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会計・経済・投資理論(問題) 【 会 計 】

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(1)

会計・経済・投資理論(問題)

【 会 計 】

問題1.次の文章の空欄 ア ~ オ に当てはまる最も適切な語句をそれぞれの【選択肢】の中から 1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。(5点)

(1) ア 設置会社は、社外取締役を過半数とする3人以上の取締役で構成する監査・指名・報酬の 3つの委員会を取締役会の内部に設け、監査役を廃止する。会社の業務執行は、 イ および代表 イ を選任して担当させ、取締役会は イ を監督する機能に集中する。

(2) ウ の原則は、「企業の財政に不利な影響を及ぼす可能性がある場合には、これに備えて適当 に健全な会計処理をしなければならない」とする原則である。

(3) エ の原則は、「株主総会提出のため、信用目的のため、租税目的のため等種々の目的のため に異なる形式の財務諸表を作成する必要がある場合、それらの内容は、信頼しうる会計記録に基づ いて作成されたものであって、政策の考慮のために事実の真実な表示をゆがめてはならない」とす る原則である。

(4) オ の原則は、「企業会計は、財務諸表によって、利害関係者に対し必要な会計事実を明瞭に 表示し、企業の状況に関する判断を誤らせないようにしなければならない」とする原則である。

【ア、イの選択肢】

(A)会計書類 (B)監査役会 (C)取締役会 (D)執行役会 (E)委員会

(F)計算書類 (G)監査役 (H)取締役 (I)執行役 (J)会計監査人

【ウ、エ、オの選択肢】

(A)真実性 (B)正規の簿記 (C)資本と利益の区別 (D)明瞭性 (E)保守主義

(F)単一性 (G)重要性 (H)継続性 (I)企業実体(J)貨幣的測定

(2)

問題2.次の(1)~(5)の各問について、ア~ウのうち正しいものの組み合わせとして最も適切な ものを【選択肢】の中から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。(5点)

(1)仕訳のルールに従うと、

ア.資産の増加 イ.負債の減少

ウ.収益の増加(実現)

は借方に記入される。

(2)デリバティブ取引を経済的機能の観点から分類すると3類型に分類され、その3類型とは、

ア.先物取引:国債などの金融資産を、将来に受け渡しするときの価格を前もって現時点で契 約しておく取引

イ.オプション取引:将来に一定の価格で特定の金融資産を買う権利または売る権利を現時点 で売買し、権利の買い手はその権利を行使しても放棄してもよいという取引

ウ.ヘッジ取引:財貨の価格変動等による損失の可能性を減殺することを目的として、先物取 引などを手段として利用する取引

である。

(3)生産以前に販売契約が締結されていたり、製品の販売を保証する市場が存在するため、生産プロ セスの進行や完了に伴って収益を計上するのが適切なケースとしては、

ア.継続的役務提供契約における販売基準 イ.所定の工事契約における時間基準

ウ.貴金属や契約栽培の農産物の取引における回収基準 がある。

(4)20104月以後開始した年度から適用されている企業会計基準第9号「棚卸資産の評価に関す る会計基準」によれば、企業が選択可能な評価方法の範囲は、先入先出法の他には、

ア.個別法 イ.後入先出法 ウ.売価還元法 に限定される。

(5)会社法で発行が認められた社債には3種類あるが、その3種類とは、

ア.普通社債 イ.転換社債

ウ.新株予約権付社債 である。

(3)

【選択肢】(問題2で共通。重複選択可)

(A) すべて正しい (B) ア、イのみ正しい (C) ア、ウのみ正しい (D) イ、ウのみ正しい (E) アのみ正しい (F) イのみ正しい (G) ウのみ正しい (H) すべて誤り

(4)

問題3.次の(1)~(5)の各問について、A~Dの記述のうち誤っているものを1つ選び、解答用 紙の所定の欄にマークしなさい。(5点)

(1)A 現金主義会計は、収益と費用を、それぞれに関連する現金収入と現金支出の時点において認 識し、その期間の損益計算書に計上する利益計算方法である。

B 発生主義会計のもとでは、収益は現金収入の時点とは無関係に、経営活動の成果と関連する 重要な事実が生じた時点で認識される。

C 発生主義会計は、実現原則、発生原則および対応原則という3つの基本原則に支えられてい る。売上高および売上原価は、発生原則に基づいて計上される。

D 資産評価基準のうち純実現可能価額は、資産の現在の売価から、販売費等の付随費用を控除 して算定することから、正味売却価額ともよばれる。

(2)A 有価証券は、所有目的や市場価格の有無などによって、流動資産たる有価証券と固定資産た る有価証券に分類される。流動資産に属するのは、(a)時価の変動により利益を得ることを 目的として保有する有価証券、および(b)1年内に満期の到来する社債その他の債券だけで あり、これ以外の有価証券は固定資産に属する。

B 流動資産に分類されたものは「有価証券」の名称で、また固定資産に分類されたものは「投 資有価証券」の名称で貸借対照表に記載する。投資有価証券のうち関係会社の株式と社債につ いては、それぞれ「関係会社株式」および「関係会社社債」として、別科目で掲記しなければ ならない。

C 購入した有価証券の取得価額は、購入代価に、証券会社へ支払う仲介手数料等の付随費用を 加算して決定する。すでに保有しているのと同じ銘柄の有価証券を、帳簿価額とは異なった価 額で取得したときは、総平均法や移動平均法などの平均原価法を適用して、単位当たりの新た な取得原価を算定する。

D 有価証券のような金融商品は、売買契約の締結日に取引を記録する約定日基準で会計処理す るのが原則である。ただし、修正約定日基準によることもでき、この基準のもとでは、決算日 までの時価変動による損益だけが先に認識され、有価証券の移転は受渡日に記録される。

(3)A 販売時点で計上した収益と売掛金は、種々の理由により、その一部が事後的に減額されるこ とがある。そのうち、売上値引は、製品の品質不良や欠陥などの理由により、単位当たりの売 価を切り下げることから生じた掛代金の減額分である。

B 売掛金とは、得意先との間の通常の取引に基づいて発生した営業上の未収入金であり、役務 の提供による営業収益で未収のものもこれに含まれる。

C 売掛金は営業循環過程の中の項目であるから、原則として流動資産である。ただし破産債権、

更生債権のように正常な営業循環から離れてしまったものについては全て「投資その他の資 産」として固定資産に分類する。

D 売掛金に類似する項目として、未収金と未収収益がある。そのうち未収金は、土地や有価証 券の売却のような、主たる営業以外の取引から生じたものである。

(5)

(4)A 合併はその経済的実態により、「取得」と「持分の結合」の2タイプに分類することができ る。

B 持分の継続が断たれる「取得」タイプの企業結合では、被取得企業の株主がいったん投資を 清算し、改めて資産・負債を時価で測定した再投資額によって、取得企業に現物出資したと考 えられる。この経済的実態を反映する会計処理方法をパーチェス法という。

C 結合当事企業の持分が継続していると考えられる「持分の結合」に相当する場合は、結合当 事企業の貸借対照表の各項目を帳簿価額で引継ぐ持分プーリング法によって会計処理するの が論理的に妥当である。

D 国際的な会計基準は、通常の企業結合はすべて持分プーリング法で会計処理するよう規定し ている。

(5)A 四半期財務諸表の作成対象となる時点または期間について、貸借対照表については各四半期 末現在で作成したもの、また、損益計算書と包括利益計算書に関しては、年度の期首からその 四半期末までの累計期間に関するものが求められる。また、キャッシュ・フロー計算書につい ても、期首からの累計期間に関するものが必要とされている。

B 金融商品取引法では、この法律の財務報告制度の適用を受ける上場会社などに対して、第 1・第2および第3四半期という3つの四半期に関して、四半期報告書を作成し、四半期末か 60日以内に金融庁へ届け出なければならないとされている。

C 四半期財務諸表の性質については2つの考え方がある。ひとつは実績主義、もうひとつは予 測主義である。日本で採用されているのは実績主義である。

D 四半期財務諸表の作成において、次の2点については年次とは異なる特有の会計処理方法が 採用される。ひとつは、原価差異の繰延処理、もうひとつは税金費用の計算である。

(6)

問題4.次の(1)、(2)の各問に答えなさい。(5点)

(1)次の文章を読み、表の空欄 ア 、 イ に当てはまる数値として最も近いものを【選択肢】の 中から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(a)A社(決算日331日)はB社(決算日331日)に対し、12 31日に余剰資金2,000 万円を年利率3%、期間1年、利息は元金返済時に後払いという条件で貸付けた。

(b)C社(決算日331日)はD社(決算日331日)に対し、12 31日に余剰資金2,000 万円を年利率3%、期間1年の条件で貸付けることとし、1年分の利息を差し引いた残額を払い 込んだ。

各社が1231日と翌年331日の決算日に行う会計処理は下表のとおりである。

(単位:万円)

A社 B社

1231 貸付金 2,000 /現金預金 2,000 現金預金 2,000 /借入金 2,000 331 未収利息 /受取利息 支払利息 /未払利息

C社 D社

1231 貸付金 2,000 /現金預金 XXXX 前受利息

現金預金 XXXX /借入金 2,000 前払利息

331 前受利息 /受取利息 支払利息 /前払利息

【選択肢】(問題4(1)で共通。重複選択可)

(A)15 (B)20 (C)25 (D)30 (E)35

(F)40 (G)45 (H)50 (I)55 (J)60

(7)

(2)次のウ~オの各問に対する答えとして最も近いものを【選択肢】の中から1つ選び、解答用紙の 所定の欄にマークしなさい。

E社は、20x141日に機械装置10,000円を小切手を振り出して購入し、耐用年数4年とし て使用を開始した。E社は、この機械装置を耐用年数経過時に除去すべき法的義務があり、除去時 には 700 円の支出を要すると見積もられている。なお、割引現在価値の計算に適用する利率は年 5%とし、

1 . 05

4

 1 . 2155

とする。

ウ.この機械装置の残存価額をゼロとして定額法で減価償却した場合の毎期の減価償却費はいくら か。

エ.毎決算期において時の経過に伴って資産除去債務を調整した場合、第3期(20x341

~20x4331日)の資産除去債務調整額はいくらか。

オ.20x5331日に、除去費用730円を小切手で支払って、この機械装置を除去した場合の資 産除去費用はいくらか。

【選択肢】(問題4(2)で共通。重複選択可)

(A)28 (B)29 (C)30 (D)31 (E)32

(F)2,325 (G)2,356 (H)2,500 (I)2,644 (J)2,675

(8)

問題5.次の(1)~(5)の各問に対する答えとして最も近いものを【選択肢】の中から1つ選び、

解答用紙の所定の欄にマークしなさい。(5点)

F社は、取得原価100万円の機械を、耐用年数10年、残存価額ゼロと見積もって、減価償却方法を 定額法として2年間償却してきた。

(1)3 年目から5年目においても、2年目と同様に定額法にて減価償却を実施した場合、5年目の減 価償却費はいくらになるか。

(2)過年度の償却計算は修正せずに、3年目の期首から級数法へ変更した場合、5 年目における減価 償却費は上記(1)の場合に比べ、いくら大きくなるか。

(3)過年度の償却計算は修正せずに、3年目の期首から200%定率法へ変更した場合、5年目における 減価償却費は上記(1)の場合に比べ、いくら大きくなるか。

(4)3年目の期首において、この機械の残りの耐用年数を8年から3年とし、キャッチ・アップ方式 による定額法での償却を実施した場合、5年目における減価償却費は上記(1)の場合に比べ、い くら大きくなるか。

(5)3年目の期首において、この機械の残りの耐用年数を8年から3年とし、プロスペクティブ方式 による定額法での償却を実施した場合、5年目における減価償却費は上記(1)の場合に比べ、い くら大きくなるか。

【選択肢】(問題5で共通。重複選択可)

(A)0 (B) 12,500(C) 33,333(D) 46,667(E) 90,000

(F)100,000(G)110,000(H)115,313(I)166,667(J)183,333

(9)

余白ページ

(10)

【 経 済 】

問題6.次の(1)~(5)の各問に答えなさい。(5点)

(1)次のア~エの記述のうち、正しいものをすべて挙げているものを【選択肢】の中から1つ選び、

解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

ア.価格に対して非弾力的な需要曲線とは価格が少し高くなっても需要量の増加が少ない曲線をい う。

イ.一般におでんの需要は気温が下がると大きくなるが、これは需要曲線上の左上から右下への動 きとして説明できる。

ウ.個々人の需要曲線は、価格と需要量の関係を表しているだけであり、その人のその商品に対す る評価を表している訳ではないことに注意する必要がある。

エ.消費者余剰とは、支払う意思はあるが支払わないですんだという意味での、需要行動を通じた 消費者の利益を表したものである。

(2)次のア~エの記述のうち、正しいものをすべて挙げているものを【選択肢】の中から1つ選び、

解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

ア.GDPとは、1年間に国内で生産された財・サービスの総額を表したものであり、他の製品の原 料となるようなもの(中間財)の生産額も含まれる。

イ.日本の GDPには、日本国内で行われる全ての生産活動が含まれるため、日本国内の外資企業 の生産活動も含まれる。

ウ.日本の GNPには、外資系企業による日本国内の生産のうち、海外の親会社に支払われる配当 や技術料などは含まれない。

エ.海外に多くの資産を持っている日本では、GNPよりもGDPの方が大きくなる。

(3)次のア~エのゲーム理論に関する記述のうち、正しいものをすべて挙げているものを【選択肢】

の中から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

ア.戦略的行動とは、自分の行動が相手にどのような影響を及ぼすのかということを読みながら、

自分の行動を決めることをいう。

イ.囚人のディレンマの場合には、その利得(ペイオフ)表によってゼロサムゲームになるケース とノンゼロサムゲームとなるケースがある。

ウ.チキンゲームは両者の勝敗を決めるゲームの1種であり、ゼロサムゲームの1種である。

エ.地方には街の規模に比べて大きすぎる店舗の百貨店を目にすることがあるが、これは大きな規 模が利益を最大化する適正規模であるというよりは、全国系列の大型店が新たに出店することを 未然に防ぐための店舗規模といえる。

(11)

(4)次のア~エの記述のうち、正しいものをすべて挙げているものを【選択肢】の中から1つ選び、

解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

ア.金融政策の本質は、利子率を「てこ」として、投資を刺激したり抑制したりすることにある。

イ.貨幣需要の利子弾力性が小さいほど、所得が増えたときの利子率の上昇幅は大きくなり、クラ ウディング・アウト効果は小さくなる。

ウ.貨幣需要の利子弾力性が小さいほど、財政政策の効果は大きくなる。

エ.流動性の罠とは、貨幣需要曲線が水平に近くなって、貨幣量が変化しても利子率の変化が小さ い状況を言う。この場合、金融政策の効果は限定的になる。

(5)次のア~エの記述のうち、正しいものをすべて挙げているものを【選択肢】の中から1つ選び、

解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

ア.代表的なマクロ経済政策の手段である財政政策には、税の調整や金利調整が含まれる。

イ.金融緩和が行われると利子率が下がり、それが投資や不動産投資を拡大して、景気が刺激され る。しかし、そうした需要拡大はクラウディング・アウト効果というマイナスの影響も及ぼす。

ウ.貨幣需要の利子弾力性が小さいほど、貨幣供給量の増大による利子率の低下幅は大きくなり、

金融政策の効果は大きくなる。

エ.失業率が高いときほど利子率が低くなる関係をグラフ化したものをフィリップス曲線と呼ぶ。

【選択肢】(問題6で共通。重複選択可)

(A) アとイ (B) アとウ (C) アとエ (D) イとウ (E) イとエ (F) ウとエ (G) アのみ (H) イのみ (I) ウのみ (J) エのみ

(12)

問題7.次の(1)~(5)の各問に答えなさい。(11点)

(1)次の(a)、(b)の各文中の空欄 ア および イ に入る最も適切な語句を以下の【選択肢】

の中から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(a)GDPを支出面から見た場合、「GDP= ア +財・サービスの純輸出」という関係が成り立つ。

(b)GDPを生産面から見た場合、GDPとは国全体で生み出される イ の総額と言える。

【選択肢】(問題7(1)で共通。重複選択可)

(A) 所得 (B) 投資 (C) 内需 (D) 消費 (E) 分配率 (F) 生産要素 (G) 付加価値 (H) GNP (I) 外需 (J) 支出額

(2)ある企業の生産財の費用構造を表した下表について次の(a)、(b)の各問に答えなさい。

生産個数

平均費用 81 78

限界費用 63 ―――

(a) ウ に入る数値に最も近いものを以下の選択肢から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマーク しなさい。

(A) 80 (B) 81 (C) 82 (D) 83 (E) 84 (F) 85 (G) 86 (H) 87 (I) 88 (J) 89

(b) エ に入る数値に最も近いものを以下の選択肢から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマーク しなさい。

(A) 50 (B) 51 (C) 52 (D) 53 (E) 54 (F) 55 (G) 56 (H) 57 (I) 58 (J) 59

(13)

余白ページ

(14)

(3)消費関数がC=0.8Y+12で表わされる経済を考える。(Cは消費、YGDPとする。)前期と今 期のマクロ経済のGDPと需要項目別の動きが次の表で与えられているとき、次の(a)~(c)

の各問に答えなさい。(他に需要項目はない。また、名目上の数値とする。)

前期 今期

消費 投資 政府支出 43 86

輸出 215 200 輸入 202 220

GDP 1,000

(a) キ に入る数値に最も近いものを以下の選択肢から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマーク しなさい。

(A) 132 (B) 145 (C) 158 (D) 186 (E) 218 (F) 231 (G) 244 (H) 272 (I) 562 (J) 648

(b) ケ に入る数値に最も近いものを以下の選択肢から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマーク しなさい。

(A) 610 (B) 967 (C) 1,000 (D) 1,007 (E) 1,010 (F) 1,050 (G) 1,200 (H) 1,215 (I) 1,380 (J) 1,450

(c)政府は来期のGDPの成長率を10%とする目標を立てている。来期の投資、輸出および輸入が 今期と同額と予想されているとき、政府支出をいくらにすればよいか。最も近いものを以下の選 択肢から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) 36 (B) 43 (C) 46 (D) 67 (E) 76 (F) 86 (G) 107 (H) 126 (I) 191 (J) 231

(4)ある経済で、現金と預金という2種類の貨幣があり、その経済の人は預金と現金を4対1の割合 で持つものとする。また、銀行は預金のうち法定預金準備率+1.0%を中央銀行に預金準備として 預けるものとするとき、次の(a)~(c)の各問に答えなさい。

(a)マネーサプライが 10,000 のとき、ハイパワード・マネーはいくらになるか。最も近いものを 以下の選択肢から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。なお、法定預金準備率は3.0%

とする。

(A) 1,917 (B) 2,000 (C) 2,240 (D) 2,320 (E) 2,788 (F) 35,862 (G) 43,103 (H) 44,643 (I) 50,000 (J) 52,174

(15)

(b)上記(a)の状態から、法定預金準備率が4.0%となり、中央銀行が新たに 980の国債の買い オペレーションを行った。もし、他の状態は変わらないとしたら、マネーサプライは(a)の状 態からいくら増加するか。最も近いものを以下の選択肢から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマ ークしなさい。

(A) -9,765 (B) -4,417 (C) -4,224 (D) -4,083 (E) -3,568 (F) 235 (G) 3,750 (H) 4,224 (I) 5,840 (J) 6,500

(c)上記(b)の状態のとき、基準年に対する、この経済の実質GDPは25,000、GDPデフレー ターが110であるという。このときのマーシャルのkはいくらになるか。最も近いものを以下の 選択肢から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) 0.04 (B) 0.06 (C) 0.20 (D) 0.50 (E) 1.20 (F) 5.90 (G) 24.56 (H) 60.50 (I) 145.20 (J) 800.00

(5)ある国のマクロ経済が次のように示されている。

Ct=0.5Yt-1 + 150 It= 0.5(Yt-1Yt-2)+300 Gt=250

ここで、Yt-1t-1期のGDP、Yt-2t-2期のGDP、Ctt期の消費、Itt期の投資、Gtt

の政府支出を表し、他国と輸出および輸入はないとする。Y-1=800Y0=1,000 であるとき、この経 済のGDPの第1期以降(t≧1)の最大値はいくつか。最も近いものを以下の選択肢から1つ選び、

解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) 1,550 (B) 1,600 (C) 1,650 (D) 1,700 (E) 1,750 (F) 1,800 (G) 1,850 (H) 1,900 (I) 1,950 (J) 2,000

(16)

問題8.次の需要曲線と供給曲線を持つ経済モデルを考える。このとき、次の(1)~(7)の各問に 対する答えとして最も近いものをそれぞれの選択肢の中から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマ ークしなさい。(9点)

D=αp+β S=γp

ここで、Dは需要量、Sは供給量、pは価格、α、β、γは正の定数とする。

(1)α=9、β=32、γ=7のとき、生産者余剰はいくらか。

(A) 12 (B) 14 (C) 16 (D) 18 (E) 20 (F) 22 (G) 24 (H) 26 (I) 28 (J) 30

(2)β=48、γ=5、均衡価格=4のとき、αはいくらか。

(A) 5 (B) 6 (C) 7 (D) 8 (E) 9 (F) 10 (G) 11 (H) 12 (I) 13 (J) 14

(3)β=42、γ=6、生産者余剰=36.75のとき、αはいくらか。

(A) 5 (B) 6 (C) 7 (D) 8 (E) 9 (F) 10 (G) 11 (H) 12 (I) 13 (J) 14

(4)α=2、γ=3、消費者余剰=243.36のとき、βはいくらか。

(A) 20 (B) 24 (C) 28 (D) 32 (E) 36 (F) 40 (G) 44 (H) 48 (I) 52 (J) 56

(5)α=3、β=36、生産者余剰=48、γ>2 のとき、総余剰(=生産者余剰+消費者余剰)はいく らか。

(A) 12 (B) 16 (C) 18 (D) 24 (E) 36 (F) 48 (G) 72 (H) 144 (I) 288 (J) 432

(6)生産者余剰=消費者余剰のとき、

α

γはいくらか。なお、α、β、γはいずれも0ではないものと する。

(A) 3

1 (B) 2

1 (C)

3

2 (D)

4

3 (E) 1

(F) 3

4 (G) 2

3 (H) 2 (I) 3 (J) 4

(17)

(7)価格に対して25%の消費税を導入したところ、生産者余剰が消費税導入前の81%になった。こ のとき、消費者価格の均衡価格は消費税導入前の均衡価格の何倍になるか。

(A) 0.648(B) 0.720 (C) 0.889 (D) 0.988 (E) 1.000 (F) 1.013(G) 1.125倍 (H) 1.250 (I) 1.389 (J) 1.543

(18)

【 投 資 理 論 】

問題9.効用に関する次の(1)~(5)の各問に答えなさい。(7点)

賞金額が確率0.7100円、確率0.340円になる確率くじXがある。また、この賞金額に対する、

ある投資家Yの効用関数は

u

1

( x )  600 xx

2 、ある投資家Zの効用関数は

u

2

( x )  wxx

2 与えられるとする。なお、

min( , 600 )

2

0  x  1  w

w

100

とする。

(1)投資家Yにとっての、確率くじXの期待効用はいくらか。以下の選択肢の中から最も近いものを 1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) 41,240 (B) 41,320 (C) 41,400 (D) 41,480 (E) 41,560 (F) 41,640 (G) 41,720 (H) 41,800

(2)投資家Yにとっての、確率くじXの確実等価額はいくらか。以下の選択肢の中から最も近いもの を1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) 80.0 (B) 80.3 (C) 80.5 (D) 80.8 (E) 81.1 (F) 81.4 (G) 81.7 (H) 82.0

(3)投資家Yにとっての、確率くじXのリスク・ディスカウント額はいくらか。以下の選択肢の中か ら最も近いものを1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) 0.2 (B) 0.6 (C) 0.9 (D) 1.1 (E) 1.5 (F) 1.7 (G) 2.0 (H) 2.3

(4)賞金額 80 円における、投資家Yの絶対的リスク回避度はいくらか。以下の選択肢の中から最も 近いものを1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A)

0 . 1  10

3 (B)

1 . 2  10

3 (C)

2 . 3  10

3 (D)

3 . 4  10

3

(E)

4 . 5  10

3 (F)

5 . 6  10

3 (G)

6 . 7  10

3 (H)

7 . 8  10

3

(5)投資家Zが投資家Yよりもリスク回避的であるとき、

w

が取り得る値について、以下の選択肢の 中から当てはまるものをすべて選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) 150 (B) 250 (C) 350 (D) 450 (E) 550 (F) 650 (G) 750 (H) 850

(19)

問題10.X、YおよびZの3つの株式ファンドおよびマーケット・ポートフォリオの過去3年間のパ フォーマンスは下表のとおりとなっている。このとき、次の(1)~(5)の各問に対する答 えとして最も近いものをそれぞれの選択肢の中から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークし なさい。なお、リスクフリー・レートは1%、リターンの単位はすべて年率%である。(7点)

平均リターン 標準偏差 ベータ

株式ファンドX 7% 20% (1)

株式ファンドY 8% 23% 1.30 株式ファンドZ 5% 12% 0.90 マーケット・ポートフォリオ 6% 15% 1.00

(1)株式ファンドXのリターンと、マーケット・ポートフォリオのリターンとの相関係数が0.90 とき、株式ファンドXのベータはいくらか。

(A) 0.2 (B) 0.4 (C) 0.6 (D) 0.8 (E) 1.0 (F) 1.2 (G) 1.4 (H) 1.6

(2)株式ファンドYの分散のうち、非市場リスクによる分散が占める割合はいくらか。

(A) 20% (B) 24% (C) 28% (D) 32%

(E) 36% (F) 40% (G) 50% (H) 72%

(3)株式ファンドYのジェンセンのアルファはいくらか。

(A) -2.0% (B) -1.5% (C) -1.0% (D) -0.5%

(E) 0.5% (F) 1.0% (G) 1.5% (H) 2.0%

(4)株式ファンド Z70%、安全資産を30%組み入れたポートフォリオのリターンの標準偏差はい くらか。

(A) 3.0% (B) 4.8% (C) 5.0% (D) 6.0%

(E) 7.2% (F) 8.4% (G) 9.6% (H) 10.8%

(5)株式ファンドZのシャープ比はいくらか。

(A) 0.20 (B) 0.25 (C) 0.33 (D) 0.40 (E) 0.45 (F) 0.50 (G) 0.60 (H) 0.75

(20)

問題11.リスクニュートラル・プライシングに関する次の(1)~(7)の各問に対する答えとして 最も近いものをそれぞれの選択肢の中から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(9点)

今日から1年後の経済の状態について5通りのシナリオが考えられるとする。下表は3種類の証券の 今日の価格と各状態の 1 年後の価格、各状態の生起確率および各状態の状態価格を示している。なお、

社債は額面1円の割引債であり1年で満期を迎えるものとし、株式には配当がないものとする。また、

市場はノー・フリーランチとする。

証券 今日の価格

(円)

1年後の価格(円)

状態1 状態2 状態3 状態4 状態5 X社の株式 2.46 9 5 4 0 0 Y社の株式 4.12 14 (2) 0 0 3 X社の社債 0.70 1 1 1 1 0

生起確率 20% 20% 20% 20% 20%

状態価格(円) (1) 0.15 0.26 0.26

(1)状態1の状態価格はいくらか。

(A) 0.11 (B) 0.12 (C) 0.13 (D) 0.14 (E) 0.15 (F) 0.16 (G) 0.17 (H) 0.18

(2)状態2でのY社の株式の価格はいくらか。

(A) 2.4 (B) 3.6 (C) 5.4 (D) 6.0 (E) 6.8 (F) 7.2 (G) 9.6 (H) 12.0

(3)今日(t=0)の期間1年の金利(リスクフリー・レート)はいくらか。

(A) 0.98% (B) 1.01% (C) 2.00% (D) 2.04%

(E) 3.00% (F) 3.09% (G) 4.00% (H) 4.17%

(4)X社の社債の今日(t=0)におけるリスクプレミアムはいくらか。

(A) 10.12% (B) 10.29% (C) 12.64% (D) 12.86%

(E) 16.50% (F) 16.67% (G) 23.57% (H) 23.81%

(21)

(5)X社の株式を原資産とする、権利行使価格4円のコール・オプション(ヨーロピアン・オプショ ンであり、満期日は1年後とする。)の今日(t=0)の価値はいくらか。

(A) 0.35 (B) 0.44 (C) 0.70 (D) 0.72 (E) 1.05 (F) 1.14 (G) 1.20 (H) 1.49

(6)ある投資家がX社の株式を1年後(t=1)で売買する先物契約を過去(t=0以前)に結んでいる とする。約定した受渡価格が 3 円であるとき、この先物(ロング・ポジション)の今日(t=0)で の価値はいくらか。

(A) -1.38 (B) -1.03 (C) -0.42 (D) -0.07 (E) 0.60 (F) 0.70 (G) 1.14 (H) 1.49

(7)X社の株式の今日(t=0)における1年物の先物価格はいくらか。

(A) 2.36 (B) 2.41 (C) 2.46 (D) 2.51 (E) 2.56 (F) 2.61 (G) 2.66 (H) 2.71

(22)

問題12.債券投資分析に関する次の(1)~(6)の各問に答えなさい。(8点)

今日の期間

n

年のスポット・レート

r

nが下表で与えられている。なお、この問題で対象とする各債券 の額面はすべて100円、固定利付債の利払いは年1回、現在は利払い直後とする。また、特に断らない 限り債券のデフォルトは発生しないものとする。

n

1 2 3

r

n 1.1% 2.4% 3.2%

(1)金利の期間構造に関する3つの代表的な仮説について、次のA~Cの記述のうち正しいものを1 つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

A 純粋期待仮説とは、フォワード・レートは、市場参加者の将来金利の予想値を表わすとする説 である。

流動性プレミアム仮説とは、金利の期間構造は、将来金利に関する市場予測と、保有する債券 のリスクに伴うリスク・プレミアムの2つで説明されるものの、リスク・プレミアムは長期債ほ ど大きいとは限らない、という立場に立った仮説である。

特定期間選好仮説とは、金利の期間構造は、将来金利に関する市場予測と、保有する債券のリ スクに伴うリスク・プレミアムの2つで説明され、リスク・プレミアムは一般に長期債ほど大き いとする説である。

(2)債券Aは、クーポンレート5%であり、フォワード・レートを用いて求めた3年後の利払い日直 後の価格は88.9円である。債券Aの今日の価格はいくらか。以下の選択肢の中から最も近いもの を1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) 89.520 (B) 90.424 (C) 93.409 (D) 93.564 (E) 94.775 (F) 94.973 (G) 95.147 (H) 95.867

(3)今日の価格が債券Aの今日の価格と等しくなる残存期間3年の債券のクーポンレートはいくらか。

以下の選択肢の中から最も近いものを1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) 1.40% (B) 1.42% (C) 1.44% (D) 1.46%

(E) 1.48% (F) 1.50% (G) 1.52% (H) 1.54%

(23)

(4)ある企業は債券B(残存期間1年、クーポンレート10%)、および、債券C(残存期間2年、ク ーポンレート20%)の2つの債券を発行している。債券B、Cはどちらもこの企業が倒産したとき のみデフォルトし、デフォルトが起きた際の回収率は0%とする。債券B、Cの今日の価格は、共 95.0円である。今日から1年後にはデフォルトしていないが、2年後にはデフォルトしている確 率はいくらか。以下の選択肢の中から最も近いものを1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしな さい。

(A) 15.9% (B) 16.4% (C) 16.9% (D) 17.4%

(E) 17.9% (F) 18.4% (G) 18.9% (H) 19.4%

(5)債券Cの今日のTスプレッドはいくらか。以下の選択肢の中から最も近いものを1つ選び、解答 用紙の所定の欄にマークしなさい。なお、必要であれば、債券Cと同一期間、同一クーポンレート の国債の最終利回りは2.30%として計算すること。

(A) 21.1% (B) 21.5% (C) 21.9% (D) 22.3%

(E) 22.7% (F) 23.1% (G) 23.5% (H) 23.9%

(6)債券Dの金利(最終利回り)感応度を修正デュレーションおよびコンベキシティを用いて近似計 算したところ、いま直ちに金利が1%下落した場合には価格が 1.945%上昇し、金利が1%上昇し た場合には価格が1.889%下落するという結果を得た。このとき、債券Dのコンベキシティはいく らか。以下の選択肢の中から最も近いものを1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) 0.1 (B) 1.2 (C) 2.3 (D) 3.4 (E) 4.5 (F) 5.6 (G) 6.7 (H) 7.8

(24)

問題13.株式投資分析に関する次の(1)~(6)の各問に対する答えとして最も近いものをそれぞ れの選択肢の中から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。(8点)

X社、Y社およびZ社の財務指標などに関する情報が下表のように示されている。3社とも負債はな く、株主資本のみを元手に事業を行っており、今後、増資や借入などを行わず、内部資金のみで事業展 開を図ろうとしている。

なお、株主資本コストはCAPMを前提として計算され、ベータは変化しないとする。リスクフリー・

レートは3%、マーケット・リスクプレミアムは5%である。現時点は、当期期首で配当(年1回)支払

い直後である。

X Y Z

1株当たり当期予想純利益(円)

1株当たり当期期首純資産(円)

ROE(%)

サステイナブル成長率(%)

ベータ

株主資本コスト(%)

100

15

1.4

(1)

180 1,200

5

10

100

8

10

(1)X社の株主資本コストはいくらか。

(A) 0.2% (B) 0.8% (C) 2.2% (D) 5.0%

(E) 5.8% (F) 9.0% (G) 9.2% (H) 10.0%

(2)X社が仮に毎年、純利益の全額を配当する場合、ゼロ成長配当割引モデルによる現時点のX社株 式の本源的価値はいくらか。

(A) 500 (B) 667 (C) 1,000 (D) 1,087 (E) 1,111 (F) 1,500 (G) 1,724 (H) 2,000

(3)X 社が仮に、純利益の 60%を配当し、内部留保する 40%を事業への投資に回す場合、定率成長配 当割引モデルによる現時点のX社株式の本源的価値はいくらか。なお、ROEおよび配当性向は将 来にわたり一定とする。

(A) 400 (B) 600 (C) 667 (D) 1,000 (E) 1,200 (F) 1,500 (G) 1,667 (H) 2,500

(4)X社株式の価格が上記(3)の本源的価値と一致していた場合、X社のPBRはいくらか。

(A) 1.00 (B) 1.50 (C) 1.80 (D) 2.25 (E) 2.50 (F) 3.75 (G) 4.25 (H) 5.00

(25)

(5)残余利益モデルによる現時点のY社株式の本源的価値はいくらか。なお、サステイナブル成長率 は将来にわたり一定とする。

(A) 1,200 (B) 2,400 (C) 3,600 (D) 4,200 (E) 4,800 (F) 6,000 (G) 7,200 (H) 8,400

(6)定率成長配当割引モデルを前提にした場合、Z社の配当利回りはいくらか。なお、サステイナブ ル成長率は将来にわたり一定とする。

(A) 0.5% (B) 1.0% (C) 1.5% (D) 2.0%

(E) 2.5% (F) 3.0% (G) 3.5% (H) 4.0%

(26)

問題14.次の(Ⅰ)~(Ⅲ)の各問に答えなさい。(11点)

(Ⅰ)次の(1)~(3)の各問に対する答えとして最も近いものをそれぞれの選択肢の中から1つ選 び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(1)株価指数が現時点で1,500円とする。リスクフリー・レート(年率)を5%、株価指数の配当利 回り(年率)を 1%とすると、満期までの日数が 90 日の株価指数先物の理論価格はいくらか。た だし、年率はいずれも1年=365日ベースでの表示とする。

(A) 1,482 (B) 1,485 (C) 1,496 (D) 1,500 (E) 1,504 (F) 1,515 (G) 1,518 (H) 1,560

(2)上記(1)の株価指数先物の価格が1,600円であったとすると、裁定取引で利益を上げるには次 のどのポジションをとればよいか。当てはまるものをすべて選べ。

(A) 借入、現物買い、先物買い (B) 借入、現物買い、先物売り (C) 借入、現物売り、先物買い (D) 借入、現物売り、先物売り (E) 貸付、現物買い、先物買い (F) 貸付、現物買い、先物売り (G) 貸付、現物売り、先物買い (H) 貸付、現物売り、先物売り

(3)直物為替レートが 80.00円/米ドル、期間 0.5年の円金利(年率)が 0.1%、期間0.5年の米ド ル金利(年率)が3.00%とすると、期間0.5年の円/米ドル先渡為替レートの理論値はいくらか。

(A) 58円/米ドル (B) 61円/米ドル (C) 64円/米ドル (D) 67円/米ドル (E) 70円/米ドル (F) 73円/米ドル (G) 76円/米ドル (H) 79円/米ドル

(27)

(Ⅱ)今日から2年間のX社の株価の動きが下図のとおりとなっている。今日( t = 0 )を分岐点 ( 0 ,0 )、1年後( t = 1 )での2個の分岐点を上から( 1 ,1 )と( 1 ,0 )とする。

また、今日( t = 0 )の株価は200円である。このとき、次の(1)~(5)の各問に対する答え として最も近いものをそれぞれの選択肢の中から1つ選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

なお、1年のリスクフリー・レートは10%とし、X社の株式に配当はないものとする。また、市場 はノー・フリーランチとする。

338 260

200 208 160

128

(1)X社の株価が上昇するリスク中立確率はいくらか。

(A) 0.25 (B) 0.33 (C) 0.40 (D) 0.50 (E) 0.60 (F) 0.67 (G) 0.75 (H) 0.80

(2)X社の株式を原資産とし、2年後( t = 2 )に満期を迎える、権利行使価格が220円のプット・

オプション(ヨーロピアン・オプションとする)がある。満期日( t = 2 )のX社の株式の価格が 208 円であった場合の、このオプションの満期日( t = 2 )における価値はいくらか。

(A) 0 (B) 8 (C) 12 (D) 20 (E) 60 (F) 200 (G) 208 (H) 250

(3)上記(2)と同じプット・オプションの、分岐点( 1 ,0 )における本源的価値はいくらか。

(A) 0 (B) 10 (C) 20 (D) 40 (E) 60 (F) 80 (G) 100 (H) 160

(4)上記(2)と同じプット・オプションの、分岐点( 1 0 )における価格はいくらか。

(A) 0 (B) 10 (C) 20 (D) 40 (E) 60 (F) 80 (G) 100 (H) 160

(5)上記(2)と同じプット・オプションの、今日( t = 0 )における価格はいくらか。

(A) 0 (B) 17 (C) 20 (D) 24 (E) 36 (F) 100 (G) 200 (H) 220

t = 0 t = 1 t = 2

( 0 0

( 1 ,1

( 1 ,0

(28)

(Ⅲ)以下の(a)~(c)の各図は、オプションを用いた投資戦略(オプション戦略)のペイオフを示 している。(横軸に満期時の原資産価格、縦軸に損益をとっている。)このとき、次の(1)~(3)

の各問に答えなさい。

(a) (b)

(c)

(1)どのような取引を行うと、上の(a)の図のペイオフが得られるか。以下の選択肢の中から適切 なものをすべて選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) プット・オプションの買い (B) プット・オプションの売り (C) コール・オプションの買い (D) コール・オプションの売り

(E) 原資産の保有とプット・オプションの買い (F) 原資産の保有とプット・オプションの売り (G) 原資産の保有とコール・オプションの買い (H) 原資産の保有とコール・オプションの売り

0

0

0

(29)

(2)上の(b)の図のペイオフをもたらすオプション戦略の名称として当てはまるものを以下の選択 肢からすべて選び、解答用紙の所定の欄にマークしなさい。

(A) ストラングルの買い (B) ストラドルの買い (C) ストラングルの売り (D) ストラドルの売り

(E) バーティカル・ブル・コール・スプレッド (F) バーティカル・ブル・プット・スプレッド (G) コール・オプションの買い

(H) プット・オプションの売り

(3)上の(c)の図のペイオフをもたらすのは、どのような状況を予想した場合のどのような売買を 行うオプション戦略か。最も適切なものを以下の選択肢から、1つ選び、解答用紙の所定の欄にマ ークしなさい。

(A) 原資産のボラティリティの上昇を予想した場合の、同じ行使価格のコール・オプション とプット・オプションを購入するオプション戦略

(B) 原資産のボラティリティの下落を予想した場合の、同じ行使価格のコール・オプション とプット・オプションを購入するオプション戦略

(C) 相場上昇を予想した場合の、同じ行使価格のコール・オプションとプット・オプション を購入するオプション戦略

(D) 相場下落を予想した場合の、同じ行使価格のコール・オプションとプット・オプション を購入するオプション戦略

(E) 原資産のボラティリティの上昇を予想した場合の、同じ行使価格のコール・オプション とプット・オプションを売却するオプション戦略

(F) 原資産のボラティリティの下落を予想した場合の、同じ行使価格のコール・オプション とプット・オプションを売却するオプション戦略

(G) 相場上昇を予想した場合の、同じ行使価格のコール・オプションとプット・オプション を売却するオプション戦略

(H) 相場下落を予想した場合の、同じ行使価格のコール・オプションとプット・オプション を売却するオプション戦略

以 上

(30)

【 会 計 】

問題1.

ア:(E)委員会 イ:(I)執行役 ウ:(E)保守主義 エ:(F)単一性 オ:(D)明瞭性

(1)委員会設置会社は、社外取締役を過半数とする3人以上の取締役で構成する監査・指名・報酬 の3つの委員会を取締役会の内部に設け、監査役を廃止する。会社の業務執行は、執行役および 代表執行役を選任して担当させ、取締役会は執行役を監督する機能に集中する。

(2)保守主義の原則は、「企業の財政に不利な影響を及ぼす可能性がある場合には、これに備えて適 当に健全な会計処理をしなければならない」とする原則である。

(3)単一性の原則は、「株主総会提出のため、信用目的のため、租税目的のため等種々の目的のため に異なる形式の財務諸表を作成する必要がある場合、それらの内容は、信頼しうる会計記録に基 づいて作成されたものであって、政策の考慮のために事実の真実な表示をゆがめてはならない」

とする原則である。

(4)明瞭性の原則は、「企業会計は、財務諸表によって、利害関係者に対し必要な会計事実を明瞭に 表示し、企業の状況に関する判断を誤らせないようにしなければならない」とする原則である。

問題2.

(1):(B)ア、イのみ正しい

仕訳のルールに従うと、資産の増加、負債の減少、費用の増加(発生)は借方に記入される。

(2):(B) ア、イのみ正しい

ウ.スワップ取引:2つの企業が債権等の利子や元金を将来において受取る権利を現時点で交 換する取引

(3):(H) すべて誤り

生産以前に販売契約が締結されていたり、製品の販売を保証する市場が存在するため、生産 プロセスの進行や完了に伴って収益を計上するのが適切なケースとしては、継続的役務提供契 約、所定の工事契約、貴金属や契約栽培の農産物の取引がある。

ア.継続的役務提供契約とは、不動産の賃貸や金銭の貸付のように、事前に締結された契約 に基づいて継続的なサービス提供を行う取引をいい、経過時間に基づいて収益を計上する ため、時間基準とも呼ばれる。

イ.所定の工事契約においては、工事の進行途上でも、進捗部分について経済活動の成果が 確実であると認められる限りは、工事進行基準で会計処理するのが合理的である。

※20202本問題の解答説明文について、誤植を訂正しています。

(31)

売が可能な市場が存在するため、生産が完了し引渡しが可能になった時点で収益を計上し ても、確実性や客観性が損なわれることはなく、かえって経済的事実を反映した望ましい 結果がもたらされる。このような収益認識基準は収穫基準と呼ばれる。

(4):(C) ア、ウのみ正しい

20104月以後開始した年度から適用されている企業会計基準第 9号「棚卸資産の評価に 関する会計基準」によれば、企業が選択可能な評価方法の範囲は、個別法、先入先出法、平均 原価法(移動平均法と総平均法がある)、および売価還元法に限定されており、後入先出法は認 められていない。

(5):(A) すべて正しい

会社法で発行が認められた社債には、普通社債、転換社債、新株予約権付社債の3種類があ る。

問題3.

(1):C

発生主義会計は、実現原則、発生原則および対応原則という3つの基本原則に支えられてい る。売上高は、実現原則に従って認識され、売上原価は、発生原則に基づいて計上される。

(2):D

有価証券のような金融商品は、売買契約の締結日に取引を記録する約定日基準で会計処理す るのが原則である。ただし、修正受渡日基準によることもでき、この基準のもとでは、決算日 までの時価変動による損益だけが先に認識され、有価証券の移転は受渡日に記録される。

(3):C(正常な営業循環から離れてしまったものについては、1年基準を適用する。)

売掛金は営業循環過程の中の項目であるから、原則として流動資産である。ただし破産債権、

更生債権のように正常な営業循環から離れてしまったものについては1年基準を適用し、決算 日後1年以内に回収できないものは、「投資その他の資産」として固定資産に分類する。

(4):D

国際的な会計基準は、稀にしか生じないケースを処理するための持分プーリング法をすでに 廃止し、通常の企業結合はすべてパーチェス法で会計処理するよう規定している。

(5):B

金融商品取引法では、この法律の財務報告制度の適用を受ける上場会社などに対して、第1・

第2および第3四半期という3つの四半期に関して、四半期報告書を作成し、四半期末から45 日以内に金融庁へ届け出なければならないとされている。

問題4.

(1)ア:(A)15 イ:(J)60

ア 決算日(331日)には、貸付け時(1231日)から3か月が経過しているため、3か月分 の利息にあたる「元金2,000万円×年利率3%×3か月/12か月=15万円」の受取利息または支払

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