気象研究所技術報告 第4号 1980
付 記
べ付1.海底地震計開発部会
1.1 海底地震計開発部会の発足
気象庁研究会議では本プ・ジェクトが気象庁地象部門としては極めて大型の新規事業であることを配慮し て,研究会議内に本庁および気象研究所の関係官からなる本件専門の部会を新設することに決定した。
なお,部会には必要に応じて部外の学識経験者の協力を求めることにもなった。更に,この部会にはワ ーキング・グループを設け,専門技術的な事項を検討することも必要とされた。
以上のような決定のもとに奴海底地震計開発部会 (以下開発部会)を発足させることになり,庶務は 気象研究所企画室があたることになった。
1.2 開発部会の内規(抄録)
(1)気象庁研究会議規則第6条1項による部会
(2)審議事項
開発計画の技術的事項・開発過程における成果の技術的評価・実用化に関する技術的調査
(3)構 成
部会長 気象研究所長 副部会長 気象庁観測部長
部会員 総務部企画課長・予報部通信参事官・業務課長・有線通信課長・観測部参事官(52 年度より)・管理課長・測器課長・地震課長・海洋気象部海務課長・気象研究所企画 室長・総務部長・地震火山研究部長・地震火山研究部第2(3)研究室長
(4)専門技術的な事項を審議するワーキング・グループを設けることができる。
(5)学識経験者に対し意見の開陳・説明その他必要な協力を求めることができる。
1.5 第1回開発部会
昭和49年3月4日
(1)海底地震計開発部会設置に関する内規が承認された。
(2)部会今後の進め方およびワーキング・グループの設置について審議し,部外学識経験者として下記の,
専門家を委嘱することになった。
*執筆担当 飯沼龍門
気象研究所技術報告 第4号 1980 部外の開発部会委員
氏 名 職 名 所 属
浅 田 敏 東京大学教授 東京大学理学部地球物理学教室 南 雲 昭三郎 東京大学教授 東京大学地震研究所
福富 秀 雄 技術局線路部門
担当調査役 日本電信電話公社本社
※貝 淵 俊二
辻 岡 健 総括部次長 電電公社データ通信本部
※石 野 文 雄
※宮 内 宰 治
茂 木 昭 夫 測量課長 海上保安庁水路部
※印は以後交替された方々
ワーキング・グループは,部会長の委任により地震研究部長が地震課長と協議し,下記の方々にお願い
した。
ワーキング・グループ構成員
所 属
グループ代表
く部内>
地震研究部 気象大学校
企画室 総務部
観測部地震課 観測部測器課 予報部有線通信課 く部外学識経験者>
東京大学理学部 東京大学地震研究所 電電公社技術局
電電公社データ通信本部
氏 名
諏訪地震研究部長
山川室長・飯沼・松本・高橋 田教授
坂井補佐官・堤・中村 関会計課長
末広地震課長・望月・(浜田)
宗像検定官・丸山
福永主技専・印南・(山本)
浅田教授 南雲教授 鈴木調査役
東調査役・(藤沼調査役)
1.4 第1回ワーキング・グループ会議 昭和49年3月13日
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気象研究所技術報告 第4号 1980
データの伝送は中枢まで伝送して,内陸のデータを含めて処理を行う。
海底ケーブルは信頼性を確保するため海底同軸ケーブルとする。
布設の経験から事前に海底地形と潮流等の調査を行うこと。
建造中のケーブル敷設船黒潮丸の性能について説明あり。
1.5第2回ワーキング・グループ会議 昭和49年3月22日
(1)伝送方式はFM−FDMとし,給電は直流とすることが了承された。
(2)中間点装置は安全を図るため地震計のセンサーは短周期で高倍率,先端局は中周期で高倍率にする。
(3)装置のソフトランディングテストと,海底地形・地質調査を徹底的に行うこと。
1.6第2回開発部会 昭和49年3月26日
(1)部外学識経験者が出席した。
(2)第2回ワーキング・グループの討議の内容について報告した。
(3)開発の後年度スケジュール案と49年度実行予算にっいて審議した。
1.7第5回ワーキング・グループ会議 昭和49年4月22日
(1)気研からの「海底地震計常時観測システムの開発・製作についての条件」を討議した。
(2)布設工事については,電電公社が受託することは可能であると報告。
1.8第5回開発部会 昭和49年4月25日
(1)第3回ワーキソグ・グループの報告
(2)メーカーの選定と契約法等に関連して
メーカーからのプ・ポーザルの提出をさせ,6月上旬にプロポーザルの審議を完了する。
(3)海底ケーブル布設作業の16mm映画上映
1.9 第4回ワーキング・グループ会議
昭和49年6月18日
(1) 3グループのメーカーから提案書の提出があったが,仕様に合わない1社を除き,2社にっいて報告 し検討をした。
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気象研究所技術報告 第4号 1980
(2)海底アースを先端ケージに組み込むことによる電食については不明である。
(3)先端装置の布設は,リハーサルを行い確かめる。中商点装置の耐ショックは50Gとする。
1.10 第4回開発部会
昭和49年6月26日
(1)第4回ワーキング・グループの報告
(2)各メーカーから提出された提案書について
NE Cグループと富士通グループについて技術評価をした。方式等に多少の差はあるが,・両者共に ほぽ同等の開発能力をもつものと認められた・
(3)仕様書は地震火山研究部が地震課とも協議して作成する。
1.11 第5回開発部会 昭和49年7月8日
(1)海底地震計の研究年次計画について審議した・
(2)海底地震常時観測システムの開発および製作仕様書について了承された。
1.12第5回ワーキング・グルーブ会議
昭和50年4月25日
(1) 49年度の計画実施状況とシステムデザインと50年度の成立予算について説明・討議した。
(2)水路部より遠州灘沖海底地形について種々詳しい説明がなされ討議した。
1.15 第6回開発部会
昭和50年5月19日
(1)49年度の経過報告と第5回ワーキング・グループの報告
(2) 50年度の予算成立に伴う開肇計画について説明がなされ了承された。
(3)51年度以降の開発スケジュールとして本布設は53年度春を目標とすることで了承された。
1.14 第7回開発部会
昭和51年3月22日
(1) 50年度の経過報告と布設に関する地元との漁業折衝にっいて報告した。
(2) 51年度の開発計画案について了承された。
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気象研究所技術報告 第4、号 1980 1.15 第8回開発部会
昭和51年7月14目
(1)開発の進捗状況と布設ルートについて報告した。
(2)地元漁業協同組合との間の「覚書」交換にっいて報告した。
(3) 52年度開発計画(案)が説明され了承された。
1.16 第9回開発部会 昭和52年10月1・3日
(1) 52年度の開発計画にっいて報告
(2)本布設工事は,昭和53年の台風期前を予定して,電電公社と折衝することを了承された。
1.17 海底地震計開発部会の任務完了にあたリ
昭和49年度〜52年度にかけ,開発部会が9回,ワーキング・グループ会議が5回開催され,各委員 の方々からは貴重なる御指導と御意見を戴いた。これ等を開発研究に直ちに反映することにより本システ
ムが無事完成し,任務が完遂された・
なお,本部会は昭和54年4月17日で解散した。
付2 海底地震常時観測システムに関する調査と工事報告書
ーNらoω1
年度 報 告 書 名 担 当 者 名 種 類 概 要
49 海底地震常時観測システム 日 本 電 気 K K 提案書 全システムに関する技術提案
〃
富士通KK:・明石製作冴
〃 〃〃
沖電気工 業 KK
〃システムの一部に関する技術提案
〃