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2019 年 3 月期第 2 四半期 決算説明と今後の展望 株式会社丸井グループ 2018 年 11 月 8 日

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(1)

2018年11月8日

2019年3月期 第2四半期

決算説明と今後の展望

(2)

1

本日の内容

1.第2四半期決算概要と通期見通し

取締役上席執行役員 IR部長 加藤 浩嗣

2.中期経営計画の進捗状況

代表取締役社長 青井 浩

3.今後の方向性

代表取締役社長 青井 浩

(3)

第2四半期決算概要と通期見通し

取締役上席執行役員 IR部長 加藤 浩嗣

(4)

1. EPSは、38%増の56.9円と過去最高益

3

2. 売上収益が4期ぶりに増収となり、増収増益を達成

3. 資産効率向上のため、リボ債権258億円を流動化し

債権流動化額は961億円に拡大

サマリー

4

. 第2四半期の業績を踏まえ、通期見通しを上方修正

(5)

連結業績

4 ・EPSは利益拡大と資本政策により、38%増の56.9円 ・売上収益は4期ぶりの増収、営業利益は4期連続の増益で増収増益を達成 18年3月期 第2四半期 19年3月期 第2四半期 前年比 前年差 EPS(円) 41.1 56.9 138 +15.8 兆 億円 兆 億円 % 億円 グループ総取扱高 1 0468 1 2065 115 +1596 売上収益 1154 1233 107 +79 売上総利益 851 942 111 +91 販管費 693 744 107 +52 営業利益 159 198 125 +39 [通期業績・計画に対する進捗率(%)] [44] [49] 00 00 経常利益 155 192 124 +38 当期利益 93 125 134 +32

(6)

0 20 40 60 84.7 90.7 95.7 01.7 06.9 08.9 18.9 56.7円 貸金業法改正 リーマンショック 5 ■第2四半期EPSの過年度推移 バブル 崩壊 56.9円

EPSの過年度実績推移

(円) ・EPSは90年代バブル期の56.7円を上回る56.9円で過去最高益を更新

(7)

セグメント別利益の状況

・全社費用が新規事業開発関連等で7億円増加も、小売・フィンテックが ともに大幅増益し連結営業利益は25%増 営業利益 ROIC 18年3月期 第2四半期 19年3月期 第2四半期 19年3月期 第2四半期 前年比 前年差 前年差 億円 億円 % 億円 % % 小売 28 47 171 +20 1.6 +0.7 フィンテック 151 178 117 +26 2.2 +0.2 全社・消去 △20 △27 - △7 - 連結 159 198 125 +39 1.8 +0.3 6

(8)

営業利益増加の内訳

7 ・連結営業利益は特殊要因による増益分を除いても+28億円(18%増)と 大幅増益 17.9 18.9 159億円 実質増益 +28億円(前年比+18%) 小売 +20億円 フィンテック +15億円 全社 ▲7億円 債権流動化 +42億円 利息返還 ▲25億円 187億円 198億円 特殊要因 +11億円 外形適用 ▲6億円

(9)

18年3月末 18年9月末 増減 億円 億円 億円 営業債権 5480 5582 +102 割賦売掛金 4020 4092 +72 (債権流動化) [流動化比率(%)] (728) [11.7] (961) [14.7] (+234) [+3.0] 営業貸付金 1460 1490 +30 固定資産 2432 2459 +27 有利子負債 4853 4913 +60 [営業債権比(%)] ※2 [88.6] [88.0] [△0.6] 自己資本 2744 2782 +37 [自己資本比率(%)] [31.7] [31.8] [+0.1] 総資産 8659 8742 +83 8 8

バランスシートの状況

※1 18年9月実施のリボ債権流動化258億円を含む ※2 営業債権比=有利子負債/営業債権 ・資産効率向上のためリボ債権流動化258億円を実行し、流動化額は 961億円に拡大 ※1

(10)

キャッシュ・フローの状況

18年3月期 第2四半期 19年3月期 第2四半期 前年差 億円 億円 億円 営業キャッシュ・フロー △87 4 +92 営業債権等の増加(△) △227 △112 +116 基礎営業キャッシュ・フロー 140 116 △24 設備投資 △50 △42 +8 固定資産の売却 13 6 △8 投資有価証券売却他 22 △20 △42 投資キャッシュ・フロー △15 △57 △42 有利子負債の増加 279 57 △222 配当金の支払い △39 △44 △5 自己株式の取得他 △151 △71 +80 財務キャッシュ・フロー 89 △58 △147 現金及び現金同等物の期末残高 349 343 △6 9 ・債権流動化を拡大したことで営業債権と有利子負債の増加を抑制

(11)

18年3月期 19年3月期 (年初計画) 19年3月期 (修正計画) 年初計画差 前年比 EPS(円) 93.2 109.9 114.4 +4.5 123 ROE(%) 7.6 8.6 8.9 +0.3 - ROIC(%) 3.3 3.6 3.6 - - 兆 億円 兆 億円 兆 億円 億円 % グループ総取扱高 2 1894 2 5000 2 5330 +330 116 売上収益 2405 2490 2530 +40 105 売上総利益 1759 1860 1900 +40 108 販管費 1395 1460 1490 +30 107 営業利益 364 400 410 +10 113 当期利益 209 240 250 +10 120 10 ・通期見通しを上方修正、EPSは過去最高の114.4円(23%増)を見込む

2019年3月期 通期見通し

※18年3月期の数値は償却債権回収益の遡及適用後の数値を記載

(12)

2019年3月期 セグメント別利益通期見通し

営業利益 ROIC 18年 3月期 19年 3月期 (年初計画) 19年 3月期 (修正計画) 19年 3月期 (修正計画) 21年 3月期 計画 年初 計画差 前年比 前年差 億円 億円 億円 億円 % % % % 小売 88 110 115 +5 131 3.8 +1.0 5.3 フィンテック 314 335 350 +15 111 4.2 +0.3 4.1 全社・消去 △39 △45 △55 △10 - - 連結 364 400 410 +10 113 3.6 +0.3 4.0 ・上半期業績を踏まえて小売・フィンテックともに上方修正、全社費用は 新規事業開発関連費用をさらに積み増し 11

(13)

0 10 20 30 40 50 09.3 12.3 13.3 14.3 15.3 16.3 17.3 18.3 19.3 ・中間配当は過去最高の23円(前年+5円)、4期連続の増配 ・年間配当は47円で、3年連続で過去最高を更新する予定

株主還元の状況

[配当性向] 30%以上 40%以上 ■1株当たり配当金 12 22円 19円 33円 47円(予定) 24円 (予定) 18円 38円 23円 20円 28円 [EPS] 58.9円 70.7円 80.2円 93.2円 (予定) 114.4円 [自社株買い] 150億円 350億円 200億円 150億円 (予定) 70億円 (円)

(14)

中期経営計画の進捗状況

代表取締役社長 青井 浩

(15)

中期経営計画の進捗状況

1.SC・定借化の進捗と今後に向けて

2.ECの状況

3.エポスカードの状況

4.サービス収益の状況

5.tsumiki証券の状況

6.ESGの状況

14

(16)

62% 15 ・定借化率は上半期96%、期末では計画達成の見通し ・利益改善額は上半期13億円と予定通りに進捗 ※定借化率 =定借化面積/当初の定借化対象区画面積(6.2万坪) 定借化率 15.3 16.3 17.3 18.9 7% 20% 利益改善額 18.3 20.3 21.3 利益改善額 (前年差) 契約更新による バリューアップ 9億円 20億円 32億円

SC・定借化の進捗状況

87% 100% 19.3 96% 13億 19億円 6億 60億円(5年間) 70億円(6年間) ■定借化・利益改善の計画と進捗状況 (各年期末時点)

(17)

0 20 40 60 80 100 120 17.3 18.3 19.3 21.3

SC・定借化の今後の見通し

16 ■定借化率予測 <新たな計画> 62% (3.8万坪) 87% (5.4万坪) 100% (6.2万坪) 7.0万坪 +8000坪 ・定借対象区画が増加したため、計画達成後さらに8000坪の定借化を推進 ・今後は定借区画の入替えにより、恒常的に5000坪(面積構成7%)の 未稼働面積が発生 ※定借化率 = 定借化面積 / 当初の定借化対象区画面積(6.2万坪)

(18)

17

未来に向けた店づくりの方向性

SC・定借化による

「売上を前提とした店づくり」からの脱却

顧客ニーズの変化に対応した「未来の店舗」

モノからコトへ

所有から使用へ

ネットとリアルの融合へ

(19)

未来の店舗へ向けて「体験やコミュニティの提供」

lululemon (新宿マルイ本館) Apple (新宿マルイ本館) Apple製品の使い方を学べる 無料体験プログラムを開催 ランニングイベントを実施 コミュニティ型のヨガや

体験やコミュニティを提供

18

第2、第3のApple、lululemonを積極的に導入

(20)

19

未来の店舗へ向けて「シェアリングエコノミー

(モノ)

DRENI(ドレニ) (有楽町マルイ) : ブランド腕時計に特化した月額制の レンタルサービスを協業で運営 KARITOKE (有楽町マルイ) EC中心のドレスレンタルの 自主運営ショップ

ミレニアル世代、Z世代の支持が高まっている

シェアリングエコノミーを拡大

(21)

月額980円から利用可能な 会員制のシェアリングスペース キッズスペースも完備した シェアリング型ワークオフィス (法人会員制) 20

モノだけでなく、スペースのシェアリングエコノミーも提供

未来の店舗へ向けて「シェアリングエコノミー

(スペース)

enicia (静岡マルイ) ちょくちょく... (草加マルイ)

(22)

「BASE」を利用するオーナーさま向けに お客さまとの交流や出会いを目的として リアルの場を提供 インターネット専業の銀行で、 実店舗でローン申し込みを対面接客 21

未来の店舗へ向けて「ネットとリアルの融合」

住信SBIネット銀行 (シティ横浜) SHIBUYA BASE (渋谷マルイ)

ネットとリアルの融合による新たな業態を開発

(23)

写真が撮れるなどゴジラの世界感を 体験できる世界初の公式ショップ 22

未来の店舗へ向けて「運営受託」

丸井グループの人材を活用し、体験型リアルショップの運営を受託

ゴジラ・ストア Tokyo (新宿マルイアネックス)

現在、交渉中

(24)

導入階での飲食の展開をさらに拡大し

既存の商業施設や百貨店との差別化をはかる

(神戸マルイ) (草加マルイ) 23

未来の店舗へ向けて「導入階での飲食の展開」

年齢・性別を超えたすべてのお客さまがご利用できる

飲食を導入階で展開

マルイマルシェ

(25)

12.3 13.3 14.3 15.3 16.3 17.3 18.3 19.3 0 50 100 150 200 250 24 200 250億円 (年間予測) 上半期 112億円 (+7%) (億円)

ECの状況

204億円 213億円 230億円 ■EC事業 総取扱高推移 ・16年3月期より総取扱高が伸長し、19年3月期は250億円を見込む

(26)

0 10 20 30 0 5000 10000 15000 20000 25000 10.3 11.3 12.3 13.3 14.3 15.3 16.3 17.3 18.3 19.3

ショッピングクレジット取扱高推移

■ショッピングクレジット取扱高推移と伸長率 (億円) ・ショッピングクレジット取扱高は業界平均を上回る推移で伸長し、 19年3月期は1兆8700億円(前年比117%)を見込む (%) 業界平均 エポスカード 1兆8700億円 (年間予測) 上半期 8890億円 (+16%) 25 年平均伸長率 +19% 年平均伸長率 +7%

(27)

0 50 100 150 200 250 300 350 400 07.3 08.3 09.3 10.3 11.3 12.3 13.3 14.3 15.3 16.3 17.3 18.3 19.3

フィンテック営業利益推移

26 219億円 57億円 +45億円 +30億円 +40億円 ■営業利益推移 毎期30~40億円増益 (億円) ・フィンテック営業利益は15年3月期以降、順調に毎期30~40億円増益、 19年3月期も47億円増益の見込み 貸金業法改正 上半期 178億円 (+17%) +47億円 (350億円) (年間予測) +32億円

(28)

58 55 55 58 58 71 72 71 73 73 74 75 0 20 40 60 80 100 07.3 08.3 09.3 10.3 11.3 12.3 13.3 14.3 15.3 16.3 17.3 18.3 19.3 ■新規カード会員数の推移 50万人 70万人 80万人以上を計画 (万人)

新規カード会員数の状況

入会特典変更 ・新規カード会員数は、17年3月期より計画している目標80万人台を 今期初めて達成する見通し 40万人 上半期 82万人 (年間予測) 博多マルイ開店 27

(29)

■新規カード会員 見通しの内訳(19年3月期)

新規カード会員数拡大の見通し

28 18.3 19.3 0 50 100 75万人 82万人 (年間予測) (万人) 51万人 リアル コト モノ 物販 コンテンツ シェアリング EC サービス +1万人 +1万人 商業施設提携 など サービス系 企業提携 52万人 12万人 11万人 18万人 13万人 ・これまでのリアル・モノ分野に加え、ネット入会や企業提携などによる 「ネット・コト分野」での取組みが着実に進行し新規会員は拡大する見込み +7万人 ネット ネット入会 +5万人

(30)

11 16 22 28 36 49 36 0 25 50 75 100 13.3 14.3 15.3 16.3 17.3 18.3 19.3 20.3 21.3 29

サービス収益の状況

直近5年間の 年平均伸長率 +30% ■家賃保証サービスの協業 <エイブルさま> ・18年3月よりエイブルさまにて 取扱いを開始 ・18年12月にエイブルエポスカードを 発行予定 <学生情報センターさま> ・18年10月より東急不動産グループの 学生情報センターさまにて取扱い開始 ■家賃保証 売上収益の推移 64億円 (年間予測) 100億円以上 (計画) 28億円 上半期 (億円) ・フィンテックの投下資本利益率の向上に向けてサービス収益を強化 ・家賃保証の売上収益は5年平均伸長率+30%と高伸長、今後も協業により 成長の見込み

(31)

tsumiki証券の状況

■tsumiki証券申込みの2ヵ月概況(18年9~10月) (参考)~40代構成 投資信託協会アンケート 約3割 独立系運用会社 約6割 20代 29% <年代構成> 30代 34% 40代 24% 50代~ 13% <投資経験> 投資経験なし 60% 投資経験あり 32% 投資初心者 8% ※投資初心者…投資経験が1年以内の方 ~40代 87% (参考)投資経験なし構成 独立系運用会社 約4割 ・サービス開始から2ヶ月で、約5400名のお客さまがお申込み ・若年層・投資未経験者のお客さまのお申込みが既存の金融機関と比べて 圧倒的に多い 30

(32)

tsumiki証券のパートナー運用会社

■金融機関の運用損益別の顧客割合(金融庁発表:「比較可能な共通KPI」) ・tsumiki証券のパートナー運用会社は金融庁が発表した 運用損益がプラスの顧客比率が高い金融機関の上位3社にランクイン ※日本経済新聞を元に当社作成 含み損 含み益 -40 -20 0 20 40 60 80 100 マネックス証券 SBI証券 みずほ証券 SMBC日興証券 野村證券 セゾン投信 レオスキャピタル コモンズ投信 ~▲30% ~▲10% ~0% ~10% ~30% 30%~ 98% 91% 85% 顧客割合(%) コモンズ投信 レオス・キャピタルワークス セゾン投信 31

(33)

「tsumiki証券 POP UP STORE」期間限定オープン

■tsumiki証券 POP UP STORE

有楽町マルイ 1Fイベントスペースにて期間限定(1ヶ月)オープン ※受付・相談したお客さま数(オープンから10日間) 約140名

・tsumiki証券のサービスの体験や、ネットだけでは解決できないお客さまの つみたて投資への疑問・不安にお応えする「tsumikiサポート」を展開

(34)

tsumiki証券 パートナーとの共創の取組み

・有楽町マルイ イベントスペースにて、tsumiki証券のパートナーが つみたて投資の良さについて楽しく語るトークイベントを開催 ■「彩ちゃん先生&tsumikiのなかまたちトークイベント つみたてでしあわせの輪をひろげよう」 <お客さまの声> ・証券会社のセミナーは堅苦しい感じが あったけど、今日の内容は楽しかった ・皆さんの話を聞いて、「投資=怖い」と いうイメージがなくなった ・ネットで完結だと少し心配だから 店で相談できる機会があるのは嬉しい 33

(35)

ESGの状況

■グリーンボンド発行 ・2018年7月、再生可能エネルギー100%の調達を目指し「RE100」に加盟 ・2018年10月、国内初のRE100を使途とする「グリーンボンド」を発行 ・「DJSIアジアパシフィック(17年から2度目)」、「DJSIワールド(初)」 の構成銘柄に選定 ■DJSIの構成銘柄に選定 昨年のアジアパシフィックに続き、 ワールドインデックスの 構成銘柄に選定 <DJSIアジアパシフィック> 2年連続で選定 <DJSIワールド> 認定企業:小売セクターで全10社 うち日本企業は丸井グループのみ <発行年限>5年 <発行額>100億円 再生可能エネルギー100%(RE100)を 使途とするグリーンボンドの発行 (国内小売業のグリーンボンド発行は初) 34

(36)

今後の方向性

~投資家の皆さまとの対話を踏まえて~ 代表取締役社長 青井 浩

(37)

36

(2)今後の成長戦略と企業価値向上の考え方は?

(1)キャッシュレス化の進展による

クレジットカードビジネスへの影響は?

(38)

(1)キャッシュレス化の進展による

クレジットカードビジネスへの影響は?

37

3.今後の方向性

1.今後、加盟店手数料が引き下げになるのでは?

2.クレジットカードはスマホ決済に取って代わられるのでは?

(39)

加盟店手数料引き下げリスクについて

■リスクが懸念される背景 38

① 「中長期的にクレジットカードの加盟店手数料が

引き下げられるのではないか?」という懸念が

新聞報道を受けて顕在化

② 「スマホ決済が普及すると、今後クレジットカード手数料の

引き下げ圧力が高まるのではないか?」という懸念

※ 産経新聞(10/19記事) 「政府、カード手数料下げ要請へ」 日本経済新聞(10/20記事) 「カード手数料 上限3%台 キャッシュレス促す」 ⇒ 報道後、主要クレジットカード会社株価が約5%下落

(40)

丸井グループのカードビジネスの独自の収益構造

39 ■カード会社の収益構成比較 (18年3月期) ・エポスカードは一般的なクレジットカードビジネス(銀行)と比べ 加盟店手数料の収益構成が低い 44% 27% 29% 21% 32% 47% 出典:月刊消費者信用 18年9月 19% 8% 73% ① 若い年代のカード会員が多いため、リボ・分割、キャッシングのご利用が多い ② イシュア業務に特化しており、アクワイアリング業務をほぼ行っていない 銀行系A社 流通系B社 エポスカード 加盟店手数料 リボ分割 手数料 キャッシング 手数料 ■エポスカードの収益構造が他社と異なる理由 (一般的なカードビジネス)

(41)

クレジットカード取引における関係性と収益構造

40 加盟店 アクワイアラ イシュア 加盟店開拓・管理 カード発行・請求 3.2% (4~5%) 中小小売店 インターチェンジフィー (規定により利率が決定) 2.3% 一般的なカード会社 取引範囲 出典:経済産業省 「キャッシュレス・ビジョン」 ライセンスフィー 0.05% ライセンスフィー 0.05% エポスカード 取引範囲 国際ブランド 決済インフラの提供 政府が引き下げ要請?

(42)

・加盟店手数料の引き下げによるエポスカードの売上収益への影響は限定的

加盟店手数料の引き下げによる影響予測

41 ■当社への影響予測 ・引き下げの対象業種(飲食店・中小小売店)の エポスカード取扱高 ・加盟店手数料率が▲1%と仮定した場合 アクワイアラとの折半で ▲0.5%負担

⇒ 影響額

10億円

(2000億円×0.5%)

2000億円

(43)

スマホ決済によるクレジットカード代替リスクについて

42

① スマホ決済が浸透している中国の事例からの連想

②「IT企業の決済・金融ビジネスへの進出が

既存の金融ビジネスをディスラプトするのでは?」という

一種の先入観?

■リスクが懸念される背景

(44)

アプリの 裏にある 決済

インターフェースと決済の違い

43 ・インターフェースとしての決済アプリに決済手段としてクレジットカードが 紐づいており、その利用額は決済アプリ全体の約6割を占める カード決済 スマホ決済 デビットカード =預金口座 クレジット カード 決済アプリ 決済アプリ デビットカード =預金口座 クレジット カード 決済アプリ チャージ ウォレット デビット クレジット ■中国における決済の状況 インター フェース (店頭での 決済媒体) スマホ決済額の約6割が クレジット カード経由の支払い ※中国の銀行関係者より

(45)

クレジットカード独自の「信用供与」機能への需要

44 ・他の決済手段には無い「信用供与(後払い)」機能があるため クレジットカードの利用は高額の支払いを中心に需要が継続 ■決済手段を選択する時に重視すること 出典:日本銀行、2018年 ■支払い方式別の機能と平均単価 + 決済 機能 信用供与 機能 現金の代わりに 支払いできる 支払いを 先延ばしできる 決済 機能 決済 機能 プリペイド 約1200円 (前払い) デビット 約2700円 (即時払い) クレジット 約4200円 (後払い) 出典:インフキュリオン「決済動向調査」2017年 9 23 29 31 34 37 42 51 0 20 40 60 ポイントや割引 支払金額の大きさ 支払手続きのスピード 使いすぎる心配 手数料などコスト面 セキュリティなど安全性 利用明細・履歴照会 手荷物(現金・カード)の軽減 (%)

(46)

決済手段別の市場における状況

・小規模店舗での5000円未満の少額決済を中心とした約90兆円が スマホ(QRコード)決済の対象と想定される 小規模店舗 プリペイドカード・電子マネー 決済端末 約100万台 約90兆円 約10兆円 利用金額 低額 (5000円未満) 大規模店舗 (チェーン展開店舗) 約60兆円 ■決済手段別 市場規模(住宅ローン除きの消費支出) 現 金 クレジットカード 決済端末 約1000万台 利用金額 高額 ※内閣府 国民経済計算、日本クレジット協会、日本銀行「決済総覧」、電子決済総覧2017-2018、その他公表資料を元に当社作成 現 金 約40兆円 今後、スマホ決済に 取って代わる 可能性のある領域 2018年11月 EPOS Pay 本格スタート スマホによる 非接触決済を通じて クレジットカード 決済が拡大 取扱高 前年比 220% (18年4~9月期) 45

(47)

EPOS Payの取組み

46 ・エポスカードと紐付けたQRコード決済サービス「EPOS Pay」を開始 ・カード決済端末が未導入の店舗とも契約を結び、少額決済の利用を促進 スマホ QRコード 読み取り

2018年11月より

東京都中野エリアにおいて本格的にサービス開始

データ連携 エポスカード EPOS Pay加盟店 端末設置が不要 (QRコード掲示のみ) (ポイントでの支払いも可) エポスカードで決済

(48)

小規模店舗 約90兆円 利用金額 低額 (5000円未満) 現 金 スマホ決済 現 金 約40兆円 ・スマホ決済市場約90兆円において、クレジットカードと同様のシェア 獲得により、EPOS Payの取扱高は最大2.4兆円まで増加の可能性

新決済手段の台頭による機会

EPOS Pay取扱高 (可能性) ※クレジットカード シェア2.7%と 同シェアと仮定

2.4兆円 クレジットカード 約60兆円 利用金額 高額 ■決済手段別 市場規模(住宅ローン除きの消費支出) 大規模店舗 (チェーン展開店舗) エポスカード取扱高 1.6兆円 シェア2.7% プリペイドカード・電子マネー 約10兆円 47

(49)

48

(2)今後の成長戦略と企業価値向上の考え方は?

(50)

今後の成長戦略

49

■新規事業の創出を加速化

■デジタル化の推進

・17年4月より専任部署を設置し取組みを本格的に開始、 今後はスタートアップとの共創を加速化 ・アプリを主軸としたエポスカードのデジタル化を21年3月期までに実現 スタート アップ との共創 三位一体 店舗 カード WEB

×

取組むべき 社会的課題 社会的課題の 解決を 事業化 ・丸井グループの考える新規事業

(51)

・新規事業の創出につながる成長投資を着実に推進し、19年3月期は 48億円の投資が決定

新規事業の進捗

■19年3月期の投資状況 <テーマ> シェアリング、シェアハウス、ライフスタイルアプリ、 飲食カテゴリの新業態開発 ・社内プロジェクトを設置し、今後の成長戦略となる新たな事業を開発 ■新規事業プロジェクト 50 ・tsumiki証券 ・VB・VCへの投資 18億円 30億円

計 48億円

(52)

・「自ら手を挙げる」風土を基に、全員参加型の新規事業コンクールを開始 ・今後は投資先VC等お取引先さまとも共創し、新たな事業の創出を加速化

新規事業創出の加速化に向けて

51 17.3 「自ら手を挙げる」社内風土の醸成 VB・VCへの出資・協業 スタートアップとの共創 投資先VCとの アクセラレータープログラムを検討 新規事業コンクール 全社員から新規事業を募集 18.9 新規事業推進部の設立 ■新規事業創出に向けた取組み 16.3

(53)

+ + ・他社が金融サービス参入に向けコストをかけて決済サービスを導入する中、 当社は既存の決済・金融機能をデジタル化することでフィンテックを拡大

エポスカードのデジタル化の考え方

52 <いままで> <これから> <将来> 既存の 決済・金融サービス データ活用による サービス拡大 データ収集を 目的とした 決済サービス導入 利 益 金融サービス への新規参入 WEB通販・ SNSツール × IT企業の フィンテック IT(デジタル) × 決済 金融 利 益 デジタル化 決済 × 金融 × 丸井グループの フィンテック

(54)

エポスカードのデジタル化の推進

53 タイムラグが発生 最適なタイミングで (=リアルタイム) データ収集のみ可能 データ収集+AIによる活用 一人ひとりに合わせた お知らせ・レコメンド 共通のお知らせ

プラスチックカードからアプリへ

デジタル

(スムーズで一気通貫したUX)

アナログ

(分断されたUX)

(55)

・長いお付き合いの実現に向け、今までのフロー型ビジネスから カードと定借型店舗を中心としたストック型ビジネスへ事業構造を変化

企業価値向上の考え方(これまで)

54

<過去>

<現在>

オフバランスシート オンバランスシート ス ト ッ ク 型 フ ロ ー 型 仕入型 小売 カード オフバランスシート オンバランスシート ス ト ッ ク 型 フ ロ ー 型 カード 定借型店舗 tsumiki証券 家賃保証 L T V の 拡 大 EC EC オムニ チャネル

(56)

カード 定借型店舗 tsumiki証券 家賃保証 ・今後はストック型×オフバランスシートビジネスを強化し、 LTV(生涯利益)とROICを重視した経営により企業価値の向上を追求

企業価値向上の考え方(これから)

55 カード (債権流動化) EC 定借型店舗 EC オムニ チャネル 新規事業 tsumiki証券 家賃保証 オムニ チャネル ROICの向上 L T V の 拡 大 オフバランスシート オンバランスシート ス ト ッ ク 型 フ ロ ー 型 オフバランスシート オンバランスシート ス ト ッ ク 型 フ ロ ー 型

<現在>

<未来>

(57)

本資料に掲載しております将来の予測に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると 判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。 お問い合わせは、IR部 03-5343-0075にご連絡ください。

参照

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