事業に関する施策は、「潤いのある豊かなくらしづくり」に位置付けられて います。 そこで、本計画では、“潤いのある”という言葉をキーワードに『潤いのある生活環境 を支える下水道』を基本理念として掲げます。

     

このまちが好き 夢かなうまち 福生

 

    希望に満ちた明るいひとづくり だれにもやさしい安全なまちづくり        潤いのある豊かなくらしづくり        安心に満ちたまちづくり        活力とにぎわいのあるまちづくり        ともに助け合うまちづくり        市民と行政がともに進めるまちづくり

潤いのある生活環境を支える下水道

基本理念

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2 基本方針 基本理念をもとに、本市の下水道が目指す方向として、「快適なくらしの実現」、「安全 で安心なくらしの実現」、「活力に満ちた持続可能なくらしの実現」の 3 つの項目を将来の 下水道の目標として掲げます。

「快適なくらしの実現」

本市は、下水道普及率が 100%、水洗化率は 99.8%と、汚水整備の状況は非常に良好で す。今後もこの状況を維持するとともに、水洗化率 100%を目指していきます。

「安全で安心なくらしの実現」

市民の生命・財産を守るために、浸水対策の推進、地震対策の推進に努めていきます。

「活力に満ちた持続可能なくらしの実現」

安定した下水道サービスを持続していくために、下水道施設の維持管理、老朽化した施 設の改築更新、市民との連携、安定した下水道経営に努めていきます。

快適なくらしの実現

     ○ 接続(水洗化)の促進 基本方針

安全で安心なくらしの実現

       ○ 浸水対策の推進      ○ 地震対策の推進

活力に満ちた持続可能なくらしの実現

     ○ 適正な維持管理の推進      ○ 老朽化施設の改築更新の推進      ○ 市民との協働による環境対策の促進      ○ 安定した下水道経営の推進 ※協働とは「複数の人または団体が、力を合わせて物事を行うこと」という意味です。

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第4編 下水道の施策

1 施策の展開 基本方針をもとに、今後、重点的に推進すべき施策を体系化します。 基本理念 潤いのある生活環境を支える下水道  基本方針 活力に満ちた持続可能なくらしの実現 快適なくらしの実現 安全で安心なくらしの実現

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目標 下水道施設の耐震 化と防災体制の強 化に努めます。 浸水被害の軽減に 努めます。 全ての市民に快適 な生活環境を提供 します。 効率的・効果的な 予防保全型の維持 管理を進めます。 下水道施設の最適 な改築更新を進め ます。 市民のみなさまと ともに健全な下水 道事業を進めま す。 財政の健全化を図 ります。 施策 浸水対策の推進 接続(水洗化)の 促進 適正な維持管理の 推進 老朽化施設の改築 更新の推進 地震対策の推進 市民との協働に よる環境対策の 促進 安定した下水道経 営の推進 ① 雨水管きょ整備の推進 ② 総合的な浸水対策の推進 ③ 雨水流出抑制対策の推進 ① 新設下水道施設の耐震化 ② 下水道長寿命化計画と連携した 下水道施設の耐震化 ③ 危機管理体制の強化 ① 下水道施設の定期点検の充実 ② 下水道台帳の整備の充実 ① 長寿命化計画の策定 ② 地震対策と連携した施設の改築更新 ① 意識啓発 (接続・維持管理、貯留・浸透施設の設 置のお願い) ② 広報活動(下水道に関する情報提供) ① 起債残高の上昇の抑制 ② 安定した経営基盤の強化 具体的な施策 接続(水洗化)の促進 ①

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2 接続(水洗化)の促進 (1) 現状と課題 本市の汚水は、昭和 48 年度に着手し、その後順次整備を進めてきました。昭和 60 年度 には、ほぼ整備を完了しており、平成 21 年度末の整備率は 98.5%となっています。一方、 普及率は昭和 60 年度に 100%となり、水洗化率も昭和 60 年度に 90%、平成 21 年度現在は 99.8%です。特に普及率は、全国に先駆けて 100%に達しています。本市では水洗化率 100% を目標として掲げているので、引き続き、接続の促進を目指していく必要があります。 図 4-1 汚水の整備済み区域 (2) 目標

全ての市民に快適な生活環境を提供します。

水洗化率 100%を目指して、引き続き、接続の促進を図ります。 (3) 施策の内容 ○接続(水洗化)の促進 ■引き続き、水洗化促進の啓発チラシの作成、広報紙面や市ホームページ等を活用した啓 発活動の展開などにより、下水道整備区域内における下水道への接続を促進します。 ■引き続き、個別訪問などで、未接続世帯の解消を図ります。 (4) 事業計画 将来の事業計画は下表のとおりです。「接続(水洗化)の促進」は主に啓発活動による ため事業費の計上はありません。 熊川緑地 多摩川緑地 横田基地 項目 事業 短期 H23~ H27 中期 H28~ H32 長期 H33~ H52

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3 浸水対策の推進 (1) 現状と課題 本市の雨水は、昭和 48 年度から事業着手しており、幹線を中心に整備を進めてきまし た。平成 21 年度末の雨水管きょの整備率は 53.3%となっています。現況では、雨水幹線 は福東地区を除きほぼ整備は完了しているので、枝線に頼らず、地形勾配で雨水排水がで きる地区が多くあります。そのため、道路冠水状況等を考慮して、整備をしていく必要が あります。また、今後も引き続き、道路グループ等と連携を図り、総合的な浸水対策を推 進していく必要があります。一方、住民の方々にも浸水対策に協力していただくよう、雨 水貯留槽や雨水浸透施設の設置に補助金を出しています。今後も、これらの補助金を積極 的に利用していただくよう、広く広報していく必要があります。 図 4-2 雨水管きょの整備状況 (2) 目標

浸水被害の軽減に努めます。

浸水被害は、市民の生命や財産などに大きな影響を与えるおそれがあることから、効果 的な対策を重点的かつ効率的に実施していきます。また、都市化の進展が浸水被害発生の 一因になっていることから、まちづくりにかかわる各事業が連携し合い、総合的に浸水対 策を行って、安心で安全な都市をつくっていきます。 さらに、近年頻発している局地的集中豪雨への対応も視野に入れた対策の検討も行って いきます。 横田基地

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(3) 施策の内容 ○雨水管きょ整備の推進 ■雨水幹線を、優先して整備します。 ■雨水枝線は、管きょ形態、過去の浸水履歴、地形、土地利用などを基に、低地盤地区や 雨水排除能力の不足により浸水の危険性が高い地区を把握し、整備の優先順位を検討し ます。 ■整備の優先順位で重点地区に設定された区域を中心に、計画的に雨水枝線を整備するこ とで、市全域において浸水に対する安全度の向上を図っていきます。 ○総合的な浸水対策の推進 ■道路及び公園など都市づくりの関係部局、防災部局や市民団体などと連携を図り、総合 的な浸水対策を推進します。 ■施設整備などのハード対策に加えて、浸水関連情報を提供するなどソフト対策の充実を 図ります。 ■市民や地区と連携して、土のう等を提供するなどの支援活動を行い、浸水被害の軽減に 努めます。 ○雨水流出抑制対策の推進 ■短時間流出量の増大及び局地的集中豪雨への対策として、引き続き、道路グループ等の 他部局と連携して整備を行います。 ■住民の方々にも、雨水流出抑制施設設置の助成制度(雨水貯留槽や雨水浸透施設)を利 用して設置を促進していただき、浸水被害の軽減にご協力いただきます。 (4) 事業計画 「雨水管きょ整備の推進」及び「雨水流出抑制対策の推進」に関する事業計画は下表の とおりです。「総合的な浸水対策の推進」に関する事業計画は、道路・公園所管部署との 連携により策定します。 項目 事業 立川第二排水区 (幹線) 立川第二排水区 (枝線) 雨水枝線 (必要な箇所のみ) 雨水浸透施設 雨水貯留槽 事業費 建設費 839 228 440 建設 短期 H23~ H27 中期 H28~ H32 長期 H33~ H52

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4 地震対策の推進 (1) 現状と課題 平成 16 年に発生した新潟県中越地震は、阪神・淡路大震災以来といえる大きな被害を 下水道施設にもたらしました。このような状況から、近年、下水道の地震対策の必要性が 高まってきています。 阪神・淡路大震災により大地震を想定した耐震設計基準が確立されたため、平成 9 年以 降の管きょは耐震を考慮した設計となっています。本市では、昭和 49 年度から事業着手 し昭和 59 年度までに大部分の管きょが整備されたため、耐震を考慮した設計になってい ないと想定されます。本市では、災害時の対応として、「福生市地域防災計画」を策定し ています。今後策定する改築更新計画は、本計画と併せて整備を行っていく必要がありま す。 (2) 目標

下水道施設の耐震化と防災体制の強化に努めます。

阪神・淡路大震災や新潟県中越地震を教訓として、地震に強い下水道を目指して、下水 道施設の耐震対策を推進します。耐震対策の時期は、改築更新計画と整合を図り、同時期 に行えるよう調整をとっていきます。また、現在の応援体制を強化し、危機管理に努めま す。 (3) 施策の内容 ○新設下水道施設の耐震化 ■今後、新設予定の管きょは、耐震設計基準に則り耐震設計を行っていきます。 ○下水道長寿命化計画と連携した下水道施設の耐震化 ■今後、計画予定の下水道長寿命化計画と整合を図り、改築時期と耐震対策時期が同時期 になるような計画を策定し、その計画に準じて耐震対策を行っていきます。 ○危機管理体制の強化 ■被害を最小限にとどめ、早期復旧を図るため、現在構築している、各事業所(市内の業 者)からの応援体制を強化します。 (4) 事業計画 「新設下水道施設の耐震化」の事業費は「3 浸水対策の推進」の「雨水管きょ整備の推 進」に関する費用に含みます。「下水道長寿命化計画と連携した下水道施設の耐震化」に 関する事業計画は「6 老朽化施設の改築更新の推進」で示します。

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5 適正な維持管理の推進 (1) 現状と課題 維持管理の目的は、施設の適切な点検・清掃によって機能保持を行い、下水道施設を安 定して利用できる状態にすることです。 本市では、下水道の維持管理について、市全域をエリアに分け、順番で、清掃・調査を 行ってきました。維持管理の内容は、汚水管きょは清掃とテレビカメラ調査、雨水管きょ は目視調査です。今後は年度による清掃や補修の費用の変動が大きくならないよう、計画 的に維持管理を行っていく必要があります。さらに、下水道台帳を電子化し、維持管理に より得られた情報も、下水道台帳システムに蓄積していくなど、維持管理情報を管理して いくことも必要です。 また、適正な維持管理には不明水の把握が必要です。不明水とは、汚水管きょに流入す る地下水や雨水などの総称で、この不明水が大量に流入すると、土砂の堆積等で施設の維 持管理に影響を与えます。また、本市では多摩川流域下水道の維持管理費を負担している ため、負担額にも影響を与えます。本市の不明水率は減少しており、平成 2~平成 20 年 度は 10%の範囲内で推移しています。平成 21 年度の不明水率も約 12%であり、下水道計 画で設定している不明水率 20%の範囲内です。しかし、不明水は、汚水管きょの維持管理 や維持管理負担金に影響するため、汚水管きょ調査を引き続き行い、不明水が多い区域や 原因を特定し、対策していく必要があります。 (2) 目標

効率的・効果的な予防保全型の維持管理を進めます。

汚水・雨水を確実、安定、持続的に処理するため、管きょ調査(テレビカメラ調査、目 視調査等)を確実に実施し、計画的な維持管理を行っていきます。 (3) 施策の内容 ○下水道施設の定期点検の充実 ■毎年度計画的に、管きょ調査(テレビカメラ調査、目視調査等)を進めていきます。 ■調査結果より、現況を把握し、効果的な対策を行います。 ○下水道台帳の整備の充実 ■下水道台帳を整理し、電子化します。また、管きょ調査の調査結果を下水道台帳に反映 し、下水道台帳の有効活用を行います。

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(4) 事業計画 「下水道施設の定期点検の充実」に関する事業計画は下表の管きょ調査です。「下水道台 帳の整備の充実」に関する事業計画は下表の下水道台帳整理です。流域下水道維持管理負 担(多摩川上流処理区)と都市計画道路の拡幅工事に伴う管きょの移設(汚水・雨水)は その他の維持管理事業として掲載しています。 項目 事業 管きょ調査 流域下水道維持管理負担 (多摩川上流処理区) 都市計画道路の拡幅工事に 伴う管きょの移設 (汚水・雨水) 下水道台帳整理 事業費 (百万円) 維持管理費 維持管理 10,450 2,778 2,693 中期 H28~ H32 長期 H33~ H52 短期 H23~ H27 6 老朽化施設の改築更新の推進 (1) 現状と課題 本市の下水道事業は昭和 48 年度に着手し、その後順次整備を進めてきました。平成 21 年度末の管きょの整備延長は、約 282km となっています。整備のピークは昭和 56 年度で、 それ以降は急激に減少し、昭和 60 年度以降はほとんど雨水管きょのみの整備となってい ます。 (2) 目標

下水道施設の最適な改築更新を進めます。

昭和 48 年度から敷設を始めた管路施設の中には相当の年数を経過しているものがある ことから、汚水を確実、安定、持続的に処理するため、施設の老朽度を勘案しながら、下 水道施設の適切な維持管理に努め、施設の延命化を図りながら計画的に施設の更新を実施 します。

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(3) 施策の内容 ○長寿命化計画の策定 ■コスト縮減を図るため、既設管路施設を有効活用する管更生工法を採用するなど老朽管 の延命化に努めます。 ■管路施設の更新にあたっては、下水道長寿命化計画を策定し、計画的に改築更新を進め ていきます。 ■補修で対応できる箇所については引き続き、補修を行っていきます。 ○地震対策と連携した施設の改築更新 ■老朽化対策と合わせて、耐震化対策や能力不足の管きょの解消を進めます。 (4) 事業計画 「長寿命化計画の策定」に関する事業計画は下表の長寿命化計画策定(管きょ)(基本計 画・調査・申請)です。「地震対策と連携した施設の改築更新」に関する事業計画は下表 の改築更新工事(管きょ)と修繕です。「4 地震対策の推進」の「下水道長寿命化計画と 連携した下水道施設の耐震化」に関する事業計画は、改築更新工事(管きょ)に含んでい ます。 項目 事業 建設 改築更新工事 (管きょ) 長寿命化計画策定(管きょ) (基本計画・調査・申請) 修繕 建設費 維持管理費 事業費 短期 H23~ H27 中期 H28~ H32 長期 H33~ H52 維持管理 事業費 (百万円) 0 2,100 664 150 2,282 14,664 150 182 14,000

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7 市民との協働による環境対策の促進 (1) 現状と課題 本市の下水道施設の広報活動は、主に雨水貯留槽や雨水浸透施設に関する広報です。 雨水貯留槽や雨水浸透施設を市のホームページや広報でアピールし、助成制度の利用を よびかけています。また、ふれあいフェスティバル等でも、雨水貯留槽のチラシを配布し ています。 (2) 目標

市民のみなさまとともに健全な下水道事業を進めます。

市民に満足度の高いサービスを提供していくためには、市民ニーズを的確に把握してい くことが大前提です。市民ニーズの把握に当たっては、市民との経営情報の共有化と情報 の透明性向上が極めて重要となってきます。このため、市民に対し、下水道事業に関する 正確で最新の情報を提供することにより、事業に対する市民の理解と信頼を得るととも に、下水道の重要度や必要性について認識してもらえることを目指します。 また、市民のみなさまにも御協力いただき、市民と行政が一体となって、下水道事業の 効果を上げる方法を考え、実践していきます。 (3) 施策の内容 ○意識啓発(接続・維持管理 、貯留・浸透施設の設置のお願い) ■未接続世帯のみなさまへ下水道への接続をお願いしていきます。 ■下水道施設の適正な使用について、市ホームページへの掲載やパンフレットの配布等で 説明していきます。 ■行政が行う下水道事業だけでは解決できない問題について、市民のみなさまに御協力を お願いしていきます。(雨水貯留槽や雨水浸透施設) ○広報活動(下水道に関する情報提供) ■下水道の役割と大切さを理解し、市民に下水道を身近なものとして感じていただけるよ うに、市ホームページの内容充実を図ります。 ■「市民に見える」下水道として、広報紙などの媒体を用いて積極的な情報発信を進める とともに、創意工夫を凝らした分かりやすい情報の提供を目指すなど、広報機能の充実 に努め、市民とのコミュニケーションを深めます。

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8 安定した下水道経営の推進 (1) 現状と課題 ア 下水道事業の歳入及び歳出状況 本市の下水道事業は、一般会計とは別に下水道事業会計として運営されています。これ は、一般の歳入(市税等の収入)及び歳出(支出)と区分して、下水道事業での歳入(下 水道使用料等)と歳出(下水道の建設費や維持管理費等)を明確にし、経営状況が明らか になるようにしているためです。 平成 17 年度から平成 21 年度までの 5 ヵ年の下水道事業会計の歳入・歳出の内訳を図 4-3、図 4-4に示します。 下水道事業の歳入の決算額は約 21 億円(5 ヵ年平均)です。内訳は、使用料が 53%(5 ヵ年平均)を占めています。一般会計繰入金(繰入金)は全体の 25%(5 ヵ年平均)を占 めています。汚水の事業費(建設費・維持管理費)は基本的に使用料で賄いますが、雨水 の事業費(建設費・維持管理費)は一般会計繰入金等で賄います。今後、本市は雨水整備 を進めていく予定であるため、雨水の事業費財源である一般会計繰入金の確保を今後も行 っていく必要があります。また現在、一般会計繰入金は汚水の事業費財源の一部にもなっ ています。汚水の事業費を賄う使用料は、市において、ほぼ 5 年に 1 度の割合で料金を見 直ししています。今後も、適正な使用料金について検討していく必要があります。 下水道事業の歳出は 21 億円(5 ヵ年平均)です。内訳は、平成 19 年度の借換債を除く と、公債費(借換債を除く)が 55%(5 ヵ年平均)を占めています。本市の下水道の汚水 整備はほぼ 100%であり、今後は、雨水整備、維持管理に移行していく予定であるため、 雨水管きょの建設費や管きょ維持管理費の割合が、増加していくと予想されます。 図 4-3 過去 5 ヵ年の歳入の内訳 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 平成21年度 平成20年度 平成19年度 平成18年度 平成17年度 金額(百万円) 使用料及び手数料 国庫支出金・都支出金 繰入金 繰越金・諸収入 市債 46% 46% 35% 66% 72% 3% 1% 1% 1% 36% 5% 23% 17% 28% 23% 3% 6% 3% 12% 20% 44% 4% 3% 約21億円 約16億円 約16億円 約32億円 約22億円 2% ※他に、1%未満は各年「負担金及び分担金」、平成 21 年度「国庫支出金・都支出金」です。 ※平成 19 年度は公的資金補償金免除繰上償還に係る市債を含んだ額

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図 4-4 過去 5 ヵ年の歳出の内訳 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 平成21年度 平成20年度 平成19年度 平成18年度 平成17年度 金額(百万円) 総務費 事業費 公債費 27% 18% 36% 36% 4% 8% 26% 4% 59% 78% 66% 16% 5% 57% 60% 約20億円 約16億円 約15億円 約31億円 約21億円 ※平成 19 年度は公的資金補償金免除繰上償還に係る公債費を含んだ額 イ 建設費 本市の建設費は、市の管きょと東京都流域下水道の建設負担金で構成されています。建 設費の累計は、昭和 48 年度に事業を着手してから平成 21 年度現在まで、約 299 億円とな っています。汚水管きょの建設費は昭和 56 年度がピークで、それ以降は徐々に雨水管き ょの建設費が増加し、平成 15 年度までは雨水管きょの建設が主な事業となっています。 年度別では、昭和 57 年度の約 20 億円及び平成 12 年度の約 13 億円と 2 度のピークがあ ります。近年の事業費は、ピーク時の 1 割程度に減少しています。 図 4-5 建設費の推移 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 昭 和 48 年 度 昭 和 49 年 度 昭 和 50 年 度 昭 和 51 年 度 昭 和 52 年 度 昭 和 53 年 度 昭 和 54 年 度 昭 和 55 年 度 昭 和 56 年 度 昭 和 57 年 度 昭 和 58 年 度 昭 和 59 年 度 昭 和 60 年 度 昭 和 61 年 度 昭 和 62 年 度 昭 和 63 年 度 平 成 元 年 度 平 成 2 年 度 平 成 3 年 度 平 成 4 年 度 平 成 5 年 度 平 成 6 年 度 平 成 7 年 度 平 成 8 年 度 平 成 9 年 度 平 成 10 年 度 平 成 11 年 度 平 成 12 年 度 平 成 13 年 度 平 成 14 年 度 平 成 15 年 度 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 年 度 別 事 業 費 ( 百 万 円 ) 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 累 積 事 業 費 ( 百 万 円 ) 公共下水道(汚水管きょ) 公共下水道(雨水管きょ) 流域下水道 その他(改修等) 累計

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ウ 維持管理費 本市の維持管理費は、市の管きょ等の維持管理費と東京都流域下水道の維持管理負担金 で構成されています。 市の施設の維持管理費には、管きょの委託費(管きょ清掃委託、管きょ調査委託等)や 修繕費等が含まれています。維持管理負担金は、多摩川上流水再生センターや流域幹線の 維持管理費が含まれています。 市の管きょ等の維持管理費は、汚水整備がほぼ完了した昭和 60 年度以降も増減を繰り 返し、平成 6、15 年度は補修工事のため他年度に比べ費用が多くなっています。一方、東 京都流域下水道の維持管理負担金は、昭和 63 年度以降、360 百万円前後で推移していま す。 図 4-6 維持管理費の推移 0 100 200 300 400 500 600 昭 和 48 年 度 昭 和 49 年 度 昭 和 50 年 度 昭 和 51 年 度 昭 和 52 年 度 昭 和 53 年 度 昭 和 54 年 度 昭 和 55 年 度 昭 和 56 年 度 昭 和 57 年 度 昭 和 58 年 度 昭 和 59 年 度 昭 和 60 年 度 昭 和 61 年 度 昭 和 62 年 度 昭 和 63 年 度 平 成 元 年 度 平 成 2 年 度 平 成 3 年 度 平 成 4 年 度 平 成 5 年 度 平 成 6 年 度 平 成 7 年 度 平 成 8 年 度 平 成 9 年 度 平 成 10 年 度 平 成 11 年 度 平 成 12 年 度 平 成 13 年 度 平 成 14 年 度 平 成 15 年 度 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 年 度 別 事 業 費 ( 百 万 円 ) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 累 積 事 業 費 ( 百 万 円 ) 公共下水道 流域下水道 累計 5ヵ年平均 約400百万円 エ 公債費(平成 21 年度借入まで) 下水道事業の整備効果は長期にわたるため、建設費の財源は地方債を充当することによ り、世代間の負担の衡平を保っています。 本市の地方債残高のピークは平成 13 年度の約 110 億円です。現在は、今までの管きょ 整備に伴う償還のピークが過ぎ、減少傾向にあります。ただし、平成 22 年度以降も起債

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図 4-7 借入額の推移 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 昭 和 48 年 度 昭 和 49 年 度 昭 和 50 年 度 昭 和 51 年 度 昭 和 52 年 度 昭 和 53 年 度 昭 和 54 年 度 昭 和 55 年 度 昭 和 56 年 度 昭 和 57 年 度 昭 和 58 年 度 昭 和 59 年 度 昭 和 60 年 度 昭 和 61 年 度 昭 和 62 年 度 昭 和 63 年 度 平 成 元 年 度 平 成 2 年 度 平 成 3 年 度 平 成 4 年 度 平 成 5 年 度 平 成 6 年 度 平 成 7 年 度 平 成 8 年 度 平 成 9 年 度 平 成 10 年 度 平 成 11 年 度 平 成 12 年 度 平 成 13 年 度 平 成 14 年 度 平 成 15 年 度 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 借 入 額 ( 百 万 円 ) 借入額 ※平成 19 年度は公的資金補償金免除繰上償還に係る借換債を含んだ額 図 4-8 地方債残高の推移 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 昭 和 48 年 度 昭 和 49 年 度 昭 和 50 年 度 昭 和 51 年 度 昭 和 52 年 度 昭 和 53 年 度 昭 和 54 年 度 昭 和 55 年 度 昭 和 56 年 度 昭 和 57 年 度 昭 和 58 年 度 昭 和 59 年 度 昭 和 60 年 度 昭 和 61 年 度 昭 和 62 年 度 昭 和 63 年 度 平 成 元 年 度 平 成 2 年 度 平 成 3 年 度 平 成 4 年 度 平 成 5 年 度 平 成 6 年 度 平 成 7 年 度 平 成 8 年 度 平 成 9 年 度 平 成 10 年 度 平 成 11 年 度 平 成 12 年 度 平 成 13 年 度 平 成 14 年 度 平 成 15 年 度 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 地 方 債 残 高 ( 百 万 円 ) 流域下水道 公共下水道

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オ 使用料 使用料の推移を図 4-9に示します。本市の汚水整備はほぼ完了しており、平成 5 年度以 降、一般の使用料は約 470 百万円前後で推移していますが、平成 19 年度以降は減少して います。一方、横田基地の使用料は平成 17 年度以降上昇しています。平成 21 年度の全体 における横田基地の使用料の割合は 64%です。 図 4-9 使用料の推移 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 昭 和 48 年 度 昭 和 49 年 度 昭 和 50 年 度 昭 和 51 年 度 昭 和 52 年 度 昭 和 53 年 度 昭 和 54 年 度 昭 和 55 年 度 昭 和 56 年 度 昭 和 57 年 度 昭 和 58 年 度 昭 和 59 年 度 昭 和 60 年 度 昭 和 61 年 度 昭 和 62 年 度 昭 和 63 年 度 平 成 元 年 度 平 成 2 年 度 平 成 3 年 度 平 成 4 年 度 平 成 5 年 度 平 成 6 年 度 平 成 7 年 度 平 成 8 年 度 平 成 9 年 度 平 成 10 年 度 平 成 11 年 度 平 成 12 年 度 平 成 13 年 度 平 成 14 年 度 平 成 15 年 度 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 使 用 料 ( 百 万 円 ) 横田基地 一般 5ヵ年平均 約11億円 カ 財政分析 (ア) 財政収支による分析 図 4-10より、下水道使用料に係る収支の状況は、平成 18 年度までは約 70%でしたが、 平成 19 年度は約 95%になり、平成 20 年度以降は使用料のほうが汚水に係る経費を上回り 黒字になっています。

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図 4-10 下水道使用料に係る収支の状況(汚水) 524 715 979 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 平成17年度 527 965 1,027 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 平成18年度 515 646 1,107 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 平成19年度 金額(百万円) 維持管理費 償還費(元金・利子) 使用料 515 454 1,050 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 平成20年度 金額(百万円) 維持管理費 償還費(元金・利子) 使用料 517 427 1,164 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 平成21年度 金額(百万円) 維持管理費 償還費(元金・利子) 使用料 (イ) 類似団体との比較による分析 本市の過去 5 ヵ年の業務指標と類似団体の平均値を表 4-1で比較します。 なお、平成 19 年度から、使用料回収率、使用料回収率(維持管理費)の算定式が変更し ています。 表 4-1 業務指標推移と類似団体との比較 平成 17年度 平成 18年度 平成 19年度 平成 20年度 平成 21年度 水洗化率 (%) 99.7 99.7 99.8 99.8 99.8 99.5 有収率 (%) 97.1 94.9 96.5 91.5 98.0 93.3 使用料単価 (円/m3 109.9 117.2 123.3 120.0 126.4 116.1 汚水処理原価 (円/m3) 139.2 136.9 129.3 110.7 102.5 120.6 使用料回収率 (%) 79.0 85.6 95.4 108.4 123.3 98.7 使用料回収率(維持管理費) (%) 186.8 195.0 215.0 204.0 225.0 181.3 福生市 類似団体 平均 平成21年度 区分 ※ 抽出条件(公共下水道、処理人口 5~10 万人、有収水量密度 7.5 千 m3 /ha 以上、供用開始後 25 年以上、 地方公営企業法非適用、東京都内市町村)より、類似団体として、国立市、福生市、狛江市、清瀬市、 武蔵村山市、羽村市を抽出しました。

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キ 経営的課題 本市の汚水処理原価は類似団体と比較して低い値となっています。元利償還費は今後 減少する予定ですが、将来の支出の中心となる事業(雨水整備と改築更新)によって、 新たな元利償還費が発生することから、将来の下水道事業は、今後の元利償還計画を考 慮して経営収支の見通しを踏まえ、施策の展開を行う必要があります。それと平行して 事業の実施には、効率的な計画を策定し、コストを縮減していき、使用料も定期的に見 直していく必要があります。 (2) 目標

財政の健全化を図ります。

(3) 施策の内容 ○地方債残高の上昇の抑制 ■下水道整備を効率的に取り組み、起債の上昇を抑制します。 将来の事業計画は各施策で示したとおりです。年度別事業別建設費を図 4-11に示しま す。本市の将来の事業は、中期までは雨水整備を中心、長期は改築更新を中心に行ってい きます。 また今後、流域下水道の改築に伴って東京都に対して支払う建設負担金が増加する可能 性があります。下水道事業会計予算内で事業を効率的に継続するためには、これまで以上 に国・都補助金等の財源確保とあわせて起債の上昇を抑制する必要があります。計画的な 更新による費用の平準化のため、今後、下水道長寿命化計画を策定する予定です。この計 画に基づく具体的な財政計画により、無理のない起債計画をたて、後世に負担を残さない よう財政の健全化を図ります。 図 4-11 年度別事業別建設費 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 平 成 23 年 平 成 24 年 平 成 25 年 平 成 26 年 平 成 27 年 平 成 28 年 平 成 29 年 平 成 30 年 平 成 31 年 平 成 32 年 平 成 33 年 平 成 34 年 平 成 35 年 平 成 36 年 平 成 37 年 平 成 38 年 平 成 39 年 平 成 40 年 平 成 41 年 平 成 42 年 平 成 43 年 平 成 44 年 平 成 45 年 平 成 46 年 平 成 47 年 平 成 48 年 平 成 49 年 平 成 50 年 平 成 51 年 平 成 52 年 建 設 費 ( 百 万 円 ) 雨水 汚水

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○安定した経営基盤の強化 ■ 経営の健全性を図る指標のひとつに使用料回収率があります。平成 20 年度以降の使 用料回収率は 100%を超え、汚水処理経費に対する下水道使用料は黒字となっています。 よって、汚水整備がほぼ 100%である本市の下水道経営は健全で安定した経営状況にあ りますが、今後、長寿命化計画を策定するなかで、改築更新等に備えて基金を設立する など、より一層安定した下水道経営を行っていきます。 将来の経営収支については、すでに地方債償還のピークが過ぎていることから、短期、 中期及び長期の30年間を通してほぼ黒字を維持する見通しですが、昭和48年度から 敷設した管きょの改修について、国が示した下水道管の寿命から計算すると、平成33 年度以降に更新が必要となり、建設のために借入れをした地方債償還が増加することな どにより、長期計画の後半数年間から、赤字となることが考えられます。 管きょの改修について、新たな工法での改修を考えておりますが、事業については、 今後、長寿命化計画において、工事方法、計画期間、総事業費等を明らかにし、これに 伴う起債及び地方債償還費の増加に備えるため、基金を設立していきます。

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9 短期計画 (1) 浸水対策の推進 ■立川第二排水区(幹線)の整備 平成 23~26 年度の間に、立川第二排水区の一部の雨水管きょ(幹線)を整備します。 ■立川第二排水区(枝線)の整備 平成 27 年度から、立川第二排水区の雨水管きょ(枝線)を整備します。 ■雨水浸透施設設置の推進 引き続き、雨水浸透施設の設置を毎年推進します。 ■雨水貯留槽設置の推進 引き続き、雨水貯留槽の設置を毎年推進します。 H23 H24 H25 H26 H27 立川第二排水区 (幹線) 立川第二排水区 (枝線) 雨水浸透施設 雨水貯留槽 事業費 (百万円) 建設費 18 371 213 192 45 短期 項目 事業 建設 (2) 適正な維持管理の推進 ■管きょの維持管理(汚水・雨水) 引き続き、管きょ調査(テレビカメラ調査、目視調査)を実施し、市内の汚水管きょと 雨水管きょの維持管理をしていきます。 ■都市計画道路の拡幅工事に伴う管きょの移設(汚水・雨水) 引き続き、必要に応じて、管きょの移設を行っていきます。 ■下水道台帳の整理 平成 24 年度以降に、下水道台帳を電子化します。 H23 H24 H25 H26 H27 管きょ調査 流域下水道維持管理負担 (多摩川上流処理区) 都市計画道路の拡幅工事に 伴う管きょの移設 (汚水・雨水) 維持管理 項目 事業 短期

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(3) 老朽化施設の改築更新の推進 ■修繕 改築更新を行う前に、一部の管きょに対して修繕を行っていきます。 H23 H24 H25 H26 H27 維持管理 修繕 事業費 (百万円) 維持管理費 30 30 30 30 30 項目 事業 短期 10 中期・長期計画 (1) 浸水対策の推進 ■立川第二排水区(枝線)の整備 平成 28~32 年度の間に、立川第二排水区の雨水管きょ(枝線)を整備します。 ■雨水枝線(必要な箇所のみ)の整備 平成 33~52 年度の間に、雨水管きょ(枝線)を整備します。対象箇所は全域ではなく、 実績等を考慮し、必要な箇所を定め、集中的に整備を進めていきます。 ■雨水浸透施設設置の推進 引き続き、雨水浸透施設の設置を毎年推進します。 ■雨水貯留槽設置の推進 引き続き、雨水貯留槽の設置を毎年推進します。 項目 事業 立川第二排水区 (枝線) 雨水枝線 (必要な箇所のみ) 雨水浸透施設 雨水貯留槽 事業費 (百万円) 建設費 228 440 建設 中期 H28~ H32 長期 H33~ H52 (2) 適正な維持管理の推進 ■管きょの維持管理(汚水・雨水) 引き続き、管きょ調査(テレビカメラ調査、目視調査)を実施し、市内の汚水管きょと 雨水管きょの維持管理をしていきます。 ■都市計画道路の拡幅工事に伴う管きょの移設(汚水・雨水) 引き続き、必要に応じて、管きょの移設を行っていきます。

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項目 事業 管きょ調査 流域下水道維持管理負担 (多摩川上流処理区) 都市計画道路の拡幅工事に 伴う管きょの移設 (汚水・雨水) 事業費 (百万円) 維持管理費 維持管理 10,450 2,693 中期 H28~ H32 長期 H33~ H52 (3) 老朽化施設の改築更新の推進 ■長寿命化計画策定(管きょ) (基本計画・調査・申請) 長寿命化計画を策定し、5 ヵ年で工事する改築更新計画を策定します。 ■改築更新工事(管きょ) 長寿命化計画に従い、改築更新工事を進めていきます。 ■修繕 改築更新を行う前に、一部の管きょに対して修繕を行っていきます。 項目 事業 建設 改築更新工事 (管きょ) 長寿命化計画策定(管きょ) (基本計画・調査・申請) 修繕 建設費 維持管理費 事業費 中期 H28~ H32 長期 H33~ H52 維持管理 事業費 (百万円) 2,100 664 2,282 14,664 182 14,000

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福生市下水道総合計画(概要版)

発行年月/平成 23 年 3 月 発行 /福生市 編集 /福生市都市建設部施設課 〒197-8501 東京都福生市本町5番地 TEL (042)551-1511(代表) 市ホームページ http://www.city.fussa.tokyo.jp/

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参照

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