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算数授業のユニバーサルデザイン

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Academic year: 2021

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(1)

平成2948

志水 廣・大羽沢子の

ユニバーサルデザイン学習会in愛知教育大学 講演

算数授業のユニバーサルデザイン

愛知教育大学名誉教授 志水 廣

(2)

ユニバーサルデザインとは何か?

ユニバーサルデザイン(Universal Design:UD)は、

ノースカロライナ大学のロナルド・メイス

(RonaldMace)が文化、言語、国籍の違い、年齢や

性別の違い、障害・能力のあるなしを問わず、誰で も利用することができる施設、製品、情報の設計 の配慮として提唱した概念です。ユニバーサル

(Universal)とは、普遍的な、あまねくという意味の

英語です。

授業に置き換えると、どの子も分かりやすく、適切 な環境で学習できる教師の配慮や工夫といえます。

(3)

「数図ブロック」で算数を

探してみよう

(4)

面白さの視点

和、差、積、商、増加、減少、固まり、

移動、空いた所に着目、5+□で構成

(5)

教科書の図を算数的に分析すると

多様な見方がある。

この多様な見方を認めていくのが、

ユニバーサルデザインを考える前提である。

(6)

広汎性発達障がい → 得意なこと

興味関心があることにはすごい集中力を発 揮し、暗記が得意。

常識にとらわれないようなユニークな発想力 がある。

誠実で、きまったルールや手順はきっちり守 る。

嫌なこと視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚に 偏り

(7)

2014.3 現在10刷

ベストセラー

算数の指導の基盤 スモールステップ 環境整備

ユニバーサルデザインの 考え方

授業のユニバーサ ルデザイン化

かかわり方(応用行 動分析)

(8)

2016.10

算数部門第1位

小学校部門第2位 総合 第3位

2刷り

算数の授業づくり

・わかる

・できる

・身に付く

・そろえる

・よりそう

(9)

本講演の目標

1.ユニバーサルデザイン 考える視点をもつこと

2.算数授業の見方・考え方 3.授業全般な手立て

(10)
(11)

「授業」という場

• 教材という文化財を伝えつつ

「知」と「心」の変容をもたらす。

頭・心の中に形成

教師 子ども

教材

「価値」(面白い)

(知識・技能・考え方・態度)

(12)

子どもがパニックしたとき どうすればよいのか

□子どもがパニックしたとき

・当面の対応

・地道な授業改善

・責任追及<原因解明<行動変容へ

(13)

空気を変えるための手立て

・話を変える

・頭をなでる

・テンポ良く話す

・体を動かす

・音楽をかける

(歌をうたう)

・筆記用具をかえる

・場所を変える

・教科をかえる

・興味をあうものにする

・深呼吸させる

・新しい問題を解かせる

・先生ががんばらない

・子どもを困らせる

(14)

特別な配慮

その子の落ち着くことは何か・・・行動を探す

例えば、

読書が好き

迷路をかくのが好き

気分を変えさせる

(15)

子どもが「わかる」ように仕掛ける

「知」と「心」の変容をもたらす。

教師 子ども

伝える:音声言語 分かりやすい言葉

簡単・明瞭

記述言語

文字、図、イラスト

(16)

「わかる」ために

• 目・・・視覚

• 耳・・・聴覚

• 口・・・話す

• 手・・・操作

• 体・・・動作、表情

「心」の動き

(17)

脳の中身:外化の大切さ

(18)

脳の中身:外化の大切さ

(19)

認知

入力と出力

視覚

聴覚

入力 出力

認知処理

口にだす

手を動かす

体を動かす 顔に出す

一次 判断

興味 関心

二次判断

予めの知識 a,b,c・・・と 結びつける

五感で感じる

(20)

ユニバーサルデザイン

わかりやすい

できるようになる

スモールステップ

視覚化 焦点化

共有化

繰り返す----

そろえる化

つなげる化

実感化

確認と見届け

45分間で終わる

算数的手だ

(21)

授業のユニバーサルデザイン研究会が 提起している主な3つの視点

焦点化・・・授業における学習内容の本質を見極め、

その一点に集中させる。

視覚化・・・抽象的なもの、見えないものを見える化する。

(手順、時間、発言など)

共有化・・・お互いの考えを伝えあったり確認し合ったりする。

(22)
(23)

どんな板書が考えられるか

• 板書を配布

(24)

どこにユニバーサルデザインとしての

配慮があるのか

(25)

板書からみるユニバーサルデザイン

(26)

板書からみるユニバーサルデザイン

場面の 挿絵

問題文

計算の答え、

問題の答え

本時の めあて

ユニボくん

問題1番 問題2番

計算の仕

練習 問題

まとめ

(27)

わかる → わかりやすいために

視覚化 焦点化 共有化

算数の授業では、

• 何を

どのように

なぜ

いつ

視覚化 焦点化 共有

化するのか

算数の特性・授業の展開

(28)

では、なぜ板書に算数の問題が必要

なのか

(29)

急な変化にも驚く → 苦痛

• 安心して子どもが取り組めるようにした い。

• では、どうすればよいか。

授業では・・・

算数の授業では・・・

(30)

視覚化すると45分間で終わる

(31)

本時の展開を

告知すると

どんなことが

よいのだろうか

(32)

授業予定を表示するとよいこと

流れが分かるので児童の取りかかりが早くなる

児童が展開をイメージできる

児童が安心して取り組める

教師もイメージできて安心できる

聴くことが苦手には視覚的に見せることができる

授業前に組み立てることができる。準備ができる

毎回、同じ流れなので安心できる

教師の意識 意志 まとめまでしっかりやるんだ

見通しがもてる。何もないよりよい。

(33)

概念形成 型か

問題解決

型か

(34)

概念形成 型か

問題解決

型か

(35)

授業づくり 導入・展開・終末

概念形成型

教えるべき所は 教える

考えさせる所

問題解決型

解決の見通しが大切

見通しにそって自力解決さ せる

解決の方法と理由を発表さ せ、話し合わせる

実際に、解決の方法を試 す・練習する。

(36)

授業づくり 概念形成型

教えるべき所は教える

→ どうやって教えるのか

・説明・発問・指示・板書・

・活動・応答・机間指導

・ノート・つまずき

(37)

重さの授業をUDの視点から 1

教えるときは、簡潔な言葉で示す

既習とのつながりを示す

実物を見せる。①円玉。はかり。①円玉=1gを見せ る。

①円玉を手のひらの上に乗せて重さ1gを実感する。

はかりの紹介では前面を見せるが、その後、黒板で の説明があるので、裏向きにする。個別に指導する。

○付け法による机間指導。

はかりの目盛りの面を見えるように拡大図を示す。

(38)

重さの授業をUDの視点から 2

教科書のある部分を特定する。指さし確認。

グラムgを一斉で空書きする。

声に出しながら練習する。

・・・・・

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