外 国学生用 目本語教科書 『分野別用語集』 の語彙
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(2) とに した 。 す な わ ち,教 室 で指 導 者 の助 言 の も とに必 要 な単 語 を探 し た り,そ れ と類 義 の単 語 の存 在 に も気 づ かせ た りす る こ とを意 図 して い る。 そ れ も,単 な る語 彙 リス トで は な く,限 られ た紙 幅 の 中 で,学 習 者 に何 ら かの情 報 を与 え る こ とが必 要 で あ る。 ま た,学 習者 が個 人 で学 習 す る とき に机 辺 に置 き,参 照 で き る こ と を考 慮 した。 そ の よ うな 目的 にか な う教 科 書 を編 集 す る た め,本 セ ンタ ー に設 け られ た 「中級 教 材研 究 会 」 の語 句 ・漢 宇 部 会 で は,デ ー タの収 集 を行 うと と も に,数 年 問 の検 討 を経 て,1994年3月. に,ま ず 『用 語集 』 の 「試用 版 」. を作 成 した 。 そ して,実 際 に教 室 で使 用 した経験 に 基 づ き,さ. らに検 討 を. 加 え,修 正 を施 し,一 昨年 に 「本 版 」 を刊 行 した 。刊 行 後 も収 録 した 語 彙 の分 析 を続 け,そ の作 業 は,現 在 「語 彙 デー タベ ー ス研 究 会 」 に引 き継 が れている。 本 稿 は,こ の よ うな性 格 を もつ 『用 語 集 』 に収録 され た語 彙 につ い て 分 析 した結 果 を報 告 す る こ と を 目的 とす る。 報 告 の 内容 は,語 彙 論 的 な分 析 と 日本語 教 育 の観 点 か らの考 察 が 中心 とな る。 試 用版 の企 画 ・執 筆 は,専 任研 究 員 の 鈴 木義 昭,中 村 明,野 村 雅 昭,細 川 芙 雄,森. 田 良行,助 手 の木 村 義 之(現 十 文 字 女 子短 大 専任 講 師),山 下 喜目. 代(現 青 山学 院 大 専任 講 師)が 担 当 した 。本 版 の加 筆 ・編 集 ・刊 行 は,野 村 と山下 が 当た り,助 手 の小 出 美 河 子,田. 中妙子 が作 業 を助 け た。本 稿 は 野. 村 と山下 が執 筆 し,デ ー タ分 析 の 基礎 資料 の作 成 に は,・語 彙 デ ー タベ ー ス 研 究 会 の小 出 と田 中 が協 力 した 。. 2.語. 彙 量 の概 観 と用語 の定 義. 以 下 で分 析 の対 象 とす る語 彙 量 は,r用 語集̀の. 本 文 でr見. 出 し語 」 と. して提 出 され た語 お よび 索 引(見 出 し語 索 引1こ とわ ざ ・慣 用 句 索 引)に 掲 げ た語 に関 す る集 計 結 果 で あ る、 見 出 し語 とは,編 者 が 中 ・上級 の 学習 用 語 とし て選 び,意 図 的 に提 出 した もの で あ る。 した が っ て,見 出 し語 を中 心 とす る語 彙 量 の分 析 は,い わ ゆ る計 量 語 彙 論 的 な そ れ で は な い 。 例 え 一96一.
(3) ば,「 こ れ 」 「そ の 」 「す る(為 る)」 「決 し て 」 の よ う な 基 本 的 な 語 は,例 の 中 に は しば しば 出 現 す る が,見 な か っ た の で,対. 出 し語 と し て は提 出 せ ず ・ 索 引 に は採 ら. 象 か ら は 除 か れ る 。 た だ し,「 か れ(彼)」. う)」 「突 然 」 の よ う な 語 は,見. 「そ ろ う(揃. 出 し語 と し て は提 出 し て い な い が,索. は 掲 げ て あ る 。 こ れ ら の 語 は,そ. 文. の よ う な 区 別 を し て,分. 引 に. 析 の 対 象 とす る. こ とが あ る 。 見 出 し語 の 中 に は,2つ. 以 上 の 分 野(課)で. が あ る 。 例 え ば,「 魚 屋 」 は,〈1.食. 物>と. 出 し語 と な っ て い る 。 こ の よ う な 揚 合,索 が,そ. れ ぞ れ の 課 で は各1回. う と き は,前. 見 出 し語 と し て 出 現 す る も の 〈12.職 業 ・仕 事 〉 の2課 引 で は1か. で見. 所 に示 され て い る. 出現 し た も の とす る 。 単 に,見. 出 し語 と い. 者 の 『用 語 集 』 全 体 で 出 現 し た 語 の 種 類(異 な り数)を 問 題 に. す る揚 合 を指 す 。 ま た,「 故 郷(こ き ょ う)」 は,『 用 語 集 』 全 体 で は,5回 う ち,見. 出 し語 と し て 出 現 す るの は<26,地. 理 ・場 所>だ. 出現 す る。 そ の け で,他. 所 で は 例 文 の 中 の 用 語 と し て 出現 し て い る 。 こ の よ う な 場 合,見 し て は1回. と数 え,出. 現 語 数 と し て は5回. 出 し語 と. と 数 え る 。 こ れ を 総 語 数 と称. す る こ と に す る 。目 た だ し ・ 例 文 に し ば し ぱ 出 現 す る 語 は,す 示 し て い な い の で,総. の4か. べ て を索 引 に. 語 数 は いわ ゆ る延 べ 語 数 で は な い 。. 以 上 の 考 え 方 で,『 用 語 集 』 に 出 現 し た 「見 出 し語 」 と 「慣 用 句 ・ こ と わ ざ」 を 整 理 す る と,下. 記 の よ うにな る。 異 な り数. 総 語. 数. 見 出 し語,6,54613,5研 慣 用 句 ・こ とわ ざ417441 す な わ ち,「 見 出 し語 」 と 「 慣 用 句 ・こ と わ ざ」 を合 わ せ る と,七 近 くの 単 語 が こ のr用. 語 集 』 で は,提. 出 さ れ て い る こ と に な る 。 ま た,例. 文 中 に の み 出 現 す る 単 語 の 異 な り 数 は 約1,500な に は 慣 用 句 を含 め 約8,500語 らだ け 言 え ば,上. 千 語. の で,こ. の. 『用 語 集 』. が収 め られ て い る こ と に な る。 語 数 の上 か. 級 学 習 者 用 の 教 科 書 と し て は,十 一97一. 分 な量 に達 して い る と.
(4) 見 られ る 。 以 下 で は ・ 上 の 「見 出 し語 」 を 対 象 と し,そ う。 「慣 用 句 ・ こ と わ ざ 」 は,差 中 に も,慣. し 当 た9,除. の 内 容 に つ い て 分 析 を行 く こ と に す る 。 見 出 し語 の. 用 句 に相 当 す る も の が 含 ま れ る が,そ. れ を語構 成 の面 か ら問題. に す る揚 合 は 「連 語 」 と して 扱 う、 各 分 野(課)別. の 出 現 語 数 は,次. の よ うに な っ て い る。. 見 出 し語 数(総 語 数). 見 出 し 語 数(総. L食. 物. 386(501). 16.法. 2.衣. 服. 171(329). 17・ 趣 味189(424). 3,住. 居. 1ヰ6(265). 19・ 芸 術195(319). 生 道具. 215(373). 19・ ス ポ ー ツ145(266). 5.施. 設 ・機 関. 153(215). 20.人. 6,交. 通. 163(322). 21・ 生 理256(594). 7.通. 信 ・報 道. 83(219). 22.動. 体180(638). 物130(250). 呂.人 物. 565(752〉. 23・ 植 物131(221). 9.親. 族. 107(169). 24.物. 質155(380). 10.行. 事. 158(198). 25.天. 体. ・気 象129(295〉. 1L教. 育. 2̀ト0(386).. 26・ 地 理. 。揚 所310(686〉. 12.職. 業 ・仕 事. 210(342〉. 27.時. 13,生. 産 ・産 業. 169(342). 28・ 数 量 ・図 形 ・色 彩356(760). 14.経. 済. 479(762). 29,心. 理. ・感 情403(911). 15.政. 治. 232(356). 30.思. 考. ・言 語538(11糾). これ ら の 分 野 は,学. 語 数). 律146(342). 間368(803). 習 者 の興 味 を 引.きや す く,単. 語 の意 味 的 な集 合 と し. て 意 識 す る の に 無 理 の な い トピ ッ ク を選 定 し て 決 め た も の で あ る 。そ れ と と も に,実. 際 の 授 業 で な る べ く1課. と い う要 求 も あ っ た 。 し か し,そ. の 学 習 に 要 す る 時 間 を一 定 に し た い. の 両 方 を満 た す の は 難 し く,語. りの ば らっ き が あ る 。 そ の こ と に っ い て は,「5.意 てふ れ る こ とにす る 。. 98. 数 にか な. 味分 野 の検 討 」 で 改 め.
(5) 3、 見 出 し語 の 属 性 に よ る 分 析 3。1品. 詞別構成比. こ のr用. 語 集 』 に 出 現 し た 見 出 し語 を 品 詞 別 に 示 し た の が,表1で. る 。 こ こ で い う品 詞 は,い. わ ゆ る 学 校 文 法 の 品 詞 を指 す 。 代 名 詞 は ・ 名 詞. と は 区 別 し た 。 造 語 成 分 に は,狭 含 め,2語. 義 の接 辞 が 含 ま れ る 。 連 語 は,慣. 双 方 に,あ. 用句 を. 以 上 の結 合 体 で あ る。. 合 計 数 が 先 に 示 し た 見 出 し語 の 異 な り数 で あ る6,546語 の は,例. あ. え ば,上. で は1語. る い はrあ. と一 致 しな い. と し た 「自然 」 を こ こ で は 名 詞 と形 容 動 詞 の. い に く」 を 形 容 動 詞 と副 詞 と に重 複 し て 数 え た た め. で あ る 。 ま た,「 研 究 」 「 成 功 」 の よ う な サ 変 動 詞 の語 幹 は,名. 詞 と動 詞 と. の 両 方 に含 め て あ る。 全 体 で は,名. 詞 の 比 率 が 圧 倒 的 に高 い 。 こ の種 の 意 味 分 類 体 の語 彙 教 科. 書 で は,ど. う し て も 名 詞 中 心 の分 類 に な り が ち で あ る 。 し か し,こ. 書 で は,で. き る か ぎ り名 詞 と 関係 の 深 い 動 詞 や 形 容 詞 を 採 り上 げ る こ と に. 努 め た 占 そ の 結 果 は,表1の し語 の 比 率 は,次. 比 率 に も表 れ て い る 。 一 般 の 国 語 辞 典 の 見 出. ぺ 一 ジ に 示 す通 りで あ る が,そ. 表.1見. れ と比 べ れ ば,こ. 出 し語 の 品詞 別 構 成比 異 な り数(百 分 比). 名. 詞!5,538(舛.9). 代 名 詞i16(02)1 副目. 詞169(0・9). 1連 体 詞!3(0・1) 動. 詞!1,135(15、4). !形 容 詞1170(2,3) 形 容 動 詞181(2,ヰ) 造 語 成 分1242(3,3) 連. の教 科. 語35(0.5) j. 計7,389(100.0) 一99一. の 『用.
(6) 語 集 』 の 特 徴 は よ く うか が わ れ る と見 られ る(数 字 は 百 分 比)、 名 詞 一82.8動. 詞 一9.3形. 容 詞 一L1形. 容 動 詞 一2.0副. 詞 一2.4. (『新 選 国 語 辞 典(第7版,1994)』 例 え ば,こ. の 教 科 書 で は,〈22.動. 物 〉 の[7.動. に よ る). 物 の 動 作]で,「. 「走 る 」 「駆 け る 」 「跳 ぶ 」 「跳 ね る 」 「飛 ぶ 」 「泳 ぐ」 「は う」 の8語. 歩 く」 を見 出. し 語 と し て 掲 げ,「 つ ぱ め 、〆 とん ぼ が飛 ぶ 。 」 の よ うな 例 文 を添 え た 。 こ れ に よ り,動. 物 名 と移 動 動 詞 の 関 係 が 自然 に 理 解 され る こ と を意 図 した わ け. で あ る 。 あ る い は,r決 律 〉の[1.規. 則]で,「. め る 」 の よ う な 抽 象 的 な 意 味 の動 詞 は,く16.法. 規 則 」 「ル ー ル 」 「決 ま り」 な ど の 名 詞 と関 連 して 学. 習 させ る こ と に し た 、 あ わ せ て,「 決 め る 」 の 例 文 に は,r…. を決 め る 」 と. い う形 で,「 方 針 」 「計 画 」 「態 度 」 な どの 抽 象 的 な 意 味 の 名 詞 と共 起 す る こ と に 注 意 を促 し た ・ こ れ ら の 名 詞 は,上 で あ る が,ト. ピ ッ ク別 の 構 成 で は 提 出 し に く い も の で あ る 。. こ の 教 科 書 の も う一 つ の 特 徴 は,造 あ る 。 上 記 の 国 語 辞 典 で は,造 は,869語(L1%)で. 語 成 分 を積 極 的 に 採 り上 げ た こ と で. 語 成 分 ・接 頭 語 ・接 尾 語 を合 わ せ た 語 数. あ る が,こ. 回 っ て い る 。 造 語 成 分 は,次 〈一 的>女. 級 学 習 者 に は習得 が必 至 の単 語. の 『用 語 集 』 で は,比. の よ うな形 で提 出 され て い る 。. 性 的一 男 性 的. 積 極 的 一 消極 的. (〈8.人 物>の[6,態 く一 製 〉. 作製. 複製. く一 傷>. か す り傷. <木 一 〉. 木立. <半 一>. 半年. 精製. 擦 り傷. 切 り傷. (く21.生 理 〉の[6.病. 開放 的. 特製. 木製. 外 国製. 業 ・鉱 業]) 生傷. 古傷. 気 ・治 療]). 木 の実. (〈23.植 物 〉 の[4.木 半 月. 活 動的. 度 ・性 格]) 既製. (〈13.生 産 ・製 造 〉の[3.工. 木 の葉. 率 の 上 で そ れ を上. 半 目. ・樹 木]). 半世紀. (〈27.時 間 〉 の[2。 年 ・月 ・週 ・目]) これ ら は,狭. 義 の 造 語 成 分(語 基)に と ど ま らず,接. 辞 や 単 語 を含 む も の. で あ る 。 こ の よ うな 造 語 力 の 強 い 単 位 を採 り上 げ る こ と に よ り,た 一100一. だ単 語.
(7) を覚 え る の で な く,そ. れ を含 む一 群 の 語 を理 解 す る手 掛 か り を与 え る こ と. が 可 能 に な る は ず で あ る 。 た だ し,純 接 辞 的 な 「無 て」 「一化 」 「一 さ」 な ど は,こ. の 『用 語 集 』 で は 見 出 し語 と す る こ と が で き な か っ た 。. 連 語 は き わ め て わ ず か だ が,上. の 集 計 で は,「 も ラ少 し」 「若 い 者 」 の よ. うな も の に 限 っ て い る 。 ま た,「 慣 用 句 ・こ と わ ざ 」 に 掲 げ た も の は,集 計 か ら省 い て あ る 。 例 え ば,「 あ っ と い う 間 」 「間 が も た な い 」 は 「慣 用 句 ・こ と わ ざ索 引 」 に あ る 。 た だ し,「 間 を置 い て か ら 話 し だ す 。 」 と い う例 文 中 の 「間 を置 く」 は 索 引 を作 る 際 に,「 問 」 「置 く」 と して 処 理 し た の で,連. 語 に も慣 用 句 に も含 まれ な い 。 こ の 種 の 慣 用 句 に 近 い 連 語 を 含 め. れ ぱ,こ. の 教 科 書 の 連 語 は も っ と多 数 に 上 る は ず で あ る 。. 「代 名 詞 」 「連 体 詞 」 「副 詞 」 は. ,少. 数 で あ る 。 ま た,い. 内 の 「接 続 詞 」 「感 動 詞 」 「助 動 詞 」 「助 詞 」 は,表1に は,こ. のr用. わ ゆ る十 品 詞 の は ない。 これ ら. 語 集 』 の よ うな トピ ッ ク に よ る 分 類 体 の 本 で は,見. 立 ち に くい も の で あ る ・ こ れ らの 内 の 主 な も の は,す さ れ て い る と見 られ る 。 ま た,中. 出 し語 に. で に初 級 段 階 で提 出. ・上 級 に 相 当 す る も の は,別. 途 の方 法 で. 提 示 す る こ と が 効 果 的 で あ る と考 え ら れ る 。 3・2語. 種 別 構 成比. 次 に,こ. の 了用 語 集 』 の 見 出 し語 の 語 種 構 成 に つ い て 検 討 す る 。 語 種 と. は,単. 語 の 出 自 に よ る 区 別 で あ る 。 漢 語 に は,中. か,そ. れ に な ら っ て 作 られ た 日本 製 の 音 読 語 も含 ま れ る 。 混 種 語 は,「 荷. 物 」 「消 し ゴ ム 」 な ど,2種 1でr連. 国 か ら流 入 し た も の の ほ. 以 上 の 異 な る 語 種 か ら な る合 成 語 で あ る 。 表. 語 」 と した も の は,表2で. 見 出 し 語 り 語 種 別 構 成 比 は,次. は除 かれて い る。 ぺ 一 ジ の 表2の. 通 りで あ る。 漢 語 が半. 数 以 上 を 占 め,和. 語 が そ れ に 次 ぐ 。 こ の 両 者 で85パ. られ,外. 種 語 の 比 率 は小 さ い 。. 来 語,混. こ れ を,各. ー セ ン ト以 上 が 占 め. 種 の 文 章 の 語 種 構 成 比 と 比 べ て み る と,次. よ う に な る ・ 数 字 は,異 ン トに な らな い も の は,そ. ぺ 一 ジ の 表3の. な り語 数 の 百 分 比 で 示 し た 。 合 計 が100パ. ー セ. の調査 の集 計 法 に よ る た めで あ る。文 章 の ジ ャ ー101一.
(8) 表2見. 出 し語 の語 種 別 構 成 比 1異 なP数(百 分 比). 和. 語2,008(30.8〉. 漢. 語. 3,632(55.8). 外 来語. 552(8.5). 混 種 語. 319(4.9). 計. 6,511(100.0〉. ンル の 下 に 添 え られ た 数 字 は,調 あ る 。 ジ ャ ン ル は,漢 こ れ ら は,調 難 し い が,お. と が,一. 語 の 構 成 比 の 多 い 順 に,左. 査 の 年 次 も,調. お む ね,話. 高 い こ と が わ か る.ま. 査 対 象 に な っ た文 章 の発行 年次 〔 西 暦)で か ら右 へ 並 ぺ て あ る 。. 査 単 位 も そ れ ぞ れ に 異 な り,簡 単 な 比 較 は. し こ とば よ り も書 き こ とば の ほ うが 漢 語 の 比 率 が た 、 若 年 層 よ り も高 年 層 の ほ う が漢 語 を多 く使 う こ. 般 人 よ りも 知 的 職 業 に 従 事 す る 人 の ほ う が,漢. 使 い そ う な こ と が 読 み 取 れ る 。 国 語 辞 典 は,そ て,も. 語 や外 来語 を多 く. れ ら を総 合 した存 在 と し. っ と も漢 語 の 比 率 が 高 い こ と を特 徴 と し て い る 。. こ の 結 果 を表2の き出 さ れ る 。 ま ず,こ. 『用 語 集 』 の 構 成 比 と比 べ る と,興 の 教 科 書 の 漢 語 の 構 成 比 は,こ. 表3各. 味 深 い事 実 が導. れ らの どの調 査 よ り. 種文章の語種構成比. 国 語 辞 典:雑 誌 知 識 人 の 会話 (1969)(1956)(1979〉(1ウ78). 児 童 読 物. テ (,魂 調. 斜 和. 目輩371 … 口. 」',二. 」0、 367. 46.9 u.フ. 64.0. 61.3. 漢. 語. 52.9. ヰ7.5. 40.0. 29.7. 21.5. 、外 来 語. 7.8. 9.8. 10.1. 4.0. 3.5. 混種 語. 2.2. 6,013・Oi2・31. 上 の引用 の 典拠 とな っ た文 献 略 称(詳 細 は 稿 末 文 献 一覧 参 照) 国語 辞 典 一 さね と う(1973) 雑 誌 一 国 立 国語 研(1964) 知識 人 の 会話 一 野 元(1囎0) 児 童 読 物 一 野村 ・柳 瀬(1979) テ レ ビー. 国 立 国語 研(1995) 一102一. 10.O.
(9) も高 く,国 語 辞 典 よ りも大 きな値 を示 して い る 。 これ は,編 者 が語彙 を選 定 す る際 に,上 級 学 習 者 を念 頭 に置 い て い た こ と を意 味 す る 。普 通 の 会話 に は ほ とん ど不 自由 が な く,読 解 力,文 章 表 現 力 をつ け る こ と を望 む 学 習 者 に とっ て,そ の基 礎 とな る語彙 力 の充 実 は,漢 語 を主 体 とす る書 き こ と ば の語 彙 の 習得 に ほ か な らな い。 そ の よ うな要 求 を,私 た ち が意 識 的 に あ るい は無 意識 的 に受 け入 れ た結果 が この数 値 に示 され て い る と見 られ る 。 そ の こ とは,『 用 語 集 』 の語種 構 成 比 が,同 テ レ ビの こ とば よ り も. じ話 しこ とば の調 査 で も,. 知 識 人 の会 話 に近 い値 を示 して い る こ と とも 関係. す る・ この 知識 人 とは 日本 語 教育 関係 者 や言 語 研 究 者 で ・学 習者 が接 す る 指 導 者 層 の 言 語 を反 映 して い る。 日本 語 の授 業 で あ る と否 とに か か わ ら ず,大 学 の構 内 で学 習 者 が耳 にす る 日本 語 の実 態 は,一 般 人 の それ とは異 な る も の で あ る こ と を,表3の テ レ ビのそ れ に比 べ,知. 数 字 は物 語 る,例 えぱ,外. 来語 の割 合 は,. 識 人 の会 話 で は 高 い。r用 語 集 』 の外 来 語 の 比 率. が高 い のは,日 本 語 学 習 者 が悩 み とす る外 来 語 の習 得 に手掛 か りを与 え る もの で あ る。 た だ し,上 の結 果 を反 省 的 に眺 め る な らば,漢. 語 の 比率 が これ ほ ど高 く. て よ い の か とい う疑 問 が あ る 。次 項(3.3)で 分 析 す る よ うに,漢 語 の ほ と ん どは い わ ゆ る二 宇漢 語 で あ り,こ の 中 に は 上級 学 習 者 に も程 度 が高 す ぎ る もの がな い と はい えな い 。 その こ とに は試 用 版 の段 階 で気 づ き,か な り の単 藷 を本 版 で は削 除 した の であ るが,な お検 討 の 余 地 が あ る こ とを上 の 数 字 は物 語 っ て い る。 3,3語. 構 成 単 位別 構 成 比. 次 に,「 見 出 し語 」 を語 構 成 単 位 か ら見 た揚 合 の分 析 を行 う。 見 出 し語 を 「単 純 語 」 「複 合 語 」 「派 生語 」 に分 け,そ れ ぞ れ を語 種 別 に示 した の が 次 ペ ー ジの 表4で. あ る。表1で. 「造 語 成 分 」 「連 語 」 と した もの は,表. 尋. で は除 い て あ る 、漢 語 の 中 に は,r積 極 的 」 「不景気 」 の よ うに接 辞 を構 成 要 素 とす る派 生 語 も含 まれ るが,字 音 形 態 素 を語 基 と接 辞 に区別 す るの は こ こで は意 味 が な い と思 わ れ るた め,す べ て複 合 語 と して集 計 して あ る、 一103一.
(10) 表4見. 一. レ ‑和 ̲・. 一. 漢. 鞭 烈(蹴. 外. 124 (3.6). 1,157. 1i 複讐(馨. 出 し語 の語 構 成 単位 別 構 成 比. 718. 来 語. 混. 種. 甦一. 語. 1,758! (28,0). 477 (88.5). 62 (11.5). 3,329 〔96.4). 2774,386「 (87.4)(69.8)目. 40B8 (12.6)(2,2). 諜 諸脇1. 3,453. 539 (100.0). (100.0). 3176,282 (1DO・0)1(肌0).. 見 出 し 語 が 単 純 語 で 提 出 され る か合 成 語 〔 複 合 語 ・派 生 語)で 提 出 さ れ る か は,語. 種 に よ っ て か な り の違 い が あ る 。 和 語 は,半. る が,合. 成 語 も40パ. 数 以 上 が単 純 語 で あ. ー セ ン ト強 を 占 め る 。 そ れ に 対 し て,漢. 語 は大 部 分. が 合 成 語(複 合 語)で あ る ・ 「愛 」 「鉄 」 「門 」 な ど の 単 純 語 は,5パ 霞 こも 満 た な い 。 そ れ と対 照 的 に,外. 来 語 は90パ. ー セ ン. ー セ ン ト近 く が 単 純 語. で あ る 。 合 成 語 に は 「テ ニ ス コ ー ト」 「ホ ー ム ド ラ マ 」 の よ う な 単 語 が 含 ま れ る が,数. は 多 く な い 。 混 種 語 は 複 合 語 と し て 採 り上 げ られ る も の が 多. い が,「 愛 す る」 「感 じ る 」 「ふ ま じ め 」 の よ うな 派 生 語 も少 数 含 ま れ る 。 全 体 と し て は,複. 合 語 が70パ. し た の が 次 ぺ 一 ジ の 表5で 素 〔 単 語 を構 成 す る,意 漢 語 は,全. 体 の 約4分. ー セ ン ト弱 を 占 め て い る 。 そ の 内 訳 を 示. あ る 。丁 … 単 位 語 」 の よ う に 示 し た の は,形. 態. 味 を有 す る 最 小 単 位)の 数 に よ る 区 分 で あ る 。 を2単. 位. 語 が 占 め て い る 。2単 位 語 とは す な わ ち 二 字 漢 語 の こ と で あ る か ら,全. 見. 出 し語 の 約58パ. の3を. 占 め る が,そ. の 更 に4分. の3強. ー セ ン ト を二 字 漠 語 が 占 め て い る こ と に な る 。 先 に,語. 種 別 構 成 比 の 分 析 で漢 語 の割 合 び大 き い こ と を 指 摘 し た が,そ の 面 か ら 説 明 す れ ぱ,2字. れ を語 構 成. 漢 語 が 占 め る比 率 が高 い とい うこ とに な る 。 そ. の こ と の よ し あ し は別 と し て,中. 級 以 上 の 学 習 者 に と っ て,漢. 語 特 に二 宇. 漢 語 の 習 得 が 量 的 に も問 題 と な る こ と を意 味 す る も の と言 え よ う。 3単 位 語 は,や. は り漢 語 が 多 い 。 「小 学 校 」 「自動 車 」 「地 下 鉄 」 な ど の 一104一.
(11) I. 表5複. 和 2単 位 語. ヒ. 3単 位 語!. 14単. 位語. 語. 合 語 の 内訳. 漢. 語. 692. 2,558. (96.4). (76.8). 26 (3,6). 556. 一. (17.6). 外 来語. 1計. 一 一. 71S (100.0). 計. 148 (53.4). 3,459 (78,9). (98,尋) 】. 152. 一 一. 33. 〔37.9). (16.3). 19 (6.9). 171 (3.9). 一. (1.8) 62. 3,言29. 基 本 語 渉 含 ま れ る た め で あ る 。3単 位 語 で は,混. 4,386 (100.0). 〔100,0). 種 語 もや や 多 くな っ て い. る 。 こ れ は,「 誕 生 日 」 「運 動 靴 」 「研 究 セ ン タ ー 」 な ど,二 も の が 多 い た め で あ る 。 尋 単 位 以 上 の 語 で は,漢. (0.9)!. 277. (100,0). (100.0). 38「. 5. 一. (1.O). 7181. 105. (1,6). (4.6) l5単目 位 以 上 の語. 混 種 語. 61. 字漢 語 を含 む. 譜 の 割 合 が 一 層 高 くな. る 。 「健 康 保 険 」 「専 門 科 目」 「・ 唐報 化 社 会 」 「政 治 経 済 学 部 」 な ど の 語 は, 学 習 者 に と っ て・ や は り基 本 語 に近 い と こ ろ に 位 置 す る も の だ ろ う 。. 4・ 基 本 語 彙 と の 対 照 以 上 の 単 語 の 属 性 に 関 す る分 析 と は 別 の 観 点 か ら,次. に 『用 語 集 』 と 日. 本 語 学 習 の た め の 基 本 語 彙 と の共 通 度 に つ い て 眺 め る こ と に す る.。こ こ で 比 較 の 対 象 と す る基 本 語 彙 と して 採 り上 げ る の は,国. 立 国 語 研 究 所 日本 語. 教 育 セ ン タ ー が 『日 本 語 教 育 の た め の 基 本 語 彙 調 査 』(198斗)で 「基 本 語 二 千 」 「基 本 語 六 千 」 と称 さ れ る も の で あ る. 選 定 した. 。 こ の 「基 本 語 」 で 示. され て い る 語 は,「 専 門 科 目」 を 「専 門 」 と 「科 目 」 に 分 け る よ うな,い わ ゆ る 短 い 単 位 で あ る 。 し た が っ て,そ. れ らの短 い単 位 を組 み 合 わせ て形. 成 さ れ る 複 合 語 は 非 常 に 少 な く な っ て い る 、 こ れ に 対 し て 『用 語 集 』 は r意 地 悪 」r遊 び 相 手 」r甘 酸 っ ぱ い 」r言 い 聞 か せ る 」r医 療 費 」r援 助 物 資 」 「悪 戦 苦 闘 」な ど,積. 極 的 に複 合 語(合 成 語)を 収 録 し て い る 。 そ の た め. 『用 語 集 』 と 「 基 本語 」 とに共 通 す る語 を調 べ る と ー1〔〕5一. ,そ. の割 合 は 次 ぺ 一 ジ.
(12) 表6語. 種 別 に 見 たr用 語 集 』 の語 彙 のr基 本 語 」 との 共通 度. 基本語六千 と共通. 基 本 語 二 千 と共 通. 和'語 漢. 語. 596(46.1). 1,147(36.7〉. 485(56.3). 1,472(45.6). 外. 来. 語. 37(72.5)168(53.8)i. 混. 種. 語. 26(59.1). 87(39.4). 1,143(50.8). 2,874(41.8). 計. の 表6に. 示 す よ う に あ ま り高 く は な い 。 共 通 す る 語 数 は 「基 本 語 二 千 」. で 約50パ. ー セ ン ト,「 基 本 語 六 千 」 で は40パ. ー セ ン ト余 りで あ る 。. 共 通 度 が 低 い も う一 つ の 理 由 は,『 用 語 集 』 が 学 習 対 象 者 を 中級 ・上 級 者 と し て い る こ と に よ る 。 そ の た め に,初. 級 段 階 で 既 に 学 習 し た と思 わ れ. る ご く基 本 的 な 語 彙 は ・ 積 極 的 に は 収 録 さ れ て い な い 。 さ らに,r2・. 語彙. 量 の 概 観 と用 語 の 定 義 」 で 述 べ た よ う に,『 用 語 集 』 が 意 味 分 野 別 の用 語 集 で,分. 野 に よ っ て収録 語 数 に偏 りが あ る こ と も共 通 度 が低 くな っ て い る. 理 由 と考 え られ る 。 上 級 学 習 者 を 意 識 し た 分 野 で は,か. な りの 語 数 の や や. 専 門的 な単 語 が収 録 され て い る か らで あ る 。 表6で. は,和. 語 と漢 語 が 大 部 分 を 占 め,和. 語 よ りも漢 語 の ほ うが 大 き. な 比 率 を 占 め て い る 。 そ の こ と の 意 味 す る も の を確 か め る た め に,『 用 語 集 』 とr基. 本 語 二 千 」 お よびr基. 本 語 六 千 」 との語 種構 成 比 を比較 してみ. る。 そ れ ぞ れ の 語 種 別 語 数 と そ の 比 率 を示 し た の が 表7で. ある。. 「基 本 語 二 千 」 「基 本 語 六 千 」 と比 較 し て ,『 用 語 集 』 の特 徴 と し て 挙 げ られ る の は ・.和語 の 比 率 が低 く・ 漢 語 の 比 率 が か な り高 い こ と で あ る 。 一 般 に,基. 本 的 な 語 彙 に は 和 語 が 多 い と考 え られ る 。 そ れ を 裏 書 き す る よ う. に,「 基 本 語 二 千 」 で は 和 語 の 比 率 が 高 く,漢. 語 を上 回 っ て い る 。 そ れ と. 比 べ る と,「 基 本 語 六 千 」 で は 和 語 と漢 語 の 比 率 は ほ ぽ 等 し く,わ. ず かな. が ら漢 語 の 占 め る割 合 が 大 き くな っ て い る 。 『用 語 集 』 に お い て は そ の 傾 向 力〜さ ら に 顕 著 で,漢. 語 の 比 率 が 和 語 を約25パ 一106一. ー セ ン ト上 回 る 。 そ れ と.
(13) 表7P用. 語 集 』 と 「基 本 語」 の 語 種 構成 比 の比 較. 和 ﹁漢. 用語集 藷. 蔑. 禾語 六 千. 言吾2,029(31,0)1,293(57.5)3,122(45,4) 語3・632⊂55・5)861(38・3)13・225(46・9). 外. 来 語. 552(8.4). 混. 種 語. 333(5.1). 44(1.9). 6,546(100,0). 計. 312(4.5). 目 51(2.3〉. 221(3‑2)1. 6,880(100.0)1. 2,249(100.0). と もに,外 来 語 や混 種 語 の比 率 も高 くな っ てい る。 この こ とは・ いわ ゆ る基 本 語 彙 と教科 書 との問 に は,収 録 され る語 彙 の 内 容 に違 い が あ る こ と を推 測 させ る。 山 下 喜 代(1993)は,3種. 類 の 目本. 語 教 科 書 を取 り上 げ,各 教 科 書 に お け る語 種別 出 現語 数 と比 率 を調 査 して い る 。表8に. そ の結 果 を示 す 。. この 日本 語教 科 書 の調 査 は,学 習 対 象者 の 異 な る教 科 書 を取 り上 げ,語 彙 に つ い て語種 別 の 出現 状 況 の特徴 を明 らか に した もの で あ る 。 これ らの 教 科 書 と 「基本 語六 千 」 を比 較 す る と,す べ て の教 科 書 で和 語 の比 率 が小 さ く,外 来 語 と混 種 語 の比 率 が大 き くな って い る。特 に,技 術 研 修 生 や ビ. 表8日. 本語 教 科 書 の語 種 構 成 比. 教科書A. 教科書B. 教科書C. 和. 語. 1,3蚊40,9). 1,279(36.6). 845(43.2). 漢. 語. 1,504(45.9). 1,703(4呂.7). 807(41.3). 外. 来 語. 混 種. 語. 計. 243(7.5). 358(10.3). 175(8.9). 187(5.7〉. 154(4.4). 129(6.6). 3,494(100.0)1,956(100,0). 3、2フ4(100.0). 調 査 対 象 と な っ た 教 科 書(詳 し くは 稿 末 を 参 照) A一 名 古 屋 大 学 日本 語 教 育 グ ル ー プ 編rACouτseinMDdemJapa批seVo[. 1〜4』 B一 国 際 協 力 事 業 団 編 C一. ア技 術 研 修 の た め の 日本 語1一. 目 米 会 話 学 院 目本 語 研 修 所 編. 軸. 『日本 語 で ビ ジ ネ ス 会 話 初 級 編 ・ 中 級 編 一 一107一. 一.
(14) ジ ネ ス マ ン を 対 象 と し た 教 科 書 は 外 来 語 の 比 率 が 高 く な っ て お り,r用. 語. 集 』 の外 来語 の 比率 は これ らの数 値 と近 い もの に な っ てい る。 漢 語 の 割 合 で は,こ. れ ら の 教 科 書 はr基. 示 し て い る 。 し か し,い. 本 語 六 千4の. そ れ の上 下 の値 を. ず れ も 『用 語 集 』 の 割 合 よ り は 小 さ い 。 し た が っ. て,『 用 語 集 』 の 収 録 語 彙 が 漢 語 に 重 点 を 置 い て い る こ とは,基. 本語彙 だ. け で な く,一 般 の 教 科 書 よ り も 特 徴 的 で あ る こ と が 指 摘 され る 。. 5・ 意 味 分 野 の 再 検 討 r2 .語 彙 量 の 概 観 と用 語 の 定 義 」 で 述 ぺ た よ う に,r用 分 野 別 の 語 数 に は か な り の ば らつ き が あ る 。 ま た,見 比 に お い て は漢 語 の 比 率 が 特 に 高 い 。 こ れ は,中. 語 集 ■ にお け る. 出 し語 の 語 種 別 構 成. ・上 級 学 習 者 に と っ て 必. 要 と、 思 わ れ る語 彙 の 収 録 を 目指 し た こ と に よ る が,『 用 語 集 』 の 語 彙 の 意 昧 分 布 と語 種 分 布 が,実. 際 に ど の よ う に な っ て い る の か を 検 討 す る必 要 が. あ る 。 こ こ で は,『 分 類 語 彙 表 』 を 基 に し て,『 用 語 集 』 の 意 味 分 野 を 再 検 言寸す る こ と1こす る 。 作 業 手 順 と し て は,中. 野 洋(1996)のFD版. を利 用 し て,意. 付 与 し分 析 し た 。 中 野 の 『分 類 語 彙 表 』 は,元 国 語 研 究 所,1964)を. 増 補 し た 約85,000の. 複 合 語 や 一 部 の 慣 用 句 も含 ま れ て お り,多. 味 コ ー ドを. 版 の 『分 類 語 彙 表 』(国 立. 語 彙 を 収 録 した も の で あ る 。 義 語 は複 数 の 意 味項 目に配 置 さ. れ て い る。 『用 語 集 』 の 語 彙 に 意 味 コ ー ドを 与 え る に 当 た り,多. 義語 の意 味 は そ の. 語 が 『用 語 集 』 の 見 出 し語 と し て 掲 げ ら れ た 分 野 で の 意 味 に 限 定 し て コ ー ドを 付 与 す る も の と し た 。目 ま た,『 用 語 集 』 に お い て複 数 の 分 野 に 出 現 す る語 に つ い て は,一. っ の 意 味 コ ー ドで 代 表 さ せ た 。 同 様 に. 「は か る(測. る ・量 る ・計 る)」 な ど の 和 語 の 語 源 を同 じ く す る 同 音 類 義 語 も 区別 せ ず に一 つ の 意 味 コ ー ドで 代 表 さ せ た 。r用 語 集 』 の 見 出 し 語 の 内,『 分 類 語 彙 表 』 に 収 録 さ れ て い な い 語 に っ い て は コ ー ド付 げ を行 わ な か っ た 。 さ ら に,「 体 の 類 ・用 の 類 ・相 の類 ・そ の 他 の 類 」 な ど の 品 詞 性 に よ る分 類 は, 一108一.
(15) 『分 類 語 彙 表 』 の それ に従 っ た の で ,「3.見 出 し語 の 属 性 に よ る分 析 」 で 示 した 品詞 別 構 成 比 と異 な る と ころ が あ る 。 以 上 の よ うな方 法 で コー ド付 け を行 った結 果,r用 出 し語6,546語. の 内,6,083語. 語 集 』 に収 録 す る見. に 意 昧 コー ドが付 与 さ れ た 。 す な わ ち,. 『用 語集 』 の 見 出 し語 の 内,斗63語. が 『分 類 語 彙 表̀未 収 録 の語 で あ っ た 。. こ の 斗63語 に は,以 下 の よ うな もの が 目立 つ ・ [複合 語]一. 戸建 て. 着慣れ る. [複次 結 合 の漢 語]学. 園祭. コ ピー機. 記念写真. [接辞 性 の字 音 語 基 を含 む複 合 語]今 [派生 語1妹 [略語]芸. さん 大. 先生方. 工大. 通販. 年中. 子 ども っぽ い 各停. カ ル チ ャー ス ク ー ル. 就 職 試験. 部活. 文 学研 究 科. ガス 代.数 か 月 親 しみ や す い 短 大生. 政経学部 が. [字音 造 語 成 分]一. 一器. 一業. 一営. [音韻 変 化 を 伴 う和 語 の 造 語 成 分]一. ごろ. 一どき. 【 連 語]…. 分の…. 犬. 一店. 海 の 日. 一画 一 づ よい. 痛 い所. こ れ ら は,『 分 類 語 彙 表 』 の 元 版 で 収 録 され て い な い の は も ち ろ ん,そ の 増 補 版 に も採 録 さ れ て い な い わ け で あ る 。 そ れ は,決. して. ア分 類 語 彙. 表 』 お よ び そ の 増 補 版 が 不 備 で あ る こ と を意 味 しな い 。 そ の 元 版 の 主 た る 資 料 に な っ た の は,用 っ て,複. 語 調 査 の 短 い 単 位 に 基 づ く語 彙 表 で あ っ た 。 し た が. 合 語 や 派 生 語 は 採 り上 げ ら れ に く か っ た 。 ま た,増. し た 各 種 の 辞 典 な ど で も,こ か し,日. れ ら の 語 は 載 せ られ に く い 結 合 形 で あ る 。 し. 本 語 を 学 習 す る外 国 人 学 生 に と っ て は,日. の が 大 部 分 を 占 め て い る 。 つ ま り,こ は,r用. 補 版 で資 料 と. 常 の生 活 で不 可 欠 な も. れ ら の 『分 類 語 彙 表 』 未 収 録 の 語 彙. 語 集 』 に お け る 語 彙 選 定 の 姿 勢 を 反 映 し た も の と 言 え よ う。. 以 下 で は,『 分 類 語 彙 表 』 に 収 録 さ れ て い る6,083語 味 区 分 別 の 語 数 分 布 を検 討 す る 。 次 ぺ 一 ジ の 表9は. に つ い て,そ. ・r分 類 語 彙 表̀の. の意 意. 味 区 分 に 基 づ き,『 用 語 集 』 の 語 彙 の 意 味 分 布 を語 種 別 に 示 し た も の で あ る。 大 別 す る と,意 語(6.5%),「. 味 分 布 は 「体 の 類 」5,%0語(86.1%),「. 相 の 類 」 鱈2語(7,3%),「 一109一. そ の他 」7語(0.1%)と. 用 の 類 」3叫 なってい.
(16) 語 集 』 の 見出 し語 の 意 味 区 分 別語 数 と語 種 の 関 係 表gr用. 計. ■. 0 9 鮒眠 ⑱ 臥. =. [. ﹄. 卜. 9 ①78よ α37向 ④. 3. ﹀26. 給. トーIIIII. 3 ⇒82よ σ. 37 切 ⑩. [IIIIi1. 9. 0 )62 5. 61 功 σ. IIIII目■. =. 匹甫 ㊤. ■. 調. ー. 5. ■. 84 勘 ﹂23β ■. 4 のgoL 恥β. 56 勾2色. 58 の 仙. 茄の ー ⑫. 70 の σ. 82 乃 乳1⑫ β. 物 産 生4 玉. 具 用. 調 (. 譜. 刀 甫3σ. 動 活 問 人31. ﹂2の8・84 σ 2 恥84飢 α. ■目目. Q!. ・. 4 の 3 ⑮. ﹁. 一. 閣■■1■■ ■■. 78 ⑳3@. 類 の 用2. ■. ,. D 93". ■. 一. ー. F. rI1. 4 勿31砥12の ㊤. o2 功3β. 一. 28 励 ⑩. 為 行 神 精32. .. 係 関 的 象 抽12. ■. 四⑳ 妬 ⑳ 2 0 ㊤ ① の. 51 ⑳ ω. 80 の3価. ﹁I 11 唱■ ■■ 唱. 兜甫3⑮. 象 現 然 自 O. 物 然 自 一 ︺1. ㊤. 0 の 甲. 一⊃. ④. ■. 2 0. 一. 2 の ・4σ 斗. 28 剤 ①. ⑩. 3 D. 8. ⇒2・ ⑩. ⑩. ■. 3 0. 一. 37 ω 向 ,. 6 つ5・2@. σ. 3 の8・. ㊤. 1 η. 25 甫 ㊤. ⑩. 篤 の ⑩68の σ. 2D. 罰濁 σ. ,. 為 行 神 精33. ■ ︺3. 象 現 然 自. II 一 1 一し ■■ 1■ 1■■ ■. IIIIII1. 係 関 的 象 抽13. の2色 63 ⑳q お 甫1② IIIIII. 37 ⑳1⑫. 紹刷 舛 ⑩ 一III. 類. 象 現. の 相3. 然 ・ 目52. ⑩. 1 9. ㊤1わ. 6 り. 5 ⇒. ⑩. ,. 9. ⑩. 一. 目. 一. 一iー トrI1. 一. 7η. ‑ O D. [. 5 η. ㊤. ㊤. 1 η. ■一 ■一 ■■ 一■ ﹁. ④. 続 接14. 類 詞. 1 η. 他. の. そ4. 詞 副 述 陳34. 響. 詞 動 感. 一. 3 ①08亀,06σ. 目目■■1. 66 甫2色. 21 司5β. % の β43β. II1. 計. 70 濁 β21β. ■IIIIIIII目. O. 甲. 語 訓 廟2β 種 混. ■. 6 の ー ¢. 体 主 の 動 活 問 入21. 一. 語 来 外 語. ■. o4 絢2β. 協,. 係 関 的 象 抽11. ﹂ ■. 一110一. 漢 語 和. 類 の 体1. ﹁ IIIIIIIII. 1一 ■ I. 一 一 I.
(17) る 。 先 に 示 した 見 出 し語 の 品 詞 別 構 成 比(表1)に. 比 べ ・ 「用 の 類 」(動 詞). が 減 少 し て 「体 の 類 」(名 詞)が か な り多 く な っ て い る 。 これ は ・ サ 変 動 詞 の 語 幹 を 「体 の 類 」 の み に 分 類 し た こ と に よ る 。 こ れ を語 種 別 に 見 る と,先 成 比(表2)に. 比 べ,和. に示 し たr用. 語 が や や 多 く,漢. 語 集 』 の 見 出 し語 全 体 の 語 種 構 語 が や や 少 な い 。 つ ま り,『 分 類. 語 彙 表 』 に 掲 げ られ て い な い 見 出 し語 に は,漢 は 物 語 っ て い る こ と に な る 。 し か し,漢. 語 が多 い こ と を・ この数 字. 語 が半 数 以 上 を 占 め る こ とに か わ. り は な レ㌔ 漢 語 が 多 数 を 占 め る の はr体 体 の 約3分 も,漢. の2を. の 類 」 で,特. に 《1・3人 問 活 動 》 で は,全. 占 め て い る 。 《1、1抽 象 的 関 係 》《L2人. 間 活 動 の主 体 》で. 語 の 割 合 が 大 き い 。 和 語 が 漢 語 を上 回 る の は,「 用 の 類Jと. 類 」 で あ る が,こ. 「相 の. れ は 「用 の 類 」 に は 漢 語 が 有 り え な い こ と と,「 相 の 類 」. で は 形 容 動 詞 の 語 幹 に相 当 す る も の に し か漢 語 が 有 り え な い こ と に よ る 。 つ ま り,品. 詞 性 に 基 づ く偏 りに原 因 が あ る 。. 「体 の 類 」 の 中 で ,和. 語 が 漢 語 を し の ぐ の は,わ. 然 現 象 》 だ け で あ る 。 こ の 分 野 で は,地. 形 名,身. 語 が 多 い た め で あ る 。 外 来 語 は,《1・4生 り,漢. ず か に 《L5自. 然 物 ・自. 体 部位 な どの基 本語 に和. 産 物 ・用 具 》 で の み 和 語 を 上 回. 語 に 次 ぐ語 数 を 占 め て い る 。. 次 に,r用. 語 集 』 の 意 味 分 野 と語 種 別 の 語 数 を 「基 本 語 六 千 」 と 比 較 し. て み る 。 国 語 研(1984〉 の 表10に. に よ る と 「基 本 語 六 千 」 の 意 味 と語 種 は 次 ぺ 一 ジ. 示 す とお りで あ る 。. 「基 本 語 六 千 」 で は 表 に 示 す よ う に の類 」1,174語(17.1%),「 (2.3%)で. ,「 体 の 類 」 尋,526語(65.8%),「. 相 の類 」1,021語(14.8%),「. 用. そ の 他 」159語. あ る 。 『用 語 集 』 の 語 彙 は,「 基 本 語 六 千 」 と比 べ て も,「 体 の. 類 」 に偏 っ て い る と言 え る 魁. これ は 「3,1品 詞 別 構 成 比 」 で 述 べ た よ う. な,『 用 語 集 』 の 性 格 や 語 彙 選 定 の 方 向 性 に よ る も の と 言 え よ う 。 「用 の 類 」 「相 の 類 」 に 属 す る も の は,『 用 語 集 』 で は,r基 下 に 過 ぎ な い 。 「体 の 類 」 は. 本 語 六 千 」 の半 数 以. 『用 語 集 』 が5,240語(86.1%),「 一111一. 基本 語六.
(18) 表10r用. 語 集 』 とr基 本語 六干 」 との 意 味 区 分別 語 数 の比 較. 用 語 L体. の. 類. 5,240(86,1). 1 1抽 象 的 関係. 聞 活 動. 基本語六千 4,526(65.8). 789(13. 0). 823(13. 5). 1,904(31. 3〉. i1 2人 問 活 動 の主体 1 3人. 集. 9). 1,233〔17. 574(8 1,505(21. 3) 9). 1 4生 産 物 ・用 具. 882(14. 5). 632(9. 2). 1 5自 然 物 ・自然 現 象. 842(13. 8). 582(8. 5). 394(6. 5). 1,174(17. 1). 30(0. 5). 2.用. の. 類. 2. 1抽 象 的 関係. 2. 3精. 神 ・行 為. 2. 5自. 然 現 象. 314(5. 568(8. 2〉506(7. 5) 4) 」. 3.相. の. 50(0. 類. 442〔7. 8〉. 3). 1μ1(14. 8). 5). 586(8. 5) 9〉. 3. 1抽 象 的 関係. 3. 3精. 神 ・行 為. 256(4. 1). 336(4. 3. 5自. 然 現 象. 83(1. 4). 99(1. 4,そ. 28(0. 他. 7(0.1). 159(2.3). 続 詞 類. 1(0.1). 53(0,8). の. 4、1接. 4). 106(1.5). 4,3陳 述 副 詞 ・感 動詞6(0.1). 6,880(100.0). 計6,083(100,0). 目 千 』 カ§4,526語(65,8%)で. 4). 100(・1. シ 語 数,比. 率 と も1こカΣな り の 違 ヤ、カヨあ る 力ニテ. そ れ ぞ れ が 全 体 で 最 も大 き な 割 合 を 占 め て い る こ と に 違 い は な い 。 こ の 「体 の 類 」 に 属 す る も の 乞 並 べ る と,次 用. 語. そ の意 味 区分 ご との比 率 の大 きい順 に. の よ うに な っ て い る 。 集1.3〉1.4>1.5>1.2>1.1. 基 本 語 六 千1.3>1.1>1,4>1.5>1.2 《1.3人 間 活 動 》 が 最 も 多 い の は 同 じ で あ る が,そ い 。 『用 語 集 』 は31,3パ. の比率 の差 は大 き. ー セ ン ト,「 基 本 語 六 千 」 は21.9パ 一112一. ー セ ン トで あ.
(19) る 。 こ の 《1.3》 に は 『用 語 集 』 の 分 野 で 語 数 の 多 い 〈1生 経 済 〉 〈29.心 理 ・感 情 〉〈30.思 考 ・言 語 〉 な ど の 語 彙 が 多 数 含 ま れ て い る 。 『用 語 集 』 で は 次 に,《1,4生 る と,〈1.食. 産 物 ・用 具 》が 多 く な っ て い る 。 こ れ ら は,分. 物 〉〈2.衣 服>〈3、 住 居>〈4.道. 〈7.通 信 ・報 道>な. 具>〈5.施. 野 別 に見. 設 ・機 関 〉〈6.交 通 〉. ど に 収 録 さ れ て い る 語 彙 が 多 数 を 占 め て い る 。 ま た,. 《1.1抽 象 的 関 係 》に 分 類 さ れ る語 彙 が 『用 語 集 』 で は 少 な い が,こ. の分 野. で 「時 問 」 「空 間 」 「量 」 に 関 す る語 彙 以 外 で,『 用 語 集 』 に 収 録 さ れ て い る も の は 極 端 に 少 な い 。 抽 象 的 な 意 味 を 表 す 語 彙 を 『用 語 集 ヨ に 取 塑込 む こ と は 今 後 の 課 題 と言 え る 。 以 上 に 述 べ た よ う に,『 用 語 集 』 に お け る分 野 別 語 彙 の 収 録 の 特 色 は, ・ r分 類 語 彙 表 』 に 基 づ く意 味 区 分 別 分 布 の 調 査 結 果 に も 表 れ て い る 。 語 彙 が 名 詞 に 偏 っ て い る こ と,ま. た 漢 語 が 多 数 を 占 め る こ と な ど・ 『用 語 集 』. の 語 彙 の収 録 に は 特 徴 が 認 め られ る 。 こ れ ら が 語 彙 習 得 を 目 的 と す る教 科 書 に 付 随 す る特 徴 で あ る か,あ い て は,さ. る い は 選 定 の 偏 りに よ る も の で あ る か に っ. ら に検 討 の 余 地 が あ る 。 中 ・上 級 学 習 者 が,専. 門用 語 の学 習 以. 前 に 必 要 とす る語 彙 の 習 得 に 役 立 つ 教 科 書 に し て い く た め に は,こ 問 題 点 を 改 善 し,さ. れ らの. ら に 検 討 ・修 正 を 重 ね て い く必 要 が あ る だ ろ う・ (1997.10). 【 引用文献】 大石 初 太 郎 他(1994)新. 選 国 語 辞 典一 第7版一(小. 国際 協 力 事 業 団(1984‑86)技 国立 国語 研 究 所(1964)分. 学 館). 術 研修 の た め の 日本 語1〜6(目 本 国 際 協カ セ ン タ ー) 類 語 彙 表(資 料 集6・ 秀 英 出版). 国立 国語 研 究 所(1964〉 現 代 雑 誌 九十 種 の 用語 用 字 一 第3分 冊 一(報 告25,秀. 英出. 版) 国 立 国語 研 究 所(1984)日. 本 語 教 育 のた め の基本 語彙 調査(報 告78・ 秀 英 出 版). 国 立 国語 研 究 所(1995)テ. レ ビ放 送 の語 彙 調 査1(報 告112,秀. さね と うけ い し ウ う(1973)近 中野. 洋(1996)「. FD版,文. 英 出版). 代 日中交 渉 史 話(春 秋 社). 分 類 語 彙 表 」 形 式 に よ る語 彙 分 類 表一 増 補 版一 く第1・ 第2分 冊 ・. 部 省 科 学 研 究 費成 呆 報 告 書). 名 古 屋 大 学 日本 語 研 究 グル ー プ(1983‑90)ACourseinModemJap皿eseVoL 一 113一.
(20) 1〜4(名 古 屋 大 学 出版 会) 日米 会 話学 院 日本 語 研 修 所(1987‑89)日 野 村 雅 昭 ・柳 瀬 智 子(1979)児. 本 語 で ビ ジネ ス 会話 初 級 編 ・中 級 編. 童 読 物 の語 彙 講 造(計 量 国語 学,12‑2). 野 元 菊 雄 ほ か 〔1980)日 本 人 の知 識 階 層 に お け る話 し こ とば の実 態(文 部省 科 学 研 究 費成 果 報 告 書) 山 下 喜 代(1993)日. 本 語 教 科 書 の語 彙(日 本 語 学,12‑8). 一114一.
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