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論文審査の結果の要旨

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Academic year: 2022

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(1)論文審査の結果の要旨. 報告番号. 博(医歯薬)甲第 965 号. 学位審査委員. 氏名. 貞富. 主 査. 武田. 弘資. 副. 査. 岩田. 修永. 副. 査. 益谷. 美都子. 大地. 論文審査の結果の要旨 1 研究目的の評価 本研究は、炎症性サイトカイン・インターロイキン 1の(IL-1)産生 に必須の役割を担う細胞内タンパク質複合体 NLRP3 インフラマソームの活 性制御におけるミトコンドリアの役割を解明することを目指している。炎 症性疾患において炎症を適切に制御する方策を見出す上でも重要な研究 であり、その目的はきわめて妥当である。 2 研究手法に関する評価 複数の細胞系(培養細胞株、2種類の初代培養マクロファージ)を用い、 IL-1の産生、インフラマソームの活性化状態、ミトコンドリアの応答と 機能のいずれに対しても、複数の測定系を用いて解析を行っている。また、 細胞内あるいはミトコンドリア内の Ca2+については最新のバイオプローブ を用いた正確な解析がなされており、研究手法も妥当である。 3 解析・考察の評価 上記手法で解析した結果、細胞外 ATP による NLRP3 インフラマソームの 活性化には、正常な機能を保持したミトコンドリアが必要であることを明 らかにした。さらに、その際のミトコンドリアの役割として、ミトコンド リア内に Ca2+を取り込む活性がきわめて重要であることを見出した。以上 の結果に基づく、ミトコンドリアによる細胞内での Ca2+の量や分布の精細 な調節が炎症応答の正確な制御につながるとの考察も妥当である。 以上のように本論文は炎症の制御機構とミトコンドリアの新規機能の 解明に貢献するところが大であり、審査委員は全員一致で博士(薬科学) の学位に値するものと判断した。.

(2)

参照