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(1)

東京医科歯科大学大学院

医歯学総合研究科

博 士 課 程

学 生 募 集 要 項

東 京 医 科 歯 科 大 学

平成13年度(第2次募集)

口 腔 機 能 再 構 築 学 系

顎顔面頸部機能再建学系

生 体 支 持 組 織 学 系

環 境 社 会 医 歯 学 系

全 人 的 医 療 開 発 学 系

認 知 行 動 医 学 系

生 体 環 境 応 答 学 系

器 官 シ ス テ ム 制 御 学 系

先 端 医 療 開 発 学 系

(2)

受験生の皆さんへ

東京医科歯科大学長 

鈴 木 章 夫

東京医科歯科大学は、大学院に重点を置く大学として平成11

年4月に既設の大学院医学系研究科と歯学研究科が有機的に改

組・連携し、全く新しい発想のもとに、医歯学総合研究科とな

り、10専攻系中の3専攻を発足させ着々と成果をあげていると

ころであります。残りの7専攻については、国の平成12年度予算

の成立を得て、平成12年4月1日にスタートし、これにより大

学院重点化大学として完成する運びとなりました。ちなみに、

我が国の国立大学の中で大学院重点大学となったところは東京

大学を始めとする、所謂、旧7帝国大学と一橋大学、東京工業大学、それに本学の10大学

だけであります。これらの大学院は、21世紀に向けてその活躍が大いに期待されるだけに、

本学の責任も大きいと考えられます。新しい本学の大学院の理念とするところは、限りな

く発展し続ける21世紀を視野に医学・歯学の分野でそれに対応し競争的環境の中で世界を

リードできる研究や先端医療の開発等を行うとともに、それに携わる人材を養成しようと

するものであります。そのためには、医学・歯学の基礎的研究者は勿論のこと、研究手法

を身に付け臨床能力にも優れた臨床研究者の育成が必要であります。特に後者の養成は、

我が国においては明治以来、欧米に著しく遅れをとったところであります。また、これら

の研究者には言うまでもなく患者の人権を尊重し、確固たる倫理観をもつことが要求され

ます。従来、臨床各科では大学院に行くと臨床がおろそかになると言われておりますが、

その点を補うためにコースに工夫がされているのも大きな特色の一つであります。

そこで、本研究科ではこれらの理念を具現化するために、①大講座制とし、②基礎・臨

床を融合し、従来の医学・歯学の固有の領域は元より、③医学・歯学の双方にわたる領域

は学際的連携をはかり、また、④学問が限りなく分化する中で、分化と統合を行い、研究

者は幅広い学問の知識を有し、

かつ専門化するような仕組みを行ったのが特徴であります。

このようにして出来たのが10の専攻系と24の大講座であります。なかでも、顎顔面頸部機

能再建学系や、環境社会医歯学系(Division of Public Health)、全人的医療開発学系、先

端医療開発学系等々は特に、特色あるものと考えられます。また、学生の専攻も比較的フ

レキシブルで、学位も研究内容と希望により、博士(医学)・博士(歯学)及び博士(学

術)(Ph.D)の取得が可能であります。

このように本研究科は21世紀をにらみ、世界に類例のない大学院であります。

(3)

口 腔 機 能 再 建 学

分 子 診 断 ・ 治 療 学

口 腔 機 能 再 建 学

口 腔 放 射 線 医 学

麻 酔 ・ 生 体 管 理 学

口 腔 病 態 診 断 科 学

口 腔 機 能 育 成 学

咬 合 機 能 制 御 学

歯 科 生 体 材 料 学

摂 食 機 能 保 存 学

摂 食 機 能 構 築 学

摂 食 機 能 制 御 学

イ ン プ ラ ン ト 学

摂 食 機 能 評 価 学

口 腔 機 能 発 育 学

摂 食 機 能 保 存 学

摂 食 機 能 回 復 学

1.募集人員

若干名

口 腔 機 能 再 構 築 学 系

若干名

若干名

(社会人若干名を

含む)

専    攻 

大 講 座

分   野

募 集 人 員

顎顔面頸部機能再建学系

顎顔面機構制御学

顎 顔 面 解 剖 学

顎 顔 面 生 理 学

分 子 細 胞 機 能 学

分 子 神 経 生 物 学

顎 顔 面 外 科 学

顎 顔 面 矯 正 学

顎 顔 面 補 綴 学

障 害 者 歯 科 学

頭 頸 部 外 科 学

腫 瘍 放 射 線 医 学

顎顔面機能修復学

頭 頸 部 再 建 学

若干名

生 体 支 持 組 織 学 系

生体硬組織再生学

支 持 分 子 制 御 学

若干名

硬 組 織 構 造 生 物 学

硬 組 織 薬 理 学

硬 組 織 再 生 学

硬 組 織 病 態 生 化 学

分 子 情 報 伝 達 学

細 胞 相 関 機 構 学

病 態 代 謝 解 析 学

運 動 機 能 再 建 学

(4)

健 康 推 進 医 学

国際環境寄生虫病学

国際保健医療協力学

健 康 推 進 歯 学

ス ポ ー ツ 医 歯 学

社 会 精 神 保 健 学

医歯総合教育開発学

医歯総合研究開発学

医療情報システム学

口 腔 老 化 制 御 学

分 子 免 疫 病 理 学

老年病総合臨床医学

血 流 制 御 内 科 学

血流・血管応用外科学

リハビリテーション医学

若干名

218

(社会人若干名を

含む)

国 際 健 康 開 発 学

医 療 政 策 学

口 腔 老 化 制 御 学

加 齢 制 御 医 学

環 境 社 会 医 歯 学 系

若干名

総 合 診 療 歯 科 学

口 腔 心 身 医 学

歯 科 医 療 行 動 科 学

臨 床 検 査 医 学

救 命 救 急 医 学

心療・ターミナル医学

中 枢 神 経 解 剖 学

システム神経機能学

視 覚 応 答 調 節 学

聴平衡覚応答調節学

認 知 シ ス テ ム 学

高 次 機 能 薬 理 学

脳 神 経 機 能 病 態 学

精 神 行 動 医 科 学

脳 神 経 機 能 外 科 学

神 経 病 理 学

全 人 的 医 療 開 発 学 系

認 知 行 動 医 学 系

全 人 診 断 治 療 学

システム神経医学

脳 行 動 病 態 学

包 括 診 療 歯 科 学

若干名

若干名

感 染 分 子 制 御 学

ウ イ ル ス 制 御 学

腫 瘍 ウ イ ル ス 学

ウ イ ル ス 感 染 学

発 生 発 達 病 態 学

生 体 応 答 調 節 学

環 境 皮 膚 免 疫 学

代 謝 応 答 化 学

免 疫 応 答 制 御 学

感 染 応 答 学

生 体 応 答 学

生 体 環 境 応 答 学 系

若干名

(5)

上記の全ての専攻で「社会人大学院コ−ス」による募集を併せて行います。

修業年限及び学位 

標準修業年限は4年とし、研究内容により次の学位のいずれかが取得できます。

博 士(医学)

博 士(歯学)

博 士(学術)

病 因 ・ 病 理 学

消 化 ・ 代 謝 内 科 学

消 化 機 能 再 建 学

機能協関システム医学

心 肺 統 御 ・ 麻 酔 学

心 肺 機 能 外 科 学

循 環 病 態 生 理 学

薬 物 動 態 機 能 学

病 態 薬 物 動 態 学

体 内 環 境 調 節 学

生 殖 機 能 協 関 学

尿 路 生 殖 機 能 学

細 胞 機 能 調 節 学

形 質 発 現 制 御 学

聴覚音声システム学

分 子 腫 瘍 医 学

体 内 分 子 制 御 学

シグナル遺伝子制御学

遺 伝 子 有 機 化 学

機 能 分 子 化 学

遺 伝 子 応 用 医 学

分 子 細 胞 遺 伝 学

遺 伝 子 機 能 医 学

分 子 外 科 治 療 学

脊椎脊髄神経外科学

画像・核医学開発学

病 理 診 断 科 学

先 端 技 術 開 発 医 学

先 端 機 器 開 発 医 学

人 工 臓 器 工 学

器 官 シ ス テ ム 制 御 学 系

消 化 代 謝 病 学

呼 吸 循 環 病 学

若干名

若干名

遺伝子・分子医学

先 端 外 科 治 療 学

先 端 医 療 開 発 学 系

生 体 調 節 制 御 学

(6)

2.出願資格 

(1)大学(医学,歯学又は獣医学(6年の課程)を履修する課程)を卒業した者及び平成13年3月卒業見

込みの者

(2)外国において,学校教育における18年の課程(最終の課程は医学,歯学又は獣医学)を修了した者及

び平成13年3月修了見込みの者

(3)文部大臣の指定した者(昭和30年文部省告示第39号)

① 旧大学令(大正7年勅令第388号)による大学の医学又は歯学の学部において医学又は歯学を履修

し,これらの学部を卒業した者

② 防衛庁設置法(昭和29年法律第164号)による防衛医科大学校を卒業した者

③ 修士課程を修了した者及び修士の学位の授与を受けることのできる者並びに前期2年及び後期3年

の課程の区分を設けない博士課程に2年以上在学し,30単位以上を修得し,かつ,必要な研究指導を

受けた者(学位規則の一部を改正する省令(昭和49年文部省令第29号)による改正前の学位規則(昭

和28年文部省令第9号)第6条第1号に該当する者を含む。

)で大学院又は専攻科において,大学の

医学,歯学又は獣医学を履修する課程を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者

④ 大学(医学,歯学又は獣医学を履修する課程を除く。

)を卒業し,又は外国において学校教育にお

ける16年の課程を終了した後,大学,研究所等において2年以上研究に従事した者で,大学院又は専

攻科において,当該研究の成果等により,大学の医学,歯学又は獣医学を履修する課程を卒業した者

と同等以上の学力があると認めた者

(4)平成13年3月までに大学(医学,歯学又は獣医学を履修する課程に限る。

)における在学期間が4年

以上となる者、又は外国において学校教育における16年の課程(医学,歯学又は獣医学を履修する課程

を含むものに限る。

)を修了し若しくは平成13年3月までに修了見込みの者で,本大学院において,所

定の単位を優れた成績をもって修得したものと認めた者

(5)本大学院において,個別の入学資格審査により,大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた

者で,24歳に達した者

(6)その他本大学院において,大学(医学,歯学又は獣医学(6年の課程)を履修する課程)を卒業した

者と同等以上の学力があると認めた者

3.出願期間

平成12年12月11日(月)から平成12年12月22日(金)まで

(1)願書受付場所 東京医科歯科大学庶務部大学院室(6号館1階)

(2)受 付 時 間 平日 9時から12時,13時から17時

(3)郵送の場合は書留郵便とし,封筒の表に「大学院入学願書在中」と朱書きのうえ出願期間内に必着の

こと。

4.出願手続 

(1)出願を希望する者は,予め当該分野の指導教官と面談し,博士課程の研究・教育について相談して下

さい。

(2)受験票は受付の際交付します。

(3)出願書類等

次の書類を一括して庶務部大学院室に提出して下さい。

(7)

(イ)成績証明書(修士課程出身者は,修士課程のものも併せて提出すること。

(ウ)健康診断書(本学所定の用紙)

(エ)卒業(見込)証明書

(オ)修士課程修了(見込)証明書(該当する者のみ)

(カ)入学検定料 30,000円(郵送の場合は,郵便為替とし受取人を指定しないこと。

(キ)原符及び領収証書(志願者の住所,氏名を所定の欄に明記すること。

(ク)返信用封筒(出願を郵送で行った場合の受験票送付用とし,長型3号封筒(120㎜×235㎜)に切手

430円分(簡易書留郵便料を含む)を貼り,受信先及び郵便番号を明記したもの。)

注)いったん受理した出願書類及び入学検定料は,理由の如何にかかわらず返還しません。

5.選抜方法及び試験科目等

入学者選抜は,筆記試験(小論文・英語)・面接・成績証明書及び健康診断により行います。

6.試験期日及び場所

(1)日  時 平成13年 2 月 5 日(月)午前9時から

(2)場  所 東京医科歯科大学(東京都文京区湯島1−5−45)

(3)健康診断 診断書審査の結果,必要とする者のみ再検・精密検査を行います。

該当者には試験当日通知します。

注)試験の時間割及び会場については,願書締切後に掲示等によりお知らせします。

7.合格者発表

平成13年 2 月26日(月)午前10時

大学院掲示板(6号館前)に掲示により発表するとともに,合格者には庶務部大学院室で合格通知書を

交付します。交付時間は,11時から12時,13時から17時までとします。

なお,当日受領しなかった者には2月27日以降に郵送します。

8.入学手続

(1)期  間 平成13年 2 月27日(火)から平成13年 3 月 5 日(月)まで

(受付時間 9時から12時,13時から17時。

(2)場  所 東京医科歯科大学庶務部大学院室

(3)入学時の必要経費

入学料 277,000円

授業料 248,400円(前期分)(改定予定額)

496,800円(年額)(改定予定額)

※授業料の納付は,希望により前期分納付の際に,後期分も併せて納付できます。

※在学中に授業料の改定が行われた場合は改定時から新授業料が適用されます。

9.出願資格認定について

出願資格(3)−④,(4),(5),(6)により出願しようとする者は事前に庶務部大学院室に問い合わせの

うえ,次の手続を行い,出願資格の認定を受けてから出願して下さい。

(1)受付期間 平成12年11月27日(月)から平成12年12月 1 日(金)まで

(受付時間 9時から12時,13時から17時。郵送の場合も必着のこと。

(8)

(2)提出書類

Ⅰ.出願資格(3)−④,(5),(6)によるもの

① 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

② 卒業証明書

③ 成績証明書

④ 研究歴証明書(研究期間,研究内容,研究機関名)

⑤ 業績調書(共著の論文,著書を含む。

(本学所定の用紙)

⑥ 経歴調書(本学所定の用紙)

⑦ 学術論文及びその要旨

・最近,学術誌上に発表されたもので,修士論文と同等以上の水準にある論文の別冊又は学会抄録

の写し。但し,この研究への主要な役割を果たした証明書を添付。

・論文の言語は,原則として日本語又は英語によるものとする。

⑧ これまでに行った研究の要旨(本学所定の用紙)

⑨ 志望専攻で行いたい研究の抱負(本学所定の用紙)

⑩ 推薦状(任意提出書類)

⑪ その他参考となるもの(資格・免許等)

Ⅱ.出願資格(4)によるもの

① 出願資格認定申請書(本学所定の用紙)

② 志望理由(関心を持つ分野,研究計画,将来の目標をA4版用紙1枚程度に記載すること。

③ 在学証明書

④ 成績証明書

⑤ 受験許可書(在学している大学の学長又は学部長が発行するもの)

(3)認定方法

出願資格の有無の審査を下記により行います。

① 書類審査 上記提出書類について審査する。

② 面接審査 平成12年12月上旬予定

注)審査日時及び場所については,書類提出時にお知らせします。

10.

注意事項 

(1)受験者は,試験開始15分前までには,試験会場に入室して下さい。

(2)学力検査当日の遅刻は,試験開始後30分まで認めます。ただし試験時間は延長しません。

(3)受験票を必ず持参して下さい。

(4)出願手続後の提出書類の内容変更は認めません。

(5)提出する証明書と入学志願票の氏名不一致の場合は,改姓を証明するものを添付して下さい。

(6)入学試験事務は,平日9時から12時,13時から17時までとします。

(7)問い合わせ等

(ア)入学試験に関する照会は庶務部大学院室にして下さい。

(イ)募集要項等の請求は,必ず「医歯学総合研究科募集要項請求」とし,返信用封筒(角型2号封筒

に宛名を明記し,郵便切手270円を貼付したもの。

)を同封して下さい。

(9)

11. 「社会人大学院コース」について 

社会人大学院コースの募集を併せて行います。出願方法については本要項に準じるもののほか,次の

とおりとします。

(1)募集人員  若干名

(2)出願資格

本要項によるもののほか,次のとおりとします。

○ 医師・歯科医師・研究者等として原則として2年以上勤務している者

(3)出願手続

本要項によるもののほか,次の書類を提出すること。

1)勤務先の承諾書(本学所定の用紙)

2)志望理由(関心を持つ分野,研究計画,将来の目標をA4版用紙1枚程度に記載すること。

3)これまでの学会発表・論文発表等の活動,あるいは勤務先での業務内容等(A4版用紙に記載する

こと。

4)勤務先等の所属長の推薦状(任意提出書類)

12.

外国人留学生について 

外国人留学生の出願手続については本要項によるものの外,別添提出書類がありますので,大学院室

まで問い合せ願います。

113−8510 東京都文京区湯島1−5−45

東京医科歯科大学庶務部大学院室

TEL

03 (5803) 5 9 1 8・5 9 1 9

URL:http://www.tmd.ac.jp

(10)
(11)

口腔内の病態を細胞の増殖・分化の視点から 教育研究する。細胞の遺伝子突然変異や外界か らの影響(感染症、薬物刺激、変異原性要因へ の曝露)に応じて細胞の状態がどのように変わ るかを解析することを目的とする。特に遺伝子 発現及びそれに伴う蛋白の翻訳と機能がどのよ うな影響を受けるかを分子レベルでの解明を推 進する。

各専攻,大講座,分野の教育研究内容及び指導教官名

口 腔 機 能 再 建 学

口腔領域の先天異常、腫 瘍性、炎症性及び疼痛性の 疾患の病因と発症機構を、 分子生物学的、細胞遺伝学 的方法で解明する。病理学 的診断法や画像診断法の教 育 研 究 開 発 を 行 う と 同 時 に、口腔組織の医用工学的 再建法の教育研究開発を行 う。各種麻酔法や全身管理 法についても基礎的・臨床 的な教育研究を進める。口 腔領域の疼痛について、東 洋医学的手法も導入しなが ら疼痛制御システムの教育 研究を行う。

分 子 病 態 学

教授

高 木   実

口 腔 機 能 再 構 築 学 系

攝食、咀嚼、知覚、表現 言語等の高次機能の育成と これら機能障害や疾患の病 因、病態及び治療の教育研 究を行う。また、生命科学、 先端技術を積極的に歯学に 導入して教育研究を行う。 腫瘍発生とその後の増殖(浸潤、転移)に関 連する要因を分子レベルの視点から教育研究す る。腫瘍発生・増殖に関連する要因としては変 異原性物質、放射線、腫瘍ウイルスなどの外因 性のものと遺伝子の突然変異に伴う内因性のも のがあるが、いずれも遺伝子発現に影響する。 特に増殖促進・抑制シグナル、アポトーシスシ グナルなど細胞動態に影響する遺伝子とその産 物について解析を進める。

分 子 腫 瘍 学

教授

土 田 信 夫

口腔内は外界との接触が多く、炎症性疾患や 免疫異常の観点から特異な位置を占める。これ らの免疫疾患に関連する細胞内因子と外界因子 (細菌、ウイルス、薬剤など)との相互作用機 序を教育研究する。腫瘍性免疫・自己免疫疾患 についても解明を進める。またこれらに関する 細胞内因子が細胞間でどのように信号情報伝達 を総合的に行うのかを解析する。 分子生物学的手法を導入した診断と治療を教 育研究する。特に遺伝子変異や発現の異常が疾 患の発生や増悪とどのような関連を持つか解明 する。また治療について従来の外科学的手技に 加え、遺伝子導入や免疫因子の投与について教 育研究を進め、機能回復の強化をはかることを 課題とする。 顎、口腔、舌、唾液腺、顎関節等に生じた炎 症、機能障害、腫瘍等の病因と発症機構の解明 と治療法の教育研究開発を行う。医用工学的な 手法を用いての口腔、顔面諸組織の形態と機能 再建の基礎的、臨床的な教育研究を行う。 顎口腔領域の形態と機能に影響を及ぼす疾患 について、MRIを含む各種画像診断と放射線治 療に関する基礎的・臨床的な教育研究を行う。 さらに、放射線治療に伴う併発症の予防・治療 についての教育研究を行う。 全身麻酔薬、鎮静薬、局所麻酔薬の作用メカ ニズムの神経薬理学的な解明と侵害刺激と自律 神経機能、内分泌機能の相関に関する教育研究 を行う。さらに、全身麻酔法、精神鎮静法、局 所麻酔法に関する教育研究を行う。

分 子 免 疫 学

教授

東   みゆき

分子診断・治療学

助教授

三 浦 雅 彦

口 腔 機 能 再 建 学

教授

榎 本 昭 二

口 腔 放 射 線 医 学

教授

佐々木 武 仁

麻酔・生体管理学

教授

海 野 雅 浩

顎、口腔、顔面の痛みの発症機序の解明と痛 みの制御法に関する教育研究を行う。さらに、 痛みの伝達機構や認知機構の神経生理学的解明 を行い、生体内の疼痛制御系の役割を教育研究 する。

疼 痛 制 御 学

教授

鈴 木 長 明

大  講

分 野 及 び

指 導 教 官

教 育 研 究 内 容

専    攻

口腔疾患の鑑別診断と患者の全身評価に必要 な検査法と診断法の教育研究を行う。さらに、 細菌、ウイルスの口腔内への感染機構を検査学 免疫学及び病理学の視点から教育研究する。

口腔病態診断科学

助教授

岡 田 憲 彦

(12)

大  講

分 野 及 び

指 導 教 官

教 育 研 究 内 容

専    攻

新生児期から小児期にかけて獲得される吸啜 や嚥下、咀嚼、知覚、発音・言語等の高次機能 の健全な育成と、これらに関連する障害や疾患 の診断、予防及び治療に関する教育研究を行う。

口 腔 機 能 発 育 学

健全な口腔機能の発育を 育むとともに、それを阻害す る先天的・後天的要因を解 析し、これら因子によって引 き起こされる異常あるいは 疾患の診断、予防及び治療に 関する教育研究を行う。

口 腔 機 能 育 成 学

教授

高 木 裕 三

顎顔面頭蓋や全身の諸構造と均衡のとれた状 態に咬合機能を発育させ、また病態もしくはそ れに移行する咬合状態を矯正して、増齢に伴う 最適な機能を獲得維持させるような咬合制御の 機構と方法を教育研究する。

咬 合 機 能 制 御 学

教授

相 馬 邦 道

健全な摂食機能を回復、維持するために必要 な歯科材料と生体組織に関する物理的、化学的 及び生物学的な特性について教育研究を行い、 歯科臨床の材料学的基盤を広く構築する。

歯 科 生 体 材 料 学

教授

西 村 文 夫

歯科の一大疾患であるう蝕を対象とした総合 的な教育研究を行い、歯質代替材料の臨床評価、 接着材料の歯質への接着機構の解明、新修復用 機器の開発等を有機的に連結させてう蝕制御に 基づく摂食機能の保存を追求する。

う 蝕 制 御 学

教授

田 上 順 次

適正な摂食機能を維持あるいは創造する上で 必要な関連課題を統合的に教育研究する。特に 生物学的な観点から、歯質及び歯の欠損によっ て生じた口腔・顎並びに周囲組織の形態、機能、 審美性の障害の回復を重視する。

摂 食 機 能 保 存 学

教授

三 浦 宏 之

歯髄疾患とその継発症としての根尖歯周組織 疾患について、原因・病態・診断・治療・予防 に関する教育研究を行う。特に、全身疾患との 関連を重視し、歯を保存して十分な摂食機能を 維持する上での歯髄の役割を探究する。

歯 髄 生 物 学

教授

須 田 英 明

摂 食 機 能 保 存 学

健全な攝食機能を維持す るために、臨床歯学におけ る新材料・技術の開発、歯 の硬組織実質欠損に対する 機能的・審美的な修復法、 歯髄及び根尖歯周組織疾患 の発症機序の解明及び齲蝕 の制御に関する教育研究を 行う。 摂食機能を回復、維持するために臨床歯学で 必要とされる生体有機材料について、新規開発、 理工学的性状、生体適合性、生活環境への影響 等に関する教育研究を行い、有機材料を生体へ 応用するための基盤を確立する。

有 機 材 料 学

教授

中 林 宣 男

軟組織の形態機能修復を目的とした生体機能 性高分子材料に関する教育研究を行い、顎顔面 補綴の軟質高分子材料、接着性に優れた複合材 料、分解性高分子に生体機能物質を組み込んだ 治療用材料等の開発を進める。

機 能 材 料 学

教授

今 井 庸 二

歯の喪失や顎咬合機能異常によって引き起こ される摂食機能低下を回復するために、人工臓 器としての義歯等を用いた総合的な機能回復及 びその保守に関して教育研究を行う。

摂 食 機 能 構 築 学

教授

大 山 喬 史

摂 食 機 能 回 復 学

歯の喪失や顎咬合機能異 常によって引き起こされる 摂食機能低下を回復するた めの咬合機能の解析・評価 と、置換臓器としての床義 歯学とインプラント学に関 する教育研究を行う。 摂食機能障害を回復、改善するために、捕食 から咀嚼、嚥下にいたる全過程のメカニズムの 解明及び摂食機能障害の制御に関する教育研究 を行う。

摂 食 機 能 制 御 学

教授

春日井 昇 平

人工の歯根として骨組織に埋入されるインプ ラントを積極的に駆使し、摂食機能の回復に有 効な手法とするため、臨床術式、上部構造等に 関する総合的な教育研究を行う。

イ ン プ ラ ン ト 学

助教授

塩 田   眞

歯の喪失や顎咬合機能異常によって引き起こ される摂食機能低下を回復するために、生理学 的手法を中心とした咬合機能の解析、評価につ いての教育研究を行う。

摂 食 機 能 評 価 学

教授

松 元   誠

(13)

大  講

分 野 及 び

指 導 教 官

教 育 研 究 内 容

専    攻

口腔顎顔面領域を構成する硬組織、筋、神経、 血管、粘膜上皮等の組織の巨視的構造と特徴を 把握し、各組織を構成する細胞の微細構造と物 質的特徴について教育研究を行う。

顎 顔 面 機 構 制 御 学

顎顔面領域の構造と機能 の本態について教育研究を 行うとともに、分子細胞学 的手法を駆使して、本領域 を構成する筋、骨、神経、 血管等の組織における遺伝 子の発現、細胞増殖、分化、 老化及び神経情報等の諸機 能 と そ の 病 態 の 解 明 を 行 う。

顎 顔 面 解 剖 学

教授

山 下 靖 雄

顎 顔 面 頸 部 機 能

歯学と医学が連携して顎 顔面頭頸部の疾患の病因の 解明や治療に関する教育研 究を行う。 攝食、発声等の機能に関与する知覚及び運動 をつかさどるシステムと細胞の機能及びその神 経系による制御機構を教育研究し、さらに神経 情報の脳内統合機構の解明を図り、生体の巧妙 かつ合目的的働きについて教育研究する。

顎 顔 面 生 理 学

教授

入 來 篤 史

最新の遺伝子工学的手法等を用いて、口腔顎 顔面領域の正常な形態と機能の発生をプログラ ムし制御する分子機構を解明するとともに、発 生段階で異常を生じる分子機構について教育研 究する。 口腔顎顔面領域の諸器官の形成と機能維持に 深く関わる増殖・分子因子や接着因子、各種受 容体を介する細胞機能調節等の細胞間相互作用 の情報因子について分子生物学的な視点から教 育研究を行う。 口腔顎顔面領域の機能を担う神経系の伝達物 質とその受容から細胞内応答並びにその可塑的 調節にわたるまでの分子機構を教育研究する。 特に、部位特異的突然変異誘発等の最新の手法 の学際的活用により解明する。

分 子 発 生 学

教授

江 藤 一 洋

分 子 細 胞 機 能 学

教授

室 田 誠 逸

分 子 神 経 生 物 学

教授

野 崎 修 一

口腔顎顔面領域における先天性・後天性疾患 の発生のメカニズムを分子遺伝学的、細胞工学 的、免疫学的手法を用いて解明し、疾病の予防 法を探究するとともに、外科的切除法並びに再 建法に関する教育研究を行う。 口腔顎顔面頭蓋における骨格系、筋軟組織系 の先天異常、成長発育異常のメカニズムを分子 遺伝学的、細胞工学的、生体計測学的手法を用 いて解明し、疾病の予防法、外科手術と連携し た咬合矯正法に関する教育研究を行う。

顎 顔 面 外 科 学

教授

天 笠 光 雄

顎 顔 面 矯 正 学

教授

黒 田 敬 之

顎 顔 面 機 能 修 復 学

口腔・顎・顔面領域の悪 性腫瘍の発生、転移のメカ ニズムの解明を分子遺伝学 的、細胞工学的、免疫学的手 法を用いて行い、同時に外 科的手術を含めた治療法や 機能温存法の臨床指向型研 究を行う。先天異常、外傷 及び術後等による顎顔面重 度欠損症に対する生体機能 材料を用いた形態機能回復 に関する教育研究を行う。 口腔顎顔面領域における解剖学的形態学的欠 損が咀嚼・嚥下・発音機能並びに審美性・心 理・感情に及ぼす影響を生体計測学的手法、心 理学的手法を用いて解明し、補綴的形態再建法、 機能回復法の教育研究を行う。

顎 顔 面 補 綴 学

教授

谷 口   尚

先天的・後天的な原因による身体障害、精神 障害、内部障害によって一次的あるいは二次的 に生ずる口腔の機能障害を分子生物学的、生体 計測学的手法を用いて解明するとともに、その 包括的な機能回復法の教育研究を行う。

障 害 者 歯 科 学

助教授

山 崎 統 資

硬組織欠損の補綴、機能回復に不可欠な生体 金属材料に関する教育研究を行う。特に、生体 安全性及び力学的適合性の高い材料、形状記憶 や超弾性など特殊な機能性を有する材料の教育 研究開発並びに応用研究を推進する。

金 属 材 料 学

教授

浜 中 人 士

顎顔面機能再建のための生体力学など生体機 械工学についての教育研究を行い、各種生体材 料と生体組織の力学特性をシステムとして解析 することにより、適合性に優れた機能回復、侵 襲の少ない治療法の教育研究開発を行う。

教授

宮 入 裕 夫

(14)

QOLを指向した機能温存術式、機能回復術式、 再建術式などの開発のため、今までの蓄積を踏 まえた肉眼解剖学的、臨床解剖学的手法を用い て、頭頸部を含めた人体の立体構造の合理的理 解をテーマに教育研究を行う。また、これらの 術式のシミュレーションを含めた総合的な教育 のための視聴覚教材の開発を行う。また、形態 学的手法による評価を基盤とした個体・器官の パターン形成、組織の発生、修復機構の解析に ついての教育研究を行う。

頭 頸 部 再 建 学

頭・顔面・頸部の疾患を、 顎顔面機構制御学、顎顔面 機能修復学の各講座との密 接な連携により病因・病態 の解析から診断治療法と患 者のQOLをも見据えた教育 研究を行う。

機 能 解 剖 学

教授

佐 藤 達 夫

先天異常、外傷、手術後の頭頸部の部分組織 欠損の修復を中心として、生体の修復・再建の ための教育研究を行い、同時に治療手技の開発 とその実践を教育研究する。

形 成 外 科 学

教授

秦   維 郎

頭頸部領域における諸種の疾患の特性と外科 的治療を教育研究し、手術、放射線療法後にお ける諸種の障害に対して、QOLを含めた全人的 な対応について教育研究を行う。

頭 頸 部 外 科 学

教授

岸 本 誠 司

人体を構成する種々の器官の構造と機能を温 存したままで内科的手法を用いて悪性腫瘍を治 療する方法を教育研究する。また、それによっ て引き起こされる生体への影響などについて教 育研究を行う。

腫 瘍 放 射 線 医 学

教授

渋 谷   均

硬組織(骨・歯)と硬組織支持組織(骨髄・ 歯髄・歯周組織)を構成する細胞の分化と機能 の調節機構に関して分子形態学的・細胞生物学 的な解明を行い、硬組織の形態と生物学的な特 徴の相関並びに硬組織を構成する器官相互の関 連を教育研究する。

生 体 硬 組 織 再 生 学

歯・骨組織等の生体硬組 織の構造・機能を明らかに するとともに、硬組織疾患の 原因と進行に関するメカニ ズムの解明、薬物を用いた 硬組織疾患の治療と予防法 の開発、歯周組織の欠損の 形態的・機能的再生を図る ための診断治療法の確立等 に関する教育研究を行う。

硬組織構造生物学

教授

高 野 吉 郎

生 体 支 持 組 織 学 系

歯・骨・結合織などの生 体支持組織の失調による疾 患の病因、病態及び治療の 教育研究を行う。 硬組織に起こる疾患を薬物により予防・回復 するため、新しい薬物の創成とその薬理学的特 性を明らかにし、硬組織疾患の薬物治療法に関 して基礎的な面から教育研究を行う。さらに、 薬理学的な手法を用いて硬組織の生理機能につ いて実験的研究を行う。

硬 組 織 薬 理 学

教授

大 谷 啓 一

大  講

分 野 及 び

指 導 教 官

教 育 研 究 内 容

専    攻

疾病や障害により失われた硬組織と硬組織支 持組織の形態と機能の復元を図る方法を教育研 究する。特に、骨形成蛋白、生理活性物質、生 体材料等の硬組織とその支持組織の再生への応 用方法の教育研究を行い、硬組織再生の新しい 手段を追求する。

硬 組 織 再 生 学

助教授

篠 村 多摩之

硬組織及び硬組織支持組織を構成する細胞の 分子レベルの機能を解析し、生体分子の構造と 機能の相関を教育研究する。さらに硬組織に起 こる疾患の原因に関して、分子生物学、遺伝子 工学的な視点から教育研究を行う。

硬組織病態生化学

教授

柳 下 正 樹

細胞から分子レベルにいたる生体内・外の情 報の受容機構、情報の処理、統合を行うメカニ ズムの教育研究を行い、生体を構成する複数の 細胞の連関機構を明らかにし、組織の情報伝達 システム解析のための多面的・学際的な教育研 究を行う。

分 子 情 報 伝 達 学

教授

一 條 秀 憲

歯周疾患によって引き起こされる摂食機能低 下を回復するための新しい予防法と治療法の教 育研究を行う。特に、口腔細菌に起因する歯の 支持組織の炎症と破壊の発症機構の解明を行う

教授

石 川   烈

(15)

硬組織の疾患や障害により欠損の生じた器官 の機能回復に必要な生体無機材料に関する教育 研究を行う。特に、インプラントや歯周組織、 歯牙欠損に使用する無機材料の生体安全性と力 学的適合性を重視しながら、組織親和性が高い 特殊な機能性を有する材料の開発並びに応用研 究を推進する。

無 機 材 料 学

教授

山 下 仁 大

支 持 分 子 制 御 学

歯・骨・筋肉・結合組織 等の生体支持組織の基礎的 研究を展開し、その成果に 基づいて、これらの支持組 織疾患の病因・病態、診断 治療に関する教育研究を行 う。 器官を、それを構成する細胞相互の構造的・ 機能的関係として把え、形態学的・細胞生物学 的・分子生物学的手法を用いて教育研究する。 その立場から器官の発生及び病態をも解析する。

細 胞 相 関 機 構 学

教授

岡 部 繁 男

生体構成成分の構造、代謝と細胞機能の関連 を生化学的、分子生物学的手法で解明し、その 基盤の上に種々の病態を分子レベルで明らかに することを目指して教育研究を行う。

病 態 代 謝 解 析 学

教授

畑     裕

骨・関節障害、筋疾患、末梢神経障害など広 範囲にわたる変性・老化の解明及び再建、軟 骨・骨・人体などの器官及び組織再生の教育研 究を行い、同時に、人工材料、人工器官の開発、 分子生物学的な手法を用いた組織再生などの教 育研究を行う。

運 動 機 能 再 建 学

教授

宗 田   大

健康を増進し、疾病になりにくい高い健康水 準を保持するための学問である健康推進医学す なわちヘルスプロモーション・サイエンスにつ いて教育研究を行う。

国 際 健 康 開 発 学

多様化する生活様式の中 で健康を維持し増進させる ための教育研究を行い、同 時に、地球規模での人類の 健康維持と増進に直接貢献 する高度専門職業人の育成 と、海外での健康維持活動 を積極的に支援する人材の 育成を行う。

健 康 推 進 医 学

教授

高 野 健 人

環 境 社 会 医 歯 学 系

国際社会を視野に入れた 健康開発に関する教育研究 を担当する。また、医療管 理、医療経済、医療法制及 び生命倫理を含めた教育研 究 の 在 り 方 を 教 育 研 究 す る。 交通手段の発展や国際化に伴い、人類の健康 開発に関わる医学は単に日本国内に限った局地 的な問題を扱うのではなく、グローバルな視点 に立って研究されなくてはならない。本分野の 教育研究は、このうち発展途上国に視点を置い て、寄生虫病学を中心とした国際環境学の確立 を目指すものである。

寄 生 虫 病 学

教授

藤 田 紘一郎

環境社会の法秩序維持に医歯学の支援を必要 とする場が多く、そのニーズにマッチする専門家 を育成するために、司法医学の教育研究を担当す る。司法病理学、司法中毒学、さらに個人識別、 親子鑑定などについても、多種類のDNA型シス テム、白血球HLA型システム、赤血球型システム を含む司法遺伝学の教育研究を進める。

教授

伊 藤 洋 子

わが国の国際保健医療分野における貢献の在 り方とそれを担う人材を育成するための教育研 究を行う。

国際保健医療協力学

助教授

中 村 桂 子

歯科保健問題を生活習慣、生活環境、保健政 策などの社会的状況との関連性からとらえ、健 康の維持増進を目的とした歯科保健の推進に関 する教育研究を行い、同時に地域社会に貢献で きる歯科医療人の育成を行う。

健 康 推 進 歯 学

教授

川 口 陽 子

スポーツ時の種々の身体生理機能を運動生理 学的並びに生体工学的手法を用いて解明し、ス ポーツによる健康維持増進法、スポーツ外傷の 治療法並びに予防法、運動能力の増強法を医学 的歯学的見地から教育研究する。

ス ポ ー ツ 医 歯 学

助教授

上 野 俊 明

歯学的観点から、司法病理学、司法中毒学、 司法遺伝学及び個人識別等に関する教育研究を 行い、歯学的視点で司法分野に参画し、環境社 会の法秩序の維持を図る高度専門職業人を養成 する。

教授

茅 野 照 雄

大  講

分 野 及 び

指 導 教 官

教 育 研 究 内 容

専    攻

(16)

社 会 精 神 保 健 学

教授

山 上   晧

犯罪にはしばしば、人間の心の病理、人間集 団及び社会の病理が深く関わっているが、未解 明のところが多い。本分野は、精神鑑定例や受 刑者、犯罪被害者等の心理学的、精神医学的研 究によって、犯罪の防止、犯罪者の公正な裁判、 犯罪者の有効な矯正、被害者の救済等に貢献し 得るような諸種の研究を行う。犯罪者の心理、 精神障害や薬物乱用と犯罪との関わり、責任能 力、自殺やいじめの原因と予防、犯罪被害者の 援助法等について教育研究する。

教授

田 中 平 三

人間集団を対象にして、疫病の成因を追及す る疫学の原理と方法論を教育研究し、公衆衛生 学研究者、疫学専門家、衛生行政官等を養成す る。国内外の地域、職場、学校集団において、難 治性疾患(各種難病、脳卒中、虚血性心疾患、悪性 腫瘍等)の発生に寄与する環境要因と遺伝要因、 両者の相互作用を、記述疫学、分析疫学及び介 入研究により明らかにするとともに、これらの 疾患の予防の実践活動を行う。実践活動の評価 は、疫学的のみならず行動科学的、経済学的に も行う。臨床医学、疫学データのデータ・ベー ス化と、その統計学的解析法を確立する。 医療現場における種々の問題を解消し、医療 の効率化とヒトに優しい医療作りのための医療 体系の在り方を教育研究する。医療現場におけ る諸データをシステム化し、病院機能管理のみ ならず医療全体の管理機能の在り方を教育研究 する。

医療管理学、医療経済学、 医療情報システム学を統合 して医療、歯科医療全般を 巨視的に統御する医療政策 学の教育研究を目的とする とともに、医歯統合化によ る新たな教育並びに研究シ ステムの開発と医歯学に共 通 に必須の生命倫理学の 教育研究を行うことを目的 とする。

医 療 管 理 学

教授

河 原 和 夫

医 療 経 済 学

教授

川 渕 孝 一

医療と歯科医療全般を巨視的に統御する医療 政策学の中の医療経済学に関する分野を担当 し、医歯学医療全体の効率性、経済性を、生命 倫理、医歯学教育の在り方を基盤として教育研 究する。

医歯総合教育開発学

助教授

森 尾 郁 子

患者中心医療が提供でき、また、保健医療福 祉の統合を基盤としたチーム医療や地域医療が 実践できる医療人育成のために、医歯統合化に よる学部教育・卒後研修・生涯研修の内容や指 導方法に関する教育研究を行う。 医学・歯学の研究の進展は目覚ましく、とも すれば生命倫理を脅かすことも教育研究及び医 療の現場で発生する。医歯学の将来への方向性 とその在り方について生命倫理、医哲学、歯哲 学を踏まえた上で教育研究する。

医歯総合研究開発学

教授

高 瀬 浩 造

病院機能における医療情報を集積、解析、シ ステム化し、臨床医学の効率化を図るための教 育研究を行う。薬剤処方、臨床検査値をはじめ とする臨床データのシステム作りを行い、病院 相互間の情報交換システム作りなどを教育研究 する。

医療情報システム学

助教授

伏 見 清 秀

大  講

分 野 及 び

指 導 教 官

教 育 研 究 内 容

専    攻

(17)

口 腔 老 化 制 御 学

歯、顎骨、顔面、口腔内 諸組織及び顎関節等の加齢 現象の分子生物学的、細胞 生物学的な解明を行うと同 時に、老化により喪失した 機能や形態の回復、再建に 関する教育研究を行う。医 学情報に精通し、系統立っ た全身の診察能力と全身管 理能力を有し、高度な専門 性を兼ね備えた境界型医療 人の育成を行う。

口 腔 老 化 制 御 学

教授

植 松   宏

高齢者の歯周疾患、粘膜疾患、感染症の制御 を免疫学、病理学的な面から教育研究する。特 に、咀嚼、摂食、嚥下機能と加齢現象との関係、 それらの機能と中枢神経系の老化との関連につ いて教育研究を行う。

老 化 制 御 学 系

高 齢 者 社 会 で の 国 民 の LOL(Length of Life;長命) とQOL (Quality of Life;生 活と人生の質)の向上に関 する教育研究を行うととも に加齢のメカニズムの解明 や高齢者の疾患の病因、病 態及び治療の教育研究を行 う。

加 齢 制 御 医 学

生体の加齢現象は医学の 全分野によって教育研究さ れなければならない。この 講座では、老化制御を教育 研 究 す る 基 礎 分 野 と 内 科 系・外科系分野の融合によ って構成する。老化制御は、 すべての医学分野における 共通課題であるので当講座 を中心として全講座の協力 によるプロジェクトチーム を組んで、来たるべき超高 齢化社会での疾病の診断・ 治療 からリハビリテーショ ン、さらにQOL、LOLの向 上を目指す教育研究を展開 し、老化医学のすべての分 野での教育研究を行う。

分 子 免 疫 病 理 学

教授

廣 川 勝 立

生体のいろいろなシステム・器官について、 個体発生に伴う形態形成と機能発現及びそれら の加齢変化について多角的に解析する。それら の加齢変化と老年期に起こる様々な疾病・病態 との関連性を病理形態学的、免疫学的及び分子 生物学的見地から総合的に解析する。

老年病総合臨床医学

教授

吉 澤 靖 之

加齢に伴う生体の老化を、免疫学的、生理学 的、精神的、外環境に対する反応など総合的に 解明し、各種疾患の病態病因を生化学的、生理 学的、免疫学的及び分子生物学的手法を用いて 解明することを教育研究の目的とする。 加齢に伴い動脈硬化をはじめとする血管障害 が多発する。これらの血流・血管障害の病因・ 病態を解析し、QOL、LOLの向上をめざした治 療法と予防法の教育研究開発を行う。

血 流 制 御 内 科 学

教授

下 門 顕太郎

生体諸臓器の活動維持には、血流、血管が中 心的役割を果たす。生命維持に必要な血液循環 に関わる脈管系(動脈、静脈、リンパ管)の発 生、新生及びそれら病態における諸臓器に生じ る病変について治療法開発をも含めた教育研究 を行う。病因では各種脈管疾患の内皮細胞、血 管内因子、血液中の細胞由来因子などに血行力 学的考察を加えて最新の手法を用いて総合的に 解明する。

血 流 ・ 血 管

応 用 外 科 学

教授

岩 井 武 尚

超高齢化社会を迎え増加した種々の疾患、外傷 あるいは老化自体から生じた障害を対象とする。 運動機能障害をもたらす中枢性、脊髄性麻痺の病 態についての医学・画像診断及び電気生理学的解 明、呼吸循環機能障害患者の体力についての運動 生理学的検討、日常生活動作障害についての動作 解析、義足や人工関節の開発などを通じ、障害者 の社会復帰について教育研究を行う。

リハビリテーショ

ン医学

助教授

森 田 定 雄

包 括 診 療 歯 科 学

口腔領域における疾病の 発生と進行の防止、歯科を 訪れる患者の医療行動学的 解析、並びに統合的な歯科 診療に基づく治療計画・治 療効果の予測を中心として、 口腔諸組織の健康の保持・ 増進を図るための教育研究 を行う。 高度な先進歯科医療の効率的な展開のために 必要な、標準的すなわち総合的な歯科医療と疾 病予防を含む初期医療を教育研究し、併せてか かりつけ医を養成する。 病める患者の心身を包括的にとらえ、全人的 医療を行うことを目的として、心身医学的治療 を必要とする患者のうち、特に頭頸部、口腔領 域に愁訴を持つ心身症患者の診断法と治療法に ついて教育研究を行う。

総 合 診 療 歯 科 学

教授

黒 崎 紀 正

口 腔 心 身 医 学

教授

小 野   繁

医 療 開 発 学 系

高度の全人的包括的治療 を行う歯科医師と医師を養 成し、プライマリー医歯学、 ターミナル医学及び救命救 急医歯学に関する教育研究 を行う。さらに生体情報の システム化の教育研究を行 う。

大  講

分 野 及 び

指 導 教 官

教 育 研 究 内 容

専    攻

(18)

人間行動の特性、インフォームド・コンセン トを基盤とした患者と歯科医師との関係を構築 する幅広い基礎的知識の理解と、多様な疾患を もつ患者の意識や行動様式及びその対処法につ いて教育研究を行う。

歯科医療行動科学

教授

俣 木 志 朗

全 人 診 断 治 療 学

専門化、細分化された医 学・医療の研究成果を統合 した医療情報体系を組み立 て、プライマリー医療から 救急医療、ターミナル医療 にわたる全人的医療を教育 研究する。 分子遺伝学・生化学・血液学・免疫学・病原 微生物学・臨床生理学などを駆使した臨床検査 医学を応用し、疾患の早期発見・詳細な病態解 析・予防などによって医療技術の向上を目指し た教育研究を行う。

臨 床 検 査 医 学

教授

奈 良 信 雄

疾患の診断を全人的視野から行うことが求め られている。患者の病態を全人的活動の中に位 置付けて、救命救急医学についての教育研究を 行うとともに、総合的診断と治療に連結させる 教育研究を行う。

救 命 救 急 医 学

教授

今 井 孝 祐

終末期患者の身体的及び精神的な苦を緩和 し、患者のQOLを向上させるための方法を、医 学、心理学、社会学などの分野から総合的に教 育研究する。

心療・ターミナル医学

助教授

松 島 英 介

有効かつ安全な薬物療法の確立を目指して、 吸収、分布、代謝、排泄といった薬物体内動態 を精査し、膜輸送、薬物代謝酵素、薬物レセプ ターなど薬物投与から薬物発現に至る過程の制 御機構につき教育研究を行う。臨床データ解析 法の確立、薬物動態と薬効の統合的速度論モデ ルの構築、ヒトにおける治療効果を予測可能な 個別投与設計システムの開発や薬物動態を精密 に制御するドラッグデリバリーシステムの開発 を通して、薬物治療の最適化をはかる。

薬 物 動 態 学

教授

安 原 眞 人

シ ス テ ム 神 経 医 学

認知行動医学のうち、神 経システムによる生体環境 認知を中心とした教育研究 を行う。生体環境からのシ グナルを受容するための感 覚器、シグナルを伝達する 神経系の受容システム、伝 達システムの解明と、それ らシステムの破綻による疾 病の病因の解明及び診断法 と治療法の教育研究開発を 行う。

認 知 行 動 医 学 系

生体環境を神経システム で認知し、脳機能、生体臓 器機能、さらに免疫機能へ と応答する生体機能と、そ の変調による神経・脳行動 病態の病態解析と診断・治 療 法 の 教 育 研 究 開 発 を 行 う。 中枢神経系の多様な機能を発現させるための 基本となる事柄を教育し、研究面では、例えば 運動機能、自律機能発現のための諸回路の形態 学的な解明を目指す。方法論的には、神経解剖 学の手法が主となり、神経科学の他分野の知識 を導入する。

中 枢 神 経 解 剖 学

教授

中 村 泰 尚

脳は、ニューロンからなる巨大なシステムで あり、優れた情報処理装置である。動物は、外 界からの感覚情報を分析し、運動情報に変換し て、適切な行動を行う。この情報処理は、脳の 異なる領域で分散的に、しかし階層的な秩序を 持って行われている。神経生理学的、心理学的、 神経薬理学的及び神経解剖学的な分析的アプロ ーチによって、このシステムの動的神経回路網 を明らかにするとともに、計算論的、工学的な 合成的アプローチを行って、脳における情報処 理メカニズムの基本動作原理の解明を目指して 教育研究を行う。

シ ス テ ム 神 経

教授

篠 田 義 一

ヒトの神経系の一部としての視覚系における 正常の発生、成長及び老化の過程を研究の対象 とする。電気生理学と生化学的手法を駆使して、 成長の各時期及び疾病に伴う視覚刺激に対する 基本的な反応とその調節の変化を分析する。この 研究に基づき、眼疾患の治療に関する教育を行う。

視 覚 応 答 調 節 学

教授

望 月   學

大  講

分 野 及 び

指 導 教 官

教 育 研 究 内 容

専    攻

(19)

諸種の感音難聴を含む聴覚系の応答調節機構 につき、生理学的及び分子生物学的な教育研究 を行う。また、単に聴覚系の音のシグナルの伝 達様式のみならず、ヒトにおける言語の認知機 構ついても教育研究を行う。体平衡機能につい ては、めまい・平衡障害の形態及び機能の関連 性の教育研究と共に、宇宙医学における体平衡 維持機能の生理学およびその障害についての教 育研究を行う。

聴 平 衡 覚 応 答

調

教授

喜多村   健

外界を知覚・認知することは、感覚器を通し て取り入れた情報が、最終的には脳に一連の神 経活動を引き起こすことで営まれる。認知的活 動と神経系の活動との対応関係について、先端 的、学際的な教育研究を行う。

認 知 シ ス テ ム 学

教授

田 中 光 一

生体は高次制御系の集積体として個体レベル で多様な行動を発現させている。例えば睡眠覚 醒の状態変化を対象に、脳科学や生体理工学の 手法を駆使して、行動を多角的・学際的に教育 研究を行う。

行 動 制 御 学

教授

井 上 昌次郎

記憶と学習、認知と行動、意識の発生、個性 とこころの問題など脳機能には今だ未知のもの が多い。一方、より複雑化し平均寿命も延びた 現代社会においては、種々の神経疾患の原因究 明と治療・予防法開発の必要性は高い。本分野 では脳の情報伝達において中心的な働きをして いる神経伝達物質受容体、G蛋白質、イオンチ ャネルの生理機能と調節機構の分子メカニズ ム、正常な脳機能の基盤となる神経細胞の正確 な配置と神経ネットワーク形成機構、そして神 経薬理学的に中枢作用薬の作用点となる大脳皮 質における情報伝達機構等を基本的テーマとし て教育研究を行い、脳機能の分子・細胞レベル での理解と動物個体におけるシステムレベルで の理解の統合をはかる。

脳 行 動 病 態 学

認知行動医学のうち、特 に記憶と学習、認知と行動、 個性と心、情動など脳機能 を中心とした高次機能とそ れの破綻による疾病の病因 解明及び診断法と治療法を 教育研究開発する。

高 次 機 能 薬 理 学

教授

田 邊   勉

ヒトには、高頻度の脳卒中や痴呆からまれな 変性疾患まで多彩な神経疾患が存在し、中枢神 経、末梢神経、自律神経、筋に至るまでの広範 囲の神経障害をきたす。本講座では、これらの 広範な神経疾患を対象に、分子伝達・生物学、 免疫学、遺伝子・細胞工学等の手法を用いて、 その原因や発症機序の解明と新しい治療法の確 立を目指して教育研究を行う。また分子レベル の研究に関連してPET、MRIなどによる統合的 脳機能の教育研究あるいは最適なQOLを目指し たケアやリハビリテーションを含む統合的神経 治療システムの教育研究を行う。

脳神経機能病態学

教授

水 澤 英 洋

人間の神経及び行動の様態について広範に教 育研究し、特に行動の異常をもたらす精神障害 の成因を明らかにし、治療及び予防について教 育研究する。精神分裂病や感情障害だけでなく、 パニック障害や強迫神経症についても、家族内 集積を示すことから遺伝的要因の関与が想定さ れている。しかし精神疾患の遺伝要因の解明に は、病前性格や脆弱性を含めて遺伝子解析をす る必要がある。そのために画像解析、生化学的 解析及び精神病理学的解析を用いて、精神疾患 の病態を明らかにし、病因解明の基礎を作る。

精 神 行 動 医 科 学

教授

西 川   徹

大  講

分 野 及 び

指 導 教 官

教 育 研 究 内 容

専    攻

(20)

細菌、真菌、ウイルスな どの感染因子、さらに新し く生体環境内に出現する感 染因子などに対する生体応 答を分子生物学的手法、免 疫学的手法、生化学的手法 を用いて教育研究し、臨床 医学の場に還元するととも に、新しい診断法と治療法 の教育研究開発を行う。

ウ イ ル ス 制 御 学

教授

山 本 直 樹

生 体 環 境 応 答 学 系

生態環境を免疫系を中心 とする機能で認知し、応答 する生体機能を解析し、感 染症、アレルギー、自己免 疫病等の病因病態の解析と 診断・治療法の教育研究を 行う。

感 染 分 子 制 御 学

教授

烏 山   一

ウイルスや細菌などの病原微生物に対する生 体防御に中心的役割を果たしている免疫システ ムの制御機構を解き明かすために、リンパ球の 多様性形成とクローン選択、自己と非自己の識 別、リンパ球の活性化と抑制、免疫寛容と記憶 など免疫応答の分子機構について研究と教育を おこなう。この教育研究を通じて、感染症のみな らず、癌、臓器移植、自己免疫疾患、アレルギー 疾患、免疫不全症などの予防・治療に結びつく 免疫反応の人為的な制御の可能性を探究する。 主としてHIVとHTLVの2種類のヒトレトロ ウイルスを用いて、それらの感染、増殖、発病 機構についての教育研究を行う。ウイルス学、 免疫学、分子生物学的手法を駆使して、特に発 症予防のための抗ウイルス剤、感染予防のため のワクチンの開発とそれによるウイルス感染症 の制圧をはかる。

免 疫 治 療 学

教授

神奈木 真 理

ヒトレトロウイルス持続感染性疾患(白血病、 AIDS他)では、ウイルス病原性とともに免疫 応答の生体内調節が疾患発病に大きく影響す る。これは、腫瘍や自己免疫疾患にも共通する。 本分野では、このような疾患の発症メカニズム を解明し、免疫調節の修飾による治療法を教育 研究開発する。

腫 瘍 ウ イ ル ス 学

教授

ヒト癌の約20%にDNA腫瘍ウイルスが関与 するといわれている。特にEBウイルスは従来 から上咽頭癌、バーキットリンパ腫、また近年 ではエイズや臓器移植患者などに多発する悪性 リンパ腫や胃癌の一部に関与することから社会 問題になっている。ウイルスの持続感染機構を 理解することによりウイルス発癌機構とその防 御機構を解明することが我々の研究目的であ る。そのために腫瘍ウイルスがいずれの発癌段 階に関与するか、ウイルス側の立場で分子生物 学的、分子病理学的に教育研究を行う。

脳神経機能外科学

教授

大 野 喜久郎

脳の高次機能は、腫瘍、血管障害、外傷、奇形 など様々な病態により侵襲を受ける。これを外 科的手段により修復を図るのが本分野の一義的 な目標である。このため、正常・異常時の高次 脳機能の解明、これに関わるあらゆる病態と可 塑性の究明及び中枢神経の機能修復の可能性の 追求が本分野における教育研究の対象となる。

神 経 病 理 学

教授

桶 田 理 喜

神経系を侵す色々の疾患では、各々の病因と それが作用する組織の機能と構造の特殊性に基 づいて、それぞれに特徴的な機能的及び器質的 異常が生じる。本分野ではこれらの疾患の病因 とそれによって引き起こされる器質的病態の発 生機序を形態学的手法の他、生理学的、生化学 的さらには流体力学などの生物物理学的手法を 用いて教育研究し、疾患の治療や予防に資す事 を目指す。病理学の分野では形態面を重視して 教育研究するのが伝統的立場であり、これは分 子生物学隆盛の現在でもそれと同等に必要不可 欠であり、当分野でも神経系の形態変化を教育 研究の立脚点とする。

大  講

分 野 及 び

指 導 教 官

教 育 研 究 内 容

専    攻

参照

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