蛋白同化ステロイドのコレステロール代謝に及ぼす影響第2編
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(2) 710. 石. 井. 明. 光. 注 入 し, 2日 目 に 実 験 に 供 した4).網 内 系 填 塞 群 作 成 に はパ イ ロ ッ ト製 図 用 イ ン クを 薄 め て3%墨 理 食 塩 水 と し,体 重1kgに. つ き10cc静. 表3. HMD及19NPP投 与前 後 の肝 コ レス テ ロー ル の 変 動. 汁生. 脈 注 射 し,. 24時 間 後 に 実 験 に供 した5)6)7). 2.. 胆 汁 酸 の 測 定 村 上 の 方 法 に よつ た8).. 3.. 肝 臓 中 の コ レス テ ロー ルの 測 定 Sperry‑Webbの. 方 法 で測 定 した9)10).. 実. 験. 成. 績. A.. 肝 に前 処 置 を 施 さ な か つ た 場 合. 1.. 血 球 中 の コ レ ス テ ロー ル の 変 動. 血 清 中 の コ レス テ ロー ル は赤 血 球 内 ヘ 移 行 す る こ と も考 え られ る た め, HMD又. は19NPP投. 与前 及. び 後 の 門 脈 血,肝 静 脈 血 中 の 赤 血 球 内 コ レ ステ ロ ー ル を測 定 した.そ. の結 果 は 表1及. な 変 動 は 認 め られ ず,血. び表2の. 如 く著 明. 清 中 よ り赤 血 球 内 へ の コ レ. ス テ ロー ル の 移 行 は認 め られ な か つ た. 表1. 血 球 中 コ レ ス テ ロー ル(HMD投. 与). 3.. 胆 汁 中 コレ ス テ ロー ル の変 動. HMD或. い は19NPP投. 与 前 後 の 胆 汁 中 コ レス テ. ロー ル 量 を経 時 的 に 測 定 す る と表4及. び表5の 如 く,. 点 線 は 薬 剤 投 与 を受 け な い対 照 群 で,経 時 的下 降傾 向 を み と め る が,実 線 で 示 され る薬 剤 投 与 群 で は明 らか に 経 時 的 に 不変 の 傾 向 を 示 し,コ レステ ロール の排 出 増 加 が 推 定 さ れ る.対 照 群 に於 て 経 時 的 に下 表2. 血 球 中 コ レ ス テ ロ ー ル(19NPP投. 与). 表4. 2.. 肝 臓 中 コ レス テ ロー ル の 変 動. HMD或. い は19NPP投. 与 前 後 の 肝 臓100g中. の. コ レス テ ロー ル 量 を 測 定 す る と表3の 如 く,全 例 に 投 与 前 よ り投 与 後3時 間 目 の肝 臓 中 コ レス テ ロー ル は 増 加 傾 向 を 示 した.. HMD投. 与時 の胆汁 中. コ レス テ ロー ル.
(3) 蛋 白 同 化 ス テ ロ イ ドの コ レス テ ロー ル代 謝 に及 ぼ す 影 響. 表5. 19NPP投. 与 時 の 胆 汁 中 コ レス テ ロー ル. に 比 べ て 投 与 群(実 た19NPP投. 711. 線)で は そ の 変 動 が少 な い.ま. 与 時 の 胆 汁 中trihydroxy. びdihydroxy. cholan酸. くHMD投. cholan酸. に つ い て も 表8,表9の. 及 如. 与 時 と 同 様 で あ る.こ の こ と は 両 者 と. も排 出増 加 を 来 た す こ とを 意 味 す る と考 え られ る. 表8. 19NPP投 与 時 の 胆 汁 中Dihydroxy Cholic Acid. 表9. 19NPP投 与 時 の 胆 汁 中Trihydroxy Cholic Acid. 降傾向を示すの は胆汁 を総胆 管よ り腸管外に誘導 し て採取 している為に胆 汁の腸 管循環が遮断 されてい るため と考える. 4.. 胆 汁 中trihydroxy. cholan酸. 及 びdihydroxy. cholan酸. HMD投. 与 前 及 び 後 の 胆 汁 中trihydroxy. 酸 及 びdihydroxy 6,表7の. 表6. 如 く,対. HMD投 Cholic. cholan酸 照 群(点. cholan. の 変 動 を 測 定 す る と表 線)が. 次 第 に滅 少 す る. 与 時 の 胆 汁 中Dihydroxy Acid. 5.. HMD又. は19NPPと. 併 用 時 のtrihydroxy. ピ リ ドキ サ ー ル 燐 酸 chola酸. 及 びdihydroxy. cholan酸. 表7. HMD投 Cholic. 与 時 の 胆 汁 中Trihydroxy Acid. 表10. HMD及. び ビ リ ドキナ ー ル 燐 酸 投 与 時 の. 胆 汁 中Dihydroxy. Cholic. Acid.
(4) 712 HMDと. 石. 井. ピ リ ドキ サ ー ル燐 酸 を 同 時 に併 用投 与 す. る と表10.表11の 及 びdihydroxy. 如 く胆 汁 中trihydroxy cholan酸. cholan酸. は 薬剤 投 与 を しな い 対 照. 群 と 経 時 的 変 動 は 同 じで あ る.又19NPPと. ピ リド. キ サ ー ル 燐 酸 を 併 用 投 与 した 場 合 も表12,表13の. 如. 明. 光. 6.. HMD及. び19NPPと. ピ リ ドキ サ ール燐 酸併. 用 投 与 時 の 胆 汁 中 コ レス テ ロー ル HMD又. は19NPPと. ピ リ ドキ サ ー ル燐 酸 を併 用. 投 与 す る と表14,表15の. 如 く コ レ ステ ロー ル の排 出. 増 加 は認 め られ な い.. く対 照 群 と同 じ経 時 的変 動 を 示 した. 表14 表11. HMD及. 表12. 19NPP及. Cholic. び ビ リ ドキナ ー ル燐 酸投 与時 の. 胆 汁 中 コ レス テ ロー ル. び ビ リ ドキサ ー ル燐 酸 投 与 時 の. 胆 汁 中Trihydroxy. HMD及. Acid. び ピ リ ドキ サ ー ル 燐 酸 投 与 時. の 胆 汁 中Dihydroxy. Cholic. Acid. 表15. 19NPP及. び ビ リ ドキ ナ ー ル 燐 酸 投 与 時. の 胆 汁 中 コ レス テ ロー ル. 表13. 19NPP及. び ビ リ ドキ ナ ー ル 燐 酸 投 与 時. の 胆 汁 中Trihydroxy. Cholic. Acid.
(5) 蛋 白 同化 ス テ ロ イ ドの コ レス テ ロー ル 代 謝 に及 ぼ す 影 響. B. 予 め四塩 化炭 素投与 または網 内系墨汁填塞を 行つた場合 1. 対 照群. 時 間30分 酸,. 713. に 亘 り 採 取 し た 胆 汁 中 のtrihydroxy. dihydroxy. cholan酸. cholan. 及 び コ レ ス テ ロ ー ル と,血. 清 中 コ レス テ ロー ル及 び肝 臓 中 コ レ ス テ ロ ー ル を 測. 四塩化炭素 による肝 障碍犬 と墨汁 による網 内系填 塞犬に総胆管瘻 を形成 し胆汁 を腸 管外 に誘導 し, 3 表16. CCL4に. 定 し た 値 は 表16,表17の 填 塞 群 と もtrihyproxy 酸,コ. よ る肝 障碍. 如 く で,肝 cholan酸,. 障 碍 群,網. 内系. dihydroxy. レ ス テ ロ ー ル は 排 出 の 滅 少 を 示 し,さ. cholan. 時 的 に 滅 少 傾 向 を 示 し た.一. 方,血. ら に経. 清 コ レス テ ロー. ル 及 び肝 臓 中 コ レス テ ロー ル に は変 化 は 認 め られ な か つ た.. 2.. 血 清 コ レス テ ロー ル に及 ぼ す 影 響. 肝 障 碍 及 び網 内系 填 塞 群 にHMD或 を投 与 す る前 後 の 門脈 血,肝. い は19NPP. 動 脈 血,肝 静 脈 血 中 コ. レス テ ロー ル 量 を測 定 す る と表18,表19,表20の 如 く蛋 白 同 化 ステ ロイ ド投 与 前 及 び 後 に著 明 な 変 動 は認 め られ な い. 表19 表17. 表18. CCL4に. R.. E. S.ブ. ロ ッ ク. よ る肝 障 害 犬 にHMD投. CCL4に. よる 肝 障 害 犬 に19NPP投. の 血 清 コ レス テ ロー ル. 与時 の. 血 清 コ レス テ ロー ル. 表20. R. E. Sブ. ロ ッ ク 犬 にHMD,. 与 時 の血 清 コ レ ス ニ ロー ル. 19NPP投. 与時.
(6) 714. 3.. 石. 井. 肝 臓 中 コ レス テ ロー ル に及 ぼ す 影 響. 肝 障 碍 犬 にHMD及. び19NPPを. 投 与 し,投 与. 明. 光. ど の 例 に 変 化 は認 め られ な か つ た.ま た網 内系填 塞 犬 に19NPP又. はHMDを. 投 与 し, 3時 間 後の 肝. 前 の 肝 臓 中 コ レス テ ロー ル 量 と投 与 後3時 間 目の肝. 臓 中 コ レス テ ロー ル を測 定 す る と表22の 如 く全例 に. 臓 中 コ レ ス テ ロー ル 量 を 比 較 す る と表21の 如 く殆 ん. 増 加 を 認 め た. 4.. 表21. CCL4に. よ る 肝 障 害 犬 にHMD,. 19NPP. 投 与 時 肝 コ レ ス テ ロー ル. HMD或. い は19NPPと. ピ リ ドキ サ ー ル燐酸. 併用投 与 HMDと. ピ リ ドキ サ ー ル 燐 酸 を 併 用 投 与 した場 合,. 血 中 コ レス テ ロー ル の 低 下 は表23,表24の. 如 く肝障. 碍 及 び網 内 系填 塞 群 に お いて 認 め られ な か つ た. 表23. CCL4に. pyridoxal‑pを. 表22. R. E. Sブ. ロ ッ ク 犬 にHMD,. よ る 肝 障 害 犬 にHMDと 投 与 時 の血 清 コ レス テ ロール. 19NPP投. 与 時 の 肝 コ レ ス テ ロー ル. 表24. R. E. Sブ. ロ ッ ク犬 にHMDとpyridoxal‑p. を 投 与 時 の血 清 コ レス テ ロー ル.
(7) 蛋 白 同 化 ス テ ロ イ ドの コ レス テ ロー ル 代 謝 に及 ぼ す 影 響 5.. 胆 汁 中trihydroxy. cholah酸. の排 泄 に 及 ぼ す. 715. 酸 の 排泄 に 及ぼす 影響 は殆 ん どみ とき られなかつ た.. 影響 肝障 碍 又 は網 内系 填 塞 犬 に 蛋 白 同 化 ス テ ロ イ ドを 投 与 し,胆 汁 中 のtrihydroxy をみ る と表27,表28の. cholan酸. 表27. の排 泄 状 態. Trihydroxy (R.. E. Sプ. cholic. acid. ロ ツ ク 時). 如 く両 者 と も排 泄 は 全 体 に 滅. 少 しま た 経 時 的 に も滅 少 を み と め た が,肝 障 碍 群 と 網 内系 填 塞 群 を 比 較 して み る と肝 障 碍群 が 滅 少 傾 向 が 強 い.尚 この 両 群 に ピ リ ドキ サ ー ル 燐 酸 を 併 用 投 与 した と こ ろ表29,表30の. 表25. R. E. Sブ. 如 くtrihydroxy. cholan. ロ ッ ク 犬 にHMDとpyridxal‑p. を投 与 時 の 肝 コ レ ス テ ロー ル. 表28. Trihydroxy (CCL4に. 表26. CCL4に pyridoxal‑p投. よ る 肝 障 害 犬 にHMDと 与 時 の肝 コ レス テ ロ ー ル. cholic. acid. よ る 肝 障 害 時).
(8) 716. 石. 表29. (R.. E.. Sブ. Trihydroxy. cholic. 井. 明. 光. acid. ロ ッ ク 犬 にHMDとpyridoxal‑p投. 表31 与 時). (R.. 表32. 表30 (CCL4に. Trihydroxy. Dihydroxy. cholic. E.. Sブ. acid. ロ ッ ク 時). Dihydroxy. cholic acid. (CCL4に. よ る 肝 障 害 時). cholic acid. よ る 肝 障 害 犬 にHMDとpyridoxal‑p投. 与 時). cholan酸 と 同 様 全 体 的 に も低 下 す る と同 時 に経 時的 に も下 降傾 向 を 示 す.尚. ピ リ ドキ サ ー ル 燐 酸 と併用. 投 与 し た場 合 も表33,表34の. 如 くtrihydroxy cholan. 酸 と同 様 な結 果 を 得 た. 7. 6.. 胆 汁 中dihydroxy. cholan酸 の 排 泄 に 及 ぼ す. 表35,表36の. 如 く胆 汁 中 コ レス テ ロー ル の排泄 も. 肝 障 碍 及 び 網 内系 填 塞 群 と も に 滅 少 す る.尚 ピ リ ド. 影響 寒 験5と. 胆 汁 中 コ レス テ ロー ル ヘ の影 響. 同 一 の 方 法 に よ つ てdihydroxy. の 排 泄 を 測 定 す る と 表31,表32の. 如 く,. cholan酸 trihydroxy. キ サ ー ル燐 酸 を 併 用 して も表37,表38の 認 め られ な か つ た.. 如 く変化 は.
(9) 蛋 白 同 化 ス テ ロ イ ドの コ レス テ ロ ール 代 謝 に 及 ぼ す 影 響 表33 (RESブ. CCL4に. Dihydroxy. 表36. cholic acid. ロ ッ ク 犬 にHMDとpyridoxal‑p投. 表34 Dihydroxy cholic acid よ る 肝 障 害 犬 にHMDとpyridxal‑p投. 胆 汁 中 コ レス テ ロ ー ル(CCL4に. 表37. 与. (R. E. Sプ. ロ ツ ク). 胆 汁 中 コ レ ス テ ロー ル. ロ ッ ク 犬 にHMDとpyridoxal‑p投. 表38 (CCL4に. 胆 汁 中 コ レス テ ロ ー ル. よ る肝 障害 時). 与). (R. E. Sブ. 表35. 717. 与 時). 胆 汁 中 コ レス テ ロー ル. よ る 肝 障 害 犬 にHMDとpyridoxal‑p投. 与 時).
(10) 718. 石. 井. 明. 光. と こ ろ でHMD又. 総 括及び考案. ー ル 量 の低 下 作 用. 蛋 白 同 化 ス テ ロ イ ドに は脱 コ レス テ ロー ル 作用 が 認 め られ る こ と は 第1編 で 明 らか に した が,そ. の機. は19NPPの. 血 清 コ レ ステ ロ. ,す な わ ち これ は脱 コ レス テ ロー. ル 作 用 を 意 味 す る こ とが 明 確 とな つ た が,そ の 作用 は 肝 臓 を介 して 行 わ れ る と す れ ば,そ の 作 用 は肝 細. 序 解 明 に つ いて は コ レス テ ロ ール の 生 合 成 の 抑 制,. 胞 に あ る か網 内 系 に あ るか 問題 で あ る.こ れ らの機. コ レス テ ロー ル の肝 内 に お け る処 理 能 力 の 亢 進,コ. 序 につ い て は現 在 な お 明 らか で な い の で,四 塩 化炭. レス テ ロー ル の臓 器 沈 着 の 増 加 等 に よ る こ と が考 え. 素 に よ る肝 障 碍 と墨 汁 に よ る網 内 系填 塞 を そ れ ぞれ. られ る.こ こ で先 ず 血 清 中の コ レス テ ロー ル の滅 少. 行 つ た 場 合 の 作 用 に つ い て 検 討 す る こ と と した.. す る の は赤 血 球 内 へ の 移 行 の可 能 性 も考 え られ る の で, HMD又. は19NPP投. 先 ず 血 清 コ レス テ ロー ル の 滅 少 作 用 は 予 め四 塩 化. 与 前 後 の 赤 血 球 中 コ レス. 炭 素 障 碍 あ る い は墨 汁 に よ る網 内系 填 塞 を行 つ て お. テ ロー ル 量 を測 定 した と こ ろ差 異 を み とめ な かつ た. く と現 わ れ て 来 な い.し か しな が ら肝 臓 内 コ レステ ロー ル 量 を測 定 す る と四 塩 化 炭 素 障 害 の さ い は ほと. こ とか ら,そ の可 能 性 は 否定 さ れ た. 次 に コ レス テ ロー ル の 肝 内 に お け る処 理 能 につ い て 検 討 して み る と, HMD又. は19NPP投. 与 後 は血. ん ど 増 加 傾 向 を み な い が,網 加 した,さ. 内系 填 塞 の さい は 増. ら に 胆 汁 中 のtrihydroxy. dihydroxy. て肝 内 コ レス テ ロー ル 量 の著 明 な増 加 を み と め,胆. を 経 時 的 にみ る と,四 塩 化 炭 素 障 碍 群,網. 汁 中 の コ レ ス テ ロ ー ル お よ び 胆 汁 酸trihydroxy. 群 と もに 排 泄 が 滅少 し,そ の 傾 向 は四 塩 化 炭 素 障碍. cholan酸. 群 に よ り明 らか で あ つ た.. あ る い はdihydroxy. を み と め た.こ. の こ と はHMD又. cholan酸 の 排 泄 増 加 は19NPPが. 肝. cholan酸,コ. cholan酸,. 中 の コ レ ス テ ロー ル 量 の 滅 少 と逆 相 関 の 傾 向 を も つ. そ うす る とHMDま. レ ス テ ロー ル 量 の排 泄 状 態. た は19NPP投. 内系 填塞. 与 のさ い み. 臓 内 へ の コ レス テ ロー ル の と り込 み を 促 進 し,さ ら. られ る 血 清 コ レス テ ロー ル の 肝 臓 内 と り 込 み,排. に一 部 はtrihydroxy. 泄 お よ び 胆 汁 酸trihydropy. cholan酸. cholan酸. へ の 合 成,排. あ る い はdihydroxy. 泄 を 促 進 す る もの と推 定 さ. cholan酸. cholan酸,. dihydroxy. へ の 代 謝 は 肝 細 胞 障 碍 の さ い 著 し く抑制. せ る 所 見 で あ る.宮 野11)は 蛋 白 同 化 ス テ ロイ ドが. さ れ る.こ の さ い肝 網 内 系 填 塞 に さい して もそ の 傾. 血 清 コ レ ス テ ロ ール の肝 内 へ の と り込 み を 促 進 す る. 向 は 弱 い が み と め られ る.す な わ ち血 清 脱 コ レス テ. こと を 認 め て い る が,肝 内 で の コ レス テ ロー ル の 異. ロー ル 作 用 は肝 細 胞 を 主 体 と し,網 内系 も関 与 す る. 化 作 用 を み と めて い な い.こ の こ と は著 者 の 成 績 か. 機 作 に よ る こ と が 明 らか とな つ た.. ら否 定 し う る と こ ろ で あ る.. な お これ ら障 碍 時 に 上記 の 蛋 白同 化 ホル モ ン と共. 吉 利2)ら は コ レス テ ロー ル の 肝 よ りの排 泄 増 加 を. に ピ リ ドキサ ー ル燐 酸 を 併 用 し た場 合,そ の 作 用 が. 蛋 白 同 化 ホ ル モ ンの脱 コ レス テ ロー ル 作用 の 機 転 と. み とめ られ な か つ た こ とは,蛋. 白同 化 ホル モ ンの血. 考 え て い る.し か しな が ら腸 管 内 に排 泄 さ れ た コ レ. 清 脱 コ レ ス テ ロー ル 作 用 を 抑 制 す る との 第1編 の成. ス テ ロー ル は 腸 管 よ り再 吸 収 され て 腸 管 循 環 を 繰 返. 績 を裏 書 きす る もの で あ る.. す こ と が知 られ て い る と ころ か ら,血 中 の コ レ ス テ. 結. ロー ル が 肝 を 通 し,腸 管 へ排 泄 され る過 程 の 促 進 だ け で コ レス テ ロー ル 量 の 滅 少 を 説 明 す る こ と は 出来 な い.む. しろ肝 へ と り込 ま れ た コ レス テ ロー ル の 一. 蛋 血 同 化 ス テ ロ イ ドHMD又 ス テ ロー ル 代 謝,と. 論 は19NPPの. コレ. くに 血 清 コ レス テ ロー ル に及 ぼ. 部 が胆 汁 酸 に ま で 合 成 さ れ て排 泄 され る過 程 の 促 進. す 作 用 機 序 を 明 らか に す る た め,犬 を実 験 動 物 と し. も考慮 され る こ とが 著 者 の成 績 に よ つ て 説 明 され る.. て 使 用 し,次 の 結 果 を え た.. HMD又. は19NPPな. ど の蛋 白 同 化 ス テ ロイ ドに ピ. 1.. 蛋 白 同 化 ス テ ロ イ ド投 与 に よ る脱 コ レス テ ロ. リ ドキ サ ー ル 燐 酸 を加 え て 血 清 コ レ ス テ ロー ル の 変. ー ル 作 用 は主 と して 肝 で 行 な わ れ,血 清 コ レス テ ロ. 動 を検 討 した 成 績 は 第1編. ー ル の 肝 へ の と り込 み の 増 加 と肝 よ りの 排 泄 及 び コ. に お い て 述 べ た通 り,血. 清 コ レス テ ロー ル 量 の 低 下 作用 を み と め な か つ た が,. レ ス テ ロー ル よ りtrihydroxy. この さ い胆 汁 中 コ レス テ ロ ー ル, trihydroxy. cholan酸. 酸, dihydroxy. cllolan. cholan酸 量 の 消 長 も変 化 が な く.血. 清 コ レス テ ロー ル の肝 臓 へ の取 り込 み の 促進 作 用 が 現 れ な い結 果 で あ る と考 え られ よ う.. cholan酸,. dihydroxy. の 生 成 お よ び 排 出 の 増 加 に よ つ て な され. る. 2.. 肝 細 胞 障 碍 及 び網 内 系填 塞 が行 わ れ る と蛋 白. 同 化 ス テ ロ イ ドに よ る脱 コ レス テ ロー ル 作用 は現 れ.
(11) 蛋 白 同 化 ス テ ロ イ ドの コ レ ス テ ロ ー ル代 謝 に 及 ぼす 影 響. 719. 蛋 白 同 化 ス テ ロ イ ドと共 に ピ リ ドキ サ ー ル燐 酸 を 併. な い. 3.. 血 清 中 よ り肝 へ の コ レス テ ロー ル の と り込 み. 用 投 与 して も そ の 作用 は み とめ られ な い.. 及 び排 出機 序 に は肝 細 胞 お よ び網 内 系 が 関 与 す る. 4.. (本 論 文 の 要 旨は 第50回 日本 消 化 器 病 学 会 に て 発. 蛋 白同 化 ス テ ロ イ ドと ピ リ ドキ サ ー ル 燐 酸 と. 表 した.). 併 用 投 与 す る と,蛋 白 同化 ス テ ロ イ ド単 独 投 与 時 に み られ る 胆 汁 中trihydroxy cholan酸,コ. cholan酸,. dihydroxy. レス テ ロー ル の 排 出 増 加 は み られ な. 擱 筆 す る に あ た り,終 始 御 懇 篤 な る 御 指 導 並 び に. い.す な わ ち ピ リ ドキ サ ー ル燐 酸 は この 面 で 蛋 白同. 御 校 閲 を 賜 わ つ た 恩 師 小 坂 教 授,並. 化 ス テ ロ イ ドに拮 抗 して い る.. を 受 け た 国立 岩 国 病 院 副 院 長 岩 原定 可 博士 に 深 く感. 5.. 肝 細 胞 障 碍 ま た は網 内系 填 塞 の行 わ れ た 例 に. 謝 致 し ます.. 文 1). Witting,. L. A. et al;. 2). 山 崎 三 省;最. 3). 村 上 栄 一 郎;福. 4). 高崎. J. B. C., 234;. 新 医 学14;. 浩;日. 197,. 2841,. 献. 1959. 8). 村 上 栄 一 郎;福. 9). Spery. 2,. 本 内 科 学 会 雑 誌52;. 26,. 5,. 1952.. 502〜503. 10). and. Webb;. 吉 川 春 寿;臨 出 版 社.東. (1963) 5). 山 形 敞 一 他;最. 6). 小島. 7). 山 形 敞 一 他;日. 瑞;日. 新 医 学17,. 医 新 報No.. Studies Part. 1065〜1075. 1603,. 医 新 報No.. on the Effect. 2.. The Action. (昭37). 137〜139,. 2094,. 岡 医 学 雑 誌43,. 2,. 90〜104,. 1952. 1959. 岡 医 学 雑 誌43;. びに直接御指導. 97 (1950). 1実 験 編;協. 同 医 書,. 宮 野. 敬;日. 本 内 科 学 会 雑 誌53,. 12). 吉 利 和 他;最. 9,. 37〜43,. (1964). (昭39). of Anabolic. Mechanism After the. 床 医 化 学.. 187,. 京(昭27). 11). (昭30). 110. J. Biol. chem.. Steroids. 新 医 学20,. on Cholesterol. 4,. 834〜852. (1965). Metabolism. Operating During the Hypocholesterolemic Administration of Anabolic Steroids By. Akemitsu The First Department of Internal. Medicine Okayama University. (Director: In order the bile. and. liver.. animals.. The. the. second. was. the. dogs. to. elucidate. administration. was. dogs. in about. the. of anabolic About animals the. given a half. 100 were. dogs. mechanism. male. blocked. carbon of the. of. into. test. during and. 10kg. body. 3 groups:. reticuloendthelial. tetrachloride. animals.. Pyridoxal The. Medical School. K. Kosaka). cholesterol. dogs. the. Prof. operating. steroids,. divided. ISHII. results. The. the. bile. hypocholesterolemic. acids. weight first system. phosphate obtained. were were. used. group. was. with was. china given. were. action. determined at. in the the. normal ink,. after serum,. experimental healthy and. simultaneously. the. dogs, third to the. as follows;. a) A reduction of serum cholesterol was observed in the healthy dogs by the administra tion of the anabolic steroido, the increased uptake of cholesterol into the liver as well as increased synthesis of trihydroxy cholanic acid and dihydroxy cholanic acid from cholesterol followed with increased excretion into bile were thought to be responsible for the reduction of serum cholesterol. b) The anabolic steroid had no hypocholesterolemic action when liver cell wasdamaged or.
(12) 720. 石. 井. 明. 光. reticulo-endothel system was blocked. c) The shift of cholesterol from blood the liver is related to liver cell and reticulo endothel system. d) Pyridoxal phosphate used with anabolic steroid resulted in no excretion of trihydroxy cholalic acid and dihydroxy oholalic acid in bile, be it seen when only the latter was admi nistered. Pyridoxal phosphate is competitive to anabolic steroid. e) Pyridopal phosphate used with anabolic steroid had no such effect when the liver cell was damaged or reticulo-endothel system was blocked..
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