立 命 館 大 学 大 阪 いばらきキャンパス講 座
第7回ガーデニング講座
ハーブをもっと楽 しむ、もっと生 かす―健 やかで豊 かな暮 らし
■日 時 2015 年 7月 4日 (土 ) 午 前 9時 30 分 ~11 時 30 分 ■場 所 立 命 館 大 学 大 阪 いばらきキャンパスC棟 3階 ラーニングシアター(C373) ■プログラム 1.ガーデニングをもっと知 ろう!― 質 問 コ ー ナー あり ま す 2.ハーブを楽 しみ、生 かすガーデニング ・ ハ ーブ の 世 界 ― 人 と ハ ー ブの 歴 史 を ひ も と く ・ ハ ーブ の 効 用 、 健 康 、 予 防 に 役 立 て る 方 法 ・ バ ル コ ニ ー や 小 さ なス ペ ー ス を 生 か し て ハ ー ブ を 楽 し む ガ ー デ ニ ン グ ■講 師 髙 田 昇( 都 市 プ ラ ンナ ー・ ガー デ ンデ ザ イ ナー ・ 立 命 館 大 学 客 員 教 授 )第 6回 ガーデニング講 座 アンケート結 果 のご紹 介
(2015 年 3月 7日 実 施 ) 講 座 テーマは『ガーデニングの基 礎 を知 ろう―草 木 の 手 入 れの 仕 方 』『インテリアガーデンの 第 一 歩 ―ハイドロカルチャーをつくろう!』で開 催 し、76 名 の方 が参 加 されました。 (1)講 座 の感 想 について (数 字 は%) (2)特 に興 味 を持 った講 座 内 容 について 94.3 4.3 1.4 とても良かった また良かった 普通であった あまり良くなかった 0 62.0 54.9 76.1 36.6 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 草木の手入れの仕方 インテリアガーデンのお話 ハイドロカルチャーをつくろう OICガーデンについてガーデニングの基本—ツボを押さえよう!
1.植 物 を知 る
(1)草 木 のふるさと 「原 産 地 」の気 候 、風 土 に配 慮 (2)草 木 の生 理 光 合 成 と呼 吸 で生 きる植 物 (3)草 木 のスタイル 背 の高 さ、樹 形 、常 緑 ・落 葉 、一 年 ・多 年2.植 物 の生 きる力
(1)草 木 の増 やし方 方 法 (種 、株 分 け、さし木 )と適 した時 期 (2)病 気 の予 防 と治 癒 植 物 に向 いた環 境 づくり、早 期 発 見 、早 期 治 療 (3)害 虫 の対 策 「防虫植物」「コンパニオンプランツ」の活用、「あきらめ」も3.植 物 の環 境
(1)空 気 と風 (2)土 はじめの土 づくり、肥 料 の種 類 と頻 度 (3)水 季 節 ごとの水 、水 のやり方 (4)光 日 当 たり、半 日 陰 、日 陰 に向 いた植 物4.植 物 の手 入 れ
(1)花 がら摘 み(草 花 ) 花 の種 類 による摘 む位 置 (2)切 り戻 し(草 花 ) 切 る位 置 、残 し方 (3)剪 定 (樹 木 ) その木 本 来 の姿 に近 づけ、「不 要 枝 」のカット・
植 物 が 健 や か に 生 長 す る 姿 と 水 の 役 割・コ ン パ ニ オ ン プ ラ ン ツの 例
・
植 物 の 生 命 は 土 にか か っ て い る・
次 の 蕾 、 花 芽 が 出 てい る と こ ろ を 残 す 間 際 で 摘 むガーデニングと健康、予防、治療について考えてみよう
!
ガ ー デ ニ ン グ は 、 見 て 美 し い 、 心 が 和 む 、 そ し て ガ ー デ ニ ン グ を す る こ と で 楽 し く 、 心 身 が 健 やかになるという実 感 は誰 もが体 験 しているでしょう。 ただそ れだ けではなく 、 ガーデニ ング は園 芸 学 と 共 に 医 学 、 薬 学 、 心 理 学 、 教 育 学 な どい ろ んな専 門 分 野 から研 究 が進 み、もっと私 たちの役 に立 つ可 能 性 が解 明 され、セラピーガーデン、 園 芸 療 法 (Horticulture As Therapy)がアメリカや諸 外 国 で確 立 されています。1.身 体 的 効 果
・自 律 神 経 系 の適 度 な活 性 化 ・呼 吸 ・心 臓 機 能 ・循 環 器 系 の維 持 改 善 ・血 圧 の安 定 ・運 動 器 官 ・機 能 の維 持 改 善 (筋 ・骨 ・関 節 等 ) ・代 謝 機 能 の維 持 改 善 ・内 分 泌 機 能 、鎮 静 作 用 ・自 己 免 疫 力 向 上2.精 神 的 効 果
・不 安 の軽 減 ・気 力 回 復 ・注 意 力 ・集 中 力 ・有 用 感 ・達 成 感 ・季 節 感 、時 間 感 覚 (実 在 的 受 容 )3.社 会 的 効 果
・コミュニケーション ・協 力 ・協 調 ・愛 他 性 *このような効 果 は、土 に触 れる、植 える、カラダを動 かす、種 や苗 から育 てる、美 しい姿 を見 る、葉 や実 に触 れる、風 にそよぐ葉 音 を聞 く、葉 や花 の香 りを嗅 ぐ、実 や葉 を収 穫 する、味 わうといった 五感(視覚、嗅覚、味覚、触覚、聴覚)で感じ、感覚がとぎすまされていくプロセスで得られます。 そしてみんなとするコミュニティガーデンは、さらにその効果を高めます。 アメリカ「ホスピタルガーデン」 長 野 県 「佐 久 総 合 病 院 」のガーデン 大 阪 ・堺 市 の医 院 のガーデンハーブとは何か—そして生かし方を知ろう!
ガ ー デニ ン グ の 効 用 の 中 で も 、 ハ ー ブ はも っ と も 大 き な 役 割 を 発 揮 し て く れ ます 。 そ の 鍵 は 、 「ハーブとは何 か」を知 ることで理 解 できます。ハーブに関 する古 典 、名 著 とされている「Medical Botany(薬 用 植 物 誌 )1790~1795」を参 考 に「定 義 」を紹 介 します。1.ハーブとは薬 草 である
ハーブは健 康 の維 持 、病 気 や怪 我 の治 療 に用 いる薬 草 である。この中 には、飲 料 として、茶 (カモミ ール、バ ームなど) 、アルコール滲 出 液 ( ハーブ酒 ) と して日 常 飲 むも のも 含 まれる。 ま た害 虫 の駆 除 、食 料 品 や衣 料 の保 存 に欠 かせないものであったし、オレガノ、セージ、タイム、 ローレル、 ポリッジなど、染 色 にも 用 いられた。これらの中 には香 草 、香 味 草 も多 く、香 味 料 と して食 用 されるものも多 い。2.ハーブとは香 草 である
ハーブには匂 いのよいものが多 い。この芳 香 を利 用 して、生 のもの、乾 燥 品 、あるいは抽 出 し た精 油 ・芳 香 水 を香 粧 料 、ポプリなどに用 いる。ラベンダー、ミント、ジャスミン、レモングラス、 ローズマリーなど。3.ハーブとは香 辛 料 である
外 国 の料 理 の本 では、香 辛 料 を spices & herbs という表 現 をしている。香 辛 料 とは、花 ・ 果 実 ・ 種 子 ・ 薬 ・ 樹 皮 な ど 、 芳 香 、 刺 激 性 が あ り 、 サ ン シ ョ ウ 、 オ レ ガ ノ 、 シ ソ な ど 食 べ 物 に 香 味 をつけて食 欲 の増 進 を促 す。4.ハーブとは食 料 (野 菜 )である
Culinary herb 料 理 用 ハーブという用 語 が使 われることが多 い。これは料 理 に使 うタイムやセ ー ジ、 コリ ア ンダ ー、 ナ スタ チ ウ ム、 ク レ ソ ンの よ う な 香 味 草 や 他 に ソ レ ル、 セ リ 、 チ ャ イ ブの よ う に煮 炊 きする野 菜 としているもの。(ヨーロッパには、今 日 のような野 菜 はなかった) オレガノ クレソン タイム チャイブ ナスタチ ウム ぺパー ミント ロー ズマリーハーブの活用方法をマスターしたい!
「ハーブとは何 か」を知 ったら、次 に無 限 とも言 えるくらい拡 がるその活 用 方 法 を、一 つひとつ 身 につけていくと、暮 らしが豊 かに変 わっていきます。 ハーブティから始 めて、ハーブ料 理 やハーブ菓 子 、そして今 もっと も注 目 されているのはその 「 香 り」を 生 かす健 康 づくりを はじめ、 誰 も が なるかも しれない風 邪 やアレルギー、 認 知 症 など 病 気 の予 防 、治 療 への活 用 です。 ■ハーブティ ドライ・フレッシュ、ホット・アイス レモングラス、ローズマリー、ミント、レモンバーベナ、レモンバーム、セージ、 カモミール、エーデルフラワー、スィートマジョラム など ■ハーブ料 理 スープ、肉 ・野 菜 料 理 、パスタ、サラダ、ビネガーなど タイム、バジル、ローズマリー、パセリ、イタリアンパセリ、ナスタチウム、 チャイブ、スィートマジョラム、オレガノ、セージ、パセリ、サラダバーネット、 ロケット、フェンネル、オオバ、ミョウガ、セロリ など ■ハーブ菓 子 クッキー、ケーキ、アイスクリーム、ゼリーなど ローズマリー、スミレ、ローズ、ナスタチウム、ミント、カモミール、ジャスミン、 サフラン、レモングラス、レモンバーベナ など ■ハーブ酒 ハーブワイン、リキュールなど コーディアル ラベンダー、ローズ、ライム、ジンジャー、ローズヒップ、オレンジ、 ベルガモット、ミント、ザクロ、エルダーフラワー、エキナセア など ■精 油 ・芳 香 水 スプレー、化 粧 水 、ディフューザー(リード型 ・加 湿 器 型 )、蜜 蝋 、石 鹸 、 アロマキャンドルなど ラベンダー、ローズ、ミント、ユーカリ、レモン、オレンジ、ユズ、レモングラス、 スギ、ヒノキ、クロモジ など ■ポプリ 乾いても香りが残るハーブを使った「ドライフラワー」を取り合わせビンやツボに ローズ、ラベンダー、ミント、ローズマリー、ユーカリ、ラムズイヤー、ヒソップ、 マジョラム など ■その他 、ハーブクラフト・インテリア小 物 ・ハーブ染 め・ハーブバス・サシェ・スリープピロウなどとても役立つハーブの紹介
レ モ ン グ ラ ス Lemon grass Cymbopogon citratus イ ネ 科 東 南 ア ジア の 熱 帯 地 、 ア メ リカ 、 ア フ リカ に 見 ら れ る 多 年 草 。 背 高 1 0 0 ~ 1 5 0 c m 程 の 代 表 的 な イ ネ 科 植 物 。 二 種 類 あ り ま す が ど ち ら も 基 部 が 球 根 上 に な っ て い て 強 い レ モ ン の 香 り と 味 が あ る 。 芳 香 油 の シ ト ラ ー ル を 多 量 に 含 み 、 レ モ ン 風 味 の 合 成 に 使 用 さ れ る 。 ユ ー カ リ Eucalyptus Eucalyptus フ ト モ モ 科 オ ー ス ト ラ リ ア 南 東 部 や 南 西 部 、 タ ス マ ニ ア 島 に 主 に 分 布 。 常 緑 高 木 。 生 長 が 非 常 に 早 い 。 さ し 木 に は 適 さ な い が 、 春 か 秋 に 種 を ま き 殖 や す 。 肥 沃 で 水 は け の よ い 土 に 植 え 、 日 当 た り が 良 け れ ば 時 々 肥 料 を 与 え る だ け で よ く 。 乾 燥 に も 比 較 的 強 い 。 葉 か ら 得 ら れ る エ ッ セ ン シ ャ ル オ イ ル は 、 防 腐 ・ 殺 菌 、 解 熱 、 消 炎 、 抗 ウィ ル ス作 用 に す ぐ れ てい る 。
ロ ー ズ マ リ ー Rosemary Rosmarinus officinalis シ ソ 科 地 中 海 諸 国 に 自 生 し 、 常 緑 で 葉 は 表 面 が 緑 、 裏 側 は 銀 色 。 薄 青 色 の 花 が 咲
き 、 2 m 近 く に な る 。 さ し 木 、 と り 木 、 株 分 け 、 種 子 な ど で 殖 や せ 、 水 は け の 良 い 土 を 好 む 。 様 々 な 品 種 が あ り 、 い ず れ も 強 い 芳 香 を 持 つ 。 イ タ リ ア で は 大 い に 利 用 さ れ 、 ス ー プ や 肉 料 理 に 枝 ご と 使 用 す る こ と も 。 枝 、 葉 は 製 薬 原 料 に 、 精 油 は 香 料 や 化 粧 料 にも な る 。
ラ ベ ン ダ ー Lavender Lavandula species シ ソ 科 地 中 海 沿 岸 地 方 原 産 。 叢 生 す る 低 木 で 、 高 さ 5 0 ~ 1 0 0 c m にな り 寿 命 は 長 い 。
春 ~ 秋 に 花 穂 をつ ける 。 芳 香 の ある ラ ベ ンダ ー 油 を 含 み 、 ヨー ロ ッ パ では 古 く か ら 栽 培 さ れ て い る 。 サ シ ェ 、 ハ ー ブ ・ ピ ロ ー 、 化 粧 水 、 燻 蒸 剤 、 虫 よ け 、 香 水 と 広 く 利 用 さ れ てい る 。 ハー ブ テ ィは 消 化 不 良 、 精 神 安 定 に。
バ ジ ル Basil Ocimum basilicum シ ソ 科
イ ン ド 原 産 の 一 年 草 。 江 戸 時 代 に 日 本 に 。 バ ジ ル に は ス ィ ー ト バ ジ ル 、 ダ ー ク オ パ ー ル 、 ブ ッ シ ュ バ ジ ル 、 レ モ ン バ ジ ル 、 シ ナ モ ン バ ジ ル な ど た く さ ん の 種 類 が あ る が 、 中 で も ス ィ ー ト バ ジ ル は 芳 香 、 利 用 度 の 高 さ で も ハ ー ブ の 王 者 と 言 え る 。 新 鮮 な も の が 一 番 良 い が 、 熱 湯 に さ っ と く ぐ ら せ 冷 凍 し た り 、 塩 を ふ り か け な が ら 葉 を 敷 き 詰 め 最 後 に 油 を 注 ぎ 、 保 存 す る イ タ リ ア 式 で も 良 い 。 新 鮮 な 葉 を サ ンド イ ッチ や サ ラ ダ 、 ト マ ト 料 理 、 魚 、 肉 、 卵 料 理 にも よ く 合 う 。
オ レ ガ ノ Oregano Wild majoram Origaum vulgare シ ソ 科 耐 寒 性 の あ る 多 年 草 。 そ の 独 特 な 風 味 は イ タ リ ア 料 理 、 メ キ シ コ 料 理 に 欠 か せ
な い 。 他 の マ ジ ョ ー ラ ム よ り 大 型 で 花 が 美 し く 風 味 も 強 い 。 ポ プ リ 、 リ ー ス 、 サ シ ュなど に 使 っ ても 良 い 。
ミ ン ト Mint Mentha species シ ソ 科
ヨ ー ロ ッ パ 、 東 ア ジ ア 原 産 の 多 年 草 。 寒 さ に 強 く 、 水 分 が 多 め の 土 を 好 む 。 品 種 の 数 が 多 く 、 雑 種 を つ く り や す い の で 分 類 が 難 し く 、 そ の 風 味 も 様 々 。 四 角 い 茎 、 対 生 の 葉 を も ち 、 夏 、 唇 形 の 小 花 が 輪 生 し て 咲 く 。 地 下 茎 、 種 子 で 殖 や せ 、 さ し 木 も 簡 単 。 蕾 の 頃 刈 り 取 り 乾 燥 さ せ る こ と も で き る 。 古 代 ギ リ シ ャ や ロ ー マ 時 代 か ら 、 健 胃 、 鎮 痛 、 強 壮 、 消 毒 、 麻 酔 効 果 が 認 め ら れ て き た 。 メ ン ト ー ル を 含 む 芳 香 を 持 ち 、 料 理 、 お 菓 子 、 飲 み 物 、 香 油 、 歯 磨 き の 香 り づ け 、 ポ プ リ、 サ シ ェ 、 ハー ブ バス な ど に 使 え る 。 ※ 前 は 英 名 、 後 は 学 名
レ モ ン バ ー ベ ナ Lemon verbena Lippia triphylla ク マ ツ ヅ ラ 科 南 ア メ リ カ 、 中 央 ア メ リ カ 原 産 。 落 葉 低 木 で 通 常 2 m 程 度 ま で 生 長 す る が 、 耐 寒 性 は ない 。 夏 の 終 わ り、 薄 紫 色 の 花 が 穂 状 に 咲 き 、 陽 当 た り と 水 はけ の 良 い 土 を 好 む 。 夏 、 さ し 木 で 殖 や す 。 葉 は レ モ ン の 香 り が す る の で 、 料 理 や お 菓 子 作 り の 時 に 風 味 づ け に し た り 、 ハ ー ブ テ ィ 、 ポ プ リ 、 ハ ー ブ バ ス 、 サ シ ェ な ど に 使 う 。 穏 や か な 沈 静 作 用 を 持 つ 。
レ モ ン バ ー ム Lemon balm Melissa officinalis シ ソ 科 ヨ ー ロ ッ パ 南 部 原 産 、 寒 さ に 強 く 叢 生 す る 。 肥 沃 な 水 分 の 多 い 土 を 好 み 、 栽 培 は 簡 単 。 さ し 木 、 株 分 け で 殖 や す が 、 こ ぼ れ 種 子 で も よ く 発 芽 す る 。 レ モ ン の 香 り の す る 摘 み 立 て の 葉 は 、 サ ラ ダ 、 料 理 な ど に 使 う 。 生 、 乾 燥 ど ち ら で も ハ ー ブ テ ィ に し て 美 味 し い 。 ハ ー ブ バ ス は 身 体 を リ ラ ッ ク ス さ せ る 。 属 名 Me l is s a は 「 蜂 」 の 意 味 の ギ リ シ ャ 語 に 由 来 。 密 源 と し て も 有 名 。 ポ プ リ や サ シ ェ 、 ハ ー ブ ・ ピ ロ ー にも 活 躍 す る 。
カ ラ ミ ン サ Lesser calamint Calamintha nepeta シ ソ 科 地 中 海 原 産 の 常 緑 多 年 草 。 白 、 ピ ン ク 、 淡 紫 色 の 小 さ な 花 が 柔 ら か い 茎 に
群 が っ て 咲 き 、 す が す が し い ミ ン ト の 香 り を 漂 わ せ る 。 葉 は ハ ー ブ テ ィ と し て も 利 用 。 耐 暑 性 、 耐 寒 性 に 富 み 、 真 夏 は 花 が 少 な く な る も の の 、 初 夏 か ら 秋 ま で 長 期 間 開 花 す る 。 性 質 は 丈 夫 で、 植 え た 翌 年 に は こん も り と よ く 茂 る 。
キ ャ ッ ト ニ ッ プ Catnip Nepeta cataria シ ソ 科
多 年 草 。 葉 、 茎 に 白 っ ぽ い 綿 毛 が あ る 。 種 子 、 さ し 木 で 殖 や す こ と が で き る 。 キ ャ ッ ト ニ ッ プ の お 茶 は ロ ー マ 時 代 か ら 知 ら れ て い る 。 若 芽 を サ ラ ダ に し た り 、 肉 の 風 味 づ け とし て 使 う 。 猫 が 大 好 き で マ タ タ ビ と 同 じ 様 子 を 示 す 。 ム ッ シ ー ニ と い う 種 類 は 青 紫 の 美 し い 花 を 咲 か せ る 。
ナ ス タ チ ウ ム Nasturtium Tropaeolum majus ノウ ゼンハレン科 多 年 草 。 葉 、 茎 に 白 っ ぽ い 綿 毛 が あ る 。 種 子 、 さ し 木 で 殖 や す こ と が で き る 。 キ
ャ ッ ト ニ ッ プ の お 茶 は ロ ー マ 時 代 か ら 知 ら れ て い る 。 若 芽 を サ ラ ダ に し た り 、 肉 の 風 味 づ け とし て 使 う 。 猫 が 大 好 き で マ タ タ ビ と 同 じ 様 子 を 示 す 。 ム ッ シ ー ニ と い う 種 類 は 青 紫 の 美 し い 花 を 咲 か せ る 。
イ タ リ ア ン パ セ リ Italian parsley Petroselinum neapolitanum セ リ 科 ヨ ー ロ ッ パ 南 東 部 ・ 西 部 ア ジ ア 原 産 。 2 年 草 。 耐 寒 性 が 強 く 冬 越 し は 問 題 な い 。 日 本 で パ セ リ ( オ ラ ン ダ ゼ リ ) と 呼 ば れ て い る も の に 比 べ る と 葉 が 平 た く 、 風 味 や 香 り が 柔 ら か い の が 特 徴 。 ビ タ ミ ン 、 ミ ネ ラ ル 、 ク ロ ロ フ ィ ル が 豊 富 な 青 々 と し た 葉 が 収 穫 で き る 。 主 に イ タ リ ア 料 理 で 香 味 野 菜 と し て 使 わ れ る こ と が 多 く 、 魚 介 ・ 肉 料 理 、 サ ラ ダ 、 ス ー プ 、 パ スタ な ど の 他 、 バ タ ー や ク リー ム チ ー ズ に 混 ぜ 込 みハーブ バタ ーや ハー ブチ ーズにも。
スィートマジョラム Sweet marjoram Origanum majorana シ ソ 科 ヨー ロ ッ パ 原 産 。 2 5 c m 程 度 に 生 長 。 英 名 の 別 名 で Kn o t t e d m a j o ra m は、 苞
の 部 分 が 結 び 目 の よ う に な っ て い る と こ ろ か ら の 呼 び 名 と も 考 え ら れ る 。 乾 燥 し た も の を 肉 、 魚 、 料 理 、 ス ー プ な ど に 使 用 。 沈 静 、 強 壮 、 利 尿 作 用 、 外 用 と し て 口 腔 の病 気 にも 使 用 さ れ る 。
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効 成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピ ーの基本となるものです。 心身への作用 1.鎮静作用 神経系を鎮静し、心と身体の働きをリラックスさせる作用。また鎮静作用は眠気を催す「催眠作用」 につながることもあります。2.消化・食欲増進作用 胃腸の消化活動を高めたり、食欲を増進する作用。同じような 意味で、胃の働きをよくすることを、健胃作用といいます。3.ホルモン調節作用ホルモンの分泌を調整する作用で す。4.刺激作用 心や身体の活動を刺激し、高める作用です。5.免疫賦活作用 免疫の働きを強め、活性化する 作用です。6.細菌やウイルス、虫などに対する作用 7.殺菌作用 バクテリアなどの菌を殺す作用です。8.抗菌 作用 細菌の増殖を抑える作用です。9.殺虫・虫よけ作用 虫を殺したり、よけたりする作用です。 全身浴法 浴槽に適温の湯(約200リットル)をはり、5滴以下の精油を落とし、よくかき混ぜ拡散させてから、10分∼15分 肩までつかります。 肌の敏感な方や子どもが利用する場合は、5滴以下の精油を10ミリリットル程度のキャリアオイル(植物油)など で希釈してから使用します。 半身浴法 浴槽にみぞおちまでつかる程度のお湯をはり、そこへ3滴以下の精油を落とします。 よくかき混ぜ、上半身が冷えないようにタオルなどを羽織り、汗が出るくらいまで十分につかります。 部分浴(手浴・足浴)法 洗面器かバケツに、やや熱めの湯を入れ、3滴以下の精油を落とし、よくかき混ぜます。その中に手や足を(手首の 上、足のくるぶしの上まで)10∼15分間浸します。 精油とは 精油の作用 精油は、心と身体にさまざまな作用をもたらします。アロマテラピーにおいてよく活用される、基本的な精油の作 用の一部をご紹介します。 *精油をお湯に直接入れる際の注意 精油は水に溶けにくい性質があるため、場合によっては、植物油などで希釈して使用するとよいでしょう。精油の種類によっては、 肌に刺激を感じる場合があります。 万が一、肌に何らかの刺激を感じた場合は、ただちに洗い流しましょう。 具体的な利用法 ティッシュペーパーに1∼2滴垂らしてデスクなどに置きます。 キャンドル式芳香器やディフューザー など、専用器具を用います。 沐浴法 入浴の際に精油を用いることで、精油の効果に入浴がもたらす効果が加わり、 相乗効果が期待できます。 ◆芳香浴法 精油を拡散し、香りを楽しむことにより、心と身体のバランスを整え る方法です。
昔から伝わる
ハーブの多様な活かし方 ハーブティーの他にもいっぱい
!
Enjoy Aromatherapy芳香水
アロマウォーター ・ オーガニックプランツウォーター
芳香水は、自然の野山や自然農園にある木(植物)の幹、葉、花、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから「真空乾燥法」に より、その植物本来成分丸ごとそのまま抽出した自然素材の芳香水です。芳香浴、スプレー、ディフューザー等 色々な方法で生活の中に香りを取り入れて、健やかで豊かな暮らしに役立ちます。 手軽に香りを楽しむスプレー 車の中、部屋の中、事務所、病室のベッドのマクラ、看護師さんの制服等でスプレーして、香りを楽しみ、生かしまし ょう。 ディフューザー(自宅の他にも色々な所で香り効用を生かしましょう。) 病院の待合室、高齢者施設のサロン、美容室、雑貨店等、オーガニックプランツウォーター を入れて拡散します。 香りがきつい場合は、お水を足してもよいでしょう。 コーディアル イギリスで古くから親しまれているハーブを使ったドリンク。新鮮なハーブや果実を砂糖やアルコールにつけたも のが始まりで、炭酸水などで割ったり、紅茶に入れたり、お水や、お湯で薄めて飲みます。イギリスの定番ドリンクと して親しまれていす。 蜜蝋・石けん 蜜蝋は、蜂の巣の老廃物を取ってた液体状の中に精油を入れ、ドライフラワーや、ハーブ等で飾ります。蜜蝋は食 べても害もないので、赤ちゃんの部屋でも使え、また、精油の配合により、気管支・喘息などの症状をやわらげたり します。 石けんは、精油をブレンドした手づくり石けん。体に優しい自然素材。お風呂の空間でやさしい香りにつつまれて、 リラックス、リフレッシュ、殺菌効果もあります。ハーブティを楽しむ
□ハーブティの効 用
ハ ー ブ テ ィ は 心 身 と 心 に よ い 、 い ろ い ろ な 効 果 を も つ と い わ れ て い ま す 。 そ の 効 能 を 大 き く 3 つ に 分 け て み ま し た 。 1つは体 の なかの毒 素 、老 廃 物 を外 に出 すのを助 ける効 果 、 次 に 体 に 活 力 を 与 え る 効 果 を も つ も の 、 そ し て リ ラ ッ ク ス 、 鎮 静 効 果 を も つ も の 、 の 3 つ で す 。 そ れ ぞ れ に 共 通 の特 徴 もありますし、また、2つの効 果 をもち合 わせている ものもあり、ミントなどは3つ、すべての効 果 を もつものとい われます。 で は 、 ハ ー ブ テ ィ を 薬 と し て 考 え る だ け で は な く 、 心 身 の美 や健 康 、リフレッシュ、リラックスなど気 軽 なところから 楽 しんではどうでしょうか。Beauty&Health
体 内 の 毒 素 を 排 出 する 効 果 を も ち、 利 尿 効 果 、 新 陳 代 謝 を 高 め る効 果 が あ ると い われ ます。 したがって、ダイエットや腎 臓 、肝 臓 の機 能 を正 常 化 する作 用 、血 液 を浄 化 する作 用 があるとさ れます。ニキビやむくみ、他 に冷 え性 を和 らげ、美 と健 康 に役 立 ってくれます。 レモングラス、ミント、ローズヒップ、レモンバーベナ、レモンバーム、タイム、カモミール、 セージ、ワイルドストロベリー、メドウスィートなどRefresh
身 体 に 活 力 を 与 え る 効 果 を も つ ハ ー ブ た ち は 、 強 壮 効 果 を も ち 、 疲 労 回 復 に 役 立 ち ま す 。 ただし、このグループは刺 激 が強 いため、あまり長 期 の 常 用 はおすすめしません。また、妊 娠 中 のかた、血 圧 の高 いかたは避 けたほうがよいといわれるものもあります。 レモングラス、ミント、ローズ、セージ、カモミール、ジュニパー、オレンジブロッサム、タンポポなど 【高 血 圧 ・妊 娠 中 は避 けたいハーブ】 ローズマリー、サマーセーボリー、タイム、セージ、ジュニパーRelax
鎮 静 効 果 をもつといわれるハーブは、 心 身 のバランスを取 り戻 してもくれます。イライラを鎮 め たり、緊 張 をほぐしたり、本 来 の力 が発 揮 しやすいような下 地 をつくってくれるのです。消 化 を助 け、また、気 管 支 系 統 によい効 果 をもつものも多 いようです。 カモミール、ローズ、リンデン、レモングラス、ミント、ラベンダー、マロウ、ベルガモット、 フェンネルなどドライ・ハーブを使 って
1 一 人 分 は 、 ド ラ イ ・ テ ィ で テ ィ ・ ス プ ー ン に 約 1 杯 。 た だ し 、 数 人 分 を一 遍 に入 れるときには、紅 茶 を入 れるときの定 番 の台 詞 に ある"One for you, one for me, one for the pot"のように、ポ ットの分 として一 杯 多 く入 れることもします。市 販 のドライ・ティは、 葉 が細 かく裁 断 されている場 合 とホール状 ( 葉 の原 形 を保 って い る ) の も の と が あ る の で 、 形 状 に よ っ て 若 干 分 量 の 判 断 に 違 い が で ま す 。 細 か い も の は 、 や や 少 な 目 に 、 ホ ー ル の も の は わ ざ わ ざ 細 か く す る 必 要 は あ り ま せ ん 。 テ ィ ・ バ ッ ク を 利 用 す る 場 合 は、それぞれの指 示 に従 ってください。 2 ティ・ポットとカップは、あらかじめ温 めておきます。 3 ハ ー ブ を 適 量 ポ ッ ト に 入 れ ま す 。 そ し て 一 度 沸 騰 さ せ て か ら 一 呼 吸 置 い た 熱 湯 を 注 ぎ 、 香 り を 逃 さ な い よ う に 素 早 く ふ た を し て 3 ~ 5 分 置 き ま す 。 3 ~ 5 分 と い う の は 、 花 や 葉 の テ ィ の 場 合 の 平 均 的 な 時 間 で す 。 ハ イ ビ ス カ ス の よ う に 一 つ が 大 き な 固 ま り に なっ てい る 場 合 や 、 ハー ブ ・ コ ー ヒ ー の よ う に 根 の 部 分 で 固 い 素 材 の お 茶 の 場 合 に は 、 少 々 時 間 を 長 め に 置 い て も よ い で しょう。その場 合 でも 10 分 以 上 置 くことはしません。 4 濃 い 目 の ハ ー ブ テ ィ を 飲 み た い と き に は 、 素 材 の 量 を 多 目 に し て 入 れ ま す 。 ハ ー ブ テ ィ の も つ 独 自 の 風 味 を 失 わ せ な い た めにも、置 く時 間 を長 くして濃 いお茶 を得 ることは避 けます。 5 例 外 的 に 、 特 に そ の 色 目 の 鮮 や か な 変 化 を 楽 し む た め に 、 カ ッ プ の 中 に ド ラ イ の 花 を 入 れ て お 湯 を 注 ぐ 方 法 を 取 る も の が あ り ま す 。 マ ロ ウ ( 学 名 の ま ま マ ル バ と 呼 ぶ こ と も あ る 。 英 名 Common mallow、和 名 ウスベニアオイ) ティがそれで、「 夜 明 け のティ ザ ー ヌ 」 ( ティ ザ ーヌは フ ラ ン ス 語 で ハー ブテ ィの こと ) と名 付 け ら れ て い ま す 。 ま さ に 夜 が 明 け 初 め て い く と き の 空 の 色 を 思 わせるハーブティで、カッ プの中 で描 かれる一 時 の絵 巻 には うっとりさせられます。